2026.07.17
【プロジェクトゼミ 】奈良県立桜井高等学校の歴史的建築物を実測調査 ~ 人間環境デザイン学科 前川ゼミ
本学の高大連携校の1つである奈良県立桜井高等学校には、明治時代に建築された「講堂」と昭和初頭に建築された「文化部室」があります。今回、図面を保有されていないということで、桜井高校様から本学に「文化部室」の実測調査の依頼があり、人間環境デザイン学科の前川ゼミで調査を行うこととなりました。
実はこの「文化部室」、本学と非常に深い関係があります。本学名誉理事長である冬木 智子先生は桜井高等学校の前身である桜井高等女学校の出身で、母校のこの場所で家庭科教師として教鞭をとっておられたことがありました。その建物が今もしっかり残っていることは非常に感慨深いものがあります。そんな話を聞かせていただき、前川ゼミ生の実測調査が始まりました。
4月24日(金)の実測調査は、3回生8名で臨みました。前川先生から建物についての説明があり、図面の描き方についてのレクチャーを受けた後、それぞれの持ち場にわかれていきました。1階、2階それぞれの平面図、断面図をペアで描いていくようです。
断面図を描いている学生は、外壁の板の数1枚1枚を数えて図面にしていきます。板の枚数がずれると合わなくなるので、慎重に数えて図面に落とし込んでいきます。
先生はそれぞれの学生の持ち場を回りながら指導されます。上手に描き始めた学生たちですが、実測図面を描くのは初めてとのこと。先生から「ここは真壁だから…」、「引き違い窓はこんな風に描いて」と指示を受け、再度描き直しました。
前川先生は、以前からこの建築物について非常に興味をお持ちだったとのことで、天井裏に入って調査されていました。
5月15日(金)、2回目の実測調査です。今回は、前回にできなかった細かい部分を調査していきます。
平面図も細かな部分の寸法をとっていきます。
断面図、展開図でも床の間の天袋の長さ、違い棚の長さ、細かな部分を測っていきます。
今回、2回目の調査では、桜井高校の生徒さんの参加を募集していました。終礼後、建築を志す生徒が文化部室を訪れ、本学学生が、建築の学びの楽しさや大学選びの仕方をレクチャーしました。また、新聞部の生徒も、インタビューをしながら調査の様子を見学していました。
作成した手書きの図面を元に、CADを使用して綺麗な図面に仕上げました。
今後もこの文化部室を保存し活用していくために、今回の調査が役に立つことでしょう。前川ゼミ生にとって、貴重な学びの機会になりました。
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