2009年7月23日の記事

2009.07.23

大学内で「日食」を観測しました!

7月22日は、46年ぶりに日本で皆既日食(※1)を観測できる特別な日でした。                   あいにく皆既日食を見ることができる地域では天候がよくなかったようですが、畿央大学では、曇り空ながらときおり雲間越しにのぞく部分日食を観測することができました。     この日は10時過ぎから、理科教育担当の奥田俊詞先生が食堂2階テラスに遮光グラスと手作りのピンホール観測装置を用意し、日食観測に備えました。     黒い雲が空を覆い、観測不能かとも思われましたが、幸運なことにときどき薄雲に欠け始めた太陽が写るようになりました。           そして11時前、雲が割れ、8割ほどが月のシルエットに隠された部分日食が姿を現したのです。集まった約30人の学生たちは歓声を上げながら遮光グラスで観測。ピンホール観測装置に写った日食の映像を確認したりもしました。     空はまもなくまた厚い雲に覆われ、数分間の観測でしたが、集まった学生や先生はライブで日食をみることができ、大満足の様子でした。   次の日本での日食は26年後だということもあり、なんとしてもこの日に見たいという願いが天に通じた日食観測でした。     (※1)日食・・・地球から見て、太陽が月に隠される現象。月が太陽面を全部隠すのを皆既食、一部を隠すのを部分食、太陽の縁が月の回りにはみ出すのを金環食という。