2025年5月12日の記事

2025.05.12

2025年度 新入学生研修 学科別レポート vol.3 ~ 理学療法学科

理学療法学科に新入学生を迎え、2025年4月7日(月)に新入学生研修が奈良ロイヤルホテルで開催されました。 この研修会は、新入学生に対し、新入学生、3回生、卒業生,教職員など様々な立場の人とコミュニケーションを積極的に図り、横と縦のつながりを深めること、理学療法士を志す上で本学の建学の精神である「徳をのばす」「知をみがく」「美をつくる」がどのように関わるかについての理解を深め、今後の大学生活をどのように過ごすべきかを考察することを目的としています。   今回、新入生62名、3回生2名、卒業生2名、教職員3名が参加しました。プログラムは新入生自己紹介、卒業生・3回生の講演、グループワーク、発表という流れで実施しました。   ▼ 新入生の皆さんには登壇して、一人ずつ簡単な自己紹介をしてもらいました。   また今年は、新入生の皆さんが少しでも早く仲良くなってもらうために、3回生からアイスブレイクを目的としたいろいろなグループゲームを行い、いま流行りの「ito」では各グループともに大盛り上がりでした!     今回の奈良ロイヤルホテルは初めての会場でしたが、昼食メニューもボリュームたっぷりでとても美味しかったです。食べながら新入生同士の話もかなり弾んできていることを実感できました。     3回生の講演 3回生 寺野 真音さんは、理学療法学科の仲の良さと「スポーツ分野で活躍する理学療法士になる」という夢を叶えるために大学生の間からできることについて講演しました。 特に、夢を叶えるには「自分から行動すること」の大切さを伝えました。新入生の皆さんにも大学での勉強は受け身ではなく、興味・関心のある分野を見つけ、夢に向かって積極的に行動することで色々な人たちとのネットワークが広がっていくことを感じてもらえたのではないかと思います!     続いて3回生の大西 晴翔さんより畿央大学の紹介、大学生活中の活動を伝えました。   大学での勉強のコツや所属しているアルティメット部の活動などを紹介し、リアルな畿央生の日常を感じてもらえたのではないでしょうか。 卒業生の講演 今回は長吉総合病院で活躍されている井上 健さん(11期生)と南奈良総合医療センターで地域リハビリテーションを実践されている西井 美紗衣さん(11期生)からそれぞれ「建学の精神と理学療法士を考える」というテーマでお話しいただきました。   井上さんの講演の中では理学療法士として働きながら感じる思いをランキング形式で発表してもらいました!医療従事者としての立ち振る舞い、患者さんとの接し方などどれも建学の精神に当てはまる部分が多いことに気づきました。   西井さんの講演では、実際に担当されたケースのお話しから、患者さんの出来ることが増えてくることが理学療法士としてのモチベーション向上にとても影響していることがわかり、病院のリハビリとは違った目線をもって地域で真剣に活躍されている様子がよく伝わってきました! グループワーク 「建学の精神と理学療法士を考える—すてきな理学療法士になるための4年間—」をテーマにグループワークを行いました。積極的に意見を交わし、楽しく取り組んでいたことが印象的でした。グループワーク中は,笑顔が絶えない班が多く、非常に良い雰囲気でした。     発表・質疑応答 発表では、入学して間もないにも関わらず、どの班もパワーポイントでのスライド作成が上手く、とても分かりやすかったです。また、班の中での仲の深まりが見られました。新入生の皆さんには、これからたくさんの壁が待ち受けているかと思いますが、同期との絆を深め共に乗り切ってくれたらと願っております。     最後に・・・ 3回生からのコメント 今回の新入生研修に参加して,私たち3回生も多くの刺激をもらい、初心に帰ることができました。これからの授業ではより臨床に近い内容を勉強していき、また3回生の後期にはいよいよ臨床実習がスタートします。新入生の良い見本となるように少し上の先輩として頑張っていきたいと思います!   理学療法学科 3回生 大西 晴翔、寺野 真音 1回生担任からのコメント 予想していた以上に新入生全体としてのまとまりを感じた研修会でした。また理学療法士を目指す動機は人それぞれですが、強い思いを抱いて入学された方々が多いことに少し感動し、同時に卒業まで全員揃って国家試験を乗り越えて欲しいという期待も感じた1日となりました。   理学療法学科 1回生担任 高取 克彦(1組)、梶原 由布(2組) 関連記事 2025年度 新入学生研修 学科別レポート vol.1 ~ 看護医療学科 2025年度 新入学生研修 学科別レポート vol.2 ~ 人間環境デザイン学科    

2025.05.12

活躍する大学院修了生vol.4~飯野 薫さん(大阪市立公立小学校 教諭 勤務/ 教育学研究科 教育実践学専攻修士課程修了)

働きながら学べる畿央大学大学院を経て、現場で活躍する修了生をご紹介!大学院への進学を考えている方、あるいは研究に興味をお持ちの方に向けて、これまでのキャリアや大学院での経験、研究の魅力などを振り返っていただきました! 飯野 薫さん 教育学研究科 教育実践学専攻修士課程 2024年9月修了)   現在のお仕事・研究を教えてください! 大阪市立公立小学校教諭。現在は勤務校にて3年生の担任。その他に研究部長を担当しています。 これまでのキャリアを教えてください! 畿央大学を卒業後、大阪市の小学校に7年間勤務し、8年目に大学院に入学しました。その後、3年半かけて修士号を取得しました。 これまで取り組んできた研究、また今関心のある研究テーマ・キーワードは? 学院では、道徳教育における体験的な活動(構成的グループエンカウンターを取り入れた道徳科の授業の在り方)について、島先生のもとで研究をさせていただきました。修了してからも、日々の道徳の学習の仕方についてあれこれ考えながら実践を行っています。研究と呼べるようなものではないかもしれませんが、日々楽しんで道徳の実践をすることができています。 大学院に進学したきっかけや目的は? 自分の学級経営の在り方がこれでいいのか、また、道徳をもっと勉強したいという思いが背景にありました。そして、同じような思いで一緒に大学院に進学しようと声を掛けてくれた友人がいたのも進学に大きく影響したと思います。 大学院での時間を一言でいうと? 一言で言うと、「楽しい」ものでした。先生方の講義で学んだことを次の日の授業や学級経営にすぐ生かすことができたのが大きな魅力だったと思います。また、大学院には様々な年齢、職業の人たちがいたので、自分の世界や価値観が大きく広げられました。リモートで講義に参加することができたので、働いている自分にとってはとてもありがたかったです。課題ももちろん出ますが、それも教授たちが働きながらだと大変だということで相談しながら進めていくことができ、自分のペースで進めていくことができました。 今の仕事や研究に、大学院での学びはどう活きていますか? 大学院での学びは、学級経営の場面で非常に役立っています。振り返ると、それまでの学級経営は自分の考えに固執してしまうところがあったかと思います。もちろん一生懸命はやっていたのですが、、、大学院で学んでからは、以前より柔軟に対応ができるようになったかなと思っています。特に、大学院では特別支援や心理学に関係する講義が多かったので、そういったアプローチの仕方があるのかと、大変勉強になりました。   また、今は勤務校で研究部長をしているので、研究の進め方などは大学院での学びが非常に役立っています。大学院での研究テーマとは全く違う教科で苦労していますが(笑)しかし、修士論文を書いた時の経験や研究のアプローチの仕方を生かして、勤務校で頑張っています。 これから大学院進学を考えている方へのメッセージを! 畿央の大学院は、同じ院生はもちろん、教授方との距離が非常に近いので、困っているときにいつでも相談に乗っていただけました。自分のペースで研究を進めていくことができるので、働きながらでも行くことができます。仕事との両立で不安なこともあるかもしれませんが、行ったことでマイナスになったことは何一つありませんでした。大学院はこれまでの経験と講義で受けたことが繋がり、大きく成長することができる場だと思っています。進学を考えている方は、ぜひ。