2022.06.06
認知症啓発のための「絵本・紙芝居で子どもから社会へつなげよう」活動報告!~Orange Project®畿央大学
Orange Project®とは
熊本県(熊本大学・熊本保健大学・崇城大学・熊本県立大学)と奈良県(畿央大学)を中心に活動している認知症啓発のための学生ボランティア団体です。“認知症になっても安心してくらせるまちづくりに貢献する”をコンセプトに、認知症啓発運動を行っている学生を中心とした団体で、畿央大学では、2019年にサークルとして発足しOrange Project®(認知症支援プロジェクト)に参画し、「認知症になってもやさしい町づくり」などに、学生主体に取り組み始めました。
今回は、現2年生が主体となる初めての活動で、畿央大学のオレンジプロジェクトの先輩が、2020年に「多世代まちづくりプロジェクト 学生コンペティション」で入賞し助成金10万円をいただいた企画「絵本・紙芝居で子どもから社会へつなげよう」の活動の一環を報告させていただきます!
畿央大学オレンジプロジェクトの学生たちで作成した世界に1つしかない認知症の啓発のための紙芝居(パワーポイントで作成)です。この紙芝居は「えがおのわ」というタイトルで、認知症のことを子どもたちに伝えるために作ったものです!
2022年5月23日(月)14時から、鹿児島県にある錦江町立大根占 (おおねじめ) 小学校の4年生に絵本動画を使用した認知症啓発を行うということで、畿央大学のオレンジプロジェクトもリモートで参加させていただきました!
始めに、オレンジプロジェクトの活動を紹介し、次に紙芝居を披露しました。
最初は子ども達がどのような反応をしてくれるのか、Zoomでの活動のためうまくコミュニケーションがとれるのか…など、不安なところもたくさんありました。
しかし、始まると同時に、画面越しに小学生たちの活き活きとした笑顔が確認でき、手を振ってくれる姿を見て、不安が一気に吹き飛びました!子ども達が質問に対して真剣に考え積極的に答える姿や、「困っている人を見たら助けたい!」という感想を聴き、私達が紙芝居を通して伝えたかったメッセージが伝わっていることを実感でき、とても嬉しく思いました。
その後、認知症当事者である丹野さんの動画を見ていただき、無事に終えることができました。
今回の活動はリモートでしたが、さまざまな地域のさまざまな年代の人と繋がれることに気づくことができたと同時に子ども達に伝えることの楽しさを感じることができました。
今後もリモートなども活用しながら活動の幅を広げていけたらと思っています!
Orange Project®に興味がある方は、ぜひご連絡ください!
看護医療学科 2年生 中川あみり
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