畿央大学の教育・研究・キャンパスライフをリアルタイム配信!

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2017年6月23日(金)

第30回日本老年学会にて、KAGUYAプロジェクト高齢者ベースライン調査に基づく研究成果を発表しました!

 

 

6月14日~16日、名古屋国際会議場にて、第30回日本老年学会が開催されました。この学会は、2年に1度開催され、老年系の7学会(日本老年医学会、日本老年社会科学会、日本基礎老化学会、日本老年歯科学会、日本老年精神医学会、日本ケアマネジメント学会、日本老年看護学会)で構成された合同学会という形式で行われています。

KAGUYAプロジェクトではプロジェクト高齢者ベースライン調査のデータを用いて、この合同学会において第59回日本老年医学会学術集会に2報、第59回日本老年社会科学会大会に1報、第22回日本老年看護学会学術集会に1報、それぞれ発表を行いました(通算6,7,10,11報目)。

 

老年学会2017

 

KAGUYAプロジェクトに参画する研究者は多職種にわたるため、このような合同学会でなければなかなか一堂に会した発表は難しく、貴重な機会となりました。また、本学会においては、「『治し支える医療』へ向けて、医学と社会の大転換を」を共通テーマにしており、特に多職種連携に関することが多くディスカッションされていました。

 

本プロジェクトにて発表した演題について、筆頭演者からご紹介いたします。

 

演題名:地域在住高齢者のソーシャル・キャピタルと抑うつとの関連(口演)(第59回日本老年医学会)

演者:文鐘聲(看護医療学科)、高取克彦(理学療法学科)、山崎尚美(看護医療学科)、松本大輔(理学療法学科)、宮崎誠(教育基盤センター)

 

KAGUYAプロジェクトでは、「ソーシャル・キャピタル」(地域のつながり)を主眼に見ていますが、本発表はその中でも「互酬性の規範」と呼ばれるもの(本研究では具体的に「情けは人の為ならず」に同意するか、実践しているか)が精神的な健康(抑うつ)にどう影響を及ぼすかを解析しました。その結果、抑うつ群は非抑うつ群に比べて年齢が高く、生活習慣病に多くかかっており、社会経済的状況も良くないことが明らかになりました。また、「情けは人の為ならず」に同意することだけでは抑うつに影響せず、実践するほど抑うつを低下させることも明らかになりました。今後も、両者の違いに注目して解析を進めていきたいと思います。

 

 

演題名:新興住宅地域と旧村地域におけるソーシャル・キャピタルと健康の地域間格差―KAGUYAプロジェクト高齢者ベースライン調査 (ポスター)(第59回日本老年社会科学会)

演者:文鐘聲(看護医療学科)、山崎尚美(看護医療学科),高取克彦(理学療法学科),松本大輔(理学療法学科),宮崎誠(教育基盤センター),吉田浩子(広陵町地域包括支援センター)

 

本発表では、旧村地域と新興住宅地域の2つに分け、健康状態等を比較しました。旧村地域の平均年齢が新興住宅地域に比べて2歳ほど高く、高次生活機能が低く、生活習慣病の罹患などが高いことがわかりました。また、ソーシャル・キャピタルの側面においては、近所付き合いの度合いは旧村地域が高く、趣味・サークル活動は新興住宅地域が高いという特徴も明らかになりました。今後、その特徴を踏まえた計画を練る必要があります。KAGUYAプロジェクトでは、いくつかの事業を町内で展開していきますが、その際の資料となることでしょう。

 

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演題名:地域高齢者における自己認識年齢と健康関連指標および日常生活活動能力との関係 (ポスター)(第59回日本老年医学会)

演者:高取克彦、松本大輔(理学療法学科)、宮崎誠(教育基盤センター),山崎尚美,文鐘聲(看護医療学科)

 

昨年度に学会員となり,今回初めて研究成果発表での学会参加をいたしました。私は「地域高齢者における自己認識年齢と健康関連指標および日常生活活動能力との関係」という演題でのポスター発表でした。一般演題およびセミナーなどにおいては「フレイル」をキーワードとしたものが非常に多く,「特定高齢者」などの表現が使われていた時代からの急速な考え方の変化を実感しました。常連的に参加する理学療法士やリハビリテーション専門職中心の学会と異なり,老年内科医や看護師,保健師,栄養士など多職種が参加される学会は非常に刺激的でした。

KAGUYAのライバルともなる学官連携プロジェクトも多く存在しましたが,住民リーダー育成,認知症カフェの展開などの介入を含む点がKAGUYAの独自性と強みであると実感しました。来年度も引き続き他のプロジェクトに負けない研究成果を発表していきたいと思います。

 

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演題名:高齢住民のエンパワーメント力と認知症の認識との関連性―KAGUYAプロジェクト高齢者ベースライン調査―(ポスター)(第22回日本老年看護学会)

演者:山崎尚美、文鐘聲(看護医療学科)、高取克彦、松本大輔(理学療法学科)、宮崎誠(教育基盤センター)、南部登志江、島岡昌代、寺田美和子、福森貢、松本泉美(看護医療学科)、吉田浩子(広陵町地域包括支援センター)

 

第22回日本老年看護学会学術集会において、示説発表をいたしました。今回は「高齢住民のエンパワーメント力と認知症の認識との関連性」について発表しました。一般演題としては、「End-of-Life Care」「最後までその人らしく輝いた人生」、認知症関連では「若年性認知症」「当事者とともにつくる」「認知症カフェ」に関する発表や講演が多く、看護職は認知症の人の代弁者になることが強く求められていると思いました。

 

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評価尺度についての意見交換やエンパワーメント力の育成のための基礎データとなることの示唆をいただき、大変有意義な学会となりました。

このように、KAGUYAプロジェクトは多方面からの解析、考察を行っています。地域住民のみなさまが健康で幸せに暮らしていけるよう、これからも研究を続けていきたいと考えています。

 看護医療学科 准教授 文 鐘聲

        教授  山崎尚美

 理学療法学科 准教授 高取克彦

        助教  松本大輔

2017年6月22日(木)

軟式野球部が2017年6月18日から開催された新人戦に参加しました。

 

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▲試合前の整列(対芦屋大学)

 

今年の新チームは2回生が2名、1回生が3名なので、3回生が助っ人として試合に参加します。昨年全国大会準優勝したチームで経験豊富な高下君と佐々木君(共に理学療法学科2回生)が中心となり、チームを引っ張ります。

 

新チーム初の公式戦。注目のスターティングメンバーです。 【】は出身高校

 

1 セカンド   高下  (理学療法学科2回生) 【国泰寺】

2 ピッチャー  佐々木 (理学療法学科2回生) 【市岡】

3 センター   戸高  (現代教育学科1回生) 【狭山】

4 レフト    久保  (デザイン学科3回生) 【伊丹西】

5 キャッチャー 渡邉  (現代教育学科1回生) 【奈良大附属】

6 サード    中山  (理学療法学科3回生) 【浪速】

7 ファースト  稲垣  (現代教育学科1回生) 【奈良北】

8 ライト    澤井  (現代教育学科3回生) 【高田】

9 ショート   築山  (現代教育学科3回生) 【桜宮】

 

▼試合開始前に円陣を組み士気を高める本学野球部員たち

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畿央大学の先攻で試合が開始しました。さっそく1回表から試合が動きます。1アウト後、2番の佐々木君がレフトオーバーフェンス越えのホームラン!!!後続は続きませんでしたが、畿央大学早くも初回に1点を先制します。

 

▼先制ホームランを放った2番の佐々木君

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▲ベンチのチームメイトも全員で祝福

 

▼先発投手もつとめたのエースの2回生、佐々木君

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▼攻守ともに新チームを引っ張る2回生の高下君

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先発した佐々木投手も粘り強い投球を見せつけ、1対1のまま5回表の畿央大学の攻撃。

畿央大学にチャンスが巡ってきます。今度は新加入の1回生が見せてくれました。相手のミスにも乗じて連打して追加点を挙げ、相手チームを突き放しにかかります。

 

 

▼この日、3番打者として2安打、1回生の戸高君。力強くコンパクトなスイングで今後も期待の選手です。

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▼5番打者・捕手としても活躍する1回生の渡邉君。チームの要、捕手として守備をけん引する今後も期待の選手です。

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▼7番打者として貢献する1回生の稲垣君。内野手として守備のリズムを作ります。

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▼5回表追加点のホームを踏んだ3回生の築山君。ムードメーカーとして後輩たちを引っ張ります。

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その後、1点を返されますが5回裏が終了した時点で4対2でリード。

しかし、6回裏ピンチを迎えます。フォアボールやデッドボールが続き、押し出しや連続タイムリーを許し、気づけばこの回まさかの9失点…。
4対11とリードされた状態で7回の攻撃を迎えますが、なかなかチャンスをつくりきれず3者凡退に終わり、コールドゲームとなりました。

 

▼健闘した本学野球部員たち。新チーム初の公式戦で残念な結果となりましたが、貴重な経験ができました。

 

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【新チームを牽引する2回生の佐々木君と高下君のコメント】

「試合中盤までリードし、1回生の選手も本当によく頑張っていた。ただそれだけに6回裏の守りが悔やまれる。来週の試合(3位決定戦)に向けてピンチの時はチーム全員で乗り切れるように、まずは僕たち2回生2人が中心となり守備からリズムを作って引っ張って行けるようにしたい。」

※3位決定戦は相手校が棄権したため自動的に畿央大学の3位が確定しました。

 

本学の軟式野球部は8月に滋賀県今津市で開催される全国大会への出場が決まっており、昨年の大会で優勝した西日本大会でも二連覇を狙っています。西日本大会が3回生の最後の公式戦となります。3回生が引退すると、部員不足で試合ができなくなる可能性があります。毎週火曜日と土曜日は練習日とし、日曜日はたまに練習試合や公式戦があります。野球経験者はもちろん、野球に少しでも興味のある方がいれば気軽にグラウンドへ足を運んでください。

今後とも軟式野球部の活躍にご期待ください!

 

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2017年6月21日(水)

こんにちは、マミポコ・キッズです!私たちは畿央大学に地域の子どもたちを招待して、様々な遊びを行っています。今回は、2017年度前期の第3回・第4回活動の様子を振り返ってご紹介します!

 

第3回:5月28日(日)

第3回はお天気に恵まれ、第2グラウンドで外遊びをしましたボールとひもを使ってする「まみぽこりれー」では、どうしたらボールをうまく運べるかグループの友達と相談して、協力して遊ぶことができました。

 

【まみぽこりれー】ゴールを目指してみんなでダッシュ!

 

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【ごーるをめざせ】しっぽを取られないようにうまく逃げ切れたかな?

 

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第4回:6月11日(日)

第4回では、地域の方にご協力をいただき、あやとりやお手玉など、伝統的な遊びを教えていただいて、一緒に楽しく遊ぶことができました。風車や紙飛行機など、子どもたちが自分で作って遊んだおもちゃは、お家でも遊べるように持って帰ってもらいました。

 

【ちいきあそび】地域の方に伝承遊びを教えてもらったよ!

 

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【ロンドンばし】地域の方も一緒に一つの輪になって遊んだよ!

 

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最後のゲームの「ロンドン橋」では、うたを歌いながら地域の方も一緒にみんなで一つの輪になって遊ぶことができました。

 

毎回の活動では、多くのスタッフの方々に参加していただいています。今後とも、マミポコ・キッズをよろしくお願いします。

現代教育学科 3回生 竹田卓司(ぐれいと)
2回生 元神有未(ゆーみん)
2回生 樋口茉悠(ぶい)

【関連リンク】

マミポコ・キッズ

2017年6月20日(火)

6月19日(月)、開業助産師でインストラクターある森田婦美子先生からベビーマッサージマタニティヨガを教えていただきました。

 

ベビーマッサージ

ベビーマッサージは肌と肌で触れ合う親子のスキンシップのひとつであり、幼児まで行うことができます。

 

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体が作られていく過程で神経と表皮は密接な関係にあり、赤ちゃんにとってお母さんやお父さんに触ってもらうことは非常に良い刺激となります。そして胎児のころからの生理的な成長からベビーマッサージは行われます。通常赤ちゃんは頭から足に向かって、中心から末梢に向かって成長していきます。このベビーマッサージも同様に頭から足、中心から末梢に向かって行うことで脳や体の成長発達を促します

 

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また赤ちゃんに触れることはお母さんにとっても赤ちゃんをかわいいと思えるような愛着の形成にもつながるため、助産師がベビーマッサージを伝えることで、赤ちゃんとのスキンシップを実践してもらうことができ、親子との絆を深めることにつながるということを学び非常に良い経験となりました。

 

マタニティヨガ

マタニティヨガは出産に備えた体力を養い、出産への精神的不安を軽減させ、心身ともにリラックスを図っていきます。体に負担のかからない運動を中心とし、骨盤を広げ出産時に適した筋肉を養うことを目的としています。

 

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妊婦には陣痛時での呼吸の仕方やリラックスした状態でお産を迎えるための準備、心身を安定させ、姿勢や骨盤の歪みを整え、赤ちゃんにとって安心した子宮内空間を提供することにつながります。そして産婦には産後の下腹部の回復を促し、疲れを軽減させます。また心身のリラックスによって精神的にも安定した状態で子育てに前向きに向かってもらうために行います。

 

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ヨガの最中は赤ちゃんに愛情を感じながら行ってもらうように、助産師からの巧みな声掛けの技術が重要であることを学びました。マタニティヨガはお母さんと赤ちゃんにとって気持ちの良い運動にしてもらうように心がけることが必要ということに気づきました。

助産師の役割は健康教育やお産を取り上げるだけでなく、ベビーマッサージやマタニティヨガなど改めて幅が広いことを知りました。今回の講義によって将来の助産師としての活躍の可能性を広げていきたいと思う、良いきっかけとなりました。

 

助産学専攻科 川北明日香 高脇優衣

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2017年6月20日(火)

健康支援学生チームTASK※ の看護医療学科2回生の東條愛実、増田朱莉、理学療法学科1回生の小松億の3人が、6月18日(日)に特別養護老人ホーム大和園で行われた「認知症カフェ」にボランティアとしてお邪魔しました!広陵町に住んでおられる認知症の方やその家族の方、認知症を予防したい方、医療従事者など様々な方が参加していました!

 

※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を越えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。

 

大和園

 

はじめに、最近よく耳にする『食中毒』についての講義があり、管理栄養士さんから食中毒の原因や対策を教えていただきました。作り置きで細菌が繁殖することや、手で握ったおにぎりが食中毒になるということを聞いて、みなさん驚かれていました。細菌やウイルスの名前はカタカナが多くて、難しい顔をされていました(-“-)笑いありの講義で、たのしく学ぶことができました!これで、これからの時期に多くなる食中毒に、きっとかからないはずです!!(^^)/

 

次に『苔玉づくり』をしました!いつもはお菓子を作るそうなのですが、今回は植物を使ってアレンジしました。
苔玉は土とケト土(湿らせている土)をよく混ぜて、苗を植えてまわりに苔をつけて、糸を巻いて作りました。シンプルな作りですが、苔をつけて糸を巻き付けて固定することが難しく、大変でした(^^;参加者さんは大きくて立派なものを作っておられて、満足気でした!苔玉は持って帰ることができて、これから大切に育てるそうです!

 

続いて『シナプソロジー』を行いました。これは頭で考えながら体を使うことで、脳を活性化して認知症を予防することができます。椅子に座って足踏みして転倒を予防する体操を行ったり、後出しジャンケンで勝ったり負けたりしました。ほかにも、右手で四拍子、左で二拍子を同時に行うゲームや、歌を歌いながら手足を動かすゲームを行いました!私たち学生でも難しいと感じるゲームもあり、間違ってしまっても笑って、楽しんで脳を活性化することができました(^^♪

 

最後にティタイムで参加者さんに話を聞くことができました。今回初めて参加された方でも楽しく行うことができたので、周りの参加者さんと打ち解けておられました!皆さん、とても元気で笑顔がたくさん見られました!!これからもどこかに出かけたり、こういったイベントに参加したりして元気に過ごしてほしいと思います。

 

今回の活動では参加者さんが楽しみながら、認知症に向き合っていることがわかりました。また、たくさんの方が参加されていて、認知症についてたくさんの人が関心を持っていることがわかりました。私たち学生からも、大学で学んだことを地域の方たちに広めていくことができるのではないかと思いました。

看護医療学科2回生 増田朱莉