畿央大学の教育・研究・キャンパスライフをリアルタイム配信!

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2016年09月05日 一覧

2016年9月5日(月)

看護医療学科4回生の藤井希美です。
8月30日(火)、8月31日(水)に、山崎ゼミ生(小川、辻井、藤井、森本)と教員で和歌山県のグループホームパル白浜に見学に行ってきました。

今回のゼミの目的は、グループホームを見学することで、現在卒業研究で取り組んでいる認知症ケアの実際を知り、論文のクオリティを高めること、また論文発表会の予行を行い各自のプレゼンテーションスライドを完成することです。

 

15時30分にJR白浜駅に到着し、グループホームパル白浜に向かいました。

施設の方に挨拶して、実際に施設で生活されている利用者さんの部屋等を見せて頂きました。
ベッドやタンスなどは自宅で使用されていたものを持参しており、なじみの関係を大切にしてその人が今まで生活していた環境や生活リズムを維持できるように、自宅のような空間が作られていました。

 

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お風呂はその人の身体レベルにあわせて多くの種類がありました。
また白浜ならではの温泉湯が出るお風呂もありました。

 

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施設を見学させて頂いた後は、職員の方にゼミ生から自身の論文に基づいた質問をさせて頂きました。

実際の施設で行われているケア内容などについて詳しく教えて頂き多くの学びがありました。

 

例えば、認知症の人を介護する家族の支援について、グループホーム側から在宅介護を安易に勧めることは難しいというジレンマがあるということがわかりました。しかし、グループホームで生活することになり、「顔も合わせたくない関係」と言っていたご家族が「一時帰宅できる関係」までに関係が回復した事例もあり、家族と認知症高齢者の距離ができたこと、スタッフが認知症高齢者に関わっている様子を見たことで家族に精神的余裕ができたと学びました。行動モデルを見せることで対応の方法を知れること、社会資源活用によって家族のレスパイト(息抜き)になること、BPSDが強くなると家族だけでは対応することが困難なことが実際に理解することができたと思いました。
また、グループホームでの終末期ケアにおいては、①認知症の人に本人に意思を確認することは難しく、代理意思決定を行う家族の心理的負担は大きいこと、②認知症は直接的に「死」に直結すると感じにくい疾患であるため、早期の段階では家族に最期をどう看取るのかの意思確認を取りにくく、事前意思が浸透していないということも実際に話を聞いて、自己の論文と合致すると思いました。

 

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お忙しい中私たちのために時間をとって頂き本当にありがとうございました。
学んだことは論文だけでなく、これから看護師として働く上で活用していきたいと思います。

 

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最後に施設の前で職員の方と記念写真を撮らせて頂きました。

施設見学後は、ゼミ生間で施設での学びの共有を行いました。

そして、質問させて頂いた内容をもとに自身の論文の加筆修正し、施設見学での学びを含めて、各自製作したパワーポイントをもとにプレゼンテーションの予行を行い、先生からご指導頂きました。

 

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10月8日(土)論文発表会を行いますので、皆さんぜひ発表を聞きに来てください。

発表会までまだまだ時間があるので、今後も指導を頂きながら学生同士協力し、しっかり発表に向けて準備をしてきます!
グループホーム白浜パル様、先生方、心よりお礼申し上げます。ありがどうございました。

 

看護医療学科4回生 藤井 希美

 

※認知症に伴う行動・心理症状のこと。精神症状としては抑うつ、不安、幻覚、妄想、睡眠障害がみられ、行動障害としては暴力・暴言など攻撃的行動、叫声、拒絶、徘徊(はいかい)、不潔行為、異食などがみられる。

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