2010年2月の記事

2010.02.26

建築設計製図Ⅱの講評会が行われました。

2010年1月26日に、2009年度建築設計製図2(人間環境デザイン学科3年生後期の建築設計課題)の講評会が行われました。     今回の課題は、2名までのグループでの設計も可とした集合住宅と美術館です。 集合住宅はかなりの大規模だったため、3回生も四苦八苦して設計を行っていました。   それに対して、美術館は課題条件の自由度が高かったため、絵本作家や運動靴のメーカー、時計などをテーマにした様々な作品がみられました。     優秀作品はブログ及び学内で展示されます。お楽しみに!!

2010.02.24

インドネシアのバリ島での健康調査をレポート!

理学療法学科助手の松本大輔先生が、2月7日~14日にインドネシアのバリ島にあるペダワ村で、神戸女子大学の梶原教授「インドネシア住民における健康・栄養調査(基盤研究(B))」の研究協力者として、健康調査を実施されました。                                      今回は松本先生に、その時の様子をレポートしていただきました!   ___________________________________   日本からは、神戸女子大学教授 梶原苗美先生(主任研究者)、放送大学教授・大和生活習慣病研究所所長 谷口洋先生、神戸女子大学助手 松本衣代先生、大和生活習慣病研究所特任研究員 成瀬文博先生、私を含めた計5名が参加しました。   日本では40歳以上の3人に1 人が糖尿病または糖尿病予備群であることが発表され、メタボリックシンドロームも含めて社会的な問題になっています。インドネシアでも同様に問題となっており、中国、インド、米国に次いで 世界で4 番目に糖尿病患者が多く、1995 年の 450 万人から 2025年までに 1240 万人に増加すると推測されています[WHO、2005]。これは近年の食生活を含む生活習慣の著しい変化によるところが大きいと言われています。   まず初日に、共同研究者であるインドネシア国立ウダヤナ大学(バリ州)Ketut Suastika教授(医学部学部長)、Dr. Pandeと、今回のバリ島住民の健康・栄養調査の打ち合わせを行いました。 調査項目は血液・尿検査、身体計測、食事調査に、筋力測定・身体活動を追加していただきました。       (さらに…)

2010.02.09

『万葉人からの贈り物』(橿原土産物)プロジェクトの第1回勉強会を開催しました。

2010年2月5日、橿原市から多彩な講師陣を招いての第1回勉強会を行いました。   『万葉人からの贈り物』プロジェクトは、畿央大学と橿原商工会議所あきない塾とのコラボで、昨年の『古代弁当プロジェクト』に続く第2弾。橿原市行政担当側も加わり、産学官連携事業としてスタート。橿原市には橿原神宮・大和三山・今井町・藤原宮跡などの史跡文化財が多く観光・集客に力を入れていますが、これといった食に関する土産物がありません。そこで、本学の学生・教員に協力を求め、一緒になって「新橿原みやげ」を開発しようというのが目的です。   2010年2月5日午後6時~E2第3会議室において、奈良・橿原の現状と課題、大和伝統野菜、人気の土産物の秘訣などについて、それぞれの専門家を講師に普段は聞けない課外授業を受けました。     1限目は、橿原市役所観光課専門官磯橋氏による「橿原市の概要」。SWOT分析(強み・弱み・期待・脅威に基づく分析)により橿原の抱える課題を洗い出しました。橿原への観光者は年間400万人、うち360万人が橿原神宮参詣者で残りわずか40万人が純粋な観光客で、京都市の5,000万人とは雲泥の差。現状打破への挑戦が続いています。       (さらに…)

2010.02.08

学生たちが地域の子どもたちの遊びや保育のお手伝いをしました。

~1年目のマミポコ・親子広場、マミポコ・キッズが好評のうちに終了~    学生の企画がきっかけになり、今年度から始まった「マミポコ・親子広場」と「マミポコ・キッズ」。畿央大学のキャンパスに子どもたちや保護者の方に来ていただき、保育士や教員をめざす学生たちが子どもたちと歌ったり、踊ったり、遊んだりしました。「家に帰ってもマミポコの話をしている」「お兄ちゃん、お姉ちゃんのところに行こうとせがまれる」と大変好評でした。今年度の活動は1月で終りましたが、学生たちは早くも4月からの次年度の活動を楽しみにしています。   幼児対象の「マミポコ・親子広場」   マミポコ・親子広場は0~3歳児が対象で、子どもたちの遊びの場であると同時に育児に忙しいお母さんたちの交流の場ともなりました。今年度は月曜日の午前中に10組前後の親子が集い、学生たちとおもちゃで遊んだり、絵本の読み聞かせや体操をしたりしました。最初はしりごみしていた子どももだんだん活発になり、学生や他の友だちと接するようになって、その成長ぶりには学生たちも目を見張りました。     (さらに…)

2010.02.06

健康栄養学科4回生の「公衆栄養学臨地実習」の発表会が行われました。

1月28日に「公衆栄養学臨地実習」の発表会がホールで行われました。 健康栄養学科では、4回生の全員が5日間、保健所か保健センターに実習に行きます。今回は、学生が実習で学んだことを振り返り、発表しあいました。発表会には、奈良県内のお世話になった保健所・保健センターの管理栄養士の先生方にもご出席いただき、テーマや内容について講評していただきました。     学生たちは、5日間という短い実習期間でしたが、担当していただいた管理栄養士の先生方のお陰で、行政栄養士の役割や保健所・保健センターの業務内容はもちろんのこと、それらを遂行するにあたり管理栄養士として必要な能力やコミュニケーションの大切さ等を肌で感じとることができたようです。                                                                        これらの経験を将来に役立ててほしいものです。

2010.02.05

キャンベラ奈良公園彫刻コンクールで、加藤信喜准教授の応募作品が最優秀賞を受賞。

奈良市の姉妹都市オーストラリア・キャンベラ市の公園に加藤先生の作品が設置されます!   奈良市の姉妹都市であるキャンベラ市が平城遷都1300年祭を記念して実施した「キャンベラ奈良公園彫刻コンクール」で、本学人間環境デザイン学科加藤准教授の作品『徳 TOKU』が最優秀作品に選ばれ、平成22年1月28日(金)奈良市庁舎において報道各社を前に記者会見が開かれました。     『徳 TOKU』は、法隆寺の五重塔をヒントに、その横には金堂を表わす石をあしらい、キャンベラ市を五重塔、奈良市を金堂に見立て、両市の長年にわたる友好関係を象徴したデザインです。「徳」は聖徳太子の名前の一文字であるとともに、畿央大学の建学の精神「徳、知、美」の一つでもあり、奥深い意味が込められています。  このモニュメント制作後の実物は、スチール製五重塔の高さは約8メートルの迫力あるもので日本で制作、オーストラリア・キャンベラ市まで海上輸送、同市公園に設置し、今年9月に除幕式があり加藤先生も招待される予定です。   ≪最優秀受賞コメント≫  個性豊かな作品の中から私の作品「徳」TOKUを選んでいただき、大変光栄に思っております。6年前に亡くなった父の里は奈良でした。その父がまるで奈良に私を呼び寄せたかのように、2年前畿央大学に就任しました。畿央大学・建学の精神は「徳」「知」「美」の3つ。その中の「徳」をコンセプトにしてデザインを完成しました。このモニュメント「徳」がキャンベラと奈良のかけ橋となってくれることを切に願っております。記念すべき平城遷都1300年祭の2010年にモニュメント「徳」を建てることができるとは夢にも考えていませんでした。今その幸運を心より噛みしめております。遠くオーストラリア・キャンベラの地で奈良の優雅さを形にすることにより、キャンベラと奈良両都市の永遠なる友好関係を築けるのではないかと信じております。最後に、法隆寺を建立した聖徳太子は十七条の憲法をつくりましたが、その第一条を記します。 「和を以って貴しと為す。」 2010年1月26日(火) 畿央大学健康科学部 人間環境デザイン学科  加藤信喜   1月29日奈良市庁舎でのインタビューの模様は、下記奈良新聞社記事をご覧ください。 http://www.nara-np.co.jp/20100131170033.html

2010.02.04

教育の外の世界に目を向け、魅力的な大人に出会うイベントを開催

―「第1回くれよん講演会 in八尾」― 「くれよん」は、教員を目指す学生が「教育の世界以外に目を広げよう!」「社会で生き生きと働く魅力的な大人に出会おう!」と立ち上げた団体です。今回は、その活動第一弾を紹介します。          (代表:教育学部4回生門積健太)   2010年1月16日、「くれよん」は最初のイベントを開催した。この日は私にとって大切で忘れられない1日になった。                                   なぜなら・・・ 11時30分、朝早くからの準備も終わり、最終リハ開始。そして、受付。これまで重ねた会議では何度も意見がぶつかりあい、苦しい時もあった。楽しくて時間を忘れる時もあった。そんな積み重ねがついに形になるときがきた!! 13時30分、講演会スタート!! まず、自分たちがつくったムービーを流し、アイスブレイクをして、講演開始。   講師は、株式会社フルプラス代表取締役の山本啓史さん。 テーマは「感性を貫く大人になれ!!~想像から脱却し、とてつもなく、イメージせよ!~」     山本さんは現在34歳。7年間のサラリーマン生活の後、1年前に独立して株式会社フルプラスを起業した若手起業家です。大阪の起業家によるオモロビジネスプロジェクト「大阪起業家コミュニティ」主宰もしています。 講演の内容はまさに、私たちのテーマ「わくわく」を駆り立てるものでした。 山本さんは、人生で大きな目標を達成するにはその道筋をイメージすることが大事だと強調し、「イメージとは、結末とそれまでの過程をしっかり考えることができていることをいう。だから、しっかりイメージしてください。イメージできれば、必ずそれは実現します。」と若者に呼びかけました。   参加してくださった方の真剣な眼差しが山本さんに集中し、わくわくするこの瞬間のために私たちはやってきたのです。 講演の後、会場はたくさんの笑顔や明るい言葉で華やかだった。その光景に込み上げてくるものがありました。本当に素晴らしい一日でした。     ●学生団体くれよん  http://crayon1113.jimdo.com/ (さらに…)

2010.02.03

エコール・マミ 改善案 -人間環境デザイン学科 加藤プロジェクトゼミ報告-

1月29日(金)、人間環境デザイン学科の加藤ゼミでは大学の近隣にある商業施設のエコール・マミに対し、提案発表会を行いました!!今年で2年目の試みで、益々内容が充実している模様をお伝えします。     今回は4グループの発表が行われました。 広告塔、店舗、マミホールへの提案が中心です。     特に、左近・彌栄グループでは実際の企業「吉野いしい」様をテナントにして実践的な提案をしました。実際に企業を訪問し、許可をいただいたそうです。     2回生グループはマーミン・ミーマンのキャラクターを使った楽しい提案をしました。 エコール・マミの塔屋を可愛く飾った提案です。     いろいろと厳しい意見もいただきましたが、エコール・マミの小櫻マネージャー・高間課長にも満足していただきました。 2年目になってますます盛り上がってきた加藤プロジェクトゼミの「エコール・マミ改善提案」は、今後が楽しみです!!

2010.02.02

金峰閣・ライティングビフォーアフター

葛城地区商工会広域協議会・産学連携モニターは好評を得ており、今年3月にも2回予定されています。     昨年の夏に行われた店舗モニターの「金峰閣」(四川料理レストラン)において、加藤卒ゼミ・中島亜紗子さんは店内のペンダント照明のシェード(傘部)を全て新しくデザインしリニューアルしてはどうかという提案をしました。   そしてモニターだけではとどまらず、本当に卒業制作として14個の照明シェードをデザインしました。2/1(月)にその工事が行われ、提案が現実のものとなりました。     名付けて「金峰閣・ビフォーアフター」。なんということでしょう。店内には以前より高級感が漂い、オーナーも大満足のご様子でした。また、産学連携事業としても具現化した初めての試みとなりました。

2010.02.01

神経リハビリテーション研究会を開催!!(森岡研究室)

2010年1月23・24日に、平成21年度神経リハビリテーション研究会(森岡研究室)を開催しました。 第1日目は大学を離れ、奈良県桜井市三輪にある「大正楼」で開催しました。今回は、博士・修士課程の在籍者だけでなく、学外から研究に興味のある方々も参加され、活気ある研究会になりました。 第1日目は、D1の信迫さんと谷口さんが座長を務め、M2の4名の研究発表が行われました。 第2日目は大学に戻り、D1の藤田さんとM1柴田さんが座長を務め、M2の2名が研究発表、M1の10名が研究紹介を行いました。 M2の方々の研究発表は、2年間の集大成であり、熱のこもった重みのある発表でした。どの研究発表もみなさんの苦悩を垣間見ることができ、緊張感の漂う中で活発なディスカッョンが行われていました。河村(章)さんは、英語でのプレゼンテーションに挑まれ、つくづく、先輩方の研究内容に感心させられると共に、良い刺激をもうらことができました。また、プレゼンテーションでは、スライドの構成やデザイン、そして話し方など、これからの自分のプレゼンテーションに参考になる技術を見つけることができました。 M1も研究内容について、プレゼンテーションをさせていただきました。D1、M2の方々からも、たくさんの指摘・アドバイスいただくことができ、自分達の研究をより深めていくきっかけになりました。研究は、難しくも楽しいものであり、こうして多くの研究を志す人達と交流できる良い機会でした。 森岡研究室では、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が在籍し、様々な視点から研究に励んでいます。研究分野も自閉症スペクトラムを始めとした小児分野、姿勢制御や高次脳機能障害、運動イメージ研究、脳イメージング研究など多岐にわたり、自分のテーマ以外についても多くのことを学ぶ機会があります。 普段は、遠方に居住している人が多いため、インターネット上のテレビ会議システムでディスカッションしていますが、今回のように直に顔を合わせて研究に「共同注意」することの重要性を実感しました。やはり、お互いの研究への思いを体感し合うことが、より有意義なディスカッションをしていくために必要です。 ワンランク成長した自分を思い浮かべると、次回の研究会が楽しみです。 (M1 佐藤)