2026年7月28日の記事

2026.07.28

緩和ケア病棟の実際 ー ホスピス病棟を経験した上級生とのディスカッション ~ 看護医療学科「終末期ケア論 第14回」

第14回「終末期ケア論」の授業では、緩和ケア病棟でのインターンシップ実習を終えた上級生である4回生をゲスト講師として迎えました。学年の異なる学生たちが交流し、学びを深める機会となりました。   4回生は、緩和ケア病棟で実際に経験した人生の最終段階にある患者さんやご家族への支援、看護師の役割、多職種との連携、コミュニケーションの工夫などについて、実習での学びを交えながら分かりやすく紹介しました。   発表では、担当した患者さんから「話したくないです。このまま死んでしまうのだろうな、と考えてしまうので、そっとしておいてほしいです。」と言われた場面が紹介されました。学生は、患者さんと多くの言語的コミュニケーションを取ることが看護であると考えていましたが、患者さんの心情によっては、適切な距離を保ちながら見守る=沈黙のコミュニケーションも大切な看護であると気付いたことを学びとして発表しました。   また、患者さんやご家族への関わりをテーマとした事例を用いて、終末期におけるがん治療の継続について、「患者さんとご家族の思いが異なる場面では、看護師としてどのように支援すればよいか」をテーマに、3回生と4回生が一緒に討議を行いました。活発な意見交換が行われ、それぞれの立場から考えを深める貴重な時間となりました。   発表を担当した4回生にとっては、自身の実習での学びを振り返り、それを言葉にして伝えることで理解をさらに深める機会となりました。また、3回生にとっては、これから始まる臨地実習を具体的にイメージし、終末期における患者さんやご家族への具体的な支援について知る貴重な機会となりました。   本学では、このような上級生と下級生の学年間の交流を通して学びを深め、患者さん一人ひとりに寄り添うことのできる看護職者の育成を目指しています。 看護医療学科 教授 森岡 広美 准教授 對中 百合 助教 福田 都美恵   ▼「終末期ケア論」に関する記事 在宅における終末期看護の実際~ 看護医療学科「終末期ケア論」 緩和ケア病棟での実習を経験した4回生とのディスカッション ~ 看護医療学科「終末期ケア論」 看取りを体験したご遺族の語り ~ 看護医療学科「終末期ケア論」 「死のシミュレーション体験」から学ぶ終末期ケア~看護医療学科「終末期ケア論」vol.5 第13回 危篤・臨終・死亡時の看護の実際 ー エンゼルケア演習 ~ 看護医療学科「終末期ケア論」   ▼看護医療学科に関する記事 2026年度 新入学生研修 学科別レポート ~看護医療学科 「その人らしさ」を支える看護の可視化「生活機能関連図」作成演習~看護医療学科「老年看護学援助論Ⅱ」 2026年度「へき地医療体験実習」実践報告会 ~ 看護医療学科 『認知症ケア論』で課題の成果発表プレゼンテーションを実施! ~ 看護医療学科 「基礎看護技術自己学修会」を実施しました ③ ~ 看護医療学科 『国際看護学Ⅰ』世界を知り、自分を見つめる― 海外インターンシップ報告会で広がる看護の可能性 ~ 看護医療学科 フィールドワークを実施しました。 ~ 看護医療学科「認知症ケア論」