2017年7月の記事

2017.07.28

第15回畿央祭実行委員Blog vol.6~広報部署長からのメッセージ!

こんにちは。第15回畿央祭実行委員広報部署長の宮本真成と中村瑠璃斗(理学療法学科2回生)です。   昨年の畿央祭を経験して広報部署の仕事の役割、達成感、苦労したことなどがあるので、その経験を生かして、昨年よりも良い畿央祭を作り上げていきたいと思い、今年の部署長を務めさせていただきました。また2年連続実行委員をやることによって、自分にとっても何か得るものがあると思いました。   広報部署の主な仕事は、畿央祭のパンフレットの作成です。パンフレットは畿央祭当日に大活躍する、とても重要な冊子です。事前にパンフレットを作成し、当日には他部署の活動のお手伝いに行ったりしています。   先日、学長先生のもとに畿央祭実行委員の幹部全員でご挨拶に伺い、それぞれ自己紹介や畿央祭に向けての意気込みを伝えてきました。     今年の畿央祭のテーマは「虹」ということで、各部署が協力して様々な色を放ち、その中でも特に広報部署が輝けるように頑張っていきたいと思います。    第15回畿央祭広報部署長 理学療法学科2回生 宮本真成 中村瑠璃斗 ●これまでの実行委員Blogはこちらから!

2017.07.27

第15回畿央祭実行委員Blog vol.5~副実行委員長からのメッセージ!

こんにちは!現代教育学科2回生の松岡優也です。第15回畿央祭の副実行委員長を務めさせていただきます。一生懸命がんばりますので、よろしくお願いします!   これからテスト期間に入るので、畿央祭実行委員は今は各部署活動を休止していますが、8月中旬から夏休みになり、そこから本格的に準備が始まります。 夏休みの間に、パンフレットの作成や垂れ幕の制作、体育館で行う遊びの制作から出展団体との打ち合わせや協賛店回りなどの様々な準備が行われます。 部署によって準備の方が大変だったり、当日がすごく忙しかったりなど様々ですが、やり遂げた後の達成感はすごく気持ちいいですし、何より大学生活の素敵な思い出の一つが出来ます!!   ▼昨年の畿央祭フィナーレの様子!   今年の畿央祭のテーマのように、実行委員みんなで仲良く協力し、各部署が個性豊かな光を放てるよう、統括と部署長が率先して力を合わせより良い畿央祭にしたいです!     ▼今年の幹部が集合!   現代教育学科2回生 松岡優也   ●これまでの実行委員Blogはこちらから!

2017.07.27

東向アーケードサイン・デザインコンペに挑戦!~人間環境デザイン学科加藤ゼミ

この夏、『東向アーケードサイン・デザインコンペティション2017』に挑戦します!   近鉄奈良駅前から南北に三条通りまで続いているメイン商店街が、東向(ひがしむき)商店街です。アーケード上部に「ひがしむき」と書いたサインはありますが、人の目線よりはるかに上にあり高すぎて視界に入りづらいのが実情です。アーケードはすでに出来てから32年が経ち、照明のLED化も含め奈良の玄関に相応しい斬新なアーケードサインが求められることになります。       ▲クリックで拡大します。   人間環境デザイン学科加藤ゼミでは、このデザインコンペに挑むことを決めました。   【今後のスケジュール】 ・応募作品の締切     平成29年9月15日 ・1次審査結果発表   平成29年10月6日 ・1次審査通過作品展示 平成29年10月16~20日 ・2次審査結果発表(東向商店街でプレゼン・即日決定・表彰式)   平成29年10月21・22日頃 ・施工    平成30年5月1日~8月15日   7/20(木)の午後には、現地調査に行ってきました。当日参加したのは4回生2名(矢野・安川)と3回生4名(松本・前田・清水・谷口)の計6名で、採寸をしたり写真を撮ったりして、くまなく調査しました。     奈良の中心まで来たついでに見聞を広めようと、東大寺・奥村記念館・氷室神社にも足を運びました。 〇東大寺南大門の荘厳な大仏様構造美に感動 〇鹿せんべいは現在150円、すぐに鹿が寄ってきておねだりします 〇奥村記念館では館長が奥村組の得意とする技術・免振装置について丁寧に説明していただきました。 〇実は氷室神社の境内でかき氷が食べられるのです。氷室神社は1300年も前から氷の神様として奉られてきました。かき氷を祭壇にお供えして祈祷したあとに、お裾分けとしていただけるわけです。猛暑の中、歩き疲れた身体に冷たさがしみわたり元気回復。 さあ、夏休み返上で頑張るぞー!!         我々は平成29年9月に東向商店街アーケードサイン・デザインコンペ案を提出しました。 ▼東向商店街アーケードサイン・デザインコンペ案 ▼提出した作品   残念ながら落選しまい、その年の秋に最優秀作品が決定しました。 ところが平成30年夏には最優秀案で全面リニューアルの予定でした。 しかし、予算の関係か最優秀案でもなく、表面を木目調にして完成しました。     コンペにはいろいろな結末があります。   人間環境デザイン学科准教授 加藤信喜

2017.07.26

オープンキャンパスで栄養バランスチェック!~健康栄養学科ヘルスチーム菜良

7月15日(土)に畿央大学オープンキャンパスが開催され、ヘルスチーム菜良*ではオープンキャンパススタッフとして11名が参加しました。私たちは「食育サッとシステム体験*」という企画を担当し、フードモデルを使って1食分の栄養バランスをチェックした後に、一人ひとりにアドバイスを行いました。当日は約70名の方にお越し頂き、たくさんの方に食事の大切さを伝えることができました。   *ヘルスチーム菜良…管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されており、食育啓蒙活動、レシピ開発に取り組んでいます。     参加したスタッフはほとんど1回生で、まだ知識が豊富でない人が多かったため、事前に栄養について学習を行いました。しかし、まだまだ知識が足りず、過剰摂取している栄養素や不足している栄養素についてのアドバイスの難しさを実感しました。   また、健康栄養学科を志望する高校生には、栄養のアドバイスの他に入試についてのアドバイスもさせて頂きました。すごく熱心に聞いていただけ、先輩としても管理栄養士を目指してもらいたいと思いました。高校生の皆さん、頑張ってください!     これからもヘルスチーム菜良で食育などを通して栄養に関わる様々な活動をしていきたいと思います!   健康栄養学科1回生 吉田菜摘 【過去の『ヘルスチーム菜良』のBlog記事を読む】

2017.07.25

第32回奈良県母性衛生学会学術講演会 参加レポート!~看護医療学科 廣金・藤澤ゼミ

平成29年7月22日(土)13:30より、奈良県橿原市の奈良県医師会館で、奈良県下の医師、助産師、看護師、看護師・助産師養成所の教員及び学生が集合して、第32回奈良県母性衛生学会学術講演会が開催されました。     看護医療学科廣金・藤澤ゼミでは、毎年、教員・現在のゼミ生と昨年のゼミ生が一緒にこの講演会に参加するようになり今年で3年目になります。昨年それぞれのゼミに所属し、現在は本学助産専攻科に所属している看護医療学科6期生学生4名が、卒業研究で行った母性に関する研究を今年は4題も発表しました。また、現ゼミ生である看護医療学科7期生の8名は、10月の卒業研究発表会に向けて、その発表を聴講しました。     「正常分娩・正期産児における早期母子接触の実際とその効果の検討」 甲村弥生 看護医療学科3月卒業(6期生)・(現)助産学専攻科学生     ー終了後の感想 「発表して質問や講評をいただいたことで、自分の研究の中で不足している点や、検討すべき課題が明確になりました。また、他の発表も聞かせていただき、今後は助産師として働く上で、活かしていきたい学びがたくさんありました」     「無痛分娩を選択した妊婦の特性と医療者としてできること」 佐藤 美沙都 看護医療学科3月卒業(6期生)・(現)助産学専攻科学生     ー終了後の感想 「発表は緊張しましたが、他者の視点から質問をいただき、新たな発見や課題を見つけることができました。また、他の発表も聞くことで、さらなる学びを深めることができて良かったです」     「月経前緊張症を有する女性に対する看護師の介入方法に関する文献検討」 青山加奈 看護医療学科3月卒業(6期生)・(現)助産学専攻科学生     ー終了後の感想 「今回発表をさせていただき、貴重な質問・意見を受けることで、私自身の研究の不足点や今後深める課題に気づきました。他の発表・講評を聴くことで新たな興味・関心も湧き、非常によい経験ができました」   「出生前診断における遺伝カウンセリングへの看護職の支援に関する文献検討」 高瀬 和 看護医療学科3月卒業(6期生)・(現)助産学専攻科学生     ー終了後の感想 「たくさんの方の前で発表するということで、不安や緊張もありましたが、自分の取り組んだ研究を大きな場で発表でき、様々な質問や講評をいただき、学びが深まり成長につながる経験が出来たと思います。このような機会をいただきありがとうございました」     ▲真剣な表情でメモを取っている発表者の4名のゼミ生たち       【後列】現廣金・藤澤ゼミ生たち 【前列(左から)】青山加奈・高瀬和(廣金ゼミ発表者)・奈良県助産師会会長 宮田英子様・佐藤美沙都・甲村弥生(藤澤ゼミ発表者)・藤澤 弘枝講師・廣金 和枝准教授   <聴講したゼミ生の感想> 「発表を聞いて、今まで知らなかった現状や実態を知ることが出来た。また、そこから母親のニーズや今後、医療従事者に求められていることを知り、自分で考えるきっかけとなった。研究を通して、今後のより良い看護や医療につなげてことの大切さが分かった」-古城咲季   「今回、複数の発表を聞かせていただき、研究の目的が明らかにされており、研究の意義がわかりやすかった。また、研究でわかったことから発展させて、今後どのような行動に移していくのか、深めて研究をするのかまで考えていることから、深みのある研究になっていると感じた。今回の学びを卒業研究にも活かしていきたいと考える」ー菅野里穂   「発表を聞き、自分が実習で学んだことが研究されていたりして、興味深い内容のものが多かった。有意義かつわかりやすい発表が多く、学ぶべきところも多くあり、自分の研究や発表にも活かそうと考えた」ー吉井彩絵   「母子の領域での現在の問題や情報を知ることが出来た。またスライドや発表方法など、これからスライドを作る中で参考になった」-田中来実   「発表を通して、卒業研究をどのようにパワーポイントにまとめれば分かりやすく伝えることができるのか、参考になる部分が多くあった。また、問題やその問題の対しての対応などの情報について知識を得ることができた」ー吉岡李恵   「文献研究の結果からカテゴリーに分類して考察されていて理解しやすい発表だった。また、今後も研究を続けていって看護実践に活かしていくところまで視野に入れており、とても参考になった」-内芝綾香   「今日の発表を聞いて、スライドの構成や発表の方法について具体的に理解することが出来た。今回の研究から、今後臨床の場で研究結果を活かしたケアを行いつつ、研究を継続して考えていくことも学べた」ー田中祐衣   「発表を聞き、自分の卒業研究でのまとめ方や発表スライドの作り方などを考える際の参考になった。自分の研究内容にも関わる部分もあったため、問題について考えていきたいと思った。今後母子に関わっていくため、研究を参考に学びを深めてケアに活かしていきたいと思った」ー石井優子     学術集会の最後には特別講演として、出産ジャーナリスト、東京医科歯科大学非常勤講師である河合 蘭 先生が「不妊・高齢出産を取材した私が、いま出産施設に望むこと」をテーマにお話しくださいました。その中で日本は、女性の出産年齢が遅い国としてワースト2位である。スェーデンなど、高齢出産が多い国は他にもあるが、出生率が日本ほど少ない国は他にないということでした。それには、不妊症に対する治療が各施設によって対応がまちまちであり、妊娠成功率は世界でも非常に低いことがその要因であることがわかりました。さらに、日本の出生率が世界でも非常に低い理由の1つとして、日本の20歳代の女性は結婚したいと思っている人は多いが、20代の男性は非正規雇用などによって収入が低く、結婚できないことがあげられていました。具体的なデータや貴重な資料を提示してわかりやすく日本の現状を教えてくださり大変勉強になりました。   【写真左】 出産ジャーナリスト、東京医科歯科大学非常勤講師 河合 蘭先生 【写真右】 奈良県立医科大学教授 小林 浩先生   聴講したゼミ生の皆さん!10月の看護医療学科の卒業研究発表会に向けて、今日の学びを活かして頑張りましょう! 看護医療学科 講師 藤澤 弘枝 関連記事 日本母性看護学会学術集会 参加レポート!~助産学専攻科 第5回助産学研究科卒業研究発表会を開催!~学生レポート 奈良県母性衛生学会学術講演会に参加!~看護医療学科 廣金・藤澤ゼミ

2017.07.25

「災害に強い大和の町づくりネットワーク」平成29年度第1回研修会を開催!~看護医療学科教員

平成29年7月22日(土)の午後、本学L202講義室に災害に強い町づくりネットワークの今年度第1回研修会を開催しました。テーマは「どうやって積み重ねる?発災時に求められる看護師の知識と技術の学び」です。     災害に強い大和の町づくりネットワーク【奈良県下の防災・減災・災害対策強化に関する経験や学び(知識や技術)の共有を目的としております】は、立ち上げから5年が経過し、今年度は、これまでの活動の中で得られた経験や知見を体系的に整理し、臨床に役立てるものとして返していきたいと考えています。     奈良県下の臨床や教育機関、行政におられる看護職28名が集い、発災後概ね24時間の病院勤務看護師に求められるコンピテンシー(役割を遂行するための能力)を養うためにはどのような学びが必要か、欲しいと思う教材は?について意見交換をしました。   今後30年以内に震度6以上の地震が起こる可能性が14%(昨年の熊本地震に関係した断層が16%でした)と報告されている断層が奈良県にはあります(その端は広陵町にも近いところです)。そうした危機的な状況にあることを受け、県内医療機関の多くで、耐震・免振工事や対応の見直しを急いでいますが、その中でも重要なのは人材育成です。   阪神淡路大震災発生以降、災害看護学は確実に歩み進めてきましたが、非日常的な災害時の看護は学びの積み重ねが難しく、その一方、あちこちで次から次に多くの大規模災害が発生し、検証が追い付いていない帰来もあります。ワークショップ前半の第1部では、「所属機関が大きな被害を受けている状況を想定した対応はこれまでもシミュレーションしたことがあるのでイメージしやすいが、所属機関に被害は無く、すぐ近くで多くの傷病者が発生している。つまり、すぐにも大勢の傷病者が一気に運ばれてくる対応はイメージが難しい」などの言葉が聞かれました。また第2部では、「コンピテンシーを養うべく学びのコンテンツは抽出できても、どのような教材が適しているか具体的にすることは難しい」という意見がありました。それでも、他施設での取り組みについて情報を得て発展させることで教材案が出された項目もあり、有意義な時間でした。       うだるような外の暑さにも負けない参加者の熱いディスカッションが、これからの奈良県下医療機関の看護師に対する災害看護教育に活かせるように、ネットワークのコアメンバーで形にしていきたいと考えています。     ご参加いただきました各施設の皆様、サポーターとしてご参加くださった防災士会・広陵町の東様、看護4回生富本くん、ありがとうございました。   なお本研修会は、学術研究助成基金助成金「災害初動における臨床看護師のコンピテンシー開発およびオンライン学修支援環境の構築」(課題番号17K12198)を受けて開催しました。今後は、先行研究や災害看護の事例などからコンピテンシーの妥当性を検証して、eラーニングを活用した効率的で効果的な学び方についても検討して参ります。         看護医療学科教授 堀内美由紀  教育学習基盤センター助教授 宮崎誠 【関連記事】 地域の防災イベントに教員・学生がボランティア参加!~看護医療学科 NHKが看護医療学科堀内先生を取材!~阪神淡路大震災から21年。災害看護~ 災害に強い地域づくりへの大学の貢献を考える-DMAT訓練を通して- 災害に強い大和の町づくりネットワーク 平成25年度第1回研修会を開催! 災害に強い大和の町づくりネットワーク活動 研修会を開催!

2017.07.25

ベテラン助産師による分娩介助の特別講演!~助産学専攻科

熟練助産師江口先生から分娩介助の応用 「側方介助法及び肩甲難産時の介助など」を学んで 2017年7月20日(木)特別講演で、谷口病院の病棟師長であり、分娩介助件数3,000件近くの経験をされている江口美智子先生から「側方介助と肩甲難産時の分娩介助」を教わりました。助産学専攻科3期生の先輩の山本果歩さんと谷口病院で勤務されている助産師の木内さんが、聴講と学生指導のために参加してくださいました。     江口先生の分娩介助は、左手で児頭の娩出を1~2ミリずつ骨盤誘導線に沿ってコントロールして、会陰裂傷しない母児にとって安全な分娩介助の技でした。左手と右手の力を巧みに交互に使い分け、ベビー人形が、まるで本当の胎児のお産のように見えました。   ▼講師でお招きした江口美智子先生   今までの分娩のとき、左手は児頭に添えているだけでしたが、今回の講義を通して左手での児頭の支えと分娩介助の姿勢の大切さを学びました。左手は児頭が飛び出すのを防ぎ、産婦の娩出力との調和をとりながら、陰唇が裂傷しないよう少しずつ娩出させることが重要であると学びました。そして、児頭が恥骨より上にならないように左手でしっかり支えることは想像よりも困難で、腰への負担がかかることを実感しました。     また、助産師は自分の体を守るためにも、腰を下げる体勢が重要であり、陣痛時には会陰から常に目を離さないことが大切であることも同時に学びました。 パニックに陥った産婦での分娩では、産婦の呼吸が乱れ娩出力が強くなり児が飛び出してくることがあるため、どのような時でも助産師が呼吸法を積極的に促し、調節していくことが重要であり、分娩介助の練習をする際には、実際の産婦をイメージし実施していくことが大切であると気づくことができました。     全体を通して、江口先生の手技に驚かされるばかりでしたが、実際にやってみることで、児と産婦の安全のために一つ一つに根拠があり、今後その技術をしっかりと身につけ、どのような状況にも対応できる精神力を養っていきたいと思いました。   ▼最後は全員で集合写真     この度は、有意義な講義が実現できたことに、江口先生はじめ学生指導を行っていただいた方々に感謝いたします。皆様、本当にありがとうございました。   助産学専攻科学生  青山加奈、川北明日香、川渕ひかり、塩原紗也夏、高脇優衣 【関連記事】 助産学専攻科【専攻科】 ベビーマッサージとマタニティヨガの特別講演!~助産学専攻科 日本母性看護学会学術集会 参加レポート!~助産学専攻科 児童養護施設を見学!~助産学専攻科「乳幼児の成長・発達」

2017.07.25

英検準1級合格体験記&英語力向上の取り組みレポート!~教育学部

教育学部では、中学校・高等学校教諭免許(英語)の取得が可能です。昨今、英語教育の重要性が叫ばれる中、この免許の取得をめざして多くの学生が英語力の向上を図っています。そんな中、教育学部の学生3名が英検準1級(実用英語技能検定準1級)に合格しました。どのように合格までたどり着いたのか、また、それを支えた活動はどのようなものだったのかを報告します。   ▼英検準1級の合格証書を手に(左から後谷君、刀谷君、茂木さん)       ◆英検準1級合格体験記   現代教育学科 3回生 後谷悠斗 1回生の夏から英語検定準1級の勉強を始めました。最初は単語から始め、その後過去問をたくさん解きました。単語の量も多く難易度も高いので覚えるのに多くの時間を費やしました。リスニングが苦手だったので過去問のリスニング問題は覚えるほど音読しました。成長をなかなか感じることができず、やめたくなることもたくさんありました。 2回生の春に一次試験に合格し、英語科の先生に2次試験の指導をしていただき、おかげで合格することができました。今はTOEIC900点台を目標に頑張っています。小学校の教科なども大変なので勉強時間を確保することも大変ですが、一緒に英語の勉強を頑張っている友達と励ましあいながら、これからも頑張っていきたいと思っています。   現代教育学科 3回生 刀谷直樹 私は、2016年度第3回の英検で、英検準1級に合格することができました。「2回生終了時までに英検準1級に合格する」という目標を設定していたため、本当に嬉しかったです。英検準1級は、語彙とリスニング(Part2)が難しいため、特に重視して対策を行いました。語彙力向上のために、単語帳を何度も繰り返し学習しました。また、過去問を解き、わからなかった単語を調べ、覚えるように心掛けました。 リスニング対策は「過去問のスクリプトを何度もシャドーイング、音読、聴く」を徹底的に繰り返しました。リスニングで点数が取れず、英語科の先生に相談した時に、この学習方法を教えていただきました。リーディング・ライティングは、中・高英語教諭養成課程の授業を通して、のばすことができました。ライティングは、授業課題以外にも、自分で書いたものを添削していただきました。 2次試験(スピーキング)対策は、英語科の先生に面接練習をしていただいたり、録音して聴いたりしました。また、1回生の時から、ネイティブスピーカーの先生と話す時は英語で話すようにしています。今後の目標は、TOEICで900点以上取ること、来年度の教員採用試験に合格することです。英語力・指導力の両方をのばすことができるように、これからも頑張りたいです。   現代教育学科 2回生 茂木陽菜 私は、今年の3月頃から英検準1級の取得をめざし始めました。きっかけは、カナダ短期語学留学への参加と先生方の勧めでした。 初めの1ヶ月は、2級受験時に使用していた単語帳を見直していました。その後、英検準1級の単語帳を使い始め、勉強会にも参加しました。試験直前には、過去問を解き、できていないところを勉強し直したり、時間配分を決めたりしました。ライティングも先生にチェックしていただきました。 2次試験の対策は、1次試験の合格発表の後から始めたので、期間が短く、焦りましたが、先生からお借りした参考書を元に、表現の仕方やトピック別のポイントをまとめました。その後、勉強会や英検対策講座等を受けて、より実践的な対策も行いました。 今回、私が英検準1級に合格することができたのは先生方のサポートと、一緒に勉強する友達がいたからだと思います。しかし、この合格がゴールなわけではないので、このままモチベーションを保って、次はTOEICで800点以上を取ることを目指して頑張ります。   英語力をあげるために、畿央大学では以下の取り組みを、学生有志と教員とで行っています。 ◆English Circle 中高の英語教員をめざしている有志学生で、スピーキング力の向上を目標に活動しています。学生のみで行う活動がほとんどですが、英語科の先生方に来ていただきアドバイスを頂くこともあります。 基本的に、活動は英語で行うようにしています。「言いたいことが、すぐに出てこない」という悔しい経験が、英語学習へのモチベーションに繋がると思います。 主な活動内容は、例えば「好きなもの」「夏休みの予定」といった身近な話題についてペアで話したり、全員で話し合ったりします。教育系の難易度が高い話題に挑戦したこともあります。最近では、ロールプレイング、授業で使えるアクティビティ開発、模擬授業などの活動も積極的に取り入れています。また、将来的には、異文化体験、英語プレゼンテーション、English camp、OBとの交流会など、多様な活動を行うことも考えています。   ▼英単語しりとり     ▼英単語を、英語で説明(今回は“wolf”)     ▼夏休みの予定について話し合う     ▼English Circle 集合写真     ◆英検準1級勉強会 英検準1級勉強会とは、英検準1級の合格をめざす学生のために開かれる勉強会のことです。週1回、単語テストやスピーキングの練習に取り組みます。そして、合格に必要な語彙を習得することと、十分なスピーキング力を身につけることをめざします。スピーキングの練習では、全員で同じ文章を読んだ後にその感想を話し合ったり、1枚の写真を見てその様子をペアに伝える練習をしたりしました。試験前には、2次試験で出題されるナレーションの練習も行いました。どの活動も面白く、とても為になりました。また、この勉強会に参加していると、他の学生と切磋琢磨して頑張れるので、モチベーションの維持にもつながります。   ▼準1級単語テストの様子(準1級で狙われる英単語を毎週100個学習してテストに臨みます)     畿央大学では学生の英語力をアップしてくれる企画、講座やサークルなどがあります。これらの機会やサポートを受け、今後のグローバル社会で活躍できる人材、またそんな人材を育てるような教員になりたいと私たちは考えています。   教育学部現代教育学科3回生 後谷悠斗・刀谷直樹 2回生 茂木陽菜

2017.07.24

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.45~7月勉強会はヨガ!

こんにちは、健康支援学生チームTASK※、健康栄養学科2回の尾嵜朱音です。 7月13日(木)、理学療法学科の学生が主体となり、ヨガの勉強会をしました。   ※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。     腹式呼吸をしながらゆっくり体を伸ばしました。 ヨガにはリラックス効果があるので、勉強で疲れた時にやるのもおすすめです!     最後はヨガのポーズでTASKのTのポーズ!     次回のテーマ「正しい筋トレ方法」です。来月の勉強会も頑張りましょう! 健康栄養学科2回生 尾嵜朱音 ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。

2017.07.21

書評~庄本康治教授執筆「エビデンスから身につける物理療法」

理学療法学科の庄本康治学科長が羊土社より「エビデンスから身につける物理療法」を発行されました。庄本先生をはじめとする執筆者15名のうち11名(教員3名、大学院修了生7名、卒業生1名)が大学院・学部関係者で構成されています。 執筆者の一人であり客員研究員でもある小嶌康介先生から書評が届きました。   ▼理学療法学科長の庄本教授(研究室にて)     庄本教授が編集された物理療法書籍「エビデンスから身につける物理療法」をご紹介させていただきます。庄本先生をはじめ急性期や回復期のリハビリテーション現場で物理療法を実践し、研究成果を発表している若手の先生が多数共同執筆されています。   主な読者対象は理学療法士の学生ということで私自身、学生に戻った気持ちで読ませていただきました。まず感じたことは最新のエビデンスが多く含まれており、知識的な学びという点だけでも内容が非常に充実している点です。また具体的な実践方法について写真と動画が多く掲載され、細かい解説がなされているので分かりやすく臨場感があります。この点では臨床のセラピストの技術力向上にも大いに活用出来る書籍だと思います。   疼痛や関節可動域制限などの機能障害、また様々な物理刺激について生理学、病理学、物理学など関連学際領域の解説がしっかりと書かれています。これにより、病態と治療効果を十分理解した上で物理療法を正しく選択し、効果的に用いる能力が身につく、まさに書名通りの内容となっています。   国家試験に関連した領域にはマーキングがなされており、試験対策にも当然活用できるでしょう。ただし、ここまでも述べた通り本書の最大の魅力はエビデンスの理解とともに臨床での実践能力を養うことができる点であると思います。臨床実習に臨む学生にも是非本書を熟読した上で物理療法の実践体験をしてほしいと願います。   庄本先生が序論で書かれていますが、本邦では物理療法はまだまだ積極的に実践されていません。本書にはこの問題を根底から解決するための答え、すなわち学生時代における物理療法への興味と理解を深め、使用経験を促していくための魅力が詰まっています。本書の読者が患者を治療する上で物理療法を「当たり前に存在するオプションの一つ」と考えて実践していくことで、物理療法は更なる発展が期待できます。職種や分野を問わず、臨床現場での実践を通して物理療法が研究課題となり、学術成果として発展し、「クライエントに良い影響」をもたらすという庄本先生の祈念に強く共感を感じています。   西大和リハビリテーション病院 畿央大学大学院健康科学研究科 客員研究員 理学療法士 小嶌 康介