2024年11月の記事
2024.11.29
第6回エコマミ公開講座に人間環境デザイン学科 村田浩子教授と学生が参加しました!~ 人間環境デザイン学科
エコマミ公開講座とは、畿央大学の隣にある商業施設エコール・マミを運営するKUL((株)関西都市居住サービス)と香芝市、広陵町の両行政が、真美ケ丘ニュータウンにおける地域連携の取り組みとして2022年より実施。地域の皆さま向けに奈良県下の大学等の協力を得て年2回実施されている無料の公開講座です。今回は、「生活・環境」をテーマに実施されました。 2024年11月24日(日)エコール・マミで、「第6回エコマミ公開講座2024」が開催されました。 本学 健康科学部 人間環境デザイン学科 村田 浩子教授とゼミ生5名が、「衣服をつくる糸の話~糸つくりを実演 素材と手紡ぎの魅力 綿・絹・毛~」のテーマで、私たちの衣服を作る「糸」について詳しく講義と実演を行いました。定員を上回る申込をいただき抽選の結果約50名の方がご参加いただきました。みなさん資料を見ながらしっかり講義を聞いておられ、自由見学時には、村田教授や学生に熱心に質問をされていました。 講義では、天然繊維の中でも植物繊維の綿と動物繊維の絹と毛について詳しく説明がありました。例えば、天然繊維には短ものと長いものがあり、羊毛や木綿は「短繊維」で、絹は「長繊維」になります。また短繊維は束ねて長くするためには太くなり、長繊維は細い糸に仕上がるといった違いやそれぞれの素材ごとに糸にするためのたくさんの作業が必要であるという工程についても解説いただきました。 特に絹の説明では、村田教授から「お蚕さん」と呼ぶ由縁などの紹介があり、生き物の命から貴重な絹糸ができあがることに対して、先人より感謝の気持ちでそのように呼ばれていると知りました。 実演では、卒業研究で学んだ学生たちが、綿・羊毛・絹の糸紡ぎをそれぞれ披露し、参加者からの質問に丁寧に答えていました。 ▼ 糸車を使って綿の糸を紡ぐ学生 ▼ ハンドカーダーを使い、綿をほぐしながら繊維の方向をそろえている様子 ▼ 生糸(絹)を引く糸繰り機を調整する学生 ▼ 紡ぎ車で羊毛の糸つくりを披露する学生 参加していただいたみなさんがとても積極的な様子が印象的で、大変嬉しく思いました。また、学生たちにとっても研究の成果を地域の方々に発表できる良い機会となりました。ありがとうございました。 ▼ 参加者から質問を受ける学生 ▼ 講座終了後に笑顔で 講師の村田教授よりコメント 産着を着せてもらった日から毎日欠かすことなく身に着ける衣服。私たちの生活に密接に関わる衣服の素材ですが、意外と知られていないことも多いものです。 今回は、昔から私たちの衣生活になじみのある「綿、毛、絹」の素材について、その特性や背景をお話ししながら、手紡ぎの実演を通じてその魅力をお伝えしました。 今年の暑い夏の影響でお蚕さんの繭が不ぞろいになり、生糸づくりに一苦労があった話や、羊の毛刈り後に泥や汗を洗い落とす作業がどれほど大変か、といったエピソードなどにも興味を持っていただけたのではないでしょうか。また、学生たちが卒業研究で磨き上げた糸づくりの技術を披露してくれた姿も、ものづくりの楽しさや奥深さを感じられる時間でした。 村田ゼミでは、これからも学生たちと共に、伝統的な技術や自然素材の魅力を発信していきたいと思います。繊維や糸の物語を通して、衣服の背景にある物づくりの価値や、環境との関わりを多くの方々と共有できれば幸いです。 畿央大学 地域連携担当 関連記事 地域とデジタルをつなぐ – スマートフォン年賀状作成ワークショップの開催 ~人間環境デザイン学科 清水ゼミ 河合町佐味田地区の「佐味田みんなの縁側」の増設 板絵の飾り棚および遊び道具の動物将棋の制作活動 ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 学生視点で「畿央食堂なごみ」のリノベーション提案!! ~ 人間環境デザイン学科 李ゼミ 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」 レポート vol.5 ~完成&セレモニー開催! 5大学建築合同ゼミ合宿2024が瀬戸内海の犬島で開催されました!~人間環境デザイン学科 前川ゼミ・吉永ゼミ 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.7~【番外編】開催に向けての取組み 明日香村の屋外居場所の縁台をメンテナンス!~ 人間環境デザイン学科 陳ゼミ 【現代教育学科×人間環境デザイン学科】畿央大学付属広陵こども園の園児のために椅子を製作!
2024.11.29
令和6年度 健康栄養学科卒業研究発表会を開催!~ 教員レポート ~
健康栄養学科の卒業研究発表会が2024年11月16日(土)10時30分より冬木記念ホールにて開催され、62名の4回生が22演目の発表を行いました。 食品科学や調理科学、臨床栄養学、公衆栄養学、スポーツ栄養学、栄養教育など、食や栄養に関わる様々な研究成果を興味深く聴くことができました。4回生たちは、昨年の12月(3回生の後半)に各研究室に配属され、管理栄養士国家試験の勉強や就職活動、臨地実習と忙しい中、先生方の指導の下日々研究に励んできました。 発表している学生たちの中には、声や手が震えている学生もおり、非常に緊張している様子が伺えました。一方で、1年間の研究成果を伝えようと一所懸命に発表している姿をみて、学生たちの成長を感じることができました。 発表後の質疑応答では、先生方からの質問に対して返答に詰まっている場面もあり、今ある自分の知識から何とか返答をみつけようとしている必死さが伝わってきました。 また、3回生をはじめとする下級学年も聴講に来ており、希望する研究室の研究発表を真剣に聞いている様子も、とても印象的で次年度の卒業研究への意欲が感じられました。 最後に栢野学科長より閉会の挨拶があり、卒業研究発表会の講評と社会に旅立つ4回生へ激励の言葉が送られました。 すべての研究発表が終わったあとは、緊張も解け、達成感からかとても晴れやかな笑顔が印象的でした。 今回の卒業研究発表会で得た経験を社会に出てからも活かしてください。とても素晴らしい卒業研究発表会でした。4回生のみなさん、本当にお疲れ様でした。 健康栄養学科 助教 上西 梢 関連記事 ならコープ「らくらくお料理パック」レシピ開発に挑戦!vol.1~健康栄養学科 野迫川村「郷土料理研究交流実習会」に参加しました!~ 健康栄養学科 奈良県中央卸売市場で「第17回ならいちばのキッチン料理教室」を開催!~ 健康栄養学科 ラジオ「FMヤマト」で、4大学対抗ピザバトルを紹介!~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良 「4大学対抗ピザバトル」に出場しました!&サンプーペーで販売します~ 健康栄養学科・ヘルスチーム菜良 【全国4位】フードスペシャリスト資格認定試験で特別表彰!~健康栄養学科
2024.11.29
ならコープ「らくらくお料理パック」レシピ開発に挑戦!vol.1~健康栄養学科
2024年度4月より中谷 友美先生と上西 梢先生の指導の下、健康栄養学科の学生たちが、株式会社CWS *1 と連携して、ならコープで販売している「らくらくお料理パック」*2 のレシピ開発に取り組んでいます。 *1 株式会社CWS ならコープの子会社で、ならコープで販売しているらくらくお料理パックなどの商品開発や製造をしています。 *2 「らくらくお料理パック」 ならコープが販売しているミールキットのことです。お肉や野菜などの必要な食材と付属のタレが入っていて、自宅で煮たり焼いたりするだけで一品が完成するお手軽なキットです。 レシピ開発 説明会 今年度初めに本レシピ開発の説明会を実施して、参加学生を募った結果、現在5つのチームが、レシピ開発に取り組んでいます。このお料理パックの開発には、価格設定、調理時間、過去のレシピは使用できない、既存のタレを使用するなどたくさんのポイントがあります。学生らは、これらのポイントを踏まえてレシピを考えていきました。 ▼ 株式会社CWS様の説明の様子 学内プレゼン大会 5月23日(木)学内プレゼン大会を開催しました。学生たちは、チームごとにレシピ案やそのコンセプトなどを発表しました。それぞれしっかりと考えられており、とても有意義な回となりました。7月には、2回の試作を経て、株式会社CWSに書面によるメニューの提出をしました。 参加している学生の感想 今回のレシピ開発を通じて、最も楽しかったのは、自分が考案したレシピを試行錯誤しながら形にしていく過程でした。アイデアを基に料理を作り上げることで、想像していたものが実際の一品に仕上がる瞬間には非常にやりがいを感じました。特に、味や食材の大きさなどを微調整しながら、理想通りに仕上げるという経験は今までになかったので非常に楽しかったです。 一方で、ミールキット特有の制限や課題にも直面しました。まず、販売価格帯に設定が有るため、原価を抑える必要があったことです。ただおいしい料理を作るだけではなく、限られた予算の中で食材を選び、安くておいしいレシピを作るという点は、これまでの料理とは異なる取り組みでした。また、使える材料に制限があったため、その範囲内で工夫を凝らす必要があり、想定していたレシピを修正・改善する必要がありました。さらに、ミールキットでは、誰でも手軽に作れるように手順を簡略化することも必要であり、複雑な工程をいかに簡単にできるかが難しい部分でもありました。 こうした制限がある中で工夫を重ね、レシピを作り上げる経験は、管理栄養士になるうえで重要な経験になったと思います。 健康栄養学科 2回生 滝澤 人和 田中 菜々羽 ▼ 実際に市販されている商品を調理しました 今後、学生が考案したレシピについて、株式会社CWSよりフィードバックが行われ、選考に残ったメニューをならコープに提案する準備に入ります。ドキドキしますが、来年4月にならコープで販売できることをめざして、今後も取り組んでいきます。 畿央大学 地域連携担当 関連記事 野迫川村「郷土料理研究交流実習会」に参加しました!~ 健康栄養学科 奈良県中央卸売市場で「第17回ならいちばのキッチン料理教室」を開催!~ 健康栄養学科 地域とデジタルをつなぐ – スマートフォン年賀状作成ワークショップの開催 ~人間環境デザイン学科 清水ゼミ 河合町佐味田地区の「佐味田みんなの縁側」の増設 板絵の飾り棚および遊び道具の動物将棋の制作活動 ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 畿央祭にて ”がんカフェ「きらめき」” を開催しました!~ 看護実践研究センター 今年度3回目!畿央大学×ならコープ『こども寺子屋』を開催しました!
2024.11.27
人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.2~ 成功大学とのワークショップ開始!
人間環境デザイン学科では、以下の3点を目標とし2023年度より「海外インターンシップ」を行っています。 海外の学生と交流を深める機会をもち、人間環境デザインを学ぶ学生として、国内外の住まいや集落、人々の暮らしに関する幅広い視野をもつ。 国内外の集落における地域課題の発見と解決に向けた提案を海外の学生とともに行うためのコミュニケーションスキルを身につけている。 自ら考え自発的にとりくむ姿勢を身につけている。 2日目:ワークショップ開始 宿泊先のホテルの朝食は、台湾らしいシューマイやドラゴンフルーツなどがありとても美味しかったです。 バスに乗りワークショップの現地に向かいました。成功大学の学生との顔合わせでは、日本の漫画をプレゼントしました。コミュニケーションのきっかけとなり、とても喜んでもらいました。 今回のワークショップは、地域住民の憩いの場(小屋)を、奈良県吉野のヒノキ材を使って制作します。そして、その使い方を議論して提案します。 午前中は、作業内容の確認、役割分担を決めました。言語の壁がありましたがお互いに協力し合い乗り越えることができました。 12時頃、班のみんなでお弁当を食べました。お弁当はチキンと豚肉のガパオライスの2種類を用意していただきました。できたてで温かく、とてもおいしかったです。 お弁当を食べ終わった後は、班のみんなで散歩をしました。散歩では、成功大学の学生が作った建物を見せてくれました。 午後からの作業は、小屋の配置場所を決めることから始めました。小屋の使い方を考えながら設置場所を決めます。屋根の位置について熱い議論が交わされました。 途中、タピオカの差し入れをいただきました。本場のタピオカはとても美味しかったです。また、現地の人から台湾の果物も差し入れで貰いました。日本のみかんに似たような味でした。 小屋の基礎作りは、現地の大工さんや先生方にサポートしていただきながら、試行錯誤して進めました。今日は小屋の土台を置くためのブロックを置くところまで進みました。 夜ご飯は歓迎会を開いて頂きました。成功大学の皆さん鍋料理を食べました。台湾では、たくさんの料理でおもてなしすることが主流だそうです。お腹いっぱい美味しいご飯をいただきました。 最初はうまくコミュニケーションがとれるか不安でしたが、英語や翻訳アプリ、イラスト等を使いながら交流を深めることができました。明日からの作業も頑張ります! 人間環境デザイン学科 2回生 塚崎 陽菜 渡邉 和香 関連記事 ▼ 2024年度 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ ▼ 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.1~ 台湾に向けて出発! ▼ 2023年度 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ ▼ 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.1~台湾でのワークショップに向けて! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.2~台湾でつくる屋台のデザインが進行中! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.3~台湾の学生とオンラインで交流、企画案をプレゼン! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.4~ついに台湾へ! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.5~台湾でのワークショップがスタート! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.6~台湾での屋台制作が本格スタート! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.7~屋台がついに完成! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.8~台南市の建築を見学! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.9~最終日、無事に帰国しました! ▼ 人間環境デザイン学科 地域とデジタルをつなぐ – スマートフォン年賀状作成ワークショップの開催 ~人間環境デザイン学科 清水ゼミ 河合町佐味田地区の「佐味田みんなの縁側」の増設 板絵の飾り棚および遊び道具の動物将棋の制作活動 ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 木の家設計グランプリ「銀賞」に入賞!~人間環境デザイン学科吉永ゼミ こども夢サポートプロジェクト「段ボールでつくる法隆寺五重塔」を開催しました!~畿央祭・ウェルカムキャンパス 学生視点で「畿央食堂なごみ」のリノベーション提案!! ~ 人間環境デザイン学科 李ゼミ
2024.11.27
第34回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会 学術集会での医療の質特別賞を受賞 ~ 健康科学研究科
健康科学研究科 修士課程2年の城山 潤です。2024年11月15日(金)および16日(土)に名古屋で開催された第34回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会において、「間質性肺疾患患者の退院時の歩行能力に影響する因子の検討 - BIA指標を中心に -」というテーマで発表し、医療の質特別賞を受賞しました。 学会発表内容のご紹介 呼吸器疾患患者は多くの合併症を抱えており、これが疾患の臨床経過や患者の予後に大きな影響を与えます。近年、特にサルコペニアが注目されており、これは単なる体重減少ではなく、骨格筋量と筋力の減少を意味します。サルコペニアの有病率は健常者と比較して呼吸器疾患患者において高く(約30%)、筋肉量とその機能を維持することは、運動能力および生活の質(QOL)の維持に非常に重要です。田平研究室では、BIA法を用いた骨格筋評価の研究を進めています。 今回の発表では、間質性肺疾患患者の退院時の歩行能力に焦点を当て、入院時および退院時のBIA法による骨格筋量、浮腫値(ECW/TBW)、位相角(Phase Angle)の変化量を評価しました。結果として、急性増悪患者の退院時歩行能力には、入院時の体重、BMI、骨格筋量、ならびに入院中のPhase AngleとECW/TBWの変化量が影響を与える可能性が示唆されました。 本研究は健康科学研究科の田平 一行教授の指導のもとで進められ、この場を借りて深く感謝申し上げます。 健康科学研究科 修士課程 2年 城山 潤 関連記事 日本小児理学療法学会学術大会で大会長賞を受賞!~健康科学研究科 第22回日本神経理学療法学会学術大会へ参加しました! 森岡研究室の同門会に院生・修了生49名が参加!~健康科学研究科 本学にて第33回奈良県理学療法士学会が開催されました。~健康科学研究科・理学療法学科 第28回 日本ペインリハビリテーション学会 学術大会で大学院生が一般口述演題奨励賞を受賞しました!~健康科学研究科 【快挙】大学院生の研究において、脳卒中患者の物体把持の測定における新しいアプローチを開発しました。 【学生×実習先インタビュー】実習での症例を基にした卒業研究が国際誌に!vol.2~岩佐さん×赤口さん 【学生×実習先インタビュー】実習での症例を基にした卒業研究が国際誌に!vol.1~淡路さん×渕上さん 健康科学研究科の記事 理学療法学科の記事
2024.11.27
外部講師による講義「筋萎縮性側索硬化症(ALS)の看護」~看護医療学科「慢性期看護学援助論Ⅰ」
「慢性期看護学援助論Ⅰ」は、看護医療学科2年後期に必修科目として開講しています。 この授業では、臨床現場で勤務する看護師を外部講師として招き、最新の筋萎縮性側索硬化症(以下、ALS)患者の看護の実際について講義を受けるというプログラムを組み込んでいます。 令和6年11月5日(火)の授業では、講師として本学の看護医療学科7期生である富本尚寛さん(大阪急性期・総合医療センター脳外科・神経内科病棟勤務)から、ALSの病態や最新の治療法や看護および意思決定支援についてご講義いただきました。また、卒業生の視点から後輩へのアドバイスとして3年次後期からの臨床実習における心構えなども話していただきました。 ALSとは、脳や末梢神経からの命令を筋肉に伝える運動ニューロン(運動神経細胞)が侵される病気で、難病の一つに指定されています。筋肉そのものの病気ではなく、筋肉を動かし、運動をつかさどる神経が主に障害をうけるため、脳からの命令が伝わらなくなることにより、筋肉がやせていきます。その一方で、体の感覚、視力や聴力、内臓機能などはすべて保たれることが普通です。病気が進行するに伴い、コミュニケーションが取れなくなったり、嚥下ができなくなったりします。そのため、患者様やご家族様に対する意思決定支援が重要になってきます。授業では、ALSの病態、病期別のアセスメント・看護について、実際の事例をもとに講義していただきました。 ALSは看護師だけが関わるのではなく、看護師が中心となって多職種と連携を図っていくことが必要であること、難病であることから難病支援センターの職員と連携し患者支援をおこなっていくことなど、多職種連携の重要性について、実際のカンファレンス状況を通して説明していただきました。さらに、この疾患の患者様は8割以上が自宅療養となるため、退院支援が必要であり、家族指導を行うとともに多職種とのケア会議や退院前カンファレンスによって、情報の共有が必要であると説明していただきました。 検討課題として2年生に「患者が病状説明を聞いて、死ぬかもしれないと話されたとき看護師としてどのように声かけをするか」、「患者と家族の意見(希望)が違う時、どのような対応をするか」の2点について質問されました。難しい内容の質問でしたが、学生は真剣に取り組んでいました。なぜそのような話をするのか、患者様の理解が大切であること、患者様ご家族様の思いを明らかにすること、話し合いの場を作るなどお話しいただきました。 受講した2年生からは、「ALSの知識が深まり、とても興味深かった。」、「ALSについてどのような看護ができるのか、個別性に合わせて実施することが非常に重要であると理解できた。」、「伝の心など専用の機器などを使った専用のコミュニケーションの取り方を知ることができました。症状が進む中での暮らしなど難しいことが多いと思いました。」、「意識があっても自分の意思で思うように動かせない、死ぬかもしれないという否定的な感情になりやすいなど精神的苦痛が大きくなる疾患で、看護師のコミュニケーションひとつで状態が変わるため気を付けなければいけないと感じました。」などの意見がありました。 2年生は、本学の卒業生であり、臨床で活躍している先輩の今回の講義から学んだことを心に刻みケアの対象者である患者様ご家族様に丁寧に向き合い、支援できる看護師を目指してほしいと思います。 看護医療学科 教授 山本 裕子 准教授 對中 百合 助手 中谷 隆太郎 関連記事 ハンセン病療養所を訪問し「医療と人権」を学ぶ~看護医療学科「健康学特論」 自助と共助で災害に備える~看護医療学科「災害看護Ⅱ」 広陵町防災訓練に参加しました!~ 看護医療学科 海外インターンシップメンバーで、畿央祭に参加!~ 看護医療学科 2024年度 看護医療学科卒業研究発表会を開催! ~ 看護医療学科 2024年度「地域包括ケア実習」が無事終了!~看護医療学科 2024年度「地域包括ケア実習」がはじまりました!~看護医療学科 令和6年度「チーム医療ふれあい実習」実践発表会を開催しました~看護医療学科 「若者とともに超高齢化社会を考える」 in森ノ宮医療大学 ~看護医療学科「認知症ケア論」vol.4
2024.11.27
災害ボランティア体験談―大阪急性期・総合医療センターでの災害避難訓練― ~ 看護医療学科
2024年11月9日土曜日に大阪市東住吉区にある大阪急性期・総合医療センターでの災害避難訓練に1~3回生の学生35名と教員2名が参加しました。大阪市内で震度7の地震が発生し、電気・水道が遮断され、自家発電で経過した翌日の設定で、D-MAT(災害派遣医療チーム)である看護師から説明を受け、活動に臨みました。 ボランティア当日は、病院を使用した臨場感のある災害訓練でした。ボランティア参加者それぞれに、名前や年齢などの状況設定があり、その設定に沿って演技をするということが、ボランティアの役割でした。子供役の学生は泣きながら症状を訴えたり、保護者役はパニックとなり助けを呼んだり、精神疾患のある患者は、帰りたいと訴えたり、それぞれの設定になり切って演技をしていました。 ボランティア活動に参加した学生の感想 病院のボランティアに参加したことがなく楽しそうと思ったから、参加しました。 ボランティア活動では、赤タグの負傷者を演じ、医療スタッフの指示に従いストレッチャーにて処置を受けました。ボランティア活動の中で、負傷者の数が多く一人で待機する時間が長かったため不安に感じたことから、実際の現場でも不安の中待機している人が多くいると気づくことができました。 現場は一刻を争うため不安に寄り添うことは困難であると考えられますが、チームでのそれぞれの役割や動き方について今回のように訓練を行うことで待機時間の短縮となり不安を和らげることができると考えました。 看護医療学科 3回生 川合 望花 私は、災害看護に興味があり、被災時に看護師がどのような活動を行っているのか、また、看護師が多職種とどのような協働を行っているのかと言う疑問を持っていました。そのため、訓練の患者役という視点から医療職の活動を観察できる今回のボランティアに参加したいと考えました。 ボランティア活動では、被災後の歩行時に転倒し胸部を打撲した患者役をしました。この方は、初めは自身で病院へ来院したためトリアージは緑色でしたが、受診後増悪し、最終的にはトリアージが赤色に変わるという方でした。そのため、全てのトリアージ現場の活動を身をもって体験することができました。この体験を通して、重症患者の対応のため赤・黄エリアに人員が集中するため緑エリアでは患者が長時間待たなければならないと考えられることや看護師は患者処置の補助として医師と共に対象者のアセスメントとその意見交換を実施することで、多角的に患者の状態を把握していたことを知ることができました。 また、エリアを移動し引き継ぎを行う際には、患者一人一人に配布されているIDカードを利用して、漏れなく情報を共有している様子を知ることができました。以上のように、今回のボランティアに参加して、実際の患者の気持ちや医療職間の連携、安全な医療の提供のためのICTの利用など多くのことを学ぶことができました。 看護医療学科 3回生 橋本 心春 災害時の医療従事者の連携について実際に見てみたいと思いました。また、D-MATの方々の現場での動き方、指示の出し方などを見たいと思い参加しました。 ボランティア活動では、災害を想定して、様々な症状の患者になり、医療従事者の方々の動きや連携方法について観察しました。その際、患者役ではなく、患者の家族の役にもなりきり、家族に対するかかわりかたも訓練していました。また、患者役ではなく傍観者としてみるために現場を見学しました。 初めて災害の現場の雰囲気を見学し、医療従事者間の連携が非常に大事であることがわかりました。スマートフォンでタグを読み取ることで患者の情報がわかり、情報の共有が素早く行われていました。しかし、運ばれてから処置が完了するまでに時間を要しており、その間にも次々患者が運ばれてくるため、医師や看護師が不足しているという現状を目の当たりにしました。そのなかでも、患者が安心できるよう看護師が患者のことを気に掛ける場面があり、一人一人丁寧に関わることが重要であることがわかりました。 看護医療学科 3回生 内海 茜 今回のボランティア活動に参加した目的は、災害時における患者の心情を少しでも体験し、災害医療の現場でどのような雰囲気があるのかを知るためでした。また、看護師や医師がどのように動き、患者対応を行っているのかを間近で見て学びたいという思いもありました。 活動では、まず看護師から渡された事例を基に患者役を演じました。体育館にストレッチャーで運ばれ、全身状態の確認後にトリアージを受けました。トリアージの結果に応じて色分けされたエリアに移動し、その後は医師や看護師が患者の急変がないか様子を観察していました。また、医療スタッフは次々と運ばれてくる患者を診るため、短い時間で迅速に判断や対応をしている様子が見られました。 私は赤タグに分類されましたが、その中でも緊急性がやや低い状態とされ、他の患者より搬送準備が後回しになりました。そのため、ベッドの上で待機する時間が長く、自分がどうなるのか分からないという不安を強く感じました。この経験を通じて、災害時の患者が抱える不安や孤独感を少し体感できたように思います。また、医師や看護師は限られた時間で多くの患者に対応する必要があり、患者一人一人への対応時間が短くなりがちなことも実感しました。そうした状況下で、患者は自分がどうなるのか不安に感じやすいことを理解しました。 このボランティアを通じて、患者の立場を体験するとともに、災害医療の現場での看護師や医師の動きを学ぶ貴重な機会となりました。参加して本当に良かったと思います。 D-MATやドクターヘリなど、実際に目にすることが少ないものを見学したり、救急医療の現場を体験したりすることで、災害医療や救急医療ならびに看護について学ぶ機会になったと思います。今回の経験を今後に役立ててくれることを願います。 看護医療学科 3回生 古賀 いりあ 災害看護とは、災害が発生したときに看護師が、様々な専門職と連携しながら、知識や技術を駆使して看護活動にあたることです。災害による生命や健康への被害を最小限に留めることを目的としています。看護師は被災直後だけでなく、長期にわたり被災者のケアに携わります。昨今、地震や台風などの災害が増えている現状があります。その中で、災害看護は非常に重要であるといえます。 今回のボランティア活動で被災者である患者体験から、必要な看護を考えることができたと思います。今回の経験・学びを今後の看護に活かせることを願っています。 看護医療学科 准教授 對中 百合 助手 中谷 隆太郎 関連記事 自助と共助で災害に備える~看護医療学科「災害看護Ⅱ」 広陵町防災訓練に参加しました!~ 看護医療学科 堺市総合防災センターで体験学習をしました~看護医療学科「災害看護II」 外部講師による講義「筋萎縮性側索硬化症(ALS)の看護」~看護医療学科「慢性期看護学援助論Ⅰ」 ハンセン病療養所を訪問し「医療と人権」を学ぶ~看護医療学科「健康学特論」 2024年度 看護医療学科卒業研究発表会を開催! ~ 看護医療学科 2024年度「地域包括ケア実習」が無事終了!~看護医療学科
2024.11.25
人間環境デザイン学科 海外インターンシップ2024 vol.1~ 台湾に向けて出発!
人間環境デザイン学科では、以下の3点を目標とし2023年度より「海外インターンシップ」を行っています。 海外の学生と交流を深める機会をもち、人間環境デザインを学ぶ学生として、国内外の住まいや集落、人々の暮らしに関する幅広い視野をもつ。 国内外の集落における地域課題の発見と解決に向けた提案を海外の学生とともに行うためのコミュニケーションスキルを身につけている。 自ら考え自発的にとりくむ姿勢を身につけている。 2024年11月22日(金)11時55分に関西国際空港を出発しました!初めて海外に行く学生も多く、これから始まる台湾ワークショップに向けてみんなワクワクしていました! フライト中には機内食も出て、カツカレーと鶏肉のチリソースをいただきました! 現地時間14時30分に高雄空港に着き、みんなで集合写真を撮りました♪その後空港からホテルまで、バスで1時間半ほど移動しました。ホテルに着き、荷物を置き、夕食を食べるため少し離れたレストランまで歩きました! 3卓に分かれ夕食を食べましたが、それぞれの卓で別々の料理が提供され美味しかったり少し辛かったりしましたがみんな笑顔で夕食時を過ごすことができました! その後、スーパーに行きみんな台湾ならではのお菓子やジュースを購入しホテルに戻りました! 明日から本格的に台湾でのワークショップが始まります!ワークショップも台湾の学生との交流もとても楽しみです! 人間環境デザイン学科 3回生 上田 葵生 2回生 岩野 萌 関連記事 ▼ 2023年度 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ ▼ 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.1~台湾でのワークショップに向けて! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.2~台湾でつくる屋台のデザインが進行中! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.3~台湾の学生とオンラインで交流、企画案をプレゼン! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.4~ついに台湾へ! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.5~台湾でのワークショップがスタート! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.6~台湾での屋台制作が本格スタート! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.7~屋台がついに完成! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.8~台南市の建築を見学! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.9~最終日、無事に帰国しました! ▼ 人間環境デザイン学科 地域とデジタルをつなぐ – スマートフォン年賀状作成ワークショップの開催 ~人間環境デザイン学科 清水ゼミ 河合町佐味田地区の「佐味田みんなの縁側」の増設 板絵の飾り棚および遊び道具の動物将棋の制作活動 ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 木の家設計グランプリ「銀賞」に入賞!~人間環境デザイン学科吉永ゼミ こども夢サポートプロジェクト「段ボールでつくる法隆寺五重塔」を開催しました!~畿央祭・ウェルカムキャンパス 学生視点で「畿央食堂なごみ」のリノベーション提案!! ~ 人間環境デザイン学科 李ゼミ
2024.11.25
野迫川村「郷土料理研究交流実習会」に参加しました!~ 健康栄養学科
令和6年11月10日(日)健康科学部 健康栄養学科の上地 加容子教授と同学科の学生4名が野迫川村上垣内生活改善センターを訪れ、同村の郷土料理研究会の会員7名との調理実習交流会に参加しました。 野迫川村郷土料理研究会とは・・・ 野迫川村郷土料理研究会は、大学生と会員が共同で野迫川村の郷土料理の調理実習を行い、異年齢との交流を通じて郷土料理を広く知ってもらうとともに新しい視点で故郷の料理に触れる契機となる研修を行っています。先人より伝わる料理を研究し、郷土の食文化の理解を深め、後世へ継承していくことを活動目標として、村内の学校との交流やイベントで料理を提供しています。 当日は朝9時に五位堂駅を出発し、約2時間で野迫川村に到着しました。現地では池口教育長をはじめ郷土料理研究会の皆さん総勢9名が温かく迎えてくれました。 池口教育長のあいさつの後、教育委員会の井上様から今回の調理実習についての説明を聞きました。そしていよいよ会員の皆さんと一緒に調理実習の始まりです。 献立は、地元の山で採れた松茸をふんだんに使った松茸ご飯、高野豆腐を作る過程でできる豆腐の粉を使った煮物、さしみこんにゃくの山椒味噌がけ、弓手原地域で食べられているたっぷりの大根おろしと唐辛子が入った弓手原のホット(汁物)、酢の物など地元の食材を使った郷土料理をレシピ通りに再現しました。 会員の皆さんが朝早くから下準備をしてくださったので、学生が主に担当したのは「弓手原のホット」と「高野豆腐の粉を使った煮物」です。 「弓手原のホット」は、乱切りにした野菜を煮込み、味付けしたらたっぷりの大根おろしと唐辛子を入れます。大きなおろし器で豪快に大根をおろします。おろし器は各家庭で手作りされており、粗さや口当たりなどが違ってくることから、家庭の味とされてきたそうです。 その他の料理の仕上げと盛り付けも手伝いました。 ▼松茸ご飯に学生もにっこり また、この他にもウコンで漬けた大根漬けやさっくり揚げたかきもちなどもふるまわれました。 本学からは、田原本町の味間芋と宇陀の金ごぼうで作ったジェラート2種類を持参し、デザートとしてふるまいました。 料理がテーブルに並べられると、試食には池口教育長も同席し、出来上がった料理をいただきました。 普段あまり口にすることのない野迫川ならではの郷土料理に、学生たちは興味津々です。試食後は、それぞれの料理の由来や調理のポイントを会員の皆さんに教えていただきました。 参加した学生の感想 ● 初めて食べた食材や料理が多くて、とても良い経験になりました。野迫川村の郷土料理の歴史を学ぶことができ、レシピもいただいたので、家族にも振舞いたいと思います。また、このような交流会に参加したいと思いました。 ● 郷土料理研究会の方々に村のことや、郷土料理について話していただき、良い経験になりました。作った食事もとてもおいしかったです。 畿央大学 地域連携担当 関連記事 奈良県中央卸売市場で「第17回ならいちばのキッチン料理教室」を開催!~ 健康栄養学科 ラジオ「FMヤマト」で、4大学対抗ピザバトルを紹介!~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良 「4大学対抗ピザバトル」に出場しました!&サンプーペーで販売します~ 健康栄養学科・ヘルスチーム菜良 【全国4位】フードスペシャリスト資格認定試験で特別表彰!~健康栄養学科 6/2(日)テレビ大阪「発見‼︎“食”遺産」に健康栄養学科上地ゼミの学生が出演します! 2024年度 新入学生研修 学科別レポートvol.4~健康栄養学科
2024.11.22
英語教育コース「セメスター留学2024」 現地リポート vol.4 ~ 祝日の過ごし方!
2020年度に開設された現代教育学科英語教育コースでは、6か月間にわたって英語圏で生活し語学や異なる文化・価値観を学ぶ「セメスター留学」を2回生後期に開講。今年度は、2回生3名が、2024年9月21日(土)にカナダのビクトリアに出発しました。現地からの学生リポート第4弾です! こんにちは。現代教育学科英語教育コース2回生の池田一樹です。現在、ビクトリアに畿央大学から3人が留学中で、現地での生活をリポートしていきます。 今回は、祝日をテーマにブログを書いていきます。 Thanksgiving Day まずは、カナダ、アメリカで一般的に行われているサンクスギビングデーについて紹介していきます。サンクスギビングデーとは、カナダでは10月の第2月曜日に、アメリカでは11月の第4木曜日にある祝日です。サンクスギビングデーには、学校や会社、様々なお店までが閉まり、家族や恋人、親しい友人などと一緒に感謝祭の定番の食事をとります。 私のホームステイ先では、ホストファミリーとルームメイトの4人で食事を楽しみました。 ▼ 池田さんのステイ先でのサンクスギビングディナー ターキーに、グレイビーソース、クランベリーソース、マッシュポテトやパンプキンパイなどが定番の料理だそうです。ターキーにクランベリーソース...?と思っていましたが、意外にも肉のジューシーさとソースの酸味がうまくマッチしていました。そして皆さんが頭に?を浮かべているであろうグレイビーソースは、肉汁をベースとしたソースでターキーや他の野菜にかけるために作られます。このグレイビーソースは、カナダの伝統料理、プーティンにも用いられています。 ちなみに、ご当地料理を英語で説明しようとすると、どのような単語が思い浮かびますか?ソウルフード!と考えた方も多いでしょう。しかし現地ではうまく伝わりませんでした。気になって調べてみると、ソウルフードはアメリカ南部のアフリカ系アメリカ人の伝統料理のことを指すそうで、こちらでは、ローカルフードというと、すぐに理解してもらえました。海外の人と英語でお話をする際には、お気を付けください。 川上さんと福岡さんのホームステイ先は近いので、同じ食卓を囲み、食事を楽しんでいました! ▼川上さんのステイ先でのサンクスギビングの様子 Halloween そして10月の一大イベント!Happy Halloween! 街が鮮やかなオレンジ色に染まり、気分もウキウキしていました!私たちが通っている学校、GVでは、仮装して授業を受けました。ハロウィン当日、私たち畿央大学生は家からコスチュームを着て学校へと向かいました。どこからの情報かわかりませんが、ハロウィン当日はみんなが仮装をしているから、仮装は家から着ていくものだと認識していました。みんながどんな服装をしているのかワクワク感、期待を胸に膨らませ、ドアを開けて外へ!あれ?思っていたよりも、仮装していないぞ?やばい、恥ずかしい。と、朝早かったせいか、仮装している人が予想よりも少なくて、顔を真っ赤にしてバスに乗りました。いつもより学校に着くのが長く感じました。(笑) しかし学校に着くとさっきまでとは一変。ほとんどの人が仮装を楽しんでいました。なんと先生まで仮装していて、写真を撮ったり、お菓子を配ったり、本場のハロウィンを満喫することができました。 家に帰ってからは、家に来た地域の子どもたちにお菓子を配りました。お菓子をあげないといたずらされます。なんて恐ろしい。そして私の家庭では、親戚の人々も家にやってきて、みんなで食事を楽しみました。 ▼ 川上さんのステイ先でのハロウィンディナー カナダに来て感じたことは、「何事も全力」です。授業、仕事などは当然のこと、祝日も全力です。日本の祝日はただの休日ように感じることも多く、学校が休みになってラッキー!(畿央大学は休みにならないことが多いです。 ※不満ではありません)そんな感じです。 祝日にも意味があるのはどこの国でも当然のことだと思いますが、日本でももっと祝日をお祝いしたり、追悼したりできたらいいなと感じました。 ▼ 川上さんのステイ先でのハロウィンの様子 カナダに来てもうすぐ2ヵ月、ブログも第4回目となりました。簡単な会話はできるようにはなってきましたが、後4ヵ月。あまり時間は残されていません。 こうした毎日を経験できているのは、様々な人々の支援があってこそです。たくさんの人々への感謝を忘れることなく、言語だけでなく様々な物事を吸収し、成長した姿を見せられるように、残りの日々も大切に過ごしていきます。お読みいただきありがとうございました。 現代教育学科 英語教育コース 2回生 池田 一樹 関連記事 英語教育コース「セメスター留学2024」 現地リポート vol.1~今年は3人がカナダへ! 英語教育コース「セメスター留学2024」 現地リポート vol.2 ~ カナダに来て3週間がたちました! 英語教育コース「セメスター留学2024」 現地リポート vol.3 ~ ウィンタースポーツ観戦を楽しみました! ▶ イギリス短期語学留学2024についての記事は こちら ▶ 理学療法学科 海外インターンシップ2024 in 台湾の記事は こちら ▶ カナダ短期語学留学2024の記事は こちら
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