2013年10月21日の記事

2013.10.21

2013畿央祭「同窓会サロン」を開催しました!

10月19日(土)・20日(日)に開催された第11回畿央祭にあわせて、畿央大学・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学の卒業生対象に『同窓会サロン』を開設しました。 今年で5回目となるサロン。ホームカミングデーとして、同窓会の恒例行事となっています。   あいにくの悪天候にも関わらず、来場者は2日間で218名(畿央大学の卒業生190名、畿央短大7名、桜井女子短大21名)。 ご家族やご友人連れのグループでお越しいただいた方も多く、サロンは終日賑わっていました。     卒業生には畿央祭で利用できる金券1000円に加え、ガラガラ抽選会を実施しています。 今年の景品には、アロマ空気清浄機やワインなど大人な景品に加え、大学開学10周年記念品を取り揃えました。   最近では、子ども連れ(孫連れも)の卒業生も多くいらっしゃるので、お子様の玩具やお菓子も充実してみました。 時折、先生方ものぞきに来てくださり、卒業生は懐かしい恩師や旧友との再会を喜んでいました。   また、先生方からは、社会に出て健闘している卒業生を激励する36通のメッセージを頂戴し、掲示しました。 たくさんのご来場、ありがとうございました。   畿桜会役員一同

2013.10.21

2013年度ヨーロッパ呼吸器学会 参加レポート

平成25年度前期畿央大学海外研究旅費助成により、2013年9月7日から11日の会期でバルセロナ(スペイン)で開催されたヨーロッパ呼吸器学会 (ERS)に参加し、1演題を発表しました。演題は「Biological activities of components of essential oils to alveolar type II cells」。   9月6日朝10時に関西国際空港を発ちオランダのスキポール国際空港にてヨーロッパへの入国手続きを済ませ、飛行機を乗り換えてスペインのバルセロナEl Pratt国際空港に到着したのは現地時間の18時過ぎになり、狭い機内の座席で約11時間も拘束され、エコノミー症候群の防止のため体の位置を変えたり、足を伸ばしたりして格闘することになりました。現地の日照時間は20時過ぎまで明るく、日本との時差ボケの修正はなかなかできず、会期の期間中続いていました。   初日の7日は宿泊ホテルから会場となるPlaç Europaまで地下鉄を利用して移動し、当会場にて参加登録手続きを行いました。会場はとてつもなく広い3つの大ホールを使って各部門毎の会場が区分され設定されていました。 ERSは呼吸器に関する臨床、基礎医学、コメディカル分野を含めた領域の呼吸器に関するヨーロッパ最大の団体で、今年度は上記日程の会期で各セッションに分かれての早朝からのシンポジウム、オーラルまたはポスター等による発表となりました。 9日開かれた部門別のCell and Molecular Assembly member’s meeting では、当グループでの過去4~5年の発表演題内容の推移やグループの将来取り組むべきテーマについて討論が行われました。非常に細分化された専門領域での分野での発表であり、お互いの共通専門領域での呼吸器疾患に対する治療から傷害機構についての最新情報の意見交換を行うことができました。 以前にも感じたことであるが、生活環境と呼吸器疾患との関連をテーマにした発表も多く、近年のヨーロッパ各国における環境と健康障害との関心の高さを改めて感じました。国際学会ならではの情報交換の意義を強く感じました。     以下はバルセロナ(スペイン)滞在中に感じたり、体験したことを述べてみたいと思います。   バルセロナの市内は航空写真で見るとわかるように、整然と区画された街として作られています。建物もガウディで代表される歴史的な建造物の世界遺産があり、その市内建築物も百年以上もの時間をかけて完成または完成しようとしているものもあり驚きます。   生活面に注目すると、スペイン人の日常生活の時間は大きく日本と異なり、食事の回数、その時間帯も非常に異なり、特に日本での昼食および夕食に相当する時間はほぼ2時間後にずれた時間帯で食事の時間も非常に長く取ることです。 バル(カフェ兼レストラン兼居酒屋)では簡単な食事をするには入って行きやすいお店で、パスタなどはおいしく食べることができました。 人々の活動時間は午後11〜12時くらいまでは行われているので午後10時に学会会場近くのモンジュイック地区のスペイン村にある「タブラオ・デ・カルメン」というお店に予約を入れ、タパスセットを食べながらフラメンコショーを1時間ぐらい楽しみことができました。その時の店内のショーの様子を写した写真をお見せします。       また店内でモンジュイックの噴水ショーがあるという情報を得たので、その後、カタルーニャ美術館前の場所に移動し素晴らしい光と音響効果をあわせた幻想的な噴水ショーを楽しむことができました。 ちなみにその噴水は1929年のバルセロナ国際博覧会のために作られた約1世紀の歴史を持つ噴水だそうです。     学会最終日の9月11日はカタルーニャの特別な日『DIADA』で、カタルーニャがスペイン・ブルボン軍に包囲され降伏、陥落して敗北した日でしたので、街中が見られる写真の州旗を持って人間の鎖を作り独立を訴える人で溢れていました。 このようにヨーロッパ諸国でも国や地方により人々の文化・生活習慣は大きく異なり、その一端を経験できたことは大きな収穫でした。 健康科学部健康栄養学科 教授 高野康夫