2023.09.05
「チーム医療ふれあい実習」レポート!~理学療法学科
畿央大学では、入学後早期にチーム医療の実際にふれ、職種間の協働の重要性について学ぶ「チーム医療ふれあい実習」を行っており、今年度から学科単位で実習に行っています。理学療法学科では、初日と最終日に学内実習を実施し、8月30日(水)~9月1日(金)に学外実習を実施しました。入学後半年も経たない時期に、分野、領域の異なる3つの施設で実習し、多方面で理学療法士の先生が活躍されている現場を新鮮な感性で経験できる貴重な機会になりました。
西大和リハビリテーション病院(回復期、療養型、生活期)での実習風景
平成記念病院(急性期、亜急性期、回復期)での実習風景
大阪市舞洲障がい者スポーツセンター(障がい者スポーツ)での実習風景
理学療法士の先生から病院や施設、リハビリテーションについて説明していただくだけでなく、臨床の現場の見学や体験、当事者の方とのコミュニケーションもさせていただきました。初めての実際の現場に緊張しながらも、実習中とてもいい顔をしている学生さんの様子が印象的で、教員(特に担任)としてとても嬉しい気持ちでした。学内での学びが重要であることは言うまでもありませんが、経験に勝る学びはないことを再認識しました。
最終日は学内で、3日間の学外実習に基づき、「チーム医療における理学療法士の徳・知・美」についてグループごとにパワーポイントにまとめ、発表会を行いました。短時間での難しい課題でしたが、学生たちは、グループに分かれて、試行錯誤しながら、テーマについて考え、発表資料にまでまとめあげることができていました。発表会では、学外実習での様々な気づき、学びに基づき今後理学療法士になるため、どのように研鑚していくかについて、各グループが工夫しながら発表してくれました。1回生のこの時期に、複数の施設で実習させていただけたことにより、「理学療法士ってすごいな、やさしいな、すてきだな」と、その魅力を感じ、今後に向けて今一度志を立てることができたのではないかと思います。
▼最終日の学内発表会の様子です。寸劇を交えたプレゼンテーションもありました!
以下に参加した学生の声を紹介いたします。
「チーム医療ふれあい実習」で、理学療法士さんたちが患者様とコミュニケーションをとり、リハビリを行っている姿を見させていただき、理学療法士さんのやさしさ、あたたかさを直接感じることができました。また、実際に患者様と会話をして、コミュニケーションをとることの難しさを実感しました。自分の理想の理学療法士像をイメージでき、モチベーションが上がったとても有意義な実習になりました。
理学療法学科1回生 岡島 悠海
「チーム医療ふれあい実習」を通して、私たちは初めて理学療法士が働く現場を見学させて頂きました。その中で、各施設で働く理学療法士さんの姿はとてもかっこいいと素直に感じました。それと同時に、一人一人違った患者様とのコミュニケーションをとる難しさや私たちのこれからの学習の大切さを改めて感じることができました。この貴重な経験をこれからの学習や実習に活かしていけるように励みたいと強く思いました。
理学療法学科1回生 津田 逸朗
最後に、入学後まだまだ未熟な学生たちに、このような機会をいただきました関連各位に本当に感謝しています。個人的には、今回実習でお世話になった学生たちの担任をさせていただいていますが、ふとした発言や行動に「やさしさ」を感じる学生も多く、これからの学生の成長に期待しています。学生が、今後芽を伸ばして、将来素敵な理学療法士になり、活躍できるよう、我々教員も学生としっかりと向き合っていきたいと思います。畿央大学は今年で開学20周年を迎えますが、学生の成長を促すことができるよう、様々な新たな取り組みにも今後もチャレンジしていければと考えています。
理学療法学科 准教授 岡田 洋平
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