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人間環境デザイン学科

2026.02.13

台湾2大学との国際合同設計演習!「2026年国際木造建築設計プログラム」2日目~人間環境デザイン学科

昨年度より人間環境デザイン学科が準備を進めてきた国際合同設計演習が、台湾の国立高雄大学、国立台湾科技大学と合同で「2026年国際木造建築設計プログラム」として畿央大学キャンパスにて実現しました。今回は2日目の様子をご紹介します。 大和民族公園へ 2026年1月30日(金)には、大和八木駅からバスで移動し、大和民俗公園にて古民家の見学を行いました。   奈良県内各地から移築された、9軒15棟の江戸時代の民家を、実際の建築や暮らしの痕跡に触れながら見学しました。あわせて、各班で発見した特徴や気づきをスケッチする課題にも取り組みました。   実物を前にした観察や発見は多く、学生にとって貴重な学びの時間となったように思います。   ▼ 学芸員さんからの古民家についてのレクチャー     ▼ 発見した場所についてのスケッチの様子         昼食時には、各班によるスケッチの発表会を実施しました。場所の捉え方や視点、表現方法にはそれぞれの個性が表れており、互いの作品を共有することで、新たな発見や刺激を得る機会となりました。   ▼ 各班発表の様子     法隆寺 訪問 午後は法隆寺を訪れ、五重塔や金堂にて、前川先生より注目すべきポイントを踏まえた建造物についてのレクチャーがありました。続いて大宝蔵院では、百済観音像や玉虫厨子をはじめとする多数の宝物を見学しました。   ▼ 前川先生からのレクチャー   慈光院 訪問 その後、慈光院に移動し、住職より茶室や庭園の説明、寺院の歴史についてお話を伺い、理解を深めました。慈光院は、片桐石州が大徳寺を開山に迎え、父・貞隆の菩提寺として建立した臨済宗大徳寺派の寺院です。慈光院本堂で使用されている材木が台湾桧であるというお話もあり、台湾からの参加者を交えた今回の交流において、建築を通じたつながりを感じられる象徴的なエピソードとなりました。 丁寧に整えられた庭園を眺めながら茶菓子と抹茶をいただき、静かで貴重な時間を過ごすことができました。   ▼ 本堂にて住職からのレクチャー       ▼ 片桐家の家紋の形の茶菓子と抹茶をいただきました。     交流を深める食事会を開催 締めくくりには、大和八木に戻って送別会を兼ねた食事会を行い、これまでの活動を振り返りながら交流を深めました。慈光院の帰りには雪もちらつき、寒さもありましたが、夕食時には和やかな会話が広がり、濃い交流の時間となりました。       海外に同じ建築を学ぶ友人ができたことで、言葉や文化の違いを越えて、建築への関心を共有できる貴重な機会となりました。今回の研修で生まれたつながりが、今後の学びや活動へと広がっていくことを願っています。     参加学生の感想 ● 2日目は民俗博物館、法隆寺、慈光院を巡り、1日目の講義で学んだ内容を実際の展示や建物を通して確かめることができました。班行動では台湾の学生と協力しながら課題や見学を進め、移動のバスや歩いている途中には冗談を言い合えるほど仲が深まりました。趣味や学校生活の話もでき、お互いに新しい発見が多かったです。学びと交流が同時に深まり、思い出に残る一日になりました。   人間環境デザイン学科 3回生 西畑 麗奈   ● 送別会では、一緒に活動した仲間とゆっくり話すことができ、とても温かい時間を過ごせました。一緒に学んだ日を振り返ったり、写真を撮ったり、プレゼントを渡したりと、2日間の感謝を伝えられたことが心に残っています。お互いの大好きな建築を通して出会えたこの縁を、大切に繋げていきたいと思います。短い時間でしたが、交流を通して国や文化を超えたつながりを感じ、今回の交流会の締めくくりとして、とても心に残る送別会になりました。   人間環境デザイン学科 3回生 吉川 香帆子 台湾科技大学の教授からのコメント 奈良という千年にわたる木造建築の知恵を受け継ぐ地において、皆さんと共に畿央大学で国際木構造ワークショップを参加でき、私にとってすごく貴重な経験と思いました。ワークショップで台湾と日本の学生たちの軸組工法による提案した住宅作品に関する実習、討論、交流に加え、法隆寺の見学、および伽藍全体の空間構成を通し、木構造とは単なる技術の蓄積ではなく、文化・信仰・時間が重なり合って形づくられた成果であることを深く実感しました。日本と台湾から集まった学生の皆さんは、言語や背景を越え、建築を共通言語として互いに学び合う姿勢を示し、皆さんにとって貴重な経験となりました。今回の畿央大学での学びと交流が、今後学生たちが木構造を探究し、台日建築文化への理解を深めていく上での重要な出発点となり、手を動かして学んだこの経験により、未来の成長を期待しています。   台湾科技大学 建築学科 教授 蔡 孟廷             人間環境デザイン学科 助手 中尾 理加 関連記事 ▼ 2026年国際木造設計プログラムのようす 台湾2大学との国際合同設計演習!「2026年国際木造建築設計プログラム」1日目~人間環境デザイン学科   ▼ 人間環境デザイン学科 海外学生との交流のようす 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2025 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ

2026.02.11

「屋根のある建築作品コンテスト2025」で本学教員が住宅部門「優秀賞」を受賞!~ 人間環境デザイン学科

タニタハウジングウェア主催 ”屋根のある建築作品コンテスト2025” において、人間環境デザイン学科 吉永 規夫講師が応募した作品「ヨシナガサキ02」が 「住宅部門 優秀賞」を受賞しました。     屋根のある建築作品コンテスト2025は、屋根材メーカーのタニタハウジングウェア主催の建築コンペで、住宅・非住宅部門などで“屋根のある建築”のデザイン性や技術力が審査員の著名な建築家により審査される賞です。 2年に一度の開催で今回は全国から251点の応募があり各賞が選ばれました。 応募に至った経緯 昨年設計させていただきました長崎県佐世保市の住宅「ヨシナガサキ02」をコンテストに応募しました。敷地は海への眺望が豊かな場所で、3層の住宅を計画しました。小さな住宅ですが、建物を守る屋根を丁寧に計画した住宅であり、工事いただいた施工者さん、屋根板金屋さんも評価いただけるコンテストであったため応募に挑戦しました。       ※ヨシナガサキ02は2025年11月に放送されたMBS毎日放送「住人十色」でも取り上げられています。 設計をした際のこだわり・工夫 住宅の計画では、周辺環境を考えること、室内に取り込むことをいつも設計の重要な要素と考えています。       今回の敷地は、豊かな眺望が望める場所で、開口部を大きく設けることも大切ですが、軒を出して、建物を雨から守ることも重要です。3枚に分節した屋根が軒にもなり、家族の生活を守っています。 審査員からのコメント 高低差のある敷地と豊かな眺望に対して、半間ずつセットバックしながら3層のボリュームを組み立て、各階に向きの異なるリズミカルな屋根が架かる。少ない形態操作で可愛らしいかたちをつくりだしているのが良い。 また各階ごとに軒先の向きが変化することも内部に効果的な役割を担っている。 外観だけでなく内部空間の楽しさが生活の豊かさに繋がっている点を評価したい。 吉永先生からのコメント 私は建築を設計する際、常に「軒」を大切にしてきました。軒は屋根でもあり、建築の佇まいを決定づける重要な要素だと考えています。今回、屋根のデザインを評価いただく本コンテストにおいて、全国から250点を超える応募の中から住宅部門優秀賞を受賞できたことを大変嬉しく思います。   また、本コンテストでは設計者だけでなく、施工者や屋根板金業者の皆さまと共に受賞できたことも印象的でした。建築は多くの方々の高度な技術と協働によって成り立つものだと、改めて実感しています。           人間環境デザイン学科 講師 吉永 規夫 関連記事 ▼ 本建築作品はテレビでも取り上げられました! MBS毎日放送「住人十色」に本学教員が設計した住宅が登場!~人間環境デザイン学科   ▼ 人間環境デザイン学科関連記事 築56年の住宅地建替えコンペで「審査員特別賞」に!~人間環境デザイン学科 吉永ゼミ 「スポーツ・健康まちづくりデザイン 学生コンペティション2025」デザイン部門 「優秀賞」 受賞~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 台湾2大学との国際合同設計演習!「2026年国際木造建築設計プログラム」1日目~人間環境デザイン学科

2026.02.09

台湾2大学との国際合同設計演習!「2026年国際木造建築設計プログラム」1日目~人間環境デザイン学科

昨年度より人間環境デザイン学科が準備を進めてきた国際合同設計演習が、台湾の国立高雄大学、国立台湾科技大学と合同で「2026年国際木造建築設計プログラム」として畿央大学キャンパスにて実現しました。 本演習では、人間環境デザイン学科3回生の建築設計演習(担当教員:吉永・吉村・陳)の一環として、台湾の国立高雄大学、国立台湾科技大学と合同で、「木造軸組構法」の戸建住宅設計(私の家)を共通課題とし、意匠設計に加えて構造計画や1/30スケール模型制作にも取り組み、木造建築設計への理解を深めることを目的としています。   2026年1月29日(木)には、台湾から高雄大学および台湾科技大学の学生17名・教員4名が来学し、人間環境デザイン学科の学生20名・教員6名とあわせて総勢47名が参加しました。午前には、参加者全員の自己紹介とアイスブレイクが行われ、学生同士の会話が始まりました。なお、各班の学生は提案模型を囲み、設計を通じた交流が展開されました。   ▼ 参加者全員の自己紹介   ▼学生企画のアイスブレイク   ▼ 台湾の教員と畿央大学の教員の交流   その後、台湾および本学科の教員によるレクチャーを通して、学生たちは互いの木造建築の歴史・文化および木造建築設計について学びました。   ▼ 国立高雄大学の学長 陳 啟仁先生による「台湾の木造建築の歴史と概要」のレクチャー   ▼ 本学 吉村 理先生による「日本の伝統構法と現代木造建築」のレクチャー   午後の交流講評会では、畿央大学生と台湾の学生たちが英語で16チームの設計提案を発表し、教員たちと活発な質疑応答が行われました。寒い時期を吹き飛ばすくらい、会場は熱意あふれる雰囲気に包まれました。   ▼ 学生発表の様子       ▼ 質疑応答の様子       講評会後には、台湾科技大学 蔡先生および本学科の吉永先生によるレクチャーにより、台湾と日本における近年の木造建築設計の事例紹介も行われました。学生たちは翌日に実施される奈良県内の古民家見学のため、本学科の前川先生から日本の木造民家の構造変遷についてのレクチャーも行われ、学生たちは具体的な事例を通じて、学びを深めました。   ▼ 台湾科技大学 蔡 孟廷先生の「台湾の現代木造建築と展望」のレクチャー   その後、学生たちは畿央大学の食堂へ移動し、自分の提案模型を並べ、木造建築設計の食事交流会が行われました。学生同士が食事を楽しみながら模型作品について語り合う姿が見られました。   ▼本学の食堂で行われた食事交流会     教員からの評価や学生の投票により、いくつかの作品を選出し、会場で表彰式が行われました。 受賞式の様子をご紹介します。 <審査員賞> 畿央大学           <審査員賞> 高雄大学   <審査員賞> 台湾科技大学     <特別賞> 畿央大学   <銅賞> 台湾科技大学   <銀賞> 高雄大学   <金賞> 畿央大学   受賞した学生の皆さん、おめでとうございます! 人間環境デザイン学科として初めて国際合同設計演習を行い、講評会だけでなく、教員のレクチャーや交流会・見学活動により、本学と台湾の学生・教員が深く交流し、学びを深める貴重な機会となりました。 受賞学生の感想をご紹介します。     金賞をいただき、本当に嬉しく思うと同時に、最後まで諦めずに取り組んできて本当に良かったと感じています。プレゼンボードの作り方や発表の仕方について、先生方のアドバイスを受けながら、誰が見ても設計意図やこだわりが伝わるよう、ダイアグラムを用いたり着彩を施したりと図面表現を工夫しました。また、発表では図面や模型を指し示しながら説明することで、視覚的に伝えることを意識しました。言語を超えた表現の重要性を強く実感し、今後も「伝えようとする姿勢」を大切にしていきたいと思います。 このような貴重な機会を用意してくださった先生方、そして台湾の先生・学生の皆さんに感謝しています。最後まで支えてくださった先生方にも御礼申し上げます。この経験は、今後の学びにつながる大切な思い出となりました。   人間環境デザイン学科 3回生 定行 風佳 這次代表台科大前往日本畿央大學交流,很榮幸於木構造建築設計中,獲得「銅賞」。我們從結構邏輯到空間質地進行了深度的探討,對自己的設計作品也很滿意。特別感謝畿央大學的陳建中副教授的舉辦,以及來自日本及台灣的老師們的專業帶領與指導。未來會帶著這份實踐經驗繼續在建築路上精進。   【日本語訳】今回、台湾科技大学を代表して日本の畿央大学へ交流に赴き、国際木造建築設計プログラムにおいて「銅賞」を受賞できたことを大変光栄に思います。私たちは構造論理から空間性質に至るまで深く検討し、自分たちのデザイン作品にも大変満足しています。特に、畿央大学の陳建中先生の開催に感謝申し上げますとともに、日本および台湾からの先生方の専門的なご指導に感謝いたします。今後もこの実践経験を活かし、建築の道で精進し続けます。 台湾科技大学 建築学専攻 修士1年生 羅 鈺欣 在跟同學一起設計木構造建築的過程中,得到許多收穫。我們考慮了木柱的配置,搭配日式榻榻米的尺寸,讓整體空間更符合日式軸組的工法,並設計了茶室和室外平臺,居住者可以在其中行走、坐臥,享受輕鬆的生活。在眾多優秀的設計發表中,我很開心也很驚喜我們獲得了銅獎。這次的經歷不只讓我對木構造與空間設計有了更深入的了解,也認識到團體作業的重要,期待未來還能挑戰更多有趣的設計!   【日本語訳】同級生と共に木造建築を設計する過程で、多くの収穫がありました。私たちは木柱の配置を考慮し、和風畳のサイズと組み合わせることで、全体空間を日本の軸組工法により適合させました。茶室と屋外テラスを設計し、居住者はその中で歩いたり座ったり横になったりして、ゆったりとした生活を楽しむことができます。多数の優れたデザイン発表の中で、私は大変嬉しく、銅賞を受賞したことに驚いております。今回の経験は、木構造や空間デザインについてより深く理解できただけでなく、チーム作業の重要性も認識しました。今後もさらに面白いデザインに挑戦できることを期待しています! 台湾科技大学 建築学専攻 修士1年生 姜 芷葳 参加学生の感想 今回の設計交流と講評会では、日本の学生が日本ならではの技法を用いた提案を行なった一方、台湾の学生は日本のアニメをきっかけに日本の住宅を深く調べ、台湾の文化と融合させた提案が見られました。また、講評会後の歓迎会では、学生同士が互いの作品について活発に意見交換を行い、台湾の先生方から意見をいただき、日常の授業では得がたい経験を通して、新たな発見や学びを得る貴重な機会となりました。   人間環境デザイン学科 3回生 山本 花梨   ▼ 表彰式後の参加者の集合写真   人間環境デザイン学科 准教授 陳 建中 関連記事 ▼ 人間環境デザイン学科 海外学生との交流のようす 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2025 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ   ▼人間環境デザイン学科関連記事 「スポーツ・健康まちづくりデザイン 学生コンペティション2025」デザイン部門 「優秀賞」 受賞~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 京都府主催「第9回Woodyコンテスト」で3回生が「佳作」に!~人間環境デザイン学科 第5回近畿学生住宅大賞で2回生が「企業賞」に!~ 人間環境デザイン学科  築56年の住宅地建替えコンペで「審査員特別賞」に!~人間環境デザイン学科 吉永ゼミ

2026.01.29

「スポーツ・健康まちづくりデザイン 学生コンペティション2025」デザイン部門 「優秀賞」 受賞~人間環境デザイン学科 陳ゼミ

スポーツ庁主催「スポーツ・健康まちづくりデザイン 学生コンペティション2025」において、人間環境デザイン学科の陳ゼミ(2年生)が応募した作品がデザイン部門「優秀賞」を受賞しました!   人間環境デザイン学科の陳ゼミ2年生を中心としたチームは、スポーツ庁が主催した「スポーツ・健康まちづくりデザイン 学生コンペティション2025」に参加し、「真美ヶ丘ピンポンコモンズ〜大学キャンパスを地域に開放する屋外卓球台の交流場所の創出」という作品でデザイン部門に応募しました。畿央大学チームは、応募総数48点の中から一次審査を通過して、2025年12月16日に東京で行われた二次審査会に参加して、デザイン部門「優秀賞」を受賞しました。   テーマ:真美ヶ丘ピンポンコモンズ〜大学キャンパスを地域に開放する屋外卓球台の交流場所の創出 ▼ 畿央大学チームの提案作品     二次審査会の前には、学生たちは発表資料の準備に励み、数回の発表練習会を行いました。人間環境デザイン学科の教員に加えて、理学療法学科の松本先生からも講評をいただき、多様な視点からのアドバイスを得ることができました。 ▼ 学内発表練習会の様子   ▼ 二次審査会に参加する直前、発表練習後の集合写真   2025年12月16日に東京で行われた二次審査会には朝9時から「アイデア部門」10作品および「デザイン部門」6作品の順番が発表され、各チームが12分程度の発表と質疑応答が行われました。「デザイン部門」の中に、大学生が構成されたチームは畿央大学チームだけで、他の5チームは大学院生のいるチームでした。それにもかかわらず、学生たちは健闘して、堂々と作品を発表しました。   ▼ 東京新宿駅のLumine 0で行われた二次審査会の会場   ▼ 二次審査会での畿央大学チームの発表   ▼ 発表後、学生たちと審査員の質疑応答   畿央大学チームは「真美ヶ丘ピンポンコモンズ〜大学キャンパスを地域に開放する屋外卓球台の交流場所の創出」というテーマで、「かつらぎの道」と接する畿央大学第二キャンパスにおいて、スポーツと健康につながる地域交流の場所づくりを提案しました。   「ピンポンコモンズ」とは 「ピンポンコモンズ」とは卓球を通じて、みんなが共用・交流できる場所とします。既存の動線を考慮しながら、計画敷地を二等辺三角形と設定して、その中心に45度で卓球台を設置し、卓球台の周辺には観戦・交流のベンチを計画しました。ベンチには観戦だけではなく地域の住民や大学生などが座って喋ったりすることで交流ができる場所と計画しました。   ▼ 畿央大学チームが提案した「真美ヶ丘ピンポンコモンズ」の設計   屋外卓球台の設計では三角形を活用して、足が当たりにくいデザインとし、卓球台の足の間の空間にラケットやピンポン玉の収納箱をつけます。車椅子ユーザーの方や高齢者の方でも誰でも遊べるような設計になっており、ユニバーサルデザインも考慮しました。なお、運営管理体制やイベントの企画までも提案しました。   ▼ 卓球台の設計と運動・交流場面のイメージ図   ▼ 畿央大学チームが見事、デザイン部門「優秀賞」を受賞   ▼ 表彰式の後、参加学生と審査員の集合写真   ▼ 二次審査会の参加学生同士と審査員の交流会   参加した学生の感想 ● 今回チームで動くという難しさを感じました。しかしその中での作業の分担、構想のすり合わせなどを進めることで物事を進めていく力を養えたと思います。2年生の段階でレベルの高いコンペティションに参加できたことが大変貴重な経験で、とても良い刺激をもらうことができたことをありがたく思います。 人間環境デザイン学科 陳ゼミ 2回生 渡邊 涼   ● 初めてのコンペで、一次審査を通過し、二次審査として発表することができたので、良い経験になりました。他の人の発表を聞き、私たちの発表の資料や発表の仕方について改善部分を見つけました。今回の経験を今後に生かせたらと思いました。 人間環境デザイン学科 陳ゼミ 2回生 佐伯 穗寿実     ● 今回のコンペで頑張ったのは卓球台のデザインとプレゼンです。発表の参加で学んだことは主には発表のやり方と、プレゼン資料の作り方です。発表では資料だけを見るのではなく柔軟な対応で読み上げることが大事だと感じました。プレゼン資料の作り方ではわかりやすく、ダイアグラムの重要性などが理解できました。 人間環境デザイン学科 陳ゼミ 2回生 中本 路瑛   ● 準備段階でコンセプトの整理や内容の詰め直しを繰り返し行いました。自分たちのアイデアに自信を持ち、最後まで提案を信じてブラッシュアップを重ねたことです。東京という大きな舞台でのプレゼンテーションは非常に緊張したのですが、最後まで全力を出し切り、自信をもって発表できたことは大きな経験となりました。 人間環境デザイン学科 陳ゼミ 2回生 藤坂 俊佑   ● コンペの準備では、敷地条件やテーマを読み取り、意見を出し合いながら進めていきました。メンバー間で考えを共有し共通の方向性として整理する過程に難しさを感じましたが、話し合いを重ねることで形にすることができました。発表では、限られた時間でわかりやすく伝える必要があり、情報の整理や役割分担の重要性などを学びました。 人間環境デザイン学科 陳ゼミ 2回生 千賀 玲哉 ● 健康やスポーツをまちづくりにどう反映させるかについては、要点を絞って調査や検討を行い、現実性と独自性の両立を意識しました。発表や他大学の作品を通して、限られた条件の中でも工夫次第で説得力のある提案ができることや、他者の視点を取り入れる重要性を学んだ。この経験は、今後の設計活動において大きな自信につながりました。 人間環境デザイン学科 陳ゼミ 2回生 大嶋 悠暉   指導教員より ゼミ活動の「屋外居場所づくり」の一環として、学生たちは2025年8月から屋外卓球台を活用した地域交流の居場所づくりの課題に取組んでいました。気軽に運動できる場所の創出および地域交流とつながることを議論しながら、チームワークで提案と発表の準備もよく頑張りました。なお、貴重な経験を頂いた主催側のスポーツ庁と審査員の皆さま、および本学ご協力を頂いた教職員の皆さまに感謝を申し上げます。今回の経験を糧にして、将来学生たちの成長を期待しています。   人間環境デザイン学科 准教授 陳 建中   関連記事 第5回近畿学生住宅大賞で2回生が「企業賞」に!~ 人間環境デザイン学科 築56年の住宅地建替えコンペで「審査員特別賞」に!~人間環境デザイン学科 吉永ゼミ 「佐味田みんなの縁側」 板絵描き・障子替え-夏から秋へ ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 「いつもの場所で時を織る」—ストリート織り機から生まれたソファーカバーがお披露目されました ~ 人間環境デザイン学科 村田ゼミ

2026.01.27

京都府主催「第9回Woodyコンテスト」で3回生が「佳作」に!~人間環境デザイン学科

京都府主催の「第9回Woodyコンテスト」において、人間環境デザイン学科 前川ゼミ 3回生の下司 充玖大さんの「循環する建築」が「佳作」を受賞しました。 Woodyコンテスト について 京都府が主催し、府内の森林資源として充実している京都府内産スギ、ヒノキの特性を活かした木造住宅(建築)や木製家具のアイデアを募集するデザインコンテストです。部門は建築と家具の2部門に分かれます。   建築や家具の設計製作に携わる建築士等の木材への関心を高め、木材利用の推進を図り、木材を暮らしの中で活かし利用していく「木の文化」の継承と、木材の新たな利活用方法を開拓することが開催主旨となります。   受賞作「循環する建築」について 下司さんは「循環する建築」を建築部門に応募し、見事「佳作」を受賞しました。     「循環する建築」は、伐採や整備で生まれた木材チップや落ち葉を圧縮し、自然由来の結合材で固めたレンガによって新たな屋外空間をつくり出す提案です。   レンガにより床や椅子、ベンチなどをつくり、人々が集い、休憩し、自然と触れ合う場を生み出します。さらに、それらの構築物が、時間の経過とともに、少しずつ風化し、苔が生え、やがて柔らかく崩れていき、最終的に、レンガは完全に土へと還元され、森の木々が育つための肥沃な養分となります。このレンガは生態系の循環装置として次の生命を育む役割を担うことが企図されます。人工物でありながら、朽ちることによって自然を再生させ、使いながら壊れていくことが価値になっていくという、木材にしかできない提案となっています。   ▼WODDYコンテストHPより   下司さんからの喜びの声 この度は佳作に選んでいただき、大変うれしく思います。今回の提案では、「循環する建築」をテーマに、伐採や整備の過程で生まれる木材チップや落ち葉を活用した「循環するレンガ」による空間づくりを行いました。このレンガは、人が集い休憩する場を形づくる建材であると同時に、時間の経過とともに風化し、苔や生き物を受け入れ、最終的には土へと還元されていきます。人工物は長く残ることが価値だと考えられがちですが、あえて朽ちていく過程を肯定的に捉えることで、建築が自然の循環の一部になれるのではないかと考えました。設計課題に取り組む中で、建築と自然との関係について改めて向き合う機会となりました。     人間環境デザイン学科 前川ゼミ 3回生 下司 充玖大 関連記事 「スポーツ・健康まちづくりデザイン 学生コンペティション2025」デザイン部門 「優秀賞」 受賞~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 第5回近畿学生住宅大賞で2回生が「企業賞」に!~ 人間環境デザイン学科  築56年の住宅地建替えコンペで「審査員特別賞」に!~人間環境デザイン学科 吉永ゼミ

2026.01.15

第5回近畿学生住宅大賞で2回生が「企業賞」に!~ 人間環境デザイン学科 

近畿建築士会協議会主催 第5回 近畿学生住宅大賞において、人間環境デザイン学科吉村ゼミ 2回生の寺村 泰則さんが応募した、“と、と、と、”が「企業賞」を受賞しました!本学では昨年度に続き2年連続での近畿学生住宅大賞「企業賞」受賞となります。   ▶昨年度(第4回)の近畿学生住宅大賞受賞の様子はこちら 近畿学生住宅大賞の紹介   近畿学生住宅大賞は、建築士会が開催する建築デザインコンテストです。戸建住宅から集合住宅まで、近畿の大学で学ぶ学生が学校の住宅課題で手がけた設計案を対象としています。第5回目である2025年度は63作品の応募がありました。 応募作品の事前データ審査を経て2025年12月6日最終審査及び表彰式が行われました。このコンテストの特徴は、審査員が選ぶ賞だけでなく、企業と学生の節点をつくる事を目的として協賛の企業が選ぶ企業賞があることです。   寺村さんはこの企業賞を獲得しました。他大学のプレゼンテーションをお互いに見る事ができるだけではなく、その道の一流の審査員による公開審査で交わされる白熱の議論を間近で聞く事ができ、学生にとって非常に刺激的で実りある経験ができる貴重なコンテストです。   寺村さんから喜びの声が届きました!   2回生の目標として、なにかひとつコンペに応募するということを掲げていました。その結果、初めて応募したコンペで「企業賞」をいただけたことは大変嬉しく思います。 私は、建築設計演習Ⅰの課題で取り組んだ週末住宅を応募しました。この課題では、大学近くの公園を別荘地と仮定して、自然の中で過ごすための週末住宅(別荘)を設計しました。         計画地の豊かな木々や傾斜などの自然環境を最大限に活かし、屋内外の接続を工夫したり、木材を用いた内外装にすることで、自然と調和できる住宅をめざしました。       今回のコンペを通じて、担当者の方とお話することができたり、入賞された学生のプレゼンや作品を見させていただいたりと、大学から飛び出してみることで貴重な体験ができました。また、コンペの応募にあたっては、吉村先生に何度もエスキースをしていただき、先生のアドバイスがとても力になりました。人間環境デザイン学科では先生と生徒の距離が近いことから、手厚いサポートを受けられる、学生にとってありがたい環境です。 今回の受賞経験と、今の恵まれた環境を活かして、これからも建築について学んでいきたいです。       人間環境デザイン学科 吉村ゼミ 2回生 寺村泰則     担当の吉村 理教授からのコメント このコンテストに寺村君は初めての設計課題である、2回生の第一課題「週末住宅」を提出しました。大学の近くにある公園を敷地として、30歳代の共働き夫婦が自然の中で休日を過ごす為の場所を設計する課題です。公園の起伏をうまく利用して、屋内と屋外が緩やかに繋がった心地よい空間をつくっています。   丁寧な作業で作成された図面、模型は共に素晴らしい出来映えです。コンテストに向けて、模型写真を何度も撮影し直し、授業では作成しなかった断面パースを一から作りあげました。その努力と粘り強さが、この素晴らしい結果に繋がったと思います。 関連記事 第4回近畿学生住宅大賞で3回生が「企業賞」に!~人間環境デザイン学科 築56年の住宅地建替えコンペで「審査員特別賞」に!~人間環境デザイン学科 吉永ゼミ 「佐味田みんなの縁側」 板絵描き・障子替え-夏から秋へ ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 「いつもの場所で時を織る」—ストリート織り機から生まれたソファーカバーがお披露目されました ~ 人間環境デザイン学科 村田ゼミ    

2026.01.08

築56年の住宅地建替えコンペで「審査員特別賞」に!~人間環境デザイン学科 吉永ゼミ

大阪府富田林市にある築56年の住宅地を対象とした「大阪・金剛第三住宅建て替え デザイン構想コンペティション」で、人間環境デザイン学科の吉永ゼミ(3・4回生)が『審査員特別賞』を受賞しました!     このコンペは、老朽化、耐震性、高齢化、バリアフリーなどの課題を抱える住宅地に対し、すぐに結論を出すのではなく地域の未来を考えるためのアイディアを募るものです。       吉永ゼミの提案 私たちの提案は、空き家が増えてきている団地を大きく建て替えるのではなく、既存を活かして減築して耐震性を向上させて、減築の廃材も有効活用して緑の丘を構築して地域をつなぐ場所を生み出すというものです。     建て替えが求められた中、特異な計画案でしたが、地域の問題やこれからの社会をメンバーで熟考した計画案を提案することができました。     審査員の先生方や住民の皆様にプレゼンすることができた良い学びの機会でした。     ▼質疑応答の様子 金剛第三住宅建替え計画委員会からコメント 独自の着眼点と発想力により、審査員から特に注目すべき提案として高く評価されました。今後の検討において、新たな視野を広げてくれる構想です。 吉永ゼミ生のコメント 本コンペでは、団地の建て替えが求められる中で、既存の団地が持つ価値や地域との関係性に改めて向き合いながら計画に取り組みました。   私は主に、計画の考え方や意図をプレゼンテーションボードとして表現する役割を担いました。先生との議論を通して社会的背景や計画の意味を理解し、それをどのように空間として伝えるかを考え続ける経験となりました。また、四回生前期の設計課題でも団地をテーマに取り組んだ経験があり、今回のコンペでは、団地という住まいの蓄積や暮らしの多様性をどのように未来へつなぐかを改めて考えることができました。   特に、既存の価値を読み取り、単に新しくするのではなく「どう残し、どうつなぐか」を考える姿勢は、今後の設計課題にも活かしていきたい大きな学びでした。   審査員の先生方や地域の方々に直接プレゼンテーションを行えたことも含め、設計と社会との距離を実感できる貴重な機会となりました。   人間環境デザイン学科4回生 松井 美樹 関連記事 MBS毎日放送「住人十色」に本学教員が設計した住宅が登場!~人間環境デザイン学科 6大学建築合同ゼミ合宿2025が三重県で開催されました!~人間環境デザイン学科 前川ゼミ・吉永ゼミ 「佐味田みんなの縁側」 板絵描き・障子替え-夏から秋へ ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 「いつもの場所で時を織る」—ストリート織り機から生まれたソファーカバーがお披露目されました ~ 人間環境デザイン学科 村田ゼミ

2025.12.03

「佐味田みんなの縁側」 板絵描き・障子替え-夏から秋へ ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ

人間環境デザイン学科の陳ゼミでは、佐味田地区の皆様と河合町役場と協力して『佐味田みんなの縁側』を制作し、2023年5月12日から河合町 佐味田集会所前に設置しています。今回は夏と秋の板絵描き・障子替えの様子をご紹介します!   ▶ 前回の活動を紹介した記事はこちら 夏のイベントの様子 2025年6月21日(夏至)の午後に河合町佐味田老人憩の家において、「佐味田みんなの縁側」の夏イベントを行いました。佐味田地区の住民24名(大人と子ども)、河合町役場職員、畿央大学生(人間環境デザイン学科と現代教育学科)、教員を含めて、合計40名の参加ができました。ご参加の方々に感謝を申し上げます。   今回は、新たな障子の発表および住民の方々との共同作業を行いました。   今年度の障子は佐味田の風景に季節の花や植物を描いたデザインとし、右の柿の木と左の桜の木そして季節の花の変化を楽しんでもらいたいと思い作成しました。また、今回作成にあたって四季のイラストのデザインアイデアをいただくため住民の方々と一緒に季節のものを描いたり色を塗ったりしました。   ▼ 今年度の障子のテーマを住民の方々に発表を行いました。   その後、住民と大学生はチームに分かれて、1つのチームが夏バージョンの障子の色塗り、4つのチームが春、秋、冬バージョンの障子を住民の方々と一緒に作成しました。   ▼ 作業の様子     ▼ 障子の秋バージョンの共同創作・発想   ▼ 障子の冬バージョンの共同創作・発想   ▼ 夏の障子の貼り替え作業   ▼ 地域の子どもたちに見守られながら無事設置することができました。   ▼貼り替えができた夏バージョンの障子です。   夜になると中に設置しているライトがひかり障子の絵が昼間より、より鮮明に浮かびとてもきれいです。   ▼ 夜の障子の様子     板絵には夏に関する物を住民の方々に描いていただき表現力豊かなデザインがいっぱいありとても素敵な板絵が完成しました。「佐味田みんなの縁側」は夏の雰囲気に感じられます。   ▼ 住民の方々が描かれた夏の板絵は、「佐味棚」に飾られました。   ▼ イベント後には、さらに書き足された板絵が並び、より「夏」の雰囲気が感じられました。   また、住民の方々に対して、「佐味田みんなの縁側」の後方に設置予定の、掲示板の提案も畿央大学生より行いました。掲示物の固定方法や耐久性、掲示面の素材についてなどの議論ができました。   ▼ 大学生が掲示板の提案を説明した様子   ▼ 夏の「佐味田みんなの縁側」における参加者たちの集合写真 参加した学生の感想 今回作成するにあたって障子のデザインを考えるのがとても難しかったのですが住民の方々に喜んでいただきとてもうれしかったです。また、作成中に住民の方々と直接お話ができ私たちにはないアイデアをいただけてとても有意義な時間を過ごすことができました。 Tさん 自分が大部分を関わった企画を自ら発表するということは、初めての経験でした。住民の方が様々な意見をくださり、議論し、真剣に話し合いができました。とても緊張しましたが、ありがたい貴重な経験となりました。今回の発表を活かし、掲示板をよりよいモノにしていきたいと思いました。 Yさん   人間環境デザイン学科 3回生 塚崎 陽菜、吉田 周平   「佐味田みんなの縁側」の秋の障子替え 2025年10月3日の午後に、「佐味田みんなの縁側」での現地活動を行い、秋バージョンの障子に貼り替えました。     ▼ 河合町佐味田地区の秋風景をテーマにしました。   ▼ 秋の「佐味田みんなの縁側」   なお、住民の方との交流活動も行い、陳ゼミが制作した動物将棋を遊びました。学生たちが提案した遊び道具も紹介して、住民との意見交換を行いました。   ▼ 動物将棋の遊びと遊び道具の提案説明が行われた様子   ▼秋の「佐味田みんなの縁側」における参加者の集合写真   人間環境デザイン学科 准教授 陳 建中 関連記事 ▼ 陳ゼミ 河合町佐味田地区での活動についての過去の記事 「佐味田みんなの縁側」の塗り替えおよび春の板絵描き・障子替え ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 河合町佐味田の居場所計画で「佐味田みんなの縁側」“縁台”を提案!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 河合町佐味田の居場所計画 「佐味田みんなの縁側」制作・発表~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 河合町佐味田の居場所「佐味田みんなの縁側」の活用状況調査~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 河合町佐味田地区「佐味田みんなの縁側」の増設 板絵の飾り棚および遊び道具の制作活動~人間環境デザイン学科 陳ゼミ ▼人間環境デザイン学科についての過去の記事 「いつもの場所で時を織る」—ストリート織り機から生まれたソファーカバーがお披露目されました ~ 人間環境デザイン学科 村田ゼミ 【新刊紹介】本学教員が「韓国建築史」について分担執筆!~人間環境デザイン学科前川准教授

2025.11.17

「いつもの場所で時を織る」—ストリート織り機から生まれたソファーカバーがお披露目されました ~ 人間環境デザイン学科 村田ゼミ

畿央大学 ラーニングコモンズに、新しいソファーカバーが登場しました。このカバーに使われている生地は、すべて「靴下のまち」奈良県広陵町で靴下生産時に生まれる残糸を活用し多くの方に織っていただいた布からできています。   この取り組みは、2023年に行われた畿央大学20周年記念イベント「学生が考える居場所づくりコンペ」に応募した企画「いつもの場所で時を織る―とぎれない軌跡―」から始まりました。   当時、村田ゼミでは「受け継がれてきた織り機」と「先輩たちが紡いだ糸」、そして靴下工場で余ってしまう残糸に新たな役割を与え、ストリートピアノのように「誰でも参加できる織り機」をキャンパスに置き、人と人がつながる“居場所”をつくることを提案しました。 畿央祭での「ストリート織り機」——3歳から90歳まで、みんなで織った8メートル このアイデアは、翌年(2024年)の畿央祭で「ストリート織り機」として実現しました。当日は3歳のお子さんから90歳の方まで、本当に幅広い年代の方々が織り体験に参加してくださいました。織りを楽しみながら、靴下生産で生じる残糸の問題や、資源を無駄にしないモノづくりについて考えるきっかけにもなりました。   ▼ 2024年畿央祭にて「ストリート織り機体験」   ▼ 靴下生産時に出るカラフルな残糸   ▼「ストリート織り機」設置のため、3階の実習室からエントランスホールへ移動   ▼ エントランスに設置した「ストリート織り機」で織り体験を楽しんでもらいました   ▼ 多くの方に参加していただきました。   ▼ 2024年の畿央祭の2日間で少しずつ、少しずつ杼を飛ばし織っていただいた結果、布は約8メートルに。   この「みんなで織った布」をどう生かすか——村田ゼミで話し合いを重ね、「多くの学生が集う場所で使えるもの」にしようと決めました。 みんなで織った布が、「みんなの居場所」を包むソファーカバーに 完成したソファーカバーは、ラーニングコモンズで日々多くの学生が利用しているソファーに掛けられています。   畿央祭で織っていただいた布を主役に実習室に保管していた余り布を組み合わせてパッチワークのように配置することで、華やかさと落ち着きの両面を持たせ布の向きを変えることで表情が豊かに、長く楽しめるデザインに仕上げました。   一本一本の糸が経糸と緯糸となって交わり一枚の布になるように、このラーニングコモンズも、『学科や学年を越えて人と人がつながる「交わりの場」であってほしい』そんな思いを込めて村田ゼミ生が制作しました。   ▼ 完成したソファーカバー   ▼ ゼミ生によるテープカットをしました。   ▼ 制作にかけたメッセージを語りました。   ▼ ソファーカバー1   ▼ ソファーカバー2 最後にご協力いただいた皆さまへ ラーニングコモンズにお越しの際は、ぜひソファーカバーに触れてみてください。   そこには、畿央大学で過ごす一人ひとりの時間と、地域とつながる学びの軌跡が、静かに、しかし確かに織り込まれています。ストリート織り機で織ってくださった皆さま、残糸提供にご協力くださった広陵町靴下組合の皆さま、制作を支えてくださった教職員の皆さまに、心より感謝申し上げます。   ▼ 村田ゼミ集合写真   人間環境デザイン学科 村田ゼミ 3回生 鈴木 優真 髙本 怜花 竹村 弥恵 宮田 友希 田渕 那波 関連記事 【20周年記念】人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」レポート vol.1~応募が完了! 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」レポート vol.2~全審査が終了! 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」レポート vol.3~表彰式を実施! 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」レポート vol.4~製作開始! 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」 レポート vol.5 ~完成&セレモニー開催!   人間環境デザイン学科 村田ゼミ同窓会を開催しました

2025.11.13

【新刊紹介】本学教員が「韓国建築史」について分担執筆!~人間環境デザイン学科前川准教授

人間環境デザイン学科の前川歩先生が分担執筆された書籍 韓国「かたち」紀行 ― 東アジア・建築・人びと (草思社)が刊行されました。刊行にあたり、前川先生からコメントをいただきました。 前川 歩准教授より 本書は、建築家の石山 修武さん、歴史工学家の中谷 礼仁さんが中心となり、海印寺、河回村、浮石寺をへて、扶餘の浄林寺、弥勒寺などの古代遺跡を巡った一週間弱の旅で得た発見をもとに制作されたものです。韓国の建築、色彩論、大地と屋根の関係、地形と風水といった多彩なエッセイを中心に構成され、さらに写真家の中里 和人さんの写真が現地の雰囲気を生き生きと伝えます。   私は、「韓国建築史入門」と題し、韓国の古建築の歴史と特異点について、日本建築と比較しながら執筆しています。さらに韓国で絶対に見るべき古建築を解説した「韓国古建築20選」も執筆しています。   建築の専門家や学生はもちろん、一般の方にも楽しめる韓国文化入門書という側面もありますので、韓国に旅行される際はぜひご一読いただければ幸いです。   関連記事 MBS毎日放送「住人十色」に本学教員が設計した住宅が登場!~人間環境デザイン学科 西宮市苦楽園地区コミュニティ交通の時刻表&車体ラッピングデザインを担当!~ 人間環境デザイン学科 清水研究室 6大学建築合同ゼミ合宿2025が三重県で開催されました!~人間環境デザイン学科 前川ゼミ・吉永ゼミ