2020年11月9日の記事

2020.11.09

教員紹介「永澤先生」編~新入生応援!やさしさを「チカラ」に変えるプロジェクトvol.68

1回生の皆さんを応援する”新入生応援!やさしさを「チカラ」に変える”プロジェクト”。後期からは1回生クラス担任以外の先生方もご紹介します。今回は健康栄養学科の永澤先生です!     【1】氏名および研究分野・担当科目 永澤 健(ながさわ たけし)健康栄養学科 教授   研究分野は運動生理学とスポーツ栄養学です。運動生理学分野では筋肉を伸ばすストレッチ運動の新しい健康増進効果について研究しています。ストレッチ運動の血糖値を低下させる作用や血管を柔らかくする作用を調べています。スポーツ栄養学分野では、激しいトレーニング後に何を食べれば疲労回復につながるのか、酸化ストレスの観点から研究しています。   担当科目は、健康栄養学科の「運動生理学」と「スポーツ栄養学」です。日常生活で行う運動、スポーツや食事について科学的な視点を持つ楽しさを伝えることを目標にしています。運動生理学では、運動やスポーツをしている時の体の仕組みや健康づくり運動の効果などついて講義と実験を通して学び、スポーツ栄養学はスポーツしている人が何をどれだけいつ食べればよいのかについて理論的に学びます。私の担当科目は2回生以降に始まります。授業でみなさんとお会いするのを楽しみにしています。   ▲運動生理学の実験風景   【2】モットーや好きな言葉、大切にしていること 人に負けない自分の得意なことをみつけて、継続して取り組むことが大切だと思っています。   【3】趣味・特技など 音楽鑑賞(色々なジャンルも好きですが、洋楽はブルーノ・マーズ、デュア・リパなど、ハードロックも好きです。最近のJ-POPのヒット曲、Official髭男dismやYOASOBIなども聞きます。) 旅行(以前沖縄に住んでいました。オススメのカフェや沖縄そば屋さんなど紹介できます。)   ▲沖縄の海   【4】先生から見た畿央大学(または所属学科)や畿央生の印象は? 畿央の良いところは、アットホームな雰囲気です。キャンパスに帰ってくると気持ちが落ち着く、そんな大学だと感じています。健康栄養学科も試験やレポートは大変ですが、自然と学生同士が互いに協力して、教え合い、勉強に取り組む校風があります。   【5】1回生(畿央生)にメッセージを! 本気で取り組むことができる目標を見つけて、それに向けて挑戦しましょう! スポーツ栄養学に興味を持ったら、気軽に研究室へ話に来てください。健康栄養学科以外の学生も歓迎します。   教員実績  

2020.11.09

教員紹介「岡先生」編~新入生応援!やさしさを「チカラ」に変えるプロジェクトvol.67

1回生の皆さんを応援する”新入生応援!やさしさを「チカラ」に変える”プロジェクト”。後期からは1回生クラス担任以外の先生方もご紹介します。今回は看護医療学科の岡先生です!     【1】氏名および研究分野・担当科目 岡 いくよ(おか いくよ) 看護医療学科 准教授   看護医療学科で母性看護学を担当しています。母性看護学というのは、妊娠、出産など親になる過程に寄り添うことを中心に、女性の生涯にわたる健康について看護が必要な状況とその支援などを学んでいきます。助産師をめざされる方はさらに深くこの科目を追求していくことになり、助産師進学の必須科目でもあります。2回生前期科目から3回生の実習、4回生のゼミ、国家試験に向けての授業を担当しています。ゼミには助産師に進学を考えている人もいて、一緒に受験に向けた学修にも取り組みます。また、全学で取り組まれている生命倫理という講義もオムニバスで担当していますので、学部の違うみなさんにもお目にかかれる機会があり楽しみにしています。 私自身、助産師として長く地域での妊娠、出産、産後1年に渡る時期の育児支援活動を行ってきました。現在も奈良、大阪、京都の三地域で、マタニティクラスやベビークラス、パパと赤ちゃんのクラスなどに取り組み、3回生の実習では学生さんにも一緒に参加してもらっています。     研究活動も同様に、現在産育が抱えている課題に取り組み、歴史的な産育の知見をくみ取るための、民俗学的な産屋をめぐる調査や現代の妊産婦さんやその家族の調査などを通して、社会学的視点を援用しつつ研究を進めています。また「赤ちゃんのみかた」というテーマで『月刊母の友』という絵本の出版社『福音館書店』さんの雑誌にもその活動の一端を連載させていただいています。   【2】モットーや好きな言葉、大切にしていること 自由な発想をされる学生さんの話を聴くのが大好きです。固定観念に捉われずに自分もまだまだ進化していることを信じて、自分の可能性を閉ざさないよう若い人から刺激をいただきたいと考えています(学生の皆さんからの色々なアドバイスはうれしいです)。好きな言葉というか、悩んだ時にいつも立ち返る本は、「老子」と「易経」です。中国思想を深く学んだわけではありませんが、読むととても励まされるんです。   【3】趣味・特技など からだを動かすことが大好きです。特にラテン系の音楽に合わせて踊るのが好きで、サルサも大好きです!そのせいでしょうか、スペイン、ペルーが好きです。海外では何一つ言葉は話せなくても、苦になりません。鉄道の旅が好きで、ドーバー海峡を鉄道で渡り、キングス・クロスまで行ったこともあります。ペルーでもチチカカ湖からクスコまで鉄道旅を楽しみました。海外では現地の市場を巡り、美味しそうなものを発見し、生活の場を眺め、子どもたちの姿を見るのが楽しみです。   ▼ユーロスターでブリュッセルからロンドンへ ▲チチカカ湖ウロ族でお産の話を聞く(身振り手振り)   また、赤ちゃんが成長すること、野菜が育つ様子など若い力が伸びていく姿を見ていることが好きです。それに関連しているのか、農作物が傍にある生活に憧れて、蔵や土間があって、竈(かまど)が5つもある古民家に間借りして住みつき、畑をしています。     古い家で、自由に勝手に改装していいと言われていますが、なかなか追いつきません。私の好きなことに共通しているのは「素朴なこと」と言えるかもしれませんね。   【4】先生から見た畿央大学(または所属学科)や畿央生の印象は? 学生さんはみなさん素直で、男女を問わずかわいくてふんわりしているという印象です。学年が違っても誰に対してもみなさん親切に接していらっしゃる場面をよくみかけます。また、人のために何かをしたいという志を持って入学してこられたということが素敵だな、やさしいなーと思っています。   【5】1回生(畿央生)にメッセージを! 10歳台後半から20歳代前半の時期は知的な好奇心を伸ばすのにとても適した時期なのだろうなーといつも羨望の眼差しで若い人をみつめています。若い時のパワーは素敵です。何となく気になること、社会に感じた疑問や違和感を大切に温めながら、多くの事象に関心を向け、沢山のことを発見してください。今の限られた時間の中でも身の回りのさまざまな出会いを楽しんでくださいね。それは人だけでなく、本、趣味、自然、建物、芸術、運動など色々だと思います。1回生のみなさんの授業の機会はまだありませんが、2回生からの講義を楽しみにしております。学内で私を見かけたらどうぞ気軽にお声がけください。   教員実績

2020.11.09

認知症ケアサークル「畿央大学Orange Project®」2020年活動レポート!

やさしさを「チカラ」に変えるOrange Project®! Orange Project®とは、熊本県(熊本大学・熊本保健大学・崇城大学)と奈良県(畿央大学)を中心に活動している認知症啓発のための学生ボランティア団体で、“認知症になっても安心してくらせるまちづくりに貢献する”をコンセプトに、認知症啓発運動を行っている学生を中心とした団体です。2020年には、ロゴやマークが商標登録されました。   ■認知症になっても安心してくらせるまちづくりに取り組む Orange Project(YouTube)   畿央大学の卒業生たちは2019年から、在学中に熊本大学・熊本保健大学・崇城大学と共に、Orange Project®(認知症支援プロジェクト)に参画し、認知症になってもやさしい町づくりなどに、学生主体に取り組み始めました。そして「認知症にやさしい広陵町、認知症に強い畿央大学」となることを目的に2019年9月にサークルとして発足しています。 昨年までに認知症カフェのサポート、認知症啓発のRUN伴や認知症サポーター養成講座のサポートを行ってきました。現在は、前期からオンラインでのみ活動を再開していますが、本日はその活動の一部を紹介いたします。   その1  大雨による熊本災害支援(支援物資提供の支援) 2020年7月豪雨、日本各地に大雨が降りました。取り分け、九州南部を襲った豪雨によって、熊本県の球磨川をはじめ多くの河川が氾濫し、近隣の地域では水害の被害を被りました。 畿央大学OrangeProject®の有志で募金を声掛けし、マスクと消毒用のエタノール等を購入しました。そして、熊本大学のOrange Project®代表顧問の安武准教授を通じて、現地に届けました。物資、OrangeProject®のOGの保健師さんを介して湯前町や人吉地区などに送られました。   ▼熊本大学 代表顧問の安武綾先生からのお礼の写真メール   COVID-19(コロナウイルス感染拡大)のために、Orenge Project®の活動が思うようには進められていない状況の中ですが、ヒトの輪を大切に活動を続けていきます。 看護医療学科 准教授 上仲久   その2  オレプロ役員会議(2020年7月8日 zoom会議) 2020年7月8日(水)には、これからのOrangeProject®の運営の在り方について、学部生や大学院生の学生役員メンバーと各大学の顧問教員とでzoomで合同ミーティングを行いました。   ▼オレプロ学生役員によるZoom会議の様子   特に、2020年12月13日(日)に実施予定のOrangeProject®の開催記念式典の進行について、学生が中心となり意見交換していました。また、今後の活動について各大学の学生役員と意見交換を行っています。本学の参加者は、3回生の冨松里帆さん、東條真納美さん、小山美咲さんと2回生の浜田みゆきの4人です。 そして、「みんなで創るオレンジの輪プロジェクト」の公開動画を作成し、2020年9月25日(金)に公開となりました。動画のなかに、本学看護医療学科2回生の浜田みゆきさんが取材に回答している場面(5:26頃~)があります。  看護医療学科2回生 浜田みゆき   その3 認知症の理解のための介護家族へのzoomインタビュー(2020年10月11日)   ▲当事者の方やお母様を介護する娘さんと2回生のzoomでのインタビュー (以下、公開についてはご家族の同意を得ています)   今回の対談の大きな目的は認知症の当事者のご家族からお話を聴き、認知症に対する知識を深めることでした。若年性認知症当事者の平井正明さんが、コーディネートや対談中のサポートをしてくださいました。 話された内容としては、認知症と診断されるまで、診断されてからの当事者の方の症状・様子の変化やコミュニケーションの取り方などを教えてくださいました。特に印象に残っていることは「認知症とは症状の総称であり、実際同じ症状の人はいなく、その人の個性が出る」ということや「私たちが常識だと思っている行動がとれなくなってしまうとき、怒るのではなく“発想が豊かだな”とポジティブに捉えることが大切」ということです。コミュニケーションの取り方では「覚えている?」と聴くことは“忘れてしまう”という症状に対して不安などを与えてしまい「昔こんなことがあったよね、私はとても嬉しかったんだよ」などと言葉を変えることで“周囲が覚えてくれている”という安心感につながるということも新しく知ることができました。 対談を通して私たちのコミュニケーションの取り方、捉え方ひとつで当事者のかたの心情や見方が変化するのだと学ぶことが出来ました。平井さんは、後期授業でも「老年看護学援助論Ⅰ」の講義をしていただくので楽しみにしています。 看護医療学科2回生 白川桃子・浜田みゆき   その4 多世代まちづくりプロジェクト2020に応募 NPO認知症フレンドシップクラブが主催する、”多世代まちづくりプロジェクト2020”の学生参加者公募に本学からもオレプロの2回生メンバーが中心になりエントリーしました。このコンペティションは認知症の啓発活動など、次世代を担う高校生・大学生対象に公募したもので、今年で3回目になります。 畿央大学からのエントリーした演題名は「絵本・紙芝居で子どもから社会へつなげよう」(代表 看護医療学科2回生 浜田みゆき)で、書類審査を通過し二次選考に選出されました。二次選考は、2020年11月21日(土)の午後からで、zoom上で5分間のプレゼンテーションをした結果、参加者からの投票で審査されます。皆さんも以下のリンクから参加登録をして(参加無料)、畿央大学を応援してくださいね。  ■多世代まちづくりproject このように「認知症にやさしい町づくり」に向けて、オレンジプロジェクトのメンバーは地道に活動しています。学年や学科を超えたつながり、国境や大学間の垣根を超えた活動はこれからの次世代を担う学生の皆さんの力に左右されます。現在は、看護医療学科の学生のみの活動ですが、教育学部や理学療法学科、健康栄養学科・人間環境デザイン学科の皆さんとも協力して今後は活動の幅を広げていきたいと思います。ぜひ、みなさんのサークル参加をお待ちしています。   連絡先 看護医療学科3回生 小柳明梨   b8579384@kio.ac.jp     看護医療学科2回生 浜田みゆき b9619852@kio.ac.jp           看護医療学科 准教授  上仲 久   h.uenaka@kio.ac.jp   看護医療学科 教授 山崎尚美   ▶オレンジプロジェクトに関連するブログ記事 KIO Smile Blog