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理学療法学科
2025.12.08
無印良品あさかつレポート第4弾 代謝アップでぽかぽか!冬の「筋トレ&コンボウォーク」を開催しました!
畿央大学では、地域のみなさまの健康づくりをサポートするため、無印良品イオンモール橿原で開催されている健康イベント「あさかつ」に協力し、継続的に取り組みを進めています。12月7日(日)理学療法学科 3回生4名 教員1名で、代謝アップの筋トレメインの運動プログラムを行いました。 ▼▼ 前回の「あさかつ」の様子はこちらから ▼▼ 無印良品あさかつレポート 第3弾「爽やかモーニングストレッチ」「おくらと生姜のスープ試食」 今回は定番の血圧測定に加えて、握力測定も実施しました。健康づくりは「自分の身体を知ること」からスタートです。大人になると、体力測定をする機会がなくなるので、久々の握力測定でしたが、60㎏を超える方もいて、こちらもびっくりです!初めて参加される方もいらっしゃいましたが、学生との会話を楽しんでいただきながら、和やかな雰囲気で始めることができました。 まずは、松本から、健康づくりのためには、 筋トレは週2〜3回が推奨されていること、血圧が上がり過ぎないように、息を止めず、数字を声に出してカウントしながら行うことを説明しました。 早速、学生が事前に考えてきた 「筋トレタイム」!今回は参加者全員にセラバンドというゴムバンドをお配りし、座位でもできる筋トレを体験していただきました。 学生が近くでフォームを確認し、「どこの筋肉に効いているか」を一緒に感じながら進め、参加者のみなさんも「効いてる!」という声もいただきました。その後は、少しずつ負荷を上げ、自重トレーニングとして、スクワットや踵上げなど計6種目を実施しました! 後半は恒例の「店内ウォーキング」。 店舗内は開放感があり、自然を感じることができるようなデザインで、長い通路を広々と使用できるのも店内ウォーキングは醍醐味です。 学生から意識していただきたいこととして、背筋を伸ばして・踵からつく・腕はひくことを説明し、シャキシャキコースとゆっくりコースに分かれて、ウォーキングが始まりました! 今回の脳トレは新ネタとして「後出しジャンケン」を取り入れました!学生が出した手に合わせて、参加者のみなさんが瞬時に反応。 特に「わざと負ける」場面では、時間がかかる、思わず間違う、その結果、みんなで笑い合うという温かいシーンがたくさん見られました。 筋トレとウォーキングを組み合わせて、合計約40分の運動で、身体も心も頭もスッキリします。 寒い朝にもかかわらず、「身体が温まった!」「スッキリした!」という声が聞かれました。 中には、「継続して参加していたら、体力がついてきて内容にも慣れてきました!」 という嬉しいお声もいただきました。 「あさかつ」が、少しずつ参加者のみなさんの健康づくりに役立っていることを実感できました。 参加学生の感想 参加者さんが積極的に参加してくださり、笑顔で生き生きとされていたのが印象的でした。また、それを見た自分たちも自然と笑顔になり、楽しく、やりがいを感じました。朝からの筋トレでしたが笑顔で帰っていただけて嬉しかったです! 小林 穂高・津田 逸朗 前回のチェアヨガに引き続き、今回の筋トレも参加させていただきましたが、みなさんとても意欲的で動きの質問も多くいただきました。学生が主体となって動き方や筋肉の説明など詳しく説明できたのがとても良かったと思います。 店内ウォーキングの内容も基礎的な部分は変えず、細かい部分を少しずつ変えたことでリピーターの方もとても楽しそうにご参加いただけたのでその点も良かったと思いました。 梶原 史絵 今回の活動では、みんなで運動メニューを考える中で、負荷量の調整や狙った筋肉へのアプローチなど、普段学内で学んでいる内容を実際の場面に結びつけて考えることができました。先生からのワンポイントアドバイスも随所にいただき、より効果的な運動を提供できたと感じました。 ウォーキングの時間では、参加者の皆さんが笑顔で取り組んでくださる場面が多く見られ、それが私たち自身の自信にもつながりました。地域の方と直接関わり、その中で「笑顔になってもらえた」と実感できたことは、自分たちの学びへのモチベーションにもつながり貴重な経験になりました。 西村 茉帆乃 12月に入り、朝の冷え込みが一段と厳しくなってきました。外のウォーキングが続けにくい季節ですが、無印良品の広い店内は適温で快適。天候や気温の心配なく、安全に身体を動かすことができます。 次回、畿央大学が協力する『あさかつ』12月21日(日)は健康栄養学科と理学療法学科のコラボ回になります。「肩こり・腰痛ストレッチ+コンボウォーキング + 無印良品『すぐ使える緑の野菜』を使った『緑の野菜とウインナーの豆乳みそスープ』試食つき!(仮)」 「運動 × 食」で身体の内外から元気になれる内容をご用意しています。みなさまのご参加を心よりお待ちしております。 理学療法学科 准教授 松本大輔 関連記事 無印良品あさかつレポート第3弾 「爽やかモーニングストレッチ」「おくらと生姜のスープ試食」 無印良品あさかつレポート 第2弾「呼吸と姿勢で整うチェアヨガ」 無印良品イオンモール橿原「あさかつ」に理学療法学科・健康栄養学科の学生が協力しました。
2025.12.04
無印良品あさかつレポート第3弾 「爽やかモーニングストレッチ」「おくらと生姜のスープ試食」
2025年11月30日(日)、無印良品イオンモール橿原で開催された健康イベント 「あさかつ」に、畿央大学(理学療法学科・健康栄養学科)が協力し、運動プログラムと無印良品の食材を使ったスープの試食を行いました。 ▼▼ 前回の「あさかつ」の様子はこちらから ▼▼ 無印良品あさかつレポート 第2弾「呼吸と姿勢で整うチェアヨガ」 今回の運動テーマは… 美しい姿勢に繋がり、手軽にできるモーニングストレッチ 脳と身体を一緒に使う コンボウォーク(いきいき!ウォーキング) の2本立てです。 ディスプレイで季節を感じながらのウォーキング 運動前には全員の血圧測定を行います。 高取先生によるストレッチで、ゆっくり気持ち良く筋肉を伸ばしました。誤嚥防止のための胸郭ストレッチなどを行い、体をほぐしたところで、ウォーキングを開始。 後半は、開店前の無印良品の広いフロアを活かし、身体と脳を刺激する「コンボウォーク」。しゃきしゃきグループとゆっくりグループにグループ分かれ、自分に合ったペースで参加してもらいました。 ウォーキングは、学生が主体となり、正しい姿勢とフォームを意識しながら、脳トレ歩行(3の倍数で手をたたく)、綱渡り、速歩などの多機能ウォーキングを行いました。 店舗内は、クリスマスとお正月のディスプレイになっていて、歩き回るのがとても楽しかったです。 身体を温める簡単レシピをご紹介 運動の後は、運動の後は本と喫茶ラウンジへ移動。 今回は、「おくらと生姜のほっとスープ」を食べていただきました。このスープは、本学のヘルスチーム菜良の学生(管理栄養士のタマゴ)が、無印良品の商品「すぐ使える ねばねば野菜」「水餃子」「素材を生かしただしパック飛魚とかつお」を使ってレシピ開発した、とろみ×香り×旨みで、心も体もほぐれる和洋折衷スープです。 健康栄養学科の野原先生・岩田先生と学生がレシピと商品の紹介をしました。 寒くなる時期にぴったりな体が温かくなることだけでなく、鍋を準備するだけで作ることのできる作りやすさもこのレシピのポイントです。 適度な運動と試食で食欲が増進され、レシピの食材を購入されたり、おにぎりセットを追加注文して食べられていた参加者もいらっしゃいました! レシピのご紹介 あさかつvol.5 実施メニューのご紹介 次回、畿央大学が協力する『あさかつvol.5』は、12月7日(日)です。 ▶ 代謝アップでぽかぽか!筋トレ 寒い冬・冬太り対策に、ご自宅でもできる、代謝アップとスタイルを改善につながる筋トレです。 ▶ いきいき!ウォーキング(コンボウォーク) 参加申込は無印良品HPから可能です。ご参加をお待ちしております!! 関連記事 無印良品あさかつレポート 第2弾「呼吸と姿勢で整うチェアヨガ」 無印良品イオンモール橿原「あさかつ」に理学療法学科・健康栄養学科の学生が協力しました。
2025.12.02
令和7年度 理学療法学科卒業研究発表会を開催!~学生レポート
健康科学部 理学療法学科 4回生、宮本ゼミの竹村 亜衣、瀧口ゼミの松原 司季、峯松ゼミの安原 幸汰です。2025年11月7日(金)に開催された理学療法学科卒業研究発表会についてレポートさせていただきます。 卒業研究発表会に向けて 3年次前期の「理学療法研究法」で論文の探し方や読み方を学びました。その後、先生や興味のある分野などから学生それぞれが考え、希望のゼミを選択しました。 3年次後期では「理学療法研究法演習」にて本格的なゼミ活動を開始しました。自分たちで論文を探し、抄録会を行ったり、先生方からアドバイスをいただきながら、自分たちの研究のテーマをそれぞれ決定していきました。テスト勉強や元気塾、またテスト後に控えている評価実習から、心身共に落ち着かない日々の中を過ごしていました。ゼミ活動は、各ゼミによって進行度も様々であり、その中には全てを平行して進めることへの難しさを感じた学生もいたかと思います。 卒業研究発表会を終えて 私は、呼吸機能に関心があったため宮本ゼミを選びました。卒業研究では、円背姿勢の運動後の呼吸循環応答について研究しました。今回の研究では、測定項目が多数あることや初めてのデータ解析であったため、研究結果のデータ解析に苦労しました。しかし、同じゼミの仲間と試行錯誤することで研究を完成させる事ができました。工夫した点は、わかりやすいスライドの作成です。スライドの作成に難航した時はどのようにしたらわかりやすく、見やすいスライドになるかを宮本先生にご指導いただきました。質疑応答の対策をゼミの仲間と実施していたこともあり、当日の発表の質疑応答では質問にスムーズに応えることができました。宮本先生のご指導により卒業研究の発表を成功させることができ、大変良い経験となりました。 理学療法学科 4回生 竹村 亜衣 私が瀧口ゼミを選んだ理由は、「物理療法学」を学び、機械を用いることで徒手よりも効率的かつ有効的に介入できるという点に魅力を感じ、物理療法の研究をされている瀧口先生のゼミに入りたいと考えたからです。ゼミ活動では、TENSと副交感神経活動の関連についての研究を実施しました。多くのデータの解析を行うときには、苦労すると感じましたが、同じゼミの仲間にExcelが得意な子がいたことや、瀧口先生から解析やAIについて細かくご指導いただいたおかげで、データ解析を早く、そして楽に行うことができたと感じます。就職後もこの経験を活かして研究活動を行えたらと考えています。 理学療法学科 4回生 松原 司季 私が峯松ゼミを選んだ理由は、基礎的な解剖を学ぶことで、今後に役に立つと考えたからです。ゼミ活動では、ゼミ生と役割分担を行い、活動後増強に関する研究に取り組みました。実験を進める中で、当初立てた仮説や先行研究の結果とは異なるデータが得られ、考察の段階で非常に苦労しました。しかし、峯松先生の丁寧なご指導のもと、原因の分析や結果の解釈を深めながら試行錯誤を重ね、最終的には研究を無事に完成させることができました。当日の発表では先生方や同級生からの質問を通して研究内容への理解を深めることができました。 理学療法学科 4回生 安原 幸汰 卒業研究発表会を終えてのまとめ 今年度は16ゼミから全39演題の発表が行われ、1演題につき7分の発表と3分の質疑応答がありました。みなさん、わかりやすい発表と積極的な質疑応答を行っていました。 発表スライドと発表者による説明、質疑応答から各ゼミがどのような研究を行ったのか、また、どのようにこれから改善していけばよいのか明確にすることができました。大変面白い研究から非常に難しい研究まで様々あり、新たな視点と知識を得ることができたと感じます。質疑応答では、先生方や4回生からでなく、3回生からも積極的に意見・質問をいただき、学年を超えて高め合うことができました。 今回の研究で得られた経験や知識を4月から始まるそれぞれの舞台で存分に発揮するために、まずは、国家試験に全員で合格することができるように勉学に励みたいと思います。最後に、ご協力いただいた方々並びにご指導いただきました先生方に厚く御礼申し上げます。 理学療法学科 4回生 竹村 亜衣 松原 司季 安原 幸汰 関連記事 ▼▼ 昨年度の理学療法学科卒業研究発表会について ▼▼ 令和6年度 理学療法学科卒業研究発表会を開催!~学生レポート 令和6年度 理学療法学科卒業研究発表会を開催!~教員レポート ▼▼ 理学療法学科関連記事 ▼▼ 無印良品あさかつレポート 第2弾「呼吸と姿勢で整うチェアヨガ」 第23回日本神経理学療法学会学術大会にて本学関係者が多数登壇・受賞しました! TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.102 ~ 大盛況御礼!畿央祭ウェルカムキャンパスにてTASK健康チェックコーナーを出展しました! TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.101 ~東生駒地域包括支援センターとのコラボ「TASK介護予防教室」を開催!! フランス・リヨン神経科学研究センターのHugo ARDAILLON 氏が畿央大学を訪問されました!~ ニューロリハビリテーション研究センター
2025.11.18
無印良品あさかつレポート 第2弾「呼吸と姿勢で整うチェアヨガ」
2025年11月16日(日)、無印良品イオンモール橿原で開催された健康イベント 「あさかつ」に、畿央大学(理学療法学科)が協力し、運動プログラムを担当しました。 ▼▼ 前回の「あさかつ」の様子はこちらから ▼▼ 無印良品イオンモール橿原「あさかつ」に理学療法学科・健康栄養学科の学生が協力しました。 今回のテーマは・・・ 呼吸と姿勢を整えて、椅子に座ったまま誰でもできる “すっきり”チェアヨガ 脳と身体を一緒に使う コンボウォーク(いきいき!ウォーキング) の2本立てとなりました。 前半は健康測定とミニ講座からスタート 運動前の血圧測定を終えた後、教員の松本から資料を用いて、ヨガの健康効果や良い姿勢、呼吸法について、実践しながらのミニ講座を実施しました。 チェアヨガを実施しました その後、学生にバトンタッチし、椅子に座ったまま無理なくできるチェアヨガを紹介しました。 呼吸、肩こり・腰痛・むくみ対策をとして蓮の呼吸(鼻呼吸)、肩甲骨回し、体側伸ばし・ひねり、戦士のポーズなど、しっかり呼吸を意識しながら、参加者の皆さんのペースに合わせて、ゆっくりおこないました。短時間でも身体が温まり、すっきりしたことを実感していただけました。 後半は広い店内を生かしたウォーキングを実施 後半は、開店前の無印良品の広いフロアを活かし、身体と脳を刺激する「コンボウォーク」も学生主体で実施しました。 正しい姿勢と正しいフォームを意識しながら、 3の倍数で手を叩く“脳トレ歩行” 綱渡し・飛び石(バランス歩行) 速歩など 多要素で構成されたウォーキングを実施しました。 今回は多くの学生が参加できたので、参加者の方としっかりコミュニケーションがとれたことで、全体的に和やかなムードで楽しい雰囲気で実施できたのではないかと思います。 本学の学生たちにとっても、地域の方々と直接関わりながら専門性を活かせる貴重な体験となりました。 「学んだことを現場で使うことで、運動の伝え方が理解できた」 「参加者の笑顔に励まされ、もっと地域で活動したくなった」 という感想が聞かれ、教育・地域貢献の両面で大きな価値がありました。 学生からの感想 地域の方々とチェアヨガやウォーキングを通して交流する中で、学内で学んだ知識を実践に結びつける貴重な機会となりました。集団で身体を動かすことの楽しさや、場づくりの大切さに改めて気づくことができました。学生主体で進行する場面では戸惑うこともありましたが、参加者の皆さまが笑顔で取り組んでくださる姿に励まされました。今回得た成果や反省点を今後の活動に活かし、より良い取り組みにしていきたいです。 理学療法学科 4回生 延木 千咲、打越 来未 畿央大学が協力する「あさかつ」 次回実施のご案内 次回、畿央大学が協力する『あさかつ』11月30日(日)は健康栄養学科と理学療法学科のコラボ回になります。 爽やかモーニングストレッチ・・・美しい姿勢につながる軽いストレッチで体を目覚めさせます。 いきいき!ウォーキング(コンボウォーク)・・・脳と身体に効くウォーキングで、姿勢&バランスをアップ もぐもぐタイム・・・無印良品の商品を使った健康栄養学科によるアレンジレシピを紹介します。 個別フィードバック・相談コーナー・・・教員と学生による健康チェックの結果の個別フィードバック・相談コーナー(希望者) と盛りだくさんです。参加申込は無印良品HPから随時公開されます。ぜひご参加ください。 12月の予定をご紹介します。 12月7日(日):冬に向けて、代謝を高める簡単筋トレ(仮) 12月21日(日):肩こり・腰痛予防の姿勢・ストレッチ(仮) お待ちしております!! 理学療法学科 准教授 松本 大輔 関連記事 無印良品イオンモール橿原「あさかつ」に理学療法学科・健康栄養学科の学生が協力しました。 TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.102 ~ 大盛況御礼!畿央祭ウェルカムキャンパスにてTASK健康チェックコーナーを出展しました! TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.101 ~東生駒地域包括支援センターとのコラボ「TASK介護予防教室」を開催!!
2025.11.18
地域リハビリテーション研究室大学院生・研究員の学会での活躍をご紹介~健康科学研究科
地域リハビリテーション研究室大学院生・研究員が第84回日本公衆衛生学会総会、第12回日本予防理学療法学会学術大会で発表を行いました。その内容をご紹介します。 第84回 日本公衆衛生学会総会 2025年10月28日(火)~31日(金)の4日間にかけて第84回 日本公衆衛生学会総会がグランシップ(静岡県コンベンションアーツセンター)で開催されました。今年のテーマは「フェーズフリーの地域づくりと健康危機管理」でした。フェーズフリーとは、平時の物や仕組みが、危機時にも垣根無く役立つことです。日本公衆衛生学会は、80年以上の歴史を持つ学会であり、その領域は母子保健から栄養関係、中高年の健康増進、高齢者福祉と非常に幅広く、著名な専門家の方々が多数参加されています。また地域包括ケアシステムや介護予防関連の演題も非常に多く、リハビリテーション専門職の参加、発表も増えてきていることから、地域理学療法や予防理学療法との親和性も高い学会であると言えます。 地域リハビリテーション研究室からは、修士課程2年の田中 明美氏(奈良県福祉保険部)が修士研究のデータを活用した口述発表を行いました。 田中 明美 (修士課程2回生) 演題名:「短期集中型予防サービスの長期的効果の検証」 フレイル※1は可逆性(もとの状態に戻せる性質)であることを包含した概念であることから、これを立証する事業として短期集中型予防サービスの効果が注目されています。これは要支援者を対象に、リハビリ専門職等を活用しながら短期間で集中的な支援を提供し、生活機能の改善や維持を図るサービスとなります。 これまで短期集中型介護予防サービス前後の短期的な効果は数多く報告されていますが、要介護発生率の抑制効果や予防給付サービスを受けている要支援対象者との費用対効果を10年間にわたり検証したものは存在しません。本研究の結果ではサービス利用群は対照群に比較して新規要介護発生リスクが有意に低いこと(部分ハザード比=0.52,95%信頼区間:0.33–0.80,p<0.01)、各参加における観察期間中の総給付額/追跡月数は、サービス利用群が42,655円/人に対し、対照群で85,770円/人と有意に少ないことを明らかにしました(p=0.03)。 ※1 フレイル…加齢によって心身が衰え、健康と要介護の中間にある状態。 畿央大学 健康科学部理学療法学科 畿央大学大学院 健康科学研究科 地域リハビリテーション研究室 教授 高取克彦 第12回日本予防理学療法学会学術大会 2025年11月8日(土)~9(日)の2日間にかけて第12回日本予防理学療法学会学術大会が令和健康科学大学(福岡県)で開催されました。今年のテーマは「あらゆる年齢のヒトが健康的な生活を維持するための疾病・障がい予防の探求」でした。予防理学療法学会では、学校保健や障がい者スポーツ、フレイル・介護予防、ヘルスプロモーションと幅広く、地域に包括的に健康増進や疾病・障がい予防を推進するためには分野横断的に学ぶ機会となる学会であります。また、本学会では介護予防・日常生活支援総合事業における短期集中C型サービスの取り組みや財政効果、介護予防施策の課題についての発表もあり、今後の行政の立場としての介護予防事業の展開に大変参考になりました。 地域リハビリテーション研究室からは、修士課程修了生の中北 智士氏(客員研究員・貴志川リハビリテーション病院・紀の川市役所)が口述発表を致しました。 中北 智士(客員研究員・貴志川リハビリテーション病院・紀の川市役所) 演題名:「フレイル高齢者の新規要介護発生率が低い地域の特徴は?2年間の追跡調査」 フレイルとは、健康と要介護状態の間の状態と位置付けられ、要介護リスクが高いことが報告され、より早期からの介入が重要とされています。また、フレイル有病率や要介護発生率には地域内格差の存在が指摘されているものの、フレイル高齢者の介護予防に資する地域特性は十分に明らかとなっていません。 そこで、本研究では、地域在住の前期高齢者のフレイル・要介護発生率の地域内格差の実態を調査し、フレイルであっても要介護認定を受けにくい地域の特徴を検証しました。地域在住の要介護認定を受けていない前期高齢者8,911名を研究対象とし、フレイル有病率や要介護発生率を合併前の旧町5地区で比較検討しました。本研究では、フレイル有病率は11.0%~16.1%(P=0.022)と地域内格差を認めましたが、要介護発生率には有意差を認めず(P=0.761)、フレイル有病率が最も多いものの新規要介護発生率が低い地区では、フレイル高齢者の自治会やサロン・老人会などの地縁活動への参加率が他の地区よりも多い結果でした(P=0.034)。当地区では従来から地縁活動が活発であり、このような社会文化的要因によりフレイル高齢者の地縁活動への参加が促進され、介護予防に寄与している可能性を示唆しました。人口減少が進む地域において、このような地域コミュニティのさらなる醸成が重要であると考えています。 客員研究員として地域リハビリテーション研究室に所属することで、多角的な視点をもってデータ分析・解釈が可能となり、行政や地域社会にとって有益な報告ができると考えています。また、このような学会に参加することで、他市町村で活躍されている先生方と情報交換することができ、より幅広い視点を持って日々の業務にあたることが可能になると感じています。 最後になりますが、地域住民および行政職員の皆様には、本研究の実施を快く承諾していただき、深く感謝申し上げます。 畿央大学大学院 健康科学研究科 地域リハビリテーション研究室 客員研究員 中北智士 関連記事 第23回日本神経理学療法学会学術大会にて本学関係者が多数登壇・受賞しました! 第35回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会で2年連続となる「医療の質特別賞」を受賞! ~ 健康科学研究科 フランス・リヨン神経科学研究センターのHugo ARDAILLON 氏が畿央大学を訪問されました!~ ニューロリハビリテーション研究センター 第15回呼吸・循環リハビリテーション研究大会を開催しました!~健康科学研究科 田平研究室
2025.11.18
第23回日本神経理学療法学会学術大会にて本学関係者が多数登壇・受賞しました!
2025年10月31日(金)〜11月1日(土)に、石川県金沢市の石川県立音楽堂にて「第23回日本神経理学療法学会学術大会」(以下、第23回学術大会)が開催されました。本大会は全国から約2,500名が参加し、発表演題数は800を超える過去最大規模での開催となりました。畿央大学大学院およびニューロリハビリテーション研究センターからも多くの大学院生・修了生・研究員・教員が参加し、研究発表や講演、そして多数の受賞という形で大きな成果を収めました。 今回は、第23回学術大会での畿央大学大学院、ニューロリハビリテーション研究センター関係者の活躍をご紹介したいと思います。 学会での主な講演・発表 初日には、大住 倫弘准教授がモーニングセミナーにて「感覚機能低下に対する理学療法」をテーマに講演を行い、臨床現場に即した感覚リハビリテーションの最新知見を共有しました。 続く特別講演では、立教大学の河野 哲也先生を講師に迎え、「科学の哲学 − 根拠と反証のための問いの立て方」というテーマで講演が行われ、森岡 周教授が司会として哲学的観点から科学の根拠を掘り下げる議論を展開しました。 スキルアップレクチャーでは、客員研究員の水田 直道氏(現・日本福祉大学 助教授)が「歩行リハビリテーションの個別化治療戦略」をテーマに講師を務め、臨床実践に根ざした講演が多くの聴講者を引きつけました。 さらに、基幹シンポジウムでは、客員研究員の藤井 簾氏(現・武蔵ヶ丘病院武蔵ヶ丘臨床研究センター 主任研究員)が「臨床と研究を架け橋する地方民間病院の実践モデル:歩行障害の定量的評価から個別化アプローチまで」をテーマに発表し、様々な機器を導入し地域病院から発信する臨床研究の新たなモデルを提示しました。 一般演題では、CREST研究 の一部として、研究センター長の森岡 周教授が「脳卒中後の上肢に関する経験の構造:現象学的アプローチによる縦断事例研究」を発表し、大学院生の三枝 慎吾氏が「脳卒中後の歩行に関する経験の構造:現象学的アプローチによる縦断事例研究」を発表しました。 両演題は、従来の研究とは異なり、データのみならず“患者の語り”に焦点を当てた新しい研究アプローチとして注目を集めました。 また、セレクション演題(表彰対象)には、大学院生の寺澤 雄太さん、山崎 雄一郎さん、田上 友希さん、堀 めぐみさん、および修了生の本川 剛志さん(現・トヨタ記念病院)の演題が選出されました。 中でも、博士後期課程の田上 友希さんが最優秀賞に輝き、他の方々も優秀賞・奨励賞を受賞する快挙を達成しました。 2日目のランチョンセミナーでは、佐々木 遼研究員が「非侵襲的な温冷刺激を用いた疼痛の可視化:サーマルグリル錯覚の活用」というテーマで講師を務め、革新的な疼痛評価技術に関して活発な議論が行われました。 このほかにも、2日間にわたり多くの一般演題が発表され、本学関係者が多方面で活躍を見せました。 畿央大学大学院生・修了生の輝かしい受賞 800を超える演題の中から、本学大学院健康科学研究科の修了生および在学生が多数表彰されました。以下に受賞者の皆さんとその研究内容を紹介します。 最優秀賞(1名中1名) 田上 友希 氏(博士後期課程在籍/森岡 周研究室、写真左から4番目) 演題名: 脳卒中後体幹機能評価の統合的構造解明 ― 多尺度因子分析とRasch解析による新評価モデル ― コメント:このたび最優秀賞を受賞でき、大変光栄に思います。ご指導いただいた先生方やご協力くださった皆さまに、心より感謝申し上げます。 優秀賞(3名中2名が本学関係者) 寺澤 雄太 氏(西大和リハビリテーション病院/博士後期課程在籍、写真左から3番目) 演題名: スペクトログラム形状特徴量を用いた定常歩行からのパーキンソン病のすくみ足の識別:横断研究 コメント:このような賞を受賞でき、大変光栄に思っております。今後も臨床現場や対象者に貢献できるよう、研究を続けてまいります。 本川 剛志 氏(トヨタ記念病院リハビリテーション科/2025年3月修士課程修了、写真左から5番目) 演題名: 重症虚血性脳卒中患者における注視偏倚と体幹起居能力は脳卒中関連肺炎を独立に予測する コメント:森岡ゼミでの学びと先生方のご支援のおかげで受賞できました。この経験を励みに、今後も臨床・研究に励んでいきます。 奨励賞(5名中2名が本学関係者) 山崎 雄一郎 氏(博士後期課程在籍/森岡 周研究室、写真左から2番目) 演題名: 小脳性運動失調歩行における方向特異的・速度依存的な体幹制御特性の定量的解析 コメント:森岡先生、水田先生、歩行チームの多大なサポートに感謝しています。今後も臨床課題の解明に向け、研究を続けていきたいです。 堀 めぐみ 氏(宝塚リハビリテーション病院/修士課程在籍、写真左から1番目) 演題名: 歩行時視線制御の特異的代償戦略 ― 脳卒中患者における機能・能力と視線パターンの関連 ― コメント:修士課程で進めている研究成果の発表において、奨励賞をいただくことができて大変嬉しく思っています。また、ご指導いただきました森岡先生ならびに森岡研究室の皆様、評価・計測にご協力いただいております関係者や患者様に心より感謝しております。 終わりに 今回の成果は、指導教員をはじめとする多くの関係者の支えと、研究に真摯に取り組む院生・研究員一人ひとりの努力によって実現したものです。全ての関係者の皆様に心からの感謝を申し上げます。本学は今後も、理学療法学および神経リハビリテーションの発展に貢献し、社会に貢献できるよう努めてまいります。 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター長 森岡 周 特任研究員 大西 空 関連記事 森岡周教授らの共同研究が2023年度 CRESTに採択されました。 日仏国際共同研究CREST-ANR NARRABODY 1st Meetingが開催されました!~ニューロリハビリテーション研究センター 日仏国際共同研究CREST-ANR NARRABODY 2nd Meetingが開催されました!~ニューロリハビリテーション研究センター 日仏国際共同研究CREST-ANR NARRABODY 3rd Meetingが開催されました!~ニューロリハビリテーション研究センター フランス・リヨン神経科学研究センターのHugo ARDAILLON 氏が畿央大学を訪問されました!~ ニューロリハビリテーション研究センター 第35回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会で2年連続となる「医療の質特別賞」を受賞! ~ 健康科学研究科 第15回呼吸・循環リハビリテーション研究大会を開催しました!~健康科学研究科 田平研究室
2025.11.04
畿央祭・おしごと体験2025レポート【1日目】理学療法士・ファッションデザイナー編
2025年10月25日(土)・26日(日)の2日間、畿央祭で小学生を対象にした「おしごと体験-発見!未来のワタシ-」を開催しました!この企画は、昨年度より発足した「こども夢サポートプロジェクト」の一環として実施したものです。 「大学をもっと身近に、そして、子どもたちの未来に寄り添いたい」という想いのもと、大学生や教員が協力して企画・運営を行いました。このおしごと体験企画は、地域の小学生が専門職を育成する本学の施設やプログラムに触れ、職業体験を通して学びや将来の職業への理解を深めることを目的としています。 大学という環境の中で、子どもたちが「未来のワタシ」を発見するきっかけになれば――そんな願いを込めて実施しました。 初日の10月25日(土)は、「理学療法士」と「ファッションデザイナー」のおしごと体験を実施。実際の専門機器や素材に触れながら、子どもたちは目を輝かせてチャレンジしていました。その様子をレポートします! 【理学療法士】遊びながら学ぼう!リハビリをする理学療法士ってどんなお仕事? 理学療法士体験には計34名が参加しました。体を使ったゲームや実技を通して、リハビリの役割や体のしくみを楽しく学びました。 理学療法学科の瀧口先生が講師を務め、学生スタッフと一緒に車椅子体験・バランスゲーム・スラックラインなどで、実際の理学療法士が行う運動療法を体験しました。 後半では「はぁって言うゲーム」を通して共感力を養い、ケガや病気で動けなくなった人の気持ちを考える時間も設けました。学生スタッフの迫真の演技に笑いが起こるなど、終始和やかな雰囲気の中で学びが深まりました。楽しく学びながら将来の夢を広げる機会となりました。 参加者の感想 イベント後、参加してくれた子どもや保護者の方からは以下の感想が寄せられました。 「子どもたちが楽しく体験できました。学生さんたちの対応が良く、演技がとても盛り上がりました!」 「仕事について、子どもが興味を持つきっかけになって良かったです。」 「楽しく学べて良かったです。親も楽しめました。」 【ファッションデザイナー】親子でお揃い服をデザインしよう(スカート作り) ファッションデザイナーには小学3年生から5年生までの親子7組が参加。スカートの形をデザインし、ミシンを使ってお揃いのスカートづくりにチャレンジしました。 人間環境デザイン学科の小松先生が講師を務め、まず新聞紙を使って好きな長さを決め、寸法の計算からスタート。続いて布を裁断し、ミシンで縫い合わせて世界にひとつだけのスカートを完成させました。 初めてミシンに触れる子どもたちも、学生スタッフの丁寧なサポートで安心して取り組めました。完成したスカートを身につけて記念撮影をする姿は、まるで本物のデザイナーのようでした。親子の絆を深めながら、おしゃれづくりの楽しさを感じる時間となりました。 参加者の感想 イベント後、参加してくれた子どもや保護者の方からは以下の感想が寄せられました。 「初めてのミシンでしたが、優しくサポートしていただいてスカートを完成させることができました。親子でのおそろいのスカートができて大満足です。」 「家庭では、ミシンを教えてあげられないので、良い機会でした。娘は裁縫が大好きなので、楽しむことができました。」 「服を作るのが意外と時間がかかって大変な仕事だった。」 体験終了後には、頑張った子どもたちへ修了証とオリジナルグッズをプレゼントしました。プロジェクトでは、これからも地域の子どもたちが楽しく学び、夢に出会えるような企画を続けていきます。次回の企画も、どうぞご期待ください! 関連記事 畿央祭・おしごと体験2025レポート【2日目】看護師・栄養教諭・建築士・教師編 人間環境デザイン学科 村田ゼミ同窓会を開催しました TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.102 ~ 大盛況御礼!畿央祭ウェルカムキャンパスにてTASK健康チェックコーナーを出展しました! 畿央祭にてウェルカムキャンパス ”がんカフェ「きらめき」” を開催!~ 看護実践研究センター
2025.09.24
フランス・リヨン神経科学研究センターのHugo ARDAILLON 氏が畿央大学を訪問されました!~ ニューロリハビリテーション研究センター
2025年8月26日、フランス・リヨン神経科学研究センターのHugo ARDAILLON 氏が畿央大学を訪問されました。 当日は、畿央大学より森岡 周 教授、大住 倫弘 准教授、佐々木 遼 研究員、大西 空 研究員 が参加し、大学研究センターの概要や研究設備の紹介を行いました。 ▼大住准教授がアイトラッカー装置などを用いた実験について説明を行っている様子 ▼ VRの体験を行っている様子 その後の懇談では、2026年3月にフランス・リヨンで開催予定の日仏国際共同研究 CREST-ANR NARRABODY 4th Meeting に向けた意見交換も行われました。 本ミーティングは、国際的かつ学際的な研究の発展と連携強化に向けた重要な機会となりました。 CRESTは国内の競争的科学研究費としてはトップに位置するもので、本学 森岡 周教授らの日仏合同研究チームが2.74億円(5年6ヵ月/3研究室合同)の研究費を取得しています。 【プレスリリース】森岡周教授らの共同研究が2023年度 CRESTに採択されました。 関連記事 森岡周教授らの共同研究が2023年度 CRESTに採択されました。 日仏国際共同研究CREST-ANR NARRABODY 1st Meetingが開催されました!~ニューロリハビリテーション研究センター 日仏国際共同研究CREST-ANR NARRABODY 2nd Meetingが開催されました!~ニューロリハビリテーション研究センター 日仏国際共同研究CREST-ANR NARRABODY 3rd Meetingが開催されました!~ニューロリハビリテーション研究センター
2025.09.18
理学療法学科 海外インターンシップ 2025 vol.9 ~ 報告会を開催しました!
理学療法学科では、6回目となる「海外インターンシップ」を行います。3回生19名、教員4名で令和7年9月4日(木)〜10日(火)までの7日間の日程で台湾を訪れます。現地では、国立台湾大学、中国医薬大学、亜洲大学の理学療法学科との交流や英語での講義・プレゼンテーション・レクリエーション、輔仁大学のスポーツ医学センターの視察を終え、無事に帰国の途に就きました! 台湾から帰国した後、9月11日(木)に理学療法学科の先生方をはじめ、下級生・先輩方に向けた「海外インターンシップ報告会」を開催しました! 「海外インターンシップ報告会」を開催 今回の報告会では、1週間の滞在を通して得た学びや現地での気づきを共有できる貴重な機会であり、支えてくださった方々に還元できる場にもなりました。また、自分たちが実際に経験したことを言葉にして整理し、プレゼンすることで、単なる思い出ではなく今後の学びや知識としてより深く記憶に刻むことができました! 報告会では、下級生や先生方からの質問が飛び交い、報告会を含む海外インターンシップはとても貴重な経験となりました。ぜひ下級生の皆さんには、参加してほしいと思います!! 今回の海外インターンシップを通して、台湾の理学療法や歴史を学ぶことが出来ました。また、現地の学生と授業や観光を通して英語を用いてコミュニケーションを取り、仲を深めることが出来ました。この1週間で学んだことを今後の学習・臨床に活かしていきたいと思います! 渡航前の事前指導をしてくださった先生方や引率してくださった4名の先生方をはじめ、多くの方々のおかげで無事に海外インターンシップを終えることが出来ました。本当にありがとうございました!! 理学療法学科 3回生 上嶋 颯哉 森本 菜妃 山下 賢典 関連記事 ▼▼ 今年度の理学療法学科 海外インターンシップレポートはこちらから ▼▼ 理学療法学科 海外インターンシップ 2025 vol.1 ~ 事前学習開始!タイの学生と交流しました! 理学療法学科 海外インターンシップ 2025 vol.2 ~ フランスの理学療法や教育・中国語を学びました! 理学療法学科 海外インターンシップ 2025 vol.3 ~ 英語でのプレゼンテーションを学ぶ! 理学療法学科 海外インターンシップ 2025 vol.4 ~ 台湾での活動が始まりました! 理学療法学科 海外インターンシップ 2025 vol.5 ~ 台湾理学療法協会50周年記念学会に参加! 理学療法学科 海外インターンシップ 2025 vol.6 ~ 台北での観光の様子をご紹介 理学療法学科 海外インターンシップ 2025 vol.7 ~ ソーラン節で文化交流 理学療法学科 海外インターンシップ 2025 vol.8 ~ 宮原眼科で”EYE SCREAM”を食べました!
2025.09.17
理学療法学科 海外インターンシップ 2025 vol.8 ~ 亜洲大学訪問と、宮原眼科で”EYE SCREAM”を実食!
理学療法学科では、6回目となる「海外インターンシップ」を行います。3回生19名、教員4名で令和7年9月4日(木)〜10日(火)までの7日間の日程で台湾を訪れます。現地では、国立台湾大学、中国医薬大学、亜洲大学の理学療法学科との交流や英語での講義・プレゼンテーション・レクリエーション、輔仁大学のスポーツ医学センターの視察などが予定されています。 初日はまだまだこれからだと楽しみにしていた台湾インターンシップも帰国日を除き、今日で最終日となりました。本日は、亜洲大学附属現代美術館の見学と亜洲大学の理学療法学生との交流、そして台中で有名な土産店”宮原眼科”へ訪問しました。 亜洲大学附属現代美術館 亜洲大学附属現代美術館は、有名な日本の建築家の安藤 忠雄によりデザインされました。建物全体が三角形をベースに設計され、各階を少しずつずらした配置をすることで、見る角度によって立体的な変化を楽しむ事が出来ます。美術館前の芝生にもいくつかのモニュメントが設置されており、近代的な美術館の雰囲気を感じる事が出来ました。 亜洲大学を訪問! その次に向かった亜洲大学ではプレゼンテーションを通し、互いの大学、理学療法、文化や観光について学びました。まず5日目と同様、畿央大学の学生から 畿央大学について 日本の理学療法について 日本の文化,観光について の3つの内容をプレゼンしました。 亜洲大学の学生たちがとても興味をもって真剣に聞いてくれている姿がとてもうれしかったです。そして、練習してきたプレゼンテーションもこれで最後となりました。私たち自身もこのインターンシップを通してプレゼンテーションスキルが上がったように感じられました。 亜洲大学の学生からは、亜洲大学について、台湾の理学療法について、台中の観光地についてプレゼンテーションをしていただきました。亜洲大学にはPTキャンプという四日間の高校生を対象とした大学紹介や理学療法紹介・レクリエーションを含めたイベントがあり、とても興味深かったです。 交流の最後に、文化交流・パフォーマンスとして亜洲大学の学生とソーラン節を踊りました。私は裏方としてソーラン節紹介を担当していました。みんなが踊っている姿を練習から見ていました。現地の大学生がとても盛り上がって楽しそうにしている姿をみて、練習の成果を感じられたとともに感動しました。 お土産を購入するために”宮原眼科”へ その後、土産店である”宮原眼科”を訪れました。廃院した眼科医院が改装され台湾で有名なお土産屋さんとなりました。今では多くの観光客が訪れています。歴史的な建造物を活かしたレトロな空間でした。 また、交流した亜洲大学の学生が「宮原眼科に行くなら絶対にアイスを食べて!!」と教えてくれました。宮原眼科のアイスは、様々な種類のフレーバーがあり、私は桃とマンゴーを選びました。フルーツの味が濃厚でとても美味しかったです。 私達を暖かく迎えて下さった、亜洲大学の学生、先生方、ありがとうございました。理学療法学科19名そして先生方4名と最高の6日間を過ごすことができました。この6日間での経験と成長を活かし、これからの大学生活でも積極的に勉強し、努力を続けていきたいと思います! 理学療法学科 3回生 上杉 さつき、中山 紗希 関連記事 ▼▼ 今年度の理学療法学科 海外インターンシップレポートはこちらから ▼▼ 理学療法学科 海外インターンシップ 2025 vol.1 ~ 事前学習開始!タイの学生と交流しました! 理学療法学科 海外インターンシップ 2025 vol.2 ~ フランスの理学療法や教育・中国語を学びました! 理学療法学科 海外インターンシップ 2025 vol.3 ~ 英語でのプレゼンテーションを学ぶ! 理学療法学科 海外インターンシップ 2025 vol.4 ~ 台湾での活動が始まりました! 理学療法学科 海外インターンシップ 2025 vol.5 ~ 台湾理学療法協会50周年記念学会に参加! 理学療法学科 海外インターンシップ 2025 vol.6 ~ 台北での観光の様子をご紹介 理学療法学科 海外インターンシップ 2025 vol.7 ~ ソーラン節で文化交流
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