2010.06.17
C棟南側の中庭に健康栄養学科の「緑のカーテン」が育ってきました。
栄養教育実践で植えた"きゅうり"が大きくなってきています。(2010.6.16レポート)
緑のカーテンとは、植物を建築物の外側に生育させることにより、建物内の温度上昇抑制を図る省エネ手法のことで、主につる植物などを窓を覆うように繁茂させたものをいいます。健康栄養学科では、栄養教育演習の実践教育の一環としてキャンパス内のC棟南側に15~16個のプランターを使って、大和伝統野菜の三尺きゅうり、大和マナ、まくわうりなどのつる植物を植えたところ、順調に育ってきています。
今の時期、つるもの植物の成長は著しくはやく、学生たちみんなで数週間前に植えたきゅうりのつるは窓の下まで伸びて大きなきゅうりも収穫できるまでに育ちました。しっかりした副え木にネットで誘導すればどこまでも伸びそうで、今年の夏はずっと「エコ」と「収穫」が期待できます。毎日、大空に向かって伸びる植物のつるを観察できるのも「学校菜園」ならではのことです。
緑のカーテン育成には4つの目的があります。それは①野菜の栽培による栄養教育手法の体験、②グリーンカーテン作成による環境教育の体験、③循環型社会の体験、④大和伝統野菜の栽培を通じて奈良の食文化の体験です。栄養教育論演習、栄養教育論Ⅱの時間を活用しての演習ですが、水やり、植え替え、追肥などは6~7名のグループ学習メンバーが適宜行うこととしています。
そして、その横の庭には畿央大学開学記念植樹の"タイサンボク"が大きな白い花をつけています。
学食横の東門の階段を登ってきた正面の庭の中の木で、大きな白い花が3つついています。少し上の方ですのでよく見ないとわかりませんが、見事な大きさでびっくりします。これを見つけてくださってご報告していただいたのは鋭い観察眼をお持ちの金子章道学部長です。
緑はひとにやさしく、ひとをおだやかにさせます。緑いっぱいの畿央大学にしたいですね。