2018年06月07日 一覧
2018年6月7日(木)
平成30年6月6日(水)、奈良県川上村民生児童委員協議会の方々が、認知症について学習するために来校されました。民生委員とは、地域住民の身近な相談者として、助言や援助を行う役割をもち、人格識見が高く、児童福祉も含む社会福祉向上に熱意のある方が都道府県の推薦により、厚生労働大臣からその業務を委嘱された方々で児童委員を兼ねます。
今回は、川上村で文部科学省の科学研究助成を受けて展開している「安心して暮らすことができる地域づくり」を目指した川上村健康力向上プロジェクトの柱のひとつである認知症教育を実施する中で、民生委員の方々から自主的に認知症のことを学習したいとの申し出があり、6月定例会を畿央大学で開催することとして企画されたものです。雨模様の中、バスに乗って2時間弱の遠距離を16名全員の民生委員の方々と村役場担当職員の方2名の総勢18名が来校されました。
今回の講習会は、今年度7月と9月に計4回開催される川上村「認知症教室」講師である本学の老年看護学 山崎尚美教授による講義と民生委員の方の困りごとをお話ししていただくフリートークで構成されました。
地域における認知症カフェや臨床、介護保険施設における認知症ケア実践者でもある山崎教授から、普通の物忘れや認知症の物忘れの違いや認知症の原因となる病気の説明の後、認知症の方を混乱させてしまう対応と適切な対応を示したDVDを観て、認知症についての正しい理解を深めていただきました。
その後、日頃の活動の中で感じていらっしゃることを自由に話していただきました。
その中では、民生委員の方々が、認知症と思われる地域住民の方の相談に昼夜を問わず対応され、見守りつつも「このままで良いのか」と不安に思っていらっしゃることが多く語られました。
山崎教授から、その状況に応じた適切な対応をされていることの解説を受け、安堵されている様子を見て、民生委員の方々は、責任が重く心労が絶えない活動を日々されており、皆さんの負担を軽減する後方支援の必要性を感じました。
また地区で増えている独居高齢者の方をできるだけ一人で孤立しないように集いの場を自主的に開催されていることもわかり、行政の支援や私たち研究者も連携していく必要性を感じました。予定の時間を超えそうになるほど多くのお話をしていただいたことを今後の地域づくりや人材育成に活かしていくために、地域住民と行政の橋渡しをされるキーパーソンとして、民生委員の方々を始めとする地域の支援者の方々とのネットワークを構築していきたいと思います。
7月の地域住民の方を対象とした認知症教室は、7月8日(日) 川上村やまぶきホールで開催されます。
看護医療学科 教授 松本泉美
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2018年6月7日(木)
皆さんこんにちは!ついに近畿も梅雨入り、着実に夏に近づいているなと感じさせられますが、畿央の夏と言ったらサマーフェスティバルです!
今年は例年より約一カ月早い開催となりましたが、どの団体さんも熱い演技を披露してくださいました。少し遅くはなりましたがサマフェス実行委員から、サマフェス2018についてのレポートをお届けします!
5月26日(土)冬木記念ホールにてサマーフェスティバル2018を開催しました!今年は7つの団体が参加してくださり、日頃の成果を見せてくれました。昨年同様にサマフェスのトップを飾ってくれたのは「ある―ぱみゅぱみゅ」です!そのあとは音楽サークル「EMC」やアコースティック部「すごけん」など、楽器を使用した団体さんが演奏してくれました!
休憩をはさんでジャグリング部「光幻華」、アカペラ部「ADVANCE#」、教職クラブ「ODEN」と続き、会場が盛り上がっていく中、最後にはダンス部「Afro-izm-republic」が最大級の盛り上がりを見せてくれました!
サマフェスが終了した後は、そのまま冬木記念ホールでカラオケ大会を開催しました!多くの人が歌声を披露してくださり、さらに今回は審査員による歌の審査があり、最優秀賞者には記念品の贈呈も行われました。
実行委員に参加してくださった方、また参加いただいた団体の皆さんのおかげで楽しい1日をお届けできたかなと思います!来年のサマフェスも乞うご期待ください!ありがとうございました!
サマーフェスティバル実行委員会
健康栄養学科2回生 本守 冬也
2018年6月7日(木)
平成30年6月3日(日)畿央大学オープンキャンパスが開催されました。そこでヘルスチーム菜良※1からは、食育サッとシステム※2 を用いた栄養バランスチェックの体験会を行いました。
(※1)ヘルスチーム菜良…管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されており、食育啓蒙活動に取り組んでいます。
(※2)食育サッとシステム…フードモデルを用いて1食分の食事バランスを栄養価で計算し、5段階で評価されるシステムです。
今回は3回生2名、2回生1名、1回生10名とたくさんの学生が参加しました。「普段食べているお昼ご飯」をテーマに、高校生だけでなく保護者の方にもフードモデルを選んでいただきました。
1回生はまだ分からないことだらけでしたが、先輩方に教えていただいたり勉強会で学んだことを生かしたりして、過不足のある栄養素についてアドバイスをしました。
<参加した学生からの感想>
「オープンキャンパスに参加した高校生から「これからバランスのとれた食事をしよう」といった感想があり、食に興味を持っていただけて良かった。」
3回生 山口友季穂
「たくさんの方が参加してくださって、楽しくコミュニケーションをとることができ、良い経験ができました。」
2回生 深沢すず
「長時間参加することはできませんでしたが、たくさんの方が来てくださり嬉しかったです。」
1回生 楠木登百
「栄養素で何が足りていて不足しているかの説明で、知識を実際に使って説明するのはとても難しかったです。もっと実際の生活で生かせるような情報を取り入れていきたいなと思いました。」
1回生 平野優花
知識不足だと思わされる場面もあり、改めて栄養指導をする難しさを実感しました。人に伝える立場として、栄養についてもっと勉強していきたいです。
健康栄養学科1回生 戸村七海
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