2024年2月の記事

2024.02.28

看護実践研究センター認知症ケア部門主催「高齢者看護・ケアに活かすホリスティック・ナーシング」講演会を開催しました。

看護実践研究センター認知症ケア部門では、認知症を持つ人とその家族の生活の安定が図られる地域における支援体制の確立、さらに認知症を持つ人自ら認知症に向き合い共存していく生活への支援を追及すべく「認知症の早期発見から早期対応への支援プロセスの構築」を目的に地域住民や介護職、医療職、福祉職と連携活動を進めています。   令和6年2月10日(土)に「高齢者看護・ケアに活かすホリスティック・ナーシング」の講演会を開催しました。   ホリスティック・ナーシングとは、全人的に人をとらえた癒しを目的とするすべての看護行為を指す(米国ホリスティックナース協会)とされます。   当日は、米国上級ホリスティックナースの安井 豊子先生のご講演、訪問看護師・臨床アロマセラピストの宮田 彩さん、看護師の白井 かおりさん・古賀 香織さんの実践報告をしていただきました。医療・福祉関係者(看護師・保健師・助産師・介護福祉士・介護支援専門員など)・教育関係者(大学教員・専門学校教員など)だけでなく、アロマセラピストの方・一般の方、そして大学生の方など職種も年齢も幅広く、ほぼ申し込み定員に達する47人の方にご参加いただきました。   安井先生のご講演では、米国での活動や事例報告を交え、ホリスティック・ナーシングについて、とても分かりやすく説明していただきました。印象的だったのは、ホリスティック・ナーシングが患者・家族さんだけのものでなく、一緒に働く同僚や仲間をケアすることができるという事でした。また、呼吸一つでも意識する大切さ、誰かのために意識をして行うケアの大切さを学びました。講演会では、安井先生が大事にされているチベットベルの素敵な音色に合わせて、深呼吸を3回行う機会がありました。1回目は自分のため、2回目は大切な人のため、3回目は世界中のどこかで災害や戦争などで被害に遭われた方のためなどを想い、目を閉じ深呼吸を行いました。この時会場は、とても穏やかな空気に包まれ自分自身が癒されていることを実感しました。       宮田さんの実践報告では、訪問看護での終末期ケアとして、患者さんの症状や現状に合わせた精油の選択や施術の調整などを行い、苦痛症状の軽減をする時間をつくるためにアロマセラピーを取り入れていることを発表していただきました。限られた時間の中で、少しでも良い状態になるため、患者さんの価値観をとても大切に看護を行っている姿勢が伝わってきました。     白井さん・古賀さんの実践報告では、「時々入院ほぼ在宅」の現実をめざす中で、在宅復帰が難しくなった長期療養者さんへの生活という日常のような環境を整え、希望に寄り添う看護の発表がありました。患者さんという人でなく、私たちと同じ人生を歩んでいる生活者であることを意識し、日々看護を行っていることが伝わってきました。     どちらの実践報告も一人ひとりの想いに添った看護ケアを行っているのがとても伝わり、看護の素晴らしさを実感することができました。   最後の時間は、グループごとでディスカッションを行いました。ファシリテーターを任された学生さんたちが緊張した表情が印象的でしたが、参加者の方々の活発な意見交換の中で、真剣なまなざしや笑顔に変わっていくのがわかりました。また、意見をまとめ発表もしっかりと行う姿をみて、改めて学生さんたちの力を感じることができ、とても充実した時間となりました。色々と協力していただき本当にありがとうございました。   参加された方々からは、以下の感想が寄せられました(原文)。   ホリスティックケアやアロマテラピーなどの新しい取り組みは、現状はボランティア的な位置付けで、人手不足で忙しい医療、介護現場に置いては、したくてもできない、受けたくても対応できる人もシステムも整っていない状況と思います。でも実際には非常に大切なケアであり、これを何とか医療行政に組み込んで、費用も人もかけられる仕組みを作り上げることが、今後の医療にとって急務であると感じました。 先生のベルは良かったです。みんなであの場で繋がりを感じました。自分ごとだけではなく、世界のことにも思いを馳せる広い心をもつことができました。 また、畿央大学の先生や学生さんたちが優しく和やかで、居心地よかったです。お忙しい中、アロマやメッセージなどの気配りがあり癒されました。 ラベンダーのアロマが炊かれており心地よかったです。ありがとうございました。 ご参加いただいた皆様ありがとうございました。   看護実践研究センター 認知症ケア部門 看護医療学科 助教 伊藤千春   【関連記事】 畿央大学 看護実践研究センター 看護実践研究センター第9回研修会「地域共生社会の実現に向けて~様々な在留資格による外国人介護職受け入れの現状と課題~」を開催しました。|KIO Smile Blog 新たな産育コミュニティをめざして「マタニティクラス」を開催しました!〜看護実践研究センター 2023畿央祭・ウェルカムキャンパスで、がんカフェ「きらめき」開学20周年記念拡大版を開催!~看護医療学科 看護実践研究センター「親子のつどいサロン秋祭り」を開催しました 看護実践研究センター第8回研修会「医療的ケア児と家族が安心して暮らせる地域づくり」を開催しました。

2024.02.28

ベビーマッサージとマタニティヨガの講義を受講しました!~助産学専攻科

2024年2月19日(月)、奈良佐保短期大学 生活未来科 生活福祉コース 特任教授 森田 婦美子先生によるベビーマッサージとマタニティヨガの講義を受けました。     ベビーマッサージ ベビーマッサージは、お母さんが赤ちゃんの肌に直接触れることで母子の絆を深め、下垂体後葉から分泌するオキシトシン(幸せホルモン)が赤ちゃんの前頭葉の発達を促進させることを目的としています。     ベビーマッサージは、発達の三原則(上から下、中心から末梢、粗大運動から微細運動)に沿って、赤ちゃんに話しかけながら行うことで、赤ちゃんの発達や愛着形成につながります。「特に1歳までにたくさん触れる」ことを意識してもらう関わりが重要であると学びました。     マタニティヨガ マタニティヨガは、妊娠中でも行うことができる妊婦さんのための身体と心をケアするヨガです。通常のヨガとは異なり、うつ伏せの姿勢や、お腹を圧迫するような強度の高いポーズを避けるなど妊娠中の身体を考えた負担の少ない動きを行います。妊婦さんが赤ちゃんと向き合う時間を作ったり、自分の身体のことを知る機会にもなります。     マタニティヨガを体験し、呼吸を意識しながら身体を動かすことで、リラックスしながら過ごすことができました。また、骨盤を整えたり、短息呼吸を行うなど、妊娠中からお産に向けた身体作りが重要であると改めて学ぶことができました。     今回、森田先生の講義・体験を受けて、実施するメリットを学びながら楽しい時間を過ごすことができました。今後は、一つ一つのケアの根拠や効果を理解したうえで説明し、お母さんが楽しく育児に取り組めるように関わっていきたいです。   助産学専攻科12期生 足立 百合菜、市本 有砂、森口 茉倫     【関連記事】 「NCPR(新生児蘇生法)Aコース」を受講しました!~助産学専攻科 第12期生事例研究発表会を開催しました~助産学専攻科| 新たな産育コミュニティをめざして「マタニティクラス」を開催しました!〜看護実践研究センター 熟練助産師から学ぶ分娩介助の応用「会陰保護技術と肩甲難産の分娩介助技術」~助産学専攻科 産婦人科医に学ぶ!会陰縫合理論と縫合技術~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅱ」 児童養護施設「飛鳥学院」を見学!~助産学専攻科「ヒューマンヘルス」 産婦人科医に学ぶ超音波診断法~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」

2024.02.27

カナダ短期語学留学2024 現地リポートvol.1~日本出発からホームステイ開始まで

学科を問わず参加できる畿央大学の短期語学留学プログラム。今回3名の学生が2024年2月24日(土)~3月11日(月)までの17日間をカナダ・ビクトリアのGlobal Villageで過ごします。英語学習はもちろん、カナダの文化に触れることができ、博物館や美術館鑑賞、コンサートなど課外アクティビティを自分で計画して、カナダでの生活を満喫します。日本出発からビクトリアでの生活をスタートさせるまでをリポートしたブログ第1弾が届きました! こんにちは。看護医療学科2回生の𠮷田 真里那です。現在、2週間カナダのビクトリアに留学中です。今回は出発からビクトリアの生活に慣れるまでをレポートしたいと思います。   私たちは伊丹空港を出発し、成田空港を経由してバンクーバー国際空港に到着しました。長時間の移動だったので、機内で映画をひとつ見て、私はほとんど寝て過ごしていました。 私は、初めての海外だったので、入国審査や税関に内心怯えていましたが、私が思っていたよりデジタル化が進んでおり無事入国できました。空港では、ご飯や飲み物を買ったりして過ごしました。初めて英語で注文をしたのですが、店員さんが手伝ってくれ無事に注文することができました。 その後、フェリーに乗りビクトリアに到着しました。時差ボケがあったので、そのままホストファミリーに会うのがとても不安でしたが港に着くと、ホストファミリーが明るく迎え入れてくださいました。   ▼明るいホストマザーとツーショット   到着した日は、夕食をいただいて、家のルールなどについて説明を聞きました。日本からのお土産を渡すととても喜んでくださいました。お土産から日本の話が広がって沢山話をすることができました。 次の日は、ホストファミリーと一緒にドライブや、ワンちゃんたちとお散歩に行ったりしました。ドライブの際には、学校の場所や行き方を確認したり、学校に行くために必要なバスのチケットを購入したりしました。   ▼ドライブの途中でホストマザーが撮ってくれました   私のホストファミリーはとてもアウトドアが好きな家族で近くの山に散歩に行きました。ワンちゃんたちも山に慣れているようですごい勢いで走っていました。家に帰るとぐったりしていたのも可愛かったです。ワンちゃん達はリードなしで散歩しているのがビクトリアではよく見かけて日本ではなかなか見られない光景だなと思いました。   ▼カナダの自然を楽しみました   月曜日は、学校の初日でした、ビクトリアでの生活についての説明やスピーキングやライティングのテストを受けました。説明の際に、一緒に行っている畿央大学の学生の他にも、日本や中国、ブラジルから様々な年齢の方が来られていて、内心私の英語のレベルで大丈夫か不安でした。話しかけるのに緊張しましたが、勇気をもって話しかけてみるとお互いわからないところを補い合って会話をすることができとっても嬉しかったです。私は、午後の授業をとっていたので、その後、初めての授業を受けました。とても緊張しましたが、クラスメイトは快く迎え入れてくれました。 私は、元々すごくシャイなのでホストファミリーに馴染めるかとても不安でしたが、明るいホストファミリーと可愛いワンちゃんとクラスメイトのおかげで何とか残りの期間も過ごせそうです。       看護医療学科 2回生 𠮷田 真里那    【関連記事】 過去の短期語学留学の記事はコチラへ 現代教育学科英語教育コース セメスター留学の記事はコチラへ

2024.02.26

「NCPR(新生児蘇生法)Aコース」を受講しました!~助産学専攻科

NCPR講習会は「すべての分娩に新生児蘇生法を習得した医療スタッフが新生児の担当者として立ち会うことができる体制」の確立を目的として実施されています。出生時、約15%の新生児は何らかの蘇生処置が必要な状況で生まれてきます。そうした新生児仮死に対する蘇生法を習熟することにより、児の予後を改善させることができます。   助産学専攻科は国家試験と卒業研究発表会を終え、令和6年2月13日(火)に「NCPR(新生児蘇生法)Aコース」を受講しました。このAコースでは、気管挿管や薬物投与も含めた高度な新生児蘇生法の習得を目指します。外部講師として、淀川キリスト教病院の周産期母子医療センター長の豊奈々絵先生と小児科医長の村山歩先生をお招きしました。       講義を受けた後、実習室でベビー人形を用いながら新生児蘇生に用いられる流量膨張式バッグの使い方や人工呼吸の手技、気管挿管の実践を1人ずつ行いました。人工呼吸の練習では、投与する酸素が漏れないようにマスクを密着させることが難しかったです。気管挿管では、挿管時のポイントを教えてもらいながら実施したことで、食道と間違えずにスムーズに挿管できるようになりました。しかし、練習とはいえ実際の現場では一刻を争う状況であることを想像すると、緊張を感じることもありました。       午後からは、事例をもとにした演習を行いました。事例では、NCPRのアルゴリズムに沿って、30秒ごとに新生児がどういう状況なのかを講師の先生から伝えられましたが、今行っている処置をそのまま続けるのか、新たに別の処置が必要なのか瞬時に判断するのが難しかったです。しかし、回数を重ねるごとに、徐々に落ち着いて判断できるようになり、お互いに気づいた点を指摘しあってスムーズに実施できるようになりました。     前期の授業でも新生児蘇生法は学習していましたが、その時点では臨床の現場をイメージすることがあまりできていませんでした。しかし、今回の講習を通して、スピード感や蘇生の優先順位などがより明確に考えられるようになりました。いつどのようなことが起こるかわからない臨床の現場では、落ち着いて対応できるように今回の学びを活かしていきたいです。     助産学専攻科12期生 小西 美幸、竹田 亜未、丸谷 麻友   【関連記事】 第12期生事例研究発表会を開催しました~助産学専攻科 熟練助産師から学ぶ分娩介助の応用「会陰保護技術と肩甲難産の分娩介助技術」~助産学専攻科 産婦人科医に学ぶ!会陰縫合理論と縫合技術~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅱ」 児童養護施設「飛鳥学院」を見学!~助産学専攻科「ヒューマンヘルス」 産婦人科医に学ぶ超音波診断法~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」 2022年度 新生児蘇生法(NCPR)Aコース講習会を受講しました!~助産学専攻科 第11期生事例研究発表会を開催しました~助産学専攻科 外部講師に学ぶマタニティヨガとベビーマッサージ!~助産学専攻科 災害時の行動をロールプレイで学ぶ「地域母子保健論」~助産学専攻科

2024.02.26

第12期生事例研究発表会を開催しました~助産学専攻科

2023年1月17日(水)に「助産学専攻科第12期生事例研究発表会」を開催し、学生9名が発表しました。その様子を紹介します。       私たちは、7月から病院や保健センター、助産院にて助産学実習を行いました。助産学実習では、1人の対象者を妊娠期から産後1か月健診まで継続して受け持たせていただく「継続実習」があります。ほとんどの学生が妊娠期から産褥期まで実習させていただきました。   事例研究発表会では、継続実習でのそれぞれが実施した助産ケアについて論文や文献を用いて振り返りました。 前期から文献検索を行い研究発表に向けて準備してきました。実施した助産ケアについての先行研究をもとに考察することは難しかったですが、教員に助言をいただいたり、学生同士で意見を出し合ったりして当日を迎えることができました。     学生は、それぞれ最後に自身の「目指す助産師像」について発表しました。     当日は学生や本学教員の他、助産学実習で指導していただいた臨床教授の皆様や、助産学専攻科の次年度入学予定者、畿央大学の関係者の方々にも参加していただきました。多くの方に参加していただきありがとうございました。それぞれが一生懸命発表し自身の学びや思いが伝わるよう練習を重ねた結果、無事発表を終えることができました。     発表会を通して、臨床教授や教員から講評をいただくことで、自身の行った助産ケアを振り返り、より深く理解することができました。 「働いてからは、業務で忙しいと思うけれど、寄り添うべき時に寄り添える助産師になってほしい」「今の時代、お産だけでなく女性の人生にかかわることが求められる」などといった今後の私たちへの温かいアドバイスをいただきました。     最後に、実習で学生の受け持ちをご承諾していただきました妊産褥婦の皆様、ご家族の皆様、実習を受け入れてくれてくださった病院施設、保健センター、助産院の皆様、温かく熱心にご指導いただきました臨床教授・講師の皆様、教員の皆様に心より御礼申し上げます。       助産学専攻科12期生 岡田 七彩、欅谷 明、松浦 美夢     【関連記事】 熟練助産師から学ぶ分娩介助の応用「会陰保護技術と肩甲難産の分娩介助技術」~助産学専攻科 産婦人科医に学ぶ!会陰縫合理論と縫合技術~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅱ」 児童養護施設「飛鳥学院」を見学!~助産学専攻科「ヒューマンヘルス」 産婦人科医に学ぶ超音波診断法~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」 2022年度 新生児蘇生法(NCPR)Aコース講習会を受講しました!~助産学専攻科 第11期生事例研究発表会を開催しました~助産学専攻科 外部講師に学ぶマタニティヨガとベビーマッサージ!~助産学専攻科 災害時の行動をロールプレイで学ぶ「地域母子保健論」~助産学専攻科

2024.02.21

学生広報スタッフblog vol.250~教養科目「企業インターンシップ」レポート!

健康栄養学科2回生の大石 真悠です! 今回は私が参加した、2回生の夏休みに受講できる科目「企業インターンシップ」を紹介します!   「企業インターンシップ」では、夏期休暇期間に企業や官公庁、各種団体等で就業体験を行います。マナー指導を含めた事前研修、体験発表等の事後研修を実施し、キャリア教育の一環として単位も認定されます。 この科目は6月にキャリアセンターからメールで案内されるサマーインターンシップ  in  奈良(奈良県主催)にエントリーし、5~10日間(実習先による)の実習内容を日誌にして報告すると1単位を修得することができます。 ※事前・事後研修への参加も単位要件としては必須です。   そんなインターンシップに、2023年8月28日から9月1日までの5日間参加しました!   香芝市でスチール製品のOEM製造を行う株式会社一ノ坪製作所さんにお伺いしました!   毎朝の朝礼ではラジオ体操とフィロソフィー輪唱、社内清掃がありました。4日目には哲学的な内容を中心とした雑誌の感想を述べあう木鶏会、最終日には挨拶の印象の良さを競う取り組みにも参加しました。部署の異なる従業員とも交流することで、「本当に従業員同士の仲が良い会社」が実現されていると感じました。   5日間の流れはこのような感じでした。 1日目:企業についての説明、本社工場の見学 2日目:ニーズ調査と課題選定、工場での作業体験 3日目:午前中は課題への解決案を絞る。午後はTikTokの撮影に協力(撮影準備などの手伝い) 4日目:木鶏会に参加してからプレゼンスライドの作成 5日目(最終日):前日作成したスライドの修正。午後に発表&先輩社員との座談会   ▼2日目。初めての作業で緊張しましたが、取り組む姿勢を高評価いただきました。     インターンシップでは「SNSを活用した学生の入社人数を増やす企画」を提案する課題をいただきました。一ノ坪製作所さんが公式TikTokにて「一ノ坪おっさんず」のチャレンジ動画で注目されていることを活用した企画を作成しました。 ニーズ調査から発表までを1人で行うのは大変でしたが、授業などでのPowerPointの使用経験とWebマーケティングの知識が活かされました…。 そして最終日には社内で課題に対する企画を発表しました。時々原稿を読み間違えたけれども、発表は成功したと思います!     「おっさんず」を何度も発表原稿に入れました。     今回のインターンシップを通じて、ただやるべきことだけを計画作成の時に考えるだけでなく、制限時間を設けて計画を立てることの大切さを実感しました。制限時間を敢えて設けることで、時間内での集中力が上がり、効率よく作業を進めるために必要なことを選びながらスライド・原稿作成ができました。また、自分が今行っている作業の目的にも興味を持つと更に仕事が面白く感じられると新たな発見も得られました。 3回生になると臨地実習が始まりますが、今回の学びを活かして実習を頑張ります!   「一ノ坪おっさんず」では、実習3日目に私も手伝った一ノ坪製作所で働く皆さんの日常動画が見られます!静かにすべき場所・笑ってはいけない状況では見ないことをお勧めします…。   「一ノ坪おっさんず」アカウント TikTok:@ichinotsubo Instagram:@ichinotsubo_mfg       今回のまとめ   2回生の夏休み期間に、教養科目でインターンシップを受けられる シラバス登録ではなく、メールでエントリーする インターンシップを通じて、新たな視点を得られる 『一ノ坪おっさんず』のTikTok・Instagramも見てください! 健康栄養学科 2回生 大石真悠

2024.02.06

2023年明日香村竹テントワークショップvol.5 【完成編】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ

人間環境デザイン学科2・3回生対象「プロジェクトゼミ」では、学年をこえたグループを組み、フィールドワークや学生相互の話し合いを通して、具体的な課題を見つけ出し解決策を考える力を身につける事を授業の到達目標としています。 人間環境デザイン学科の陳ゼミでは2023年9月19日~21日までの3日間の明日香村竹テントワークショップにて、竹テントを制作しました。明日香村商工会、商工会青年部が中心となり、使われなくなった古民家を修復し新たな活動拠点の創造を目的とする「明日香スタンド(旧岡本邸プロジェクト)」の一環として行われたものです。   ▶前回の記事はこちら(準備編、1日目、2日目、3日目)   前回の竹テント制作の続きとして、2023年11月17日に、陳ゼミで明日香村の竹テントの設置および竹椅子の制作を行いました。なお、大学で事前に制作した竹風鈴や竹照明を設置しました。陳ゼミの学生14名と教員1名で、竹テント設置グループと竹ベンチ制作グループに分かれて、作業を進めました。   竹テント設置グループ 前回の作業で完成した竹テントのフレームにテント布をかけ、また、大学で制作した竹風鈴、竹ランプの設置を行いました。雨上がりで地盤が固まっておらず、テントを安定させるためのベグ打ちは苦労しましたが、完成したテントを見ると達成感を感じられました。       下記の写真は、竹テントのフレームにテント布をかけた作業の様子です。       また、竹風鈴、竹ランプをつけたことによって華やかさが生まれ、明るい雰囲気になりました。       竹ベンチ制作グループ 次に竹ベンチの制作グループです。大学で事前に1脚目を試作として作り、現地で残りの3脚の制作をしました。まず、3脚分のフレームを作り、その後、根太と座面という順番で作業を進めました。当日は雨天で、主に家屋の屋根の下で作業を行いました。     足場の悪い中ですが、なんとか4脚分の椅子が完成し、設置を行って試しに座ってみました。すると、1脚の椅子脚が斜めに倒れこんでしまいました。     この出来事があり、竹ベンチの横材を追加で入れてみるなどの補強を試みましたが、現地で道具と時間の制限で、竹ベンチが完成させることができず、一旦持ち越しになりました。     1脚の竹ベンチを大学に持ち帰って、補強作業を行い、竹ベンチの強度を確かめました。     2023年11月29日に、陳ゼミの学生3名と教員2名はもう一度明日香村の現地へ、4脚の竹ベンチを補強して、無事完成することができました。竹テントの布と竹フレームとの結び方も現地で調整しました。         営業日前日の最終確認 2023年12月8日に、明日香スタンド初回営業日の前日、陳ゼミの学生9名+教員1名で保護の塗装作業を行い、竹テントと竹ベンチの最終確認をしました。         明日からお客さんに利用してもらえると思うと、感慨深い思いと同時に、貴重な体験ができたことを嬉しく思いました。     営業日当日の様子 明日香スタンドの営業日に、竹テントと竹ベンチが使われている様子の写真を頂きました。(写真提供:明日香村商工会、2023年12月)   ▼竹テントType A「座りぃなbamboo」     ▼竹テントType X「いらっしゃいbamboo」           まとめ【感想】 久々の明日香村での作業でしたが、民家の改修も進んでおり、明日香スタンド(旧岡本邸プロジェクト)の完成が少しずつ見えてきたように思います。今回のようにハプニングもありますが、一旦冷静になって、案を練り直し、再考することで乗り越えられることを学んだので、この経験は学びにつながったと思います。 夏休み前からみんなで意見を出し合いながら竹テントの計画を行い、自分たちの手で作りそれが目に見える形となったことにとてもやりがいや達成感を感じます。またこうして一から自分たちで考え出したものが実際に使われることや、村の人々や訪れた人々が楽しく明るい時間を過ごせる空間になっている様子を見てとても喜びを感じました。     人間環境デザイン学科 陳ゼミ 3回生 富久 菜乃華、中谷 天音、廣瀬 舞果     【関連記事】 2023年明日香村竹テントワークショップvol.4【最終日】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 2023年明日香村竹テントワークショップvol.3【2日目】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 2023年明日香村竹テントワークショップvol.2【1日目】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 2023年明日香村竹テントワークショップvol.1【準備編】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.9~最終日、無事に帰国しました! 河合町佐味田の居場所計画 「佐味田みんなの縁側」制作・発表~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 河合町佐味田の居場所計画で「佐味田みんなの縁側」“縁台”を提案!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 畿央大学付属広陵こども園で使う子ども用スツールが完成しました!~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」

2024.02.06

JST CREST「マルチセンシング」領域2023年度 領域会議が京都・知恩院で開催されました~ニューロリハビリテーション研究センター

1月17日から19日にかけて、JST CREST「マルチセンシング」領域2023年度 領域会議が京都・知恩院で開催されました。     本年度からすべてのグループが一同にかえし、それぞれの研究の進捗状況や成果が報告され、学際的な議論がされました。今回、本学関係としては、私、信迫悟志 准教授、大住倫弘 准教授、林田一輝 客員研究員(宝塚医療大学・助教)が参加しました。私たちは、Narrative embodiment: neurocognitive mechanisms and its application to VR intervention techniques (ナラティブ・エンボディメントの機序解明とVR介入技術への応用)のチームの一員として議論に加わりました。   終日、研究内容に関する議論が続く中、今回は本プログラム総括である入來篤史先生(理化学研究所 未来戦略室・上級研究員)の配慮により、私たちは御影堂、阿弥陀堂、集会堂を訪れる機会を得ました。そこで、私たちは自らの体を使ってセンシングを行い、念仏を唱え、約100名の研究者がシンクロさせつつ、木魚を叩くなどの行為を通じて、意識経験を直接体感しました。加えて、加藤執事の説教を聞きながら、木魚の構造、南無阿弥陀仏の意味、さらには知恩院と徳川家康や於大の方との関係について、いま現在の自己の体験とこれまでの自伝的自己に基づく知識を統合して学ぶことができました。     今回の経験を通じて、入來先生が常に強調される「本物に触れる」ことの重要性を改めて実感できたようにも思えます。私にとっての「本物」とは、患者さんの身体とその物語でしょう。私たちは、それらの現象の中に生きており、単に死んだデータだけから議論をすることで満足するならば、その研究の価値は半減してしまうと考えています。今回の私たちの研究テーマはまさにナラティブエンボディメントであり、患者さんの自己の意識経験を記述しながら、新しい科学の概念を形成していこうと考えています。はしごを登る研究も大事ですが、はしごをかける研究を目的に、本テーマの解明のため5年間遂行していきます。   私自身、週末は日本全国の病院で臨床を経験させていただいていますが、同年代あるいはそれより年下の脳卒中患者と接する機会が増えてきました。彼らのナラティブが私の意識に深く影響を与え、まるで自分のことのように感じることがあります。脳損傷は個人のアイデンティティの喪失をもたらすことは明白です。そのため、旧来の理学療法モデルでもある関節運動だけで問題を解決することはできません。一般化された情報だけを語るのではなく、より不安定な要素を受け入れて、それを含めた人間の理解をこのCREST研究を通じて深めたいと思います。成果を焦らず、新しい概念の形成に向けて。   ▲プロジェクトを進めるメンバーと 左・嶋田総太郎 氏(明治大学教授・認知科学)、中・田中彰吾 氏(東海大学教授・現象学)     畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター センター長・教授 森岡 周   【関連サイト】 森岡周教授らの共同研究が2023年度 CRESTに採択されました。 2023年度 戦略的創造研究推進事業(CREST)新規採択課題・総括総評 国立研究開発法人学術技術振興機構(JST) 戦略的創造研究推進事業(CREST) 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 

2024.02.05

12月「Winter Live」開催報告&4月「新歓Live」告知!~アカペラ部ADVANCE#

こんにちは!アカペラ部ADVANCE#です!   2023年12月27日(水)にWinter Live「Story Of Wonderland」を開催しました! 当日は多くのお客様にお越しいただき、大成功のLiveとなりました♪ありがとうございました!     各バンドでの歌は、本番までに多くの練習を重ね、その成果を存分に発揮することができました! 手拍子で会場を盛り上げているバンドもあり、とても楽しいパフォーマンスでした☆     最後の全体曲では、総勢28名で心を1つにして歌うことができました!     最後に今回のLiveのP(プロデューサー)からメッセージです! みなさんこんにちは!Winter LiveのPを務めさせていただきました!今回のWinter Liveはコロナ明け初の開催で、4年ぶりの外部発表となりました。そのため、どの学年も経験がない中、試行錯誤しながら開催させていただきました! 部員のみんなやOB•OGの方々にも支えられながら無事に終わりを迎えることができました。部員には直接言えませんでしたが、とても支えになり時にぶつかることもありましたが、全員で団結して行うことができました。とても感謝しています。ありがとう。 来年以降もこのようなWinter Liveを開催できるよう頑張っていきたいと思っておりますので、今後ともADVANCE#をよろしくお願いします!以上Pからでした! 最後に今回これからも部員一同頑張りますのでよろしくお願いします! そして、4月には昼休みにサンクンガーデンで「新歓Live」を開催します♪かっこいい曲などいろいろ聴くことができます!ぜひお越しください!   Instagram・X(Twitter)に多くの情報を投稿していきますのでフォローしてチェックをお願いします!   公式SNS Instagram:kio_advance X:@ADVANCE18855181   アカペラ部ADVANCE# 現代教育学科3回生 定時和 健康栄養学科2回生 北山侑佳

2024.02.01

看護学生と企画した「性教育セミナー」を高校で実施!~看護医療学科「母性看護実習」

看護医療学科3回生が学ぶ「母性看護学実習」では、今年度初めての試みで高校での性教育セミナーを実施する機会をいただきました。看護医療学科の岡が当日の様子をレポートさせていただきます。     高校の控え室で最後の打ち合わせ…一緒に参加した担当教員の方がドキドキしています。   奈良県立桜井高等学校の2年生のみなさんに拍手でお迎えいただいて入場し、セミナーが始まりました。まずは自己紹介を兼ね、大学での看護の講義や演習など学修の様子を動画で紹介しました。     寸劇、パワーポイントを使っての説明など、大学生たちはみんなで真剣に、高校生のみなさんに伝えたいことを考えてくれました。例えば、ネットで知り合った人に初めて出会う場面…いきなり手を握られたら、みなさんはどのように感じるか、大切にしたい友達との関係、相手を傷つけずに断るにはどうすればいいのか…。人と人との距離は、それぞれ感じ方があるので、お互いを大切にするにはどうすればいいのか…などを考えるきっかけにしてもらいました。自分のからだを大切にすると同時に、相手のからだも大切にすること…その上で性的なつながりなどを考えていくきっかけにしていただきたいと願って、みんな一生懸命伝える努力をしてくれたと思います。         最後にグループに分かれての体験。男の子、女の子、性別に関わらず誰もが身を守るために大切なこと。 望まない妊娠、性感染症を防ぐために、人を大切にするための実技体験にしてくれました。 恥ずかしいかもしれないけれど「女の子もちゃんと知っていないとダメンズの餌食になっちゃうよ!」という大学生からのメッセージもありました。     続いて、奈良県立西和清陵高等学校の1年生のみなさんの前でもお話しさせていただきました。残念ながら、日程調整上で学生さんたちの参加はかなわなかったので、パワーポイントなど学生さんの作ったものを一部使わせていただきました。     出会い系サイトで出会って、初めて出会った場面の寸劇は、高校の先生が担当くださり、生徒さんたちからの笑いも…。迫真の演技?でした。相手役の先生の戸惑いがリアルでした(笑) 自分が不快に感じることは不快だと伝えることって大切ですよね。相手を不快にさせない断り方も考えるきっかけにできていればいいのですが。       中絶手術が行われていない、昔の様子などもお話ししました。 最後に体験会…抽選で決まった人たちが前に出て体験してくださいました。ちょっと抵抗はあると思うのですが自分のからだと相手のからだを大切に守るために、必要な守りだと思います。完璧なまでにキレイにつけてくれた生徒さんもいました。大切なことですね。           生徒さんの感想の一部です。感想を聞かせてくださってありがとうございました。   「初めて知ったことがいっぱいありました」 「学校ではこういったものに触れにくいので抵抗はありますが真剣に向き合いたいと思います」 「恥ずかしい内容もオープンに聞くことができてとても役に立ったと思った」 「これからの自分たちに大きく関わっていく問題だと思う」 「自分の身を守るために必要なことやお互い知っておいた方が良いことが沢山あるんだと思った」 「年齢的には近いけれど高校と大学では全然違うんだろうなと思いました」 「恥ずかしさがあったが大切でいい機会だった」 「実際に今学んでいる学生さんから直接話を聞けて身近な感じがありわかりやすかった」 「いのちの重みが伝わりました。もっと責任を持ちたいと思います」 「年齢が近い人たちなので親近感があった」 「年齢の近い人に教えてもらえてうれしかった」 「大学の看護の人たちを見てもっと看護師になりたいと思った」 「間違いを犯さないためのいい勉強になった」 「性病は怖いと思った」 「一般的に行われる性教育より、少しプラスの内容が学べた」 「自分の知らない言葉が色々出てきたけど、大切なことを何度も繰り返して話してくれたので、よくわかった」 「将来の自分と相手のための勉強になった」 「とても恥ずかしかったけど、大事な事だったので我慢して聞くことができました」 「避妊薬の値段など知りたかった」 「怖いと思う人はいると思うけど色々な事例をあげるのもいいと思った。危機感持てる」 「人間というか生物に改めて興味が出た。また、義務教育までの浅はかな知識で性について知るよりもこういう講演をしていただけてとても有意義な時間だと思った」 最後になりますが、母性看護学領域では、大学生が中心になり、高校生に向けて少しでもお伝えできるよう、春からはプロジェクトチーム(Sexology Project)を立ち上げる予定です。私たち年配者には思い浮かばないような若い発想で、少し年下の生徒さんたちをサポートできるのは、大学生さんたちの強みだと思います。 興味のある方は畿央大学健康科学部看護医療学科 岡までどうぞよろしくお願いします。     看護医療学科 教授 岡いくよ 看護医療学科 助教 堀井有紗     【関連記事】 堺市総合防災センターで体験学習をしました~看護医療学科「災害看護II」 ハンセン病療養所を訪問、当事者家族の声を聴き「医療と人権」を学ぶ~看護医療学科「健康学特論」 「地域包括ケア実習」が新しく始まりました!~看護医療学科 外部講師による講義「筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の看護について」~看護医療学科「慢性期看護学援助論Ⅰ」 2023年度 看護医療学科卒業研究発表会を開催! 令和5年度「チーム医療ふれあい実習」実践発表会を開催!~看護医療学科 奈良県看護協会主催「訪問看護インターンシップ」参加レポート!~看護医療学科 JICAでの保健・医療活動の実際を通しての学び②学外演習編〜看護医療学科「国際看護学Ⅱ」 JICAでの保健・医療活動の実際を通しての学び①外部講師による講義編〜看護医療学科「国際看護学Ⅱ」 「薬害の実情」と「患者の人権」を学ぶ~看護医療学科「保健医療福祉システム論Ⅰ」 手術を受けた患者をイメージした「患者モデルの作成」と術後看護演習~看護医療学科「急性期看護学援助論Ⅱ」 4回生から3回生へ学びの伝達「緩和ケア病棟の実際―病院インターンシップ実習を経験した上級生とのディスカッションー」~看護医療学科「終末期ケア論」 「臨死期の看護を学ぶ」エンゼルメイクの演習を実施! ~看護医療学科「終末期ケア論」 外部講師による講義「国外における国際看護と国際看護活動に必要な能力について」~看護医療学科「国際看護学Ⅰ」 2023年度 離島・へき地医療体験実習(川上村)レポート~看護医療学科 外部講師による講義「看取りを体験した遺族に対する看護の課題」~看護医療学科「終末期ケア論」 2023年度新入生研修 学科別レポートvol.1~看護医療学科