2018年7月13日の記事

2018.07.13

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.58~7月勉強会は「人間工学から考える椅子」!

こんにちは! 健康支援学生チームTASK※の人間環境デザイン学科3回生藤原朋香です。2018年7月10日(火)に「人間工学から考える椅子」テーマでTASK勉強会を開催しました。   ※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。   まずはじめに、座りやすく疲れにくい椅子ってどんなのだろう?ということを、みんなで考えて発表してもらいました。   ▼真剣に考えています   椅子に座っているときに人体が受けている負担と、その負担を軽減するためにはどうすればよいか、また椅子のプロトタイプ(食事、作業などの目的に応じた基本形)について紹介し、背もたれの高さや大きさの変化によってどのように作業性や休息性が変化するか、などを学んでもらいました。   最後に、機能性の話だけでは面白くない!ということで、学校のエントランスホールに置かれている有名デザイナーの椅子をいくつか借りて、実際に座ってみました。学んだことから考えたことや、面白い座り心地の感想などが口々に出てきて、和気あいあいとしながら勉強会を終了しました。   ▼見た目のインパクトに最初はびっくり   ▼椅子に座ってTポーズ(*^^)t   人間環境デザイン学科3回生 藤原朋香     ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。

2018.07.13

「第2回韓国老人福祉(認知症ケア)研修」開催~看護医療学科

平成30年7月9日(月)~11日(木)「第2回韓国老人福祉(認知症ケア)研修」が開催されました。 韓国の老人病院や介護施設で勤務する看護職および介護に携わる専門職(保健所や市町村の行政関係者や医療関係者、認知症安心センター(日本の地域包括支援センター))が、認知症についての知識向上と援助技術の習得を図る目的で、韓国から37人が畿央大学および施設での研修に来られました。畿央大学では、山崎教授をはじめとする南部准教授、島岡助手、尼崎助手、松原臨床教授、吉井臨床教授、および林田准教授・大友講師、学生4人(山崎ゼミ4回生)が対応しました。     1日目:7月9日(月) 午後から東大阪市にある「地域包括支援センター向日葵」を見学されました。地域包括支援センターで認知症カフェの実際や認知症サポーター養成講座の説明を受けたあと、従来型の特別養護老人ホームを見学され、お点前(抹茶)を堪能されました。   2日目:7月10日(火) 午前中は、老人介護福祉施設 「和里(にこり)」を見学。和里は、10人程度の少人数が生活するユニットケアを行っており、関西をはじめとする施設職員の研修なども多く受け入れています。和里でのユニットケアの実際や看護・介護の実際を見学されました。     午後は畿央大学に移動し、13:00~17:15まで、日本における認知症看護についての最新の知見の習得を図るとともにコミュニケーション技術を学びました。 開催にあたり、畿央大学学長である冬木正彦学長が挨拶され、畿央大学の紹介をされました。 前半は、看護医療学科 山崎尚美教授と島岡昌代助手による「日本における認知症看護の動向と施策について~認知症理解を目指した認知症カフェの取り組み~」というテーマでの講議です。日本の認知症に対する施策及び新オレンジプランにおける「認知症カフェ」にもとづいての取り組みについて、畿央大学老年看護学教員が行っている4つのカフェの取り組みや現状について説明しました。     後半は、認知症高齢者との関りについての講義と演習で、ロールプレイを基にしたディスカッションを行いました。大友講師、林田准教授、南部の3人の教員で、認知症である姑と嫁、警察官役でロールプレイを行いました。最初は悪い関わりをロールプレイし、そのかかわりについて受講者がグループワークを行い、意見を発表しあいました。その後、モデル的なロールプレイをするとともに、その時の気持ちや思いを姑、嫁の立場で振りかえって話をしました。さらに大友先生から認知症の家族を介護する家族の立場からその思いが語られました。これらのことから、当事者、家族それぞれの思いを知ることができ、より良い関わり方を考えることができたようでした。このような内容を認知症サポーター養成講座では講義していて、また認知症カフェの運営について実践しているということを伝えることができました。     最後に、健康科学部学部長の植田正嗣教授が韓国語で挨拶をしてくださり、研修生の方々は感動のあまりに拍手をされていました。       3日目:7月11日(木) 天理市にある『ふれあいの里』の老人保健施設や特養を見学し、午後は若年性認知症のかたの支援を行っている「SPSラボきずなや」を見学されました。     7月の暑い気候の中、施設を回り、農業をされている場所を巡り、講義を受け演習をするなどかなりハードなスケジュールでしたが、皆さん熱心に見学し質問や意見をされていました。     看護医療学科の学生4人の活き活きとした姿勢にも興味・関心をもっていただきました。    看護医療学科 准教授 南部登志江(老年看護学)   【関連記事】 「第1回大韓老人療養病院協会主催研修」が開催されました~看護医療学科 マダム信子氏の講演会&意見交換会を開催!~第1回認知症の人と課題解決のステーションづくり in 畿央大学 認知症高齢者の緩和ケアをテーマに「第1回 認知症高齢者の終末期ケア研修会」を開催しました。

2018.07.13

2018年度「マミポコ親子ひろば」第5回活動報告!

近隣の未就園児の親子を対象に、第2・第4火曜日の午前10:00から畿央大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。自由遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどをして元気いっぱい活動しています。   【第5回:7/10(火)】 ○自由遊び ○絵本『あついあつい』『はみがきあそび』 ○ふれあい遊び『バスに乗って』『ぐるぐるせんたくき』『きゅうりができた』      平成30年度第5回目の活動を報告します。当日は9組の親子が参加してくださいました。5回目で慣れてきた子どもも多いようで、お気に入りのおもちゃで集中して遊ぶ子ども、他のお友達やお母さんと一緒におままごとやプールボールで遊ぶ子どもなど、様々に楽しんでいて、とても賑やかでした。     ふれあい遊びでは、お母さんと一緒に楽しんでくれている子どもの様子が見られ、部屋がたくさんの笑い声でいっぱいでした。おうちでもお母さんとのふれあい遊びを楽しんでもらえたら嬉しいと思いました。    前期の活動は、今回で最後です。 これからもより安全安心に楽しく活動していただけるよう学生一同努力していきたいと思います。また後期にも活動を始めますので、よろしくお願いいたします。   現代教育学科1回生 渋川雅   【関連記事】 2018年度「マミポコ親子ひろば」第3・4回活動報告! 2018年度「マミポコ親子ひろば」第2回の活動報告! 2018年度「マミポコ親子ひろば」初回の活動報告!

2018.07.13

大学院生が海外でポスター発表!~健康科学研究科

平成30年6月30日(土)~7月2日(月)、アイルランドの首都ダブリンで開催された第22回International Society of Electrophysiology and Kinesiologyに林田一輝さん(博士後期課程)と私(水田直道 博士後期課程)が参加・発表してきましたので報告させていただきます。     この学会は運動制御や神経生理学、生体力学、信号解析、リハビリテーションなど運動制御に関連する約600の一般演題があり、どの演題も議論が非常に活発でした。 シンポジウムでは「生体力学研究の問題点と臨床応用」や「運動パフォーマンスと生理学的指標の関連性」などが取り上げられており、基礎研究の取り組みと臨床ならびにスポーツ現場での現象と隔たりを埋めようとする内容が示されておりました。 森岡研究室からは3日目に私が脳卒中後症例の歩行の研究を、林田さんが運動主体感のポスター発表を行いました。私にとって初めての国際学会でしたが、多くの方から質問に来ていただき、2時間の発表時間はあっという間に感じました。頂戴した質問やアドバイスは非常に有益となる情報が多くあり、今後の進展へ向けモチベートされました。   写真;左:水田 右:林田さん   シンポジウムや一般演題は非常にラフな雰囲気の中、議論が多いにもかかわらず時には笑いが起こるなど、良い意味で議論を行いやすい雰囲気のように感じました。マウントの取り合いのような議論ではなく、相互向上を目的とした姿勢には襟が正されました。また自身の研究領域とは異なる発表に対しても興味を持っている印象を受けました。 このような貴重な経験ができたのは森岡教授をはじめとする研究室の仲間の日頃のご指導と、畿央大学の手厚いバックアップがあったからであり、ここに深く感謝致します。     【発表演題】 水田 直道(博士後期課程) Trunk instability with shank muscle co-contraction is masking the potential of walking ability in patients with post stroke hemiplegia   林田 一輝(博士後期課程) Effects of sharing goals with others on sense of agency and perceptual motor learning   畿央大学大学院健康科学研究科博士課程 水田直道   ●畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターHP ●畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターFacebook   【関連記事】 森岡周教授と大学院生が第40回日本疼痛学会で発表!~畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 第25回Cognitive Neuroscience Societyで研究発表!~健康科学研究科 長崎大学大学院 運動障害リハビリテーション学研究室と研究交流会を開催!~ニューロリハビリテーション研究センター