2023年3月4日の記事

2023.03.04

英語教育コース「セメスター留学2022」現地リポートvol.12~留学生活を振り返って

2020年度に開設された現代教育学科英語教育コースでは、6か月間英語圏で生活し語学や異なる文化・価値観を学ぶ「セメスター留学」を2回生後期に開講。コロナ禍の影響で延期になっていた3回生と2回生あわせて11名が、2022年9月17日(土)にカナダのビクトリアに出発しました。ブログ第12弾では、時系列に半年間を振り返ってくれました。 こんにちは。教育学部現代教育学科2回生の吉田和華です。半年間の留学生活も終わりが近づき、この現地リポートも最後になるので、今回は今までのセメスター留学での経験を、月ごとに追って説明していきたいと思います。   9月 Orange Shirts Day   9月30日のOrange Shirts Dayは文化的ジェノサイドによって深く傷つけられたり、寄宿学校の虐待によって殺害されたカナダ先住民の子供たちに思いをはせる日です。実際にカナダでは学校やホームステイ先の家庭でお話を聴いたり、当日は町中にオレンジのTシャツを着ている人がいたり、集会が行われていたりしました。 10月 Halloween 10月30日のハロウィンの日には、朝から学校に仮装して登校しました。先生も生徒も仮装しながら授業をして、ハロウィンにちなんだゲームやお話を授業内で行ったり、お菓子をもらったり、授業でもハロウィンの雰囲気を感じることが出来ました。また、夕方にはホストシスターと一緒に、「トリック・オア・トリート」と唱えながら、お菓子をもらいにご近所を回りました。子供のころにも経験できなかった体験が出来て、現地のハロウィンの雰囲気を沢山感じることが出来た素敵な一日でした。 11月 Party   マザーの友達の誕生日会がホストファミリーの家で開かれました。私もハウスメイトもそれぞれ友達を呼んで、ホストファミリーの友達も集まって、大人数での持ち寄りパーティーでした。知らない人だらけで最初は緊張していましたが、たくさんのネイティブの方と会話できる貴重な体験でした。 12月 Heavy Snow   12月20日には大雪が降りました。カナダでも珍しいくらいの大雪で、バスが運行できなくなり、二日間学校が休みになりました。子供のころ以来なかなか経験できなかった久しぶりの大雪にテンションが上がって、長靴や防寒服をホストファミリーに借りて、雪の中を歩き回りました。 Christmas Dinner   12月22日にホストファミリーとクリスマスディナーを食べました。カナダでは一般的にクリスマス当日は家族でゆっくり過ごすので、私のホストファミリーの家ではクリスマスの数日前に料理をたくさん作って、その作り置きをクリスマス当日まで食べるようにしているそうです。なかでもターキーはクリスマスの定番ですが、実は今までクリスマスの日に食べたことがなかったので、クリスマスらしい迫力満点のターキーを食べることが出来て良かったです。 1月 Dine Around 1月19日に30以上のビクトリアのレストランが集まる「Dine Around Gala Launch」というイベントに行きました。実際に会場内で作る様子を見たり、料理の説明を聞くことが出来ます。中でも一番おいしかったのは、「Empress Hotel」のスモークサーモンでした。 2月   留学の終わりが近づき、日本に帰る事がうれしい反面、カナダを離れることに寂しさや焦りを感じています。そうやっていろいろ考えて、少し頭を整理したいときに家の近くのお気に入りの海を良く見に行きます。ここには散歩中の人や犬がよく訪れます。時間によっては夕日も良く見えるので、リラックスするにはうってつけの場所です。 最後に 留学生活が本当に残りわずかになり、1日1日を大切に思いながら過ごしています。カナダに来てから本当に多くの出会いがあり、それと同時に多くの別れもあり、毎日忙しなく過ごす中で、ホストファミリーや学校の友達や先生の優しさに助けられながら、日々成長していると感じています。残り数週間、後悔のないように過ごしたいと思います。           現代教育学科英語教育コース2回生 吉田 和華   【関連記事】 英語教育コース「セメスター留学2022」現地リポートvol.11~高校でカナダの教育を体感! 英語教育コース「セメスター留学2022」現地リポートvol.10~カナダならではのアクティビティを紹介! 英語教育コース「セメスター留学2022」現地リポートvol.9~有名レストランとワイナリーが集まるイベントに参加! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.8~New Year in Canada! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.7~HAPPY HOLIDAY!! from Canada 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.6~カナダでFIFAワールドカップを観戦! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.5~ホストファミリーとライブへ! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.4~11月のビクトリアとナイアガラの滝! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.3~ビクトリアとトロントへ! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.2~ロッキー山脈ツアーとサンクスギビングデイを体験! 英語教育コース「セメスター留学2022」 現地リポートvol.1~ホームステイ先に到着! セメスター留学1期生、カナダへ出発!~現代教育学科 英語教育コース 「セメスター留学」が始まります!~現代教育学科

2023.03.04

多くの理学療法士が購読する「理学療法ジャーナル」の特集を本学教員が企画!~理学療法学科・健康科学研究科

健康科学部理学療法学科、畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターの森岡 周教授が理学療法ジャーナルVol.57 No.3 2023年3月号(医学書院)において特集「システムとしての姿勢制御 メカニズムの解明から臨床応用まで」を企画・編集しました。本雑誌は、理学療法士ならば誰もが必ず読んだことのある雑誌になります。       本特集は畿央大学関係者も執筆しており、今回、本特集の執筆に関わった、卒業生である植田 耕造さん(本学理学療法学科3期生、博士後期課程修了、JCHO滋賀病院 リハビリテーション部主任、本学大学院客員准教授)に、本特集ならびに畿央大学の特徴を聞きました。   植田 耕造さん コメント 私は本特集の中の「注意操作を用いた姿勢制御アプローチ」を執筆しました。 私は畿央大学大学院在籍中に「姿勢制御への注意機能の影響を調べた研究」を行っております。 この研究では、立位中の姿勢動揺に注意を向け随意的に動揺を制御する時(随意的制御)と、立位中に計算などの認知課題を行い姿勢動揺から注意を逸らした時(自動的制御)では、動揺の振幅は同程度だが、随意的制御の方が動揺速度が速く揺れの質が異なることを示しました。     本特集では、先の研究のような注意の操作により姿勢動揺が増減することや、高い所に立つことで起こる恐怖心により自分の身体に注意が向いてしまい意識的に姿勢制御を行ってしまうことなどを説明しました。また、立位中に計算など認知課題を行う、いわゆる二重課題法を用いたアプローチの効果などを解説しました。 私が注意機能へ興味を持ったのは、実は畿央大学在学時の卒業研究の時になります。その時は、障害物跨ぎ動作の時に携帯電話の操作を行うことの影響を研究しました。畿央大学の特徴の1つとして、卒業後に大学院への進学や研究を行う方が多いことが挙げられますが、これは各分野の第一線で活躍されている教員の先生から卒業研究を通して研究の重要性や面白みを伝えていただけることが大きく影響していると思います。   また、本特集には本学4期生の石垣智也さん(名古屋学院大学講師)も「接触操作を用いた姿勢制御アプローチ」を執筆しています。 石垣さんとは、大学、大学院と切磋琢磨した間柄です。特に大学院では同じ姿勢制御グループとして多くの時間を共にしました。卒業してからも世代関係なく先輩後輩の仲が良く、活躍してる人が多いのも畿央大学の特徴です。   本特集の著者の多くは、畿央大学のニューロリハビリテーション研究センター主催研究会「リハビリテーションのための姿勢運動制御研究(第1回、第2回)」で講師をしていただいています。それを発端に日本前庭理学療法研究会(塩崎智之 理事長/耳鼻咽喉・頭頸部外科教室 助教、理学療法士、本学大学院修士課程修了)も発足しました。こうした背景からも、姿勢制御研究において畿央大学が重要な位置を担っていることが伺えますし、学部教育や研究を行うだけでなく臨床家と研究者の架け橋という役割も畿央大学の特徴だと思います。   関連リンク 固定物とヒトへの軽い接触による立位姿勢制御の特徴 軽く触れることで得られる立位姿勢の安定化に直接影響を与える大脳皮質領域 軽く触れることで得られる立位姿勢の安定化に関係する脳活動