2023.01.30
三井田ゼミの学生が河合町へ空き家の利活用案をプレゼン!~人間環境デザイン学科「プロジェクトゼミ」
人間環境デザイン学科で、最も特色のある2・3回生合同の「プロジェクトゼミ」。学年をこえたグループを組み、フィールドワークや学生相互の話し合いを通して、具体的な課題を見つけ出し解決策を考える力を身につける事を授業の到達目標としています。2022年度後期は、畿央大学と包括連携協定を締結した奈良県河合町にある空き家の利活用をテーマに活動する三井田ゼミの取り組みをご紹介します。
まず、2022年5月21日(土)に今回の提案対象である空き家を実測しました。平面図、断面図、立面図などそれぞれチームに分かれ、担当する箇所を測ります。
学生たちにとっては初めての実測です。1回訪れただけでは測り足りないところが出てきてしまい、再度訪問させていただき、なんとか現況の図面を完成させることができました。
▼柱や壁などすべてを測り、記録していきます。
▼それぞれ実測した図面を合わせ、大きな寸法のズレがないかなどを確認します。
完成した現況図面をもとに、地域の課題などをふまえた上で活用案を検討しました。そして、12月19日(月)に河合町の田中敏彦副町長や役場の方々に向けてプレゼンテーションを行いました。
空き家を活用し地域の魅力を高める
安心して子育てができる環境をつくる
地域の高齢者の力を活用する
この3つをコンセプトに、高齢者が子どもたちを見守り、学びをサポートする場「寺子屋」を提案しました。
▼学生が描いた提案資料の一部(高齢者と子どもたちの交流)
田中副町長からは、「提案だけで終わらせるのはもったいない!」と嬉しいお言葉をかけていただきました。
また、空き家の利活用案だけでなく、河合町役場のふもと(近鉄池部駅側)にある門のペーパークラフトを披露しました。こちらも学生が実測したデータをもとに、図面におこし製作しました。
▼学生が実測している様子と実際のペーパークラフト(30分の1のサイズ)
この門は、森本家住宅の門として大正12年(1923)に通称 「豆山」のふもとに建てられました。その後、昭和23年(1948)に村へ寄贈され、以後は役所の門として使われています。小ぶりですが、往時の隆盛を伝え、細部にまで意匠が施された屋敷門です。
このように、地域に存在している魅力を様々な形で、たくさんの方に知っていただくことができると考えました。
人間環境デザイン学科では、今後も地域の課題解決につながるような学びを継続していきます。
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