蚕・懐古・廻故~繭から糸・糸から布・布からドレス~






髙田 亜理佐
2011年3月卒業/5期生
蚕は、ゴマ粒ほどの小さな卵から孵化する。そんな小さな、小さな生き物が40日かけて大きくなり白くてきれいな繭になる。そのきれいな繭から、細くて頑丈な糸や柔らかくてしなやかな糸ができる。そしてできた糸を染め、織りを経て柔らかな布ができる。様々な工程を経て、小さな命は華やかなドレスに変化した。また、上にまとうストールは熱可塑性の特性に興味を持ち、紡ぎ糸の残りを飾り付け、間に真綿を挟んで作成した。