2017年8月2日の記事

2017.08.02

2017年度「マミポコ親子ひろば」第6回活動報告!

近隣の未就園児の親子を対象に、第2・第4火曜日の午前10:00から畿央大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。自由遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどをして元気いっぱい活動しています。   7月25日(火)に今年度6回目のマミポコ親子ひろばを開催し、以下の内容で交流を楽しみました。   〇自由遊び 〇絵本「いいこいいこ」「だるまさんと」 〇ふれあい遊び「ばすごっこ」   今回は2組の親子、どちらも姉弟、姉妹で参加してくださいました。自由遊びでは、おままごとをしたり、柔らかいボールを投げて遊んだりしていました。また、今回は異年齢の関わりもありました。少しずつ活動をしていく中で、お互いに関心を示す行動が増えてきたように思います。     絵本は「いいこいいこ」と「だるまさんと」の2冊を読みました。「いいこいいこ」では、お母さんに頭をなでてもらい、恥ずかしがりながらも嬉しそうにしている子どもたちの姿を見ることができました。また、「だるまさんと」は、だるまさんシリーズを好きな子どもが多く、楽しんでいただけたように思います。   前期は今回の活動でおしまいです。後期にまた参加していただく際、子どもたちの成長を楽しみにしております。ありがとうございました!   後期の1回目の活動は、10月10日(火)に和室で行います。ご参加お待ちしております! なお、今年度は定員にまだ余裕がありますので新規のご参加受付しております。   ●お申し込みはコチラから!   現代教育学科3回生 田地野佳奈 【関連記事】 2017年度「マミポコ親子ひろば」第5回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第4回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第3回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第2回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」初回の活動報告!

2017.08.02

学生広報スタッフblog vol.225~JICA関西・WHO神戸センターで学ぶ国際看護!

こんにちは!看護医療学科4回生 学生広報スタッフの當摩宥佳です!   看護医療学科4回生の必修科目として「国際看護論」という授業があります。今回は、授業の一環として訪問した「JICA(国際協力機構)関西センター」と「WHO(世界保健機関)神戸センター」での学外学習について書きたいと思います!(^O^)   国際看護論とは、『国際社会の動向や世界の中の日本という立場を理解し、グローバルな視点で活動できる基礎を養うことを目的とする。 政治、経済、文化、など、さまざまな考慮すべき視点について考え、わが国の国際医療協力の概要と実例にも触れながら、異文化を持つ人々や異文化圏に住む人々への看護の在り方に対する理解を深めていく』(シラバスから抜粋)授業です。 日本と諸外国との保健医療の課題を比較し、国際看護(国際交流と国際協力)の意義と必要性を考えることや、看護師の国際間移動など、看護師を取り巻く国際状況、在日外国人の医療問題についても取り上げ、考えていきます。   私達は、7月26日(水)にJICA関西センターとWHO神戸センターを訪れました。まず、私達はJICA関西でJICA専門家※である柴田さんと、WHO神戸センターの職員である野崎さんのお話を聞きました。   ※JICA専門家とは、途上国からの要請や政府間の国際約束に基づいて、政府機関、教育機関などに出向し、政府や関係機関の職員に、技術や知識を伝えたり、制度や組織の改善を提案します。活動分野は教育や保健、医療、農業、環境など多岐にわたり多くの専門家は『技術移転型』の支援を行っています。   ▼JICA関西     まず初めにJICA関西の柴田様からご講義いただきました。柴田様は、JICA専門家としても活動されており、ODA(政府開発援助)の援助の1つである青年海外協力隊としてスリランカにボランティアで派遣されたことや、JICA専門家としての活動や技術協力プロジェクトの実際についてお話し頂きました。   ▼講義して下さったJICA関西センターの柴田様     講義の中では、途上国で亡くなった6か月の女の子の事例をだしていただき、その事例について、なぜそうなってしまったのかという「原因」と、どうすれば防げたのかとい「解決策」をグループで話し合いました。   ▼参加メンバーでのグループワーク     事例の原因と解決策を考え、それを言葉にするだけならそれほど大変ではありません。しかし、自分たちが住んでいない、行ったこともない国での問題は、実際に現地に行って住民の生活や価値観を知ったうえで、その国その地域に合った解決策を考えることが重要だと考えました。   ただ現地に行き援助を行うということは、簡単なことではありません。日本から物資を送るだけではなく、現地で住民と触れ合い知り合いながら、技術提供や教育・必要なシステム作りなど、援助を行うといった活動がとても重要であると感じました。   ▼WHO神戸センターの野崎様     次にJICA関西に隣接するWHO神戸センターの野崎様に、WHO組織や取り組みについてご講義いただきました。世界全体の「健康」を考えるにあたり、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジという考え方が重要だということ。ユニバーサル・ヘルス・カバレッジとは「全ての人が適切な質の保健医療サービスを適切な費用で受けられる」といった考え方です。WHO神戸センターはこのユニバーサル・ヘルス・カバレッジを目標にしていると分かりました。    また、これからの世界は、感染症との闘いや高齢化の進展により、医療費の高騰や保健医療人材の不足が考えられます。これから求められるイノベーションの答えは、千差万別であり、その答えを探すために、WHO神戸センターでは、様々な国のモデルを参考に研究を行っていることが分かりました。   ▼その後、WHO神戸センターの内部を、野崎様に案内していただきました!     とても貴重な機会で、みんなも興味津々で見ていました。この学外学習を通し、実際に途上国に行き援助を行った方や、世界を見ている方々のお話を聞いたことで、自分の中での国際協力や海外支援といったことへの考え方が変わったような気がします。 日本にいながら、他の国で必要な援助を考えるのではなく、自ら現地に行き、実際の生活やそこに住む人々を知り、日本とは全く違う生活・価値観の中で私達は現地の人々へどんなことが出来るかを考えることが非常に需要なのだと学ぶことが出来ました。今回の学びを活かし、私も貢献できることは無いか考えながら生活をしていかなければいけないと感じました。   一緒に参加した他のメンバーにも意見を聞いたので紹介します♪   『講義を聞いて、ボランティアで日本の母子健康手帳の制度を他国に持ち込んで知識や技術を広めていることを学びました。そして、その際には、他国の言葉、文化などを知ったうえで、取り組んでいく必要があると考えました』   『今回講義を聴講させていただき、実行すること・実現させることの難しさを感じました。途上国で起こる問題について、自分が変えたい・力になりたいと思い一歩踏み出すことは容易ではなく、実現させるために試行錯誤の連続で、何十年もそのことについ考える必要があると学びました。国際協力を行うためには、文化や環境の違いなどその場に行かなければ知ることのできない現状を調査しながら、実現に向けて現地の方々と共に学び、成長していくことが大切なのではないかと感じました』   【参加メンバーでの集合写真】   今回、ご講義いただきました柴田様、野崎様、本当にありがとうございました。また、このような貴重な場を設けてくださった堀内先生、ありがとうございました!                       看護医療学科4回生 當摩 宥佳 【関連記事】 指定難病の一つ「多発性硬化症」を学ぶ~看護医療学科「成人看護学対象論」 第32回奈良県母性衛生学会学術講演会 参加レポート!~看護医療学科 廣金・藤澤ゼミ