2023年8月18日の記事

2023.08.18

JICAでの保健・医療活動の実際を通しての学び②学外演習編〜看護医療学科「国際看護学Ⅱ」

「国際看護学Ⅱ」は、看護医療学科4年前期に選択科目として開講しています。看護医療学科のディプロマ・ポリシーである「医療をめぐる問題の国際化に対応できる知識・理解力を身につけている」という方針と、看護学教育モデル・コア・カリキュラムに基づく、国際社会・多様な文化における看護の役割について学ぶことを授業の目標にしています。   8月1日(火)の国際看護学Ⅱは学外演習を行いました。この演習の目的は、多文化共生の視点から国際協力と国際看護活動について理解するために、JICA関西を訪れ、保健・医療部門での国際活動の報告や広く社会に発信しているJICAの活動の実際を見学することでした。また、前回の楠川先生のご講義をふまえて、カンボジア以外の国へのJICAの国際協力について資料や展示物から理解することも行いました。     受講した学生の感想 JICAが関西にあることを初めて知り、訪れてみるとそこは世界の文化に触れられる場所でした。民族衣装や帽子などを実際に着用することができたり、世界の国々について書かれた書物を読むことができたり、SDGsについて子どもでも理解できるようにゲーム感覚で学べるブースもありました。今後看護師として働く中でも私たちとは異なる文化をもつ患者さんに出会うこともあると思うので、この経験を活かしてよりよい看護を行っていきたいです。 看護医療学科 4回生 藤丸 紗良 初めてJICA関西を訪れ、日本と世界の違いを知ることができた。また、SDGsのコーナーがあり、そこで世界の文化について、独特の衣装、世界の現状などに触れることができました。この経験を活かして看護師になっていきたいです。 看護医療学科 4回生 荒井 拓真 初めてJICA関西を訪れ、実際の海外での活動やそれらをまとめた報告書を読むことができました。主に医療面で、海外の人々がどのような支援を必要としているかについて考えることができ、将来海外で働きたい私にとって、とても有意義な時間になりました。 看護医療学科 4回生 長原 穂和   看護医療学科 教授 林田 麗   【関連記事】 「薬害の実情」と「患者の人権」を学ぶ~看護医療学科「保健医療福祉システム論Ⅰ」 手術を受けた患者をイメージした「患者モデルの作成」と術後看護演習~看護医療学科「急性期看護学援助論Ⅱ」 4回生から3回生へ学びの伝達「緩和ケア病棟の実際―病院インターンシップ実習を経験した上級生とのディスカッションー」~看護医療学科「終末期ケア論」 「臨死期の看護を学ぶ」エンゼルメイクの演習を実施! ~看護医療学科「終末期ケア論」 外部講師による講義「国外における国際看護と国際看護活動に必要な能力について」~看護医療学科「国際看護学Ⅰ」 2023年度 離島・へき地医療体験実習(川上村)レポート~看護医療学科 外部講師による講義「看取りを体験した遺族に対する看護の課題」~看護医療学科「終末期ケア論」