2021年1月7日の記事

2021.01.07

大学院生が第18回日本神経理学療法学会学術大会で口述発表し優秀賞を受賞!~健康科学研究科

2020年11月28日(土)~29日(日)にWeb開催された第18回日本神経理学療法学会学術大会において、私、水田直道(博士後期課程)が発表してまいりました。   本学会は2,400名ほどが参加され、特別講演や教育講演、一般演題では多くの議論がなされておりました。またWCPT(世界理学療法連盟)の下部組織として、神経領域専門学会を有する国が集まったInternational Neurological Physical Therapy Association (INPA)を形成されており、INPAの理学療法の実情について国外の講演者の話を伺うことができました。アジアでINPAに参加している国が少ない中、日本がリーダーシップを取っていくという本学会の意思を認識することができ、大変共感することができました。   本学会のテーマでもある「理学療法士の意思決定 -2020年のシュプレーヒコール-」というタイトルで学術大会長講演を聴講しましたが、神経系理学療法のこれまでの歴史やこれから解決すべき課題が明示され、私自身これから神経系理学療法の発展のために取るべき行動を再確認することができました。   今回私は、「脳卒中患者における歩行の関節運動学的特徴と筋シナジーパターン」という演題で発表を行い、一般演題発表の中で優秀賞に選ばれました。発表では、脳卒中患者における歩行中の筋シナジーパターンの障害特性(サブタイプ分類)と関節運動学的特徴の関係性について調査した結果を報告しました。多くの演題の中から優秀賞に選んでいただけたことは、日々の取り組みを認めてもらえたことだと大変嬉しく思います。今後も歩行のリハビリテーションの発展に繋がるような研究を続けていけるよう、日々精進していきたいと思います。 また、博士後期課程に在籍している高村優作氏も所属先(国立障害者リハビリテーションセンター研究所)の演題にて、奨励賞を受賞しました。     本研究の実施・発表にあたり、指導教員である 森岡 周 教授をはじめとする多くの方々にご指導およびご支援いただきました。この場を借りて深く感謝申し上げます。   ~発表演題~ 『脳卒中患者における歩行の関節運動学的特徴と筋シナジーパターン』 水田直道、蓮井成仁、西祐樹、比嘉康敬、中谷知生、田口潤智、森岡周   畿央大学大学院 健康科学研究科 博士後期課程3年 水田直道