2022.06.13
母性看護学で学生アシスタント制度を導入した新しい取り組みを開始!~看護医療学科
2022年度前期から、母性看護学での新しい取り組みとして学生アシスタント制度を導入しました。これは、3回生後期に実施される領域実習の前段階となる「母性看護学援助論Ⅱ」で学ぶ看護技術を、4回生全員に声をかけそれに応じてくださった有志の学生アシスタント達が3回生を見守り、支援しつつ共に技術を身につけるシステムです。
講義の空きコマを利用して、3回生の希望者が自主的に練習していますが、技術試験もあることから毎回みなさん一生懸命に取り組んでいます。学生さんの声を少しご紹介します。
4回生アシスタントの声
コロナ禍での入学で先輩たちとのつながりが断たれ、基礎実習にも行けていないことが不安の原因なのではないかと感じ、一生懸命支えてあげたいと思いました。
肯定的に関わることでさらに上達しようとがんばっている後輩たちがかわいいです。
自分がこれまでできていると思っていたことも、他者が実施している様子を確認すると自分もできていないことに気がつくことができます。
技術手順の曖昧なところは3回生の学生同士で話し合い、お互い高め合っている姿が良かったです。
短時間で完璧に行ってもらうことは難しいため、口頭で説明するだけでなく、それぞれ自分なりに技術を獲得できるよう支援するとよいのではないかと感じました。
今から何を実施すべきか、そのため配慮することは何かを予め頭の中でシミュレーションし臨むことが大切だと思いました。
質問を受け、説明しながらも自身に曖昧なところがあることにも気づけました。後輩に伝えることで視野が広がり、母子に関わる姿勢の重要さに気がつきました。
自分でよりよい方法に気づいてもらえるような声かけやアドバイスには、根拠や理由を説明するようにしました。
復習したことをこうした機会にアウトプットできることで、より知識が身についていると感じています。
3回生に自主練習はどうですか?と尋ねたところ、みんなが目を輝かせながら即答で「楽しいです」と話してくれます。具体的に個々に聞いてみました。
3回生の声
先輩だと、つまらないと思うことでも何でも気軽に聞けます。
初めて先輩から教えてもらえる機会になり、交流できたことで安心しました。
できない気持ちを理解してもらえているので、安心して教えてもらえます。
実習の経験を交えながらの学生目線の助言なので、とても分かりやすいです。
3回生前期の勉強方法なども色々聞けました。
3回生前期の課題が多く大変な時期を乗り越えた経験が、実習を支えるモチベーションになると励ましてもらえました。
勉強不足のため教員に聞きにくいことでも先輩には聞きやすいです。
各技術のポイントを教えてくれるので練習しやすいです。
自分たちだけの練習では、これで良いのか不安ですが、間違っていることは先輩が指摘してくれるので確信をもって練習できます。
演習で行ったやり方以外の方法も教えてもらえました。
技術チェックにむけて、やっておいた方が良いことを教えてもらいました。
看護技術について、演習と違って「実習ではこんな風に行った」ということが聞けて良かったです。
アセスメントのポイントや母性看護学以外のことも気軽に聞くことができたのが良かったです。
みなさんとても生き生き取り組まれている姿が毎回印象的です。サポートシステムにはまだまだ課題もありますが、学生さん達が出会い、つながり、共に学ぶ機会を提供できるよう、さらに学修の場を創造していきたいと願っています。実習に向けて一緒にがんばりましょうね。
看護医療学科 母性看護学領域
岡、川口、松田
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