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人間環境デザイン学科

2024.07.11

【プロジェクトゼミって何するの?⑧】生駒市近代建築「静養院断食療養所」実測調査~人間環境デザイン学科 前川ゼミvol.4

人間環境デザイン学科では2回生後期から3回生の1年半の間、少人数のゼミにわかれて様々な課題に取り組みます。それぞれの課題は、建築、インテリア、アパレルデザインのコースに準じた学びであることはもちろん、地域連携、歴史的建造物の保存再生、SDGs等多岐にわたる課題解決にも取り組みます。 このブログでは、各ゼミの取り組みを紹介し、卒業研究や就職に活かせる実践力を学生がどのように身につけることができるかをご紹介します。 前川 歩先生のゼミにはインテリアデザインコースの学生が多く在籍し、現在、以下の3つの建築物について、その歴史的価値を見出しながら保存再生デザインする方法を模索しています。   河合町 旧豆山荘 田原本町 聖公会 田原本聖救主教会 生駒市 近代建築(現在生駒市で進めておられる『生駒市史』編纂事業の一環で、前川先生が生駒市に所在する近代建築の調査研究を委託され、前川ゼミで市内の主要な近代建築の実測調査、資料調査を行っています。)   1.  2.のプロジェクトについてのブログはこちら! 【旧豆山荘&聖公会田原本聖救主教会】建物の歴史的価値を活かして保存再生へ 【旧豆山荘】 保存再生プロジェクト 【旧豆山荘】 保存再生プロジェクト②   今回のブログでは3. 生駒市 近代建築の調査の一環で6月12日(水)・19日(水)に実施された「静養院断食療養所」実測調査の様子についてご紹介します。 生駒市 近代建築「静養院断食療養所」 心地良い初夏の風の中訪れた「静養院断食療養所」は生駒山の中腹にあり、生駒市街を見晴らすことができました。       到着後、早速先生から「静養院断食療養所」の建物について説明を受けました。現存する建物は昭和初頭に建てられ、昭和11年頃さらに増築されたものです。表現主義風のポーチの造りが特徴的で、当時の雰囲気をよく伝えており、またこれだけ大規模の木造建築が当時のまま残っていることも珍しいそうです。       建物に入り、院長様に断食療養所という珍しい施設のそれぞれの場所を案内していただきました。学生は話を聞きながら、建築の造りに注目し、1つ1つの柱や間取りをしっかり確認していました。先生が建物内の柱を指し、「この建物は内部が真壁構造だから平面図がとても描きやすいね」と話をされ、ゼミ生は頷いていました。   ▼真壁構造:柱や梁などを見せて納めている壁のこと。これは日本の伝統的な壁の納め方で、主に和風建築や和室などの壁に用いられている。     まずは、この建物の平面図を描いていきます。画板、方眼用紙、ヘッドライト(建物内は電気がつきません)、三色ボールペンを準備しました。先生から、「土壁は二重線で」、「窓は引き違いとわかるように」、「壁種や木枠の窓とアルミサッシの窓の違いがわかるよう記号を付記すること」等の指導の後、学生は分担場所に向かっていきました。初めて実測調査に臨むと話していた学生も、巡回される前川先生の指導のもと、1時間半も経たないうちに分担箇所の平面図を仕上げました。   ▼先生から指導を受ける様子     建物内の平面図が仕上がれば次に寸法を計測し、それを平面図に落とし込んでいきます。   ▼平面図   ▼寸法を記載した平面図   ▼計測する学生の様子   平面図が終わり、今度は断面図、立面図、配置図を分担して実測していきます。断面図を描くには天井の点検口を開けて屋根の小屋に潜る必要があります。小屋にもぐってみると当時のままの小屋組みの状況が残っており、時代によってその構造を変えていることもわかったようです。   ▼小屋組みの様子   学生たちは熱中症に注意して作業に取り組みます。また、自然豊かな環境の中、虫と格闘しながら作業をする学生の姿もありました。   今回の実測調査の結果が 『生駒市史』編纂事業にどのように活かされていくのか、今後の報告がとても楽しみです。     プロゼミ紹介プロジェクト   関連記事 【プロジェクトゼミって何するの?①】明日香村八釣地区「妙法寺」の実測調査Vol.1~人間環境デザイン学科 三井田ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?②】SDGsの視点で地場産業を盛り上げよう~人間環境デザイン学科 村田ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?③】建物の歴史的価値を活かして保存再生へ~人間環境デザイン学科 前川ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?④】4大学合同で「奈良きたまち」の地域課題に取り組む!~人間環境デザイン学科 三井田ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?⑤】旧豆山荘 保存再生プロジェクト~人間環境デザイン学科 前川ゼミvol.2 【プロジェクトゼミって何するの?⑥】旧豆山荘 保存再生プロジェクト~人間環境デザイン学科 前川ゼミvol.3 【プロジェクトゼミって何するの?⑦】南都銀行現本館 利活用コンテストに参加!~人間環境デザイン学科 前川ゼミ 学生が竹テント制作で関わった明日香スタンドが「場を生むデザイン賞」最優秀賞に選出!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ ABCテレビ「やすとものいたって真剣です」に本学教員が設計した住宅が登場!~人間環境デザイン学科 地域住民と4大学が参加!「インターカレッジフォーラム2024 in 奈良きたまち」を開催します!~人間環境デザイン学科

2024.07.10

本学教員が日本繊維製品消費科学会にて「ポスターベスト発表賞」を受賞しました!~人間環境デザイン学科

6月22日(土)・23日(日)に信州大学にて開催された日本繊維製品消費科学会 2024年年次大会において、人間環境デザイン学科 助手の小松 智菜美先生がポスターベスト発表賞を受賞しました。 ポスターベスト発表賞は30歳未満の学生並びに院生(昨年度3月末修了の院生も含む)がエントリーできる賞で、応募の意思表示をしてポスター発表を行った者の中で、優れた発表を行った発表者に授与されるものです。   小松先生は本学人間環境デザイン学科の卒業生で、助手を務めながら昨年度本学大学院 健康科学研究科 修士課程を修了しました。この度は本学大学院での乳がん術後用入浴着についての研究内容を発表されました。今回は研究内容に加えて、小松先生よりコメントをいただきましたので紹介します。     研究題目「乳がん術後用入浴着の評価に関する研究」 本研究は、乳がん術後女性のQOLを向上させることを目的として、乳房切除後も胸部を覆いながら入浴できるようにする入浴着に関する研究です。普段着や下着とは異なり、入浴で使用する入浴着の評価は重要ですが、未だ研究報告が不足しています。そこで、「身体への負担を軽減する入浴着の客観的指標を構築すること」を研究目的とし、入浴着の素材の物性評価、着脱に関する生理評価、主観評価を行い、評価結果の関連性を検討しました。その結果、素材の伸び、回復性の度合いとその性質を持つ方向、デザインを含めた着脱方法が評価に影響を与えていることが分かりました。さらに、それらを検討することが、筋肉への負担軽減と着脱時間の短縮に効果的であり、入浴着の「着やすさ」「脱ぎやすさ」の感覚に大きく影響を与えていることが判明しました。   小松先生コメント この度、繊維製品消費科学会年次大会にて、ポスターベスト発表賞を頂戴しました。この受賞は、日々ご指導いただいている村田 浩子先生、増田 桂子先生、大阪公立大学の山下 久仁子先生をはじめ、研究メンバーの先生方、多くの方々のご支援があってのことです。また、業務の傍ら大学院生として研究に励んだ2年間、人間環境デザイン学科の先生方には心強いサポートをいただきました。この場をお借りしてみなさまに心よりお礼申し上げます。 本研究は、乳がん術後女性がより快適に入浴を楽しむための科学的な基盤を提供するために、入浴着の評価指標を検討しました。今後はさらに詳細な評価指標を構築し、より良い入浴着開発に活かしていきたいと考えています。入浴着研究にご協力いただいている協力者のみなさまからの暖かいお言葉を励みに、これからも研究活動に精進して参ります。この度はありがとうございました。   関連記事 【プロジェクトゼミって何するの?⑦】南都銀行現本館 利活用コンテストに参加!~人間環境デザイン学科 前川ゼミ 学生が竹テント制作で関わった明日香スタンドが「場を生むデザイン賞」最優秀賞に選出!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 学生が竹テント制作で関わった明日香スタンドが「場を生むデザイン賞」最優秀賞に選出!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 地域住民と4大学が参加!「インターカレッジフォーラム2024 in 奈良きたまち」を開催します!~人間環境デザイン学科 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.5~最終日を迎えました!

2024.07.01

【プロジェクトゼミって何するの?⑦】南都銀行現本館 利活用コンテストに参加!~人間環境デザイン学科 前川ゼミ

人間環境デザイン学科では2回生後期から3回生の1年半の間、少人数のゼミにわかれて様々な課題に取り組みます。それぞれの課題は、建築、インテリア、アパレルデザインのコースに準じた学びであることはもちろん、地域連携、歴史保存、SDGs等多岐にわたる課題解決にも取り組みます。 このブログでは、各ゼミの取り組みを紹介し、卒業研究や就職に活かせる実践力を学生がどのように身につけることができるかをご紹介します。 前川 歩先生のゼミではインテリアデザインコースの学生が多く在籍し、複数のプロジェクトに同時に取り組んでいます。今回は南都銀行本店(奈良市)利活用についてのアイデアコンペティション参加へ向けての活動をご紹介します。 南都なら未来アイデアコンテスト 参加に向けて 南都銀行本店 は大正15年に建てられた奈良には珍しい本格的な様式主義建築で、国の登録有形文化財です。南都銀行本店が移転することに伴い、現本店建築の利活用について南都銀行がコンペティションを実施しています。このコンペティションに前川ゼミも参加します。     6月7日(金)のプロジェクトゼミでは、前川先生から、2つのチームに分かれてそれぞれ1つずつアイデアを出すよう提案があり、その後、南都銀行の建築的価値やこれまでの増築の経過について簡単なレクチャーがありました。南都銀行本店に関する歴史的な資料の収集、さらに周辺環境についても資料を集め分析するように学生に指示がありました。     翌週の6月14日(金)には実際に現地へ行き、周辺環境のフィールドワークを行いました。コンペ案の提出前なので、詳しい調査内容は内緒ですが、南都銀行を中心に広範囲にわたり、まちに潜む問題や可能性についてゼミ生が担当街区に分かれ、調査を行いました。         各自の調査終了後、再度集合し成果の報告・今後の進め方についてディスカッションを行います。フィールドワーク後はすぐにディスカッションをすることが重要だそうです。それぞれ異なった見方が共有されていきます。     ディスカッション後は、スターバックスでご褒美です。暑い中お疲れ様でした。ここからどんなアイデアが出てくるか楽しみです。     ゼミ生の皆さんは、グループで複数のプロジェクトを進めながら、地域課題の発見と解決への取り組みを通じて実践力を身に付け、忙しくも充実した日々を過ごしています!   プロゼミ紹介プロジェクト   【関連記事】 【プロジェクトゼミって何するの?①】明日香村八釣地区「妙法寺」の実測調査Vol.1~人間環境デザイン学科 三井田ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?②】SDGsの視点で地場産業を盛り上げよう~人間環境デザイン学科 村田ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?③】建物の歴史的価値を活かして保存再生へ~人間環境デザイン学科 前川ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?④】4大学合同で「奈良きたまち」の地域課題に取り組む!~人間環境デザイン学科 三井田ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?⑤】旧豆山荘 保存再生プロジェクト~人間環境デザイン学科 前川ゼミvol.2 【プロジェクトゼミって何するの?⑥】旧豆山荘 保存再生プロジェクト~人間環境デザイン学科 前川ゼミvol.3 学生が竹テント制作で関わった明日香スタンドが「場を生むデザイン賞」最優秀賞に選出!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ ABCテレビ「やすとものいたって真剣です」に本学教員が設計した住宅が登場!~人間環境デザイン学科 地域住民と4大学が参加!「インターカレッジフォーラム2024 in 奈良きたまち」を開催します!~人間環境デザイン学科  

2024.07.01

【プロジェクトゼミって何するの?⑥】旧豆山荘 保存再生プロジェクト~人間環境デザイン学科 前川ゼミvol.3

人間環境デザイン学科では2回生後期から3回生の1年半の間、少人数のゼミにわかれて様々な課題に取り組みます。それぞれの課題は、建築、インテリア、アパレルデザインのコースに準じた学びであることはもちろん、地域連携、歴史保存、SDGs等多岐にわたる課題解決にも取り組みます。 このブログでは、各ゼミの取り組みを紹介し、卒業研究や就職に活かせる実践力を学生がどのように身につけることができるかをご紹介します。 前川 歩先生のゼミにはインテリアデザインコース の学生が多く在籍し、複数のプロジェクトに同時に取り組んでいます。今回は前回に引き続き河合町 旧豆山荘のその歴史的価値を見出しながら、保存再生デザインするプロジェクトの様子をご紹介します。   河合町 旧豆山荘のプロジェクトについて 大正時代に建てられた建物を、地域の方がコミュニティスペースとして利用できるよう河合町へのプレゼンを準備中。地域の方とともに、DIYでリノベーションしつつ、建物の歴史的価値を活かす提案を検討しています。産官学連携の取り組みです。   ▶河合町 旧豆山荘プロジェクトについての関連記事 保存再生デザイン報告会編 プレゼン準備編 ① プレゼン準備編 ②   今回は、河合町役場で経過報告を行いました。本プロジェクトは、河合町、株式会社森本組、本学の産官学連携の取り組みとなるため、それぞれからご参加いただいての会議となりました。   ▼河合町役場 会議室にて     初めに、リノベーションを行うにあたって以前に河合町様からいただいていた条件を振り返った後、今回の提案の目的、概要を説明し、その後学生それぞれが担当する箇所についての説明を行いました。   提案の目的、概要では、コミュニティスペースにて近隣住民とともワークショップを行うことを提案し、 STEP1:〔みんなで建物の価値をみつける〕 STEP2:〔みんなで壊れたところを探し修理方法を考える〕 STEP3:〔みんなで片づける〕 STEP4:〔みんなでデザインする〕 STEP5:〔みんなでつくる〕 と段階的に行う活動を提案しました。   ▼ワークショップについて説明する様子     河合町ご担当者様からは、「参加者数、また想定される参加者像を考えておく必要がある」「参加者がDIYに参加してケガをしたときの対応方法の検討が必要」「現在提案している学生の卒業後も継続できる活動であるか」等、ワークショップ実施についてのご意見がありました。その後、学生それぞれの担当箇所【資料館、地域交流の場(DIYラボ)、宿泊】についての提案を行いました。   ▼DIYで作るインテリア家具を説明する様子   河合町、また森本組のご担当者様より、「繰り返し来館してもらうためには、展示物の工夫が必要か」「耐震調査が可能か、バリアフリー化する場合はどの程度のことが可能か」「厚さ30mmの木材を使用したインテリアは重みがありそう、接合部はどのようにするか」「様々な年代に魅力を感じてもらう施設にするにはどのようにすべきか」 といった建物やインテリアについても、具体的な場面を想定した様々なご意見がありました。本日の本学からの提案事項については、河合町ご担当者様でご検討いただくこととなりました。   ▼準備資料   説明を終え、河合町様、森本組様から様々なご意見をいただき、学生は提案を実現していくことの難しさを感じつつ、またどのようにすれば懸念事項を乗り越えられるかを考える時間となりました。提案の実現に向けて、またゼミで検討が必要になりそうです。   こうして課題にぶつかりながらもチームで考えて乗り越えていく力は、社会に出たときに必ず活きる力となります。前川ゼミの皆さんを応援しています!   プロゼミ紹介プロジェクト   関連記事 【プロジェクトゼミって何するの?①】明日香村八釣地区「妙法寺」の実測調査Vol.1~人間環境デザイン学科 三井田ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?②】SDGsの視点で地場産業を盛り上げよう~人間環境デザイン学科 村田ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?③】建物の歴史的価値を活かして保存再生へ~人間環境デザイン学科 前川ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?④】4大学合同で「奈良きたまち」の地域課題に取り組む!~人間環境デザイン学科 三井田ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?⑤】旧豆山荘 保存再生プロジェクト~人間環境デザイン学科 前川ゼミvol.2 学生が竹テント制作で関わった明日香スタンドが「場を生むデザイン賞」最優秀賞に選出!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ ABCテレビ「やすとものいたって真剣です」に本学教員が設計した住宅が登場!~人間環境デザイン学科 地域住民と4大学が参加!「インターカレッジフォーラム2024 in 奈良きたまち」を開催します!~人間環境デザイン学科

2024.07.01

【プロジェクトゼミって何するの?⑤】旧豆山荘 保存再生プロジェクト~人間環境デザイン学科 前川ゼミvol.2

人間環境デザイン学科では2回生後期から3回生の1年半の間、少人数のゼミにわかれて様々な課題に取り組みます。それぞれの課題は、建築、インテリア、アパレルデザインのコースに準じた学びであることはもちろん、地域連携、歴史保存、SDGs等多岐にわたる課題解決にも取り組みます。 このブログでは、各ゼミの取り組みを紹介し、卒業研究や就職に活かせる実践力を学生がどのように身につけることができるかをご紹介します。 前川 歩先生のゼミにはインテリアデザインコースの学生が多く在籍し、現在3つの建築物についてその歴史的価値を見出しながら保存再生デザインする方法を模索しています。   ▶前川ゼミ プロジェクトゼミの前回記事はこちら   本日の前川ゼミは河合町にある旧豆山荘(旧河合町役場)プロジェクトから始まりました。歴史的建造物の保存再生は研究者や専門家主導で進み、価値付けや修復を経て行政が管理、一般公開されることが一般的ですが、このサイクルには「建物」と「地域社会・住民」との乖離を生むという側面があります。この課題に対し、前川ゼミでは保存再生の過程に地域住民を巻き込むことで、旧豆山荘が地域の人々にとって「まちの文化遺産」「愛着のある建物」となることをめざし、その方法を検討しています。       今回ゼミ生が検討しているのは「保存再生ワークショップ」。1回きりの保存再生ではなく持続可能な企画にするという目的のため、5つのSTEPを用意しています。その様子を少し見せてもらいました!   STEP1 : 『みんなで価値を見つける!』 STEP2 : 『みんなで壊れたところを探す!』 STEP3 : 『みんなで片付ける!』 STEP4 : 『みんなでデザインする! リノベーション提案』 STEP5 : 『みんなでつくる!』   ゼミ生はこのワークショップのファシリテーターを務めます。 ワークショップの掴みとなりそうなのが、STEP1 : 『みんなで価値を見つける!』。ワークショップの参加者(地域住民や学生)ならではの視点で旧豆山荘の価値探しをするようです。   先生:「参加者は見込めると思う?」 学生:「STEP1の価値探しはピンとこないのでは…? STEP4が1番楽しいからメインにするならここではないか」 先生:「興味を持たせるにはどうしたら良いかな?」   先生からは終始『どうする?』『どうすれば良い?』と問いが続きます。   学生:「子どもなら『いいとこメガネ』はどうかな。この眼鏡をかけて旧豆山荘の良いところを探すというのは」   学生ならではのアイデアも出始めたようです。     次週は河合町役場にて経過報告を行うとのことです。良い提案はできるでしょうか。ご期待ください!   プロゼミ紹介プロジェクト   【プロジェクトゼミって何するの?①】明日香村八釣地区「妙法寺」の実測調査Vol.1~人間環境デザイン学科 三井田ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?②】SDGsの視点で地場産業を盛り上げよう~人間環境デザイン学科 村田ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?③】建物の歴史的価値を活かして保存再生へ~人間環境デザイン学科 前川ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?④】4大学合同で「奈良きたまち」の地域課題に取り組む!~人間環境デザイン学科 三井田ゼミ 学生が竹テント制作で関わった明日香スタンドが「場を生むデザイン賞」最優秀賞に選出!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ ABCテレビ「やすとものいたって真剣です」に本学教員が設計した住宅が登場!~人間環境デザイン学科 【20周年記念】人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」レポート vol.1~応募が完了! 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」レポート vol.2~全審査が終了! 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」レポート vol.3~表彰式を実施! 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」レポート vol.4~製作開始! 地域住民と4大学が参加!「インターカレッジフォーラム2024 in 奈良きたまち」を開催します!~人間環境デザイン学科    

2024.06.21

学生が竹テント制作で関わった明日香スタンドが「場を生むデザイン賞」最優秀賞に選出!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ

人間環境デザイン学科の陳ゼミでは、2・3回生対象の「プロジェクトゼミ」として、2023年9月19日~21日までの3日間、明日香村にて竹テントワークショップ活動を行いました。本活動は、明日香村商工会、商工会青年部が中心となり、使われなくなった古民家を修復し新たな活動拠点の創造を目的とする「明日香スタンド(旧岡本邸プロジェクト)」の一環として行われたものです。この度、「明日香スタンド」が一般社団法人奈良県建築士会主催「場を生むデザイン賞2023」最優秀賞(知事賞)を受賞しました。「明日香スタンド」に関わり、人々のつながりと居場所づくりをめざして竹テント制作に携わった陳先生と代表学生2名より喜びのコメントが届きました。   ▶竹テント制作の記事はこちら(準備編、1日目、2日目、3日目、完成編) ▶明日香スタンド Instagram: asukastand (本学学生が制作した竹テントと竹ベンチをご紹介いただいています) 私たちも制作に携わった明日香スタンドをこのように評価していただき、大変嬉しく感じています。去年制作した竹テントも商工会の方々や林業家の方など、色んな人の力があり完成した作品なので、たくさんの方の居場所となり愛される休憩場所になれば幸いです。 人間環境デザイン学科 陳ゼミ 4回生 川端 ひより 作業は数日間でしたが、たくさんの思い出があります。汗だくになりながら作業をしたり、雨の影響で地盤が緩み新しい問題が起こったりもしました。ですが、みんなで試行錯誤を繰り返しながら無事組み立てることができて良かったです。現在も様々な方々に利用していただいていますが、これからも地域の皆さんの居場所であり続けてほしいと思います。学生時代に貴重な経験をすることができてとても良かったです。ありがとうございました! 人間環境デザイン学科 陳ゼミ 4回生 吉田 香葉 去年の竹テントワークショップは、明日香スタンドの一環として行われ、「結び」のテーマで、竹とロープの結びだけではなく、人々の繋がり及び居場所の形成を目指しています。学生は竹テントの設計段階から関わり、試作および現地制作・設置を実践しました。これまで、竹テントは明日香スタンドの休憩場所や屋外飲食スペースとして使われており、今後、明日香村に訪ねる皆さん及び地域住民の方々が気軽に利用できる交流場所になるように期待しております。 人間環境デザイン学科 准教授 陳 建中       学生自身が意見を出し合い計画を立て、自分たちの手を動かして制作した竹テントが、地域住民の方々の居場所となり、そのように学生が関わった「明日香スタンド」が場を生むデザイン賞を受賞されたことは大変喜ばしいことですね。今後もフィールドワークや学生相互の話し合い、地域の方々との関わりにより、地域の具体的な課題を発見し解決策を考えることで、新たな学びや経験を重ねてほしいと思います。       人間環境デザイン学科 陳ゼミ     【関連記事】 2023年明日香村竹テントワークショップvol.5 【完成編】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 2023年明日香村竹テントワークショップvol.4【最終日】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 2023年明日香村竹テントワークショップvol.3【2日目】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 2023年明日香村竹テントワークショップvol.2【1日目】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 2023年明日香村竹テントワークショップvol.1【準備編】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?④】4大学合同で「奈良きたまち」の地域課題に取り組む!~人間環境デザイン学科 三井田ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?①】明日香村八釣地区「妙法寺」の実測調査Vol.1~人間環境デザイン学科 三井田ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?②】SDGsの視点で地場産業を盛り上げよう~人間環境デザイン学科 村田ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?③】建物の歴史的価値を活かして保存再生へ~人間環境デザイン学科 前川ゼミ 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.5~最終日を迎えました! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.4~活性化案を発表しました! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.3~現地調査や意見交換を進めました! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.2~課題への取組がスタート! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.1~台湾から大学生・教員が到着!

2024.06.19

【プロジェクトゼミって何するの?④】4大学合同で「奈良きたまち」の地域課題に取り組む!~人間環境デザイン学科 三井田ゼミ

人間環境デザイン学科では2回生後期から3回生の1年半の間、少人数のゼミにわかれて活動を行う科目「プロジェクトゼミ」があります。「プロジェクトゼミ」では、建築、インテリア、アパレルのコースに準じた様々な地域課題の発見と解決に取り組んでいます。このブログでは、各ゼミの取り組みを紹介し、卒業研究や就職に活かせる実践力を学生がどのように身につけることができるかをご紹介します。 建築・まちづくりコースの学生が多く在籍する三井田ゼミでは、2024年8月9日(金)開催の「インターカレッジフォーラム2024 in奈良きたまち 」に向けて準備を進めています。   奈良市の旧市街地である「奈良町」の北側、近鉄奈良駅より北の「きたまち」を対象に、畿央大学、同志社女子大学、奈良学園大学、奈良県立大学の学生や教員、地元まちづくり団体や地域住民、行政が関わりながら、まち歩きを実施し、地域に入って調査を行い、地域課題に取り組む課題解決型のプログラムです。   ▶インターカレッジフォーラム2024 in奈良きたまち 過去ブログはこちら   三井田ゼミからは下記の2チームが参加します。 Aチーム:奈良きたまちの歴史資産の魅力再発見~きたまちの文化財の魅力をみんなで味わうためにできることは!?   Bチーム:路地裏の魅力~路地裏の隠れた魅力を物語にして知ってもらおう!     5月24日(金)のゼミでは学生も教員も一緒になって企画の検討を行いました。ゼミ生が注目したのは「奈良きたまちエリアの路地」。きたまちには細い小道や吉城川の静かな流れ等の魅力的なスポットがたくさんあります。近年、観光スポットとして取り上げられるようになった「きたまちエリア」ですが、地域住民の高齢化や生活必需品を取り扱う商店の不足等の課題を抱えています。Bチームの学生からは路地でのスタンプラリーなどの活用が挙がっています。   学生「提灯を吊り下げてSNS映えを狙う」   学生「スタンプラリーは?路地の景色をスタンプにして設置するとか…」   学生「地図に(スタンプを)押してもらって…最後に景品と交換!」   三井田先生「スタンプは誰が管理する?君たちの力でできることを考えなあかん」   学生「・・・」   和気あいあいとした雰囲気の中で学生は自由に意見交換しています。   一方のAチームではもっときたまちエリアの魅力を知ってもらおうと、歴史ある場所や建築文化財を絵本や紙芝居で紹介する案を考えています。   続く6月7日(金)のゼミでは、翌日に行われる中間発表会のプレゼンの準備の最中でした。三井田ゼミから参加する2チームはそれぞれチームに分かれて意見を出し合い、最終的な成果発表を見据えての準備を進めていました。       途中、三井田先生からの提案で気分転換もかねて場所を移動しました。移動先は着々と作業が進められている「みんなで考える学び舎:階段状のスペース」です。 ▶みんなで考える学び舎についての過去ブログ ①企画紹介編 ②応募編 ③審査編 ④表彰編 ⑤制作開始編   すでに枠組みができ、これから補強作業に入る段階のようですが、フロア全体に木材の良い香りが広がっています。     まだ作業途中ですが、柱や横架材の傾き対策や、人が歩いても床がたわまないように、各所に補強を入れる工夫が施されており、丁寧に作られていることが分かります。各フロアでは、座ったり寝転んだりできるので自由なアイデアが浮かんできそうな空間です。     今回は、プレゼン準備の様子をご紹介しました。終始和やかな雰囲気で進んでいるようでしたが、中間発表前日の焦りも入り混じった真剣な空気がありました。先生から指導を受けながらも、自分たちで案を出し合い作成したパワーポイントや紙芝居など、中間発表の手ごたえはどうだったのでしょうか。 参加学生の感想 ●他のチームの中間発表を聞いて、自分たちとは違う考え方や視点をもっていたので、良い刺激になりました。最終発表での仕上がりが楽しみです。(3回生 松尾 紅葉)   ●提案方針を決めて地域の方にインタビューをした後に、改めてきたまちを歩くとまた視点が違って、より魅力的に感じました。中間発表でアドバイスや質疑応答を経て、必ず良いものを提案したいと強く思いました。(3回生 後藤 克)     次回は、中間発表を終え成果発表に向けて動き出しているところをご紹介します。   プロゼミ紹介プロジェクト   【関連記事】 【プロジェクトゼミって何するの?①】明日香村八釣地区「妙法寺」の実測調査Vol.1~人間環境デザイン学科 三井田ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?②】SDGsの視点で地場産業を盛り上げよう~人間環境デザイン学科 村田ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?③】建物の歴史的価値を活かして保存再生へ~人間環境デザイン学科 前川ゼミ ABCテレビ「やすとものいたって真剣です」に本学教員が設計した住宅が登場!~人間環境デザイン学科 【20周年記念】人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」レポート vol.1~応募が完了! 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」レポート vol.2~全審査が終了! 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」レポート vol.3~表彰式を実施!| 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」レポート vol.4~製作開始! 地域住民と4大学が参加!「インターカレッジフォーラム2024 in 奈良きたまち」を開催します!~人間環境デザイン学科

2024.06.11

【プロジェクトゼミって何するの?③】建物の歴史的価値を活かして保存再生へ~人間環境デザイン学科 前川ゼミ

人間環境デザイン学科では2回生後期から3回生の1年半の間、少人数のゼミにわかれて様々な課題に取り組みます。それぞれの課題は、建築、インテリア、アパレルデザインのコースに準じた学びであることはもちろん、地域連携、歴史的建造物の保存再生、SDGs等多岐にわたる課題解決にも取り組みます。 このブログでは、各ゼミの取り組みを紹介し、卒業研究や就職に活かせる実践力を学生がどのように身につけることができるかをご紹介します。 前川 歩先生のゼミにはインテリアデザインコースの学生が多く在籍し、現在、以下の3つの建築物について、その歴史的価値を見出しながら保存再生デザインする方法を模索しています。   1.河合町 旧豆山荘 大正時代に建てられた建物を地域の方が利用できるコミュニティスペースとして活用できるよう、河合町へプレゼンを準備中。地域の方とともに、DIYでリノベーションしつつ、建物の歴史的価値を活かす提案を検討しています。産官学連携の取り組みです。 ▶旧豆山荘に関する以前の記事はこちら   2.田原本町 聖公会田原本聖救主教会 建物の調査を終え、再生活用方法を検討中です。   3.生駒市 近代建築 生駒市の所在する複数の近代建築の実測調査、資料調査を進めています。   本日のゼミは1と2のプロジェクトについて5人ずつのグループにわかれ、準備を進めていました。各プロジェクトの様子を少しご紹介します。 河合町 旧豆山荘グループ 河合町にプレゼンをするための準備を進めていました。5人はさらに「中庭の提案・住民とともに実施するワークショップ・内装インテリアを検討するグループ①」と「資料館となる離れの提案を進めるグループ②」に、3人と2人ずつにわかれて、話し合いながら細かな部分の作業を進めていきます。   グループ①の会話をご紹介します!   学生A:この机の枠、15mmくらいで大丈夫?   学生B:ちょっと薄すぎない?強度的にもう少しあったほうがいいかも…   学生A:25mmくらいかな?(図面の修正を加える)   という具合に、実際に使用することを想像しながら作業を進めています。3Dモデルの作成には「スケッチアップ」というアプリを使用し、慣れた手つきで修正をしていました。   グループ②に職員からも質問をしてみました!   職員:このプレゼン用のパワーポイントはとても分かりやすくてよくできていますが、作成方法はどのようにして学びましたか?   学生C:旧豆山荘のプロジェクトは去年から実施していて、この資料は昨年の3回生と作成しました。私たちはこのプロジェクトを先輩から引き継いで進めています。この資料すごくよくできていますよね。この資料をもとにさらに河合町との打ち合わせで指摘された事項を反映し、プレゼン内容を修正していっています。   先輩からも多くのことを学んでいるようです。7月の提案に向けて少しずつ準備を進んでいます。 田原本町 聖公会田原本聖救主教会グループ 1つのグループで外構やインテリア等の役割分担をして教会のリノベーション案を作成していました。   先生と学生の会話をご紹介します!   前川先生:外構に設置予定のタイニーハウスの試作模型を見せてください。   学生:教会の小屋組みを参考に、この登り梁と斜材をつなげてこのような架構を考えました。   前川先生:んー、ココが安定しないね。どうしたらいいだろう。   学生:そうですね。安定するようにこれを入れたのですが…。   前川先生:なるほど。それなら、こうしたほうが安定するんじゃないかな。       このように、学生の考えを聞きながら「なぜこうしたのか」「どうしたらいいと思う?」と問いかけながら学生と先生が一緒に課題を解決していました。   また、別のタイミングでは…   前川先生:これを組み立てる時、どうやって建てるつもりなの?   学生:このように先にフレームを組み立ててから建てれば2人くらいで建てられるかと思っています。   前川先生:組み立てるとグラグラで安定していないから建てられるかなぁ。   と、現場で組み立てることも想定した確認もしていました。模型では軽々と動かすことができますが、現場の資材ではそうはいかないため、模型と現場の違いについて学生に指導していました。     ▼完成した模型   他にも、図面を確認し、使い勝手や現場の施工を想定した素材の確認や維持管理方法について確認し、「なぜ現状(朽ちている、砂利をしいているなど)のようになったのか」という背景や歴史を理解し、どうすればいいかを考えるようにしていました。   地域のことを考え、実践に即して学べるのが、プロジェクトゼミの魅力ですね!     プロゼミ紹介プロジェクト     【関連記事】 【プロジェクトゼミって何するの?①】明日香村八釣地区「妙法寺」の実測調査Vol.1~人間環境デザイン学科 三井田ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?②】SDGsの視点で地場産業を盛り上げよう~人間環境デザイン学科 村田ゼミ ABCテレビ「やすとものいたって真剣です」に本学教員が設計した住宅が登場!~人間環境デザイン学科 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」レポート vol.4~製作開始! 地域住民と4大学が参加!「インターカレッジフォーラム2024 in 奈良きたまち」を開催します!~人間環境デザイン学科 2024年度 新入学生研修 学科別レポートvol.5~人間環境デザイン学科 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.1~台湾から大学生・教員が到着! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.2~課題への取組がスタート! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.3~現地調査や意見交換を進めました! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.4~活性化案を発表しました! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.5~最終日を迎えました!

2024.06.06

【プロジェクトゼミって何するの?②】SDGsの視点で地場産業を盛り上げよう~人間環境デザイン学科 村田ゼミ

人間環境デザイン学科では2回生後期から3回生の1年半の間、少人数のゼミにわかれて活動を行う科目「プロジェクトゼミ」があります。「プロジェクトゼミ」では、建築、インテリア、アパレルのコースに準じた様々な地域課題の発見と解決に取り組んでいます。このブログでは、各ゼミの取り組みを紹介し、卒業研究や就職に活かせる実践力を学生がどのように身につけることができるかをご紹介します。 村田浩子先生のゼミにはアパレル・造形コースの学生が多く在籍し、地元広陵町の地場産業である靴下製造に関わっています。生産量の減少により縮小している靴下産業を盛り上げようと、その方法をゼミで検討しています。 残糸の活用 靴下の製造の過程では「残糸」が発生します。靴下工場ではメーカーの依頼により靴下の製造を行いますが、その商品を作製するために購入した糸が大量に残ります。これを「残糸」と呼びます。村田ゼミではこの「残糸」をSDGsの観点から活かす取り組みを行っています。   例えば2024年11月末に大学隣の商業施設「エコール・マミ」で、近隣住民を対象に残糸を使ったワークショップの実施を予定しています。7月には広陵町に残糸を使ったラグやバッグの提案をするため、ゼミ生が作品づくりに取り組みます。糸のことを知り、初心者でも扱いやすい作品を目標に、相談しながら黙々と作業を進めています。   本日のゼミでは、残糸を束ね、ラグを試作していました。試作の次は実際にラグやバッグを作っていきます。「残糸」はとても細くきれいな糸です。この「残糸」がどのような作品に生まれ変わるのか、乞うご期待!       デザイン実習室には糸や布をつくる道具がたくさんあり、今日はその一部をご紹介します。綿を手紡ぎで糸にする「糸車」や半機械的に糸にする「ガラ紡機」など、今では製造されていないモノや使える職人さんがいなくなってしまったモノ、使う機会がなくなり譲っていただいたモノも多くあります。   ▼糸車     ▼ガラ紡機     村田ゼミではこれらを活用し、糸紡ぎ、染色、織り、縫製まですべての行程を経験します。木枠には、卒業研究で学生がつくった糸が残っています。   ▼木枠       人間環境デザイン学科では、これらを卒業研究で実際に使用して作品を作ることができます。前述の通り、今年の11月末には「エコール・マミ」にて「残糸」を使ったものつくりワークショップを開催予定です。「織り機」の出番もあるようです。興味のある方は、ぜひお立ち寄りください。   ▼織り機     プロゼミ紹介プロジェクト   【関連記事】 【人間環境デザイン学科】プロジェクトゼミって何するの?① 明日香村 八釣地区 「妙法寺」の実測調査Vol.1 -プロジェクトゼミ三井田研究室- ABCテレビ「やすとものいたって真剣です」に本学教員が設計した住宅が登場!~人間環境デザイン学科 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」レポート vol.4~製作開始! 地域住民と4大学が参加!「インターカレッジフォーラム2024 in 奈良きたまち」を開催します!~人間環境デザイン学科 2024年度 新入学生研修 学科別レポートvol.5~人間環境デザイン学科 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.1~台湾から大学生・教員が到着! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.2~課題への取組がスタート! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.3~現地調査や意見交換を進めました! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.4~活性化案を発表しました! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.5~最終日を迎えました!  

2024.06.06

【プロジェクトゼミって何するの?①】明日香村八釣地区「妙法寺」の実測調査Vol.1~人間環境デザイン学科 三井田ゼミ

人間環境デザイン学科では2回生後期から3回生の1年半の間、少人数のゼミにわかれて活動を行う科目「プロジェクトゼミ」があります。「プロジェクトゼミ」では、建築、インテリア、アパレルのコースに準じた様々な地域課題の発見と解決に取り組んでいます。このブログでは、各ゼミの取り組みを紹介し、卒業研究や就職に活かせる実践力を学生がどのように身につけることができるかをご紹介します。 三井田ゼミでは、建築・まちづくりコースの学生が多く在籍し、地域の課題解決、環境教育等の課題に取り組みます。今回は、今年3月に行われた明日香村国際ワークショップ2024の対象地 明日香村八釣地区にある「妙法寺」を実測しました。   妙法寺は、享保15年(1730年)頃に建立されたお寺です。あるポスターには、日本の原風景として妙法寺や周囲の農家が写されています。しかし、現在は無住職のお寺となり、梁や柱も傾いてしまい建具を動かすこともできません。地域の方たちも一度は取り壊しを検討しましたが、やはりこれからも日本の原風景として、後世に残していきたいという思いをもたれています。   ▼立派な石垣の上に建つ妙法寺     ▼梁が沈んでしまい閉ざされたままの戸     梁や柱の傾きをどのようにして解消していくのかを検討するには、現況図面が必要です。しかし、当時の資料も図面も残念ながら残っていません。そこで、三井田ゼミに所属する学生たちの手で妙法寺を実測し、現況図面を作成することにしました。   実測1日目 平面図(間取り)、断面図(建物を垂直に切断した面を横から眺めた図)、立面図(建物の外観)などのチームに2人1組で分かれて実測します。主にこのような道具を使用し、建物を方眼紙に描き写したものに寸法を記載していきます。   ▼「①下げ振り(傾きを計測)」「②レーザー測距計」「コンベックス」などを使い寸法や傾きを測ります。     ▼高い箇所も脚立を用いて正確に測ります。     ▼下げ振りは、円錐型の重りを下ろし、上部と下部で紐と柱との距離を比較し、柱の傾きを計測します。     ▼屋根裏へも登り、小屋組み(屋根裏の構造)を確認します。     ▼お寺の隣には調理場が併設されており、当時は餅つきや炊き出しなども行われにぎわっていたようです。     ▼おいしい苺を差し入れしてくださり、実測後にいただきました。     1日では測りきれないので、次回の実測日までに手書きの図面はCADを使ってデータ化しておきます。不明な箇所や図り忘れた箇所が必ずでてくるので、それらは次回に再度確認します。 実測に参加した学生のコメント ●柱の傾き具合に驚きました。「下げ振り」も初めて使い、とても勉強になりました。(人間環境デザイン学科3回生 上田 葵生)   ●実際に実測をしてみると、建物は小さいが間取りが分かれていて壁など骨組みがたくさんあり大変でした。やりがいがあって楽しかったです。(人間環境デザイン学科3回生 角矢 奈央樹)   今回は、実測風景をご紹介しました。自分の目で見て、自分の手で建物を測ることにより、柱の太さや、柱の間隔など様々な寸法や構造を把握することができ、教科書や写真では決して得られない学びがあったと思います。次回のブログでは、実測後にCAD化したデータをご紹介します。   人間環境デザイン学科 助手 中井 千織   【参考記事】 ABCテレビ「やすとものいたって真剣です」に本学教員が設計した住宅が登場!~人間環境デザイン学科 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」レポート vol.4~製作開始! 地域住民と4大学が参加!「インターカレッジフォーラム2024 in 奈良きたまち」を開催します!~人間環境デザイン学科 2024年度 新入学生研修 学科別レポートvol.5~人間環境デザイン学科 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.1~台湾から大学生・教員が到着! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.2~課題への取組がスタート! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.3~現地調査や意見交換を進めました! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.4~活性化案を発表しました! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.5~最終日を迎えました! 旧豆山荘(旧河合町役場)の保存再生デザイン報告会〜人間環境デザイン学科前川ゼミ