2025年12月3日の記事

2025.12.03

「佐味田みんなの縁側」 板絵描き・障子替え-夏から秋へ ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ

人間環境デザイン学科の陳ゼミでは、佐味田地区の皆様と河合町役場と協力して『佐味田みんなの縁側』を制作し、2023年5月12日から河合町 佐味田集会所前に設置しています。今回は夏と秋の板絵描き・障子替えの様子をご紹介します!   ▶ 前回の活動を紹介した記事はこちら 夏のイベントの様子 2025年6月21日(夏至)の午後に河合町佐味田老人憩の家において、「佐味田みんなの縁側」の夏イベントを行いました。佐味田地区の住民24名(大人と子ども)、河合町役場職員、畿央大学生(人間環境デザイン学科と現代教育学科)、教員を含めて、合計40名の参加ができました。ご参加の方々に感謝を申し上げます。   今回は、新たな障子の発表および住民の方々との共同作業を行いました。   今年度の障子は佐味田の風景に季節の花や植物を描いたデザインとし、右の柿の木と左の桜の木そして季節の花の変化を楽しんでもらいたいと思い作成しました。また、今回作成にあたって四季のイラストのデザインアイデアをいただくため住民の方々と一緒に季節のものを描いたり色を塗ったりしました。   ▼ 今年度の障子のテーマを住民の方々に発表を行いました。   その後、住民と大学生はチームに分かれて、1つのチームが夏バージョンの障子の色塗り、4つのチームが春、秋、冬バージョンの障子を住民の方々と一緒に作成しました。   ▼ 作業の様子     ▼ 障子の秋バージョンの共同創作・発想   ▼ 障子の冬バージョンの共同創作・発想   ▼ 夏の障子の貼り替え作業   ▼ 地域の子どもたちに見守られながら無事設置することができました。   ▼貼り替えができた夏バージョンの障子です。   夜になると中に設置しているライトがひかり障子の絵が昼間より、より鮮明に浮かびとてもきれいです。   ▼ 夜の障子の様子     板絵には夏に関する物を住民の方々に描いていただき表現力豊かなデザインがいっぱいありとても素敵な板絵が完成しました。「佐味田みんなの縁側」は夏の雰囲気に感じられます。   ▼ 住民の方々が描かれた夏の板絵は、「佐味棚」に飾られました。   ▼ イベント後には、さらに書き足された板絵が並び、より「夏」の雰囲気が感じられました。   また、住民の方々に対して、「佐味田みんなの縁側」の後方に設置予定の、掲示板の提案も畿央大学生より行いました。掲示物の固定方法や耐久性、掲示面の素材についてなどの議論ができました。   ▼ 大学生が掲示板の提案を説明した様子   ▼ 夏の「佐味田みんなの縁側」における参加者たちの集合写真 参加した学生の感想 今回作成するにあたって障子のデザインを考えるのがとても難しかったのですが住民の方々に喜んでいただきとてもうれしかったです。また、作成中に住民の方々と直接お話ができ私たちにはないアイデアをいただけてとても有意義な時間を過ごすことができました。 Tさん 自分が大部分を関わった企画を自ら発表するということは、初めての経験でした。住民の方が様々な意見をくださり、議論し、真剣に話し合いができました。とても緊張しましたが、ありがたい貴重な経験となりました。今回の発表を活かし、掲示板をよりよいモノにしていきたいと思いました。 Yさん   人間環境デザイン学科 3回生 塚崎 陽菜、吉田 周平   「佐味田みんなの縁側」の秋の障子替え 2025年10月3日の午後に、「佐味田みんなの縁側」での現地活動を行い、秋バージョンの障子に貼り替えました。     ▼ 河合町佐味田地区の秋風景をテーマにしました。   ▼ 秋の「佐味田みんなの縁側」   なお、住民の方との交流活動も行い、陳ゼミが制作した動物将棋を遊びました。学生たちが提案した遊び道具も紹介して、住民との意見交換を行いました。   ▼ 動物将棋の遊びと遊び道具の提案説明が行われた様子   ▼秋の「佐味田みんなの縁側」における参加者の集合写真   人間環境デザイン学科 准教授 陳 建中 関連記事 ▼ 陳ゼミ 河合町佐味田地区での活動についての過去の記事 「佐味田みんなの縁側」の塗り替えおよび春の板絵描き・障子替え ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 河合町佐味田の居場所計画で「佐味田みんなの縁側」“縁台”を提案!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 河合町佐味田の居場所計画 「佐味田みんなの縁側」制作・発表~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 河合町佐味田の居場所「佐味田みんなの縁側」の活用状況調査~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 河合町佐味田地区「佐味田みんなの縁側」の増設 板絵の飾り棚および遊び道具の制作活動~人間環境デザイン学科 陳ゼミ ▼人間環境デザイン学科についての過去の記事 「いつもの場所で時を織る」—ストリート織り機から生まれたソファーカバーがお披露目されました ~ 人間環境デザイン学科 村田ゼミ 【新刊紹介】本学教員が「韓国建築史」について分担執筆!~人間環境デザイン学科前川准教授

2025.12.03

香芝市鎌田防災訓練に参加しました!~ ボランティアセンター

2025年11月15日(土)、本学の学生3名が香芝市立鎌田小学校で行われた防災訓練のボランティアに参加しました。     訓練には、同小学校児童215人と校区住民約100人が参加し、避難所開設訓練やAEDの操作説明、豚汁の炊き出し等を経験しました。     本学の学生は、豚汁の炊き出しの補助や児童らと共に講演会に参加し、阪神淡路大震災の体験談などを聞いたり、避難所用のテント設置作業の補助を行いました。 当日の様子を写真でご紹介します。     参加学生の感想 防災対策について知らなかったことを学ぶことができ、良い機会になりました。小学生と関わることができて楽しかったです。ぜひまた参加したいと思えるボランティア活動でした。 現代教育学科 1回生   初めてのボランティア活動だったので、緊張と楽しみの両方の気持ちがありましたが、とても良い人たちばかりで楽しんで活動できました。次回は、もっと児童と関わるボランティアにも参加したいです。 現代教育学科 1回生     災害時に小学校が避難所として使われる場合、何を設営する必要があるのか、スタッフ側としてどのように動くべきなのかが分かりました。また、災害に備えて自分の命を自分で守る準備の重要性も学ぶことができました。 健康栄養学科 2回生 今回のボランティアでは、学生たちがさまざまな年代の方々と交流しながら、炊き出しや防災グッズの見学・設置を行い、防災について改めて考える機会を得ました。多くの学びを得るとともに、楽しく活動できたようで、次のボランティア活動への意欲にもつながっているようです。   ボランティアセンターでは、今後もさまざまなボランティア情報を学生に提供し、相談などの支援を行っていきます。学生のみなさんが活動を通じて成長していくことを期待しています。   ボランティアセンター 担当 関連記事 国保中央病院「第13回健康フェスティバル 畿央大学コラボコーナー」活動報告 ~ 看護医療学科 2025年度 ウエルカムキャンパス「スマイル交流サロン」開催報告 ― 医療的ケア児や発達障がい児、その家族が笑顔でつながる2日間 ― 広陵町「いのちを守るまちづくり」イベントに畿央大学の教員・学生が参加! 災害復興ボランティア部HOPEFULが、FMヤマトに出演! ボランティア団体へのインタビューと動画撮影に挑戦しました!~ボランティアの魅力発見プロジェクト

2025.12.03

「慢性期看護学援助論Ⅰ」卒業生による授業―筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の看護― ~ 看護医療学科

「慢性期看護学援助論Ⅰ」は、看護医療学科2年後期に必修科目として開講しています。この授業では、臨床現場で勤務する看護師を外部講師として招き、最新の筋萎縮性側索硬化症(以下、ALS)患者の看護の実際について講義を受けるというプログラムを組み込んでいます。 令和7年11月25日(火)、第6回目の授業では、講師として本学の看護医療学科7期生である富本 尚寛さん(大阪急性期・総合医療センター脳外科・神経内科病棟勤務)から、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の病態や最新の治療法、看護および意思決定支援についてご講義いただきました。       また、卒業生であり、かつ現場での臨床実習指導者の視点から後輩へのアドバイスとして3年次後期からの臨地実習における心構えなども話していただきました。今年の講義には、同じ病棟で勤務する12期生の2名(金山 春香さん、藤原 萌花さん)も参加してくださいました。   ALSとは、脳や末梢神経からの命令を筋肉に伝える運動ニューロン(運動神経細胞)が侵される病気で、難病の一つに指定されています。病気の進行に伴い、手や足が動きにくくなったり、コミュニケーションが取れなくなったり、嚥下(えんげ)ができなくなったりします。その一方で、認知機能や、かゆみ・痛み、視力や聴力といった感覚機能、内臓機能などは保たれます。進行は個人によって違いますが、想定より早く進行する場合があるそうです。そのため、早期からの患者様やご家族に対する意思決定支援が重要になってきます。   本人の意思決定には、コミュニケーションが重要になります。しかし、それが困難である患者様には、コミュニケーションツールの活用が必要になります。今回は、ALSコミュニケーションツールである「伝(でん)の心(しん)」(発語や筆談ができない方を対象としたパソコンを用いた意思伝達装置)を持参していただき、デモンストレーションを行ったり、実際に病棟で意思確認をしている様子について、説明していただきました。         ALS患者の約8割は自宅で生活している現状から、病棟での看護において退院支援は重要となります。そのため、看護師は他職種と連携しながら、患者様およびご家族への支援を行う必要があると説明されました。退院支援を進める上では病棟看護師が中心的な役割を担うことから、学生の間に授業内のグループワークやディスカッションに積極的に参加して、多職種連携や患者支援に関する視点を養うとともに、自己のコミュニケーションスキルを高めるよう助言を受けました。   授業の終盤では、実際に富本さんが関わった退院支援の事例をもとにした検討課題が提示され、学生は、「患者ならば家族に迷惑をかけたくないと思うが、家族の立場なら介護が大変でも(自宅に)帰ってきてほしいと思う。」など、患者様・ご家族双方の視点をふまえたディスカッションがされました。     また、富本さんからは、コミュニケーションが困難な患者様との関わりであっても、信頼関係を構築する工夫を行い、患者様が納得した意思決定ができるよう支援していることとその重要性が説明されました。ケアの対象者である患者様・ご家族と真摯に向き合い、コミュニケーションが困難な場合でも理解しようと努力し、意思決定を支援できる看護師を目指してほしいと思います。     富本さん、貴重なお時間をいただきありがとうございました。     看護医療学科 教授  山本 裕子                 准教授 對中 百合 関連記事 セーフケアが関西に!「知的障がいを持つ親への子育て支援を学ぶ3日間」 ~畿央大学看護実践研究センター地域包括ケア部門母子分野研修報告~ 四天王寺大学でOrange Project®の交流会を行いました!! ~ 認知症ケアサークルOrange Project®畿央大学 長島愛生園を訪問し、正しい知識を持ち、語り継ぐことの重要性を学ぶ ~ 看護医療学科「健康学特論」 国保中央病院「第13回健康フェスティバル 畿央大学コラボコーナー」活動報告 ~ 看護医療学科  

2025.12.03

畿友会(学生自治会)だよりvol.107 ~令和7年度「保護者懇談会」のサポートをしました。

こんにちは、学生自治会「畿友会」です。 2025年(令和7年)11月22日(土)、今年度は気温も下がり落ち着いた秋に「保護者懇談会」が開催されました。当日は畿友会(学生自治会)の学生スタッフが受付や誘導でご参加の皆様をお出迎えしました。     冬木記念ホールで行なわれた全体会では冒頭に冬木 正彦学長、後援会会長 村井様よりご挨拶がありました。     全体会終了後は学科別に分かれ、教員の紹介や学科の取り組み・学修内容について、また普段の学生の生活の様子などについての説明が行なわれました。   個別相談会では、保護者の皆様が将来の就職や資格取得のこと、学生生活についての不安など、さまざまな事柄について熱心に相談されている様子を拝見しました。   お忙しい中、お越しくださいました保護者の皆さま、ありがとうございました。 これからも保護者の皆様のご意見を参考に、畿友会では、よりスムーズに保護者懇談会のサポートができるよう努力してまいります。来年度も多くの保護者の皆様のご参加をお待ちしております。    畿友会 広報部 2回生 糸谷 美優   Instagram:@kiyukai_kio Twitter:@kiyukai_kio LINE:@kiyukai_kio    ▶畿友会に関連するブログ記事 KIO Smile Blog