2023年6月の記事

2023.06.30

真美ケ丘子ども会の児童に、認知症の啓発活動!~認知症ケアサークルOrange Project®畿央大学

Orange Project®とは、熊本県(熊本大学・熊本保健大学・崇城大学)と奈良県(畿央大学)、愛知県(同朋大学)を中心に活動している認知症啓発のための学生ボランティア団体です。 “認知症になっても安心してくらせるまちづくりに貢献する”をコンセプトに、認知症啓発運動を行っている学生を中心とした団体で、2020年にはロゴやマークが商標登録されました。 2019年9月に畿央大学では「認知症にやさしい広陵町、認知症に強い畿央大学」となることを目的に、サークルとして発足しています。   2023年6月25日(日)、香芝市にある「真美ケ丘自治会館」にお邪魔させていただき幼稚園・保育園児~小学校低学年のお子様および保護者の方を対象にOrange Projectが作成した紙芝居「えがおのわ」を通して、認知症について学んでいただきました。       はじめに私たちが挨拶をさせていただき、「認知症」という言葉を知っているかを子どもたちに問いかけてみました。     そうすると、挙手をしてくれたり「聞いたことある!」「知ってる!」という発言がありました。幼稚園・保育園児~小学校低学年にはなじみがなく、難しい言葉なのではないかと考えていましたが、「認知症」という言葉を聞いたことがある・知っているという子どもたちがいることがわかりました。     紙芝居を読み聞かせする前に認知症について簡単に説明し、紙芝居の読み聞かせに入りました。 今回、紙芝居の読み聞かせをするにあたって工夫した点は「子どもたちが理解しやすいような言葉を使うようにする」ということです。Orange Projectがこの紙芝居を使用して、子どもたちに対し認知症啓発の活動をしたことは初めてではありません。しかし、これまでは小学校高学年に対してだったため、小学生高学年用の台本から幼稚園・保育園児~小学校低学年が理解できるように台本を作成する必要がありました。 例えば、「日付」という言葉です。私たちにとっては日常生活でも用いられ通じる言い回しかもしれないですが、特に幼稚園・保育園児にとっては少し理解しがたい表現ではないかと話し合い「日付がわからない」というセリフを「今日が何日かわからない」という表現にする等、参加メンバーで試行錯誤しました。     紙芝居の中には、クイズもあります。1つ目は「道端で認知症のおじいさんがきょろきょろして困っている」という場面です。「このおじいさんはどうして困っているのでしょうか」という2択のクイズに、Orange Projectのお兄さん・お姉さんが問題番号を手で示して立ち、正解だと思う方に集まってもらうというかたちで答えてもらいました。皆正解でした。     2つ目は「道端で困っているおじいさんがいます。みんなだったらどうしますか」というクイズです。このクイズには、挙手で答えてもらいました。「声をかけてあげる」「助ける」といったとても素晴らしい意見を沢山出してくれました。   このような、クイズに対する答えや紙芝居の感想を聞くと「面白かった!」などの声があり、とても集中して紙芝居を見てくれていて、紙芝居を通して少しでも認知症についての知識を得てもらうことができたのでないかと感じました。   紙芝居の後は、オレンジ色のモールを3本使って「ロバ隊長」の作成をしました。 ロバの特徴は長い耳に短い足です。長い耳は「何回でも何回でも気長に耳を傾けます」という気持ちを、短い足は「急がず、ゆっくりを意識して接する」ことを、オレンジ色のモールを使うのは「温かい気持ちで見守る」ことをそれぞれ意味します。これらのロバ隊長の特徴は認知症の人と接する時の心がまえを象徴するものです。     それぞれOrange Projectのメンバーが数人ずつお子様と保護者の方たちを担当して作成しました。 やや作るのが難しく、苦戦したところもありますがとても上手にロバ隊長を作ることができました。     みんなOrange Projectメンバーや保護者の方に「見てみて!できたよ!」と自身の作ったロバ隊長を見せに来てくれており、ロバ隊長の出来に満足しているようで微笑ましく思いました。     最後はじゃんけん列車でお菓子を渡す順番を決めてお菓子を渡し、お別れの時間となりました。     今回、真美ケ丘自治会館でこのような活動をさせていただくにあたり、幼稚園・保育園児~小学校低学年に対してどのようにすれば伝わるか、これで良いのか、興味を示してくれるのか、楽しんでくれるのか様々な不安がありました。しかし、私たちの問いかけに対して元気に答えてくれて、紙芝居やロバ隊長作り・じゃんけん列車などの私たちの企画を楽しんでくれている様子が見受けられ、とても嬉しく達成感がありました。準備の際に感じていた不安はすぐになくなり、私たちもとても楽しく豊かな時間を過ごすことができました。 私たちの出会いを通して、本日参加してくれた方が少しでも認知症について興味をもってくれたり学びになれば幸いです。   新型コロナウイルスの影響により、これまで大学外での活動が制限されていましたが5類に引き下げられたことをきっかけに、このような啓発活動も積極的に行うなど今後の活動に繋げたいと思います。 Orange Project®の今後の活動をよろしくお願いします!!   看護医療学科3回生 髙辻萌衣   【関連記事】 エリシオン真美ケ丘・エリシオン真美ケ丘アネックス「ひまわりカフェ」活動報告!~認知症ケアサークルOrange Project®畿央大学 認知症ケアサークルOrange Project®が活動を再開!~エリシオン真美ケ丘「ひまわりカフェ」活動報告 認知症ケアサークルが「2022年度Orange Project®記念式典」にオンライン参加! 対面とZoomで「七夕交流会」を開催!~Orange Project®畿央大学 第1回エコマミ公開講座に山崎教授と学生が協力!~Orange Project®畿央大学 認知症啓発のための「絵本・紙芝居で子どもから社会へつなげよう」活動報告!~Orange Project®畿央大学

2023.06.27

「4大学対抗ピザバトル」で、大和丸なすを使ったピザが最優秀賞に!~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良

2023年6月2日(金)~4日(日)にイオンモール大和郡山で行われた「4大学対抗ピザバトル」に本学のヘルスチーム菜良※が出場しました。   ※ヘルスチーム菜良・・管理栄養士養成課程を持つ4年制大学(畿央大学・近畿大学・帝塚山大学・奈良女子大学)で構成されており、食育啓蒙活動に取り組んでいます。   各大学で「大和丸なす」をはじめとした大和郡山産野菜を使用したピザを1種類ずつ、合計4種類のピザを共同開発する「4大学対抗のピザバトル」とし、イオン大和郡山店「大和郡山フェア」にて販売しました。   畿央大学「ゴロっと大和丸なす&サーモン彩りピッツァ」 近畿大学「とろ~り 大和丸なすとかぼちゃグラタン風ピッツァ」 帝塚山大学「大和丸なすのクラムチャウダー風ピッツァ」 奈良女子大学「豆と大和丸茄子のメキシコ風ピッツァ」 4大学のピザを食べようと、たくさんの人にお集まりいただきました。     ▼「ゴロっと大和丸なす&サーモン彩りピッツァ」     ▼レシピ     本学のピザのコンセプトは「和」。 ゴロッと大きな大和丸なすとサーモンをメインで使用することにより、彩と食べ応えとうまみを生み出しました。またソースは醤油マヨネーズとすりごまを用いて和の風味を出すとともに、具材と相性が良くなるものを開発しました。   開発にあたり、学生のみではなく、大和郡山市石窯焼きピッツェリアサンプーぺーさんに試作のアドバイスをいただき、このピザが完成しました。   今回、納得のいくピザを開発するまでの過程は、非常に大変でした。しかしながら、野菜の種類や彩、ソースの配合割合、原価などさまざまな試行錯誤をメンバーとともに繰り返すことで、こだわりのピザを完成させ、お客様に提供することができました。   そして、結果発表です!6月4日(日)にイオン大和郡山店で授賞式が開催され、なんとありがたいことに「ゴロッと大和丸なす&サーモン彩りピッツァ」が4大学対抗ピザバトルで最優秀賞をいただきました。   ▼販促用ポスター     ▼授賞式の様子     ピザバトルに参加したことで、メニュー開発の楽しさや難しさ、他大学のアイデアも知ることができ、大変勉強になりました。来年もピザ開発をする機会があれば、挑戦したいと思います!!       健康栄養学科 3回生 中川桜希   ●ヘルスチーム菜良の情報はこちらからご覧になれます。

2023.06.26

人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.2~台湾でつくる屋台のデザインが進行中!

学科初、台湾でのワークショップに向けて準備中!     人間環境デザイン学科では、以下の3点を目標とし「海外インターンシップ」を行っています。   海外の学生と交流を深める機会をもち、人間環境デザインを学ぶ学生として、国内外の住まいや集落、人々の暮らしに関する幅広い視野をもつ。 国内外の集落における地域課題の発見と解決に向けた提案を海外の学生とともに行うためのコミュニケーションスキルを身につけている。 自ら考え自発的にとりくむ姿勢を身につけている。 今年は「2023 Taiwan Summer Workshop NCKU(台湾成功大学)×Kio University」として、台湾台南市にある成功大学と現地台湾でのワークショップを開催します。ゴールは台湾現地にある空地に①休憩所 ②菜園 ③ガーデン ④小屋の4種を設計し、実際につくり上げることです。最初の課題は④小屋で使用する予定の「屋台のデザイン」。屋台の活用方法は、今のところ茶室、風鈴屋、飲食屋の3つに絞られています。人間環境デザイン学科2回生5名、3回生15名、4回生5名、学科教員6名が参加し、8月21日(月)から27日(日)までの1週間かけて、台湾でのプロジェクトに挑戦します!     前回の活動報告では、プロジェクトの始動を報告しました。 6月19日(月)、前回に引き続き「屋台のデザイン案」をまとめていきます。   今回は屋台の使用方法に加え、デザインや部材の形状、収納方法などについて検討しました。         屋台のデザインは、屋台の活用方法である飲食、茶室、販売の3グループに分かれて計画します。   飲食グループでは、現地で採れるマンゴーなどのジュースを販売する屋台を考えています。長く使用して頂けるようなデザインにしたいと思い、詳細に使用方法や収納方法、色彩について検討しました。     茶室グループでは、簡易的に組み立てる事ができる茶室を計画しています。少人数でも組み上げることができるような仕口(二つの木材を直角あるいは斜めに接合する部分)の加工方法などの検討を行いました。     販売グループでは、風鈴や提灯の販売を想定し、屋台に商品を飾りながら販売できるデザインを計画しています。風鈴や提灯を「吊るす」、音や灯りを「楽しむ」仕組みを検討しました。     グループワークでの話し合いを通して他学年の学生同士で意見交換を行うため、新たな交流が生まれる機会となっています。   次回は屋台に使用する材料や寸法を決定していく作業に入る予定です。 現地での作業をできるだけ効率的にできるよう、準備を進めていきたいと思います。 台湾の方々にも活用していただけるような屋台を完成させるため、引き続きグループで協力しながら話し合いを進めていきます!   人間環境デザイン学科 助手 中井千織、小松智菜美 4回生 土橋歩波、谷口遥香   【関連記事】 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.1~台湾でのワークショップに向けて! 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.7~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.6~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.5~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.4~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.3~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.2~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.1~人間環境デザイン学科

2023.06.23

第12回IAGGアジア/オセアニア国際老年学会議および第65回日本老年医学会学術集会で教員、大学院生らが発表!〜理学療法学科・健康科学研究科

今回、第12回IAGGアジア/オセアニア国際老年学会議と第65回日本老年医学会学術集会が同会場で約1週間(IAGG:2023年6月12日〜14日、第65回日本老年医学会:2023年6月16日〜18日)にわたって行われました。コロナ禍以前の状態に戻った完全対面式での開催です。 畿央大学地域リハビリテーション研究室からは、IAGGアジア/オセアニア国際老年学会議で高取 克彦先生がポスター発表を行い、第65回日本老年医学会学術集会では、私、山坂 宏太(客員研究員、神戸医療福祉専門学校三田校)、高取先生、山本 泰忠先生(博士後期課程2年、宝塚リハビリテーション病院)の3名が口述発表を行いました。 両学会とも昨年に引き続き、高齢者の「主観的幸福感:subjective well-being」「レジリエンス: resilience(困難をしなやかに乗り越える回復力、適応力)」という用語がトレンドであると実感した他、前回より「AI」を含むテーマが多く発表されていた印象を受けました。急速な時代の流れを感じます。 第12回IAGGアジア/オセアニア国際老年学会議   理学療法学科/健康科学研究科 高取 克彦 テーマは「Bidirectional relationships between subjective age and higher-level life functions in community-dwelling older adults: A 3-year prospective study of the KAGUYA project(地域在住高齢者の主観的年齢と高次生活機能の双方向の関連性について-KAGUYAプロジェクトの3年間の前向き研究)」です。     本研究は、主観的年齢と高次生活機能との双方向の関連性を交差遅延効果モデルと同時効果モデルを用いて検討したものです。手段的日常生活活動(IADL)よりも高いレベルの生活機能(新しい機器を扱う能力や自ら地域活動に参加し役割を果たす能力など)と主観的に感じる若さとの関係性を前向きに調査したもので、今回の結果から「気持ちの年齢が若さは高次生活機能の向上を導き、生活機能が高いことは気持ちを若返らせるという双方向性の関係」が報告されました。 第65回日本老年医学会学術集会   大学院健康科学研究科 博士後期課程2年 山本 泰忠 山本先生は「地域在住高齢者における身体活動量と社会参加数の関連を調整する中心性について」というテーマでご発表されました!     ▼山本先生の口述発表の様子     本研究は、地域在住高齢者が通われる集いの場のグループの中からリーダー的存在の高齢者(オピニオンリーダー)をソーシャルネットワーク解析という手法により特定し、中心性(個人のリーダーシップ:あるグループ内で支持を集める度合い)が、身体活動量と社会参加数との関連に対して、どのように影響するのかについて検証したものとなっております。その結果、中心性は身体活動量と社会参加数との関連を弱めることが明らかとなり、個人のリーダーシップの強さは社会参加が少なくても身体活動量を保てることを意味することが報告されました。本研究の内容を踏まえると、地域でご活躍される各職種の方々は、グループ内でリーダー的存在の育成をしていくことで、参加者の身体活動や社会参加を増やしていくことにもつながるかもしれません! 今後も山本先生の地域に根差した研究活動を応援しております!   ▼参加時の写真:山本 泰忠先生(左)と私(山坂 宏太)     理学療法学科/健康科学研究科 高取克彦 そして、高取先生は「地域在住高齢者における subjective age と新規要介護発生との関係―KAGUYA プロジェクト縦断調査―」というテーマでご発表されました!   本研究は、昨年の同学会発表内容に生存曲線分析、Cox比例ハザード解析を加えて、主観的年齢と新規要介護状態の発生との因果関係に迫るデータを示したものになります。結果として、「実年齢より上」に感じる高齢者は、自身で感じる年齢が「年相応」や「実年齢より若い」と感じた高齢者と比較して新規要介護発生のリスクが高まることを示しました。 二度見してしまうような目を引くテーマで、またとても興味深い結果で驚きました!     客員研究員/神戸医療福祉専門学校三田校 山坂 宏太 私の発表は「地域在住要介護高齢者の sedentary に与える座位姿勢関連要因の影響について」というテーマで発表させていただきました。     本研究は、要介護高齢者の座位姿勢から得た骨盤傾斜角度が身体活動や座りがちな生活を意味するsedentaryに影響するかどうかを検討したものです。     本研究の結果は、座位姿勢が不良者(骨盤後傾している者)は、身体活動時間が減少し、sedentaryが増加する可能性があることを示しました。本研究は残念ながら対象者数が不十分であったことから明白にできなかったところはありますが、本研究を通じて研究の流れや注意点などを理解することができました。また今回のように学科発表まで行うことができました! ここまでご指導いただいた高取先生をはじめ、地域リハビリテーション研究室の先生方に深く感謝申し上げます。   今回の学会はIAGGと日本老年医学会と連続して行われましたが、老年症候群を取り上げたテーマは現在も多く、さらに超高齢社会である本邦や高齢者人口の増加が推計されている各国では重要なテーマとなっています。 今後も超高齢社会における有意義な研究を継続し、学会、学術誌などを通じて広くアウトプットして行きたいと思います!   令和4年度畿央大学健康科学研究科修士課程修了生 客員研究員 神戸医療福祉専門学校三田校 山坂宏太 お問い合わせ先 畿央大学 健康科学部 理学療法学科 教授 高取 克彦 k.takatori@kio.ac.jp 地域リハビリテーション研究室ホームページ   【関連記事】 後期高齢者のフレイルはそのステージにより改善・悪化因子が異なる可能性~運動系社会参加活動の増加は前フレイルから健常への移行に寄与  「令和4年度地域リハビリテーション活動支援事業」成果報告とミーティングを開催!!〜地域リハビリテーション研究室+TASK卒業生チーム 修了生が学術大会長賞に!第9回日本予防理学療法学会学術大会・第9回地域理学療法学術大会参加レポート~健康科学研究科 第64回日本老年医学会学術集会で教員が発表!~健康科学研究科

2023.06.22

【FM802×畿央大学】ラジオCM制作プロジェクトvol.4~FM802本社でのCM収録!

FM全局・ラジオ全局で高いシェアを誇る「FM802」。その中の人気番組「ROCK KIDS 802」と畿央大学とのコラボプロジェクトが始動しました!2023年7月の月曜放送回21:15~21:35、全5回にわたって「畿央大学の冠コーナー」が提供されます。今回のプロジェクトは、そこで放送されるラジオCMを、畿央生有志がプロと協働しながらイチから考えて形にしていく挑戦的なものです! 5月11日(木)本プロジェクトのキックオフから始まり、2回目、3回目とミーティングを重ね、CM原稿を作成、また「SOUNDRAW」というオリジナルの楽曲を作ることができるシステムを活用しながら、自分たちの手でBGM作りに挑戦してきました。 そして6月16日(金)、FM802本社にお邪魔して、実際の「CM収録」の現場に立ち会わせていただきました!     株式会社802メディアワークス常務取締役である吉田隆司様、株式会社FM802の徳永孝太様より、本日のスケジュールや流れをご説明いただいた後、いよいよ収録現場へ移動です。     収録現場に移動する中でも、FM802本社内には様々なアーティストのサインがあり、好きなアーティストのサインを見つけ、大興奮している学生。これも貴重な経験です。   収録現場では、サウンドロゴ(効果音やメロディーを使い、企業名や商品などを宣伝する楽曲のこと)を収録しているところで、その現場から立ち会いました。       サウンドロゴの収録が終わると、次は学生たちが考案した「原稿」を、自分たちで作成した「BGM」に乗せて、プロのナレーターの方に読んでいただき、収録がスタートです。 CMの長さが「15秒」という短い時間の中で、文字量も内容も全く違う原稿を、ぴったりとその時間内に納めるプロの技に、全員が驚いて拍手喝采が起こる場面もありました。   また男性のナレーターさん、女性のナレーターさんにそれぞれ読んでもらい、どっちのパターンがCMとして聞きなじみやすいか、印象に残るか、どのBGMに合っているか等をその場で意見を出し合いながら決めていきました。     なかなか決められない部分はFM802/FM COCOLO CMディレクターの松嶋様に意見を伺っています。     最後は、原稿づくりの際にでてきた、畿央大学をイメージさせるキーワード9つ用意し、実際に1人ずつ収録させてもらいました!         ディレクターの松嶋様から、「真面目な感じで」「抑揚をつけてみてください」といったような指示があると、学生たちはそれぞれ工夫しながら読み上げていきました。 普段話す声色と違う学生もいれば、関西弁と標準語のイントネーションとの違いに悩む学生もいたり…。 いざ自分で声を出して読むと緊張もしましたが、これまでプロジェクトメンバーで取り組んできた想いを込めて収録しました。   ▼FM802/FM COCOLO CMディレクター 松嶋様と     参加した学生からは 「一生できないような体験をさせていただき、感動しました」 「決められた尺(15秒)に読み上げる原稿をピッタリと収めていて、プロの方の凄さを体感しました!」 といった感想が聞かれました。   FM802の皆様、お忙しい中大変貴重な体験をさせていただき、誠にありがとうございました! 今回収録されたCMですが、7月3日~7月31日の「ROCK KIDS 802」の冠コーナー内にて流れる予定です。 皆様、学生たちの一から作り上げたラジオCMを乞うご期待ください!   【関連記事】 【FM802×畿央大学】ラジオCM制作プロジェクトvol.3~収録に向けてBGM候補を決定! 【FM802×畿央大学】ラジオCM制作プロジェクトvol.2~CM原稿を決定し、次はBGM制作へ! 畿央大学初!FM802との連携プロジェクトがスタート!  

2023.06.15

【FM802×畿央大学】ラジオCM制作プロジェクトvol.3~収録に向けてBGM候補を決定!

FM全局・ラジオ全局で高いシェアを誇る「FM802」。その中の人気番組「ROCK KIDS 802」と畿央大学とのコラボプロジェクトが始動!2023年7月の月曜放送回21:15~21:35、全5回にわたって「畿央大学の冠コーナー」が提供されます。今回のプロジェクトは、そこで放送されるラジオCMを、畿央生有志がプロと協働しながらイチから考えて形にしていく挑戦的なものです! 初回の5月11日(木)にはキックオフとして5つのグループに分かれてメンバーの顔合わせを行い、CM原稿案を出し、第2回目の5月25日(木)ミーティングでは、各グループから出たCM原稿案を持ち寄り発表。そして、第3回目となる今回は、各グループのBGM選定をしてもらいました! 6月8日(木)のミーティング冒頭では、前回選定した5つのラジオCM原稿候補のナレーションを男性にするか女性にするか、参加者の意見をもとに決めました。中には意見が固まりきらないこともありましたが、参加者の意見を合わせつつ決めていきました。     そして次は、いよいよ各グループがAI楽曲サービス「SOUNDRAW」を使って考えてきたBGMの発表です。 各グループのリーダーにBGMのコンセプトや考えを説明してもらった上で発表しました。5つのCM候補に対してそれぞれのBGMを決めたグループもあれば、畿央大学らしい雰囲気を重視したものを意識して複数のCMに合うものを選抜してくれたグループもありました。       また単に良いBGMを作るだけでなく、原稿に合うことや終わり方への工夫などへの意識といった点にも自然と気を配っており、ミーティングを重ねるごとにCMが具体的になっていく中で、原稿、BGMそれぞれへの思い入れもより強く感じるところもありました。   ▼SOUNDRAWの実際の画面       今回のCMのBGM候補にはならなかったものの、「他のコンテンツを作るときに使えるようなBGMもある」と株式会社802メディアワークス常務取締役の吉田 隆司様から講評いただきました。 ラジオだけでなく、違う場面でもこのBGMやCM原稿を使う機会が広がるのか今後も楽しみです!     次回は、いよいよFM802のスタジオに行き、収録です。学生の考えたCMやBGMの案がどんな形で完成するのか、次回のレポートもご期待ください!       【関連記事】 【FM802×畿央大学】ラジオCM制作プロジェクトvol.2~CM原稿を決定し、次はBGM制作へ! 畿央大学初!FM802との連携プロジェクトがスタート!  

2023.06.15

奈良学園大学 池田教授による質的研究勉強会を開催!~健康科学研究科 瓜谷研究室

2023年6月13日に奈良学園大学の池田先生をお招きして、瓜谷研究室の院生に向けて質的研究勉強会を行っていただきました。     みなさんは、「やさしさ」とは何ですか?と問われると答えられますか?   やさしさというのはみんなあると良いなと思いつつも、個人個人が少しずつ違う捉え方をしていると思います。 瓜谷研究室では普段、量的研究を行うことが多いのですが、最近「やさしさ」のような主観的なものや量的に測定しにくいものなどを扱うのって難しいよねという話がよく挙がっていました。そこで、今回池田先生に勉強会の開催をお願いすることにしました。 私は以前から池田先生に質的研究はそういった主観的なものを扱うのが得意な手法だと伺っていたので興味があったのですが、なかなか勉強する時間が取れなかったこともあり、今回はとても良い機会になりました。 池田先生の講義の中で、質的研究とはどういったものか、どんな手法があるのか、質的研究の質について学ぶことができました。       量的研究と質的研究のどちらが優れているといったことではなく、量的研究が得意とする部分、質的研究が得意とする部分など扱いたいものによってしっかり使い分け、時には組み合わせながら、自分が明らかにしたいことに近づいていくことが重要だというメッセージがとても印象に残り、改めて自身の研究の根底にある目的を考え直す良い時間になりました。   院生からもたくさんの質問や意見が出て、活発なやり取りが見られてとても有意義でした。 今回の勉強会のおかげで、研究への考え方、用いる研究手法の選択肢の広がりができ、今後の研究をより深めていけるイメージが沸いて、とてもワクワクしています。 本勉強会の内容を踏まえて、瓜谷研究室のメンバーでより社会に役立つ研究を進めていきたいと思います!       健康科学研究科 瓜谷研究室 博士後期課程 山野 宏章(理学療法学科4期生)   【関連記事】 大学院生が「第33回岐阜県理学療法学会学術集会」で奨励賞に選出!~健康科学研究科 瓜谷准教授の研究成果が2年連続で学会表彰されました!~健康科学研究科 「第10回日本筋骨格系徒手理学療法研究会学術大会」に教員・大学院生が参加!~健康科学研究科 変形性膝関節症の患者さんは自らの病状とどのように向き合っているのか?~理学療法学科教員 患者教育プログラムは変形性膝関節症患者さんの自己効力感の向上に有効か?~理学療法学科教員 変形性膝関節症に関する研究の途中経過が学会誌に掲載されました~理学療法学科教員

2023.06.12

人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.1~台湾でのワークショップに向けて!

学科初となる台湾でのワークショップ開催が決定!     人間環境デザイン学科では、以下の3点を目標とし「海外インターンシップ」を行っています。   海外の学生と交流を深める機会をもち、人間環境デザインを学ぶ学生として、国内外の住まいや集落、人々の暮らしに関する幅広い視野をもつ。 国内外の集落における地域課題の発見と解決に向けた提案を海外の学生とともに行うためのコミュニケーションスキルを身につけている。 自ら考え自発的にとりくむ姿勢を身につけている。 2019年には、「明日香村国際サマーワークショップ2019」を開催し、畿央大学(人間環境デザイン学科)の2・3回生22名と台湾の高雄大学の学生12名が明日香村に集い、空き家の利活用提案や町並み調査などを行いました。 そして!今年は「2023 Taiwan Summer Workshop NCKU(台湾成功大学)×Kio University」として、台湾台南市にある成功大学と現地台湾でのワークショップを開催することになりました。ワークショップのゴールは、台湾現地にある空地に①休憩所 ②菜園 ③ガーデン ④小屋の4種を設計し、実際につくり上げることです。最初の課題は④小屋で使用する予定の「屋台のデザイン」。屋台の活用方法は、今のところ茶室、風鈴屋、飲食屋の3つに絞られています。   畿央大学の2回生が5名、3回生が15名、4回生が5名、学科教員6名が参加し、この夏、8月21日(月)から27日(日)までの1週間かけて、台湾でのプロジェクトに挑戦します。   台湾へ行くまでの間にも、プロジェクトの課題確認や打ち合わせを進めています。5月26日(金)、まずは成功大学の先生方と助手の方々とZoomを使い、初めての打ち合わせをしました。   ワークショップの拠点やデザイン企画・構想の説明を受けました。初めて台湾の方々との打ち合わせで、学生は興味津々で前のめりになりながら、説明を受けていました。また、最後の質問時間には、台南市ではマンゴーかき氷が食べられるか、日本語が通じるか、現地の気温など様々な質問が飛び交いました。   6月5日(月)、ついに提案準備スタートです。 前回の課題説明を前提に、各自で案を持ち寄りました。持ち寄った案から、3グループに分かれ、みんなで相談しながら屋台のデザインを考えていきます。     各々アイデアを出しながら、夢中になってデザインを描いています。みんなで一つの物を作るのは難しい…。 でも、話していく中で自分にはない考えやアイデアを知ることができてとっても楽しい時間でした。 このワークショップについての情報は、引き続きブログで発信していきます!!   コロナ禍で行くことができなかった海外インターンシップ、4回生になってついに参加できて嬉しいです。充実した時間にしたいと思います(4回生 山田) 台湾に行った際には、ワークショップも観光も精一杯楽しめるよう今から準備も全力でしていきたいと思います(4回生 松上)   人間環境デザイン学科 助手 中井千織 4回生 松上萌・山田夏実   【関連記事】 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.7~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.6~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.5~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.4~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.3~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.2~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.1~人間環境デザイン学科

2023.06.11

大学院生が「第33回岐阜県理学療法学会学術集会」で奨励賞に選出!~健康科学研究科

2023年6月11日(日)に岐阜県大垣市情報工房で第33回岐阜県理学療法学会学術集会が開催されました。 瓜谷研究室から、私(山藤 滉己:修士課程2年)が口述発表を行いました。       本学会は約250~300名程度が参加し、基礎研究・症例報告・観察研究等の幅広い発表内容が報告されました。 今回、私は「人工膝関節置換術術後患者における術前の運動恐怖と退院時の身体機能の関係」という研究内容を報告し、その内容が奨励賞に選出されました。 本研究のテーマは、人工膝関節置換術後患者の術前の運動恐怖が退院時の身体機能と関係があるのか?ということです。今回の結果から術前に運動恐怖が強い場合、退院時の歩行能力が低下しており、術前のリハビリテーションの際に運動恐怖を低下させる介入の必要性が示唆されました。 数ある演題の中から、奨励賞に選出していただき、大変嬉しく思います。 今後も変形性膝関節症・人工膝関節置換術術後患者さんの心理社会的側面に関するリハビリテーション介入の一助となるよう研究活動・臨床に取り組んでいきたいと思います。       【口述発表】 山藤 滉己(セレクション演題) 「人工膝関節置換術術後患者における術前の運動恐怖と退院時の身体機能の関係」   最後になりましたが、今回の発表にあたりご指導いただきました瓜谷大輔准教授、予演会にお付き合いして下さった瓜谷研究室の皆様、研究データ収集を手伝ってくださった社団医療法人かなめ会山内ホスピタルリハビリテーション部の皆様に深く感謝申し上げます。   健康科学研究科運動器リハビリテーション学研究室 修士課程2年 山藤 滉己   【関連記事】 瓜谷准教授の研究成果が2年連続で学会表彰されました!~健康科学研究科 「第10回日本筋骨格系徒手理学療法研究会学術大会」に教員・大学院生が参加!~健康科学研究科 変形性膝関節症の患者さんは自らの病状とどのように向き合っているのか?~理学療法学科教員 患者教育プログラムは変形性膝関節症患者さんの自己効力感の向上に有効か?~理学療法学科教員 変形性膝関節症に関する研究の途中経過が学会誌に掲載されました~理学療法学科教員  

2023.06.06

奈良教育大学と算数・数学教育のゼミ交流!~現代教育学科 椎名ゼミ

2023年5月27日(土)に畿央大学ラーニングコモンズにて、椎名 美穂子教授のゼミが、算数・数学教育における研究交流を奈良教育大学と行いました。畿央大学では教育学部の「深化」に伴って、2023年度より学校教育コースで新たに中学校・高校教諭(数学)一種免許状の取得がスタートし、めざす免許の選択の幅がさらに広がりました。それに先駆け、2022年度から算数・数学教育の椎名ゼミでは、奈良教育大学の数学科教育の舟橋 友香准教授のゼミとの交流を行っています。この交流は嬉しいことに、舟橋先生からのお誘いを受けて始まりました。夏は畿央大学、冬は奈良教育大学で行い、昨年度から続いて3回目です。今回も学生が中心となって企画運営をしてくれました。両大学の3回生11名、4回生9名、院生2名、教員2名の合計24名の参加となり、3回生の発表と院生の発表が行われました。     参加者の声(畿央大学 椎名ゼミ) ゼミ交流と研究を通じて礼儀や心遣いを学ぶよさ ゼミが始まってから2か月の段階で、他大学の方々と交流ができたことは貴重な経験でした。自分の研究の問題意識を書いているときには見えなかった曖昧な箇所に気づくことができ、特に奈良教育大学の院生の方々の発表からは、自身と研究内容が違うにもかかわらず、想像していた研究の何歩も先の段階であること、言葉一つ一つの使い方、説明する順番まで構成されていたことから、新たな視点を得ることができました。今回、交流会の司会を務める役目をいただき、気配りや事前の確認の重要性、相手への礼儀などを学ぶことができました。次回の交流会でも学びを生かし、より良い交流会となるようにしたいと思っています。  教育学部 現代教育学科 学校教育コース 3回生 上田 彪大さん   様々な機会を自分が置かれている状況に柔軟に生かす必要性 4回生にとっては、教員採用試験の直前でありますが、このようなゼミのイベントがあることは、気分のリフレッシュになるのはもちろんのこと、多角的な視点で物事を捉えるといった子どもへの様々な対応を考えることになり、むしろ、教員をめざすにあたって重要な機会であったと考えます。そして、他者の意見を受け止め、その上で「批判的に考察する力」が身につくことになったのではないかと考えています。また、交流会で、3回生、4回生、院生の方々が、積極的に手を挙げて関わって交流を行い、一人ひとりがそれぞれの学びを得られ、成長することに繋がる貴重な会になったと思いました。 教育学部 現代教育学科 学校教育コース 4回生 礒部 裕真さん   サポートを通して自分を成長させ、多様に研究を学ぶ大切さ 今回、去年の交流会で得た反省も活かしながら、3回生のサポートの役目をさせてもらいました。3回生の皆さんとは準備を通じて、関わりが深まったと思います。3回生が、質疑応答の時間に積極的に発言したり、休憩時に奈良教育大学学生と楽しく会話をしていたりする姿を見て、充実した気持ちになりました。5月の初期段階の発表ですが、研究の「価値」について改めて考えることができました。また、指揮者が変われば音楽も変わるように、両大学の先生は、本質的には同じでも、視点に違いがあり、刺激をもらうことができました。このような機会をつくってくださった椎名先生と舟橋先生に感謝の気持ちでいっぱいです。  教育学部 現代教育学科 学校教育コース 4回生 吉川 昂佑さん   算数・数学の研究を通して仲間が増える喜び 毎回のゼミでは、一人ひとり発表をした後に、学生同士での意見交換、そして、本学の椎名先生からのフィードバッグといった循環があります。研究の資料作成は、正直大変な面もありますが、自分の考えや研究の進捗を、頭の中だけではなく文字に出して整理して足りない部分に気付き、研究の深まりを実感しています。このような、アウトプットとフィードバッグの循環によって、研究が深まり、仲間の研究についても理解できることを、非常に実感しています。これまでの奈良教育大学とのゼミ交流を通して、多様な研究テーマから新たな気付きやヒントが得られたり、舟橋先生から助言をいただいたりすることで、普段のゼミとは違う気付きや学びがありました。また、算数科・数学科における研究をしている仲間が増えることも交流会を行う良さの1つだと感じています。今回の交流会については、自分と似た研究を行っている奈良教育大学の方がいらっしゃったことが、自分にとって新たな研究視点が得られました。最後に、積極的に参加をしてくださる奈良教育大学の皆様、準備や当日の運営をしてくれた本学の3回生、そして全員のチームワーク力を実感するとともに、畿央大学の学習環境に感謝の気持ちを忘れず、今後も仲間と一緒に自分を高めていきたいと思います。 教育学部 現代教育学科 学校教育コース 4回生 若師 すずかさん   参加者の声(奈良教育大学 船橋ゼミ) 初めてのゼミ交流会で新たな刺激をもらう 今回、奈良教育大学の3回生が訪問させていただきました。研究は話題を決めてからまだ2ヶ月ほどでありましたが、たくさんの質問や意見を交換させていただきました。学内の友人たちとだけでは得られない考えやお話を聞くことができ、改めて自分が何をするべきなのかを整理する機会になりました。先輩方の研究や畿央大学の方の研究は自分では全く思いつきもしないものがたくさんあったのでとても面白く聞くことができました。自分自身の研究には関係のない話でも着眼点や、これから研究を進める上で気をつけるべきことがわかり、より深く考える方法を知ることができました。 今回のことを忘れず、これからの研究に生かせるように頑張っていきたいと思います。次は奈良教育大学でゼミ交流会が行われるので、次回来ていただく時には今回歓迎していただいたように、よりよい交流会になるようにしたいと思います。 教育学部 数学教育専修 3回生 土井 魁人さん   ゼミ交流を通じて学んだ今後の研究の方向性 先日は、ゼミ交流会で畿央大学にお招きいただきありがとうございました。まだゼミが始まって2ヶ月しか経っていない状況で、自分が気付けていなかった問題点や、今後の参考になる意見や研究についてもお聞きすることができ、とても貴重な経験をすることができました。また、自分の研究や奈良教育大学学生の研究についてだけではなく、畿央大学の学生さんの研究についても聞くことができ、自分が知らなかった内容や考え方についても触れることができ、とても良い刺激になりました。今後の研究を進めていくにあたって、論文や資料を読む際には「その考えに対して、自分はどう考えたのか」を多角的な視点で「批判的に」物事を見ていきたいと改めて思いました。 次回の交流会では、畿央大学の学生さんの研究に負けない発表ができるように今後の研究に励みたいと思います。12月に奈良教育大学でお待ちしております。 教育学部 数学教育専修 3回生 荒木 大翔さん   研究に対して謙虚に取り組んでいきたい まずはこのような自分たちにとって大変ためになる交流会を開いてくださりありがとうございます。畿央大学の学生さんの研究テーマや同じ大学の3回生の内容を聞いていて、自分たち院生にとって大変刺激をもらえる交流会となりました。研究の世界において勝ち負けという考えは存在しないとは思いますが、自分たち院生という立場を考えるとまだまだ未熟な部分ばかりだなと感じました。そして、改めて研究に対して今よりももっと謙虚に取り組んでいかないといけないと思いました。今回の交流会を通して畿央大学の学生さんの発表を聞いて感じたこと、そして、椎名先生から頂いた助言を元に今後の研究をより深めていけるように前に進んでいこうと思います。最後に、繰り返しとなりますがこのような形で素晴らしい会を開いてくださりありがとうございました。今後もよろしくお願いいたします。 大学院教育学研究科 専門職学位課程 1回生 藤井 翔太さん   畿央大学 椎名 美穂子先生より 開学20周年での奈良教育大学とのゼミ交流を振り返って 中学校数学・高等学校数学の一種免許状取得がスタートすることになった今年度、奈良教育大学との交流が一層深まりをもったことを嬉しく思っています。奈良教育大学の皆様が、いらした瞬間に「素敵な空間!」と喜んでくださったLearning commonsでの開催は、本学の開学20周年を記念する意味もあり、講義室と異なる自由で寛ぎのある空間で有意義な交流となりました。 院生の方々をはじめ、学生さんたちの地道な研究の積み重ねと謙虚な姿勢を感じ、今後の進化が楽しみです。また、舟橋先生の先行研究の解釈、柔軟に研究を創っていく発想を、私も学生と共に学ばせてもらえることは大変貴重な機会となりましたこと、お礼申し上げます。 最後に、本学の3回生、4回生の皆さん、自主的に交流会の準備をしてくれて頼もしく思いました。そして、次回のゼミ交流会においても、双方の大学での学びがより充実するよう、私自身、学生と一緒に研究に励みたいと思っています。24名の参加者全員に感謝いたします。 奈良教育大学 舟橋 友香先生より 畿央大学の皆様と共に編んだひとときを振り返って 畿央大学の皆様、素敵な交流会の環境を用意してくださり、ありがとうございました。共にいる人によって引き出される思考、共にある空気感が導く言葉があるゆえに、本当に楽しいひとときでした。 研究をはじめたばかりの3回生の皆さん、頑張って思いを言語化してくださり、ありがとうございます。これから磨き甲斐のある原石たちに出会えて、とてもわくわくしました。今後の進化を、楽しみにしています。 4回生の皆さん、沢山の質問をありがとうございます。人の研究に思いを寄せなければ、質問は出てきません。1人1人の発表に真剣に向き合ってくれたこと、本当に嬉しく思いました。研究を進めていると、壁にぶち当たり悩むこともあるかと思います。が、大丈夫です、それは順調に進んでいる証拠です。卒論を書き上げる頃、苦しさの先にある、光に満ち溢れた景色に辿り着くことを、心から祈っています。 最後に、椎名先生、貴重な学びの機会をご提供くださり、本当にありがとうございました。学生にとってはもちろん、私にとっても椎名先生のご指摘は大いに学びになるものでした。学生たちに慕われる母の姿、とても素敵でした。今後とも、どうぞよろしくお願い致します。     このゼミ交流の大きな目的は、算数・数学において見いだした課題を、学生それぞれの視点から研究し、共によりよい算数・数学教育を考えることです。そして、学生中心に運営することを通して対応力と企画力を高めること、他大学との交流を通して人間関係力を高めることも目的としています。 今回は算数の研究が中心となり、椎名ゼミとの交流でしたが、今後は数学も研究の対象として更に広げ、本学の数学に関わる横 弥直浩教授のゼミ、藤井 克哉講師のゼミとも合流し、算数と数学を繋ぐ場として学生同士、教員同士の交流を一層深めていけたらと考えています。   【関連記事】 2023年、教育学部が「深化」します! 1回生131名が「小学校一日見学」に参加しました~現代教育学科|KIO Smile Blog