2025年3月31日の記事

2025.03.31

看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.7~ 世界遺産・アンコールワットへ!

看護医療学科2年次配当「海外インターンシップ」は、海外の異なる文化や歴史、その中で築かれてきた保健・医療・福祉制度を学んで日本の制度や保障との比較をすること、グローバル化に対応できる看護職者としてのコミュニケーションスキルを身に付けることを目的としています。 海外インターンシップ実習inカンボジアもとうとう6日間の最終日を迎えました!!! アンコールワット 最終日はなんと朝5時にホテルを出発し、日の出を見に世界遺産アンコールワットへ。   アンコールワットは上座仏教寺院であり、カンボジアの象徴的な遺跡としてカンボジアの中で最も有名なスポットのひとつとされています。朝日とアンコールワットの神秘的な組み合わせを見るべく早朝にも関わらずたくさんの観光客やお経を唱える僧侶がいました。     水面に映るようすまで美しいこのアンコールワットですが、1年に2回、春分の日と秋分の日はこの中央塔の頂に朝日が重なり幻想的な景色が拝めると言われています。私たちが訪れた3月21日はなんと、ちょうどカンボジアの春分の日でした。   あたりがだんだん明るくなってきた6時ごろにその時はやってきました...!!!     ▼ 朝日のこの美しさ!!!!!早起きした甲斐がありました。   ▼ 綺麗な朝日を見た後は再びホテルにもどり、各々のんびりとモーニングタイムを過ごしました。 アンコール・トム遺跡群 バスでアンコール・トム遺跡群とバンテアイ・スレイ遺跡群へ移動します。 まずは、アンコール・トム遺跡群へ!!   アンコール・トム(Angkor Thom)はクメール語で「大きな町」を意味し、12世紀末から13世紀初めにかけて造営した王都です。実際に王様もここに住んでいたとか…!!   ▼ この大きなお顔に圧倒されながら門を潜り抜けていざ遺跡探索開始です!!   ▼ 門の近くにはお猿さんの姿がありました。日本で野生のお猿さんと遺跡との融合は珍しく…みんな興味津々。   アンコール・トム遺跡の壁面にはこのような彫刻がされており、ヒンドゥー教の天地創生神話などの物語が描かれています。この彫刻は石を運び、積み上げてから行っていたようです。石の所々に穴が開いていたのですが、当時の人々がこれらの石を運ぶ際に刺した穴だと言われています。     ▼ すごく天気が良く、日差しが強かったので日傘をさしながらも、みんな真剣な表情でガイドさんのお話を聞いていました。   ▼ みんな朝4時起きとは思えないこの笑顔、最高です!! バンテアイ・スレイ遺跡群 続いては、バンテアイ・スレイ遺跡群へ!!     バンテアイは砦、スレイは女で、「女の砦」を意味します。こちらもヒンドゥー教寺院の遺跡となっています。寺院はラテライトと紅い砂岩で築かれており、雨季になると雨により赤、黄色、緑、白など様々な色が浮き出てくるそうです。私たちが訪れた時期は乾季であったため、あまり多くの色は見られませんでしたが、それでも圧巻の彫刻に感動しました。     こんなにも細かい彫刻が柱や壁などにびっちりと描かれており、みんな「どうやって彫ったんやろ。。。」と興味津々で夢中になって見ていました^^   ▼ またまた、バンテアイ・スレイ遺跡群の前で集合写真をパシャリ。   1日で3つの遺跡を回り、様々な歴史に触れることができてすごく貴重な経験になりました。暑い中みんなよく頑張りました!! お土産を探しに… 遺跡群を回ったあとは、市内でのショッピングへ!みんなおまちかねのお土産タイムで、家族や友達へのお土産をたくさん買いました!お土産屋さんにはマンゴーのかき氷やアイスクリームが販売してあり、欲望に勝てずマンゴーアイスを買ってしまいました。。。     食べたことがないくらいめちゃくちゃおいしかったです^^   お土産屋さんに行ったあとは、カンボジアでの最後の晩餐となる中華のレストランへ行きました。お土産屋さんでの試食により、お腹がいっぱいの人が多かったですが、本格的な中華料理スタイルにワクワクしながら、全部おいしくいただきました。   帰国の途へ ご飯を食べたあとは空港に向かってカンボジアとお別れし、全員無事に日本に帰ってくることができました。   カンボジアでの研修は、飛行機での移動や少し早起きな日があることと、カンボジア特有の熱さや英語での会話など日常的に日本とは異なる部分が多数あり、心が折れかけそうにもなりました。学びが多くて、記録を書くのにも思っていたよりも時間がかかることもありました。   しかし、国立クメールソビエト病院やサンライズジャパンホスピタルでの研修、プチサストラ大学での学生同士の交流、キリングフィールドでのカンボジアの悲しい歴史、圧巻の遺跡群と生で触れることができて本当に貴重な経験をすることができたと感じています。   また、先生方含め25人のメンバーとこの研修を受けられたことがなによりも楽しくて、大学生活での一生の宝物になりました。もし、海外インターンシップに行くことを迷っている方がいれば、ぜひ参加してください!!日本では経験することができない貴重な体験をすることができますよ!   それではみなさまオークン(អរគុណ)!!←意味は調べてみてね^^   看護医療学科 2回生 森 愛華、山口 杏実 関連記事 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.6~ トンレサップ湖での水上生活とナイトマーケット 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.5~ プノンペンでの最終日 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.4~ 現地大学生や本学卒業生との交流 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.3~ カンボジアでの医療の現状を学びました! 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.2~ 無事カンボジアに到着しました! 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.1~ 事前学習プログラムレポート

2025.03.31

看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.6~ トンレサップ湖での水上生活とナイトマーケット

看護医療学科2年次配当「海外インターンシップ」は、海外の異なる文化や歴史、その中で築かれてきた保健・医療・福祉制度を学んで日本の制度や保障との比較をすること、グローバル化に対応できる看護職者としてのコミュニケーションスキルを身に付けることを目的としています。 カンボジア6日目は、「シェムリアップ」にやってきました!!   プノンペンからシェムリアップまでの移動時間は飛行機で1時間くらい、さらに1時間かけて、「トンレサップ湖」に向けてバスで移動します。   トンレサップ湖 昔、カンボジアはベトナムや他の国からの移民が多く、様々な国籍の方が住んでいましたがカンボジアの法律が制定されるとカンボジアの国籍を持たない人は土地が買えなくなり、国境付近のトンレサップ湖に住むようになりました。そのためトンレサップ湖にはカンボジアやベトナム、中国などの様々な国籍の住民が共同しています。初めてトンレサップ湖の暮らしぶりを見るまで水上の生活がどういったものか想像できませんでしたが実際に目にすることで、特殊な環境であっても人々が協力しながら陸地と変わらない生活をしていることに衝撃を受けました。     湖に住む人々にとってミネラルウォーターは高価で貴重なためトンレサップ湖に住む人々の生活用水はすべて湖の水で賄っています。かつては湖の水を3日間ためてできた上澄みの部分を飲料水として使用していたそうですが現在でも飲料水以外のシャワーや洗濯、料理などに使用する生活用水のほとんどは湖の水が使われています。現在では4年制の中学校や寺院、教会などが建てられ、現地の子どもたちはベトナムやカンボジア政府の援助を受けて無料で教育を受けられるようになりました。     現地の人々は主に湖の魚を主食とする自給自足の生活をしていますが観光客に向けた水上マーケットで販売している雑貨や飲み物から収益を得て生活費を賄っています。水上であっても私たちと同じように施設や暮らしが整備され都内に近づいた暮らしができていることに驚きました。     トンレサップ湖の船のツアーでは、日本では見ることの出来ない人々の生活の様子を見ることができ、陸で生活する私たちにとって水上での生活スタイルがとても新鮮に感じました。   ナイトマーケット 夜はナイトマーケットで夕食をとり、色とりどりの雑貨が並ぶお土産屋さんを見て回りました!       上の2枚は「パブストリート」と呼ばれる場所で、観光客が多く夜でも音楽が大音量で流れるにぎやかな場所でした。 夕食は、ガイドさんのおすすめの場所やホテル近くのレストランでクメール料理やフランス料理などを堪能しました。     ナイトマーケットでは服やかばん、石けんなどが所狭しと並べられており、象やアンコールワットなどのカンボジアならではのデザインで、観光客の心をくすぐるお土産が多くありました。私たちは、カンボジアの人が作ったカバンや服、アンコールワットの形のドライマンゴー、象のズボンを買いました。お土産を買う時は、元の値段から少しでも安く買えるように店員さんに商品の値下げを交渉し、現地の買い物のスタイルを楽しみました!     シェムリアップやトレンサップ湖を通して日本と異なる部分を改めて痛感した一日でした。明日はとうとう最終日!!みんなで早朝からカンボジアの世界遺産であるアンコールワットを見に行きます。とても早い時間から移動するので早起きを頑張ります。   看護医療学科  2回生 山下 愛夏、福田 光彩、山本 華、萩原 咲   関連記事 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.5~ プノンペンでの最終日 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.4~ 現地大学生や本学卒業生との交流 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.3~ カンボジアでの医療の現状を学びました! 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.2~ 無事カンボジアに到着しました! 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.1~ 事前学習プログラムレポート    

2025.03.31

看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.5~ プノンペンでの最終日

看護医療学科2年次配当「海外インターンシップ」は、海外の異なる文化や歴史、その中で築かれてきた保健・医療・福祉制度を学んで日本の制度や保障との比較をすること、グローバル化に対応できる看護職者としてのコミュニケーションスキルを身に付けることを目的としています。 研修4日目、プノンペンで過ごす最終日の様子をお届けします!   今日は午前に訪問看護施設の見学、午後にはキリング・フィールドを訪れました。 Spean Mirai Health Care Services 訪問 私たちは、日本人看護師の方が設立した Spean Mirai Health Care Servicesへ行きました。     ここは、カンボジアの高齢者介護に日本水準のケアを提供するために設立された会社です。ここでは、在宅介護サービスやリハビリテーションサービス、介護用品のレンタル・販売を行っています。これらは全て日本人看護師や理学療法士、また専門的な知識を持った日本人から教育を受けたカンボジア人が提供しているサービスとなっています。   カンボジアでは、在宅介護という概念がほとんどありません。そのため、家族が正しい知識や技術をもっていないことで、病院から退院した家族の世話を十分に行えず再入院を繰り返すことがよくあります。この現状に対し、訪問看護がカンボジアで普及することで、退院後の生活支援を行うことができ、回復した患者の容態の悪化を防ぐことにつながっているということを学ぶことができました。   また今後、訪問看護が普及し、カンボジアの人々が医療や看護について学ぶ機会が増えることで、カンボジア全体としての医療の向上につながるのではないかという気づきがありました。   その後、実際に訪問介護を利用している方の家へ行きました。そこでは、お薬カレンダーがあったり日本人による介護が行われていたりと、日本の物や技術がカンボジアで活用されている様子を実際に見ることができました。   実際に訪問させていただいたことで、日本とは違う家の作りや在宅介護に対する考え方を知ることができ、医療においてもその国の文化や価値観、バックグラウンドなどを理解することの大切さを感じました。 キリング・フィールド 訪問 午後は、キリング・フィールドに訪れました。キリング・フィールドとは、1975年にクメール・ルージュ(ポルポト政権)による自国民約200万人の大量虐殺が行われた実際の場所です。     私たちは日本語の音声ガイドに従って、広場にある虐殺の跡地を見て回りました。この大量虐殺の犠牲者の中には教師や医師といった知識人が多いだけでなく、乳幼児もいたことを知り、とても胸が痛くなりました。     特に印象に残ったのは、「キリングツリー」です。キリングツリーとは、赤ちゃんの殺害のために使われた木のことで、頭を打ち付けて殺害されていたそうです。想像するだけでもとても苦しく、残酷な出来事が行われた木を前にして言葉を失いました。   音声ガイドの最後に「このような歴史があったことをどうか忘れないでください。」とありました。この言葉を聞いた時、今後同じ過ちを繰り返さないためにも、私たちはカンボジアで起きた悲しい歴史をずっと覚えていようと思いました。   ▼ 犠牲者となった人たち8,985体の頭蓋骨や骨が収められている慰霊塔にお花を手向けている様子   今日の夜はリバーサイドへ行き、夕食を楽しみました。   ホテルまでの帰り道はトゥクトゥクで!初めての体験でドキドキしながらも、夜風に当たりながらリバーサイドを通るのはとても気持ちよかったです!     明日はシェムリアップに移動します。プノンペンとは違った街並みや生活の様子を見てみたいです。   看護医療学科 2回生 中島 彩花・二宮 央・農山 柚葉・福岡 星采 関連記事 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.4~ 現地大学生や本学卒業生との交流 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.3~ カンボジアでの医療の現状を学びました! 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.2~ 無事カンボジアに到着しました! 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.1~ 事前学習プログラムレポート  

2025.03.31

学生ボランティア団体活動レポートが優秀レポートとして表彰されました!~災害復興ボランティア部HOPEFUL~

一般財団法人学生サポートセンターが実施しているボランティア団体助成事業「学生ボランティア団体活動レポート募集」に、本学の災害復興ボランティアHOPEFULが10月に応募し、優秀レポートに選ばれました。2月12日(水)に表彰式が行われ、本学の学生3名が出席しました。   ▼▼ 優秀レポートに選ばれた際のブログはこちら ▼▼ 学生ボランティア団体助成金に採択!~災害復興ボランティア部HOPEFUL~   当日は、ニッセイ京都駅前ビル8階ナジックセミナーホールにて表彰式が行われました。参加した各大学の代表者一人一人に表彰状が贈呈されました。最優秀賞を受賞した団体の活動内容のプレゼンテーションなども行われました。本学の学生たちは、授賞式では少し緊張した様子でしたが、他大学の活動を興味深く見聞きし、表彰式後の懇親会では、和やかに意見交流をされてたくさん刺激を受けた様子でした。   参加学生の感想をご紹介 ● 今回、学生ボランティア団体助成の表彰式に参加させていただき、貴重な経験をさせていただきました。他大学の団体さんがたくさん参加しており、九州から来られた団体さんもいて驚きました。他大学の活動紹介では私には思いつかない柔軟な発想や魅力あふれる活動が行われており、これからのボランティア活動に大いに役立つ知識を得ることができました。また、表彰式後の懇親会では他大学の団体さんとの交流を深めることができました。どのような活動を起こっているのか情報共有をすることができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。今回の表彰式で得た経験を活かし、これからもボランティア活動に精進していこうと思います。   人間環境デザイン学科 2回生 谷 祐人   ● 「学生ボランティア団体助成事業」と「ビジネスプラン・コンテスト」の表彰式に参加させていただき、他大学で行われている活動について知り、交流する貴重な機会を得ることができました。特に、他大学のボランティア団体の活動には共通する目的があり、親近感を抱きました。また、私たちの災害復興ボランティア部とは異なる視点での活動には大いに感銘を受け、新たな視点を得ることができました。少ない人数ながらも、私たちの災害復興ボランティア部も今後、活動の幅を広げていけるよう努力していきたいと感じています。   現代教育学科 2回生 田阪 るな   ● 応募のきっかけは、このレポートを通してボランティア部の活動クオリティの向上を目指すためでした。ボランティアの経験や、普段の活動をまとめて発信することでボランティアとは何か、どんなことをするのかなど細かな内容とその良さ、意義などを知ってもらう機会になると思い今回の応募に至りました。   表彰式に実際に参加して、福岡や岡山、愛知などの遠方から参加している人も多く、ボランティアにそそぐ熱量の高さを感じました。一口にボランティアといっても我々のメインとしている「災害ボランティア」だけでなく「食」の面でのボランティアや「福祉」に関するボランティアなどたくさんの種類があり、ボランティアの幅広さ、同世代の大学生のボランティアへの関心度の高さを知り、我々の活動の未熟さ、小ささを思い知る機会となりました。   本レポートを通していただいた助成金を最大限活用し、今後の活動の幅を広げるきっかけとなればと思います。ボランティアの魅力を再認識したうえで今後もできるだけ災害ボランティアやその他の企画にも参加し貴重な経験をたくさんし、このブログで発信することで、ボランティアへの関心を高め、一人でも多く部員を増やすことができるように一層頑張ろうと思いました。   災害復興ボランティア部 代表 人間環境デザイン学科 2回生 藤井 岳     ▶「災害復興ボランティア部 HOPEFUL」活動紹介記事はこちら  

2025.03.31

看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.4~ 現地大学生や本学卒業生との交流

看護医療学科2年次配当「海外インターンシップ」は、海外の異なる文化や歴史、その中で築かれてきた保健・医療・福祉制度を学んで日本の制度や保障との比較をすること、グローバル化に対応できる看護職者としてのコミュニケーションスキルを身に付けることを目的としています。 カンボジア3日目の様子をお届けします!プノンペンのホテルでは、にわとりの鳴き声で起こされる毎日です!(笑) プチサストラ大学 訪問 本日はプチサストラ大学(University of Puthisastra/以下、UP) の看護学生と交流しました。       UP大学さんから「オンソーム」と呼ばれるカンボジアのちまきをウェルカムフードとしていただきました!もち米で緑豆が包まれていて、日本とは少し違っためずらしいものをいただけてうれしかったです!         お互いの国や大学、看護教育、学校プログラムなどについてプレゼンテーションをし、両国の特徴について学ぶことができました。また、両国の第2言語である英語を用いてアイスブレイクを行い、お互いの国の挨拶や有名な食べ物・観光地などについて話しました!       その後はUP学生と一緒にランチに行き、カンボジアの料理を楽しみました。カンボジア料理はスパイシーな料理やパイナップルがふんだんに使われた料理など日本ではあまり見かけない料理に触れることができました。     ▼ rice balls with mung bean   ランチ後はUP学生にキャンパスツアーをして頂きました。大学の目の前には薬局とクリニックがあり、実践的な学習を行っているということが印象に残りました。       サンライズメディカルセンター(SMC) 訪問 午後からは、畿央大学の卒業生であり、サンライズジャパンホスピタル(SJH)に所属されている理学療法学科(2期生)の上野友也さんにサンライズメディカルセンター(SMC)についての説明をしていただきました。     SMCはSJHでの外来の来院者数が増えたため分院として設立されました。SMCは外来と健診を主にしており、外来には小児科、産婦人科、内科があります。SMCはイオンモールの中にあり子どもや若い方も来院しやすいため、内科に加えて小児科や産婦人科がつくられたそうです。   カンボジアでは、健診については数年前に義務化されましたがまだあまり浸透はしていません。そのためSMCでは疾病の予防として必要であることを発信しており、手の届く範囲からリテラシーを上げる取り組みをしています。   SJHは日本の方も勤務していますが、SMCでは日本の方はマネジメントのみで現地の方のみ勤務されています。   これはカンボジアの方のみで運営がすすめることができると日本の方がいなくても運営ができるということにつながり、プノンペンのみでなく他の地域にも運営することができるということに繋がります。よって、カンボジア全体に医療を届けることができるというカンボジアの今後のことを考えて運営されていることを学びました。     言語の壁を感じ、最初はコミュニケーションをとること難しかったですが、UP大学生のフレンドリーさに助けられ、カンボジアについて自分たちが調べた内容以上のことを知れました。また、SMCでは上野さんによる説明や見学を通して学びを深めることができました。     カンボジアは34℃!明日も体調管理に気をつけて頑張ります!     看護医療学科 3回生 谷野 さくら 2回生 黒田 瑞姫、中平 朱音、橋本 愛華   関連記事 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.3~ カンボジアでの医療の現状を学びました! 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.2~ 無事カンボジアに到着しました! 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.1~ 事前学習プログラムレポート

2025.03.31

畿央大学付属広陵こども園ベビークラス活動報告 ~ 看護実践研究センター 母子包括ケア部門

畿央大学付属広陵こども園の開園とともに始まったベビークラス。今年度の様子をご報告させていただきます。   ベビークラスは月1回、こども園の子育て支援室の中で開催しています。お陰様で、定員を超えるお申し込みをいただくことができ、毎回たくさんの赤ちゃんに囲まれて、柔らかで温かな時間に包まれているようです。   畿央大学で実施しているマタニティクラスに続き、ベビークラスにも参加いただく方も増えました。また、1人目、2人目の時も引き続きベビークラスに参加してくださっている人もいます。開園から始まり、こども園を中心に子育てのゆるいつながりが少しずつできてきました。     お誕生日順に円になり、一期一会の機会を大切に、みんなで赤ちゃんを輪の中で見守り、お互いの成長を喜び合う時間を共有しています。円を囲むように、子育て支援室の先生方が、後方でそっと見守ってくださいます。     はじまりは手遊びと絵本。赤ちゃんは絵本が大好き。同じような単純なフレーズの繰り返しで、からだに音が入っていくように、全身を耳にして絵本を感じてくれるようになります。     気になる音の時にチラリと振り返っていますね…。続いてからだを使っての遊びです。     ▼飛行機ブンブン…この後はゆっくりでんぐり返りです。     ▼ お兄ちゃん、お姉ちゃんも横で一緒に手遊びをしてくれます。   家の中でずっと2人のお子さんと一緒にいるのは本当に大変。親子共々、気分転換に他の人との時間って大切ですね。親以外のおとなと関わることができるのもお互いにとっても大切なのではないでしょうか。時に看護医療学科の学生が実習で参加し、そうした関係をつなぎます。     ▼ 実習中の看護医療学科の学生さんによる出し物です。   赤ちゃんの目線を意識しつつ、どうすれば関心を向けてもらえるのか精一杯工夫してくれています。   最後の一枚は畿央大学卒業生のママたちです。偶然の、久しぶりの出会いだったようです。疲れて寝ちゃった赤ちゃんもいますね。左のママお二人は現代教育学科出身の先輩、後輩。右のママは健康栄養学科出身です。真ん中のママと右のママは、学科は違ったのですが一緒に大学に登校していたそうです。     かわいい畿央ベビーちゃんたちが、さらにつながって、輪の中で多様な育児方法について語り合える時間でもあります。お互いの育児を共有しながら自分流の育児を模索する場所に、ゆっくり成長していきたいです。   今後も看護実践研究センター母子包括ケア部門ではマタニティクラスとベビークラスの二つを開催していきますので、是非ご参加ください。   マタニティクラス ベビークラス   看護実践研究センター 母子包括ケア部門 看護医療学科 教授 岡 いくよ 関連記事 卒業前看護技術トレーニングを開催しました ~ 看護実践研究センター臨床看護研究部門 看護医療学科 2・3回生 計43名がイベントボランティアとして活躍! ~ 看護実践研究センター 認知症ケア部門 第3回「認知症の人と家族の思いに耳を傾ける」 松本一生先生講演会「認知症の人と家族とともに」を開催しました。 ~ 畿央大学看護実践研究センター認知症ケア部門 障がい児かかわり方セミナー活動報告~看護実践研究センター地域包括ケア部門事業:安心感の輪子育てプロジェクト    

2025.03.31

看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.3~ カンボジアでの医療の現状を学びました!

看護医療学科2年次配当「海外インターンシップ」は、海外の異なる文化や歴史、その中で築かれてきた保健・医療・福祉制度を学んで日本の制度や保障との比較をすること、グローバル化に対応できる看護職者としてのコミュニケーションスキルを身に付けることを目的としています。   3月17日、海外インターンシップ研修2日目です。午前は国立クメール・ソビエト病院、午後はサンライズ・ジャパン・ホスピタルに見学に行きました。 国立クメール・ソビエト病院 国立クメール・ソビエト病院は、プノンペン市内に位置し、貧しい患者さんは無料で診察を受けることができます。そのため病院が負担する額が多くインフラ状態が悪いことや、大量に患者さんが溢れかえっていることが課題です。     病室では、1部屋に5人ほど、大部屋では十数人もの患者さんが男女関係なく入院していました。それでも患者さんが多く、病室に入りきらず廊下にベッドをおいて入院していることが印象的でした。また、インフラ状態が悪いため、病室にはエアコンがなく扇風機だけで過ごしていることも印象的でした。   カンボジアの医療の現状を見学することで、日本との医療の異なる点を知ることができました。   サンライズ・ジャパン・ホスピタル サンライズ・ジャパン・ホスピタルは、「日本の医療を丸ごと輸出」して現地のスタッフとともに世界標準の医療を提供することを目的に設立され、日本の医療が取り入れられていました。同病院には、理学療法学科2期生の上野さんが勤務されています。     医療器具や薬剤などは、ほとんど日本のものが使用されており、医療体制も日本と変わらない体制を取り入れていることが印象的でした。病室には、患者さんのベッドとその家族の方が寝泊まりできるようなベッドがおいてあるのも印象的でした。器具や医療体制など日本の医療を取り入れつつ、現地の文化や価値観を尊重した医療が提供されていると学びました。   日本ではあまり、家族が寝泊まりをして患者さんのケアを行うことがないため、患者さんの身の回りのケアをほとんど家族が行うことが当たり前とされていることは、カンボジアの看護の特徴のひとつであると学びました。   さらに、夜ご飯はスタッフの方々から歓迎会をしていただき、理学療法士の上野さんと助産師、看護師の方々が参加して下さいました。海外で働くことになった動機や、現地の人と働く現状について、貴重なお話を聞くことができました。お料理も、非常に美味しかったです。     明日は、現地の大学生と交流し、よりカンボジアについての学びを深めていたいと思います。    看護医療学科 2回生 川上 菜央、木浦 怜奈、高田 有紗、中村 奈々 関連記事 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.2~ 無事カンボジアに到着しました! 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.1~ 事前学習プログラムレポート