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看護医療学科の新着情報一覧

看護医療学科の新着情報一覧

2025.11.21

四天王寺大学でOrange Project®の交流会を行いました!! ~ 認知症ケアサークルOrange Project®畿央大学

Orange Project®とは、熊本県(熊本大学・熊本保健大学・熊本県立大学・崇城大学)と奈良県(畿央大学・天理大学)、大阪府(四天王寺大学)、愛知県(同朋大学)を中心に活動している認知症啓発のための学生ボランティア団体です。   “認知症になっても安心してくらせるまちづくりに貢献する”をコンセプトに、2016年に熊本で発足し、畿央大学では2019年9月から「認知症にやさしい広陵町、認知症に強い畿央大学」となることを目標に、サークルとして活動を開始しています。   2025年11月3日(月) 大阪府羽曳野市にある四天王寺大学で開催された認知症カフェ「Orange Café ~認知症を知ろう!~」に参加させていただきました。     四天王寺大学では、私たちと同様に認知症ケアサークルOrange Projectが発足しており、関西圏で畿央大学に次いで発足したOrange Projectとして、日々の活動を共有し、過去にはオンライン上で顔合わせをしていました。   今回、その四天王寺大学Orange Projectが大学祭の中で開催した認知症カフェにご招待いただき、私たちの活動を紹介する機会をいただきました。   ▼ 認知症カフェのプログラム   午前中は認知症に関する講座を参加者の方と一緒に受講しました。以前畿央大学で教鞭をとっておられた四天王寺大学 看護学部長の山崎 尚美教授の講座、羽曳野市認知症ケアチーム(羽曳野市地域包括支援センター・認知症地域支援推進員・チームオレンジ)による活動や取り組みの紹介がありました。     講座では、認知症がどのような症状を呈するのかなどの認知症に関する基本的な知識と、認知症の方が安心できる対応方法について学ぶことができました。また、2024年に施行された認知症基本法(正式名称:共生社会の実現を推進するための認知症基本法)に関する説明と、羽曳野市の現状や認知症施策、認知症ケアチームの活動について知ることができました。   講座の中で、「共生」という言葉が度々出てきました。認知症ケアを追求するにあたって、認知症当事者が安心して暮らせる街をつくるためには、当事者の人を含む地域の人たちが認知症に関する正しい知識と理解を持ち、共生できる社会にしていくことが必要であると改めて考えさせられました。     Orange Projectの活動紹介では、関西圏の3大学(畿央大学・四天王寺大学・天理大学)がそれぞれ発表を行いました。   四天王寺大学では、大学の敷地内に併設されている特別養護老人ホーム「悲田院」との連携した活動が特徴的で、発足して間もないにもかかわらず、活発に活動されている様子が伺えました。   天理大学では、天理教の教えを認知症ケアに活かし、伝統的なモノを活用する等、様々なアイデアを用いて活動をされていました。   どちらの大学も私たちとは周辺の街の雰囲気や取り組み、大学の特色も全く異なり、私たちにないアイデアをもって活動されていることが分かりました。お互いの活動内容を参考にするとともに、今後活動の幅を広げるにあたって協力できる道を模索する良い機会になりました。     午後は「当事者ミーティング」の時間が設けられていました。当事者ミーティングとは認知症の方が集い、当事者同士が主となって、自らの体験や希望、必要としていることを語り合い、自分たちのこれからの暮らしや、暮らしやすい地域の在り方を一緒に話し合う場です。   今回の当事者ミーティングでは専門職の方がファシリテーターとして参加していました。私たち学生は、今後自分たちがファシリテーターとして当事者の方々と接することができるよう、バイスタンダーとしてミーティングに参加し、学ばせていただきました。   当事者のペースに合わせた会話の運び方や円滑なコミュニケーションのための話の振り方、思いを引き出すための質問の方法など、専門職の方々の技術から、多くのことを学ぶことができました。     今回、四天王寺大学の大学祭に行き、交流を深めることができたことは、今後の畿央大学Orange Projectの活動の幅を広げ、より多様な方法で認知症ケアを深めていく上での重要な学びにつながったと考えています。   Orange Projectの輪はどんどん広がっており、関西圏で交流ができる大学が増えたことは、大きな意義があります。今後も大学間で交流・情報共有し、より良い認知症ケアを追求していきます。   これからもOrange Project®をよろしくお願いします。   看護医療学科4回生 大久保 翼 サークル顧問 看護医療学科 講師 島岡 昌代 連絡先:m.shimaoka@kio.ac.jp 関連記事 エリシオン真美ケ丘・エリシオン真美ケ丘アネックス「ひまわりカフェ」4月活動報告!~認知症ケアサークルOrange Project®畿央大学 畿央祭で認知症カフェを開催しました!~認知症ケアサークルOrange Project®畿央大学 エリシオン真美ケ丘・エリシオン真美ケ丘アネックス「ひまわりカフェ」9月活動報告!~認知症ケアサークルOrange Project®畿央大学 エリシオン真美ヶ丘・エリシオン真美ヶ丘アネックス「ひまわりカフェ」7月活動報告!~認知症ケアサークルOrange Project®畿央大学 真美ケ丘子ども会の児童に、認知症の啓発活動!~認知症ケアサークルOrange Project®畿央大学

2025.11.18

長島愛生園を訪問し、正しい知識を持ち、語り継ぐことの重要性を学ぶ ~ 看護医療学科「健康学特論」

2025年11月8日(月)に2年次配当科目である「健康学持論」の授業の一環として、履修者40名が岡山県瀬戸内市にある国立療養所 長島愛生園を訪問しました。   今回のブログでは実際に訪問した学生のレポートを一部ご紹介します。     国立療養所長島愛生園は、岡山県瀬戸内市邑久町虫明に位置する国立ハンセン病療養所です。瀬戸内海に浮かぶ長島には1988年まで本州との橋がかかっておらず、まるでハンセン病療養所を完全に社会から断絶するようでもありました。架橋された邑久長島大橋は人々から「人間回復の橋」と呼ばれています。 長島愛生園を訪問した学生の感想( 抜粋 ) ● 学内の講義や自己学習では想像することが難しかったハンセン病患者の過去および現在の生活を、実際に国立療養所長島愛生園に足を踏み入れ、そこでの歴史館や園内の見学、学芸員や当事者による継承講話を通して、ハンセン病およびハンセン病患者の現在とその背景に対する理解が深まった。 糸谷 美優   ● 今回の見学を通して、病気よりも差別が人を傷つけるということを強く実感した。看護を学ぶ者として、ただ病気を看るのではなく、その人の人生や背景に寄り添う姿勢が必要であると感じた。 池田 葵音   ● ハンセン病が流行し差別を受けるようになったのはもう100年以上も前のことなのにも関わらず、私たちは無関心から来る知識不足により、無意識のうちに過去の過ちを繰り返した。このことから、ハンセン病問題での学びを、決して他人ごとにせず、苦しんだ方々の痛みを家族や友人に伝え、風化させず、今後また同じ過ちを犯して苦しむ人を生み出さないことが重要だと考える。 梅原 麻綺     ● 今回の長島愛生園での学外学習では、長島愛生園内にある、歴史館、収容所(回春寮)、収容桟橋、監房、納骨堂を見学した。その中でも私は歴史館が印象に残っている。歴史館は旧事務所本館の内部を改装しており、国の登録有形文化財となっている。そしてハンセン病の歴史の流れを当時の新聞や写真、物品を展示していたり、入所者の方たちの短歌や詩が展示されていた。短歌や詩から、家族との別離があったことや生きがいを求め、前を向いて文化活動を行っていたことを知った。社会からの隔絶や世間からの差別、収容所での過重労働など、さまざまな困難があったと知った。その中でも、芸術や音楽に光を求め、行動するということには、強い意志と力が必要であったと考えた。 安部 友香   ● 社会では差別に苦しみ、引きこもるように暮らしていたが、愛生園では仲間と支え合いながら穏やかに生きることができたという。この話を聞いて、人それぞれの感じ方や価値観の違いを理解することの大切さを知った。自分にとって耐えられない環境でも、他の人にとっては安心できる場所であることもある。看護においても、患者の価値観を押し付けず、傾聴し、尊重する姿勢が必要であると学んだ。 石田 知花   ● これらの学びを通して私は差別や偏見をうまないためには病気や社会問題に対して関心をもち、正しい情報を知ることが大切であると考えた。しかし、現代社会は様々なSNSが存在し、フェイクニュースなど誤解をうむ情報が多く存在する。だからこそ、その情報の中から正しい情報を見極め、自ら考えて判断していく力を身につける必要があると学んだ。 今井 あす香     ● 差別・偏見をなくすために、ヒトとしても看護職としても、さまざまな疾患や事柄に対して偏った情報だけで判断することなく、誤った理解は少しずつ正していき、もっと関心をもって知ろうとすることで正しい情報から正しい理解につなげていくことが、この先心に深い傷を負って悲しむ人を少しでも減らすために必要なことであると学ぶことができた。 岡本 紗良   ● 私は将来、医療職として3つのことを実践したいと考えた。1つ目は、患者の尊厳を守るために、単に治療やケアを提供するだけではなく、患者一人ひとりの「人間としての価値」を認め、治療方針を決める際に患者本人の希望を丁寧に聞き取って、可能な限りその思いを治療方針に反映させるなど、患者を尊重する姿勢を持つことである。2つ目は、どんな病気や障害を持っていても、患者には「自分らしく生きる力」があるということを信じ、自分らしく生きることができるように支えることである。3つ目は、医療職者として「知ろうとする姿勢」を持ち続けることである。病気のことだけではなく、患者の背景や歴史、社会的な課題についても学び続けることで、偏見のない、尊厳を守る医療を実践することや、より深いケアを提供することに繋がると考えた。 海原 寧音   ● 長島に着いた時、海がとても静かで美しかった。その景色の中に、長い間苦しみながらも懸命に生き抜いた人たちの強さを感じた。そのきれいな海は当時の彼らにとっては、社会との隔離の壁であった。彼らの想いを忘れず、語り継ぐことこそが、今を生きる私たちにできることだと考える。 近藤 おとね   ● 現代においても、コロナ渦で感染した患者やその家族、医療従事者への偏見・差別が起きており、それらはまさにハンセン病の歴史と同じことで、私たちは過去の歴史から何も学べていないと痛感した。二度と同じ過ちを繰り返さないためにも、正しい知識や理解を得て関心を持ち続けることで、知識や理解を広め、偏見や差別を未然に防ぐことが今の私たちにできることであると感じた。 杉本 唯     ● 社会復帰が叶わない方が多くいるのは、後遺症を伴う高齢化、社会生活の大きな変化、家族との断絶、今もなお残る偏見と差別が原因となっているからであるということを学んだ。その中でも私は、今もなお残る偏見と差別が、入所者の社会復帰を最も妨げている原因であると考える。 瀧本 莉乃   ● 長島愛生園で生きた人々の姿から、「語り継ぐこと」の大切さも学んだ。過去の出来事を風化させず、そこに生きた一人ひとりの想いを次の世代へとつないでいくことが、私たちにできる最も大切なことではないかと思う。苦しみの歴史を知り、学び、伝えることが、再び同じ過ちを繰り返さないための第一歩であると考えた。 村尾 シンティア菜那果   ● 私はこの橋が単に島と本土を結ぶものではなく、差別や偏見で分かれてしまった人と人との心をつなぐ橋だと思った。この橋のおかげで今回この場所を訪れ、たくさんのことを学ぶことができたのだと考えると、これまでの歴史の重大さを感じた。 森下 あんず   ● 2020年頃、COVID-19の流行により感染者や医療従事者に対する差別や攻撃が行われた。学芸員によると、この報道を見た入所者が「日本はあの頃と何も変わっていない」と語ったという。私はそのお話で、このようなハンセン病元患者の事例は、現在であってもなお起こりうるものなのだと実感し、ハンセン病をはじめ、疾病や障害者に対して、世間には偏った情報が多いことを自覚し、関心を持って正しい理解をすること、人権感覚を持って情報を見ることの重要性を学ぶことができた。そして、将来の医療従事者として、1人の人間としてこの学びを忘れず、常に心に留めて行動していきたいと考えた。 吉村 弘貴     最後に、長島愛生園のみなさまには貴重なお時間をいただきありがとうございました。改めてお礼申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。   看護医療学科 准教授 前田 則子 助教 大平 俊介 関連記事 ハンセン病療養所を訪問し「医療と人権」を学ぶ~看護医療学科「健康学特論」 ハンセン病療養所を訪問、当事者家族の声を聴き「医療と人権」を学ぶ~看護医療学科「健康学特論」 ハンセン病療養所で、当事者家族の声から「医療と人権」を学ぶ~看護医療学科「健康学特論」 ハンセン病当事者家族から「疾病と差別」を学ぶ~看護医療学科「健康学特論」 国立療養所長島愛生園でハンセン病回復者の現状を体感する~看護医療学科「健康学特論」

2025.11.17

国保中央病院「第13回健康フェスティバル 畿央大学コラボコーナー」活動報告 ~ 看護医療学科

国保中央病院より参加協力依頼があった「第13回健康フェスティバル」に地域連携事業として本学は初めて参加しました。その様子をご紹介します。   2025年11月8日(土)国保中央病院外来に設置された「畿央大学コラボコーナー」において、1年生4名、2年生5名の合計9名の学生と教員3名が参加しました。     今回の企画では、フレイル予防をテーマとして、骨密度測定・足趾把持力と握力・体組成計の計測を行いました。足趾把持力と握力は、結果用紙をもとに年代や性別での結果説明までを学生が行い、結果全般について保健指導の希望があった方には保健師資格保有教員が担当しました。     当日は10時開場予定でしたが、9時過ぎから多くの地域住民の方が病院玄関に行列となって開場を待たれていたため10時前にオープンとなりました。   最初は練習以外で初めて実際に住民の方の測定を行うということで緊張した表情の学生たちでしたが、地域住民の方々とお話をしながら誘導や測定を行うことを通していきいきとした笑顔が多く見られました。     畿央大学のコラボコーナーは、受付を待つ方の列が途切れることがほとんどありませんでしたが、学生同士で声を掛け合いながら自主的に助け合う姿がとても印象的でした。初めての国保中央病院とのコラボ企画でしたが、足趾把持力・握力86名、インボディ・体組成測定97名、骨密度106名と、多くの方々が測定を体験され、5名の保健指導希望があり、大盛況で終わることができました。     国保中央病院 丸橋敦子看護部長から、以下のメッセージを頂戴しました。 国保中央病院 丸橋 敦子看護部長より 国保中央病院第13回健康フェスティバルに参加していただきありがとうございました。当日は、好天にも恵まれ多くの地域住民の方々が足を運んでくださいました。畿央大学の学生の方には、病院職員と共に「骨密度」「足趾把持力・握力」「体成分分析」の測定コーナーを担当してもらいました。   今回の経験はいかがでしたか?学生の皆さんには多くのことを吸収できる柔軟性があります。皆さんの周りには多くの学びの機会があります。その時には気づかないことでも、あとで思い返すと「あの時の経験が自分の中で活かされているな」と思える瞬間が必ずあると思います。それを感じ取れる感性を身につけてもらえたらと願っています。今回参加してもらった経験もそのひとつになれば幸いです。 参加学生からの感想 地域住民の方の握力や足趾把持力を測定して、様々な年代の方とコミュニケーションをとれたのが楽しかったし、想像以上に沢山の人に来ていただけたのが嬉しかったです。普段あまり関わることのない年代の人が多かったので、最初はどのように接すると良いのか分からず難しかったですが、測定だけでなく受付なども行う中で意識しなくても笑顔で接することが出来るようになって、初対面の人と関わることの楽しさに気づくことが出来ました。また、今回は測定結果を元に参加者さんに何かを伝えることはあまり出来なかったので、今後さらに学びを深めて対象者さんに測定結果を元に今後の生活に繋げられるような助言を行えるようになりたいと思いました。本日はありがとうございました。 藤田 初めてのボランティアでたくさんの地域の方と関わり、コミュニケーションをとることができました。自分の骨密度に不安を感じている人に対して、どのような言葉をかけることができるかを考えながら活動し、私の言葉で安心してもらえた時はとても嬉しかったです。そして、安心できる声かけの大切さを学ぶことができました。初めてで不安なボランティア活動でしたが、参加できて貴重な体験ができました。地域住民の方々や病院の医療スタッフの方々が温かい人ばかりであったため、楽しく交流することができました。地域住民の方々に測定の手順や状態をわかりやすく伝えるために、言葉の表現や表情、話し方などの工夫が必要であると感じました。 大門 地域住民の方々の骨密度を測定しているなかで、はじめて測定するから不安だと話してくださる方や、勉強がんばってねと声をかけてくださる方がいました。初めてのボランティアで不安もありましたが、普段関わることの少ない、地域で過ごす方々とコミュニケーションをとることができ、地域の方々の温かさを感じました。また、実際に病院で働く方々がどのような声かけを行なっているか、関わり方など学ぶことができました。 島本 測定を体験された地域住民の方々からの感想 「自身の健康・体に気を付けるきっかけとなり、知ることができて良かったです。」 「自分の体について数値でわかり、生活を見直すきっかけになった。」 「足趾把持力、初めてでした。平均より上とのこと、持続したいです。」 「次回も受けたいと思いました。」       看護部長様からは、来年もぜひ協力してほしいとの要望を頂きましたので、今後もこのような地域でのイベントに協力していきたいと思います。   看護医療学科 助手 北村 有希 講師 中西 恵理 教授 松本 泉美

2025.11.14

後期の試験対策がスタートしています

皆さん、こんにちは。 後期が始まり、いよいよ来年の教員採用試験や公務員試験に向けた準備が本格化してきました。 教採・公務員対策室では現在、2回生・3回生を対象とした試験対策講座を開講しています。 2回生は、来年度の3回生受験を見据えて基礎づくりを行っています。早期から試験に向けた意識を高め、着実な準備を進めています。 一方、3回生は教育実習を終えた学生も多く、進路を明確にしながら夢の実現に向けて真剣に取り組む姿が見られます。 今後は、筆記試験対策に加えて、毎月模擬試験を実施しながら実力の確認と課題の把握を行っていきます。     また現在、2・3回生の皆さんへ教採・公務員対策室の進路面談を実施して、希望自治体、校種にあわせた学習の進め方などを伝えています。面談では、ちょっとした不安や迷いも相談することで、気持ちが整理できる場にもなります。   試験本番はまだ先のようでいて、準備はすでに始まっています。 教採・公務員対策室では、皆さんの目標達成に向けて、一人ひとりの努力が実を結ぶよう、合格までの道のりを全力でサポートしていきます。自分を信じて、一歩ずつ進んでいきましょう!

2025.11.05

2025年度 ウエルカムキャンパス「スマイル交流サロン」開催報告 ― 医療的ケア児や発達障がい児、その家族が笑顔でつながる2日間 ―

看護実践研究センター地域包括ケア部門の母子分野で展開している「安心感の輪子育てプロジェクト」の一環として、子育て応援ボランティアサークルSmileでボランティア学生を育成しています。学生ボランティアと、地域の医療的ケア児や発達障がい児、その家族が安心して過ごせる居場所づくりを目的に、畿央祭のウエルカムキャンパスにて交流イベント「スマイル交流サロン」を開催しました。 本企画は、教員・学生・地域の福祉施設スタッフが協力し、障がいのある子どもたちとその家族、学生ボランティアが繋がる貴重な機会となりました。   今年度は、重症児デイサービス、放課後等デイサービス、養護施設などから子どもたちが参加し、25日は子ども8名、保護者・施設スタッフ6名、学生ボランティア10名、教員3名 、26日は、子ども14名、施設スタッフ6名、学生ボランティア9名、教員3名、延59名が参加しました。   ▼ アリーナでの子供企画に参加している様子 (2025.10.26)   オリエンテーションでは、学生司会による自己紹介と交流の説明が行われ、アリーナではボーリング、トランポリン、輪投げ、マラカスづくりなど、年齢や特性に合わせた遊びを学生がサポートしました。おやつタイムでは、お菓子やジュースを囲みながら、子どもたちと学生が笑顔で語り合う姿が見られました。   ▼ ハロウィンに飾り付けしたゼミ室での交流会の様子 (2025.10.25) 参加者の声をご紹介します。 保護者・施設スタッフより 「学生さんたちが優しくて可愛くて、一緒に過ごせて幸せでした。重度の子たちを知ることが、学生さんの世界の広がりにつながれば嬉しいです。」 「幼児さんがとても喜んで遊んでくれました。帰りは寝てしまうくらい遊び疲れてました。来年もぜひ参加したいです!」 といった温かい感想が寄せられました。   ▼ 10月25日に参加してくださった方との記念撮影 学生より 「子どもたちの笑顔がたくさん見られて、私自身も幸せな時間を過ごすことができました。」 「ボランティアで以前関わった子どもと再会でき、成長を感じられて嬉しかった。」 といった声が多く聞かれ、子どもたちとの関わりを通して、畿央祭のテーマ「緒~いとぐち~」つながりを感じていました。   ▼ 10月26日に参加してくださった方との記念撮影   今後も学生や教員、施設スタッフが連携しながら、安全に配慮しつつ、安心して楽しめる居場所づくりを継続していきます。スマイル交流サロンは、地域と大学、そして子どもたちと学生が「笑顔」でつながるインクルーシブな実践の場として、これからも展開していきます。   ▼ アリーナでの子供企画に参加している様子   *本活動は、科研費基盤研究C(24K14212)の助成を受けて実施しました。   看護実践研究センター 地域包括ケア部門 准教授 田中 陽子 前田 則子 助教 大平 俊介 関連記事 畿央祭にてウェルカムキャンパス ”がんカフェ「きらめき」” を開催!~ 看護実践研究センター アルツハイマー月間の学内啓発活動を実施しました。~ 看護実践研究センター 認知症ケア部門 「ママは立ち入り禁止?パパのためのベビークラス」を開催 ~ 看護実践研究センター母子包括ケア部門 「認知症の人の家族支援を考える」山川みやえ先生の講演会を開催しました。~畿央大学看護実践研究センター認知症ケア部門 2025年度 看護医療学科卒業研究発表会を開催!~ 看護医療学科

2025.11.05

畿央祭・おしごと体験2025レポート【2日目】看護師・栄養教諭・建築士・教師編

2025年10月25日(土)・26日(日)の2日間、畿央祭にて小学生を対象にした「おしごと体験-発見!未来のワタシ-」を開催しました!この企画は、昨年度より発足した「こども夢サポートプロジェクト」の一環として実施したものです。   「大学をもっと身近に、そして、子どもたちの未来に寄り添いたい」という想いのもと、大学生や教員が協力して企画・運営を行いました。このおしごと体験企画は、地域の小学生が専門職を育成する本学の施設やプログラムに触れ、職業体験を通して学びや将来の職業への理解を深めることを目的としています。   大学という環境の中で、子どもたちが「未来のワタシ」を発見するきっかけになれば――そんな願いを込めて実施しました。 2日目の26日(日)は、「看護師」「建築士」「栄養教諭」「教師」の4つの職業を体験!それぞれのブースで、子どもたちは工夫しながら真剣に取り組み、たくさんの笑顔があふれました。その様子をレポートします!   【看護師】やってみよう!看護師のお仕事体験~生まれてすぐの赤ちゃんの抱っこや衣類の交換をしてみましょう~ 看護師体験では、畿央祭で実施していたマタニティクラスと同時開催し、看護医療学科の岡先生を中心に、赤ちゃんのお世話にチャレンジしました。サポートとして、本学の看護医療学科の学生も参加をしています。   赤ちゃんの抱っこやおむつ交換、沐浴など、初めての体験に子どもたちは最初こそ少し緊張をしていましたが、赤ちゃんをそっと抱き上げた瞬間に自然と笑顔がこぼれました。看護学生が一つひとつ丁寧に説明しながら進行し、子どもたちは「優しく扱うことの大切さ」や「命のぬくもり」を感じながら活動できたようです。     体験後には「楽しかった!」「また参加したい」という声も多く聞かれ、看護師という仕事の尊さや、人を支える温かさに触れる時間となりました。 【建築士】段ボールでつくる法隆寺五重塔 建築士体験では、人間環境デザイン学科の林田先生と学生スタッフが設計・作成したオリジナルキットを使い、子どもたちが工作用段ボールで法隆寺五重塔の模型づくりに挑戦しました。     複雑なパーツを前に、最初は少し難しそうな表情を見せていた子どもたちでしたが、林田先生の丁寧な説明と学生たちのサポートで、次第に手際よく作業を進めていきました。保護者や兄弟と協力しながら取り組む姿も多く見られ、完成したときには教室全体に達成感が広がり、自然と拍手が起こりました。     参加者からは「作るのが楽しかった!」「より興味がわいた!」といった感想が寄せられ、ものづくりの面白さを体感する機会となりました。 【栄養教諭】体験!学校の“給食”を守るお仕事~栄養教諭ってどんな人?~ 「食べること」から健康を支える栄養教諭体験では、栄養バランスを考え、給食の献立づくりに挑戦しました。健康栄養学科の玉井先生とゼミ生を中心に、子どもたちは「普段食べている給食がどのように作られているのか」を学び、栄養に関するクイズや、給食を作る調理室の見学などを通して理解を深めました。     実際に調理着を着て実習室に入ると、初めて見る大きな調理器具に子どもたちは興味津々!特に、巨大な調理窯の迫力には驚きの声が上がりました。     体験後には「楽しくて時間が足りなかった!」という声が聞かれ、保護者の方からも「給食を残さず食べてほしいと思っていたので、栄養の大切さを知る良いきっかけになった」といった感想が寄せられました。子どもたちは、栄養教諭の仕事が“食を通して子どもの健康を守る”大切な役割であることを実感していました。     【教師】せんせい体験!はじめての学級通信づくり 教師体験では、子どもたちが自分のクラスを想像しながら、学級通信づくりにチャレンジしました。現代教育学科の増永先生による解説と、学生によるマンツーマンのサポートのもと、子どもたちはオリジナルの学級通信を完成させました。     学級通信が作られる理由や、クラスのみんなにどんなことを伝えたいかを考えながら、想像を膨らませて一生懸命作成。完成した通信には、参加者それぞれの思いが込められた温かな一枚ができあがりました。   体験を終えた子どもたちからは、「普段自分たちが見ている先生の仕事を実際にやってみて、先生の苦労や楽しさを知ることができた。」という声もあり、身近な先生のお仕事に触れられる貴重な機会となりました。     体験終了後には、頑張った子どもたちへ修了証とオリジナルグッズをプレゼントしました。     2日間にわたり開催された「発見!未来のワタシ-おしごと体験」には、多くの子どもたちと保護者の方々にご参加いただきました。理学療法士・看護師・建築士・ファッションデザイナー・栄養教諭・教師という6つの職業体験を通して、子どもたちは新しい発見や学びを得ることができたようです。   また、運営に携わった学生からは 「自分たちが目指す職業は、憧れられる仕事だと再認識できた」 「子どもたちへの関わり方など、深く学ぶことができた」 といった声も多く聞かれ、子どもたちだけでなく学生自身にとっても学びの大きい場となりました。   ご参加くださった皆さま、そしてご協力いただいた地域の皆さまに心より感謝申し上げます。プロジェクトでは、これからも地域の子どもたちが楽しく学び、夢に出会えるような企画を続けていきます。次回の企画も、どうぞご期待ください! 関連記事 畿央祭・おしごと体験2025レポート【1日目】理学療法士・ファッションデザイナー編 人間環境デザイン学科 村田ゼミ同窓会を開催しました TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.102 ~ 大盛況御礼!畿央祭ウェルカムキャンパスにてTASK健康チェックコーナーを出展しました! 畿央祭にてウェルカムキャンパス ”がんカフェ「きらめき」” を開催!~ 看護実践研究センター    

2025.10.29

畿央祭にてウェルカムキャンパス ”がんカフェ「きらめき」” を開催!~ 看護実践研究センター

2025年10月25日(土)畿央祭のウェルカムキャンパス企画で看護医療学科・看護実践研究センター共同企画としてのがんカフェ「きらめき」を開催しました。   今年は、13時の開場前から、会場である看護実習室前に行列ができるほどで、終了までにアロマハンドマッサージを受けた方が56名とこれまでにない大盛況となりました。   まず、看護医療学科2回生の支援学生8名が、会場内の飾りつけや、掲示物の貼り付け等を行い、参加者を迎える準備をし、その後各自がチラシを手に来場の呼びかけを行いました。       今年も学生によるアロマハンドマッサージが大好評で、来場者の方も笑顔で「気持ちいい」「いい香り」とリラックスされていました。学生は、最初は緊張した表情でしたが、いざハンドマッサージを始めると、にこやかに受ける方とお話しながら笑顔で対応できていました。     参加者アンケートでは、 「リラックスして身体がポカポカしました。」 「初めてマッサージを受けましたが、とても気持ち良かったです。」 「学生さんのお話が上手で楽しい時間でした。」 との感想が寄せられました。実際に担当した学生からは以下の感想が寄せられました。   参加学生からの感想 アロマハンドマッサージに参加して、初対面の方とお話しすることにとても緊張しましたが、来られた方が「気持ちよかったよ」「色々お話聞けて楽しかったです」と言ってくださって、参加して良かったと思いました。(垣田)   「チラシを見て来ました」と声をかけてくださる方も多く、直接手渡しすることでこの企画を知ってもらう大切さを実感しました。アロマハンドマッサージでは、直接手と手を触れ合うことで、人の心の温かさまで感じることができました。中には、実施中にうとうとされる方や、「気持ちいい」と笑顔で話してくださる方もおり、会話を楽しみながら心が通う時間になりました。(米川)   始まる前は初めて会う方とどのようにコミュニケーションを取れば良いのかわからず緊張しましたが、始まってからは自然と会話することができて自分自身も凄く楽しむことができました。「ここが気持ちいい」「家でもアロマオイルを使ってマッサージしてみようかな」という声を頂くことができてやりがいを感じ、少しでもリラックス出来る時間を作れたなら嬉しいなと思いました。初対面の人でも人の手を使うことで人の温かさを感じることができるということを実感することができて自分にとっても良い時間となりました。(藤田)   がんカフェ参加の呼びかけをしたとき、知らない人に声をかけるのはすごく緊張しました。でも、アロマハンドマッサージをしているとチラシを見てきましたと言ってくださった方が多く、とても嬉しかったです。また、沢山の方が来場されとても忙しかったですが、スタッフの学生みんなでお湯やタオルの準備など協力し合ってアロマハンドマッサージを行い、すごく楽しかったし達成感がありました。(海原)   最初はアロマハンドマッサージが上手くできるか、コミュニケーションが取れるかなど不安でしたが、だんだんとコミュニケーションも取れるようになり、笑いが絶えず、話も盛り上がるようになりました。アロマハンドマッサージは「気持ちいい」や「眠たくなりそう」などの言葉もいただけて、私もやりがいを感じて嬉しくなりました。(染川)   乳がん啓発運動も実施しました 乳がん用モデルを用いた自己検診や教員が開発した乳がん術後入浴着にも今年は力をいれて、説明を行いました。チラシを観て来場された方の中には、「乳がんモデルを触れることができると聞いて来た」とおっしゃる方も多数いらっしゃいました。また乳がん術後入浴着については、実際に手に取って触る方が多く、傷を観られたくない女性のために認知度がもっと上がるといいとの声やどこで購入できるのかという質問も沢山ありました。     今回のミニ講演では、がんカフェきらめきを開催するようになった経緯やこれまでの企画の紹介とがんの予防と診断されてからの相談窓口・治療費と在宅医療になってからの備えについて、説明しました。アンケートに「来年も参加するので、最新の抗がん剤の情報を教えてほしい」との要望がありましたので、さっそく次年度取り組んでいきたいと思います。   ご来場された皆様・アンケートにご回答頂きました皆様 ありがとうございました。     がんカフェ企画担当 看護医療学科 教授 松本泉美 関連記事 アルツハイマー月間の学内啓発活動を実施しました。~ 看護実践研究センター 認知症ケア部門 「ママは立ち入り禁止?パパのためのベビークラス」を開催 ~ 看護実践研究センター母子包括ケア部門 「認知症の人の家族支援を考える」山川みやえ先生の講演会を開催しました。~畿央大学看護実践研究センター認知症ケア部門 2025年度 看護医療学科卒業研究発表会を開催!~ 看護医療学科 令和7年度「チーム医療ふれあい実習」実践発表会を開催しました ~ 看護医療学科

2025.10.23

アルツハイマー月間の学内啓発活動を実施しました。~ 看護実践研究センター 認知症ケア部門

畿央大学 看護実践研究センター 認知症ケア部門では、昨年に引き続き8月に地域の方々へアルツハイマー月間の啓発活動を行いました。今年度は、地域活動に加え、大学内での啓発活動を企画し実施しました。   ▼▼ 昨年度啓発活動の様子はこちら ▼▼ 「アルツハイマーデー」啓発活動報告~看護実践研究センター 認知症ケア部門       後期の授業が始まる初日9月26日(金)昼休み大学内で活動を行いました。11名のボランティア学生により「9月アルツハイマー月間」「新しい認知症観」についてのカードを200枚配布し、現時点での周知について尋ねました。     アルツハイマーデーとは 世界アルツハイマーデーは、1994年に国際アルツハイマー病協会(ADI)と世界保健機構(WHO)によって制定されました。この日は、アルツハイマー病やその他の認知症に対する認識を高め、患者やその家族に対する支援と希望を提供することを目的としました。   9月は「アルツハイマー月間」として、認知症に対する理解を深め、支援の輪を広げることをめざされています。我が国においても、本年1月1日に「認知症基本法」が施行され、9月は「認知症月間」、9月21日が「認知症の日」と定められました。       畿央大学生の認知症に関するアンケート結果   「アルツハイマー月間を知っていますか」 知っている:47名(28.3%) 知らない:119名(71.6%)   「新しい認知症観を知っていますか」 知っている:20名(12.6%) 知らない:138名(87.3%)     今回、「認知症ケア論」を履修した学生さん、活動に興味を持ってくれた学生さんの協力で実施しました。まずは、認知症のことを知ってもらうことが必要だという思いがきっかけです。実際にまだまだ知らない学生さんが多いこともわかりました。この活動がきっかけになり、ひとりでも多くの学生さんが興味関心を持ってもらえるようこれからも引き続き活動を続けていきたいと思います。     看護医療学科 助教 伊藤千春       関連記事 「ママは立ち入り禁止?パパのためのベビークラス」を開催 ~ 看護実践研究センター母子包括ケア部門 「認知症の人の家族支援を考える」山川みやえ先生の講演会を開催しました。~畿央大学看護実践研究センター認知症ケア部門 1回生集中講義「認知症ケア論」が開講しました!~看護医療学科 畿央大学付属広陵こども園ベビークラス活動報告 ~ 看護実践研究センター 母子包括ケア部門

2025.10.20

就職レポートNo.835(公的病院/看護師)看護医療学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第835弾! 看護医療学科4回生   岡本 彩さん 公的病院(看護師) 内定     あなたがその職種を志したきっかけを教えてください。 両親の影響と医療ドラマが好きであったことから、小さい頃から人を支える仕事に就きたいと考えていました。その中で、私は外出先で意識を失い救急搬送されて、看護される側を経験しました。この経験から、看護師は人の身体だけでなく、心理面でも支えることができる職種であると感じ、志すようになりました。 看護師を目指すようになったため、看護学科がある大学を探し始めたところ、畿央大学は家から30分ほどで通える範囲であったことと、就職率・国家試験合格率ともに高いことから、安心して学業に取り組むことができると感じ、畿央大学への進学を決めました。     畿央大学での学生生活を振り返ってどうでしたか? 学生生活では、学業とアルバイトなどの私生活を両立させることを目標に取り組んできました。 看護師には専門的知識の習得が重要であるため、1年生から学ぶ内容が専門的かつ広範囲で大変なことが多かったです。しかし、自己学習ノートを作成して復習に力を入れることや、友人と一緒に勉強することで楽しく継続的に学ぶことができました。特に、授業や実習の課題を、友人とともに朝早くから夜遅くまで取り組んだことは印象に残っています。 また、勉強との兼ね合いを考えながら、アルバイトや友人との遊ぶ時間などの時間も確保できるようにしたことで、リフレッシュも図りつつ勉強にも前向きに取り組むことができました。     就職活動について、その就職先に決めた理由を教えてください。 高度医療を学び、専門性を高め、その知識や技術を看護に活かしたいと考えていました。また、地元の医療に貢献したいという思いもあったため、自宅から通勤できる範囲での就職先を探しました。その中で、志望病院は、特定機能病院であることや、病院の看護部理念と自身の看護観が一致していたことから、就職先に決めました。   就職活動を振り返っていかがでしたか? 就職活動は、3年生の実習の間の休み期間を中心に病院見学や合同説明会についての情報を収集し、予約や見学に行く必要があったことが大変だと感じました。また、採用試験で必要となる書類等を自身で作成・送付するため、間違いがないようにする必要がありました。就職活動では初めてのことばかりで不安でしたが、キャリアセンターの方がどんな些細な質問にも時間を割いて対応してくださったため、準備を万全にすることができました。エントリーシートや小論文の添削も丁寧にしてくださり、面接練習では力量に合わせた練習をしてくださったことで、本番も自信をもって臨むことができました。 また、就職活動では、自己PRやエントリーシートの作成があるため、自身の性格や過去の出来事について思い出す必要があるため、自分とはどういう人なのかを見つめ直すきっかけになりました。 面接を受けるうえで心がけたことは、どのような質問がきても答えられるようにしたことです。先輩の就職活動体験記を参考に、志望病院での面接の質問内容を網羅して返答を考え、その質問から深掘りされうる質問と、それに対して自分の言葉で答えられるように準備をしていました。それに加えて、志望病院はエントリーシートに書いた内容からの深掘り質問が多いと知ったため、エントリーシートの内容から派生した内容も書き出すようにしていました。この甲斐あって、面接本番では適度な緊張感と余裕がある状態で受けることができました。   就職活動で役立ったツールを教えてください。 1つは、病院見学やインターンシップに参加する際に持って行ったメモ帳です。病院に行く前に自身が知りたい内容についての質問を考えておき、病院での説明や先輩看護師への質問等で得られた情報を書き込んでいました。また、病院に行って感じたことも書き込むようにしていました。病院の雰囲気や看護師の働き方について感じたことをメモしておくことで、自分に合いそうな環境か考えることができました。これらを記入しておき、志望する病院を決める際に見返すことで、病院ごとで比較ができ、面接で話す内容の1つにもなりました。 2つ目は手帳です。3年生から4年生は実習や病院見学などで予定が多いため、一目で予定がわかるように手帳を使っていました。病院見学や採用試験の日程も書き込み、逆算して行動できるようにしていました。 他にも、病院見学やインターンシップの情報に関しては、マイナビ看護学生や各病院のホームページを参照していました。特にマイナビのアプリでは、 病院をお気に入り登録しておくことで様々な情報をいち早く収集できるため、活用していました。     就職活動で役立ったツールを教えてください。 1つは、病院見学やインターンシップに参加する際に持って行ったメモ帳です。病院に行く前に自身が知りたい内容についての質問を考えておき、病院での説明や先輩看護師への質問等で得られた情報を書き込んでいました。また、病院に行って感じたことも書き込むようにしていました。病院の雰囲気や看護師の働き方について感じたことをメモしておくことで、自分に合いそうな環境か考えることができました。これらを記入しておき、志望する病院を決める際に見返すことで、病院ごとで比較ができ、面接で話す内容の1つにもなりました。 2つ目は手帳です。3年生から4年生は実習や病院見学などで予定が多いため、一目で予定がわかるように手帳を使っていました。病院見学や採用試験の日程も書き込み、逆算して行動できるようにしていました。 他にも、病院見学やインターンシップの情報に関しては、マイナビ看護学生や各病院のホームページを参照していました。特にマイナビのアプリでは、 病院をお気に入り登録しておくことで様々な情報をいち早く収集できるため、活用していました。  

2025.10.09

認知症の人を支える支援者の集い「認知症カフェの集い」~畿央大学看護実践研究センター認知症ケア部門

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