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イベントレポート
2025.08.22
広陵町「いのちを守るまちづくり」イベントに畿央大学の教員・学生が参加!
広陵町 けんこう推進課主催の体験型イベント「いのちを守るまちづくり」が、2025年8月3日(日)にさわやかホールにて開催されました。本イベントは、参加者が「いのち」の大切さについて考えるきっかけとなるよう、さまざまな体験型コーナーが設けられています。当日は、およそ600名の来場者がお越しになり、大変賑わいました。 畿央大学からは、教員と学生総勢33名が【食育コーナー】【親子体力チェック】【積み木コーナー】【認知症予防の啓発コーナー】の4つのブースを担当しましたので、その様子をそれぞれご紹介します。 食育コーナー 健康栄養学科 野原 潤子講師、岩田 惠美子准教授と学生8名が参加し、会場内に食の大切さを楽しく学べるコーナーを設けました。魚釣りゲームでは、魚のペープサートを釣りながら魚の種類を学び、すごろくでは好きな野菜を答えたり、ご飯を作ってくれる人に「ありがとう」を伝えたりするマスを通して、食の知識や感謝の心を育みました。かるたでは家族や友達と一緒に楽しく学び、ペアマッチゲームでは旬の食材をペアにして季節の野菜について理解を深めました。 魚釣りゲームやすごろく、かるたは特に子どもたちに人気で、ペアマッチゲームは保護者やご高齢の方にも好評でした。同じ会場には食育SATシステムと大塚製薬コーナーも設置し、保護者は子どもたちが遊んでいる間に、栄養バランスチェックや健康クイズに参加してくださいました。食育SATシステムでは食品模型を使って1食分の栄養価や栄養バランスを確認、大塚製薬コーナーではクイズの後に啓発チラシやポカリスエットを配布しました。世代を問わず、楽しみながら学べる時間となりました。 参加学生の感想 ● 今回の食育イベントでは、魚釣りゲームが特に人気で、子どもたちが釣った魚の名前をどんどん覚えていく様子を身近に見ることができました。最初は知らなかった魚の名前も、2回目以降には自信を持って答えてくれる姿に、楽しみながら学んでいるんだと実感しました。小さな子どもも上手に魚を釣っていて、その集中力や吸収の早さに驚かされました。 また、ペアマッチゲームでは子どもたちが真剣に取り組む姿も印象的で、保護者の方も一緒に参加してくださるなど、親子で楽しく食について学ぶ場になりました。私は子どもたちの目線に合わせてしゃがみながらゆっくり説明し、入り口で来場者に声をかけて各コーナーへ案内することを心がけました。 今回の経験を通して、楽しみながら子どもたちと関わる上で役立つ貴重な経験を積むことができました。地域の方々と直接触れ合うことで、教室では学べない現場の実情を知ることができ、自分自身の成長も実感しています。 健康栄養学科 4回生 林 実樹 ● 食育に関するブースでは、「旬の野菜についての神経衰弱」、「食事についてのかるた」など、一度は遊んだことのある遊びを用いたものだったので、小さい子どもでも旬の野菜や食事について楽しく遊びながら学ぶことができるので、参加してくれた子どもたち、みんなが楽しんでいてくれて嬉しかったです。 特に、「旬の野菜についての神経衰弱」では、小さい子どもだけでなくご高齢の方や親子でも楽しんで旬の野菜について学んでくれていてとてもよかったです。旬の野菜をただ知ってもらうだけでなく、「一年中売っている野菜でも、旬の時に食べると栄養価が一番高いですよ」などの声掛けも行うことで、より、理解が深まったのではないかと思います! 今回、スタッフとして参加させていただいて、小さい子どもにどうしたら食事に関して興味を持ってもらえるのかを考えながら小さい子と関わることができ、すごく貴重な経験をできたと思っています。 健康栄養学科 4回生 奥本 しずく ● 食育のブースでは"魚釣り"や"食事についてのすごろく"など、子供も楽しめるようなものが、多くて小さいお子さんと関わることが多かったです。その中でお子さんが少しでも食に興味を持ってもらえるように、また楽しんでもらえるように声掛けを行いました。参加してくださったお子さんは例外なく、夢中になって遊んでくれました。 また、すごろくでは、マスの一つに「ご飯を作ってくれている人にありがとうを伝える」というマスがあるのですが、お子さんが保護者の方に素直にありがとうを伝えている姿を見てすごく感動しました。 今回参加させていただいて、小さいうちから遊びを通して食育を行うことで、日常生活に不可欠な食事に興味を持ってもらえることがわかりました。今後の学業に活かしていきたいです。 健康栄養学科 4回生 三堀 紗穂 親子体力チェック ご自身の体力を知り、日頃の運動の啓発を目的としたコーナーです。理学療法学科 松本 大輔准教授、梶原 由布助教と理学療法学科の学生16名が参加しました。 子どもからご高齢の方まで幅広い世代の方々が約300名も興味を持って参加してくださいました。握力測定に加え、本学が開発にもかかわった足指筋力測定や、世代に合わせて、子どもには立ち幅跳び、ボール的狙い、大人には筋肉量やロコモチェック、歩行・バランスチェックなどを実施しました。 実習を終えた4年生が中心だったので、学生との会話も弾み、笑顔あふれるブースとなりました。 参加学生の感想 ● 小学生を対象にしたブースでは全身運動や協調運動をする課題でした。短い練習時間の中で全身での動きを一致させ、大きな力を発揮したり、力の調節をしたりする難しい課題でしたが、動きの上達が見られました。これを通して子供たちに身体を動かす楽しさを感じてくれたらと思います! 理学療法学科 4回生 高田 翔平 ● 小学生に向けたブースではポイントを確認して何度も挑戦する様子が見られました。練習、試行錯誤することで記録が伸びるお子さんが多かったです。子どもたちの喜ぶ顔を見ることができて、こちらまで嬉しい気持ちになりました! 理学療法学科 4回生 菅野 愛子 ● 私はご高齢の方々の体力測定を担当しました。なかなか普段測定する機会の少ない項目を用意していたので、特に理解しやすいルール説明に力を入れ、安全に楽しんでいただける環境づくりに努めました。多くの方々に喜んでいただけたことが、何よりうれしかったです。 理学療法学科 4回生 森岡 真優 積み木コーナー 現代教育学科の永渕泰一郎先生と幼児教育コース2回生の学生6名が参加。児童文化演習で積み木の授業を受けた学生が、子どもと直接かかわる実践編にもなっています。子どもたちは、自由に積み木を積んだり並べたりしながら想像力を発揮。学生たちは、そんな子どもの姿を見守りながら一緒に作品づくりを楽しみました。 教育学科2回生幼児教育コースの学生は、この夏はじめて保育所実習に2週間行きます。実習に行く前に子どもとかかわりたいと思う学生が集まってくれました。子どもたちの積み木の表現は素朴なものですが、積んだバランス感や規則正しい並べ方に保護者が「うまいね」「すてき」と喜んでいることがとても素敵でした。 参加学生の感想 ● 今回の積み木コーナーで子ども達と関わった経験から、沢山のことを得ることができました。まず、一人ひとり性格や表現が全く異なることに気が付き、それに合った言葉がけや、関わり方をすることが大切だと感じました。しかし同時に、実際に行うことの難しさを感じました。 このような沢山の子ども達と関わる機会は、今まであまり経験したことが無かったので、最初緊張していた子どもに対する接し方が難しかったですが、段々と笑顔になって積み木で遊んでいる姿が見られて、安心しました。最後、もう少し遊びたい、楽しかった、などと子ども達が話しているのを聞き、凄く嬉しく感じました。実習前にこのように子どもと関わることができて良い時間を過ごせたと思います。この経験を実習や将来に活かしていきたいと思いました。 現代教育学科 幼児教育コース 2回生 石口 真衣 ● 私は今回、「いのちを守るまちづくり」イベントのスタッフとして参加させて頂きました。当日には、積み木コーナーで乳児期の子どもから小学生の子どもまで色々な年齢の子どもたちと一緒に積み木で遊びました。年齢によって積み方や遊び方などが異なり、保育士を目指している身としてとても良い学びとなりました。 また、高く積み上げたり、積み木を電車のレールに見立てたり、家を作ったりなど遊び方は子どもたちみんなが違っていたのもとても興味深かったです。積み木が完成した時には喜んでくれたり、途中で崩れてしまった時には悔しがったりと一緒に遊ぶ中で様々な経験を子どもたちと共有することができ、参加して良かったと心から思いました。今回、このボランティアを通して沢山の貴重な体験ができました。 現代教育学科 幼児教育コース 2回生 伊藤 千聖 認知症予防の啓発コーナー 看護医療学科 島岡 昌代講師と本学の認知症啓発のための学生ボランティア団体Orange Projectの学生3名が参加。認知症クイズやブレスレットの作成体験を通じて、認知症について楽しく学べる機会を提供しました。また、ブースではオレンジ色の花をみなさんに作ってもらい、それをロバ隊長に貼り付けて「オレンジロバ」を作る催しも行いました。 オレンジ色は認知症サポートの象徴であり、ロバ隊長は認知症サポーターキャラバンのマスコットで、認知症の人々を応援する活動に参加しているというメッセージが込められています。小さなお子様からご年配の方までたくさんの方々にご協力を頂いて、素敵な「オレンジロバ」が完成しました。 参加学生の感想 ● 普段あまり認知症について考えることがない方でも、ブレスレットづくりやクイズを通して認知症について考える機会になったように思います。オレンジリングやロバ隊長を見つけたときに、今回のことを少しでも思い出してもらえたらうれしいです。たくさんの笑顔に触れることができて、私も一緒になって楽しむことができました。 看護医療学科 4回生 大久保 翼 ● 歯科検診に来られるお子さんを対象に認知症のシンボルカラーであるオレンジ色をベースとしたビーズブレスレットづくりのお手伝いをさせていただきました。子どもたちはみんな頑張ってビーズに糸を通して好きなビーズを組み合わせ個性が出るものが完成し、嬉しそうにする様子が可愛かったです。子どもたちがブレスレットを作成している間、親御さんたちが認知症のクイズをしており、広陵町のこういった幅広い世代を対象に啓発活動を行う工夫が素敵だと感じました。 看護医療学科 3回生 森 愛華 ● 私は今回、子どもとビーズ作りに参加しました。子どもの年齢によっては、ビーズを糸に通すのが簡単な子どももいれば、難しく手助けが必要な子どももいました。そこで、子どもが率先してビーズブレスレットの作成に取り組めるよう、個別性に合わせて楽しく話しかけることができました。また、子どもと関われるボランティアに参加することで、子どもが達成感や喜びを感じられるよう支援でき、自分自身も貴重な経験を積むことができました。 看護医療学科 3回生 福田 光紗 地域連携センターより 朝10時過ぎに会場へ伺ったところ、すでに多くの町民の皆さんが来場されており、にぎわいを見せていました。乳幼児や小学生などお子さま連れのご家族をはじめ、中高年のご夫婦やお友人同士など、幅広い年代の方々が、たくさんある体験コーナーを楽しみながら回られていました。待ち時間には、スタッフとの会話を楽しまれる様子も見受けられ、町民の皆さまに親しまれているイベントであることを強く感じました。 学生たちは、それぞれの役割を笑顔でしっかり果たしており、大学での学びに加えて、このような地域とのかかわりの中で多くのことを経験し、勉強以外の面でも大きく成長していることを実感しました。 このような貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。 地域連携センター 関連記事 【畿央大学×家族亭】香芝サービスエリア「新メニュー開発コンテスト」を開催!~健康栄養学科 今年度2回目となる畿央大学×ならコープのコラボ企画「こども寺子屋」を開催しました! 第19回「ならいちばのキッチン料理教室」を開催!~ 健康栄養学科 第7回エコマミ公開講座で看護医療学科山本裕子教授が「口から見直す生活習慣」をテーマに講演! 広陵町町制施行70周年記念イベントに書道部と軽音学部が参加!
2025.08.21
TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.100 ~ オープンキャンパスにて「カラダチェックコーナー」を出展!
こんにちは。畿央大学 健康支援学生チームTASK※の理学療法学科3回生の中山 紗希と2回生の高山 紗帆です。 2025年7月13日(日)・20日(日)、8月9日(土)・10日(日)の全4日程で行われたオープンキャンパスにTASKとして「カラダチェックコーナー」を出展させていただきました。今回のイベントでは高校生・保護者様を対象にヘモグロビン・骨密度・体組成の3項目を測定しました。 ※ TASKは‟Think、Action、Support for Health by Kio University”の略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 今年度も昨年同様、多くの方にご来場いただきました。猛暑の中、お越しいただいた皆様、本当にありがとうございます。7月は3・4回生、8月は1~3回生が主体となり、コーナーの出展をさせていただきました。 今回は、1回生は機器を用いた測定・フィードバックが初めてでしたが2回生が1回生に丁寧に指導している姿はとても頼もしく感じられました。1回生も来場者の方と積極的にコミュニケーションをとりながら測定を行っており、その姿が印象的でした。さらに、機械のトラブルが発生した際も、スタッフ同士で意見を出し合い、測定項目を臨機応変に変更する場面も見られました。学年を超えて協力し合い、柔軟に対応できるTASKの良さをまた感じることができました。 参加メンバーの感想 ● オープンキャンパス、そしてカラダチェックコーナーに参加していただき、誠にありがとうございました!年齢・性別問わず多くの方々がご来場いただいたため、年齢や性別など、その方に合わせたフィードバックを行うことを意識するとともに、その難しさを実感しました。 また、少しでも楽しんでいただきたいという思いから、ただ測るだけではなく、測定中は進路や実際の大学生活の話もさせていただきました。最初は緊張もありましたが、徐々に笑顔で会話できるようになり、とても有意義な時間となりました。 今回、コミュニケーションの大切さを改めて感じ、そしてまだまだ伸ばしていかなくてはならない能力のひとつであると実感しました。今回の測定の結果を通じて、日々の健康や生活習慣について考えるきっかけになっていれば幸いです。 次回の畿央祭のチェックコーナーでもお待ちしております! 理学療法学科 2回生 高山 紗帆 ● 私は3回生として今回は測定の補助に入るとともに、お待ちいただいている保護者の方々や高校生とお話したりする機会が多くありました。最初はスタッフも緊張していましたが、徐々に表情も和らぎ笑顔で会話を交わす様子が見られるようになりました。ブースの雰囲気も盛り上がり、短時間でスタッフの成長を感じることができ、とてもうれしく思いました。また来場者の方に質問された際に、わからないことがあれば先輩に聞いたり自分で調べたりして対応している姿も印象的でした。 私自身は今回、現役の理学療法士とお仕事をされている保護者の方とお話しすることがありました。これからの進路を考えるきっかけになったと同時に普段、大学にいるだけでは聞けないような考え方に触れることができ、貴重な体験となりました。 また、オープンキャンパスと同日に大学院説明会もあり、TASKに入るきっかけとなった先輩ともお会いすることができました。カラダチェックブースでの出会いとお話しした内容がきっかけでTASKそして畿央大学に入ることを決意したことを思い出し、そのようなきっかけ作りをできたらと思ったと同時に初心を忘れずこれからも頑張りたいと感じました。 最後に地域の方々や高校生・来場者の方々とのつながりが得られるのはTASKならではの魅力だなと改めて感じました。今後もこのような機会を大切にし、活動に取り組んでいきたいと思います。引き続きTASKをよろしくお願いいたします。 理学療法学科 3回生 中山 紗希 TASKでは、健康チェック以外にも様々な活動を企画しています!その情報も下記に載せていますので、ご確認よろしくお願いします! ◆メールアドレス task@kio.ac.jp ◆ X(Twitter) @kio_task ◆ Instagram @kio_task ▶TASK(健康支援学生チーム)活動レポートはこちら
2025.08.13
第15回呼吸・循環リハビリテーション研究大会を開催しました!~健康科学研究科 田平研究室
2025年8月9日(土)〜10日(日)に三重県鳥羽市のエクシブ鳥羽アネックス「白帆の間」にて「第15回呼吸・循環リハビリテーション研究大会」が開催されました。本研究大会は、田平教授をはじめ、大学院生と卒業生によって運営されており、今回は15回目の開催となります。今年は学部生6名、卒業生7名、WEB参加3名の計16名が参加し、10題の演題発表が行われました。 ▼▼ 昨年度の実施された第14回呼吸・循環リハビリテーション研究大会の様子はこちら ▼▼ 第14回呼吸・循環リハビリテーション研究大会を開催しました!~健康科学研究科 田平研究室 質疑応答では活発な意見交換がなされ、各自の研究をブラッシュアップするための貴重なフィードバックを得ることができました。卒業生の発表では、呼吸理学療法に関する最新の知見や新規性・発展性のある研究内容も共有され、大変有意義な時間となりました。 もちろん発表後には美味しい食事を囲みながらのプライベートな話や近況報告でゼミ生同士の交流を深めることも忘れていません。セッション中の質疑応答とは違う和やかな雰囲気の中でのディスカッションも行われ、より質の高い研究につながる二日間となりました。 田平研究室では、日々の臨床の中で生じた疑問を、卒業生も含めて一丸となり解決に向けて議論を重ねています。 呼吸・循環分野に関するClinical Questionをお持ちの方、ぜひお気軽にご連絡ください。私たちと一緒に、楽しみながら答えを見つけていきましょう。研究室スタッフ一同、心よりお待ちしております。 健康科学研究科 博士後期課程 玉村 悠介 関連記事 ▼▼ 健康科学研究科についての関連記事 ▼▼ 日本リハビリテーション医学会学術集会に参加しました! ~ 健康科学研究科 瓜谷研究室 神経リハビリテーション学研究室の学生・教員が World Physiotherapy Congress 2025 で発表 ~ 健康科学研究科 地域リハビリテーション研究室の学生・教員が World Physiotherapy Congress 2025 で発表 ~ 健康科学研究科 第65回日本呼吸器学会学術講演会で『トラベルアワード』を受賞 ~ 健康科学研究科 ▼▼ 理学療法学科についての関連記事 ▼▼ 筋肉かるたで“知識”と“絆”を強化!~ 理学療法学科 2・3回生交流会レポート ~ 中国の理学療法、リハビリテーション事情について~理学療法学科 第15回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」
2025.07.30
学習会「図画工作を味わう―今までとこれから―」を開催 ~ 畿央大学 現代教育研究所
2025年7月20日(日)15時10分から、東京家政大学 岡田 京子先生をお招きしての学習会を開催しました。奈良県を中心に、近畿圏から18名の方にご参加いただきました。 「図画工作を味わう―今までとこれから―」 メディアで学習指導要領次期改訂の報道が見られるようになりました。「資質・能力の三つの柱」と各教科等の「見方・考え方」、「主体的・対話的で深い学び」等の基本的な考え方を重視しつつ、それらの共通理解と各学校の状況の応じた実施の一層の推進を示すように読めます。 そこで、「図工の授業がどう変わるか」を待つ前に「私たちは図画工作科の授業をどう変えたいか」を考える学習会を設定しました。平成29年の改訂を行われ、その後も現場の状況をご覧になってきた岡田京子先生に学び、共に考える時間にしたいと考えました。 学習指導要領改訂時のポイントの復習 初めに司会から、現行の学習指導要領改訂時のポイントの復習をしました。 ● 育成を目指す資質・能力の明確化 ● 個別の感じ方や考え方等に応じて、他の学習や生活の場面でも活用できる知識及び技能。 ● 知識・技能を活用しながら未知の場面でも課題を解決できる思考力、判断力、表現力等。 ● 主体的に学習に取り組む態度、メタ認知等と協働する力、持続可能な社会づくり、感性・人間性等含む学びに向かう力、人間性等 ● 教科の特質に応じた物事を捉える視点や考え方である「見方・考え方」 ● 主体的・対話的で深い学びの実現の向けた授業改善の推進 そして学習指導要領実施後に提示された、 ● 指導と評価の一体化 現在進行している検討事項として、 ● 資質・能力の教育の共有と一層の充実 ● 中核的な概念や方略の明確化 などを提示しました。 その後、参加者の皆さんに4人ごとのグループに分かれていただき協議に進みました。 現在取り組まれている授業の成果と課題を出し合い、今後どのような児童を育てたいと考え、どのように授業を変えていきたいかをホワイトボードに掲示しました。初めて出会った先生のグループもありながら活発な協議が行なわれ、多くの意見が出されました。 報告で出ていた意見をご紹介します。 児童について ● 自分で課題を解決できる。 ● 自分を知り、他者を知り、認め合う。 ● 答えがないチャレンジを楽しめる。 ● あふれる情報から最適解を見付けることができる。 ● 感動し、自分の素敵を見付けられる。 ● 最後まで活動し、最後を自分で決める。 授業について ● 授業で子供を育てる。 ● 感性を働かせ、自分に表現し、認め合える。 ● 幸せに生きる力を育てる。 ● 選択肢があり、自己決定できる造形遊びを核とする。 ● 学習との素敵な出会いをつくる。 ● 児童の主体性が働く仕組みがある。 岡田京子先生の講話 まず、学校の先生は有能だということ、『話をする』、『話を聞く』、『情報をまとめる』、『相手を思いやる』、『展開を予想する』など様々な行為を必要に応じて行いつつ瞬間に思考し選択し、決定しているのが先生の能力だと指摘されました。 そこで、あるグループで話題になっていた「特別な支援が必要な児童」が主体的に活動できる図画工作科の授業は何かを参加者に問われました。実際に図画工作の時間では「特別な支援が必要な児童」が主体的に活動できることが多くあります。その理由を考えればだれもが主体的に学習できる時間になるでしょうと。 参加者からは「自分が主体だから」「答えに向かう指示が少ないから」などの意見が出ました。 そうした話題を継ぎ、授業改善のポイントになるのは指導が特に難しい児童ではないとのこと。なぜならその児童には先生は指導に注力するので成果は出やすい。指導の必要性は特にないが大きな成果も残さない児童に注目し、授業改善を試みることが授業を充実する方法ではないかと話されました。また、コロナ禍で実体験ができない時期があったことから、その学年よりも前学年の目標を設定した授業が見られることを危惧し、例え前学年的な活動から始めても、学習活動中に学年にふさわしい活動になるよう教師が計画することが必要と話されました。 中央教育審議会で検討が進んでいる事項の資料を紹介され、「決まってはいないが、注目しておくことも必要」と伝えられました。 最後に、学習指導要領が改訂されると新しい考え方や方法が提案され、理解し馴染むのに苦労するように感じるが、新しい考え方や方法はも実は現場の先生方が長く取り組まれてきた指導であることが多く、近い将来の新しい授業像は実は有能な先生方の日常にあることを共通理解し、会を終えました。 畿央大学現代教育研究所 現代教育学科 教授 西尾 正寛
2025.07.28
学校の先生になりたい高校生のための特別企画「ほら、“先生”ってステキ!」を開催!~畿央大学現代教育研究所
教員という職業の厳しさに注目が集まる昨今、次世代が目を向けにくい状況となっていることを踏まえ、教職に興味がある高校生にその魅力を伝えることを目的として畿央大学現代教育研究所が開催した特別企画「ほら、”先生”ってステキ!」を担当教員がレポートします。 特別講演会「ほら、“先生”ってステキ!」 【開催日時】2025年7月20日(日)13:10〜14:40 【第1部】 「ほら、“先生”ってステキ!」13:10〜13:50 【講師】岡田京子氏 東京家政大学教授/前文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官 ● 一人一人の子供を大切にしたい。 ● 自分も自分の人生も大切にしたい。 こうした言葉から始まりました。 図画工作科がご専門の岡田京子先生は、初めに小学校1年生が遠足先で楽しんだローラーすべり台を自分なりに表した絵を通して子供が学ぶ姿を紹介されました。色、高さ、昇る階段、全体の形、滑る仕組みなど一人一人の思いによって表現が違うことを取り上げられました。 それぞれの子供にはそれぞれの感じ方があり、それぞれの思いを読み取ることが教師としての力になり、また、違いがあることを知り、違いを受け入れ、子供に知らせる先生になって欲しいとも話されました。一人一人の子供を大切にしたい先生の姿です。 先生は、受けもつ学年に合った学習の目標と内容を把握します。そして授業を計画し、実施すると、その成果としてどのような力がついたか、自分の授業はどうだったかを振り返り、よりよい指導ができるよう改善しようとします。そうした繰り返しにより、自分が高まります。また、片付け中の版画の用具から生き物の形を見付け表した子供の姿で授業時間以外でも学ぶことを示されました。 いろいろな場で子供の学びに出合うことが先生の楽しみであり、子供に答えを教えるのではなく、子供が自分で学び答えに辿り着けるように支えることが先生の仕事だとのことです。先生は大学で学んだことを基に、学校の先生という集団の中で成長します。教育者である先生は、分からないことを教え合い、一緒に考えることができる、学び合う仲間だとおっしゃいました。自分も自分の人生も大切にする先生の姿です。 続いて、高校生や保護者のみなさんが心配されている先生方が働きやすくなるようにすることについて、文部科学省の資料を基に近い将来の取り組みを紹介され、最後に「先生の仲間としてみなさんをお待ちしています」との言葉で講演を終えられました。 「学校の先生をしている畿央大学卒業生の話を聞こう」 【第2部】ディスカッション「学校の先生をしている畿央大学卒業生の話を聞こう」 14:00〜14:40 初めに、先生になって9年目の金沢 千穂先生のお話です。 先生の仕事として、学校生活で最も長い授業時間を楽しいものと工夫すること、子供のことを理解して正しい方向に導くこと、心がけているとのことでした。先生としての喜びでは、子供が自分の信念を理解し行動できるようになることを挙げられました。言葉がなくとも通じ合えるようになるとおっしゃっていました。苦労していることとしては、専門的な知識が少ないことで専門性を高めて先生としての厚みを身に付けたいと話されました。 子供をよく見るとともに自分は明るく振る舞うことを大事にし、将来の社会に貢献する子供を育てることが自らの社会人としての貢献であるとのお話で終えられました。 次に、先生になって16年目の金石考弘先生です。 フロアのみなさんに「好きな教科はありますか」と呼びかけられ、お話を始められました。全ての教科を教える小学校の先生も、一つの教科を専門的に研究でき、その活動を通して他の地域の先生や校園種の違う先生方と交流するなど素敵な場面に出会え、教科の専門性をもつことが先生としての強みになるとお話され、専門にしている図画工作科の授業で、子供の「うれしそうな姿」「挑戦している姿」「成長している姿」を紹介されました。 子供の「先生のこの教科の授業が好き」、卒業生の「先生のこの授業憶えている」「今も作品を家に置いている」との言葉が喜びと話されました。 最後のプログラムはフロアからの質問に岡田京子先生、金沢千穂先生、金石考弘先生が答えるトークコーナーです。 初めの質問は「どうして小学校の先生になったのですか」それぞれに答えておられましたが、みなさんが先生になりたい強い希望をもっていたわけではなく、様々な思いやつながりの結果先生になっていることが分かりました。 「大学生活をどう過ごせばいいですか」には、学習も大事だが学生時代にしかできない趣味や旅行を楽しむことも大事だとのこと、自分の経験から答えてられました。 保護者の方からの「今以上に学校を楽しく過ごせる場所にできますか」との質問には、子供に関わる人が責任を押し付け合うことなく、分かり合い協力し合う努力をすれば楽しくすることは可能との答えがありました。 10分の休憩を挟んでの90分はあっという間に過ぎました。 最後に主催から「人がいる限り、教育は必要です。そして先生がいなくてはいけません。皆さんのように、将来の自分を先生に夢見ている人たちを私達は待っています。」と伝え、全てのプログラムを終えました。 畿央大学現代教育研究所 現代教育学科 教授 西尾 正寛 【関連リンク】 「ほら、先生ってステキ」未来を育てる学校の先生になろう!~現代教育研究所主催 | 畿央大学
2025.07.14
今年度2回目となる畿央大学×ならコープのコラボ企画「こども寺子屋」を開催しました!
2025年6月20日(金)、畿央大学とならコープのコラボ企画『こども寺子屋』がコープ真美ケ丘店で開催されました。5月16日(金)に引き続き、今年度2回目の開催となります。今回は、地元の小学生9名と畿央大学生5名が楽しく交流しました。 初めはやや緊張した面持ちでしたが、一緒に学習に取り組む中で次第に打ち解け、コミュニケーションをとることができました。学習後のレクリエーションでも大いに盛り上がりました。畿央大生にとっても小学生のみなさんにとってもとても充実したよい体験となったと思います。 この企画は、「子どもの居場所づくり」と「保護者の負担軽減」を目的とした取り組みの一環として企画されました。近隣の皆さんにご好評いただき、今後も引き続き開催していきます。 参加した学生の感想 勉強の教え方は普段の大学の勉強だけではできないので、とてもいい体験になりました。また、子どもたちに楽しんでもらえるように、声掛けしたり、話をすることは将来小学校教員となった時に生かせそうだと思いました。 どのように教えたら、より理解してくれるか今後工夫していきたい。学ぶことが多かった。 普段とは違い刺激を得る事ができ、少し成長することが出来た。 普段触れ合うことのない小さな子と話すことができました。必要以上に子どもにビビることがなくなりそうです。 小学生の保護者の声 帰ってからも子どもがとても楽しくまた行きたいと言ってます。わかりやすく勉強(宿題)ができて、なぞなぞも楽しくとても有意義だったみたいです。 こどもが楽しく通わせていただいています。畿央大学の学生さんやスタッフの方々とお勉強をしたりゲームをしたりするのがとても楽しいようです。 大学生さんにとても親切に教えていただき、娘もとても喜んでいたため。なぞなぞクイズもとても楽しんでいました。 宿題をわからないところはゲーム感覚みたいに教えてもらって、楽しかったと言ってます。また、学生さんのなぞなぞと算数問題も楽しくまたしたい!との事でした。 次回開催のご案内 次回の「こども寺子屋」は8月22日(金)に開催します。 今年は「被爆、戦後80年」という節目の年でもあるため、ならコープ様の計らいで外部から識者を招き、初めの30分だけですが平和学習の時間を取り入れる予定です。 今後の実施予定について 第13回 2025年10月17日(金)16:30~18:00 第14回 2025年11月21日(金)16:30~18:00 第15回 2025年12月19日(金)16:30~18:00 第16回 2026年 2月20日(金)16:30~18:00 関連記事 第19回ならいちばのキッチン料理教室」開催!~ 健康栄養学科 第7回エコマミ公開講座レポート:「口から見直す生活習慣~誤嚥性肺炎から命を守るために」~看護医療学科 山本 裕子教授 広陵町町制施行70周年記念イベントに書道部と軽音学部が参加! 畿央大学付属広陵こども園ベビークラス活動報告 ~ 看護実践研究センター 母子包括ケア部門
2025.06.26
広陵町町制施行70周年記念イベントに書道部と軽音学部が参加!
2025年5月25日(日)広陵町町制施行70周年記念イベントが、広陵中央公民館かぐや姫ホールにて執り行われました。本学の書道部と軽音学部の学生たちが大和広陵高校の学生とコラボして本式典でパフォーマンスを披露しました。 式典では、事前に公募したキャッチフレーズやロゴマークの表彰式が行われました。最優秀賞に選ばれたキャッチフレーズ「ともに、広陵。もっと、広陵。」を本学と広陵高校の書道部が、ライブパフォーマンスで、大きな紙に描き上げました。 また、式典の最後には、本学軽音学部と大和広陵高校吹奏楽部がコラボして、「情熱大陸」や「広陵町歌」をバンド風にアレンジして披露し、アンコールでは、「マツケンサンバII」を歌って踊り、本式典を大いに盛り上げました。 大きなイベントでのパフォーマンスに緊張しつつも日ごろの練習の成果を発揮していました。また、高校生とのコラボは、これまでにない経験で、両クラブの学生にとっても良い経験となりました。 学生からのコメント 書道部より 今回、広陵町町制施行70周年記念イベントで書道パフォーマンスを実施しました。なかなか、大勢の方の前で書道パフォーマンスを披露する機会がないため、緊張しましたが、温かく見守ってくださる雰囲気の中で、楽しみながら、筆を運ぶことができました。 また、広陵町の町の節目となる大切なイベントに関わることができ、とてもうれしく思います。広陵町の70年のこれまでの歩み、そして今後ますますの発展を願い、一筆一筆に心を込めて力強く書き上げました。 今回、制作した作品は、広陵町内で掲示される予定とのことで、形として残ることも非常に嬉しく思います。今後も、書道の魅力を発信し続け、書道を通じて地域とのつながりを大切にしていきたいと思います。 書道部代表 白浜 芹菜 軽音楽部より 畿央大学の軽音楽部からは2バンド出演しました。1バンド目は、2回生の男子3人のインストゥルメンタルバンドでオープニングを飾りました。1曲目は、「華麗なる死闘」、2曲目は「情熱大陸」を演奏してくれました。ボーカルとギターのいない、特殊なバンドですが一人ひとりの音圧があり、1バンド目から盛り上がりました。情熱大陸は、広い世代で有名な曲なので、広陵町民の方にも楽しんでいただけたと思います。 2バンド目は、大和広陵高校の吹奏楽部のみなさんとコラボをしてバンド演奏をさせていただきました。1曲目は、「広陵町歌」を現代のバンド風にアレンジした曲を演奏しました。歌詞は変更せずに、リズムをアレンジして盛り上がれるような曲調にしました。2曲目は、「ワタリドリ」を演奏し、幕を閉じました。そして、観客からアンコールがあり、3曲目として、「マツケンサンバ」を演奏しました。 大和広陵高校の生徒会の皆さん、そして軽音楽部のダンス隊も一緒にマツケンサンバのダンスで盛り上げてくれました。普段は吹奏楽部の方とバンド演奏をする機会がないので、軽音では出すことのできない音圧が感じられ、演奏中もとても楽しく、貴重な経験をさせていただきました。 普段は、身内のみでライブをすることが多いので、このように地域の方々に演奏を楽しんでいただける経験は、とても貴重で、とても嬉しかったです。これからもボランティアなどで、活躍の場を広げていきたいです。 軽音楽部代表 片岡 ひかり ▼▼ 広陵町町制施行70周年記念イベントは広陵町HPにてイベントの様子や動画も紹介されています。▼▼ 【動画配信中】令和7年度 自治功労者会議、町政説明会、町制施行70周年記念イベントを開催しました | 広陵町 書道部ライブパフォーマンス(動画) ▶▶ 書道ライブパフォーマンス 軽音楽部ライブパフォーマンス(動画)▶▶「華麗なる死闘、情熱大陸、広陵町歌アレンジバージョン」 「ワタリドリ」 「マツケンサンバ2」 関連記事 ならコープ「らくらくお料理パック」レシピ開発に挑戦!vol.3「商品化が決定しました!」~健康栄養学科 「佐味田みんなの縁側」の塗り替えおよび春の板絵描き・障子替え ~人間環境デザイン学科 Blog 畿央大学付属広陵こども園ベビークラス活動報告 ~ 看護実践研究センター 母子包括ケア部門 大和食材を使用したジェラートを考案し、完成発表会が開催されました! ~ 健康栄養学科
2025.06.25
筋肉かるたで“知識”と“絆”を強化!~ 理学療法学科 2・3回生交流会レポート ~
理学療法学科2・3回生の交流会を開催! 理学療法学科では、2・3回生を対象にした特別交流イベントを開催しました。この企画は1回生歓迎のための交流会とは異なり、“知識を実践へとつなげるステージ”にいる上級生同士の学び合いを目的としたものです。国家試験や実習を意識しながら、学年の垣根を越えて互いに成長し合える、理学療法学科ならではの企画となりました。 白熱の「筋肉かるた」バトル イベントの中心はオリジナル競技の“筋肉かるた”!でした。 筋肉の起始・停止、作用、運動学など、理学療法士に欠かせない知識が詰まったこのかるたは、楽しさの中にしっかりとした学びが盛り込まれています。 ゲームは、2・3回生混合チームでの対抗戦形式で、筋肉を特定するための間違えそうなな3つのキーワードをたよりに素早く反応し、該当する札を取り合います。「早とちりで間違えると、お手付きで一回休み」ルールもあり、優勝チームは学科長からいただいた高級お菓子がゲットできるとあって、白熱した競技となり、3回生同士でも凄絶な札の奪い合いがみられました!! また、ペアを組んだ先輩が後輩にアドバイスをしながらサポートする場面もあり、知識だけでなく信頼関係も深まったのではないかと思います。 「茶話会」で絆を深めました! ゲームのあとは、チームに分かれて茶話会を実施しました。実習の体験談や試験に向けた勉強方法、日々の学習リズムなど、3回生の“リアルな声”を聞ける貴重な時間となりました。 今まであまり接点がなかった2回生たちにとっても、気軽に相談できる雰囲気がありました。2回生にとっては、1年後の自分の姿を思い描きながら、今後の学びに向けた具体的な目標を持つ機会となったのではないかと思います。 参加した2回生の声 ● 「3回生の先輩方と楽しく筋肉かるたをしたり、テストや勉強のことについてお話をしたりすることができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。これから色々なテストが控えていますが、先輩方もこのテストを乗り越えたのだと考え、自分なりに前向きに頑張って行こうと思います!」 ● 「3回生の先輩方と様々な企画を通して交流することができ、とても貴重な時間となりました。特に筋肉かるたでは、先輩方の凄さを改めて実感し、モチベーションアップにつながりました。その他、勉強方法などもたくさん教えていただいたので、これから実践していきたいと思います!」 今回のイベントを通して・・・ 2回生は、基礎知識の定着から実践へ、3回生は、知識の再確認と後輩への支援、という2・3回生の双方向の学びだけではなく、先輩への憧れ/先輩としての覚悟という成長を刺激する機会になったのではないかと思います。 今後も理学療法学科では、こうした学びの循環を大切に、学生一人ひとりの成長を支えていきたいと思います。 理学療法学科 教授 冷水 誠 准教授 松本 大輔 関連記事 中国の理学療法、リハビリテーション事情について~理学療法学科 第15回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」 1回生・2回生交流会を開催しました ~ 理学療法学科 ~ TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.97~新入生対象説明会&歓迎会を開催!
2025.05.23
「スポーツ栄養クッキング」を開催しました! ~ スプリングフェスティバル特別企画
今年初めて開催されたスプリングフェスティバルの特別企画として、「スポーツ栄養クッキング」が開催されました! テーマ:「アスリートにおすすめの補食を実際に作って食べよう!」 講師に、公認スポーツ栄養士であり、本学健康栄養学科の卒業生でもある三好 友香先生(森永製菓株式会社 in トレーニングラボ勤務)にお越しいただき、簡単で美味しく食べることができる補食の調理実習が行われました! 当日は、事前に申し込みがあった健康栄養学科だけでなく看護医療学科や理学療法学科などの学生の計29名に参加していただきました。健康科学部 健康栄養学科の上西 梢助教と前川 賀洋助手、そして健康栄養学科の3・4回生7名がサポートに入りました。 メニュー 栄養ぎゅっとおにぎり(ビビンバ風) 豆腐白玉のフルーツポンチ カラフルキャンディーパン また、スポーツ栄養クッキング当日に向けて健康栄養学科の3・4回生で試作を行いました!その際に今回のイベントには健康栄養学科以外の学科生や1回生の参加率が高いことを教えていただき、調理経験が浅いであろうことが予想されましたのでどのようにしてサポートを行うことで、スムーズに調理を進められるかを想像しながら試作を行いました! その結果、当日は三好友香先生からの指導の下、参加者はグループに分かれて各調理台についているサポートスタッフやグループ内で会話を弾ませながら楽しく調理が進められていました! 完成後には、調理した捕食をみんなで食べ、「おいしかった!」と参加者は笑顔の様子でした! スポーツ栄養に触れる良い機会で、今後もスポーツ栄養に興味がある人が増えることを願っています! 健康栄養学科 4回生 北山 侑佳 澤井 花奈 関連記事 ならコープ「らくらくお料理パック」レシピ開発に挑戦!vol.3「商品化が決定しました!」~健康栄養学科 大阪・関西万博で万博BENTOを販売!26日の販売を終えて~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良~ 新入生歓迎会を行いました!〜健康栄養学科・ヘルスチーム菜良 大阪・関西万博にて販売する万博弁当の開発に参加!~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良~ ならコープ「らくらくお料理パック」レシピ開発に挑戦!vol.2~健康栄養学科
2025.05.23
「おでん研修」に励みました!! ~ 教職クラブODEN
教職クラブODENはコロナ渦での制限が緩和され、数年ぶりに実現することができたおでん研修。今回30名の学生が2025年3月5(水)~3月6日(木)まで兵庫県において、防災学習や神戸の歴史展示品の観覧学習、自然体験学習など2日間の研修を通し、多くの学びを得ることができました!!また多角的な学習だけでなく、回生の壁を越え、学内の活動では深め切ることができない仲を深めることもできました! 今回のおでん研修での活動の様子をお伝えします。 研修1日目:3月5日(水) おでん研修は、五位堂駅から大型バスで出発しスタートしました。大型バスに乗車する際は、研修期間中お世話になるバスドライバーさんに元気に挨拶をしこの研修への意気込みもこもっていました。研修のことについて様々な体験を話題にしたり、期待を抱いている姿が見受けられ、みんなそれぞれ万全の準備をしてきてくれました。 初日は最初に日本三大チャイナタウンの一つである南京町、その近隣の神戸市立博物館を訪問しました。異国情緒あふれる南京町では、いろいろな店舗で中華料理を堪能したり、南京町のランドマークの一つである長安門やあづまやなどを見物しました。具体的には、YUNYUNの焼小籠包や汁なし担々麺などを堪能したり、あづまやの朱色の柱に見て触れる姿などが見られました。 ▼ YUNYUNにて一枚 神戸市立博物館では、神戸の歴史展示室や地域文化財展示室などを観覧、体験学習室で土器などに実際に触れたりして学びを深めることができました。特に、体験学習室では、銅鐸のレプリカを鳴らしたり、竪穴住居の構造を確かめたり、大型パズルに挑戦したりなど実際に触れて、試すことで当時の農耕での生活の工夫について学ぶこと、竪穴住居の地上からみた際の屋根だけが見える特徴的な構造について確認することができました。この学びや体験は実際教員になった際に子どもたちに先生としての『体験談』として伝え、興味関心をくすぐることができるのではないかと感じました。 これらの活動を通し、異国の文化や伝統に触れ学ぶこと、国内外の流通・貿易の拠点として繁栄した神戸の歴史について学びを深めることができました。また、多文化共生の視点を養い、さらには、体験学習に挑みヒト・モノや実社会に触れかかわる直接体験の重要性やその教育的意義について改めて理解することができたのではないかと思います。 ▼ 神戸市立博物館内で神戸の歴史展示室を観覧する様子 南京町、神戸市立博物館訪問後は、再び大型バスに乗車し次の活動場所である阪神淡路大震災記念 人と防災未来センターまで移動しました。 阪神淡路大震災の経験と教訓を発信する災害学習施設である阪神淡路大震災記念 人と防災未来センターでは、西館・東館に訪問し、防災学習に励みました。こちらの施設では、1.17シアターにて地震災害のすさまじさを迫力ある大型映像と音響で体感したり、被災した現物資料や写真・ジオラマなどの展示品を観覧したりしました。また、将来発生する南海トラフ巨大地震や首都直下型地震などの大規模災害についての展示品を観覧したり、ミッションルームにてリアルに再現されたコンビニでの避難行動トレーニングを行ったりしました。 ▼ディザスターウォールで自然現象と生活が交わることで発生する自然災害について学ぶ様子 特に、ミッションルームでは、リアルに再現されたコンビニで実際に状況を瞬時に判断しながら、店内にある買い物かごで頭部を守ったり、ショーケースの破損・転倒に注意し安全な場所に移動したり、割れたガラスなど足元の安全を確認したりし、避難行動について体験を通し学ぶことができました。教員になった際に、子どもたち一人一人のたった一つしかないいのちを守ることができるよう、真剣に学ぶ姿が見られました。この学びや体験から、防災教育を展開する上で必要不可欠なケーススタディの視点を養うことができたのではないかと思いました。また、一時的に防災・減災を意識するのではなく、持続的に日々地域の災害リスクなどに視点を向け、検討する重要性についても感じることができました。 ▼ ミッションルームで避難行動のトレーニングを体験する様子 阪神淡路大震災記念 人と防災未来センター訪問後は、宿泊先である「湯~モアリゾート太山寺なでしこの湯」にで移動しました。 到着後は、お世話になるスタッフの方々に笑顔で「こんにちは。よろしくお願いします。」と元気に挨拶しました。 おいしい夕食を食べたり、天然ラジウム温泉で身体を休めた後は、交流会を行いました。交流会では、それぞれ自宅から「自分にとってはもう必要のないものだけど捨てるには名残惜しいもの」を持参し折り紙で折ったプレゼントのくじで交換をしました。誰が何を受け取ることができるか、くじを引いて交換する直前まで分からず、笑顔の絶えない和気あいあいとした特別な時間を過ごすことができました。 また、交流会では回生の壁を越え、語り合う姿なども見られ、教職クラブODENの仲をより深めること、さらには限りある資源を大切に使うその大切さや持続可能な社会を実現する態度をも養うことができたのではないかと感じました。この経験を、今後教育者として、環境教育を展開する上での土台となる視点として活かしていきたいと思います。 ▼交流会でそれぞれ持参したプレゼントを交換する様子 研修2日目:3月6日(木) 2日目の活動では、大自然に囲まれたNESTA RESORT KOBEに訪問しました。訪問前には、お世話になった湯~モアリゾート太山寺なでしこの湯のスタッフの方々にご挨拶をさせていただき、大型バスに乗車し、NESTA RESORT KOBEに移動しました。 約230万㎡の広大で自然豊かなNESTA RESORT KOBEでは、20種類以上もあるアクティビティに取り組んだり、羊など生き物たちと触れ合ったりし自然体験学習に励みました。特に、日本最速で大自然の上空を一直線に飛び越えるジップラインアクティビティでは、日常生活では味わえない風の爽快さを全身で感じることができました。また、上空から見える森、山、湖の美しさ、やわらかな日差しの心地良さを、身を持って味わうことができました。また、アニマル・フレンズでは、羊やヤギ、モルモット、ウサギなど生き物と触れ合い、その生き物たちの体長や食性について、さらには生命の尊さについて学ぶことができました。 ▼ ジップラインアクティビティに取り組む様子 これらの活動を通し、五感を通じて豊かな自然と関わる態度を養うこと、生物多様性において成立する私たちの生活と自然環境との繋がりについて再認識することができたのではないかと思いました。また、実際に動物と直接触れ合ってみることで、体験学習の重要性について理解することができました。今後、教育者として子どもたちの直接生き物に見る、触れる、親しみを感じる機会を大切にし、共に生き物の成長を喜んだり、お世話をしたりしていきたいと感じました。 ▼アニマル・フレンズで生き物たちと直接触れ合う様子 このおでん研修を通して、学外に出て様々な活動を経験することにより、学内では学び、感じることができない多くの学びを育むことができました。これらの研修で培った学びを今後の教職クラブODENでの活動、さらには教育者をめざす中での学業において活かし、より一層成長できるよう努力を積み重ねていきたいと思います。 教職クラブODEN 現代教育学科 4回生 石田 稀乃袈、垣内 智樹、堀田 沙織、茨田 淨子 関連記事 卒業キャンプに行ってきました! ~ 教職クラブODEN|KIO Smile Blog 1300のバンドが集結!アカペラサークルライブ「50Fes2025」に出演~アカペラ部ADVANCE# 万博BENTOの売れ行き好調!19日、20日を終えてのレポート~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良~| 学生ボランティア団体活動レポートが優秀レポートとして表彰されました!~災害復興ボランティア部HOPEFUL~
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