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ボランティア活動報告

2024.03.27

災害復興ボランティア体験談~ボランティアの魅力発見プロジェクト

畿央大学ボランティアセンターでは、日々寄せられるボランティア募集の情報を学生・教職員に紹介し、学生がボランティア活動に積極的に参加することで社会貢献を果たすようサポートを行っています。前回のブログでは、学生がボランティア活動紹介のため、香芝市ボランティア団体のインタビュー動画作成に取り組む様子をお伝えしました。その3名の学生が災害復興ボランティア部「HOPEFUL」のメンバーでもあることから、今回は、能登半島地震の復興ボランティアの体験談を伺いましたので、紹介します。 来月の4月2日(火)と3日(水)に「ボランティアの魅力発見プロジェクト」として、香芝市ボランティア団体との連携によるボランティア活動紹介を行います。   日 時 2024年4月2日(火)12:00-13:30 2024年4月3日(水)15:00-17:00 場 所 学生食堂(なごみ)   ボランティア活動紹介で活用する「ボランティア団体へのインタビュー動画」の作成を行った際、インタビュアー、カメラマンとしてインタビュー動画ボランティアに参加した3名が、能登半島地震の復興ボランティアにも参加したことを伺いました。今回はその体験談を学内に共有させていただきたいと思います。 3名は皆、本学の災害復興ボランティア部「HOPEFUL」のメンバーであり、部長である現代教育学科2回生の西條 志歩さんと一緒に有志で参加したそうです。以下に、参加した4名の感想を紹介します。 私たちは七尾市で災害復興活動をさせていただきました。行った時の状況としては、地震の影響で雨漏りしているのか、ブルーシートがかけられた屋根がたくさんあり、道も割れているところが多くありました。活動は主に壊れた家具などを運搬することでした。依頼された方とボランティアの連携が取れるようなシステムができており、職員の方が的確な指示をくださるおかげで円滑に活動ができました。そんなシステムを作りあげたのも、七尾市の職員さんのみなさんです。自分の家族、家にも被害があるはずなのに、ボランティアより何倍も忙しい運営に奮闘してくださってる姿は胸に迫るものがありました。 私たちのグループは、一人暮らしの高齢者の方のご自宅に伺わせていただきました。活動後、ありがとうと深々お辞儀をして、泣いて喜んでくださいました。活動を行う前までは、自分の無力さを突きつけられる経験になるのだろうと思っていました。しかし、この経験から私たちが些細なことに思っている活動でも、被災者の方にとっては大きな援助になることがあると知ることができ、私でもできることがあるのかもしれないと、自分の中でボランティアを行う意義を見つけることができました。 地震直後はたくさんニュースになり、被災者の方も応援されていると実感し、頑張ることができます。しかし、時が経つにつれ、被災者の方の生活は何も変わっていないのに、どんどんテレビでは報道されなくなっていきます。そうして被災者の方は頑張る気持ちが途切れてしまうことがあります。何件も回って、汗水流して活動することも重要ですが、一人ひとり被災者の方と丁寧に向き合い、お話をして、少しでも笑顔になってもらうこと、元気を届けることもとても大切であると感じました。   現代教育学科2回生 竹田 藍 この度、能登の災害復興ボランティアに行かせていただき、学校では経験することのできない学びがたくさんありました。まず、ボランティアに参加するにあたり、活動を通して現地の方々のお力になりたいという気持ちはもちろん、元気と笑顔も届けたいという気持ちで参加させていただきました。 現地に行き、自分の目で確かめたものは、テレビやネットで見ていたものよりも胸に訴えてくるものが多く、衝撃的でした。そして、瓦が落ちている家の多さや倒壊しかけている家に驚き、改めて災害の恐ろしさを実感しました。 ボランティアの活動時間は4時間程度で、各ご家庭の災害ゴミを運搬したり、整理したりという活動がほとんどでした。私が担当したお家の方は、お会いした際にお疲れの様子がうかがえました。しかし、私たちの作業が終わり、帰る時には「ありがとうございました」と笑みを浮かべておられたので、自分たちの活動がお役に立てたという喜びと達成感、「ありがとう」の言葉の重みを感じました。 この度の石川県の災害復興ボランティアを通して、災害が起きてからではなく、防災意識を高め、いつ災害がおきても大丈夫なように災害に備えた取り組みを行っていきたいと思いました。また、ボランティアのやりがいや素晴らしさも感じたので、これからもボランティアを通して社会に貢献していきたいです。   現代教育学科1回生 田阪 るな 今回、1月1日に発生した石川県能登地方の災害復興ボランティアへ寝屋川市の消防士さんのボランティアチームと協力し、ボランティアに参加しました。我々が行った七尾市は、石川県でも比較的被害の少ない地域でした。しかし、仮設のトイレが設置されていたり、アスファルトが隆起していたり、住宅が崩れてしまうため角材で支えているようなところもありました。活動内容は使わなくなった家財道具を運び出すのが中心でした。いつ崩れてもおかしくないような家屋に住んでおられる方もおられ、ボランティアをしながらも不安を感じる場面もありました。今回は日帰りだったので作業時間が短く、最後までやり切れなかったため、少し悔しい気持ちがありました。しかし、自分にとっても、さまざまなことを考えさせられる経験、貴重な体験になりました。   人間環境デザイン学科1回生 藤井 岳 実際に被災された方のお宅に伺い、家具が倒れたり食器が割れたりしているのを見て、思い出の詰まった一つ一つのものが地震という一瞬の出来事によって壊れてしまうというのはすごく切なくて悔しいことだろうと感じました。またボランティア活動をしていると被災された方が心から感謝してくださり、こちらからすると些細なことであったとしても被災された方々の状況等を踏まえると大きな意味を持つと実感しました。ゆえに、被災された方の要望がボランティアの始まりであるため、その要望された方々の想いに寄り添い、満足してくださるような活動や関わりをすることが重要だと思いました。   現代教育学科2回生 西條 志歩 4名の体験談を読まれて、どのようなことを感じられましたか。私は、その場の状況が目に浮かぶ思いでした。実際にその場に立ち、被災された方々と出会い、思いを知り、共に活動することで、表現しがたいさまざまな思いが生まれる、その胸に迫る思いが更なる原動力になるのだろうと感じました。「自分にできること」を行うことは、誰かの心を温かな方向へと照らす一助となり、その温かさが反射し、自分の心もじんわりと温まっていくものなのではないかと思いました。   4名が所属しています、本学の災害復興ボランティア部「HOPEFUL」は、4月2日、3日のクラブ・サークル紹介に参加するとのことです。災害復興ボランティアだけでなく、地域に根ざしたボランティアも行っているとのことですので、話を聞きに、学生食堂(なごみ)の方に立ち寄ってみてください。   ボランティアセンター長 現代教育学科 中垣 州代   【関連記事】 ボランティア団体へのインタビューと動画撮影に挑戦しました!~ボランティアの魅力発見プロジェクト クラブ・サークル紹介とあわせて「ボランティア活動紹介」を開催!~ボランティアの魅力発見プロジェクト 災害時に避難所を運営する模擬体験ゲームに取り組みました!~災害復興ボランティア部HOPEFUL 災害復興ボランティア部(HOPEFUL)紹介~新入生応援!やさしさを「チカラ」に変えるプロジェクトvol.41

2024.03.26

ボランティア団体へのインタビューと動画撮影に挑戦しました!~ボランティアの魅力発見プロジェクト

畿央大学ボランティアセンターでは、日々寄せられるボランティア募集の情報を学生・教職員に紹介し、学生がボランティア活動に積極的に参加することで社会貢献を果たすようサポートを行っています。今回は「ボランティアの魅力発見プロジェクト」として新入生に向けてボランティア活動紹介を行うにあたり、香芝市ボランティア団体のインタビュー動画作成に取り組みました。その様子についてボランティアセンター長の中垣先生よりレポートをいただきましたのでお届けします。 来月の4月2日(火)と3日(水)に「ボランティアの魅力発見プロジェクト」として、香芝市ボランティア団体との連携によるボランティア活動紹介を行います。   日 時 2024年4月2日(火)12:00-13:30 2024年4月3日(水)15:00-17:00 場 所 学生食堂(なごみ)   その活動の一環として、香芝市ボランティアセンターから本学の学生に「ボランティア団体へのインタビューと動画撮影」のボランティア募集依頼がありました。各団体のボランティア内容やボランティアをされている方々の思いを、学生の皆さんに短時間で知ってもらえることを目的としたインタビュー動画作成です。   その依頼に、教育学部現代教育学科2回生の竹田 藍さん、同じく現代教育学科1回生の田阪 るなさん、健康科学部人間環境デザイン学科1回生の藤井 岳さんが希望し、3月12日(火)に実施されました。そこに、私(中垣)も同行しましたので、今回は、その様子をお伝えします。   ▼左から竹田 藍さん、藤井 岳さん、田阪 るなさん   午前中に、本企画を中心となって運営してくださっている香芝市ボランティアセンターの山崎さん、ボランティア団体「あいすのぼう」の沖本さんたちと打ち合わせを行い、午後には、ボランティア9団体の代表の方々と個々で打ち合わせ、それから、インタビュー動画を作成するという流れで進められました。打ち合わせ段階では、それぞれの団体のボランティアの良さをどうすれば引き出せるか、どうすればその魅力が学生の皆さんに伝わるかを考えて、丁寧に打ち合わせをしていました。ボランティアに携わっておられる皆さんへの敬意をもって、個々に応じたインタビューや動画撮影を行っている3名の姿に感心しました。   ▼打ち合わせの様子   ▼インタビューの様子   ▼動画撮影の様子   今回のインタビュー動画作成に関わった竹田 藍さん、田阪 るなさん、藤井 岳さんから感想やメッセージをいただきました。   今回9団体のボランティアの皆様にインタビューをさせていただき、ボランティアをする原動力が、みなさんがより良く生きられるようにという本当に純粋な思いで成り立っているのだと実感しました。また、1人ではできなくても、同じ志を持った人で集まれば、社会に大きな貢献ができるということを学びました。これを読んでくださっている皆さんにも、こんなことしてみたいなという密かな思いはあるのではないでしょうか。ボランティア活動は、そんな自分を昇華させる場でもあると思います。自分と同じ志を持ったボランティア団体を見つけて、ぜひ、その意欲を人の役に立ててほしいと思っています。いきなり活動するのが難しいという方は、ボランティアに参加し、支援される側を体験されても良いと思います。ボランティアは、自分が助けてもらったから、私も助ける側になりたいと、優しさの連鎖で成り立っている部分もあると思います。ボランティアをすることが全てなのではなく、ボランティアの方々に支援してもらってこそ分かることもあります。ボランティア活動は、自分自身が得られるものも大きいです!これを読んでボランティアしてみよう!と思って下さる方が1人でも増えればうれしいです!   現代教育学科2回生 竹田 藍 9つのボランティア団体のみなさんにインタビューをさせていただける貴重な機会を設けていただいたことありがたく思います。ボランティア団体の皆様は、とてもいきいきとされており、ボランティアに対する熱い思いを感じました。また、様々なボランティア活動があることで優しい温かい街になり、多様な人々が暮らしやすい素敵な街になるのだと分かりました。ボランティア団体の方のお話をたくさん聞くことができて、自分の世界が広がった感じましたし、一緒に活動させていただくことができて良かったです。   現代教育学科1回生 田阪 るな 今回、香芝市のボランティア9団体の方々にインタビューにカメラマンとして参加させていただきました。撮影しながらお話を伺う形となったのですが、団体ごとに活動内容は全く違いますが、熱量はどの団体も高く、街の活性化、高齢や障がいがある方の暮らしやすさ向上のため日々活動していることが分かりました。私が所属しているボランティアクラブ「HOPEFUL」は、災害復興以外にも地域に根ざしたボランティアもしており、今回インタビューさせていただいた香芝市ボランティア団体の方々の活動内容とは異なるのですが、目指しているものは同じだと思いました。また、一緒に活動できたらと思いました。さらに、これを読んでくださっている皆さんには 「HOPEFUL」にも興味を持っていただけるとうれしいです。   人間環境デザイン学科1回生 藤井 岳 竹田 藍さん、藤井 岳さん、田阪 るなさんは、本学の災害復興ボランティア部「HOPEFUL」のメンバーで、能登半島地震の復興ボランティアにも参加したとのことです。ボランティアを行う中で、涙を流して喜んでくれた人がいたとの話を聞き、ボランティアを経験したからこそ得られた感情が、その後のより良い言動、より良い人間関係、より良い社会づくりに大きく影響していくのだろうと思いました。今回のインタビュー動画作成では、3名がこれまでボランティアで得てきた力が発揮されているように感じました。   インタビュー動画の方は、4月2日(火)、4月3日(水)に新入生対象に行われる畿友会主催「クラブ・サークル紹介」の場所、なごみにて、視聴していただけます。1団体1分の短い動画に、ボランティアの魅力がギュッと詰まっています。皆さん、どうぞ、見に来てください。   ボランティアセンター長 現代教育学科 中垣 州代   【関連記事】 クラブ・サークル紹介とあわせて「ボランティア活動紹介」を開催!~ボランティアの魅力発見プロジェクト 災害時に避難所を運営する模擬体験ゲームに取り組みました!~災害復興ボランティア部HOPEFUL 災害復興ボランティア部(HOPEFUL)紹介~新入生応援!やさしさを「チカラ」に変えるプロジェクトvol.41

2024.03.04

クラブ・サークル紹介とあわせて「ボランティア活動紹介」を開催!~ボランティアの魅力発見プロジェクト

畿央大学ボランティアセンターでは、日々寄せられるボランティア募集の情報を学生・教職員に紹介し、学生がボランティア活動に積極的に参加することで社会貢献を果たすようサポートを行っています。今回は「ボランティアの魅力発見プロジェクト」として、香芝市ボランティア団体と連携して、新入生に向けてボランティア活動紹介を行うことになりました。ボランティアセンター長の中垣先生よりメッセージをいただきましたのでお届けします。 入学予定の皆さん、在学生の皆さん、「ボランティア」と聞いて、どんなイメージをもちますか?また、ボランティアをしてみたいと思いますか?早稲田大学大学院、荒井さん(2016)の研究によると大学生のボランティア活動には、イメージと参加志向動機・不参加志向動機に密接な関係性があるようです※。皆さんはこれまで、地域の清掃など何らかのボランティア活動を経験してきているのではないでしょうか。この機会に「ボランティアのイメージ」「これまでの自分とボランティア」について振り返ったり、「なぜ、ボランティアが必要なのか」「ボランティアの良さは何なのか」「自分にボランティアは必要ないのか」など少し考えてみませんか?   ※引用:荒井俊行(2016).「大学生のボランティア活動へのイメージが参加志向動機・不参加志向動機に及ぼす影響」『日本教育工学会論文誌』40(2),85-94.   「無償より有償の方がいいから、アルバイトをしたい」と思うかもしれません。では、ボランティア活動をしておられる方々は、なぜ、無償にも関わらず、ボランティアを続けておられるのでしょうか?その魅力とは何なのでしょうか?   本学に近い香芝市には、ボランティアセンターがあり、現在95団体1260名がボランティアに携わっておられます。畿央大学のボランティアセンターでは、香芝市ボランティアセンターと協力して、学生の皆さんの「ボランティア」へのイメージが広がる企画を考えています。   まずは、その第一弾として、新入生対象に行われる畿友会主催「クラブ・サークル紹介」と同時開催で、香芝市ボランティア団体との連携によるボランティア活動紹介を行います。ボランティアの内容、魅力、やりがいなどを聞いたり、数分間でできるワークショップで体験したりすることができます。     日 時   2024年4月2日(火)12:00-13:30   2024年4月3日(水)15:00-17:00   場 所     未定 ※畿央大学学内(クラブ・サークル紹介の実施場所)   ▼以前のクラブ・サークル紹介の様子       2月26日(月)の打ち合わせでは、当日参加してくださる団体の1つ、子育てサポートを行っている「Doula Club」の三木さんが、「ボランティアで自分の居場所を見付けることができる」と、ボランティアの良さを語ってくれました。活動の橋渡しをされている「あいすのぼう」の沖本さんは、「学生のためとなるボランティアにしていくことが大事だ」と、ボランティア精神が育つ関わり、サポートの大切さをお話くださいました。   2月27日(火)に香芝市総合福祉センターで行われた全体説明会では、本学の学生がボランティアに関心をもてるよう、何ができるかを練り合ってくださいました。       4月2日(火)、3日(水)に開催するボランティア紹介活動では、「自分が得意なことをやってみることがボランティアにつながる」「自分のゆとりがある時間に気軽に始めていい」「さまざまな人とのつながりづくりとなる」などといった、ボランティア活動に対する新しい視点やボランティアを始めるきっかけが見付けられると思います。是非、皆さん、立ち寄ってみてください。       ボランティアセンター長 中垣州代

2023.07.04

災害時に避難所を運営する模擬体験ゲームに取り組みました!~災害復興ボランティア部HOPEFUL

みなさんこんにちは!災害復興ボランティア部HOPEFULです。   2023年7月1日(土)、ボランティアチームけれけれで活動しておられる方2人とHOPEFUL前代表者で健康栄養学科卒業生の田宮さんに来ていただき、一緒に「避難所運営ゲーム(HUG)」をしました。HOPEFULからは、9人が参加しました。   HUGとは、避難所運営を皆で考えるためのひとつのアプローチとして静岡県が開発したもので、避難者の年齢や性別、国籍、それぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲームです。   まずはゲームの内容や条件、やり方の説明を聞きます。時期は2月、雨の日を想定して行います。     しっかり理解した後は、2グループに分かれてゲーム開始!     読み手が避難者の情報が書かれたカードをどんどん読み上げていきます。避難所は小学校なので、体育館や1年~6年の教室の他にも保健室、図書室、家庭科室、理科室、校長室、職員室、プール…などたくさんの部屋や施設があります。   「子ども部屋をつくる?」「傷病者をひとつの部屋に入れようか」「歩行困難だから入口に近いところがいいんじゃない?」など、意見を出しながら避難者を振り分けていきます。     疾患のある高齢者、アレルギーやぜんそくのある子ども、体調不良者やけが人、乳幼児を連れた妊婦さん、障害者、歩行困難者、ペットを連れた人、日本語が話せない外国人、両親とはぐれた子ども、ひとりごとが激しい人、認知症の人、人工透析が必要な人、糖尿病の人、盲導犬を連れた全盲の人、泥酔している人、ホームレス…それぞれの事情を考慮しながら部屋に入れていきますが、悩んでいる間にも、たくさんの人が次々と避難してきます。   毛布やテント、仮設トイレ、食料などの支援物資も次々と届き、どこに設置するのか、誰に優先的に配るのか…相談しながら決めていきます。   授業で習った内容もグループ内で共有しながら、進めていきました。     終わったあとは、自分たちの避難所を振り返り、グループ内で意見交換をしました。どこが良かったのか、どういう時に困ったのか、反省点などを書き出し、話し合います。   「発熱や吐き気がある人とそうでない人を同じ部屋にすると感染症が広がる恐れがあるのでは?」 「他人の男女が隣り合わないように配慮する必要があるよね」 「トイレをここに設置したけど、これで良かったのかな?」 「家庭科室や理科室は包丁や薬品があるから、小さい子どもを入れるのは危険だ。」 「家が全壊した人は長く避難所にいるはずだから、授業の早期再開を目指すためには教室に入れない方がいいんじゃない?」 「マスコミの取材を忙しくて断ってしまったけど、この忙しさを伝えてもらうためにも受けるべきだったかな?」 「障害や病気のことなど、知識がないとどう対応していいか分からないね」 「動物がいる部屋の近くは騒音やにおい、アレルギーなどに配慮しないといけないね」 「トリアージなどの専門用語が出てくると、グループ内の共通認識ができていないから大変だった」 「グループ内であまり連携がとれていなかったかも」 「途中で助産師さんが来てくれた時、すごく心強かったね」 「車で避難してきた人は車で寝泊まりしてもらったけど、エコノミークラス症候群にならないように配慮するべきだったんじゃないかな」 など、たくさんの意見が出ていました。     その後はそれぞれのグループの避難所を見てみて、いいところを共有します。   「そこにテレビ置いたんだ!」 「何時に物資が届くか掲示板に書いてあると、不安が軽減されるかもしれないね」 「地域ごとに分けると近所同士の繋がりがあるから安心できるかもね。安否確認もしやすいし。でももしかしたらご近所トラブルがあるかもしれない」 「犬は室内に入れたんだね。確かに2月だから外は寒いかも」 「疾患ごとに部屋を分けていると、物資が届いた時にどの部屋に届ければいいか分かりやすくて良いね」 など、同じ人が避難してきていても、部屋の使い方や分け方などが異なり、新しい発見がたくさんありました。     「避難してきた人の中で、動ける元気な人には運営を手伝ってもらうのもいいかもね」といった意見や、「遺体が運び込まれてきたらどうしたらいいんだろう?」といった疑問も出ました。   避難所をどのように運営すれば良いのか、避難者のニーズにどう応えるべきかなどを考えることができ、防災について勉強することの重要性を深く感じました。このゲームの中で困ったことや悩んだことを大切にし、今後の学びにつなげていきたいです。   災害復興ボランティア部「HOPEFUL」代表 現代教育学科3回生 青山 幸加   ●災害復興ボランティア部 HOPEFULの活動記録はコチラ!

2023.03.29

3回生10名が「いこまスポーツの日」にボランティアとして参加!~看護医療学科

2023年3月21日(祝)、生駒市主催「いこまスポーツの日」に、実習施設である一般社団法人イーデンホール様よりコラボ出展のお誘いを受け、看護医療学科3年生のボランティア学生10名と教員が参加しました。   イベントは、一般市民参加型のスポーツイベントで、陸上競技からサッカー、ピラティス、卓球、グランドゴルフ、eスポーツなどなど、様々な競技・教室があり、リオパラリンピック銀メダリストの「山本篤さん」も来場するなど、子どもから大人まで楽しめる内容でした。     今回、私たちはI-Net(生駒市障がい福祉ネットワーク:アイネット)企画の一部として、健康チェックブースを開催、骨密度測定・体組成測定・アルコール依存症スクリーニングテストを実施しました。 アイネットは、障がい者・障がい児が利用する福祉サービス事業者11団体で構成された団体で、交流・学習などを通じ、障がいのあるなしに関わらず、誰もが住みやすい街づくりを、事業所の垣根を越えて進めておられます。私たちも、市民への精神疾患・障がい理解の促進及び地域との連携を広げることを目的に参加させていただきました。   ボランティア学生は、骨密度の測定や結果説明などは初めての体験でしたが、準備や測定練習をしっかりと行い、当日の動きも手際よく、3回生後期の各領域の臨地実習を終えて大きく成長した力を発揮していました。また、当日は精神看護学実習でお世話になったスタッフの方々と再会し、和やかな雰囲気でイベントを楽しむことができました。     参加した学生からの感想を紹介させていただきます。 今回、精神看護学のボランティアに参加しました。実習先でお世話になった「いろどり」以外にも、様々な事業所が出店していました。その中で、1つの事業所の方に、知的障害や精神疾患を抱えた方が通う事業所にて、利用者と共にトマトや人参を栽培し、それらを使って外の業者も連携し、ジュースやドレッシングを作成しているというお話を聞かせていただきました。また、他の事業所では、事業所のパンフレットを置いて、食べ物を出店していたり、当事者の方も一緒に販売に参加していることろもありました。 これらのことから、スポーツのイベントであり、精神疾患などに直接的な繋がりはありませんが、少しでも多くの人に、知的障害や精神疾患を抱えた方がいること、その方々がどのようなことをしているのかといったことを知ってもらう機会にしているのだということを学べました。 また、高齢者だけでなく、幼児から小中学生といった子どもやその親など様々な年代の方々と触れ合うことができました。実習では、関われる年代が限定していたり、受け持ちの方としか関わることができなかったため、このような多くの世代の方々と触れ合うことができ、とても楽しく、良い経験になりました。   看護医療学科 3回生 菊池 菜那 ご協力いただいた市民のみなさま、アイネットのみなさま、イーデンホールのみなさま、そして学生ボランティアのみなさんに感謝申し上げます。   看護医療学科 助教 中谷香江   【関連記事】 認知症ケアサークルが「2022年度Orange Project®記念式典」にオンライン参加! 2・4回生対象「第18回 基礎看護技術自己学修会」を開催しました!~看護医療学科

2021.09.01

ボランティアレポート~小学生の夏休みの宿題をサポート@広陵中央公民館

2021年7月27日(火)~8月6日(金)にかけて広陵中央公民館で実施された子ども向け自習室の開放に、本学学生6名が学習ボランティアとして参加しました。 期間中は事前申込をした地元の小学生の皆さんが夏休みの宿題を持参、分からないところがあると学生ボランティアがそのサポートを行いました。     参加された小学生や保護者の皆さまからは「公民館に来て勉強もできるし楽しい。畿央大学のお兄さんいつ来るの?」「先生の説明がわかりやすい」「わかりやすく教えてもらっているので子どもが喜んでいます」などの感想が公民館に寄せられたとのことです。   この様子は奈良テレビにも取材いただき、放送されました。   今回参加された学生の皆さんの感想を一部ご紹介します。   実際に触れ合うことで子どもたちとの距離感や接し方を知ることができました。子どもたちが「分かった!」と反応してくれた時はとても嬉しかったし、「先生、ありがとう。」と言われたときは教えることの楽しさを感じることができました。反省点としては、子どもたちの集中力が切れてだらだらし始めたときに、子どもたちと楽しくお話をしてしまったことです。次回は、キャンプの補助員等のボランティアをしてみたいなと考えています。また、機会があれば今回のボランティアもしてみたいです。 現代教育学科2回生   実際に小学生と関わることで、とても多くのことを学ぶことができました。話し方やリアクションなどいろいろ工夫しなければいけないのでとても大変でした。しかし、何日か行くことでみんなとの壁をなくすことができ、とても親しみをもって接してくれました。公民館の人は、また今後もやりたいと言っていたので、ぜひまた参加してみたいです。 現代教育学科2回生   小学生の元気さに驚きつつ、宿題のサポートをできて良い経験になり楽しかったです。 健康栄養学科2回生   様々な子どもと関わる事ができ、有意義な時間を過ごすことができました。また、子ども達が自分の名前を覚えてくれてとても嬉しかったです。反省点として高学年の女の子と関わることがあまりできなかったので、次からは積極的にコミュニケーションを取れるように努力したいです。 現代教育学科2回生   子どもと触れあえて、とてもいい経験になりました。 現代教育学科2回生   コロナ禍でボランティアの機会が減っていますが、課外活動で得る学びや経験も学生の皆さんにとって大切な時間です。ボランティアセンターでは今後も情報発信に努めて参ります。興味のあるボランティアが見つかったらぜひ応募してみてくださいね。   ボランティアセンター

2021.07.19

広陵町図書館での認知症啓発活動に参加!~認知症ケアサークル「畿央大学Orange ProjectⓇ」

Orange Project®とは、熊本県(熊本大学・熊本保健大学・崇城大学・熊本県立大学)と奈良県(畿央大学)を中心に活動している認知症啓発のための学生ボランティア団体で、“認知症になっても安心してくらせるまちづくりに貢献する”をコンセプトに、認知症啓発運動を行っている学生を中心とした団体です。2020年には、ロゴやマークが商標登録されました。畿央大学の卒業生たちは2019年から、在学中に熊本大学・熊本保健大学・崇城大学と共に、Orange Project®(認知症支援プロジェクト)に参画し、認知症になってもやさしい町づくりなどに、学生主体に取り組み始めました。そして「認知症にやさしい広陵町、認知症に強い畿央大学」となることを目的に2019年9月にサークルとして発足しています。     2021年7月13日(火)13時より、広陵町図書館での認知症啓発活動に参加し、私たちは「きおトレ」アプリ体験を実施しました。   「きおトレ」アプリ体験 参加者3名の方に、自分の認知機能を知ることができるアプリを体験していただきました。「自分の認知機能がどの程度であるか気になるわ、知りたい!」と興味を持って参加してくださる方もいました。イラストの記憶をしているときに、「前の絵なんやったっけ?」「あー、忘れた。」と話されていましたが、その後覚えたイラストを描きだすときは16問中7~10問はスラスラと思い出されていました。また、ヒントを見ると「なんやったかな。あ、あれやったわ。」と必死に思い出そうとされていました。 アプリ体験後には参加者とお話をする時間もあり、日頃からパソコンでゲームをしたり、図書館の本を借りて読んだり、脳を働かせるために意識しておられることも知りました。   ※常にマスクを着用して「きおトレ」アプリ体験を実施しました。 ※参加者のアプリ体験が終了するたびに、使用した物品はアルコール消毒をし、感染対策を行いました。   『旅のことばカード』~認知症になっても住みやすいまち~ 「きおトレ」アプリ体験の他に『旅のことばカード』による認知症の啓発活動を行いました。 『旅のことば』は、認知症のご本人、そのご家族、またその周りにいる皆さんが、それぞれの視点で簡単に実践できる「認知症とともによりよく生きるためのヒント」が書かれており、皆でちょっとした工夫をしながらよりよく生きる日々をひらがなで作っていける支援ツールです。認知症の方やそのご家族の考え方や気持ちに触れ、自分の目線でできることを考えていけるツールとして、家庭や病院、介護事業所内ばかりでなく、多くの自治体や教育機関でも使われています。 【引用】認知症とともによりよく生きるためのヒント:https://creativeshift.co.jp/product/2004/(2021年7月13日閲覧)   『旅のことばカード』は40種類あり、どの言葉も素敵で認知症の方やそのご家族だけでなく、私たち自身の心も軽くなり、前向きに生きていけるような言葉でした。 今回は、図書館を利用している地域の子どもから大人まで興味を持ってくれた10名程度の方に参加していただきました。パッと見て印象に残ったカードを選択してもらい、その内容のカードを渡しました。生活が少しずつよりよい方向へ向かっていくように、カードのことばの内容を理解し、実践してみることが大切だなと感じました。     ちなみに、偶然にも学生2名とも『今を楽しむ』のカードを選択しました。うまくできるかどうかではなく、今の一瞬一瞬を楽しもう!と考え、思い切って行動してみようと思います。   今回の認知症啓発活動を通して、広陵町で実際にどのような活動を行っているのかを知ることができました。少しでも多くの方々に認知症に対して興味・関心を抱いてもらうことが大切であり、「認知症になっても住みやすいまち」にするためには、地域住民がお互いに助け合うことがとても大事なことだなと感じさせられました。認知症の当事者が“その人らしく暮らす”ことができるように、自分にできることは何か、どのように接したらよいのか、などを改めて考える貴重な時間となりました。多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。 この活動内容は、広陵町の広報誌「広陵(こうりょう)」に掲載される予定です。 まだまだ新型コロナウイルスの影響による活動制限はありますが、感染対策を徹底し工夫しながらOrange Project®の活動を行っていきたいと思っています。 Orange Project®に興味がある方は、ぜひご連絡ください!                                          看護医療学科4回生 德田真奈 b8615739@kio.ac.jp                                                   冨松里帆 b8617938@kio.ac.jp   【関連記事】 小学生への認知症オンライン講座に参加!~認知症ケアサークル「Orange Project®」 認知症ケアに取り組む新サークル「Orange Project in KIO」が始動! ▶オレンジプロジェクトに関連するブログ記事 KIO Smile Blog

2021.07.12

小学生への認知症オンライン講座に参加!~認知症ケアサークル「Orange Project®」

Orange Project®とは、熊本県(熊本大学・熊本保健大学・崇城大学・熊本県立大学)と奈良県(畿央大学)を中心に活動している認知症啓発のための学生ボランティア団体で、“認知症になっても安心してくらせるまちづくりに貢献する”をコンセプトに、認知症啓発運動を行っている学生を中心とした団体です。2020年には、ロゴやマークが商標登録されました。畿央大学の卒業生たちは2019年から、在学中に熊本大学・熊本保健大学・崇城大学と共に、Orange Project®(認知症支援プロジェクト)に参画し、認知症になってもやさしい町づくりなどに、学生主体に取り組み始めました。そして「認知症にやさしい広陵町、認知症に強い畿央大学」となることを目的に2019年9月にサークルとして発足しています。   今回は、畿央大学が「多世代まちづくりプロジェクト2020コンペティション」で参加賞をいただいた企画、「絵本・紙芝居で子どもから社会へつなげよう」の活動の一環を報告させていただきます!   この紙芝居は、2020年11月に認知症フレンドシップ主催の「次世代まちづくり 学生コンペテンション」で獲得(参加者賞10万円)した助成金から、畿央大学オレプロ学生たちで作成した世界に1つしかない認知症の啓発のための紙芝居(パワーポイントで作成)です。この紙芝居は「えがおのわ」というタイトルで、認知症という言葉を使用せず認知症のことを子どもたちに伝えるという特徴があります。   "えがおのわ" の視聴 | Microsoft Stream (学内のみ視聴可能) ※学外の方で視聴を希望される方がいらっしゃいましたら個別に対応いたしますので、ご相談ください!   看護においては小児看護の場面や、広くは教育学部の学生のみなさんにも総合的学習時間や道徳の授業などにも活用していただきたい紙芝居です。   2021年6月15日(火)11時半頃より、鹿児島県にある錦江町立大根占 (おおねじめ) 小学校の4年生から6年生に対して行った「鹿児島県の小学生に認知症オンライン講座をしよう!」にご招待いただき、私達、畿央大学オレンジプロジェクトも参加させていただきました。 実は...私達が昨年から作成していた紙芝居の初めてのお披露目の場でした!     始めに、オレンジプロジェクトの活動紹介をし、次に紙芝居を披露させていただきました。 最初は子ども達がどのような反応をしてくれるのか、zoomでの活動のためうまくコミュニケーションがとれるのか…など、不安なところもたくさんありました。   しかし、始まると同時に、画面越しに子ども達が活き活きと手を振ってくれる姿を見て、不安が一気に吹き飛びました! 子ども達が質問に対して積極的に答えてくれる姿、「困っている人がいたら、助けたい!」という感想を聴き、私達が紙芝居を通して伝えたかった「困っている人がいたら手を差し伸べてほしい」というメッセージが伝わったと実感し、とても嬉しく思います。    その後、認知症当事者である丹野さんの動画を見ていただき、無事に終えることができました。     ※写真撮影の時のみマスクを外しています ※写真掲載は大根占小学校の校長先生より許可をいただいています   また今回の活動に関しては、南日本新聞においても取り上げていただきました。取り上げていただきありがとうございます。   今回の活動を通してコロナ禍だからこそ、さまざまな地域のさまざまな年代の人と繋がれることに気づくことができたと同時に子ども達に伝えることの楽しさを感じることができました。ご依頼のあった鹿児島県錦江町保健師からのお礼と子どもたちの反応について、メールをいただきましたので紹介しておきます。   <以下お礼文より> 子どもたちの純粋な反応や表情にとても癒やされたひとときでした。4年生・5年生はすごい元気な感じで、6年生は最初に音声トラブルがあって、5年生の教室へ行ったり、戻ったり恥ずかしさ??あるのかおとなしい雰囲気でした。(校長先生いわく今の6年生はずっとあんな雰囲気)学年でキャラが大きく違うとおっしゃっていました。でも、お話しは真剣に聞き入っていました。私は6年生の教室にいたのですが、ほんとに真剣でわりと学生さんのメモにもすんなり書いていました。最後に「認知症は終わりではない」という3つのキーワードのところ印象に残ったようで、メモを取っている女の子もいました。 (畿央大学の)学生のお二人や他チームのメンバーの方々、ほんとに短い期間に構成から考えてご指導頂き、画面上の一生懸命な様子に隠れているプロセスやいろんな準備があったんだろうなと思いました。最初の映像動画よりは紙芝居(世界初の披露)がさらにわかりやすかったように反応を感じました。丹野さんは、へえ~~と見ていたようですが、大根占小に今度来るの??とびっくりしていました。 遠い奈良の(畿央大学)学生のみなさんや大学の教授方、丹野さんがこうやって今の時代のICTツールでつながれたことが、今だからできたことですね。ありがとうございました。   次回の活動は、広陵町の図書館で看護医療学科4回生のメンバーが「認知症サポーター養成講座」のサポートに参加します。感染予防レベルが緩和されたこともあり、久しぶりの対面での活動なのでとても楽しみにしています。この活動内容は広陵町の広報紙「広陵(こうりょう)」に掲載される予定です。   今後もコロナ禍だからこそ生まれた強みを活かして、活動の幅を広げていけたらと思っています! Orange Project®に興味がある方は、ぜひご連絡ください!                看護医療学科3回生 浜田みゆき b9619852@kio.ac.jp                        谷﨑華穂  b9591648@kio.ac.jp   【関連記事】 「絵本・紙芝居で子どもから社会へつなげよう」活動報告ー当事者の方へのインタビュー~認知症ケアサークル「Orange Project®」 認知症ケアサークル「畿央大学OrangeProject®」、2021年度第1回ミーティングを開催! 多世代まちづくりプロジェクト2020コンペティションで「参加者賞」を受賞 ▶オレンジプロジェクトに関連するブログ記事 KIO Smile Blog

2021.06.22

「絵本・紙芝居で子どもから社会へつなげよう」活動報告ー当事者の方へのインタビュー~認知症ケアサークル「Orange Project®」

Orange Project®とは、熊本県(熊本大学・熊本保健大学・崇城大学)と奈良県(畿央大学)を中心に活動している認知症啓発のための学生ボランティア団体で、“認知症になっても安心してくらせるまちづくりに貢献する”をコンセプトに、認知症啓発運動を行っている学生を中心とした団体です。2020年には、ロゴやマークが商標登録されました。   畿央大学の卒業生たちは2019年から、在学中に熊本大学・熊本保健大学・崇城大学と共に、Orange Project®(認知症支援プロジェクト)に参画し、認知症になってもやさしい町づくりなどに、学生主体に取り組み始めました。そして「認知症にやさしい広陵町、認知症に強い畿央大学」となることを目的に2019年9月にサークルとして発足しています。   今回は、畿央大学が「多世代まちづくりプロジェクト2020コンペティション」で参加賞をいただいた企画、「絵本・紙芝居で子どもから社会へつなげよう」の活動の一環を報告させていただきます! この企画では、認知症の当事者の実体験をもとに紙芝居を作成するため、当事者の方からのお話をとおして、情報を得る必要がありました。   そこで、Orange Project®では、 ・2021年5月6日(木)18時より、若年性アルツハイマー病と診断された丹野智文さん ・2021年5月8日(土)13時より、若年性認知症と診断された竹内裕さん に、ZOOMでインタビューをさせていただきました。   【丹野智文さんへのインタビュー】   はじめに、畿央大学「Orange Project®」の活動紹介を行い、多世代の紙芝居を作成していることをお伝えしました。紙芝居は、学生が一から手書きで作成しています。 ぜひ皆さんも、完成をお楽しみにしていてください!   次に参加学生の紹介後、丹野さんより自己紹介を行っていたただいた後、学生から丹野さんへのインタビューTIMEとなりました。 特に3回生は以前に、丹野さんが執筆された書籍『丹野智文 笑顔で生きる-認知症とともに-』を拝読させていただいていたため、実際にお話ができるということで、とてもわくわくしていました。   インタビュー時に出た主な質問内容としては、 ・若くに認知症と診断されたときの心情 ・現在の日常生活で工夫していること ・認知症の方に対してどのようなサポート(声掛け)をするべきなのか というような内容でした。   認知症と聞けば、忘れることが多くなる、できないことが多くなるというようなマイナスなイメージに目を向けがちではありますが、できることはたくさんあります。 その人ができることに目を向け、一緒に考え、一緒に日常生活を工夫してゆくことが大切であると学ぶことができました。   そして丹野さんはオレンジドアという活動も行われています。 認知症と診断されてから引きこもりがちになる方が多く、社会とのつながりが失われることが多いそうです。そのような方が少しでも減少するよう、診察室の近くに丹野さんなどが待機し、認知症と診断されてからすぐ当事者同士でお話する場があり、社会とのつながりをつくっておられます。   また、多くの参加学生が、認知症の人には優しくしなければ、何かしてあげられることはないか、と思っていました。 ですが、それは反対に認知症の方ができることを先回りして支援することになり、できることを奪っていってしまうのだということが、参加学生にとってとても印象に残ることでした。     【竹内裕さんへのインタビュー】   開始前に竹内さんがZOOMに参加できていない!というような、少しハプニングもありましたが、、、(笑)   開始後は、初めに「なんでもきいてください!」とおっしゃってくださり、楽しくインタビューを実施することができました。   質問内容としては、 ・認知症と診断された時の心情 ・認知症と診断されたときの家族の反応 ・日常生活で工夫していること ・どのようなサポートがあると良いか というような、内容を質問させていただきました。   竹内さんは、認知症と診断された後、引きこもることが多くなったそうです。そのような状況から抜け出すきっかけが、旧友との還暦祝いのパーティでした。すなわち、家族以外の人との繋がり、社会との繋がりです。   また、紙芝居についても、幼稚園生や小学生にもなにか認知症の人にできることはないかと考え、その対応の仕方などの意見をいただくことができ、本当に楽しい時間を過ごすことができました。   最期に、丹野さんと竹内さんとのインタビューに共通して、認知症の人が住みやすい、暮らしやすい環境を作るうえで、いかに”人との繋がり”が大切であるのかを実感することができました。   コロナ禍ということもあり、ZOOMでの実施となりましたが、積極的に学生は質問を行い、丹野さんや竹内さんは、快くお答えくださいました。 学生にとっては、認知症に対しての理解を深め、今の私達には何ができるのかを考える良い機会となり、貴重な時間を過ごすことができました。   これからも、認知症についてさらに学び、少しでも多くの認知症の人との繋がりを作り、認知症の人が住みやすい街づくりに貢献できるよう、コロナ禍でもできる活動を続けてまいりたいと思います! Orange Project®に興味がある方は、ぜひご参加ください!   看護医療学科3回生 谷﨑華穂   【関連記事】 認知症ケアサークル「畿央大学OrangeProject®」、2021年度第1回ミーティングを開催! 多世代まちづくりプロジェクト2020コンペティションで「参加者賞」を受賞 ▶オレンジプロジェクトに関連するブログ記事 KIO Smile Blog

2020.11.19

クリーン活動ボランティア「KCV53」、6年で300回に到達!!

KCV53とは、大学最寄の近鉄「五位堂」駅から畿央大学正門までの通学路のゴミ拾いをするボランティア活動です。   2014年5月30日が記念すべき第1回目でした。5月30日に始めたきっかけは、この日が「ごみゼロの日」だったからです。積み重ねて300回、雨の日も風の日も・・・とは違って雨の日は中止をして緩やかに続けてきました。ところがです。今年度は思いもよらずコロナ禍になってしまいました。昨年度(2020年3月末)までに291回まで進んでいましたが、前期は遠隔授業が主だった為、活動が停滞することとなってしまいました。 後期になって対面授業が増えました。1回生数人に手伝ってもらいながら9月後半から再開し、一時は目標の300回を半ば諦めていたのですが、救世主1回生の活躍で到達することができました。記念すべき300回目は2020年11月16日(月)の朝9時に五位堂駅に総勢12名が集まりました。この日は晴天に恵まれ最高のゴミ拾い日でした。   ▼ゴミ袋とゴミ拾い用のトングをもって活動スタート!   ▼まずは駅前の階段、スロープに落ちているゴミ拾いから   ▼駅前のベンチには毎日のように捨てられるゴミもていねいに片付け   ▼今年は使い捨てマスクもよく落ちています。   ▼この日は紅葉も楽しめました!   ▼一番多く捨てられているのは、タバコの吸い殻。歩きタバコ、ポイ捨てはやめましょう!   ▼側溝に落ちているゴミも忘れずに・・・   ▼大学に近づけば近づくほど、拾えるゴミは少なくなっていきます。   ▼あともう少し!   ▼大学に到着!後期から活動をしている分、ゴミは少なめ。ゴミ袋にはKCVマーク。   ▼最後に全員で記念撮影!   また、参加してくれた教員・学生一同から300回を記念としてプレゼントもいただきました。ありがとうございます。   ▼「KCV53 300回達成おめでとうございます!立体表現2A班一同より」とメッセージが入っていました。   実は「KCV53ひとり」という状態もありましたが、300回まで続けてこられたのも学生たちのボランティア精神があったからです。これからも続けてほしいものです。   【KCV53に参加した人間環境デザイン学科学生からのコメント】 私は1回生の時も加藤先生とKCVを行っていました。五位堂から畿央大学までのゴミ拾いはとても清々しい良い活動で、これからも行っていければと思います! 2回生 奥野皓晴   はじめて参加したときは特に駅前のベンチの近くにたくさんのゴミがあったので驚きました。参加したときは毎回ゴミがあったので、もしこの活動がなかったら駅前はゴミで溢れてしまうのだろうと思いました。300回おめでとうございます! 1回生 青木佑夏   数回でしたがKCV53に参加して、自分たちの周りの環境を考えるいい機会になりました。これからもこの活動を続けられたらいいなと思います。 1回生 阿舍利陽菜   KCV53は、早起きする習慣がつく、自分が通学する道がきれいになるというような良いことが多くある活動だと思いました。活動中に声を掛けて下さる方がいることや、道が綺麗になったのを見ることで参加して良かったと思えます。300回、おめでとうございます。 1回生 今村水紀   300回記念、おめでとうございます!ゴミ拾いのボランティアは、小学生の時以来で新鮮でした。普段大学までの道を歩いている時は意識していなかったものの、実際に自分がゴミ拾いをしていると意外と沢山落ちていることに気がつきました。 道が綺麗になるとゴミを捨てる人がいなくなるのではと思うので、これからもこの活動を続けられると良いなと思います。 1回生 上出那奈実   コロナ禍の中、300回目のボランティアに参加できたことは光栄に思います。もしこの活動に参加できていなければ、五位堂からのゴミの量に気づけなかったと思います。私たちが街を綺麗にしていることを実感できて良かったです。 1回生 岡村夢真也   「KCV53」300回達成おめでとうございます。私はほんの数回しか参加していないですが、みんなと一緒に朝からゴミ拾いをし、道が綺麗になっていくのが嬉しかったです。これからもまだ続けられたらいいなと思っています。 1回生 奥野菜花   通学路には結構ゴミが散乱していて、こういうボランティアでゴミを拾っているおかげで綺麗な通学路になっているのだなと思いました。 1回生 角野歩希   【撮影のため同行した職員からのコメント】 コロナ禍に突入して加藤先生や畿央生が大学に来れない間に、通学路(特に五位堂駅周辺)には目に見えてゴミが増えていきました。皆さんの地道な取り組みが快適なまちづくりにつながっていることを実感しながら、微力ながら不定期にゴミ拾いをしていました。今後もぜひ活動を続けていただければ幸いです。 広報センター 伊藤 誠     ・・・皆さん、ありがとうございました。通常のKCV活動は、毎週月曜日の午前9時に五位堂駅をスタートしています!学生の皆さん、今後ともご協力をお願いします。   人間環境デザイン学科 教授 加藤信喜   【マーク】 「K」は畿央大学・広陵町・香芝市の共通の頭文字、「C」はクリーン活動、「V」はボランティア、「53」はゴミを表しています。 畿央大学の最寄り駅は五位堂駅で、駅からの通学路は香芝市、校舎が建っているのは広陵町になります。このマークはゴミ袋にもプリントされていて、見た通りゴミ拾いをしているデザインです。胴体は広陵町と香芝市の合体地図になっています。      【KCV53のこれまでの活動の様子】 2018年11月23日(祝・金)、第200回KCV53活動の様子 2016年9月23日(金)、第100回KCV53活動の様子 2014年5月30日(金)、加藤ゼミ生「第1回KCV53」活動の様子