2026年5月18日の記事
2026.05.18
2026年度へき地医療体験実習レポート(山添村)~ 看護医療学科
看護医療学科の4回生は、5月12日(火)から14日(木)までの3日間、吉野郡川上村・五條市大塔町・山辺郡山添村・宇陀市大宇陀の4つの地域で「へき地医療体験実習」を行っています。 「へき地医療体験実習」の目的は、看護本来の姿に立ち返って、その人の顔が見える看護や保健医療を臨地で体験することを通して看護の本質を考えることです。4つの地域に分かれてそれぞれの地域の特性を踏まえた活動を展開しています。 今回のブログでは山添村の様子をお伝えします。 ▶へき地医療体験実習のブログはこちら 23名の学生が参加し、地域の方々、山添村役場住民福祉課、東山診療所、村立こども園、山添村社会福祉協議会、かすががーでん(波多野地区活性化協議会)、やまぞえハイジ、製茶工場をはじめとする村内各機関のみなさまのご協力のもと、素晴らしい実習をすることができました。 1日目(5月12日) 初日はまず、山添村役場住民福祉課の辻井課長と新瀬保健師長、佐野保健師から山添村の保健・福祉体制等の概況や健康課題のお話をお伺いしました。学生は山添村における保健活動や支援の実際、保健師・行政の役割について理解を深めることができました。 その後、私たちは「かすががーでん」(波多野地区活性化協議会)に赴きました。山添村は古くからの大和茶の産地です。保育所跡地を活用した「かすががーでん」ではお茶摘みと釜炒りの体験をさせていただきました。 自分たちが摘んだ「一芯二葉」を丁寧に釜で炒っていき、とても美味しいお茶に仕上げました。 2日目(5月13日) 2日目は、山添村保健福祉センターにて骨密度・体力測定会を行いました。骨密度、身長・体重、血圧、握力、足趾把持力に加え、骨密度を計測させていただき、その後、学生たちが作成したパンフレットをご説明させていただきました。事前にしっかりと準備したおかげで、来てくださった方々に測定会の結果とこれからの生活についてしっかりとお伝えすることができ、また実際の暮らしについてのお話も聞かせていただきました。 3日目(5月14日) 最終日の午前中は、東山診療所、山添村社会福祉協議会、やまぞえハイジの3つの場所に分かれ、それぞれインタビューを行いました。東山診療所では、吉川院長と大久保看護師長から、山添村の医療提供体制や看護の工夫等を教えていただきました。山添村社会福祉協議会では、浦事務局長から高齢者福祉等の実際のお話だけでなく、山添村住民として、高齢化による自治会運営の課題等についても教えていただきました。 やまぞえハイジでは、歯科衛生士の増田さん、山中さんのお話を伺い、その後、「あつまるでぇ」の参加者さまに血圧、握力、足趾把持力を計測させていただくとともに、参加者さまと多くのお話をする時間をいただき、山添村の魅力を知ることができました。 それぞれの場所で、山添村の医療の現状と地域に密着した保健医療福祉活動をお伺いすることで、学びを深めることができました。 最終日の午後は、こども園に行く班と、製茶工場・茶畑に行く班に分かれ、それぞれインタビューと製茶工場・茶畑の見学をさせていただきました。 こども園のインタビューでは園の取り組みや村での子育てについてお話を伺いました。自然とのふれあいや、地元の方々との交流を大事にされていることなどを具体的に知り、学びを深めることができました。 川畑碾茶工場では、インタビューの後、工場内に入らせていただき説明を受けました。工場内の見学後、茶畑にて収穫の様子も見学しました。当日は今期の初収穫の日で、碾茶用に栽培された茶畑部分のシートをはずし、刈り取りの現場を見学することができました。初日は、手摘みで釜炒りという体験作業でしたが、実際の茶農家さんの仕事を拝見でき、生活の様子も伺うことができました。 最後に 3日間のへき地医療体験実習では、山添村で暮らす方々の生活や思いを肌で感じ、病院実習だけでは経験できない多くのことを学びました。今後、看護職に就いた後もこの経験はきっと役に立つと考えます。 最後になりましたが、この実りある3日間の実習のために多くのご協力を賜りました関係者の皆様、地域の皆様に深く感謝いたします。 看護医療学科 教授 文 鐘聲 講師 松川 真葵 助教 大平 俊介 助手 田中 三代 関連記事 ▼2026年度看護医療学科へき地医療体験実習に関する記事 2026年度へき地医療体験実習レポート(川上村)1日目 ~ 看護医療学科 2026年度へき地医療体験実習レポート(川上村)2日目 ~ 看護医療学科 2026年度へき地医療体験実習レポート(川上村)3日目(最終日) ▼2025年度看護医療学科へき地医療体験実習に関する記事 2025年度看護医療学科「へき地医療体験実習」がスタートしました! 2025年度へき地医療体験実習レポート(山添村)~看護医療学科 2025年度へき地医療体験実習レポート(川上村)~ 看護医療学科 2025年度「へき地医療体験実習」実践報告会を開催しました! ~ 看護医療学科 ▼ 看護医療学科に関する記事 「海外インターンシップ」発表会を実施しました ~ 看護医療学科 2026年度 新入学生研修 学科別レポート ~看護医療学科 2026年度看護医療学科「へき地医療体験実習」がスタートしました! オレンジリングに込める、私たちの決意 ~ 看護医療学科「認知症ケア論」 「その人らしさ」を支える看護の可視化「生活機能関連図」作成演習~看護医療学科「老年看護学援助論Ⅱ
2026.05.18
2026年度へき地医療体験実習レポート(川上村)3日目(最終日) ~ 看護医療学科
看護医療学科の4回生は、5月12日(火)から14日(木)までの3日間、吉野郡川上村・五條市大塔町・山辺郡山添村・宇陀市大宇陀の4つの地域で「へき地医療体験実習」を行っています。 「へき地医療体験実習」の目的は、看護本来の姿に立ち返って、その人の顔が見える看護や保健医療を臨地で体験することを通して看護の本質を考えることです。4つの地域に分かれてそれぞれの地域の特性を踏まえた活動を展開しています。 今回のブログでは、5月14日(木)に行われた川上村での3日目(最終日)の実習の様子をお届けします。 ▶2日目のブログはこちら いよいよ実習最終日を迎えました。雨予報ではありましたが、時折雨が降る程度で、天候にも恵まれました。学生たちは、今日も朝から元気いっぱいにスタートしました。 泉谷村長の講話 最終日は、川上村の泉谷村長にお話いただきました。 川上村は、1959年、伊勢湾台風の大被害を契機に下流地域の水害防止のために、村の中心地域がダムの水底に沈むという苦渋の決断をし、ダム建設に50年の年月を要しました。 吉野川の源流である原生林「水源地の森」や豊かな水源を守るだけでなく、村民の皆さんが安心して暮らし続けられるよう、さまざまな取り組みを進めていることが熱く語られました。 今年は特に、少雨や高温といった気象の影響により、水源ダムの貯水量が歴史上初めて5%台まで大きく低下し、水不足が深刻化していますが、村の人々は自分たちの暮らしだけでなく、奈良県や和歌山県の農業や命につながる水を支えているという強い責任感を持って取り組まれていることが伝わってきました。 また、村長ご自身の親御さんの介護経験から、日本の介護・看護・医療体制の課題についてもお話しいただきました。さらに、「人と人との交流や会話が大切であること」、「仲間づくりや友人づくりが重要であること」についてなどあたたかい励ましのお言葉もいただきました。 学生たちは、この3日間を通して、へき地ならではの環境や暮らしを肌で感じ取り、多くの学びを得ることができました。机上では学ぶことのできない地域の実情についても、村長さんのお話と結び付けながら理解を深めることができたようです。 住民の健康支援を行う専門職や地域おこし協力隊へのインタビュー 村役場で勤務されている看護師、保健師、理学療法士の方々や、地域おこし協力隊として村に移住してご活躍されている方にインタビューをさせていただきました。 学生からは、母子保健・成人保健・高齢者保健・地域包括など、学内の事前学習で把握した内容を基に多岐にわたる視点から質問が挙がりました。それぞれの専門職の方々や地域おこし協力隊の方には、学生の質問に丁寧にご回答いただき、必要な情報やデータもご提供いただきました。 学生たちはインタビューを通して、地域での暮らしと健康、そして保健・医療・福祉とのつながりについて学びを深めていました。また、これまでの臨床実習で病院に入院している方の看護を学んできましたが、「地域で生活する人々の健康を衛る」というへき地における保健医療福祉における連携と協働に対する理解を深める機会になったのではないかと思います。 今回のへき地医療体験実習を終えて 学生たちは、へき地医療における看護の課題を「知識として知る」だけでなく、「現場で観て、聞いて、感じる」ことで理解を深めることができました。この経験が、今後の学びや将来の進路の中での看護の本質を考え、実践者となるうえで大きな財産となってくれることを願っています。 お世話になりました川上村 各機関の皆様、地域住民の皆様に心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。 看護医療学科 助教 伊藤 千春、中谷 隆太郎 関連記事 ▼2026年度看護医療学科へき地医療体験実習に関する記事 2026年度へき地医療体験実習レポート(川上村)1日目 ~ 看護医療学科 2026年度へき地医療体験実習レポート(川上村)2日目 ~ 看護医療学科 ▼2025年度看護医療学科へき地医療体験実習に関する記事 2025年度看護医療学科「へき地医療体験実習」がスタートしました! 2025年度へき地医療体験実習レポート(山添村)~看護医療学科 2025年度へき地医療体験実習レポート(川上村)~ 看護医療学科 2025年度「へき地医療体験実習」実践報告会を開催しました! ~ 看護医療学科 ▼ 看護医療学科に関する記事 「海外インターンシップ」発表会を実施しました ~ 看護医療学科 2026年度 新入学生研修 学科別レポート ~看護医療学科 2026年度看護医療学科「へき地医療体験実習」がスタートしました! オレンジリングに込める、私たちの決意 ~ 看護医療学科「認知症ケア論」 「その人らしさ」を支える看護の可視化「生活機能関連図」作成演習~看護医療学科「老年看護学援助論Ⅱ
よく読まれている記事
カテゴリ
タグ
キーワード検索
アーカイブ


