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イベントレポート
2025.03.25
入学前スクーリングの報告 ~ アカデミックスキル推進企画チーム
畿央大学では入学予定者の希望者を対象に毎年スクーリングを実施しています。今回、2025年3月6日(木)2025年度入学予定者を対象に、大学で学ぶために必要な「伝える」・「表現する」スキルを体験するスクーリング(アカデミックスキル・ベーシック講座)を新たに実施しました。 当日は天候に恵まれ、43名の参加がありました。はじめに教育学部現代教育学科の関口先生から大学での学び、初年次教育の紹介、アカデミックスキル、アカデミックライティング、ワークを通したコミュニケーションに関する説明がありました。 アメリカの心理学者アブラハム・マズローが提唱した人間の欲求に関するマズローの欲求段階説(Maslow's Hierarchy of Needs)を参照しながら、一人一人が何気なく過ごしている日常を見直しつつ、「自分自身が幸せだと感じるのはどんな時なのか」について考える時間を持ちました。 次に、参加者を9つのグループに分け、それぞれに考える「幸せ」についての意見交換を行いました。各グルーブでは、この日のために用意されたワークシートを用いながら「あなたにとっての『幸せ』」→「グループのみんなが考える『幸せ』」→「それを実現するために大学で何をする?」というように考えを深めていきました。 初めは緊張していた参加者の様子は、時間の経過とともにリラックスした雰囲気に変わり、なぜそのような考えをもったのかの経緯も含め、和やかに意見交流する姿が見られるようになっていきました。 各グループ内での意見交流の際には、 普段あまり考えないことをいざ考えるとなったら、なかなか言葉にできないほど「幸せ」とは難しいことなのだなと改めて感じました。 普段、意識することの少ない「幸せ」について考えることを通して、自分自身が大学でやりたいことや、やるべきことを考えることができた。 幸せの形は本当に人それぞれなので、それに寄り添っていける理学療法士になりたい。 というシート記述をもとにした発言があり、曖昧だった「幸せ」が、大学での志や目標に少しずつ繋がっていっているようでした。後半では、グループの担当教員とも談笑する場面も見られ、「グループ以外の人や先生方とも、もっとディスカッションしたかった」という声が聞かれました。 9つのグループそれぞれの代表者が、話合いの内容を発表した場面では、発表者に目線を向けたり、メモを取ったりする様子が見られ、他グループの考えから学ぼうとするポジティブな姿も見られました。 受講者の感想をご紹介します。 他の学科の人の意見を聞ける機会はあまりないので、入学前にいい経験が出来ました。今から、入学がとても楽しみになりました。 人それぞれ幸せの度合いや理由が異なり、意見を聞いていておもしろかった。このような場を設けていただきありがとうございます! 自分の視野を広げることができました。参加してメリットが多くて、来て良かったです! あまり深く考えたことがない事について考えることができて面白かった。 参加した入学予定者が、自分の名札の紐をきれいに畳み込んで、机上に置いて退出したのには感心しました。自分の夢を叶えるために、4月から本学でアカデミックな学修活動を通して、個々に深い理解を追求する姿が見えました。 今後も本学では、学生が大学で学ぶ意義を見いだせるよう、その礎となるアカデミックスキルを身に付けていくことを支援していきたいと考えています。 畿央大学 アカデミックスキル推進企画チーム
2025.03.19
卒業キャンプに行ってきました! ~ 教職クラブODEN
2025年3月1日(土)~2日(日)、兵庫県の神戸市立自然の家において、模擬野外活動、模擬授業等を通して学びを深める卒業キャンプが行われました。 1日目:3月1日(土) 昼食をとるところから始まりました。全回生の交流のため、各クラスに分かれて昼食をとりました。各クラスで今抱えている不安や勉強方法など教育関連のことを上回生に聞き合うことでよりよい学びを得ようとする姿が多く見られました。 昼食後はクラスの交流を更に深めるため、屋外全体を使ったフィールドビンゴから行いました。どのグループもワークシートとしおりを頼りに積極的に交流し、協力しながら進める姿が見られました。少しアクシデントもありましたが、全員が協力し合いながら助け合う姿も見られ、早急の対処をすることができました。 この活動からは、普段かかわりが少なかった人と協力し合い、クリアすることでより協調性を養い、また、怪我に対する対処など、今後児童と接する際の対処方法など様々な力を養うことができたのではないかと思います。 その後のアイスブレイクでは、より多くの参加者と関わることができるようにクラスではなく、チームに分かれて行いました。はじめに行った以心伝心ゲームでは、チームワークに最も必要なことを考えるなどして、相手の考えや人となりを知ることができました! さらに、チームで一致団結して、新聞紙を使った瞬間移動ゲームと紙を使ったペーパータワーを行い、打ち解けることができました。 アイスブレイクの後は、交流会を行いました。有志で出演者を募り、前に出て披露し、児童役がフィードバックを行いました。それぞれが自分の興味を持った分野を児童役に伝え、ユーモア性に溢れた交流になりました。 出演者はもちろんですが、大切なのは児童役側であることを伝え、温かい目で見守りながら、一緒に盛り上がりフィードバックを行うことで、双方の学びにつながり最高なステージを共に創ることができました。 夕食と入浴の後は、教員に必要な自己表現力向上を目的とし、討議会を実施しました。楽曲『僕のこと』を題材に、参加者自身の過去や未来について語り合い、互いの価値観を共有しました。 活発な意見交換を通して、自身の考えを深めるとともに、他者へ的確に伝える力を養うことができました。この経験を、今後の教員活動におけるコミュニケーション能力向上に活かしていきたいと思います。 2日目:3月2日(日) 2日目は、キャンドルサービスを行いました。キャンプファイヤーと違って室内で行うキャンドルサービス。大きな火はないし、雨の日に行うものとしてイメージが下がりがちですが、キャンドルサービスでしか味わえない雰囲気や良さを、実際にゲームをしながら体験することで、自分自身で感じたものを子どもたちにも還元することができるのではないかと思います。 また、二日間を通して、Mrs. GREEN APPLEの「僕のこと」を合唱しました。実際に歌い、技術面を向上させると共に、歌詞の分析も行いました。 歌詞の内容から、誰に向けて歌いたいのか、どのような気持ちを伝えたいか、どの歌詞が好きなのか、など自己と向き合い、深めることを大切にしました。そして、交流の時間で考えを共有して、それぞれの考えについて触れた後、みんなで一つの音楽を創り上げました。 この卒業キャンプを通して、模擬的な活動を行い振り返ることで自分たちの将来の学びにつながるということや、回生を超えて部員同士が関わることで深い学びにつながりました。 来年度以降もこのような活動を続けていき、自分たちの力を深めていきたいと思います。 教職クラブ ODEN 現代教育学科 4回生 岡田 青空 関連記事 学生ボランティア団体助成金に採択!~災害復興ボランティア部HOPEFUL~|KIO Smile Blog SECOND STAGE AUTUMN GAMES 2024 に出場しました!!~ 女子バスケットボール部 LOOSE ~ 西日本大会に二年連続出場し、準優勝を果たしました!~軟式野球部|KIO Smile Blog SECOND STAGE SPRING GAMES 2024 -WEST- に出場しました!!~ 男子バスケットボール部【LOOSE】~ SS SPRING GAMES 2024 Bトーナメント優勝!~ 女子バスケットボール部LOOSE ビーチラグビー白浜大会2024に参加しました!~ビーチラグビー部「Unlache」
2025.03.17
次世代教育センター主催「Excelスキルアップ講座~応用編~」を開催!
2025年3月7日(金)に、次世代教育センタープログラム「Excelスキルアップ講座~応用編~」を開催しました(対象:2回生以上)。 ※次世代教育センターは2021年4月、次世代社会のニーズに応えられる幅広い教養を身につけた人材の育成を目的として開設されました。毎年度、様々なテーマを取り上げた講座を実施しています。 本講座は、「Excelスキルアップ講座~基本編~」に続く、Excelのさらなるレベルアップを目指すための講座として開講しています。「MOS Excel一般レベル」の内容を概ね理解できる方や「Excelスキルアップ講座~基本編~」の修了者を参加要件とした講座であり、段階的にレベルを上げていけるよう各講座との繋がりも意識しながら、学生の皆さんに学びの機会を提供しています。 ▼ 「Excelスキルアップ講座~基本編~」講座の様子はこちらから 4月開催分: 次世代教育センター主催「Excelスキルアップ講座~基本編~」を開催! 9月開催分: 次世代教育センター主催「Excelスキルアップ講座~基本編~」を開催! Excelスキルアップ講座~応用編~ 今回は、在学中の早期から計画的にキャリア形成を行っていこうとしている2回生から、卒業を一週間後に控えた4回生まで、それぞれの思いのもと参加していました。 1回生必修科目「情報処理演習Ⅰ・Ⅱ」をご担当いただいている、福森貢教授(次世代教育センター長)のご指導により、「仕事の実務で役立つExcelの活用」について学びました。 参加者の皆さんは、「基本編を受けてみて、Excelをより使いこなせるようになりたいと思った」「社会人になるための追い込みとして」等、それぞれ受講のきっかけは異なりますが、今後を見据えて次世代教育センターの講座を活用してくれています。 先生の操作画面を見ながら、仕事の現場で役立つExcelの関数の使い方を学びました。一人ひとり自分のパソコンで実際にExcelを操作しながら課題をクリアしていきます。さらに、ショートカットキーの使い方も織り交ぜながら、効率的に作業を進めていく方法も学びました。 ▼ 疑問が出たらすぐにその場で先生に質問し、解決。着実に自分のスキルになっていく瞬間です。 本講座では、知っていると便利な関数、社会に出てからも仕事の実務で使える関数を中心に解説していきました。VLOOKUP関数やIF関数等、今日学んだ関数を使えばアンケート集計でも不安なく取り組むことができます。 次世代教育センターでは、社会から求められているスキルを在学中から磨き、卒業後も社会で活躍していくことができるよう畿央生の皆さんを応援しています。 今回参加いただいた皆さん、ありがとうございました! 2024年度 次世代教育センタープログラム 次世代教育センター 関連記事 次世代教育センター主催「ライフプランニング講座」「文章読解・作成能力検定講座」を開催! 次世代教育センター主催「Excelの魅力発見・体験講座」を開催! 次世代教育センター主催「プレゼンテーション力養成講座~パワポで表現する自分の未来予想図~」を開催! 次世代教育センター主催:「コミュニケーション力養成講座~一生ものの自己紹介で自己発信力を高めよう~」を開催! 次世代教育センター主催「Excelスキルアップ講座~基本編~」を開催! 次世代教育センター主催「近未来テクノロジーの生かし方」を開催! 次世代教育センター主催「Excelスキルアップ講座~応用編~」を開催! 次世代教育センター主催「文章読解・作成能力検定講座」を開催しました!
2025.03.04
令和6年度卒業研究講評会を開催しました ~ 人間環境デザイン学科
人間環境デザイン学科では、4回生になると大学生活の集大成として卒業研究に取り組みます。各自決定したテーマに基づき1年をかけて研究を進め、講評会に向けて連日遅くまで作業を進めます。今年度は59名の学生が論文19点、制作35点を提出しました。 1月25日、26日 講評会 講評会では、人間環境デザイン学科全教員が全ての研究の成果を講評します。論文は発表形式、制作はパネルディスカッション形式で2日間にわたって講評会が行われました。 学生一人ひとり、卒業研究に込めた想いやコンセプトを熱心に発表しました。 2月7日 選抜講評会 講評後、論文5点、制作12点が選抜講評会に進みました。 この日の発表では、さらにブラッシュアップされた研究の成果が発表され、卒業研究への想いをより一層感じることができました。 教員による審査の結果、最優秀賞、優秀賞に選ばれた研究を紹介します。 【最優秀賞】 畑中 澄玲「コリデール~日本茜とタフティングを用いたラグの制作~」 【優秀賞】 澤田 百果、田中 璃音、辻 愛夏「熱中症予防行動を促すデザインの提案」 【優秀賞】 藤原 百花「余白がつくる豊かなまちくらし~銭湯×商店街×長屋~」 卒業研究展示会を開催します。 これらの研究を含め、全53点の卒業研究展示会を開催します。 ◆2025年3月5日(水)10時~17時 ◆2025年3月6日(木)10時~16時 大和高田さざんかホール 2F 展示ホール ▼ 人間環境デザイン学科 卒業研究展示会についての詳細はこちらから ▼ 2024年度人間環境デザイン学科 卒業研究・作品展を開催します。 卒展ポスター2024 皆様のご来場を心よりお待ちしております。 人間環境デザイン学科 助手 小松 智菜美 ▼ 過去に開催した卒業研究・展示会についてはこちらから ▼ 人間環境デザイン学科「2023年度卒業研究・作品展」を開催しました。 人間環境デザイン学科「2022年度卒業研究・作品展」を開催しました。 人間環境デザイン学科「2021年度卒業研究・作品展」を開催しました。 ▼ 人間環境デザイン学科についての記事はこちらから ▼ 完成した椅子を畿央大学付属広陵こども園の子どもたちにお届け ~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」~ 学生がデザインしたKIOオリジナルバッグが完成しました!~人間環境デザイン学科 第4回近畿学生住宅大賞で3回生が「企業賞」に!~人間環境デザイン学科 第6回エコマミ公開講座に人間環境デザイン学科 村田浩子教授と学生が参加しました!~ 人間環境デザイン学科 地域とデジタルをつなぐ – スマートフォン年賀状作成ワークショップの開催 ~人間環境デザイン学科 清水ゼミ 河合町佐味田地区の「佐味田みんなの縁側」の増設 板絵の飾り棚および遊び道具の動物将棋の制作活動 ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 木の家設計グランプリ「銀賞」に入賞!~人間環境デザイン学科吉永ゼミ
2025.02.25
「不登校の子どもの気持ちと支援」を開催しました。~ 畿央大学大学院教育学研究科プロジェクト研究会
2025年2月11日(火・祝)に、教育学研究科研修会「不登校の子どもの気持ちと支援」を開催しました。当日は、学校や教育委員会などの関係者や保護者、不登校支援者、学生など約100名の方々にご参加いただきました。 畿央大学教育学研究科では、現代的教育課題の中から「生徒指導」「特別支援教育」「ICT」の3分野に焦点を当て、教育実践力の育成と教育課題の解決に向けたプロジェクト研究に取り組んでいます。本年度の研修会は、「生徒指導」グループの企画によるものです。 今回は、2016年に公布された「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律」(いわゆる「教育機会確保法」)において、不登校児童生徒への支援等が明記されたことや、2023年度の不登校児童生徒数が過去最多となったことを受けて、「不登校」をテーマにしました。また、プロジェクト研究会の目的は、不登校に関する政策動向と、不登校の子どもや保護者、教職員等の支援に関わる人たちの思いを知り、学校や地域での不登校支援の在り方について考えることとしました。講師は、伊藤美奈子先生(奈良女子大学教授、文部科学省「不登校に関する調査研究協力者会議」委員)です。 講演に先立ち、髙田恵美子(畿央大学大学院教授)より、「子どもの敏感さと不登校」についての話がありました。「いわゆる化学物質過敏症」「感覚過敏」「HSP」などの敏感さにより、学校環境に困難を生じ、登校できない子どもがいるのではないかという視点を持つことも、不登校の子ども理解や支援につながるのではないかという話題提供が行われました。 伊藤先生のご講演では、不登校の指針である「不登校というだけで問題行動とみなしてはいけない」「学校復帰がすべてではない」ということについて、「問題じゃない」のは子ども自身であって、支援は必要であり、そのためには複数の視点からのアセスメントと複数の職種による支援が必要であること、「学校復帰」を望む子どもには復帰を支えることなどを強調されました。また、支援の目標とされている「社会的自立」とは、依存しないことや支援を受けないことではなく、適切に他者に依存したり、自らが必要な支援を求めたりしながら、社会の中で自己実現をしていくという意味をご教示くださいました。 参加者からは、「不登校児童生徒のその後を知りたい」というご質問がありました。伊藤先生からは、不登校生徒に関する追跡調査から、不登校経験者の高校進学率の増加や、不登校の経験を振り返りながら前向きに進んでいる子どもたちの様子をお話しくださり、不登校は「自分自身や将来のことを考えるためのターニングポイント」と考えることも大切であると話されました。 参加者は、伊藤先生の温和なお人柄に加え、国の最新の動向や、リアルなエピソードに引き込まれ、「ロープの先を持つ」子どもとの程よい関係と、伴走者として寄り添う思いを強くした貴重な研修となりました。ご講演いだいた伊藤先生、ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様に改めて感謝を申し上げます。 畿央大学教育学研究科では、今後も、プロジェクト研究を深め、広く発信して参りたいと考えています。 教育学研究科 教授 髙田 恵美子 関連リンク 教育学研究科
2025.02.01
次世代教育センター主催イベントプログラム「AIのその先へ」を開催!
21世紀に入って20年以上が経ち、ひとが作るような文や声や絵をつくるAIも登場しています。これからも車の運転や医療診断など、AIがひとの代わりに出来ることがどんどん増えてきます。そこで、これからの社会を担う皆さんに「ひととAIの関係」に関する教養を身に付けてもらうことを目的として、昨年度に引き続き、冬休みにオンデマンド型の講座を実施しました。学科、学年をこえて12名の学生の皆さんが参加しました。 ※次世代教育センターは2021年4月、次世代社会のニーズに応えられる幅広い教養を身につけた人材の育成を目的として開設されました。毎年度、様々なテーマを取り上げた講座を実施しています。 今年度は、AIの「こころ」と「からだ」に関する考え方やテクノロジーを紹介した上で、近未来のひととAIの仕事について説明しました。また、担当教員が全1回の講義動画を配信し、学生の皆さんから質問や意見、感想を送ってもらいました。そして、全ての質問への回答や皆さんの感想を記したファイルを作成し、参加者全員で共有しました。 第1章の「ひととAIの『こころ』」では、ひとの「こころ」とは人生経験(本棚のようなもの)であることや、AIはひとと何十年も共に過ごせば「ひとと同じような」こころを持てることを説明しました。しかし、育成に時間がかかり、管理方法にも課題が残るため、「こころ」が必要な仕事はAIには不向きであることや、「味覚」「臭覚」「身体の動き」などを含む仕事も不向きであることを説明しました。 ▲AIのこころの育て方を説明しているスライド ▲AIには難しい仕事を説明しているスライド 学生の皆さんからはひとは人生を歩むことで経験を積み、そのこころを感情の土台としますが、AIは学習能力を活用した経験(こころ)を自分自身から湧き出る感情の土台にはしないと考えます。そのため、ひととAIは同じようにこころを持つことはできるとしても、その2つの性質は異なると考えます。という意見を貰いました。 講演者からは「生存本能」の様に、ひとには何かを経験する前から備わっている本能があります。これらの本能と経験が基になって感情が生まれます。例えば、「目の前の現象」に似た現象によって死にそうになった経験があれば、「目の前の現象」を見て「恐怖」を感じます。そのため、AIにも「生存本能」のような「本能」を与えて、経験と共に感情の土台にするように設計すれば、家族から「学習」するAIはひとに近づくと考えられます。と回答しました。 第2章の「ひととAIの『からだ』」では、仮想空間において仮想のからだ(アバター)を持つ時代が来たことを説明しました。そして、社会参加のきっかけになる等良い面もありますが、本来の心身への数々の悪影響もあること、さらには実社会に欠かせないブルーワーカー不足まで起きていることについて説明しました。その上で、自分の人生そして社会を長い目で見て、仮想空間とアバターを活用することに言及しました。 学生の皆さんからは仮想空間を用いることで障害のある人が自分らしく生きることができるのではないかと考える一方で、特別支援教育で「害による学習上又は生活上の困難を克服し自立を図るために必要な知識技能を授けることが必要なくなるのではないかと感じました。そのため、仮想空間において仮想のからだを持つことは教育の在り方を問い直すことにつながるのではないかと考えました。という感想を貰いました。 この感想に対してはその通りかもしれません。もっと正確に言うと、“必要なくなる”ということはなく、“授かるべき必要な知識技術が変わってくる”というのが正しいと思います。物理的身体の問題を仮想空間で解決できるのだとすると、それをどのように制御していくのか、どのように制御したらコミュニケーションが円滑になるのか、などについての知識が必要になってくるのだと思います。ただし、そのような世界がくるのはかなり先のことかと思います。」と回答しました。 そして、講座全体に対して最近ではAIに関するニュースをよく聞きます。良い面もありつつ悪い面もあるということを実感しました。これからの時代はAIと関わっていくことが多くなります。そのため、今後もAIに注目していきたいなと思いました。という感想を貰いました。 講演者達からは10年ほど前に政府や民間企業が予想した以上に日本の出生率が下がってきていることもあり、AIのニーズが高まってきています。一方で、人の文章や絵や声などを模倣する、なりすましAIなども開発されています。さらに自律的に人に殺意を持つAIが出てくる可能性も指摘されています。自分そして社会にとって一つ一つのAIの使い方を考える習慣を身に付けていく心構えは大切であると思います。と回答しました。 さらに、次のような質問も貰いました。倫理的な問題を無視して、人員不足や少子高齢化などを解消するために、クローンとAIのどちらかを増やすとしたらどちらがよいと考えますか。クローンもAIも育てなければならないことには変わりないと思うので今回の講義を通して疑問に感じました。という質問を貰いました。 そこで、講演者達からは(1)純粋に人間の機能をもつ生命体を増やすならば、クローンを増やす方が良い様に見えますが、人間の代わりにAIロボットが働いてくれるならば、経済的時間的に子どもを産み育てる余裕ができて、出生率が上がる可能性もあります。(2)クローンの基となる人からの同意をどのように得るのか、また、クローンを育てる人をどのように決めるのか、その人との関係は、といった項目について法律が整備されるかどうかがクローンが社会に受け入れられるかどうかを決めると思います。(3)ただ、倫理的問題は避けては通れないですし、こういう話はこの先ずっとしていく必要があると思います。AIにもこころに似たものが創られてくると思いますので、そうなると、これを生命だと考えることもできます。そのような段階では,AIロボットを創ったり壊したりすることにも倫理的問題が出てきそうです。と回答しました。 学生の皆さんからの質問や意見、感想は、非常に本質的かつ発展的なものあったため、我々教員も触発され、色々なことを考えながら回答しました。充実したプログラムになったと考えています。 畿央大学大学院健康科学研究科 冬木正紀・大住倫弘 2024年度 次世代教育センタープログラム 畿央大学 次世代教育センター 次世代教育センター 関連記事 次世代教育センター主催「ライフプランニング講座」「文章読解・作成能力検定講座」を開催! 次世代教育センター主催「Excelの魅力発見・体験講座」を開催! 次世代教育センター主催「プレゼンテーション力養成講座~パワポで表現する自分の未来予想図~」を開催! 次世代教育センター主催:「コミュニケーション力養成講座~一生ものの自己紹介で自己発信力を高めよう~」を開催! 次世代教育センター主催「Excelスキルアップ講座~基本編~」を開催! 次世代教育センター主催「近未来テクノロジーの生かし方」を開催! 次世代教育センター主催「Excelスキルアップ講座~応用編~」を開催! 次世代教育センター主催「文章読解・作成能力検定講座」を開催しました!
2025.01.31
奈良県中央卸売市場で「第18回ならいちばのキッチン料理教室」を開催!~ 健康栄養学科
畿央大学では、奈良県中央卸売市場 と「同市場の活性化と大学の充実発展」を目的に2013年より包括連携協定を締結し、学生を交えて様々な事業に取り組んできました。その取り組みの1つとして、2015年より同市場の関連商品売場棟内に「ならいちばのキッチン」がオープン。本学健康栄養学科の教員と学生が、市場の新鮮な食材を使って料理を作る「ならいちばのキッチン料理教室」を実施しています。コロナウイルスの感染拡大により中止が続いていましたが、ついに2024年9月28日(土)に4年ぶりの開催となりました! 2024年12月21日(土)、奈良県中央卸売市場において今年度2回目の実施となる「第18回ならいちばのキッチン料理教室」が開催されました。 ※ 前回実施の「第17回ならいちばのキッチン料理教室」についてのブログはこちら 「大和の野菜を使ったスイーツパーティー」 今回のテーマはクリスマスにふさわしい「大和の野菜を使ったスイーツパーティー」です。 当日は、事前に申し込みがあった小学生から大人まで16名の皆さんに参加していただきました。畿央大学からは、健康科学部 健康栄養学科の上地加容子教授と山田華奈衣助手、そして同学科の学生10名が参加しました。 健康栄養学科の学生プロデュースによる料理教室@奈良県中央卸売市場。 今回のメニューは、クレープと3種類のポップコーン(しお・ココア・カレー) 市場からは、青果卸協同組合にご協力いただき、新鮮なフルーツを提供していただきました。盛り付けもサンタクロースやトナカイに見立てたかわいいものでした。 また、あらかじめ学生たちが大学で調理したジェラート(3種)もふるまわれました。このジェラートは、田原本の味間いも、宇陀の金ごぼう、県内産のイチゴを材料に作られたもので、参加者の皆さんに大好評でした。オーソドックスなイチゴ味。もちもち感のある味間いも。宇陀の金ごぼうには、金粉をちりばめて提供されました。いもとごぼうのジェラートは初めてという人ばかりで、あまりにも意外な美味しい味わいに大盛り上がりでした。 イベントが始まりました! 最初に本イベント開催にご尽力いただいた奈良県中央卸売市場 企画管理課の榎堀課長補佐と青果卸売協同組合事務局 山菅事務局長にご挨拶いただきました。そして上地教授からのご挨拶と当日の手順などが説明されました。 その後、学生による料理クイズが行われました。手作りのテロップを使って、料理に関するクイズを参加者の皆さんに答えてもらいました。みなさんの反応も良く、楽しいアイスブレイキングになりました。 いよいよ料理教室の始まりです。調理のポイントやコツを丁寧に説明しながら、別の学生がその隣でデモンストレーションを行いました。クレープの焼き方、デコレーションのコツなど、参加した皆さんは真剣なまなざしで学生のデモンストレーションに見入っていました。 説明が終わるといよいよ参加者の皆さんの調理が始まりました。各調理テーブルに学生が付き添い、参加者の皆さんの補助をしました。 お待ちかねの試食タイムです! そして料理が出来上がり、お楽しみの試食タイムです。 それぞれが調理したクレープやポップコーンをきれいに並べて、まずは記念写真を撮りました。そしていよいよ実食です。細部まで工夫を凝らしたトナカイ仕立てのクレープ。イチゴと生クリームで作ったサンタクロース。3色のポップコーン。どれもこれもすばらしい出来上がりで、とてもおいしくいただくことができました。 そして畿央大学生があらかじめ調理しておいた3種のジェラートを試食しました。1番人気はなんと金粉をちりばめた宇陀の金ごぼうのジェラートでした。「ごぼうのジェラート?!」と思いつつ恐る恐る食べると、ごぼうのさわやかな香りと甘みが口いっぱいに広がるとてもおいしい逸品でした。 試食タイム中には同市場の業務課 川合係長が、大和野菜についてご紹介してくださいました。 今回も参加者の皆さんはもちろん、畿央学生もとても楽しくおいしいひと時を過ごしました。参加者の皆さんには次回も是非参加したいというお言葉をいただき、来年度につながるとてもいい形で終えることができました。 奈良中央卸売市場のみなさん、ご協力ありがとうございました。 参加した学生の感想 ● 今回のならいちばのキッチンに参加したのは、私が高校生の頃に見た、畿央大学と田原本町の地域連携プロジェクトがきっかけです。これを見て、自分も地域に貢献したい、地域の方々に大和野菜について知ってほしい、という思いから参加しました。準備段階ではジェラートの試作に参加し、当日は、ジェラートに使用した野菜の説明を行いましたが、皆さん真剣に話を聴いて下さり、特にごぼうのジェラートが美味しかったなどの声を聴くことができ、頑張って良かったと思いました。また、実際に市場に行かせていただいたことや、今回使用した野菜や果物を提供してくださった市場の方々の想いも聞くことができて、貴重な経験になりました。 健康栄養学科3回生 澤井 花奈 ● 料理の方法を教える際に、どのように伝えればよいのか、また安全に進めるために工夫しながら参加者と会話をすることが大変でした。参加した人から「孫にクレープを作ってあげられるようになった」といった感謝の言葉をもらい教えることのやりがいを感じ、参加してとてもよかったと思いました。 健康栄養学科3回生 大石 真悠 ● 試作を何度も繰り返し、最終的に最も良いジェラートを作り上げるという、今までにない経験をすることができました。試作を重ねるごとに味が良くなるジェラートをみて実現できると思いました。 実際に子どもたちが、癖のあるごぼうのジェラートをおいしく食べられていたことにも驚き、他の野菜でもジェラートをつくることができる可能性を感じました。今後もこのようなイベントがあれば参加させていただきたいと思います。 健康栄養学科1回生 市原 未咲 ●参加していただいた方から、「おいしかった」「楽しかった」という声が聞けて嬉しかったです。話し合って決めたレシピで料理教室を行うという機会はなかなかないと思うので、とても貴重な経験になりました。 健康栄養学科1回生 津田 悠妃 畿央大学 地域連携担当より 今回のイベントは、料理教室を通してより多くの皆さんに奈良県中央卸売市場を知っていただき、調理を通して食材に興味を持っていただくとても有意義な機会でした。 来年度も引き続き『ならいちばのキッチン料理教室』を開催する予定です。詳細は奈良県中央卸売市場HPでご確認ください。 畿央大学 地域連携担当 関連記事 奈良県中央卸売市場で「第17回ならいちばのキッチン料理教室」を開催!~ 健康栄養学科 ならいちばのキッチン 過去開催分のブログ ならコープ「らくらくお料理パック」レシピ開発に挑戦!vol.1~健康栄養学科 野迫川村「郷土料理研究交流実習会」に参加しました!~ 健康栄養学科 ラジオ「FMヤマト」で、4大学対抗ピザバトルを紹介!~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良 令和6年度 健康栄養学科卒業研究発表会を開催!~ 教員レポート ~ 【全国4位】フードスペシャリスト資格認定試験で特別表彰!~健康栄養学科
2025.01.14
すべての子どもたちにとって、より学びやすい文具のワークショップを開催しました~現代教育学科 西端研究室・山根研究室
教育学部の西端研究室と山根研究室の合同で、2025年1月9日(木)に、すべての子どもたちにとって、より学びやすい文具のワークショップを開催しました。 教育学研究科の大学院生の松谷 真由美さんがご家族で立ち上げられたマーベラスクエスト合同会社さんがたくさんの文具を持ってきていただき、2つの研究室あわせて約20名の学生が体験しました。 片手で消すことのできる消しゴム、視覚に支援が必要な子どもたちもそうでない子どもたちも一緒に楽しむことのできる絵本、回しやすいコンパス、持ちやすい鉛筆、紙から盛り上がる形で印刷できるシート、タブレットの上において、書き順を練習できるカバーなど、一つ一つ体験し、松谷さんやご一緒に来ていただいたマーベラスクエストの社員さんでもあるご家族の方にいろいろ質問させていただきました。 教育実習やボランティア、インターンシップで日ごろ子どもたちの様子をみている学生たちだからこそ、「こんなものがほしかった」という気づきや「早く知っておけば、自分自身も楽だったのに・・・。」という思いもあったようです。 これから多くの子どもたちの学びの場を準備する立場になる学生たちはたくさんの子どもたちと出会い、ともに学ぶことになるでしょう。その中で、もし困りごとのある子どもたちがいたら、今日のことを思い出し、「すべての子どもたちに学ぶための選択肢を用意できる」ことを心から祈念しています。 最後になりましたが、スーツケースでたくさんの文具を持ってきていただき、ご準備いただいた松谷さん、ご家族の皆様方、本当にありがとうございました。 ▼ MarblousQuestさんのnoteでも当日の様子を取り上げてくださっています。▼ 【イベント報告03】文具ワークショップ開催@畿央大学|MarblousQuest公式note 教育学部 教授 西端 律子 准教授 山根 康代 関連記事 MarblousQuest公式note 今年も、水泳安全指導力の学習が行われました~ 現代教育学科 「つくろう!体育科」 FMまほろばで森岡 伸枝准教授が「ジェンダー」を解説!~現代教育学科 【フィールドワーク】大和を歩く ひと“味”ちがう歴史・地理散歩 vol.5ー大神神社の巻~ 現代教育学科 岡田ゼミ 今年度3回目!畿央大学×ならコープ『こども寺子屋』を開催しました!
2025.01.06
令和6年度「臨地実習指導者研修会」を開催!~看護医療学科
2024年12月14日(土)13時より、看護医療学科「臨地実習指導者研修会」を行いました。この研修会は、看護医療学科の臨地実習指導者および本学教員が学生の看護実践能力の向上に向けて協働し、効果的な実習指導を行うことを目的として、また日頃の学生指導を振り返るとともに相互の交流と親睦を深める機会として年1回開催しています。 当日は朝から小雨がちらつく寒い日となりましたが、コロナ禍を経て5年ぶりの開催ということもあり、本学の実習施設・病院から77名もの臨地実習指導者の方々にご参加いただき、本学教員を含めると100名を超え、盛況となりました。 第1部 講演 「実習における発達障害傾向のある学生へのかかわり」 順天堂大学保健看護学部精神看護学領域 教授 北川 明先生 本年度は、発達障害傾向のある学生をどのように理解し、どのように支援すればよいのか、実習におけるかかわり方について考えようと研修を行いました。第1部は順天堂大学保健看護学部の北川明教授にご講演いただきました。 講演は、発達障害の定義、タイプ別の特徴といった基礎知識から発達障害傾向のある学生への支援の基本と方向性、合理的配慮の考え方へと、具体例を示しながらわかりやすくご説明くださいました。 発達障害には様々な特徴がありますが、これらは「脳機能の障害であり完治はしない。生涯を通じて適応方法を学んでいく」というお話から、発達障害傾向のある学生が特性を持ちながら社会に適応できるよう関わっていくことが大事であると理解しました。 支援の基本として、本人が何に困っているのか、何ができないのか自らの特性を理解すること、そして教員や支援者がその困りごとを本人と共有し具体的対策を一緒に考えることが挙げられました。学生の自己理解を促すことに加え、困ったときの対処や助けを求めることを教育していくことが支援の充実に繋がるということを強調され、教員としての役割を強く認識しました。 また、発達障害は二次障害の併発が多いということから、障害特性への対応だけでなくメンタルケアとしてカウンセリング的かかわり(受容)の必要性にもふれられました。 さらに、学生には教育を受ける権利を保障する、看護師には職業選択の自由を保障する観点から合理的配慮の考え方を示していただき、教育目標の到達水準を下げることなく、どうすれば目標に到達できるのか、到達する方法を工夫する必要性について改めて考えさせられました。 第2部 グループワーク 第2部では、場所を畿央カフェ「カトレア」に移し、実習指導者と本学教員で混成した小グループに分かれ、グループワークを行いました。各グループで日頃の実習指導での悩みや実践方法について振り返り、第1部の講演と関連させて、今後どのように活用していくか自由に意見交換を行いました。 いくつかのグループに意見交換の内容を共有していただきましたが、教員と指導者間での情報共有の必要性、グレーゾーンの学生の見分け方、Z世代の特徴をふまえた指導に苦慮されていることや実践されていることについて検討されたことが報告されました。 最終のグループからは「大学の間に学生自身がその特性を理解し、どんなサポートが必要かをわかっておくこと、それを教員と現場で共有することで、学生の支援ができる。また、入職してからわかってもサポートが難しいので、学生時代にそれがわかっていると、入職してからのサポートにつながる。本人のやりたいことをやらせてあげるためにも何が必要なのかを準備するためにも、本人との共有が第一である」との発表があり、素晴らしいまとめとなりました。 その後、共有された内容について北川先生に総評をいただきました。 教員と施設との情報共有において注意すべき点として、個人情報でもあることから、情報を共有してもよいか本人に承諾を得る必要があることを挙げられました。障害の診断の有無は重要ではなく、どんな困り事があるのか何がうまくいかないのかを理解し、どんなサポートがあれば困難をクリアできるのか本人と一緒に考える、アセスメントすることで対処が可能になることを改めて強調されました。 「指導する側が疲弊してしまう」という意見に対し、最も身近にいる者が陥りやすいと言われるカサンドラ症候群を防ぐためにもチームで関わることが大事であり、そのためには部署や組織全体での教育、学習、サポートが必要であることから、今回の研修内容を各自の病院・施設で是非活用してほしいことを伝えられました。 今後、障害特性のある学生や看護師は増加する傾向にあるようです。その人の特性を理解し、支援の方法や内容をチームで共有しながらよりよい支援につなげていきたいと思います。 最後に、本学看護医療学科長の河野由美教授による講評があり、楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。 研修会後のアンケートより 「発達障害に関する理解が深まった」 「学生指導だけでなく新人教育にも活用できる」 「対応のしかたを学べたことで楽になった、何か少し先が見えた気がする」 「同じように悩む人たちと情報共有できてよかった」 「安全な看護を提供するためにどうすべきかも含め職場で共有していきたい」 など多くのご意見をいただくことができました。 今後も実習指導者と教員間でコミュニケーションを図り情報共有しながら、学生を導いていけるよう努力を重ねていきたいと思います。 ご参加いただきました臨床の皆様、ご講演とご指導いただきました北川先生、ありがとうございました。 看護医療学科 基礎看護学領域 准教授 須藤聖子、小林智子 講師 中西恵理 関連記事 ボランティア活動報告!~子育て応援ボランティアサークルSmile 認知症予防講座を開催しました。~ 看護実践研究センター認知症ケア部門 看護実践研究センターシンポジウム 行政・関係機関・大学連携による中小企業の健康づくり推進―広陵町における中小企業健康経営推進の取り組み―開催報告 「前向き子育てプログラム トリプルP」真美ケ丘西小学校PTA教育講演会活動報告 ~ 看護実践研究センター 安心感の輪子育てプロジェクト
2024.12.24
ボランティア活動報告!~子育て応援ボランティアサークルSmile
お祭りに参加しました 2024年12月14日(土)、ボランティアサークルSmileの学生4名は、看護医療学科の田中先生と訪問看護ステーションアイデルと重症児デイサービスアイデルームのお祭りに参加しました。このお祭りには、ケア児40名とそのご家族、スタッフやそのご家族を含む約100名の方々が参加されました。 学生たちは、わたあめコーナーや着ぐるみに入って子どもたちと一緒に楽しく交流しました。地域の皆さんと学生たちがともに過ごす時間は、笑顔が溢れる素晴らしいひとときとなりました。 ▼ 学生たちがわたあめを作る様子や、着ぐるみで子どもたちをお見送りした場面をご紹介します。 (写真掲載のご了解を頂いています) クリスマスプレゼントを届けました また、畿央祭のウエルカムキャンパス「スマイル交流サロン」にお越しいただいた重症児ディサービス「わくわくホーム」、放課後等ディサービス「おむすび」、養護施設いかるが園の皆さんには、畿央祭でのわたあめの売り上げで購入したクリスマスプレゼントの絵本をお届けしました。子どもたちが絵本を手にした瞬間、喜びの表情を見せてくれました。 ボランティア活動を通じて、私たち学生は障がい児との遊びを通じて地域とのつながりを深め、交流を大切にしています。今後も地域と共に歩んでいけるような活動を続けていきたいと思っています。 ボランティア活動に参加しよう! 私たち「Smile」は、地域とのつながりを大切にし、障がい児との遊びを通じて交流する活動を行っています。毎回のボランティア活動では、子どもたちと一緒に遊んだり、楽しい時間を過ごすことができます!皆さま、地域の子どもたちに笑顔を届ける素敵な活動を一緒に体験してみませんか? 初心者の方も大歓迎!活動を通じて新しい友達もでき、貴重な経験を積むことができます。ボランティア活動が初めてでも、安心してください。障がい児とのかかわり方の研修会(障がい児サポーター養成講座)にも参加できます。 地域とのつながりを深め、共に成長する喜びを感じながら、ボランティアに参加してみてください!お待ちしています。 子育て応援ボランティアサークル Smile 代表 柴田あかり (JSPS KAKENHI Grant Number 24K14212) 関連記事 畿央祭ウェルカムキャンパス「スマイル交流サロン」活動レポート~ 看護実践研究センター
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