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2025.06.27
「精神看護学援助論Ⅱ」の授業でロールプレイングを行いました。~ 看護医療学科
精神看護学援助論Ⅱは看護医療学科3年前期の必修科目として開講しています。後期より始まる臨地実習に向けて、授業の後半では事例展開を行います。6月25日(火)は、「情報収集」として、患者役の教員と学生とのロールプレイングを行いました。 精神看護学実習におけるコミュニケーションのつまずきと情報収集の難しさ 看護学生にとって、精神看護学実習は他の領域とは異なる、独自の難しさを抱える実習の一つです。中でも「患者さんとのコミュニケーションの取りづらさ」と「看護に必要な情報が得られにくいこと」は、多くの学生が実際に直面する課題です。 たとえば、身体疾患の領域では「どこが痛みますか?」「食欲はありますか?」といった質問が比較的スムーズに行えます。しかし精神科領域では、精神症状のある患者さんは、他者との接触自体を負担に感じている場合も多く、返答が得られなかったり、拒絶されたような印象を受けることがあります。実際に、「あいさつをしても無視された」「質問をしても答えてもらえなかった」と落ち込む学生も少なくありません。 このような体験に、学生が「話しかけてよいのだろうか」「私の関わりで症状が悪化してしまわないか」といった不安を抱くのは自然なことです。そうした不安や戸惑いに向き合うために、本学ではロールプレイを取り入れた授業を行いました。 授業では、本学の強みである教育学習基盤センターの協力のもと、病室に見立てた研究室でロールプレイを実施し、その様子を遠隔授業システムを通じて、講義室にリアルタイムで中継しました。 看護師役以外の学生は、映像を見ながらグループワークに取り組み、患者さんの言動の意味やコミュニケーション技術について考える時間を持ちました。最初に看護師役を務めた学生は、戸惑いや緊張からなかなか言葉がでない様子でしたが、回を重ねるごとに、患者さんの視線の先や細かな言動からの気づきをもとに、少しづつ関わり方の工夫がみられました。 今回の授業では、学生が「対応の難しさ」を安全な環境で練習し、失敗し、仲間と振り返る中で、精神看護に必要な「関わり方の準備」ができたのではないかと思います。 実習に向けて不安を抱える学生もいるかもしれませんが、一歩づつ確実に力をつけている皆さんに、心からエールを送ります! 看護医療学科 精神看護学領域 准教授 紅林佑介 講師 中谷香江 助手 田中三代 関連記事 2025年度「へき地医療体験実習」実践報告会を開催しました! ~ 看護医療学科 認知症マフづくり&交流会を開催しました!~ 看護医療学科「認知症ケア論」 2025年度へき地医療体験実習レポート(川上村)~ 看護医療学科 2025年度へき地医療体験実習レポート(山添村)~看護医療学科 1回生集中講義「認知症ケア論」が開講しました!~看護医療学科 国際看護Ⅰの授業で「海外インターンシップ」発表 ~ 看護医療学科
2025.06.26
広陵町町制施行70周年記念イベントに書道部と軽音学部が参加!
2025年5月25日(日)広陵町町制施行70周年記念イベントが、広陵中央公民館かぐや姫ホールにて執り行われました。本学の書道部と軽音学部の学生たちが大和広陵高校の学生とコラボして本式典でパフォーマンスを披露しました。 式典では、事前に公募したキャッチフレーズやロゴマークの表彰式が行われました。最優秀賞に選ばれたキャッチフレーズ「ともに、広陵。もっと、広陵。」を本学と広陵高校の書道部が、ライブパフォーマンスで、大きな紙に描き上げました。 また、式典の最後には、本学軽音学部と大和広陵高校吹奏楽部がコラボして、「情熱大陸」や「広陵町歌」をバンド風にアレンジして披露し、アンコールでは、「マツケンサンバII」を歌って踊り、本式典を大いに盛り上げました。 大きなイベントでのパフォーマンスに緊張しつつも日ごろの練習の成果を発揮していました。また、高校生とのコラボは、これまでにない経験で、両クラブの学生にとっても良い経験となりました。 学生からのコメント 書道部より 今回、広陵町町制施行70周年記念イベントで書道パフォーマンスを実施しました。なかなか、大勢の方の前で書道パフォーマンスを披露する機会がないため、緊張しましたが、温かく見守ってくださる雰囲気の中で、楽しみながら、筆を運ぶことができました。 また、広陵町の町の節目となる大切なイベントに関わることができ、とてもうれしく思います。広陵町の70年のこれまでの歩み、そして今後ますますの発展を願い、一筆一筆に心を込めて力強く書き上げました。 今回、制作した作品は、広陵町内で掲示される予定とのことで、形として残ることも非常に嬉しく思います。今後も、書道の魅力を発信し続け、書道を通じて地域とのつながりを大切にしていきたいと思います。 書道部代表 白浜 芹菜 軽音楽部より 畿央大学の軽音楽部からは2バンド出演しました。1バンド目は、2回生の男子3人のインストゥルメンタルバンドでオープニングを飾りました。1曲目は、「華麗なる死闘」、2曲目は「情熱大陸」を演奏してくれました。ボーカルとギターのいない、特殊なバンドですが一人ひとりの音圧があり、1バンド目から盛り上がりました。情熱大陸は、広い世代で有名な曲なので、広陵町民の方にも楽しんでいただけたと思います。 2バンド目は、大和広陵高校の吹奏楽部のみなさんとコラボをしてバンド演奏をさせていただきました。1曲目は、「広陵町歌」を現代のバンド風にアレンジした曲を演奏しました。歌詞は変更せずに、リズムをアレンジして盛り上がれるような曲調にしました。2曲目は、「ワタリドリ」を演奏し、幕を閉じました。そして、観客からアンコールがあり、3曲目として、「マツケンサンバ」を演奏しました。 大和広陵高校の生徒会の皆さん、そして軽音楽部のダンス隊も一緒にマツケンサンバのダンスで盛り上げてくれました。普段は吹奏楽部の方とバンド演奏をする機会がないので、軽音では出すことのできない音圧が感じられ、演奏中もとても楽しく、貴重な経験をさせていただきました。 普段は、身内のみでライブをすることが多いので、このように地域の方々に演奏を楽しんでいただける経験は、とても貴重で、とても嬉しかったです。これからもボランティアなどで、活躍の場を広げていきたいです。 軽音楽部代表 片岡 ひかり ▼▼ 広陵町町制施行70周年記念イベントは広陵町HPにてイベントの様子や動画も紹介されています。▼▼ 【動画配信中】令和7年度 自治功労者会議、町政説明会、町制施行70周年記念イベントを開催しました | 広陵町 書道部ライブパフォーマンス(動画) ▶▶ 書道ライブパフォーマンス 軽音楽部ライブパフォーマンス(動画)▶▶「華麗なる死闘、情熱大陸、広陵町歌アレンジバージョン」 「ワタリドリ」 「マツケンサンバ2」 関連記事 ならコープ「らくらくお料理パック」レシピ開発に挑戦!vol.3「商品化が決定しました!」~健康栄養学科 「佐味田みんなの縁側」の塗り替えおよび春の板絵描き・障子替え ~人間環境デザイン学科 Blog 畿央大学付属広陵こども園ベビークラス活動報告 ~ 看護実践研究センター 母子包括ケア部門 大和食材を使用したジェラートを考案し、完成発表会が開催されました! ~ 健康栄養学科
2025.06.25
筋肉かるたで“知識”と“絆”を強化!~ 理学療法学科 2・3回生交流会レポート ~
理学療法学科2・3回生の交流会を開催! 理学療法学科では、2・3回生を対象にした特別交流イベントを開催しました。この企画は1回生歓迎のための交流会とは異なり、“知識を実践へとつなげるステージ”にいる上級生同士の学び合いを目的としたものです。国家試験や実習を意識しながら、学年の垣根を越えて互いに成長し合える、理学療法学科ならではの企画となりました。 白熱の「筋肉かるた」バトル イベントの中心はオリジナル競技の“筋肉かるた”!でした。 筋肉の起始・停止、作用、運動学など、理学療法士に欠かせない知識が詰まったこのかるたは、楽しさの中にしっかりとした学びが盛り込まれています。 ゲームは、2・3回生混合チームでの対抗戦形式で、筋肉を特定するための間違えそうなな3つのキーワードをたよりに素早く反応し、該当する札を取り合います。「早とちりで間違えると、お手付きで一回休み」ルールもあり、優勝チームは学科長からいただいた高級お菓子がゲットできるとあって、白熱した競技となり、3回生同士でも凄絶な札の奪い合いがみられました!! また、ペアを組んだ先輩が後輩にアドバイスをしながらサポートする場面もあり、知識だけでなく信頼関係も深まったのではないかと思います。 「茶話会」で絆を深めました! ゲームのあとは、チームに分かれて茶話会を実施しました。実習の体験談や試験に向けた勉強方法、日々の学習リズムなど、3回生の“リアルな声”を聞ける貴重な時間となりました。 今まであまり接点がなかった2回生たちにとっても、気軽に相談できる雰囲気がありました。2回生にとっては、1年後の自分の姿を思い描きながら、今後の学びに向けた具体的な目標を持つ機会となったのではないかと思います。 参加した2回生の声 ● 「3回生の先輩方と楽しく筋肉かるたをしたり、テストや勉強のことについてお話をしたりすることができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。これから色々なテストが控えていますが、先輩方もこのテストを乗り越えたのだと考え、自分なりに前向きに頑張って行こうと思います!」 ● 「3回生の先輩方と様々な企画を通して交流することができ、とても貴重な時間となりました。特に筋肉かるたでは、先輩方の凄さを改めて実感し、モチベーションアップにつながりました。その他、勉強方法などもたくさん教えていただいたので、これから実践していきたいと思います!」 今回のイベントを通して・・・ 2回生は、基礎知識の定着から実践へ、3回生は、知識の再確認と後輩への支援、という2・3回生の双方向の学びだけではなく、先輩への憧れ/先輩としての覚悟という成長を刺激する機会になったのではないかと思います。 今後も理学療法学科では、こうした学びの循環を大切に、学生一人ひとりの成長を支えていきたいと思います。 理学療法学科 教授 冷水 誠 准教授 松本 大輔 関連記事 中国の理学療法、リハビリテーション事情について~理学療法学科 第15回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」 1回生・2回生交流会を開催しました ~ 理学療法学科 ~ TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.97~新入生対象説明会&歓迎会を開催!
2025.06.24
日本リハビリテーション医学会学術集会に参加しました! ~ 健康科学研究科 瓜谷研究室
2025年6月13日(金)~14日(土)、国立京都国際会館で開催された第62回日本リハビリテーション医学会学術集会にて、ポスター発表を行いました。 今回の発表テーマは「変形性膝関節症患者の自律神経機能と痛み関連症状との関連性の検討」です。 本研究では、変形性膝関節症(OA)患者における心拍変動(HRV)を指標とした自律神経機能と、痛みに対する認知や機能障害との関連を明らかにすることを目的としました。 臨床の現場でも関心の高い「痛みのとらえ方」や「自律神経の状態」が、どのように影響し合っているかを探る内容であり、多くの先生方に関心を持っていただきました。 ポスター発表では、リハビリテーション科医師、理学療法士、作業療法士、研究者など様々な分野の方々からご意見・ご質問をいただき、非常に実りあるディスカッションをすることができました。中でも、自律神経機能と痛み認知の評価・介入について、現場での応用の可能性について多くのヒントを得ることができました。 また、昨年横浜で開催された学会でお食事をご一緒させていただいた三上教授(今大会の大会長)とも再会でき、とても有意義な時間を過ごすことができました。 ▼ 大会長の三上教授と指導教員の瓜谷教授と共に 今後も、臨床と研究をつなぐ活動を継続し、患者さんの生活の質(QOL)の向上に貢献できるよう努めてまいります。 健康科学研究科 博士後期課程 瓜谷研究室 山野 宏章 関連記事 畿央大学 運動器リハビリテーション学分野 瓜谷研究室 神経リハビリテーション学研究室の学生・教員が World Physiotherapy Congress 2025 で発表 ~ 健康科学研究科 地域リハビリテーション研究室の学生・教員が World Physiotherapy Congress 2025 で発表 ~ 健康科学研究科 第65回日本呼吸器学会学術講演会で『トラベルアワード』を受賞 ~ 健康科学研究科 変形性関節症に関する世界最大級の国際会議「OARSI 2025」参加レポート!~健康科学研究科瓜谷研究室
2025.06.19
TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.98~東生駒地域包括支援センターを見学、健康増進のための畑カツも体験!
こんにちは。健康支援学生チーム※の理学療法学科3回生 中山と2回生 田子・渡部・岡崎です。 ※TASKは“Think, Action, Support for Health by Kio University”の略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 今回は東生駒地域包括支援センターとのコラボイベントへ向けた見学の内容・様子についてご紹介します。 生駒市東生駒地域包括支援センターの職員の皆さまがTASKの活動に関心を寄せてくださり、このたびコラボイベントの実施についてお声がけをいただきました! 今回はそのイベント前に「地域包括支援センター」についての知識を深めるために5月27日と6月10日の2回に分けて見学に行かせていただきました。 包括の方々からの歓迎を受け、まず見学では地域包括支援センター職員の方に地域包括支援とは、またその役割・業務内容・東生駒で行われている活動内容についてお話いただきました。 東生駒地域包括支援センターでは、活動の一環として畑活動や囲碁将棋教室・男性対象の筋トレなどさまざまな憩いの場づくりとともに健康増進を目的とした活動をされていました。 ▼東生駒包括の皆さんと筋肉ポーズ 生駒市役所介護保険課の方も来てくださいました! ▼ ケアプラン作成や介護予防のための取り組みなど業務の幅広さを実感! 今回私たちは実際に畑活動に参加し、また畑活動をされている高齢者の方とお話させていただきました。参加したメンバーが自分から積極的に地域の方々とコミュニケーションをとっている様子が見られ、とても有意義な時間を過ごせました。 ▼ 畑カツに参加しました! 不整地を歩く,しゃがむなど身体機能がかなり求められることを実感しました。 ▼ 畑までの道のりも坂道があり、理学療法士をめざす学生目線で思うことも色々ありました。 ▼ 2日目は雨のため畑カツはなし。代わりに包括で地域の方々との交流会ができました。 参加学生からのコメント ● コミュニケーションを通して気づいたこと、新たな視点が得られたのではないかと思います。そして授業では学ぶ機会の少ない地域包括支援について現地で見聞きすることで、知識を深められ、イベントへ向けての体操考案のヒントにもなったと感じています。 実際に生駒市に行き、地域包括支援センターの取り組みの一つである畑作業を地域の方々と一緒にしてきました。 自分にとって地域との関わりということを今まであまり意識したことがなく、今回経験したこと全てが新鮮でとても楽しい、充実した時間でした。この経験を、学内での勉強にも活かしていきたいと思います! 理学療法学科 2回生 田子 輝 ● 地域包括支援センターが行っている健康増進のための活動内容とその活動の一環として野菜を育てている地域の人達とお話させて頂きました。皆さんとお話していく中で野菜を作るために畑に行ったりするだけで運動になっていることや、交流の場になっていることを感じました。特にその時に作りたいと思ったものをすぐに反映して作っていたことを聞いて、意見をすぐ取り込めるような柔軟な関わり方が素敵だなと感じました。このような取り組みが体の健康だけでなく心の健康にも良い影響を及ぼしているのかなと思いました。 理学療法学科 2回生 岡崎 日菜乃 ● 東生駒地域包括支援センターを訪問し、包括支援センターの役割や地域での取り組みについて学ばせていただきました。実際に地域の高齢者の方々のお話を拝聴し、学内の講義では得られない多くの気づきがありました。特に印象に残ったのは、ある出来事をきっかけに家にこもりがちになった高齢者男性が、包括センターの自立支援を目標とした活動に参加することで、次第に元気を取り戻していかれたというお話です。今では、その活動のボランティアとして他の方々を支える側に回っておられるというお話を聞き、非常に心を打たれました。 「支援される側から支援する側へ」その変化は、本人の努力だけでなく、地域生活支援センターの丁寧で温かなサポートがあってこそ実現できたものだと思います。こうした取り組みは、地域に笑顔や感謝の輪を広げる原動力になっていると感じました。 今回の経験を通して、支援とは一方的なものではなく、関わり合いの中で人が成長し、前向きになっていけるものだということを改めて実感しました。私自身も今後、誰かの力になれる存在を目指して学び続けたいと思います。 理学療法学科 2回生 渡部 寧彩 ▼ 皆さんのお話を聞いて地域における包括支援センターの大切さを感じました 担当教員からのコメント ● TASKの通常の体力測定・健康チェックイベントとは異なり、施設見学および、スタッフ・地域の高齢者の方との交流する機会をいただきました。まだ授業では学んでいない地域包括支援センターの役割を、具体的な業務・活動やある方のストーリーを含めてご紹介いただき、印象に残ったのではないかと思います。 また、高齢者の方とフリートークのお時間では、学生も高齢者の方も少し緊張がみえましたが、スタッフの方のサポートをいただきながら、楽しくコミュニケーションができていました。 今回の活動は、地域包括支援センター、地域の高齢者の皆様のご厚意で、実現することができました。学生たちにとって、授業では経験できない貴重な時間を過ごすことができましたことに、改めて感謝申し上げます。 理学療法学科/ヘルスプロモーションセンター 准教授 松本 大輔 ● 9月には東生駒地域包括支援センターの担当圏域にてTASKオリジナルの介護予防教室を計画しています。普段実施されている「いきいき百歳体操」をTASKバージョンにアレンジするように現在,3回生メンバーを中心に頑張っています。体操の中に脳トレの要素を入れることができないか検討している様です。 我々教員は前に出過ぎず,学生達オリジナリティを尊重しながらサポートしていくつもりです。皆様応援してあげてください! 理学療法学科/ヘルスプロモーションセンター 教授 高取 克彦 ◆メールアドレス task@kio.ac.jp ◆ X(Twitter) @kio_task ◆ Instagram @kio_task TASK(健康支援学生チーム)活動レポートはこちらで詳しくご覧いただけます。
2025.06.19
卒業生が食堂の看板を制作!~ 人間環境デザイン学科
人間環境デザイン学科には、木材や金属などの材料を、切断・彫刻・穴あけなどの加工をすることができるレーザー加工機が備えられています。卒業研究での模型作りや、文字の彫刻など、様々な場面で活躍中です。事前に講習を受けた学生が使用することができます。 卒業生 山田 汐音さんが食堂の看板を制作してくれました! 食堂利用者から、「食券を購入したのはいいものの、どっちの食堂を利用すれば良いのか分からない」「なごみとカトレアの違いは何?」という声が寄せられ、「なごみ」と「カトレア」の看板制作を依頼されました。 卒業生の山田 汐音さんに制作作業を依頼し、在学中に習得した技術を活用して制作してもらいました。木材の加工はレーザー加工機を活用しています。それぞれの場所にあったデザインがレーザー加工機によって彫刻され、とても素敵な看板が出来上がりました。 なごみ 「なごみ」は、和食の印象を持たせるデザインになっています。メニューに丼ものが多いことが一目でわかるようにイラストを描いてくれました。また、「なごみ」という名の通り、優しく、朗らかな印象が伝わってきます。 カトレア 「カトレア」は、カフェのような雰囲気が伝わるデザインです。レーザー加工機で彫刻するだけでなく、特徴的な模様がくっきりとうかびあがるように、加工した木材を後から貼り付ける工夫もされています。 この看板は、今年度のスタートとともにそれぞれの食堂入口に設置されました。材料として使用したヒノキの良い香りとともに、食堂を利用するみなさんをお迎えしています。 畿央大学のキャンパスには、人間環境デザイン学科の学生が制作した作品があちこちに展示され、また、実際に利用されています。 エントランスの作品展示やホール横の階段教室「Forodam(フォロダン)」など、実際に見て、触れられるものばかりです。在学生のみなさん、ぜひ、目を向けてみてください。受験生、地域のみなさん、キャンパスに来られた際はぜひご覧になってください。 人間環境デザイン学科 助教 小松 智菜美 関連記事 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」レポート vol.1~応募が完了! 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」レポート vol.2~全審査が終了! 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」レポート vol.3~表彰式を実施! 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」レポート vol.4~製作開始! 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」 レポート vol.5 ~完成&セレモニー開催!| 学生がデザインしたKIOオリジナルバッグが完成しました!~人間環境デザイン学科 学生がデザインしたKIOオリジナルバッグを制作中!~人間環境デザイン学科
2025.06.13
「4大学対抗ピザバトル」に出場します!~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良
2025年6月14日(土)・15日(日)、イオンモール大和郡山にて開催される「4大学対抗ピザバトル」に、本学のヘルスチーム菜良※が出場します! ※ヘルスチーム菜良…管理栄養士養成課程を持つ4年制大学(畿央大学・近畿大学・帝塚山大学・奈良女子大学)で構成されており、食育啓蒙活動に取り組んでいます。 ピザバトルでは、ヘルスチーム菜良に所属する4大学の学生が大和丸なすを使用したオリジナルピザの開発に取り組み、その完成度を競い合います。大和丸なすは、奈良県の伝統野菜の一つで、しっかりとした食感を楽しめるのが特徴です。しかし、その認知度はまだ低く、日常的に食べる機会が少ないという課題があります。そこで、大和丸なすの美味しさを広く知っていただくため、大和郡山市およびイオン大和郡山店様との産官学コラボ企画「ピザバトル」が始まりました。 今年、畿央大学は「梅しそ薫る 大和丸なすとじゅわっとハラスのピッツァ」を開発しました! 販促用ポスター ▼ 梅しそ薫る 大和丸なすとじゅわっとハラスのピッツァ 畿央大学では、ピザ開発にあたりコンペ形式をとり、3つのグループに分かれて、それぞれピザを考案しました。開発は学生のみでなく、大和郡山市にある石窯焼きピッツェリアサンプーペー様にもご協力いただきました。また、大和郡山市およびイオンのご担当者様が4大学合同で試作&試食をする機会を設けてくださりました。ご協力くださったすべての関係者の皆様に改めて感謝申し上げます。 学内試作の様子 事前に考案したコンセプトをもとに、試作を行いました。特にソースはどのグループも苦戦しましたが、グループ同士でアドバイスをし合ったり、先生からのご意見を参考にしたりしながら、理想のピザに近づけました。 石窯焼きピッツェリアサンプーペー様での試作の様子 学内試作を重ねたレシピを持参して、ピザを作り、シェフからアドバイスをいただきました。食材の良さを活かす工夫を教えていただいたり、どんな味のバランスにすれば食べた人に満足してもらえるかを一緒に検討したりしました。そうして、どのグループもワンランク上のピザに仕上げることができました。 4大学合同試作会&試食会の様子 イオン様からそれぞれのピザに対するご意見をいただき、さらに改良を加えました。また、プレゼンテーションを通して、自分たちのピザの魅力やこだわりのポイントをアピールしました。 そして後日、イオン様からのフィードバック、ピザバトルの審査項目をもとに、参加メンバー全員にどのピザが相応しいかアンケートを実施しました。その結果、「梅しそ薫る 大和丸なすとじゅわっとハラスのピッツァ」に決定しました。 店舗試作の試食会の様子 ここで、初めて商品化されたピザの姿を見ました。自分たちのピザだけでなく、他大学様のピザも試食させていただき、意見交換を行いました。実際に見たり食べたりして感じたことや他大学様からいただいたご意見を参考に、食材や調味料の分量を最終調整しました。 これまで、お客様の手に届くことを楽しみに準備を進めてきました。 このピザは、梅、しそ、大和丸なす、ハラスといった和の食材を組み合わせ、幅広い世代の方にお楽しみいただける味わいとなっています。「ピザ=洋風」という固定観念をくつがえす、和風の新感覚ピザを、ぜひこの機会に手に取って味わっていただければ嬉しいです! 皆さまのご来場を心よりお待ちしております。 レシピ 健康栄養学科 3回生 薮田 真歩 関連記事 大阪・関西万博で万博BENTOを販売!26日の販売を終えて~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良~ 新入生歓迎会を行いました!〜健康栄養学科・ヘルスチーム菜良 万博BENTOの売れ行き好調!19日、20日を終えてのレポート~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良~ 大阪・関西万博にて販売する万博弁当の開発に参加!~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良~ ラジオ「FMヤマト」で、4大学対抗ピザバトルを紹介!~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良
2025.06.11
中国の理学療法、リハビリテーション事情について~理学療法学科 第15回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」
最前線で活躍する卒業生が講演! 第15回テーマは「中国の理学療法、リハビリテーション事情について」 理学療法学科では一昨年度から「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」を開催しています。 リーダーシップをもった次世代の理学療法士育成を目的にし、臨床現場はもちろん、スポーツ現場や地域リハ、教育機関など幅広い分野の第一線で活躍する卒業生がその魅力や想いを後輩のためだけに語ります。在学生にとっては入学後早期から職業理解を深め、自らのキャリアを考えることやモチベーション向上へとつなげる絶好の機会になります。 他大学に先駆けて理学療法学科を開設した畿央大学にしかできない先進的な取り組みです。 2025年4月11日(金)今年度最初となる第15回は諸橋直紀さん(9期生/台州市直紀健康管理有限会社)を講師に迎え、「中国の理学療法」をテーマに講演いただきました。諸橋さんは理学療法学科を卒業後、急性期病院で理学療法士として勤務。その後中国に渡り、自費リハビリのサービスを開業しました。 諸橋さんからは、理学療法士について日本と中国を比較した説明、海外挑戦したことのご経験を説明いただきました。 様々な数字を基に説明をしていただきましたが、会場をくまなく動き会話のキャッチボールをしながら進めていただくところがとても印象的でした。 入学間もない1回生にとってはわからないことばかりだったかと思いますが、自分なりに考えを伝える姿が見受けられました、在学生にとっても日本だけで海外にも目を向ける機会になったのではないでしょうか? 全体の質疑応答だけでなく終了後に質問に来た学生とも話す様子が見られて、後輩の質問に対して真摯に向き合っていただきました。諸橋さん講演いただきありがとうございました。 諸橋さんから後輩の皆さんへのメッセージ 次世代リーダー育成セミナーにご参加いただきありがとうございました。 今回は中国でリハビリを提供して9年、その9年のうち中国で起業して4年という時間に「学んだこと、失敗したこと」をみなさんと共有させていただきました。なぜなら失敗からしか人は本当に学ぶことはできないと実感していたからです。 最初から最後までお伝えしたことですが、多くの失敗を得ても立ち向かえる人と立ち向かえない人とのは違いは困難の捉え方です。問題はいつも両側面で良いことと悪いことは表裏一体です。なので一喜一憂することはありません。長所は短所であって、短所は長所です。それをいつも忘れずに自分自身のことも患者さんのことも見えると、それは強い武器になります。 そのほか、なぜ自分が今のこの道に進んだのかを理学療法士の厳しい現状を踏まえてお話させていただきました。今回のセミナーでは理学療法士は素敵な職業だという話はなく、そもそも理学療法士になるということに疑問を持ったり、病院や地域で働くということに疑問を持ったり、学生さんが各々自分で「なぜそう考えるのか?なぜそうするのか?」と問いかけることをしてほしくお伝えしました。 私自身も大学生の時は理学療法士になることに疑問を持ち、長期実習の途中まで理学療法士にならないことを考えていた学生です。それでも結果的には理学療法士をめざすようになったのは自分が患者さんをよくできず指導者の先生は簡単に患者さんをよくしてしまう、そんな涙するほど悔しい気持ちを味わったし、患者さんをよくできず患者さんに涙させてしまった申し訳なさもあったからです。これは10年以上も理学療法士をやっててもいまだに鮮明に覚えている光景です。それくらい強烈な体験でした。私はあまりこういう表現は好きではありませんが、理学療法士は確かに多くの人の人生の一部に関われる良い職業です。 理学療法士をめざす学生としてどうすればいいか、悩んでいる人がセミナー後にみなさんのコメントを拝見してたくさんいらっしゃることがわかりました。セミナーでも言いましたが、少なくとも3年頑張って堪えてついていってください。3年続けて何も変わらなければやめてもいい。辛くても3年!です。そうすれば3年後には意外にも笑って話せる出来事かもしれません。辛いと思える環境にいることはすごく良いことです。自分が成長できている環境で、それに打ち勝とうとしているから辛いんです。ぜひその環境を諦めずに頑張ってほしいと思います。 最後にこれは私の座右の銘でもありますが、再度みなさんと共有します。成功すれば金が儲かる、失敗すれば経験が儲かる、何もせんかったら大損や!私は失敗が多いのでたくさんの経験が儲かり、その経験を使ってセミナーをしましたし、その経験を使って会社を安定させました。その経験があるからどんな失敗もどんな未来もそれほど怖いものではありません。むしろ何もせず、どんどん後退していくことの方が恐怖です。ぜひ、みなさんにも小さな一歩でいいから踏み出してほしいと思います(授業で1番前に座ってみるということだけでもいいんです)。 それでは、みなさんにとって有意義な未来を作るのは今一瞬そして今一瞬と刻々と過ぎる時間をどう過ごすかだけです。それではみなさんにとって辛くも楽しい素敵な大学4年間となりますように、心より応援しております。 【関連リンク】 理学療法学科 理学療法士としての目覚め~理学療法学科 第10回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」 生活期リハビリテーションにおける理学療法士の役割と働き方~理学療法学科 第9回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」 回復期リハビリテ−ション病棟で勤務する理学療法士の魅力~理学療法学科 第8回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」 急性期病院で勤務する理学療法士の魅力~理学療法学科 第7回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」 「臨床・教育・研究」が揃ったスポーツ理学療法士の魅力~理学療法学科 第5回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」 女性理学療法士が活躍できる場所~理学療法学科 第4回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」 卒業生に学ぶチーム医療のリアル~理学療法学科 第3回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」 大学病院で働くということ~理学療法学科 第2回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」を開催 第1回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」を開催!~理学療法学科
2025.06.11
産婦人科医に学ぶ超音波診断法「助産診断技術学Ⅰ」~ 助産学専攻科
令和7年5月26日(月)に「助産診断技術学Ⅰ(妊娠期診断とケア)」の授業で、産婦人科医師である、健康科学部長の植田政嗣先生から、超音波診断法の理論と実際について教えていただきました。 初めの講義では、授業資料とビデオ教材を用いて、超音波検査の仕組みや、所見からわかる胎児の状態について学びました。 次に、超音波診断装置を使い、装置の使い方やプローブの持ち方、児頭大横径(BPD)・腹囲(AC)・大腿骨長(FL)の測定方法、そして、推定児体重(EFW)と妊娠週数の算出方法を実演しながら教えていただきました。 実際に学生が一人ずつ超音波診断の練習を行いました。植田先生からプローブの持ち方や扱い方について一人ずつ丁寧にご指導いただくことで、10人全員が測定することができました。また、理論だけでは理解しにくかった測定の手技やプローブの持ち方を具体的にイメージでき、非常に実践的な学びとなりました。 測定している学生の様子を全員で見ながら、互いにアドバイスを出し合うことができました。うまく測定できたときは全員で喜び、和やかな雰囲気の中で楽しく学ぶことができました。 超音波検査は、赤ちゃんが成長していく様子を実際に見ることのできる大切な検査です。また、お母さんにとっては、赤ちゃんの存在をより実感し、成長を身近に感じられる大切な時間でもあります。 エコー画像を通して、赤ちゃんの頭や手の位置などをわかりやすく説明することで、お母さんの安心感にもつながり、赤ちゃんとのつながりをより深めることができると感じました。 助産師として、お母さんに安心してもらえる声掛けや、負担のかからない関わりができるよう、これからも知識と技術の向上に日々努めていきたいです! 助産学専攻科 14期生 前迫 もえ 関連記事 児童養護施設「飛鳥学院」を見学! ~助産学専攻科 令和7年度近畿地区助産学生交流会に参加しました!~助産学専攻科 ベビーマッサージとマタニティヨガの講義を受講しました! ~助産学専攻科~| 日本産婦人科医会性教育指導セミナー全国大会に参加しました!~助産学専攻科 2024年度 新生児蘇生法(NCPR)Aコース講習会を受講!~助産学専攻科 学生主体で「マタニティクラス」を開催!~助産学専攻科
2025.06.09
第23回畿央祭実行委員Blogvol.4~学長先生へご挨拶に伺いました!
2025年6月2日(月)に、第23回畿央祭開催に先立って、統括(実行委員長・副実行委員長)が学長先生のもとへご挨拶に伺いました。 実行委員長より、テーマである「緒〜いとぐち〜」に込めた想い、ポスターに描いた想いを伝え、統括から開催に向けての意気込みをお伝えさせていただきました。 ご挨拶の中では、学長先生が藤の花についてお話してくださり、「決まった形にとらわれすぎず、あなたたちらしくやっていってくださいね」と温かいお言葉をいただきました。 また、学長先生から「それぞれの部署ではどんなことに取り組んでいるの?」とご質問をいただき、各部署の統括が順番に、現在の課題やその解決に向けた取り組み、意気込みをお話ししました。 なかなかこのような機会はないのでとても緊張していましたが、学長先生が気さくに話しかけてくださり、激励のお言葉をいただけたことで、畿央祭に対する気持ちが統括一同、より一層高まる機会となりました。 第23回畿央祭は2025年10月25日(土)、26日(日)の2日間開催です!✨ 昨年度より多くの方が来場してくださることを幹部一同楽しみにお待ちしております!畿央祭実行委員が畿央祭に向けて準備を進めていきますので、応援よろしくお願いいたします! 畿央祭副実行委員長 統括学内企画部署 阪口 真美 ▶畿央祭実行委員会に関連するブログ記事はこちら
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