2025.05.23
「おでん研修」に励みました!! ~ 教職クラブODEN
教職クラブODENはコロナ渦での制限が緩和され、数年ぶりに実現することができたおでん研修。今回30名の学生が2025年3月5(水)~3月6日(木)まで兵庫県において、防災学習や神戸の歴史展示品の観覧学習、自然体験学習など2日間の研修を通し、多くの学びを得ることができました!!また多角的な学習だけでなく、回生の壁を越え、学内の活動では深め切ることができない仲を深めることもできました!
今回のおでん研修での活動の様子をお伝えします。
研修1日目:3月5日(水)
おでん研修は、五位堂駅から大型バスで出発しスタートしました。大型バスに乗車する際は、研修期間中お世話になるバスドライバーさんに元気に挨拶をしこの研修への意気込みもこもっていました。研修のことについて様々な体験を話題にしたり、期待を抱いている姿が見受けられ、みんなそれぞれ万全の準備をしてきてくれました。
初日は最初に日本三大チャイナタウンの一つである南京町、その近隣の神戸市立博物館を訪問しました。異国情緒あふれる南京町では、いろいろな店舗で中華料理を堪能したり、南京町のランドマークの一つである長安門やあづまやなどを見物しました。具体的には、YUNYUNの焼小籠包や汁なし担々麺などを堪能したり、あづまやの朱色の柱に見て触れる姿などが見られました。
▼ YUNYUNにて一枚
神戸市立博物館では、神戸の歴史展示室や地域文化財展示室などを観覧、体験学習室で土器などに実際に触れたりして学びを深めることができました。特に、体験学習室では、銅鐸のレプリカを鳴らしたり、竪穴住居の構造を確かめたり、大型パズルに挑戦したりなど実際に触れて、試すことで当時の農耕での生活の工夫について学ぶこと、竪穴住居の地上からみた際の屋根だけが見える特徴的な構造について確認することができました。この学びや体験は実際教員になった際に子どもたちに先生としての『体験談』として伝え、興味関心をくすぐることができるのではないかと感じました。
これらの活動を通し、異国の文化や伝統に触れ学ぶこと、国内外の流通・貿易の拠点として繁栄した神戸の歴史について学びを深めることができました。また、多文化共生の視点を養い、さらには、体験学習に挑みヒト・モノや実社会に触れかかわる直接体験の重要性やその教育的意義について改めて理解することができたのではないかと思います。
▼ 神戸市立博物館内で神戸の歴史展示室を観覧する様子
南京町、神戸市立博物館訪問後は、再び大型バスに乗車し次の活動場所である阪神淡路大震災記念 人と防災未来センターまで移動しました。
阪神淡路大震災の経験と教訓を発信する災害学習施設である阪神淡路大震災記念 人と防災未来センターでは、西館・東館に訪問し、防災学習に励みました。こちらの施設では、1.17シアターにて地震災害のすさまじさを迫力ある大型映像と音響で体感したり、被災した現物資料や写真・ジオラマなどの展示品を観覧したりしました。また、将来発生する南海トラフ巨大地震や首都直下型地震などの大規模災害についての展示品を観覧したり、ミッションルームにてリアルに再現されたコンビニでの避難行動トレーニングを行ったりしました。
▼ディザスターウォールで自然現象と生活が交わることで発生する自然災害について学ぶ様子
特に、ミッションルームでは、リアルに再現されたコンビニで実際に状況を瞬時に判断しながら、店内にある買い物かごで頭部を守ったり、ショーケースの破損・転倒に注意し安全な場所に移動したり、割れたガラスなど足元の安全を確認したりし、避難行動について体験を通し学ぶことができました。教員になった際に、子どもたち一人一人のたった一つしかないいのちを守ることができるよう、真剣に学ぶ姿が見られました。この学びや体験から、防災教育を展開する上で必要不可欠なケーススタディの視点を養うことができたのではないかと思いました。また、一時的に防災・減災を意識するのではなく、持続的に日々地域の災害リスクなどに視点を向け、検討する重要性についても感じることができました。
▼ ミッションルームで避難行動のトレーニングを体験する様子
阪神淡路大震災記念 人と防災未来センター訪問後は、宿泊先である「湯~モアリゾート太山寺なでしこの湯」にで移動しました。
到着後は、お世話になるスタッフの方々に笑顔で「こんにちは。よろしくお願いします。」と元気に挨拶しました。
おいしい夕食を食べたり、天然ラジウム温泉で身体を休めた後は、交流会を行いました。交流会では、それぞれ自宅から「自分にとってはもう必要のないものだけど捨てるには名残惜しいもの」を持参し折り紙で折ったプレゼントのくじで交換をしました。誰が何を受け取ることができるか、くじを引いて交換する直前まで分からず、笑顔の絶えない和気あいあいとした特別な時間を過ごすことができました。
また、交流会では回生の壁を越え、語り合う姿なども見られ、教職クラブODENの仲をより深めること、さらには限りある資源を大切に使うその大切さや持続可能な社会を実現する態度をも養うことができたのではないかと感じました。この経験を、今後教育者として、環境教育を展開する上での土台となる視点として活かしていきたいと思います。
▼交流会でそれぞれ持参したプレゼントを交換する様子
研修2日目:3月6日(木)
2日目の活動では、大自然に囲まれたNESTA RESORT KOBEに訪問しました。訪問前には、お世話になった湯~モアリゾート太山寺なでしこの湯のスタッフの方々にご挨拶をさせていただき、大型バスに乗車し、NESTA RESORT KOBEに移動しました。
約230万㎡の広大で自然豊かなNESTA RESORT KOBEでは、20種類以上もあるアクティビティに取り組んだり、羊など生き物たちと触れ合ったりし自然体験学習に励みました。特に、日本最速で大自然の上空を一直線に飛び越えるジップラインアクティビティでは、日常生活では味わえない風の爽快さを全身で感じることができました。また、上空から見える森、山、湖の美しさ、やわらかな日差しの心地良さを、身を持って味わうことができました。また、アニマル・フレンズでは、羊やヤギ、モルモット、ウサギなど生き物と触れ合い、その生き物たちの体長や食性について、さらには生命の尊さについて学ぶことができました。
▼ ジップラインアクティビティに取り組む様子
これらの活動を通し、五感を通じて豊かな自然と関わる態度を養うこと、生物多様性において成立する私たちの生活と自然環境との繋がりについて再認識することができたのではないかと思いました。また、実際に動物と直接触れ合ってみることで、体験学習の重要性について理解することができました。今後、教育者として子どもたちの直接生き物に見る、触れる、親しみを感じる機会を大切にし、共に生き物の成長を喜んだり、お世話をしたりしていきたいと感じました。
▼アニマル・フレンズで生き物たちと直接触れ合う様子
このおでん研修を通して、学外に出て様々な活動を経験することにより、学内では学び、感じることができない多くの学びを育むことができました。これらの研修で培った学びを今後の教職クラブODENでの活動、さらには教育者をめざす中での学業において活かし、より一層成長できるよう努力を積み重ねていきたいと思います。
教職クラブODEN
現代教育学科 4回生
石田 稀乃袈、垣内 智樹、堀田 沙織、茨田 淨子
関連記事
卒業キャンプに行ってきました! ~ 教職クラブODEN|KIO Smile Blog
1300のバンドが集結!アカペラサークルライブ「50Fes2025」に出演~アカペラ部ADVANCE#
万博BENTOの売れ行き好調!19日、20日を終えてのレポート~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良~|
学生ボランティア団体活動レポートが優秀レポートとして表彰されました!~災害復興ボランティア部HOPEFUL~
よく読まれている記事
カテゴリ
タグ
キーワード検索
アーカイブ