2017年12月8日の記事
2017.12.08
2017年度「マミポコ親子ひろば」後期第2回活動報告!
近隣の未就園児の親子を対象に、第2・第4火曜日の午前10:00から畿央大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。自由遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどをして元気いっぱい活動しています。 今回は、11月の活動を報告します。 11/14(火) ◯自由遊び ◯絵本「ちょんちょんちょん」 ◯ふれあい遊び「きゅうりができた」 今回は6組の親子が参加してくださいました。 自由遊びではお母さんから離れ、ひとりでも滑り台やブランコで活発に遊ぶ姿や、ままごとセットや木製レールなどで楽しく遊んでいました。手遊び「はじまるよ」では、親子で一緒に手を動かして楽しんでいる姿を見ることができました。その後、絵本「ちょんちょんちょん」を読むと、絵本好きの子どもさんが前に来て夢中で見てくれました。その後、親子ふれあい遊び「きゅうりができた」を行いました。親子の温かく微笑ましいふれあいの様子を見ることができて、とても嬉しかったです。 親子広場は子ども達が楽しく活動できる場であると同時に、保護者同士の関係も深めていただける場でもあります。これからも親子で楽しめる場になるように頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。 11/28(火) ◯自由遊び ◯絵本「やさいさん」 ◯ふれあい遊び「きゅうりができた」、「ばすごっこ」 8組の親子が参加してくださり、とてもにぎやかな雰囲気でした。 子どもたち同士の関わりも、少しずつ増えてきているように思います。他の子と比べ少しお姉ちゃんの子が、小さい子におもちゃを貸す姿が見られるなど、とても微笑ましい姿もありました。また、この間まではおすわりをしていた子どもが一人歩きをするようになっていたり、身体面や精神面での発達に私たち学生もとても驚かされました。ふれあい遊びでは、「ばすごっこ」をしました。お母さんの膝の上にのせてもらい、子どもたちがみんな嬉しそうにしている様子から、親子で一緒に遊びを楽しんでいただけたように思います。 次回の活動は、12月12日(火)にクリスマス製作をします。親子で製作やふれあいを楽しんでいただけるような空間をつくっていきたいと思いますのでお待ちしております! 現代教育学科3回生 笹井綾子 【参考記事】 2017年度「マミポコ親子ひろば」後期第1回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第6回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第5回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第4回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第3回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第2回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」初回の活動報告!
2017.12.08
第76回日本公衆衛生学会でKAGUYAプロジェクト研究成果を発表!~看護医療学科教員
平成29年10月29日~11月1日、鹿児島県文化ホール(宝山ホール)他にて、第76回日本公衆衛生学会総会が開かれました。 会場となった宝山ホールのすぐ横には西郷さんの像が、そして10分くらい歩くと桜島が見えるというシチュエーションでの学会でした。 KAGUYAプロジェクト※では、2016年3月に行った高齢者ベースライン調査、同年11~12月に行った壮年期(40歳~64歳)ベースライン調査の両方が揃い、分析を始めることとなりました。 ※広陵町×畿央大学KAGUYAプロジェクトは、地元広陵町と畿央大学が連携して地域住民の健康を支援しながら「元気のヒケツ」を探る地域密着型研究プロジェクトです。詳細はホームページをご覧ください 今回の発表タイトルは、「地域住民のソーシャル・キャピタルと主観的健康感-KAGUYAプロジェクト」というものでした。このKAGUYAプロジェクトでは、「ソーシャル・キャピタル」(地域のつながり)が重視されていますが、このソーシャル・キャピタルと健康に関する調査は、国内では主に高齢者の方々を中心に調査されてきました。KAGUYAプロジェクトでは、①「高齢群」と「壮年群」を比較することで、何が見えてくるか、②主観的健康感(本当に病気があるかどうかとは別に、健康だと思う気持ち)の要因はどのようなものか、を調べてみました。 高齢群に比べて壮年群では、新興住宅地域に多く住み、教育年数が高く独居者は少ない結果となりました。一方、高齢群は睡眠状態が良かったものの主観的健康感が低く、生活習慣病の罹患、転倒が多いことがわかりました。ソーシャル・キャピタルについては、社会参加、近所付き合いの頻度、近隣への信頼という項目については壮年群より高齢群の方が高かったのですが、互酬性の規範(本プロジェクトでは「情けは人の為ならず」)に同意しているか、また、実践しているかという項目は壮年群の方が高い結果となりました。 これらより、高齢者と壮年期住民とでは違いがよく見えてきました。現役世代は、まだまだ働きに出ていることもあり、ご近所付き合いが密になりにくい環境にあるのかもしれません。しかしながら、互酬性の規範については壮年期の方が高かったのは、ご近所付き合いはまだそこまでできていないけれども、職場を含む日常生活においては「世のため人のため」を実践しており、高齢期になって地域に戻ってきた後に、地域活動等において大いに期待が持てるのではないでしょうか。 主観的健康感については、年齢、性別、居住地域を調整しても社会経済的状況及びソーシャル・キャピタルが主観的健康感に影響する要因であることが示されました。このことから、地域のつながりは、高齢者のみならず壮年期を含めても健康に影響を及ぼすことがわかります。健康の維持増進のためにも、地域とのつながりを保つことが大切であると言えます。 このように、KAGUYAプロジェクトは、地域住民のみなさまが健康で幸せに暮らしていけるよう、これからも研究を続けていきたいと考えています。 ※この事業は、文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(平成27 年度~平成31 年度)「ソーシャル・キャピタル創出とヘルスケアデータ一元化による地域包括ケアシステム研究拠点の形成」の助成を受けて実施されます。 看護医療学科 准教授 文 鐘聲 ●広陵町×畿央大学「KAGUYAプロジェクト」ホームページ KAGUYAプロジェクトに関する記事はコチラから!
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