2012年1月12日の記事

2012.01.12

森 友彦 教授が日本咀嚼学会「名誉会員」の称号を授与されました。

この度、本学健康科学部健康栄養学科の森教授が、特定非営利活動法人日本咀嚼学会の「名誉会員」の称号を授与されました。 先生は、永年にわたり"食品素材の研究・開発"に取り組まれ、新たな素材や高品質な素材、さらには高効率な素材生産の開発などにおいて多くの業績を上げてこられました。今回の受賞以外にも日本農芸化学会奨励賞を初め、アメリカ油化学会優秀論文賞、日本食品科学工学会学会賞、などを受賞されており、昨年にはIAFoST(International Academy of Food Science and Technology:国際食品科学工学連合・IUFoSTのアカデミー組織)の第7期のFellow (フェロー)に選出されるなど、国外でもご活躍されています。 【関連記事】https://www.kio.ac.jp/information/2010/11/iufostfellow-of-the-academy.html 日本咀嚼学会は1990年11月24日に発足し、2000~2003年は編集委員長をご担当されておりました。先生は、1998年の学会誌の巻頭言の中で、「咀嚼機能の研究の進展によって、食品の物性が嗜好を満たすのみならず、生体への適切な作用も具えた食べ物を具現することにより理想的な食事の提示が可能になり、食品の咀嚼機能の解明と食品の物性の設計・開発を進める上で本学会は重要な役割を担っている」と学会への思いを述べられております。 現在は、畿央大学健康科学研究所所長、大学院健康科学研究科教授も兼務され、学生の教育・研究指導に当たられる傍ら、食品の美味しさ、好ましさ、食べ易さなどの要因を知り、その知識を食べ物作りの実際の場に活用できるような知見や技術を得るために研究を続けておられます。また、産官学の連携にも大いにご尽力され、大学が持つ知的財産の社会還元に貢献すべくコーディネート役として熱心に活動を続けておられます。 ▼森研究室の4回生とともに記念撮影