2013年11月19日の記事

2013.11.19

学生広報スタッフBlog vol.107~日本理学療法学生交流会 関西支部大会レポート!

こんにちは! 学生広報スタッフ、日本理学療法学生交流会運営委員2回生の片岡あすかです! 今回は、10月27日(日)に畿央大学で開催された『日本理学療法学生交流会 関西支部大会』についてレポートしたいと思います!   前回の記事にも書かせていただきましたが、日本理学療法学生交流会とは理学療法士を目指す学生同士が交流し、情報交換などを通して視野の拡大や理学療法に対する意識の向上を目的としているものです。 大阪や兵庫など近畿地方からだけでなく、広島や名古屋からも多くの理学療法士を目指す学生に参加していただきました!     今大会は、「ノンテクニカルスキル~医療者としての自覚~」というテーマを掲げ、 講演、ディスカッション、さらに学生発表やビデオ上映、懇親会などを行いました。   午前の講演では、現在訪問リハビリテーションなどを開業されている田中仁先生に「理学療法士としての誠意」をお話いただきました。十数年もの間、田中先生が寄り添っておられる患者様の事例を中心に、いかにノンテクニカルスキル(いわゆる医療技術以外のスキル)が重要であるかを教えていただきました。 その後、アイスブレーキングを取り入れた自己紹介をしたり、講演で感じたこと・思ったことを話したり、色々な視点からの考え方を見つけられたのではないでしょうか。   ▼ちなみに私も司会としてがんばりました!(笑)壇上にあがらせていただいたことで、参加してくださった方々の真剣な表情や態度をみることができて良かったです!   午後には、「患者様の求める医療者とは何か」を知る必要があると考え、実際に患者様にお話を伺った際のインタビューを上映しました。患者様の経験談から、理学療法士として患者様と一緒に悩み、一緒に考え、一緒にがんばることが大事であることを感じました。   続いて、18歳のときにバイク事故に遭われて下半身不随となり、現在プロの車椅子ダンサーとしてご活躍されている奈佐誠司先生に「患者様の感じる“寄り添う”とは」というテーマでご講演いただきました。障害を受容できていない患者様の気持ちは計り知れず、辛いときに傍にいてあげられる理学療法士だからこそ、心に寄り添って真正面から向き合っていきたいと感じ、たくさん考えさせられる内容でした。   その後のディスカッションでは、“医療者の責任とは?”や“自覚を持つために今できることは?”などをグループごとに話し合いました。色々な意見を吸収し、こんな考え方もあるんだ!と感心したり、視野も広がりました。ひとりひとりが学生のうちからできることを掲げ、将来を考えていくヒントになったのではないでしょうか?     またそのほかにも、ノンテクニカルスキルについてセミナーで学んできた知識を参加者に伝えるために学生発表やポスターでの展示も行いました!     そして最後の懇親会では、他大学とのつながりをつくり、たくさんの仲間たちといろいろな話を交わし合い、楽しく締めくくられました!     最後になりましたが、交流会に参加してくださった方や多くの方々のご協力のおかげで開催することができました。ありがとうございました!!   日本理学療法学生交流会 畿央大学運営委員一同 学生広報スタッフ 片岡あすか  

2013.11.19

アジア理学療法学生学会・アジア西太平洋理学療法学会レポート!(学生より)

こんにちは! 理学療法学科2回生のハザマです!   私は理学療法学科の学生による団体、APTSA-Japan(Asia Physical Therapy Student Association-Japan)の運営委員をしています。 APTSAとは「アジア理学療法学生協会」の略で、アジア9ヶ国の理学療法学生による学生主体の団体のことです。   APTSAはその活動として年に一度学生主体の学会を開催しており、今年は9月3日~9日に台湾は台中にて、4回目となるAPTSAの学会とアジア・西太平洋理学療法学会が行われました。 今回初めてその活動に参加するために海外に行ったので、レポートしたいと思います!   参加メンバーは畿央大学だけでなく、神戸大学・名古屋大学・藤田保健衛生大学の学生のべ16名、院生、教員合わせて総勢21名で、台湾に向かいました!   9月3日のお昼前に関空を出発し、夕方には台中のホテルに到着しました。次の日の学会で行われるCultural night(各国からの出し物) に向けて公園で練習を行い、その日は終わりました。(ちなみに今回日本はソーラン節を選びました!)   4日は朝から今回の旅のメインである、年に一度の学生による学会に参加しました。 参加者は6カ国(日本、台湾、香港、タイ、ミャンマー、インドネシア)から約150名の学生、教員が参加していました。 オープニングセレモニーでゲームをしたり、名刺を交換したりして他国の学生と交流を深めました。他国の学生はとても積極的で優しい子たちばかりで、英語が得意でない私にもわかりやすく話してくれたので、楽しく交流することができました。 そのあとは台湾のPT(理学療法士)からデモンストレーションを交えたレクチャーを受けました。 前に出て先生に実際に手技を教えてもらう際には、一緒に参加していた日本の学生が積極的に前に出ていました。海外に来て、いつもよりみんな積極的になれていたように感じました。 そして、Cultural night! 前日に練習したかいがあって、なんとか成功することができました。   そしてこのCultural nightで一番記憶に残っているのがインドネシアの出し物です。インドネシアから参加したのは一人だったので、一人で出し物のダンスを踊っていました。すると途中から、みんな知らない踊りなのに他の国の人も参加して踊りました。右下の写真の帽子をかぶっているのがインドネシアのアザン君です。 人種や言葉が違っても、こんなふうにみんなで踊って楽しく過ごせるなんて、なんて素敵な時間なんだろうと思いました!  また各国の出し物以外にも、一緒にご飯を食べたり、写真を撮ったりして、朝よりもさらに海外の人たちと交流を深めることができ、楽しい時間を過ごすことができました。     5日目の朝は日本主催のAcademicという部門から始まりました。今年のこの部門のテーマは『理学療法の将来の展望』で、各国で注目されている分野について発表してもらい、その後ディスカッションを行いました。   私は日本の代表として海外の学生の前で、注目されている分野として『訪問リハビリテーション』について発表しました。もちろん英語で!海外の人の前で発表できるなんてなかなかないことですし、とてもいい経験となりました。ディスカッションの際に、発表者が質問などを聞いて回ったのですが、調べていったものの日本について答えられないことが多く、もっと日本について知り、考えていかなければならないなと考えさせられました。     午後からはこの学会のテーマである『理学療法と伝統医療』について各国の発表がありました。アジアの国々ですから各国の伝統医療は似ている部分が多かったですが、日本では見られない理学療法と伝統医療の共同などを学ぶことができ、国によって違いが見られとても興味深かったです。こうしてなんとか発表を成功させ、充実した時間を過ごすことができました。この学会の発表のために約1年かけて準備してきたので、本当に成功してよかったです!   6日は朝から台中の街を観光しました。 ペイントされた村やお寺などに行き、おやつを食べたりお土産を買ったりして台中を満喫しました。観光していて驚いたのが、台湾では原付バイクに当たり前のように2人はおろか、3人以上乗っているのです!日本では捕まっちゃいますよね。他にも台湾ならではのものを見れたり異文化に触れることができ、観光でも楽しみことができました。   8日はWCPT-AWP&ACPT Congress 2013という世界の理学療法士の学会に参加しました。7日にはAPTSAメンバーから日本の臨床実習についての研究発表を行いました。   学生が世界の理学療法士に前で発表するってすごくないですか?! 質疑応答などにも英語で答え、すごいなぁとただただ感心するとともに、自分もあんな風に英語で発表したり話したいなという思いが強くなりました。他にもこの学会では、ポスター発表や口述発表を見学し、学生なりに他国のPTにも質問したり意見交換することができました。内容は難しかったですが、学生のうちから世界の学会を見ることができたのは、とても貴重な経験となりました。     そして9日の朝には台湾を去り、日本に帰ってきて私たちの充実した一週間が終わりました。   この台湾旅行で一番感じたことは「日本人の圧倒的な英語力のなさ」です。他国の人はほとんどの人が英語を話せました。自分の考えや思いをなかなか伝えることができなくて、かなり悔しい思いもしました。日本でいるときもなんとなく英語は大切だと思っていましたが、改めて英語の大切さを感じました。 また、もしもっとうまく英語を話すことができたら、もっと国を超えていろんな人と交流を深めることができ、自分の世界がさらに広がるだろうなと思いました。   このような気づきも日本でいるだけでは気づけなかったと思います。今回の旅では、本当にたくさんのことを学び得ることができ、とても貴重な経験をすることができました。   このようにAPTSA-Japanでは海外の学会に参加する以外にも、国内でのセミナーや様々な活動に取り組んでいます。 Facebookで活動内容などを載せていますので興味を持った方は是非チェックしてみてください(^^)/   website: http://www.aptsaweb.org/ (英語) http://jptsa.web.fc2.com/APTSA.html(日本語) facebook: https://www.facebook.com/aptsa.jp ⇒いいね!よろしくお願いします!