2018年3月の記事

2018.03.30

第25回Cognitive Neuroscience Societyで研究発表!~健康科学研究科

平成30年3月24日から27日にかけてボストンで開催された第25回Cognitive Neuroscience Societyに森岡周教授、石垣智也(博士後期課程)と私(林田一輝 修士課程)が参加発表してきましたのでここに報告させていただきます。 本学会は知覚、運動制御、注意、記憶、情動、発達など認知神経科学に関連する約800の一般演題があり、どの演題も非常に活発に議論されていました。1日目に運動主体感の研究を私と森岡教授が連番で発表を行いました。私にとって初めての国際学会で非常に緊張していましたが、多くの方が間髪入れずに質問に来ていただき、2時間の発表時間はあっという間に過ぎました。発表に向けて準備に時間をかけていたため、なんとか伝えることができたと思いますが、議論するための英語スキルが無く非常にもどかしく感じました。そんな中、拙いプレゼンテーションながらもVery interesting! You did it!!と言っていただき、今後の活動に対してモチベートされました。 3日目はこの3月に博士後期課程を修了した石垣智也が対人ライトタッチの研究を発表し、その内容に多くの方が興味を持たれていました。英語での発表は慣れているようで、複雑な方法論を丁寧に話されている印象を持ちました。発表内容はすでに原著論文として国際雑誌に掲載されており、私も早く論文化せねばという思いが強くなりました。 シンポジウムでは座長やシンポジストの発表で会場から笑いが起こることがしばしばあり、今回初めて国際学会に参加した印象は良い意味で皆が非常にラフであるということです。リクルートスーツを着ている者は一人もなく、コーヒーを飲みながら議論している風景が多く見られました。私の研究に対して、何も知らないけど面白そうだから教えて欲しいといった方が少なくなく、自身の研究領域と全く関係の無い研究に対して質問し、興味関心を広げようとする研究者としてのあるべき姿を感じ、それはまさに森岡教授が普段から言われている「他人の研究に興味を持ちなさい」という教えそのものでした。それを身をもって経験できたと感じています。 このような貴重な経験ができたのは森岡教授をはじめとする研究室の仲間の日頃のご指導と、畿央大学の手厚いバックアップがあったからであり、ここに深く感謝致します。 【発表演題】 森岡 周 教授 Sense of agency and motor performance are stronger when an individual is capable of motor prediction 林田 一輝(修士課程) Effects of sharing goals with others on sense of agency and motor performance 石垣 智也(博士課程) Association between Unintentional Interpersonal Postural Coordination Produced by Interpersonal Light Touch and the Intensity of Social Relationship 健康科学研究科 修士課程 林田一輝 ●畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターHP ●畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターFacebook 【関連記事】 長崎大学大学院 運動障害リハビリテーション学研究室と研究交流会を開催!~ニューロリハビリテーション研究センター 大学院生が第41回日本高次脳機能障害学会学術集会で発表!~健康科学研究科 大学院生が第41回日本神経心理学会学術集会で発表!~健康科学研究科

2018.03.27

国立青少年教育振興機構からボランティア表彰!~教育学部2018年3月卒業生

平成30年3月18日(日)に国立曽爾青少年自然の家において、平成29年度国立青少年教育振興機構ボランティア表彰の表彰式をしていただきました。     高校2年生のときに国立曽爾青少年自然の家の主催事業である「ジャパン・マレーシア交流プロジェクト」に参加したことがきっかけで、大学1回生の頃から独立行政法人国立青少年教育振興機構の法人ボランティアとして、主に奈良県曽爾村にある国立曽爾青少年自然の家の主催事業をお手伝いするといったようなボランティア活動を行ってきました。   私の大学4年間の思い出が詰まっている場所で、今まで共に多くの活動をしてきた仲間と一緒に、お世話になった職員の方々に見守られながら表彰をしていただくというのは、とても嬉しく言葉にならないほどの喜びがありました。このように表彰していただいたのは決して私が優れていたというわけではありません。   個性豊かで「もっとみんなと活動したい」と思える仲間がいてくれたこと、どんな時も見守ってくださり、アドバイスや励ましの言葉をくださった職員さんの存在があってこそ4年間続けることが出来、今回のボランティア表彰にもつながったのだと思います。喜びと同時に感謝の気持ちでいっぱいです。     毎年、8月には小学5年生から中学3年生までの子どもを対象とした約1週間の長期キャンプに参加したり、年に3回同じ子ども達が集まって1泊2日や2泊3日のキャンプを行ったり、自分たちでキャンプを企画したり、秋や冬には家族対象の主催事業に参加したり…と多種多様な主催事業に携わらせていただきました。 どの事業に参加しても「もっとこうすればよかった」「あの時の行動は正しかったのか?」など必ずと言っていいほど反省が生まれました。しかし、このボランティアを始める前は、人見知りで、人前で話すことや自分の意見を相手に伝えることが苦手だった私もボランティアに参加するたびに、積極的に様々な人と関わることができるようになりました。   この4年間で、子ども達の前でゲームを進めるといった経験や、ボランティアで企画を進めることで、チームで1つのものを作り上げる難しさと楽しさを経験することができました。このボランティアでの経験は本当に貴重で、今後仕事においてきっと役立つのではないかと思います。     私は、国立曽爾青少年自然の家で法人ボランティアとして活動させていただき、大学生活やアルバイトだけでは経験できない多くのことを学ばせていただきました。ぜひ、より多くの畿央生にもこのボランティアを知ってもらい、興味を持ってほしいと思います。   平成30年5月19日(土)~20日(日)に国立曽爾青少年自然の家で「ボランティア養成研修」が開催されます。この養成研修に参加してボランティア登録をすると、主に国立曽爾青少年自然の家の主催事業に参加することが出来ます。少しでも興味を持った方はぜひ参加してください!   現代教育学科4回生(2018年3月卒業)山口真希

2018.03.26

同窓会レポート~看護医療学科6期生!

2018年3月10日(土)に心斎橋のレストランにて、看護医療学科6期生の初・同窓会を開催しました! 昨年3月に卒業してから、それぞれにあっという間の1年間でした。 久しぶりに会う友人とは積もる話がありすぎて、会が始まる前から大いに盛り上がっているようでした(笑)     みんなで乾杯した後は、おいしいごはんとお酒も手伝ってさらに話も弾み、席を行ったり来たり(もちろんごはんとお酒の補充も忘れずに。笑)せわしなく楽しみました!(^^)!   思い出話に加え、仕事の話や、助産学専攻科へ進学した子の実習や勉強、国家試験の話など話題は尽きず、2時間では到底足りません(^_^;)笑 お開きになってからも二次会やらなんやらと、最後まで話に花が咲いていました。     この1年間を社会人として頑張ってきた人、さらに勉強に励んだ人、歩んだ道は一人ひとり違いますが、こうして集まって笑って話せるのはとても幸せだなあと思います。 次に集まるときには、もう少し成長した自分を見せられたらいいな…と考えた夜でした!     看護医療学科6期生 亀崎洋海   ※畿桜会(畿央大学・畿央大学大学院・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。

2018.03.23

毎年恒例の沖縄ゼミ旅行!~理学療法学科 瓜谷ゼミ

2018年3月17日(土)~3月21日(水)に理学療法学科瓜谷先生のゼミ生5名、裏瓜谷ゼミ(ゼミ生ではないけど諸々の集まりに参加してくれる人たち)2名、さらに今年は台湾から来た友人2名、そして瓜谷先生の計10名で恒例の沖縄卒業旅行へ行ってきました!   1日目は夕方に到着し、昨年卒業された先輩と合流してブルーシールアイスクリームのパフェを全員で食べました!このビッグサイズのパフェを食べるのは瓜谷ゼミ沖縄ツアーの伝統になっています(笑)夜は民宿近くの居酒屋でおいしい沖縄料理を頂きながら飲み会を行いました。     2日目は朝3時すぎに起床し、沖縄の本部半島に位置する嘉津宇岳の登山に挑戦しました。瓜谷ゼミツアーではこれまでにも何度か挑戦したことがありましたが、曇ったり靄がすごかったりで一度も日の出を見られたことがなかったそうです。そのため今年も日の出が見られるかドキドキしながらの登山になりました。泥まみれになりながら険しい山道を進んでいくと、なんと素晴らしい青空が!!今年は念願の日の出を見ることができました!山頂で涼しい風にあたりながら見る朝日は最高でした!     そのあと古宇利島へ行き、ビーチでのんびりしました。非常に天候に恵まれたため、太陽の光が沖縄の青い海を照らしている景色は絶景でした。 夜ごはんは国際通りにある市場で調達し、民宿に帰ってみんなで料理を作りました。沖縄ではポピュラーなオリオンビールや泡盛を楽しみました。     3日目は座間味島へ船で渡り一泊しました。午前中はシュノーケルで美しいサンゴ礁や、カラフルな魚を見ることができました。また間近でウミガメも見ることができ、一緒に泳いでいるような感覚になりました。午後からはレンタカーを借りて島の散策へ。夕暮れ時だったのでお昼の太陽がさしている海とはまた違った景色を見ることができました。夜はBBQをしながら座間味の星空を眺めました。途中から曇ってしまい見えにくくなってしまいましたが、海の堤防で寝ころびながら見た星空は忘れられません。     4日目は本島へ戻り、斎場御嶽やニライカナイ橋、知念岬を訪れました。 斎場御嶽は沖縄では昔から神聖な場所とされており、ここに来ただけでパワーをもらえるような気がしました。また、知念岬から目の前に広がる海は非常に壮大で、ずっと眺めていたい・・・。そう思えるような素晴らしい景色でした。   最終日のお昼頃には那覇空港へ到着し、名残を惜しみながら台湾の友人や瓜谷先生とお別れをしました。   毎晩遅くまで飲み会をして、4年間の思い出など本当に色々な話をしました。今年は例年に比べ、人数も少なく家族旅行のようなアットホームな沖縄旅行でした。思い出が多すぎて上手くまとめられませんが、とにかく何が言いたいかというと、沖縄旅行最高!!”でした!!(笑)     理学療法学科4回生(2018年3月卒業) 浅野紗也香   【関連記事】 メルボルン大学で4回生が卒業研究発表+ラボ見学レポートPart2~理学療法学科 メルボルン大学で4回生が卒業研究発表+ラボ見学レポートPart1~理学療法学科 卒業生・在学生で恒例の沖縄ゼミ旅行!~理学療法学科瓜谷ゼミ(昨年の様子)

2018.03.22

大阪府太子町の「たいし聖徳市」に参加・協力!~ヘルスチーム菜良

2018年3月18日(日)に太子・和みの広場で「たいし聖徳市」が開催され、ヘルスチーム菜良※として健康栄養学科の2回生1名、1回生1名が参加しました。   ※ヘルスチーム菜良…管理栄養士過程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されており、食育啓蒙活動に取り組んでいます。   たいし聖徳市は地域おこしのために住民有志が立ち上げた青空市で、私たちは毎年3月に継続して参加させていただいています。まず、今回は「味噌を食べて元気になるプロジェクト」のブースのお手伝いをしました。ここでは、地域の方々が手作りされた太子白味噌を使った味噌田楽を試食し、大豆に関するクイズに回答してもらいました。子どもから高齢者まで多くの方に、味噌田楽を召し上がっていただきました。私たちも試食させていただきました。味噌が甘くてとても美味しかったです!     休憩時間では、健康に関する7つのブースのスタンプラリーに参加しました。今回お手伝いした2つのブースに行ったり、たいしくん元気体操や野菜の福笑いに挑戦したりしました。スタンプが4つ以上になり、参加賞としてボールペン、ウェットティッシュ、ティッシュをいただきました。   ▲私たちが作った野菜の福笑いです   休憩後は「太子の大地と子どもを育てるプロジェクト」のブースのお手伝いをしました。ここでは、種芋の芽切りや肥料詰め、文旦・八朔・甘夏のみかん当てクイズを行いました。帰る際には、種芋をいただいたので、じゃがいもを自分で育ててみようと思います。     たいし聖徳市に参加したことで、地域の健康づくりに携わる高齢者の方々と関わることができ、とても貴重な体験となりました。来年度も参加したいです。     健康栄養学科1回生 徳原有実   ●ヘルスチーム菜良の情報はコチラからご覧になれます。

2018.03.22

助産学専攻科6期生、修了・卒業レポート!

2018年3月15日(水)に、助産学専攻科を修了しました!     今年は畿央大学の看護医療学科から助産学専攻科に進んだ学生が6名、他大学から進学してきた学生が3名と内部生が多い環境で、助産師になるために不安と期待を抱きながら入学してから早1年が経ちました! 入学当初、先生がおっしゃっていた「あっという間の1年だよ」という言葉通りだなと感じています。 早く卒業したいと思っていましたが、いざ卒業となると達成感もある一方でみんなとのお別れが寂しいです。前期は勉強と分娩介助の技術演習に明け暮れ、後期は助産学実習と卒業研究、国試勉強、NCPR(新生児蘇生法)の資格取得といった盛りだくさんの1年でした!   ▼ベテラン助産師による分娩介助の特別講演(2017年7月20日)   ▼第6回助産学専攻科事例研究発表会(2018年2月23日)   ▼新生児蘇生法(NCPR)Aコースを受講(2018年2月26日)   このような大変な1年を乗り越えることができたのは、先生方の支えや共に支え合ってきた9人の仲間 、家族の支えがあったからだと思います!本当に感謝の気持ちでいっぱいです!!   私たちは昨年の4月に9人で入学し、そして今、9人揃って卒業することができました。ここに至るまで、それぞれに辛いこと、悔しいこと、時には逃げ出したくなることもありました。涙を流したことも数え切れないほどありました。しかしそんな時こそ、仲間の存在が大きな支えでした。嬉しいことは9人で分け合って笑い合い、壁に直面した時には、全員で話し励まし合って乗り越えてきました。     互いに思いやり、尊敬し合える仲間に出会えたことで、人としても成長できた1年でした。9人で過ごした日々は一生忘れることはないと思います。毎日のように顔を合わせてきた皆との別れで、今は寂しい気持ちでいっぱいですが、助産師としてのスタートはこれからです。この1年で培った仲間との絆を絶やすことなく、これからも切磋琢磨し、全員で素敵な助産師になりたいと思います。     先生方からは、厳しいご指導を受けたこともありました。でもそれは助産師の後輩を育てるためだと、常に私たちのことを考えたご指導ばかりでした。また、自分自身と向き合うことの多かった1年だったと思います。     先生方や臨床指導者様から頂いた言葉を糧に、そして、出会った妊産婦さんやその御家族、先生方や家族への感謝の気持ちを忘れず、今後も精進していきます。 助産学専攻科 甲村弥生・佐藤美沙都   【関連記事】 大阪母性衛生学会学術集会・研修会 参加レポート!~助産学専攻科 ベビーマッサージとマタニティヨガの特別講演!~助産学専攻科 日本母性看護学会学術集会 参加レポート!~助産学専攻科 児童養護施設を見学!~助産学専攻科「乳幼児の成長・発達」

2018.03.20

長崎大学大学院 運動障害リハビリテーション学研究室と研究交流会を開催!~ニューロリハビリテーション研究センター

平成30年3月10日(土)に長崎大学大学院の沖田実教授の運動障害リハビリテーション学研究室から平瀬達哉先生、本田祐一郎先生、大賀智史先生、佐々木遼先生をお招きし、研究交流会が開催されました。 当研究室からは、佐藤剛介さん(客員研究員)、今井亮太さん(博士後期課程)、高村優作さん(博士後期課程)、藤井慎太郎さん(博士後期課程)が研究内容を発表しました。 金子研究科長にもご参加頂き、活発なディスカッションが行われました。 沖田教授からは、「筋性拘縮の病態とその発生メカニズム」と題して研究室の最新のデータを踏まえた講演をして頂きました。筋性拘縮の新しい知見を知る事ができ大変勉強になりました。内容もそうですが、講演内容の構成が素晴らしくプレゼンテーションの方法についても勉強させて頂きました。     金子研究科長からは、生理学の視点からイオンやチャネル、細胞核に関するご指摘やご質問があり、生理学者としてまだまだ現役でおられることを再認識致しました。 ディスカッションの中で、NGF(神経成長因子)はいい事も沢山してくれるが発痛物質でもあることについて、「なぜ、発痛物質となるNGFを産生するのでしょうね」と一言おっしゃられました。その何気ない一言にロマンを感じました。     普段から森岡教授がおっしゃられている治療法ありきのリハビリテーションではなく、病態・メカニズムをベースとするリハビリテーションの実践に向けて、今の自分にできる研究に集中したいと思います。 懇親会では金子研究科長の隣でハーバード大学へ留学中のお話など様々なことを伺うことが出来てとても幸せな時間でした。 このような機会を企画し、開催して頂いた森岡教授、沖田教授をはじめとする沖田研究室の皆様と運営をして頂いた今井亮太さんに感謝申し上げます。     畿央大学大学院健康科学研究科 博士後期課程2年 片山脩     ●畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターHP ●畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターFacebook   【関連記事】 神経リハビリテーション学研究室の研究交流会が開催されました~健康科学研究科 神経リハビリテーション学研究室の研究交流会が開催されました。

2018.03.19

海外インターンシップ in オーストラリア現地レポートvol.3

平成30年2月24日(土)から3週間、現代教育学科3回生がオーストラリアのブリスベンでの海外インターンシップに参加しています。語学力の向上はもちろん、現地の学校で「アシスタントティーチャー」として参加し、子どもたちとふれあいながら児童英語教育のあり方を考えます。   無事に帰国した参加学生から振り返りレポートが届きました!     ついに3週間のインターンシップも終了しました。長いようで短く、日本に帰る嬉しさと、オーストラリアで出会った人たちとの別れが寂しくもあります。   3週目はBaby Roomで実習させていただきました。私の入ったRoomは1歳に満たない子どもたちばかりでした。オーストラリアの子どもたちはたった6ヶ月からつかまり立ちをはじめ、1歳になる頃にはほとんどの子どもが1人で歩いていました。また、6ヶ月ではもう固形物(バナナなど柔らかいもの)を食べ、10ヶ月では柔らかい人参やビスケット、お肉も食べるそうです。逆に担当だった保育者の国では2歳にならないと立たないそうで、発達に文化の違いがあることにとても驚きました。   3週間という短い間でしたが、沢山の発見と学びがある貴重な時間でした。子どもたちとの別れがとても寂しく感じるほど充実した日々を過ごすことができました。英語があまり話せないのに、親切にたくさんお話をしてくださった先生たちとの別れも辛く「またいつでも帰っておいで」と言って下さいました。今の気持ちを忘れず、今回の経験を今後に活かしていきたいと思います。     そして最終日はブリスベンの街を散策し、スーパーでお土産をたくさん買いました!ブリスベンには公園がたくさんあり、見たことのない植物や鳥もたくさんいてとても豊かです。     ホストファミリーとのお別れはとても辛かったですが、絶対にまた来ようと思います!!英語力を含めて不安なこともありましたが、参加して本当に良かったと思います。出会った方々や関わっていただいた方、参加できたことへの感謝を忘れずに、これからを過ごしていこうと思います。   現代教育学科3回生 伊藤慧   【関連記事】 海外インターンシップ in オーストラリア現地レポートvol.2 海外インターンシップ in オーストラリア現地レポートvol.1

2018.03.19

小学校一日見学に134名が参加!~現代教育学科

平成30年2月27日(火)に、現代教育学科134名が大阪教育大学附属天王寺小学校を訪問しました。本学は平成22年度より大阪教育大学並びに大阪教育大学附属天王寺小学校のご厚意で「小学校一日見学」をさせていただいており、学生にとっては学外で学校現場の様子を学ぶ貴重な機会となっています。     午前の授業参観と午後の講話が主なプログラムです。1時間目の参観時、学生たちはとても緊張した面持ちでしたが、次第に子どもたちとも打ち解け、4時間目の参観時には生き生きとした表情もうかがえました。 給食後の昼休みは、運動場や教室で子どもたちとの距離を縮める絶好の機会です。授業では見られない姿と出会いながら過ごすことができました。 午後は山手副校長先生の講話の前に、今年度から附属天王寺小学校に赴任された畿央大学の先輩から少しだけ話を聞かせていただきました。学生たちには具体的な将来像として映ったのではないかと思います。山手副校長先生の講話では「よい先生像」をキーワードに、経験者ならではのお話をいただき、学生にとっても実感的に理解を深めることができました。   最後に、一日を振り返りレポートにまとめました。言葉でまとめることは簡単なことではありませんが、今日の出来事を言葉で表し、いっそう教職への思いを強くしたことでしょう。   ▼一日の様子をフォトレポート   見学を終えた学生の感想の一部を紹介します。   ●2時間目の算数の時間では驚きの連続でした。先生はどの問題でも決して答えを言わず、子ども自身が「わかる」体験ができるよう手助けをしていらっしゃったからです。誰か一人でもわからないと感じた子がいれば、わかった子が先生役となり、全員の前に立ちわかるまで教えていて、すごく斬新でした。でも同時にすごく楽しそうだと思いました。理由は子どもたちが主体的に「わかる」と感じ、わかったことを他者に発信していたからです。先生が答えを教えることは、一番簡単で一番つまらないものだと私は思います。ですが、この1日で見た授業はそんな授業とはかけ離れたもので、全てが児童中心の活き活きしたものでした。子どもが主体的に「わかる」「できる」体験をさせてあげることが、授業を活気づけるものなのだと思いました。   ●私は本日の小学校一日見学を振り返って、全体的にON・OFFの切り替えがすごいなと思いました。そして、挙手をしている児童がどの授業においてもほぼ8割を超えていて、児童の授業に対する意識の高さと、授業中に「楽しい!」と聞こえてきそうなほどの笑顔の絶えない教室は、見ていた自分もとても楽しくなるほどいい空間でした。その教室の雰囲気、空間を作っていたのは、担任の先生であり、全授業において手を挙げている児童をまんべんなく当てるということがすごいなと思いました。そして、授業への問いかけを怠ることなく行い、その答えに対して、さらに問いをぶつけたり、隣の人と話し合わせたり、前に一人で出てきて急に発表させたり、実演させたり、まさに主体的で対話的で深い学びの実現がなされている授業が間近で行われていて大変感心しました。   ●印象に残ったことは、先生と児童の対話によって授業が進められていたことです。先生の発問に必ず手を挙げ、児童が答えていました。児童が出した意見に周りの児童が否定していても先生は肯定し、授業が進んでいました。また、ただ意見を言うだけではなく、なぜそう思うのかを聞いている場面が多くありました。5年2組では3、4人のグループが作られており、机を合わせて向かい合って授業を受けていました。対話をして意見を考えているように思いました。   ●子どもらしい部分をたくさん見ることができました。休み時間に運動場に行き、元気に走り回る姿、自分の得意なことを見せに来てくれる姿など、楽しそうな子どもたちの姿を見ることができました。このような子どもたちの姿を見る機会が今は少ないので、今後はいきいき活動やスクールサポーターなどに積極的にチャレンジし、子どもたちがどのような様子で学校生活を送っているのかをもっと見たいと思いました。   ●児童の様子は本当に一人ひとり様々で特にそれがよく分かったのは2限の社会の授業であった。10分ほど自分で考え、ノートにまとめるという活動を行う時間があった。もちろん、板書もなにもないため、自己流の書き方でノートをまとめる。文をひたすら書く児童や、表で分類して書く児童、絵をかく児童や色分けする児童、他にも話しかけるような言葉でノートを書く児童がいた。どれも間違いではないと思った。むしろこれだけの書き方がよくできるものだと感心した。しかし児童にとってはあたり前のことで、特にすごいことをしたわけではないだろう。こうした可能性をたくさん秘めているのだなと実感した。   ●見学の最後に、一人ずつ挨拶をさせていただく場面があり、その時に本日のことを思い返してみると、「すごく楽しかったな」「子どもたちは元気だな、かわいいな」「ああ、私はやっぱり子どもが大好きだな」「やっぱり先生になりたい!」と強い気持ちがこみ上げてきて、少し涙が出そうなほどでした。実際に不安なことが多すぎて、自分は本当に先生になれるのか、なりたいのかと迷っていた気持ちが全て吹き飛んで、不安はもちろんありますが、先生になるという迷いは無くなりました。そういう気持ちにさせてくれる子どもってやっぱりすごいなぁ、何か不思議な力があるんだろうなぁと先生として働く時のワクワクがすごく大きくなりました。   ●先輩(畿央大学出身の先生)からのアドバイスと山手副校長先生のお話を聴いて、大学生活をどう過ごしたか、どう考えて行動したかは、実際に教師になった時に生きてくるんだと思いました。話し上手で、字が綺麗で、子どものことをよく考えられて・・・と全部もち供えることに越したことはないと思います。けれども一日で力がつくことは一つもありません。今のうちから意識して力をつけていこうとするだけでも全く変わってくると思います。残りの3年の大学生活を誰よりも充実させて力をつけるんだという気持ちをもって過ごしたいと思います。   ●1日を振り返って、児童たちは一つひとつの取り組みがとても熱心だと感じた。先生が言ったことに対して反応して騒がしくなってしまうのも頭の中でいろいろなことを考えていて、それが口に出てしまうからなのかなと思った。どの教科の授業でも常に誰かの手が挙がっていて先生が発言の時間を締め切ると「えーっ」という声が挙がって、授業に対して前向きに取り組んでいるのがとても伝わってきた。社会の授業が終わった時に児童が先生の周りに集まり授業中に発言できなかったこと、新しく見つけたことを話している姿はとても印象的だった。また児童は私達が思っているよりもずっといろんなものを見ていると思った。   ●3、4時間目は図工で、ファイバークラフト紙を使った授業であった。カッターナイフやはさみなどを使うので注意をしていたが、誤った使い方をしている児童は見受けられなかった。児童は試行錯誤しながらも楽しそうに製作にあたっていた。先生は児童の意志を尊重するために具体的な指導は行わず、困っている児童に時折助言を行っていた。片付けの際も班で協力しながら分担して行っていた。先生のお話を伺うと、1年の初めにその年の方向性を決め、最初の頃は片付けも十分にできなかったが徐々にできるようになったと仰っていた。   ●学習や日々の生活の中で「めあて」や「目標」を定めることが児童の理解や気づきを深めるのだと気付き、目標設定の重要さを認識した。また、1〜6年生と幅広い年齢の児童がいる中で「これだけは譲れない」というものを自分で設定すると、ぶれずに児童と向き合えるとも先生はおっしゃっていた。     本学の「小学校一日見学」にご理解ご協力をいただいた大阪教育大学附属天王寺小学校並びに大阪教育大学に深く感謝申し上げます。   現代教育学科教授 西尾 正寛   【関連記事】 1回生218名が大阪教育大学附属池田小学校を見学!~現代教育学科 小学校1日見学を実施しました!~現代教育学科

2018.03.16

畿友会(学生自治会)だよりvol.52~「卒業祭2018」を開催しました!~畿央パフォーマンスチームKiPT

こんにちは!畿央パフォーマンスチームKiPT※3回生の居附諒です!私たちは平成30年3月14日(水)にカトレアで卒業祭を開催させていただきました。   ※KIPT・・・KIO Performance Teamの略で学内外問わず行事の企画・運営や地域のイベントMCなどを手がける有志ある学生スタッフ     昨年までは卒業祭実行委員が企画・運営を行っており、今年から私たちKiPTが畿央大学のイベントの1つとして開催させていただきました。緊張と不安が募りながらもKiPTのメンバー6人で精一杯卒業生に楽しんでもらえるように努めました。そして今回はなんと、100人以上の先輩方にご参加いただきました!     私たちが準備した企画は2つ。まず1つ目に「卒業生・在校生からのパフォーマンス」です。この企画では卒業生および在校生がそれぞれの”想い”を伝える場として設けさせていただきました。今回参加してくださったジャグリング部の4回生「P.O.I」は、とても魅力的な演技を披露してくださいました。   2つ目は、「ビンゴ大会」。 この企画では、社会人になられる先輩方に役に立つものや貰ってうれしい景品を用意し、楽しんでもらうといったものでした。ディズニーペアチケットやティファール、加湿器など商品の種類も豊富で当たった人はとてもうれしそうでした。     卒業生の方にも「ありがとう」といった言葉をたくさん貰い、やってよかったなと心から思いました。まだまだ課題点などもありますが、今後も皆さんに楽しんでいただけるよう勤めさせていただきます。     卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます!そして、思い出をありがとうございました!   現代教育学科3回生 居附諒   ▼平成29年度の卒業式・卒業パーティーの様子 【卒業式 フォトレポート】 【卒業パーティー フォトレポート】