2024年10月22日の記事

2024.10.22

海外インターンシップメンバーで、畿央祭に参加!~ 看護医療学科

2024年3月に海外インターンシップでカンボジア研修に参加した学生が、畿央祭に参加しました。 ▶ 看護医療学科 海外インターンシップ2023 の様子はこちら     まず、朝からアメリカンドッグを販売。初めての経験でしたが、徐々にお客さんが増えて、15時前には用意した200個が無事完売!来年、海外インターンシップに参加予定の2回生たちも一生懸命呼び込んで、販売してくれました。     14時からは「学びの発表会」を行いました。カンボジアの歴史や文化、風習などから始まり、医療、看護につなげ、研修先での学びについても詳しく発表しました。     参加者は16名ほどでしたが、皆さん熱心に耳を傾けてくださり、ほぼ全員の方から質問や感想を頂きました。なかでも、「都市部と山村部の医療環境の違いを見て、どう感じたか」という質問に対し、学生側から「確かに都市部は大きな病院があり、海外からの支援も入って適切な医療が行われている一方、山村部では簡素な医療設備ですが、暮らしている人たちは、幸せそうでした。貧しいから、医療が遅れているから可哀そうではない、そこに住む人にとっての幸福度がある」という回答をしているのを聞き、看護で大事にしている「その人らしさ」を理解できていると感じました。参加者の方からも「良い経験をしましたね」というお言葉お頂き、有難かったです。     来年3月には2回目の海外インターンシップを行う予定です。学生たちがどのような経験をして、成長するか楽しみです。     看護医療学科 准教授 酒井 啓子 関連記事 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.8~帰国後「学びの発表会」を実施しました! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.7~【6日目】最終日は遺跡巡り! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.6~【5日目】トンレサップ湖を遊覧! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.5~【4日目】病院施設を見学! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.4~【3日目】プチサストラ大学を訪問! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.3~【2日目】病院での研修がスタート! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.2~【1日目】カンボジアに到着! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.1~事前学習プログラムレポート! 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.4~カンボジア視察/シェムリアップ編 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.3~カンボジア視察2日目のレポート! 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.2~カンボジア視察初日レポート! 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.1~カンボジアで働く卒業生と情報交換!  

2024.10.22

畿央祭にて ”がんカフェ「きらめき」” を開催しました!~ 看護実践研究センター

2024年10月19日(土) 畿央祭ウェルカムキャンパスで看護医療学科・看護実践研究センター共同企画としてのがんカフェ「きらめき」を開催しました。   今年は、雨模様のなかではありましたが、地域の皆様や保護者の皆様、本学の学生や卒業生を含め40名以上の方にご参加いただきました。13時の開場とともに多くの方が、講演と学生によるアロマハンドマッサージの体験に来られました。     ミニ講演では、つじもとFP事務所代表のファイナンシャルプランナーとして活躍されている辻本由香さんを講師としてお招きし「がんになったときに困らないための準備」をテーマに講演していただきました。   講演では、ご自身のがん患者としての実経験とともに、クイズや参加者への質問などを織り交ぜながら参加型の構成で、参加された方から「お金のこと、薬の副作用のことが心配になる」、「一人暮らしで頼る人がいないから、ほかの人に頼まないといけないのが困る」とのご自身の思いを発言され、会場が一体になり、とても良い雰囲気でした。   講師から、がん治療と仕事の両立は個々の状況で困難な状況もあるが、治療を続けながら働くことが可能とする支援が法律で定められていることを踏まえ、両立支援コーディネーターという調整役を活用しながら(2019年がんカフェ講師として招聘)、様々な制度を活用し、当事者である本人が「仕事を続けていきたい」という意思を示すことの必要性が強調されました。また、がん治療に伴う治療費や治療費以外に必要となる費用とがん保険の見直しについてもお話しくださいました。   最後に、がんになったときに困らない備えとして、   身体の声に耳を傾ける 使える制度を知る 貯蓄や保険加入を検討する 頼りになる人・場所を見つける ことが大切であるとお話しされました。       そして、今年も看護医療学科2回生の学生によるアロマハンドマッサージが大好評で、来場者の方も笑顔で「気持ちいい」「いい香り」とリラックスされていました。学生の事前に試行錯誤しながら練習に励んだ成果が表れていたのだと感じました。担当した学生からは以下の感想が寄せられました。   参加した学生からの感想をご紹介 様々な年代の方と話す機会が滅多にないため、とても貴重な経験でした。ハンドマッサージに参加された方々が「気持ちよかったです」や「いい香りですね」と言ってくださり、私自身も幸せな気持ちになりました。この経験をいつか発揮できたらいいなと思います。 高橋 宙那 今回アロマハンドマッサージの支援学生を体験し、とてもいい経験になりました。多くの方々とお話しでき、多くの知見を得ることができました。来場された方にアロマオイルの効能について聞いていただいたときにうまく答えられなかったのが心残りだったので、これからこのような機会を頂いたときには、詳しく説明できるような能力をつけたいです。   南 祐介   準備から片付けまで和気藹々とした雰囲気で活動することができて楽しかったです。ハンドマッサージは、沢山の方に受けてもらうことができてやりがいや達成感を感じることができました。参加してくださった方々に「心安らぐ時間を過ごせた」と少しでも感じてもらえていたなら幸いです。   井上 大輝 アロママッサージでは、多くの参加者の皆さんと、色々な話を聞くことができて楽しい時間となりました。また、ミニ講演では、がんになった時に利用できる制度ついて理解する機会となり、とても勉強になりました。「自分ががんになったら」と考えた時に、がんは死を意味する病気であると考えていたので、家族等に相談することでよけいに心配をかけるかもしれないと思い相談しないと思っていましたが、今回、がんは誰にでもなる可能性があるものと知り、がんになったとしても今の医療技術では治せる病気であることを理解できたので、もしがんになったとしても積極的に家族と相談しながら生きるための治療を受けたいと思いました。   田仲 司 今までガンカフェという名前も聞いたことがなく、ガンカフェのボランティアの話を聞いたときもどのような意図でするのか理解できていませんでした。しかし、今回参加することでガンカフェはがんを患っている人も患っていない人もがんについて学ぶことのできる機会であると知りました。また、当日多くの人とアロマハンドマッサージを通して出会い、話を聞くことでがんについての想いを聞くことができました。私は看護で1番大切なことは寄り添う事だと思っていましたが、寄り添うことは簡単なことではなくどうしたらいいのか悩むこともありました。しかし、寄り添うことで1番大切なことは病気で悩む人の悩みを全てわかったように思わないことだと学びました。この学びを大切にこれからも私の看護を考えたいです。   竹田 朱里   なお、講師の辻本さんからは、自著を寄贈していただきました。     次年度のがんカフェで自由に手にとって読んでいただけるようにしたいと思います。今後も地域住民の方々の交流の場となるよう継続して開催していきたいと考えています。   看護医療学科 助手 中谷 隆太郎 関連記事 「アルツハイマーデー」啓発活動報告~看護実践研究センター 認知症ケア部門 「認知症の人と家族の交流会 in KIO」を開催!~看護実践研究センター認知症ケア部門 「障がい児の愛着形成支援」について研修会を開催!~看護実践研究センター プロジェクト研究成果発表会を開催しました!~看護実践研究センター 認知症予防講座「歌って、笑って若返り」を開催しました~看護実践研究センター認知症ケア部門 看護実践研究センター認知症ケア部門主催「高齢者看護・ケアに活かすホリスティック・ナーシング」講演会を開催しました。 看護実践研究センター第9回研修会「地域共生社会の実現に向けて~様々な在留資格による外国人介護職受け入れの現状と課題~」を開催しました。