学位

博士（保健学）

研究テーマ

1. パーキンソン病の理学療法の効果検証(システマティックレビュー、メタアナリシス、ランダム化比較対照試験)
2. パーキンソン病の運動障害に関する調査研究（すくみ足、歩行不安定性、ベッド上動作、立ち上がり動作、立位姿勢の異常とそれらの機序に関する研究）
3. 小脳疾患の運動障害に関する調査研究（歩行不安定性、立位の安定性限界、姿勢のフィードバック制御に関する研究）
4. 脳卒中の運動障害に関する調査研究(立位の安定性限界、予測的姿勢制御に関する研究)
5. 神経生理学(姿勢制御と前庭脊髄路興奮性の関連の検証)
6. 遠隔（オンライン）リハビリテーションに関する研究（ニーズ調査、非劣性試験）

主な担当科目

学部：理学療法技術実習A(理学療法学科)、臨床理学療法学(理学療法学科)、卒業研究(理学療法学科)、基礎・専門実習科目補助（評価学実習、神経系理学療法学実習）(理学療法学科)、ベーシックセミナー(健康科学部）、リハビリテーション入門(人間環境デザイン学科)、チーム医療発展セミナー(看護医療学科）、
大学院：臨床社会調査研究法特論、健康科学特論Ⅰ、先端バイオサイエンス技術特論、神経リハビリテーション学特論・演習、健康リハビリテーション科学特講・特講演習、特別研究

メッセージ

理学療法士はヒトについて理解を深めることができる仕事です。通常私たちはあまり考えることなく身体を動かし、あまり不自由を感じることなく生活していますが、ひとたび病気や怪我をすると思うように身体を動かすことができなくなることがあります。理学療法士はそのような方が身体の機能を回復したり、代償的な方法を使ったりして、「なんとか生活できるように」支援する仕事です。ヒトが好きな方、誰かのためになることをしたい方、ヒトについて理解を深めたい方はとても理学療法士に向いていると思います。畿央大学理学療法学科で是非一緒に学びましょう。
私は、運動、特に普段何気なく行っている「立つ」・「歩く」をどのように制御しているかに関心があり学部・大学院のゼミ生、全国の共同研究者と研究活動に取り組んでいます。健常者を対象に人が立位、歩行を制御するメカニズムに関する研究や神経疾患（パーキンソン病、小脳疾患、脳卒中）を持った方を対象に運動障害のメカニズムを理解し、改善するための研究を行っています。ヒトにはまだまだわからないことがたくさんありますが、研究活動を通して「わからない⇒わかる」に変え、困っている方の役に立てるよう取り組むことは大変やりがいがあります。研究では、素朴な疑問を持ち、問題意識を明確化し、新たな方法にも挑戦し、ともに楽しみ、喜びながら進めていくことがモットーです。

所属学会

日本理学療法士協会、奈良県理学療法士会、International Parkinson and Movement Disorder Society、Movement Disorder Society Japan

業績（研究・社会貢献）

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