2023年9月28日の記事
2023.09.28
令和5年度近畿農政局食育ネットワーク交流会で親子向け食育活動!~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良
2023年8月20日(日)、令和5年度近畿農政局食育ネットワーク交流会で、親子に旬の野菜を知ってもらうため、本学のヘルスチーム菜良が出演しました。 ヘルスチーム菜良・・管理栄養士養成課程を持つ4年制大学(畿央大学・近畿大学・帝塚山大学・奈良女子大学)で構成されており、食育啓蒙活動に取り組んでいます。 このイベントは近畿の食と農を未来につなぐことを目的として開催され、私たちは「旬の野菜を知ろう」というテーマで以下の2つについて食育を実施しました。 野菜の旬のお話とクイズ 野菜の旬や豆知識についてクイズを交えながら説明しました。 野菜ペアマッチゲーム 旬の季節と野菜のイラストが描かれたカードを用いて、同じ旬の野菜のカードをそろえるゲームをしました。 野菜の旬のお話とクイズでは、クイズの正解数によって景品を準備し子どもたちが興味を持ち楽しむことができるよう工夫しました。また、野菜ペアマッチゲームはゲーム感覚で楽しみながら、旬の野菜に関する知識が自然と身につく内容になったと思います。 ▼旬の野菜についての講義の様子 ▼ペアマッチゲームの様子 実際に旬の野菜についての食育を行い、子どもの興味を引き付ける話し方や子どもはどのようなことに興味を持ちやすいのかを知ることができました。また、当日になるまでどのような年齢層の人が何人来られるのかが分からなかったため、講義の内容やペアマッチゲームの難易度の設定に苦労しましたが、その場の子どもたちの雰囲気に話し方や難易度を合わせることで上手く成し遂げることができたと思います。 この食育活動での経験は、会場の雰囲気に合わせ臨機応変に対応し、対象者に合った食育をすることができるという自信、そして今後の活動に対する意欲につながる貴重な経験となりました。 健康栄養学科3回生 中川桜希 ●ヘルスチーム菜良の情報はこちらからご覧になれます。
2023.09.28
令和5年度 在外研究員レポートvol.2~フランストゥールーズでの研究生活を紹介!
本学には教育研究水準の向上および国際交流の進展に資するため、学術の研究・調査等のため外国に在外研究員を派遣する制度があります。2023(令和5)年4月1日から2024(令和6)年3月31日までの期間、フランス南西部トゥールーズにあるトゥールーズ大学病院、老年科、加齢研究所(Institute of Aging, Gérontôpole, Toulouse University Hospital)で理学療法学科 松本 大輔准教授が研究活動を行っています。フランスから現地レポートが届きましたので、ご紹介します。 私は4月から在外研究員として、フランス南西部のトゥールーズにあるトゥールーズ大学病院、老年科、加齢研究所(Institute of Aging, Gérontôpole, Toulouse University Hospital)で、研究活動に従事しています。 今回は、研究員としての生活や国際学会へ参加レポート、最後にトゥールーズの街について紹介をさせていただきます。 研究員としての生活を紹介します! 私はINSPIRE(INStitute for Prevention healthy aging and medicine Rejuvenative)T-cohortというヒトを対象とした研究プロジェクトのデータ分析・論文執筆に関わらせていただいています。 高齢者だけではなく、20歳から100歳以上の成人を10年間追跡するコホート研究です。教授や同僚に分析方法や論文執筆のアドバイスをいただきながら、少しずつ進めているところです。 私は疲労感をテーマの一つにしています。 ▼研究室のメンバーです。 国際学会に参加してきました! TWINS Congress 2023 国際双生児研究学会(ハンガリー ブダペスト) International Society for Twin Studies (ISTS)という双生児研究の研究者が集う学会です。私は統計解析のワークショップに参加し、実際のプログラムを教えていただいたり、今進めている研究のアドバイスをいただきました。 また、日頃、あまり関わりがなかったエピジェネティクス(DNAの塩基配列は変えずに、あとから加わった修飾が遺伝子機能を調節する制御機構)などのトピックスについても知ることができました。以前からお世話になっているセンメルワイス大学の Adam, David Tarnoki氏(双子の医師)が学会を運営されており、懇親会では彼のサポートのおかげで著名な研究者と交流することができました。 EuGMS2023 ヨーロッパ老年医学会(フィンランド ヘルシンキ) Philipe教授とYves教授、同僚のEmmanuel氏と参加しました。 特に昨年度発表された転倒予防の国際ガイドラインWorld Guidelines for Falls Prevention and Management for Older Adults: A Global Initiativeに関わった研究者によるシンポジウムでは立ち見、座り見で満員御礼状態でした。 全体的にはフレイルや転倒のテーマが多く、また、遠隔リハやAI・VR・アプリ開発などデジタルヘルスに関する報告も多かった印象です。 教授陣はワークショップやレクチャーの講師として、同僚は口述発表をされていました。同僚のEmmanuel氏がBest Oral Communication Awardを受賞し、改めて研究室のレベルの高さに驚かされました。 ▼Emmanuel氏 ▼Philipe教授のワークショップ ▼Yves教授のレクチャー トゥールーズを紹介します! トゥールーズは、フランスの南西部でスペインとの国境近くにあり、パリ、マルセイユ、リヨンに続いて人口数第4位の都市です。赤レンガとテラコッタ瓦の建物が多いことから、別名『バラ色の都市』(la ville rose)と呼ばれています。 あと、ご存知の通り、ラグビーワールドカップの開催都市で、日本チームのベースキャンプとなっており、街はラグビー一色です。せっかくの機会なので、私もイベントに参加したり、試合を観戦しました! 現地での生活にも慣れてきましたが、まだまだ英語でのコミュニケーション・ディスカッションはハードルが高く、不甲斐なさを感じることも多くあります。滞在も折り返し地点が近づいてきているので、少し焦ってきていますが、大学に還元できるように、引き続き、取り組んでいきたいと思います。 理学療法学科 准教授 松本大輔 関連記事 朝日新聞社Webメディア「SDGs ACTION!」で松本准教授が「フレイル」を解説! 令和5年度 在外研究員レポートvol.1~なぜフランストゥールーズへ? 令和5年度 在外研究員 研究計画説明会を開催しました。
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