2026.05.26
2026年度「へき地医療体験実習」実践報告会 ~ 看護医療学科
2026年5月20日(水)に冬木記念ホールにて、「2026年度 へき地医療体験実習 実践報告会」を開催しました。今年度も看護本来の姿に立ち返って、その人の顔が見える看護や保健医療を臨地で体験することを通して看護の本質を考えることを目的に、奈良県の山添村、川上村、五條市大塔町、宇陀市大宇陀地区の計4地域で実習させていただきました。
4月初旬から始まった学内実習での準備期間中に、学生はほかの授業や就職活動と並行しながら、地域の医療状況や生活環境について事前学習を行い、地域ごとに異なる目標や行動計画の立案、インタビュー内容や家庭訪問の計画、体力測定会や健康教育に必要なパンフレットの作成、測定結果記入表の作成など、忙しい中でも多くの準備を重ねてきました。
そして、2026年5月12日(火)~5月14日(木)に現地で実習を行い、診療所や役場、学校、こども園、社会福祉協議会、保健センター、住民の働く職場や集まりの会などを訪問。住民や支援者、職員の方に支援や活動内容の実際についてお話を聞かせていただきました。
また、地区踏査では、実際に観察した地域環境や住民の方々のお話からへき地で暮らし続ける人々の生活の実際を把握し、そこから考えうる健康課題を導き、住民の健康ニーズに合わせたケアのあり方について考えることができました。
山添村
山添村では、お茶づくりが盛んで、繁忙期には健康へ意識が向きづらく受診が遅れることや、塩分摂取の多さによる心疾患リスク、急斜面での作業による転倒リスクなど、地域ならではの健康課題について学びました。茶摘み体験や地域の方との交流を通して、医療だけでなく、住民同士の支え合いや日々の見守りの大切さを実感した実習でした。
五條市大塔町
五條市大塔町では、学生が主体となって家庭訪問の調整や体力測定、健康教育、茶話会などの企画・運営を行いました。地域の方々と実際に関わる中で、住民同士が送迎や声掛けをし合うなど、助け合いながら暮らしている様子を知ることができました。こうした地域のつながりが、自助・互助・共助を強め、住み慣れた地域で安心して暮らし続けることにつながっていることを学びました。
宇陀市大宇陀地区
宇陀市大宇陀地区では、地域住民の方々と玉入れや金魚すくいなどのアクティビティを通して交流しました。楽しみながら自然に会話が生まれ、地域のつながりや支え合いの大切さを実感しました。また、「まちの保健室」では健康測定や結果に応じた健康教育が行われており、住民が気軽に立ち寄り、健康について考えるきっかけづくりがされていました。地域で安心して暮らし続けるための支援の大切さを学んだ実習でした。
川上村
川上村では、母子から高齢者まで幅広い世代への支援について学びました。また、各年代に応じて伝わりやすい内容や表現を工夫しながら、健康に関するパンフレットを作成しました。子育て支援が充実している一方で、相談相手や同年代との関わりが限られる課題もあり、継続的な支援の必要性を感じました。さらに、高齢者への認知症予防や見守り活動など、地域全体で住民一人ひとりを支える「顔の見える関わり」の大切さを学びました。
今回の実習に際し、ご理解ご協力いただきました各地域の関係者の皆様、明日香村の武田先生に感謝いたします。ありがとうございました。
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