地場産業の企業から出る廃材の研究








美馬 利雄
2018年3月卒業/2期生
畿央大学の位置する広陵町では、古くから地場産業として靴下製造が行われてきました。靴下のつま先の縫製工程で出る切れ端を「ロッソ屑」と呼び、そのロッソ屑は座布団、鍋敷きなどの手芸材料として利用されています。環境問題に関心のある私は卒業研究で「ロッソ屑の再利用」に取り組みました。速乾性、保温性に優れている特性を活かし、異素材と組み合わせるために、上記であげた作品等には使われていない私が考えた手法「ねじり編み」により、マットとスリッパを制作しました。マットは約83cm×約78cmで675人分の靴下の廃材を利用しました。