2026.03.12
「小さな建築をつくる」プロジェクトゼミ~人間環境デザイン学科吉永ゼミ
人間環境デザイン学科には2回生の後期、3回生の通年と約1年半にわたって取り組む「プロジェクトゼミ」があります。学内での活動もあれば、学外へ出て地域課題に対して実践的に取り組む活動もあります。今回は今年度の吉永ゼミの活動を2つ、ご紹介します。
吉永ゼミのプロジェクトゼミでは、「小さな建築をつくること」を毎年実践しています。今年度は、2025年10月25日(土)~10月26日(日)に行われた畿央祭(学園祭)でのウェルカムキャンパスの一環で、リサイクルペットボトルで作った建築と、
今秋、西宮市の夙川河川敷で開催される「テント美術館展」のプレイベントのためのギャラリー内での木造テントの建築作りを実践しました。
1500本のペットボトルでつくったロティ(クレープ)屋さん
ウェルカムキャンパスでは、日々大量に消費されているペットボトルを1500本使って、ロティ(クレープ)の販売ブースを半日で作りました。
まずは、ペットボトルを手作業で洗浄作業からスタートです。ゼミのメンバーで手分けして行いましたが、この作業が地味で一番大変でした。
ペットボトルだけでは自立しないので、35mm角の角材で構造材とし、軽量で持ち運びが容易な工法で高さ3mの建築を組み立てていきます。
下部は基礎の代わりになるように水を入れて安定するように工夫しています。
6角形のずれたかたちで積み上げていきます。ゼミのメンバーで、使い勝手やデザイン性をその場で議論しながら構築していきます。
ペットボトル建築は身近なもので作られていることもあり、子供達に大人気でした。将来、建築という大きなものづくりに興味を持ってもらえたら嬉しいです。
大きな声を出して売り子もみんな頑張りました!
途中雨も降った時もありましたが、雨にも負けず用意したロティは無事に完売しました。
小さな建築ですが、リサイクルのことや建築をデザインして、施工して、販売で使うという建築の楽しさを学ぶ良い機会になりました。
テント美術館展のプレイベントに参加!ギャラリー内に木造のテントを作成
続いて、西宮市の夙川河川敷で今年の11月に開催される「テント美術館展」のプレイベントとして企画された苦楽園口駅前のギャラリー6cで開催された「テント美術館展とテント美術館の40年をつないで」の会場構成デザインです。
「テント美術館展」は1980年代、夙川沿いにずらっとテントを張り、現代美術作品を展示した〈架空通信テント美術館〉で、その中心的存在として活動されたのが、現代美術家として活躍された津高和一さん(1911‐1995)でした。40年ぶりに多くの方々の協力で実行委員会が組織され今秋に開催されることになり、吉永ゼミでプレイベントの展示を木材とシートを使って木造のテントをギャラリー内に作りました。
▼約40年前に夙川河川敷で開催された「テント美術館展」
軽い木材で組み立てた屋根をみんなで協力して持ち上げて、ギャラリー内に家形のテントを組み立てました。
テントは、ギャラリー内から街に突き抜けたデザインを採用し、街につながるテントになりました。
2026年1月23日から2月1日までの期間、テント内にアーティストの作品が展示され公開されました。「テント美術館展」のプレイベントということで、秋に開催されるイベントを盛り上げるデザインを実践することができました。
吉永ゼミでは引き続き、「テント美術館展」へ建築デザイン面で協力を続けていきます。
小さな建築を実際につくることで、協働の大切さや建築のものづくりの楽しさを学んでいます。
人間環境デザイン学科 講師
吉永規夫
▶プロジェクトゼミ特設サイト「KIO D-project」
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