2025.07.28 

「NCPR(新生児蘇生法)Aコース」を受講しました!~ 助産学専攻科

助産学専攻科学生10名が2025年7月20日(日)に新生児蘇生法「NCPR Aコース」を受講しました。「NCPR Aコース」とは、新生児蘇生法「専門」コースのことで、出生時の新生児蘇生が必要な状況をアルゴリズムに沿って評価・判断し、人工呼吸や胸骨圧迫などの有効な介入を実践できる知識と技術を習得することを目的としています。

 

講習はまず、プレテストからスタートしました。これまでに行った事前学習の理解度を確認するためのもので、自分の知識を整理し課題を明らかにするための機会となりました。その後、テキストに沿って講義が行われ、新生児の状態評価や蘇生のアルゴリズム、手技のポイントなど、理論的な基礎をしっかりと学ぶことができました。

 

 

その後、実習室に移動し、実技演習が行われました。実際の医療機器やシミュレーターを用いて、バッグバルブマスクによる換気、心臓マッサージ、気道確保の方法などの基本手技を繰り返し練習しました。最初は戸惑う場面もありましたが、丁寧に教えていただきながら繰り返し行うことで、少しずつ手技を獲得しました。

 

続いて、ケースシナリオに基づく演習も実施されました。事例に沿って、赤ちゃんの状態を評価しながら、アルゴリズムに沿って診断・判断・処置を進めていくという実践的な内容でした。学生同士で事前に役割を決めて時間を計測しながら行うことで、臨床現場で求められる迅速な対応力やチームワークの大切さを強く実感することができました。

 

 

最後には、ポストテストが行われました。講義と実技で学んだ知識や技術をもとにテストを受けました。緊張感がありましたが、事前学習や講義内容を振り返り、学びを活かしながら受験することができました。

 

今回のNCPR Aコースの受講を通して、知識や技術の習得だけでなく、「新生児の命を守る責任」を改めて実感する貴重な機会となりました。この学びを、今後の臨地実習や将来の助産師としての実践の中でも活かしていけるよう、日々の学習や練習を大切にしていきたいと思います。

 

助産学専攻科

谷山 優希、土橋 美月

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