2025.12.23

第25回認知神経リハビリテーション学会学術集会にて本学関係者が学会長・多数登壇!~ ニューロリハビリテーションセンター

2025年11月29日(土)~30日(日)に、大阪市中央公会堂にて第25回認知神経リハビリテーション学会学術集会が開催されました。畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターの大松 聡子客員准教授が学会長を務め、本学からは多くの大学院生・修了生・教員が登壇しました。 冒頭の学会長講演では、大松 聡子客員准教授が、畿央大学大学院在学時から取り組んできた視線計測や脳画像を用いた研究を紹介しながら、学術集会テーマ「見えないものを観る〜行為と認知のVisualization〜」の背景や視座を示しました。   クリニカルディスカッションでは、9名の本学関係者が以下の各病態に関するセッションでモデレーターやパネリストを務め、最新の研究活動や臨床経験にもとづく発表を行い、『見えない「病態」を観る』視点や思考について議論を展開しました。   発表演題 慢性疼痛 大住 倫弘准教授が「疼痛リハビリテーションにおける情報の不一致と身体情緒」を捉える視点について、修了生の井川 祐樹さん(西大和リハビリテーション病院)が「痛みという現象の再考―臨床的洞察に基づく多角的評価の重要性―」について、修了生の長倉 侑祐さん(たつえクリニック)が「肩関節鏡視下腱板修復術後の疼痛患者におけるナラティブと客観的指標の統合―個別性を捉えた病態把握と介入の視点―」について発表しました。 姿勢バランス 修了生の菅沼 惇一さん(中部学院大学)が「姿勢バランスの見えない病態を多角的側面から観る」枠組みを提示し、植田 耕造客員准教授(JCHO大和郡山病院)が「見えない恐怖感や注意は姿勢バランスをどう変えるか」について研究成果にもとづく発表を行いました。 小児疾患 修了生の浅野 大喜さん(日本バプテスト病院)が発達に関する理論や症例をもとに「当たり前の視点に至るまでの臨床思考」を整理し、大学院生の私 長森 由依(北陸大学)が『「この子なりの成長」の可能性を観る~重度肢体不自由児と養育者の相互作用のVisualization~』と題して多層的・多角的・微視的な観察の視点について発表しました。 高次脳機能障害 修了生の玉木 義規さん(甲南病院)が「左半球損傷者をどのように観察し、病態を捉え介入につなげていくか」と題して失語症や失行症の症例を提示し、大学院生の産屋敷 真大さん(市立福知山市民病院)が「脳卒中後症例の身体に対する感情」の強度や空間的な広がりを可視化するbody mapping法を用いた取り組みについて発表しました。     教育講演 教育講演では、本学関係者4名を含む講師陣が登壇しました。   信迫 悟志教授が「実験的手法で明らかにする認知の構造」、石垣 智也准教授が「症例検討の在り方を再考する」、修了生の上田 将吾さん(結ノ歩訪問看護ステーション)が「言語の質的分析」、修了生の塩崎 智之さん(奈良県立医科大学)が「前庭系の多面的評価の視点」といったテーマを掲げ、それぞれの立場から「見えないものを観るための手段」について講演しました。 ポスター発表 ポスター発表では、CREST研究の一部として、大学院生の三枝 信吾さん(東海大学文明研究所)が「入院中の脳卒中者における上肢経験の変容過程–二症例に基づく比較的アプローチ–」について発表しました。異なる変容過程を辿った2症例の経過をもとに、活発な議論が行われました。 シンポジウム シンポジウムでは、修了生の赤口 諒さん(摂南総合病院)が「上肢機能の回復可能性と治療ストラテジーを把持力制御と認知神経リハビリテーションの視点から紐解く」というテーマで、大学院生の南川 勇二さん(西大和リハビリテーション病院)が「実生活における上肢活動の観える化と心理と文脈統合による行動変容支援」というテーマで発表し、見えない変化を可視化し実践へとつなげるストラテジーについて議論しました。     学会の最後には、2日間の総括と今後の課題について議論が行われました。ときにユーモアを交えながら忌憚のない意見が交わされ、あたたかい空気と身が引き締まる思いを胸に、学会は幕を閉じました。   この2日間では、一般化されたエビデンスから漏れてしまう対象者の個別性や主観的体験をどのように観るかについて、認知神経リハビリテーションの枠組みやそれにとらわれない視点で議論が繰り広げられました。日々の取り組みを異なる立場から振り返るとともに、視野を広げる貴重な時間とすることができました。また、私たち大学院生にとって初のパネリストやシンポジストとしての機会を、神経リハビリテーション学研究室の尊敬する先輩方と同じ壇上で経験し議論できたことは、かけがえのない財産となりました。   このような貴重な機会をくださった学会長の大松 聡子客員准教授はじめ運営のみなさま、そして日頃より親身にご指導くださり、この2日間も私たちをあたたかく見守り、励まし、誰よりも刺激的な議論を展開する背中を見せてくださった森岡 周教授に、心より感謝申し上げます。本学会での学びを活かして、引き続き神経リハビリテーション学研究室の仲間たちと切磋琢磨し研鑽に努めてまいりたいと思います。   畿央大学大学院 健康科学研究科 博士後期課程2年 長森 由依 関連記事 CREST「マルチセンシング」研究領域の領域会議が開催されました!~ ニューロリハビリテーション研究センター 地域リハビリテーション研究室大学院生・研究員の学会での活躍をご紹介~健康科学研究科 第23回日本神経理学療法学会学術大会にて本学関係者が多数登壇・受賞しました! 第35回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会で2年連続となる「医療の質特別賞」を受賞! ~ 健康科学研究科  

2025.12.23

CREST「マルチセンシング」研究領域の領域会議が開催されました!~ ニューロリハビリテーション研究センター

2025年12月17日(水)~19日(金)、北海道大学学術交流会館において、CREST「マルチセンシング」研究領域の領域会議が開催されました。CREST(国立研究開発法人科学技術振興機構〈JST〉による戦略的創造研究推進事業)は、学際的かつ先端的な研究を推進することを目的とした大型研究プログラムです。本領域会議では、各研究プロジェクトの進捗報告や研究成果の共有に加え、今後の研究展開について分野横断的な議論が行われました。   CRESTは国内の競争的科学研究費としてはトップに位置するもので、本学森岡 周教授らの日仏合同研究チームが2.74億円(5年6ヵ月/3研究室合同)の研究費を取得しています。   【プレスリリース】森岡周教授らの共同研究が2023年度 CRESTに採択されました。   本会議では、本プロジェクトの研究代表者である嶋田 総太郎教授(明治大学)より、研究チームのテーマである「身体的自己とナラティブセルフの関係性」に関する研究成果および進捗状況について報告が行われました。具体的には、ラバーハンド錯覚において錯覚が生起する際の主観的経験のフェーズ遷移と、それに対応する脳活動の特徴との関係について紹介がありました。   また、VRを用いたフルボディ錯覚実験に基づき、脳活動、重心動揺、心拍などの複数の生体指標を統合的に解析することで、錯覚の生起およびその強度との関連を検討した研究成果と進捗が示されました。さらに、脳卒中後患者を対象とした研究として、現象学的インタビューによって得られたナラティブと、慣性センサーや筋電図を用いて評価した歩行機能の時間的変化との関係について、現在進行中の研究状況が共有されました。   これらの報告に対する質疑応答では、哲学や数理科学など多様な専門分野の研究者から示唆に富む意見が寄せられ、今後の研究の方向性について活発な議論が交わされました。     また、本年度採択された若手チャレンジの発表として、西 祐樹助教(長崎大学、畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター客員研究員)より、「パーキンソン病患者におけるすくみ足の状態遷移モデルの構築とその機序の解明」をテーマとした研究発表が行われました。   本発表では、すくみ足の発生前・発生中・発生後における眼球運動、心拍、筋活動など複数の生体指標の時間的遷移に着目し、これらを統合的に捉えることで、すくみ足の状態変化をモデル化する試みについて、その途中経過が報告されました。発表後には、計測手法および解析手法の可能性に関して、活発な意見交換が行われました。     本領域会議を通して、私たちのプロジェクトに対する貴重な助言を得るとともに、他大学・他分野の研究者による発表を聴講することで、本研究にとって新たな視点や着想を得る大変有意義な機会となりました。また、本プロジェクトに参画する各大学(明治大学、東海大学、畿央大学)の研究メンバーが一堂に会し、それぞれの研究内容について直接意見交換を行うとともに、今後の研究協力体制について改めて確認することができました。   本研究は、日仏共同提案による国際共同研究(CREST–ANR)として実施されており、今後は研究内容をさらに発展させ、2026年3月にフランス・ボジョレーで予定されている日仏合同シンポジウムにおいて、国際的な視点から研究成果を発信していくことを目指します。本領域会議で得られた知見や議論を今後の研究活動に積極的に反映し、国際的な議論の深化につなげていきたいと考えています。   畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 関連記事 森岡周教授らの共同研究が2023年度 CRESTに採択されました。  日仏国際共同研究CREST-ANR NARRABODY 1st Meetingが開催されました!~ニューロリハビリテーション研究センター 日仏国際共同研究CREST-ANR NARRABODY 2nd Meetingが開催されました!~ニューロリハビリテーション研究センター 日仏国際共同研究CREST-ANR NARRABODY 3rd Meetingが開催されました!~ニューロリハビリテーション研究センター フランス・リヨン神経科学研究センターのHugo ARDAILLON 氏が畿央大学を訪問されました!~ ニューロリハビリテーション研究センター

2025.12.19

次世代教育センター主催「ライフプランニング講座」「文章読解・作成能力検定講座」を開催!

2025年11月29日(土)、「ライフプランニング講座~大切な将来のために一度は聞いておきたいお金の話」を、12月6日(土)・13日(土)に「文章読解・作成能力検定講座」を(いずれも次世代教育センター主催)実施しました。 ※次世代教育センターは2021年4月、次世代社会のニーズに応えられる幅広い教養を身につけた人材の育成を目的として開設されました。毎年度、様々なテーマを取り上げた講座を実施しています。 ライフプランニング講座 「ライフプランニング講座」は、昨年に引き続き、ファイナンシャルプランナーとして開業されている、薬師寺 洋子先生にご講義いただきました。   前半では、「1億円あったら何に使いますか?」という問いから本当にお金を使いたいことは何か考えました。 さらに「あなたにとって『お金』とはなんですか?」という問いを通して、お金に対する価値観は人それぞれであることを確認しました。     ワークや診断を通してそれぞれのライフプランニングについて考える時間もありました。 自分の人生をどう生きたいかによって、必要なお金は異なります。 薬師寺先生からは、貯蓄や投資といった具体的な知識を学ぶ前に、まずライフプランニングを考えることが大切だと教えていただきました。     後半では、お金の流れを把握し、支出の管理が重要であることをおさえたうえで、貯蓄や投資などについてお話をいただきました。 全体を通して、受講者同士の考えを共有し合うことで他者の視点も知ることができ、より深くお金について学び、考える時間となりました。 受講生の声 「知らなかったことをたくさん知ることができた」 「お金に関する良い情報が入ってきた」 「投資を学ぶ前にやるべきことがあると分かった」   今回の講座を通して、お金に対する認識をアップデートすることができ、多くの学びや気づきを得ることができました。 文章読解・作成能力検定講座 「文章読解・作成能力検定講座」は、今年も株式会社ワークアカデミーの松尾 啓史郎先生にご講義いただきました。   1日目は文法やレポート・報告書の構成、文章の要約といった問題に取り組みました。 間違いの選択肢や要約のポイントを丁寧に解説していただき、理解を深めることができました。     2日目は文章作成に挑戦し、先生のご指導を受けながらいくつかの文章を書き進めました。 実際に手を動かすことで、伝える力や構成力を磨く時間となりました。   受講者の声 「自分の文章に自信を持てた」 「レポートや卒業論文に活かしたい」   今回の講座を通して、文章を「読む力」「書く力」「伝える力」を総合的に学ぶことができました。 これらの力は卒業論文やレポート作成に直結するだけでなく、社会に出てからも必要とされる基礎的なスキルです。 受講者にとって、今後の学修や研究活動、さらには将来に活かせる有意義な時間となりました。 2025年度 次世代教育センター プログラムスケジュール   次世代教育センター 関連記事 次世代教育センター主催「卒業研究のための統計講座」を開催!  次世代教育センター主催:「コミュニケーション力養成講座~一生ものの自己紹介で自己発信力を高めよう~」を開催! 次世代教育センター主催「Excelスキルアップ講座~基本編~」を開催! 次世代教育センター主催「近未来テクノロジーの生かし方」を開催! 次世代教育センター主催「Excelスキルアップ講座~応用編~」を開催!  

2025.12.17

第4回日本老年療法学会学術集会で大学院生が最優秀ポスター賞受賞!~ 健康科学研究科

2025年12月6日(土)~7日(日)の2日間にかけて第4回日本老年療法学会学術集会が一橋講堂で開催されました。今年のテーマは「しんか ー深化・進化・真価ー」ということで、多様性が求められる社会で多様な価値観を尊重しながら老年療法学におけるさまざまな領域での「しんか」について考える機会がたくさんありました。地域リハビリテーション研究室(高取研究室)の私(山本)がポスター発表形式で発表をさせていただきました。 学会発表の概要 山本泰忠(博士後期課程) 演題名:「通いの場における地域在住高齢者の身体活動に対するグループ特性が与える影響」 本研究は、一自治体内の通いの場における地域在住高齢者の身体活動と通いの場各グループ特性との関連を検討したものです。各通いの場にOpinion Leader(OL)と呼ばれる同じグループ内の一定の割合からリーダーであると認識されている方たち(OL群)とそうでない方たち(非OL群)に分けて、各グループ特性と身体活動との関連を検討しました。OL群は非OL群と比較して、若年者で身体活動や身体機能、諸々社会性指標が高い傾向にありました。クラスタ分析の結果、3タイプに分けることができ、   「リーダー依存階層型」・・・リーダーが引っ張り、その他の参加者が階層的で縦関係をイメージ。リーダー性が高く、友人ネットワークやソーシャルキャピタルが希薄傾向 「友人高密度水平型」・・・特定のリーダーが少なく、友人関係が密で水平的で横関係をイメージ。リーダー性が低く、友人ネットワークやソーシャルキャピタルが密傾向。 「中庸型」・・・「リーダー依存階層型」と「友人高密度水平型」の間のイメージ。 の3タイプに分類しました。   身体活動の評価である日本語版Physical Activity Scale for the Elderly(日本語版PASE)に対するOL(p<.001)、グループ特性(p<.001)、交互作用(p<.001)の主効果は有意に正の関連を示しました。また、非OL群においては、「リーダー依存階層型」をReferenceとした際に「友人高密度水平型」(p=.003)が有意に正の関連を示しました。   これらは、因果関係に関しては不明であるものの、特に非OLにとって特定のリーダーが少なく、友人関係が密で水平的で横関係に近いグループ(「友人高密度水平型」)に属することが、「リーダー依存階層型」と比較すると身体活動を高く保てることと関連がある可能性が示唆されました。   これまでに通いの場個々のグループの影響に着目した研究は散見されず、本研究が初の試みになるかと考えております。今後は、こちらの内容を論文として形にしていければと考えております。   最優秀ポスター賞を受賞しました。 本研究では、高取教授をはじめ地域リハビリテーション研究室のみなさま、職場のみなさま、宝塚市高齢福祉課、宝塚市社会福祉協議会企画総務課のみなさま、測定にご協力してくださった地域住民さまにこの場をお借りして、心より御礼申し上げます。     ※第4回日本老年療法学会公式SNSより引用   本学会では、職場の同僚たちとも一緒に発表に臨むことができました。同じ志を持った仲間が増えていくことは、何にも代えがたい体験です。引き続き、切磋琢磨し合いながら臨床・研究活動に励んでいければと思います。     健康科学研究科 博士後期課程 山本 泰忠   地域リハビリテーション研究室 関連記事 地域リハビリテーション研究室の学生が第13回日本運動器理学療法学会にて発表しました。~ 健康科学研究科 地域リハビリテーション研究室大学院生・研究員の学会での活躍をご紹介~健康科学研究科 地域リハビリテーション研究室の学生・教員が World Physiotherapy Congress 2025 で発表 ~ 健康科学研究科 第11回日本地域理学療法学会学術集会で大学院生と修了生(客員研究員)が発表~健康科学研究科

2025.12.13

地域リハビリテーション研究室の学生が第13回日本運動器理学療法学会にて発表しました。~ 健康科学研究科

2025年11月22~23日に大阪国際会議場で開催された第13回日本運動器理学療法学会学術大会に地域リハビリテーション研究室から健康科学研究科 博士後期課程1年の池本 大輝が参加・口述発表をしてきました。 学会発表の概要   池本 大輝(博士後期課程1年) 演題名:「急性期運動器疾患患者における大腿前面筋厚の非対称性:サルコペニア診断アルゴリズムISarcoPRMの運用提案」 急性期運動器疾患患者では、サルコペニア*を有すると術後の機能回復を妨げ、入院期間の延長や自宅退院率の悪化など様々な悪影響があることが知られています。しかし、骨格筋量を評価できる生体電気インピーダンス法では、水分量や体内金属に影響されるため、手術が必要な急性期運動器疾患では、骨格筋量を正確に評価できないという課題があります。   国際リハビリテーション医学会によるサルコペニアの診断基準であるISarcoPRMでは、超音波画像装置で測定された大腿前面の筋厚をBMIで除した値であるSTARを骨格筋量の指標として用いられています。超音波画像装置は、水分量の影響が少なく、骨格筋量を測定することができますが、手術直後の患部では、腫脹の影響が避けられない可能性が考えられますが、診断基準とは疾患別の対応方法など詳細に決められていません。   そこで、今回は、急性期運動器疾患患者202名を対象に、人工膝関節全置換術、大腿骨近位部骨折後骨接合術、大腿骨人工骨頭置換術、手術を伴わない脊椎圧迫骨折の4群に分類し、STARの左右差および一致度について疾患別に比較・検討しました。   結果は、人工膝関節全置換術および大腿骨近位部骨折後骨接合術群では、手術側のSTARが非手術側と比較して有意に高い値を示し、人工膝関節全置換術群では、他の疾患群に比べ、手術側と非手術側の一致度が最も低く、ISarcoPRMに基づく骨格筋量低下の該当率においても、他の疾患群に比べ最も低い結果が得られました。さらに、大腿骨人工骨頭置換術では、手術をしていない脊椎圧迫骨折群と同等の左右差および一致度でした。   これらの結果から、STARにおける手術に伴う腫脹の影響は、疾患により異なることが示唆されます。よって、急性期運動器疾患患者においてISarcoPRMを用いたサルコペニアの判定には、手術側ではなく非手術側のSTARを使用するように提案できると考えられます。   *サルコペニア:加齢に伴う進行性の骨格筋量および筋力低下と定義されており、転倒、骨折、入院、死亡のリスクが高い疾患である     今年の学会テーマは、「運動器理学療法におけるアウトカムを確立する」であり、「何をもって理学療法の成果を評価するのか」という問題について多くの議論がなされておりました。私自身も日々の臨床で頭を悩ませる課題であり、講演やシンポジウムを非常に興味深く聞くことができました。特に、高齢患者を対象とした際には、主疾患とは別に、他疾患併存、低栄養や認知機能低下など様々な問題を抱えることが多く、より包括的な視点で理学療法介入を行う必要があることを再認識しました。   最後に、今回の発表に多大なご指導をいただきました松本准教授、地域リハビリテーション研究室の皆様、職場のスタッフに心より感謝申し上げます。   畿央大学大学院 健康科学研究科 博士後期課程1年 池本 大輝   地域リハビリテーション研究室 関連記事 地域リハビリテーション研究室大学院生・研究員の学会での活躍をご紹介~健康科学研究科|KIO Smile Blog 地域リハビリテーション研究室の学生・教員が World Physiotherapy Congress 2025 で発表 ~ 健康科学研究科 第11回日本地域理学療法学会学術集会で大学院生と修了生(客員研究員)が発表~健康科学研究科

2025.12.13

「つながろう!国際交流、共同研究を目指して」交流集会で講演 ~ 看護医療学科

2025年12月7日(日)、新潟県朱鷺メッセにて開催された第45回日本看護科学学会学術集会において、「つながろう!国際交流、共同研究を目指して」と題した交流集会で、日本看護系大学協議会国際交流推進委員会の委員として講演を行いました。テーマは、国際交流の魅力や課題、そしてその解決策についてです。   本学の「海外インターンシップ」プログラムに参加した学生たちは、当初、日本とは異なる文化や習慣に戸惑いを覚えながらも、次第にその背景を理解し、相手の「その人らしさ」を尊重した看護の重要性を学びます。さらに、海外の学生の高いモチベーションに触れることで大きな刺激を受け、将来のキャリア形成にも良い影響を与えています。   ▶ 本学看護医療学科で実施している海外インターンシッププログラムについてのブログはこちら     一方で、コロナ禍の影響もあり、他大学では国際交流が十分に進んでいない現状があります。そこで私たちは、大学間での連携を強化し、情報交換やプログラムの共有を通じて、より多くの学生に国際交流の機会を提供できるよう、講演やセミナーを通じた呼びかけを続けています。     今回の交流集会には、大学教員や大学院生、さらには医療系企業の方々など、多方面からの参加をいただき、活発なディスカッションが展開されました。この貴重な出会いを大切にしながら、大学間のつながりを深め、豊かな思考を育むプログラムを今後も実践していきたいと考えています。   看護医療学科 准教授 酒井 啓子 関連記事 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.1~ 事前学習プログラムレポート 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.2~ 無事カンボジアに到着しました! 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.3~ カンボジアでの医療の現状を学びました! 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.4~ 現地大学生や本学卒業生との交流 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.5~ プノンペンでの最終日 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.6~ トンレサップ湖での水上生活とナイトマーケット 看護医療学科 海外インターンシップ2024 vol.7~ 世界遺産・アンコールワットへ! 国際看護Ⅰの授業で「海外インターンシップ」発表 ~ 看護医療学科    

2025.12.11

SECOND STAGE AUTUMN GAMES 2025 に出場しました!!~ 女子バスケットボール部 LOOSE ~

こんにちは!女子バスケットボール部 LOOSEマネージャー 現代教育学科 2回生の髙橋 愛未です。私たち女子バスケットボール部は2025年11月28日(金)~11月30日(日)に(株)セカンドステージが主催する「SECOND STAGE AUTUMN GAMES 2025」に参加しました!   大会では悔しい結果が続く場面もありましたが、誰一人諦めることなく全員が全力でプレーしました。 その中で一勝をつかむことができ、チームにとって大きな励みとなりました!     今回で引退となる3回生が先頭に立ち、最後まで互いに声を掛け合いながら、笑顔でプレーをやりきることができたことも、とても印象的でした。     また、試合の合間にはメタセコイア並木を訪れ、秋色に染まった美しい並木道に心が癒されました。自然の中で過ごした時間がリフレッシュとなり、充実した2日間となりました!!     今回で3回生は引退となりますが、引き続き応援よろしくお願い致します!     女子バスケットボール部 現代教育学科 2回生 髙橋 愛未 関連記事 四天王寺大学でOrange Project®の交流会を行いました!! ~ 認知症ケアサークルOrange Project®畿央大学 西日本学生バドミントン選手権大会に出場! ~ バドミントン部 伊勢志摩ビーチラグビーフェスタ2025に3チームで参加しました! ~ ビーチラグビー部「Unlache」 第21回 西日本コメディカル学生水泳競技大会に参加してきました!~ 水泳部

2025.12.11

第23回畿央祭実行委員Blog vol.12 ~ 畿央祭を終えて【展示部署より】

こんにちは!第23回畿央祭副実行委員長 展示部署統括の柏尾 春奈と、展示部署 部署長の榑沼 花音、杉本 あかねです。   まずは、畿央祭へのたくさんのご来場本当にありがとうございました!そして、畿央祭を彩る作品を一緒に作ってくれた展示部署のみんな、それぞれの部署で畿央祭を盛り上げてくれた実行委員のみんな、畿央祭のために尽力してくださった関係者の皆様、本当にありがとうございました。               悪天候に見舞われた瞬間もありましたが、たくさんの人にお越しいただき、とても嬉しく思っております。幹部が決まってから、一から畿央祭を作り上げることに不安を持っていましたが、3人で支え合って最後までやり遂げることが出来ました!   今年、展示部署は【Kio Festival横断幕】【ステンドグラスアート】【正門看板】【南門看板】を作成しました!夏休みから毎週集まり、みんなで協力してそれぞれの作品を作り上げました✨   作品のデザインは、今年の畿央祭のテーマ「緒-ITOGUCHI-」の持つ意味でもある〖つながり〗や〖はじまり〗をイメージしました!どの作品も来場者の方にたくさんの写真を撮っていただき、達成感や感謝の気持ちでいっぱいです! 実行委員のみんなだけではなく、来場してくださった皆様の心にも残る思い出となっていることを願っています!         そして、展示部署のみんな、本当にお疲れ様でした!テーマである「緒」の持つ意味のように、学年学科を超えた繋がりが生まれて嬉しかったです!本当にありがとう!         最後に、第23回畿央祭に携わってくださった皆様にとっても、素敵な思い出のひとつになっていれば嬉しく思います✨本当にありがとうございました!     第23回畿央祭副実行委員長 展示部署統括 柏尾 春奈 展示部署 部署長 榑沼 花音 杉本 あかね   ▶ 畿央祭実行委員会に関連するブログ記事はこちら  

2025.12.08

無印良品あさかつレポート第4弾 代謝アップでぽかぽか!冬の「筋トレ&コンボウォーク」を開催しました!

畿央大学では、地域のみなさまの健康づくりをサポートするため、無印良品イオンモール橿原で開催されている健康イベント「あさかつ」に協力し、継続的に取り組みを進めています。12月7日(日)理学療法学科 3回生4名 教員1名で、代謝アップの筋トレメインの運動プログラムを行いました。 ▼▼ 前回の「あさかつ」の様子はこちらから ▼▼ 無印良品あさかつレポート 第3弾「爽やかモーニングストレッチ」「おくらと生姜のスープ試食」     今回は定番の血圧測定に加えて、握力測定も実施しました。健康づくりは「自分の身体を知ること」からスタートです。大人になると、体力測定をする機会がなくなるので、久々の握力測定でしたが、60㎏を超える方もいて、こちらもびっくりです!初めて参加される方もいらっしゃいましたが、学生との会話を楽しんでいただきながら、和やかな雰囲気で始めることができました。     まずは、松本から、健康づくりのためには、 筋トレは週2〜3回が推奨されていること、血圧が上がり過ぎないように、息を止めず、数字を声に出してカウントしながら行うことを説明しました。     早速、学生が事前に考えてきた 「筋トレタイム」!今回は参加者全員にセラバンドというゴムバンドをお配りし、座位でもできる筋トレを体験していただきました。     学生が近くでフォームを確認し、「どこの筋肉に効いているか」を一緒に感じながら進め、参加者のみなさんも「効いてる!」という声もいただきました。その後は、少しずつ負荷を上げ、自重トレーニングとして、スクワットや踵上げなど計6種目を実施しました!     後半は恒例の「店内ウォーキング」。 店舗内は開放感があり、自然を感じることができるようなデザインで、長い通路を広々と使用できるのも店内ウォーキングは醍醐味です。 学生から意識していただきたいこととして、背筋を伸ばして・踵からつく・腕はひくことを説明し、シャキシャキコースとゆっくりコースに分かれて、ウォーキングが始まりました!     今回の脳トレは新ネタとして「後出しジャンケン」を取り入れました!学生が出した手に合わせて、参加者のみなさんが瞬時に反応。 特に「わざと負ける」場面では、時間がかかる、思わず間違う、その結果、みんなで笑い合うという温かいシーンがたくさん見られました。 筋トレとウォーキングを組み合わせて、合計約40分の運動で、身体も心も頭もスッキリします。 寒い朝にもかかわらず、「身体が温まった!」「スッキリした!」という声が聞かれました。 中には、「継続して参加していたら、体力がついてきて内容にも慣れてきました!」 という嬉しいお声もいただきました。 「あさかつ」が、少しずつ参加者のみなさんの健康づくりに役立っていることを実感できました。   参加学生の感想 参加者さんが積極的に参加してくださり、笑顔で生き生きとされていたのが印象的でした。また、それを見た自分たちも自然と笑顔になり、楽しく、やりがいを感じました。朝からの筋トレでしたが笑顔で帰っていただけて嬉しかったです! 小林 穂高・津田 逸朗   前回のチェアヨガに引き続き、今回の筋トレも参加させていただきましたが、みなさんとても意欲的で動きの質問も多くいただきました。学生が主体となって動き方や筋肉の説明など詳しく説明できたのがとても良かったと思います。 店内ウォーキングの内容も基礎的な部分は変えず、細かい部分を少しずつ変えたことでリピーターの方もとても楽しそうにご参加いただけたのでその点も良かったと思いました。 梶原 史絵   今回の活動では、みんなで運動メニューを考える中で、負荷量の調整や狙った筋肉へのアプローチなど、普段学内で学んでいる内容を実際の場面に結びつけて考えることができました。先生からのワンポイントアドバイスも随所にいただき、より効果的な運動を提供できたと感じました。 ウォーキングの時間では、参加者の皆さんが笑顔で取り組んでくださる場面が多く見られ、それが私たち自身の自信にもつながりました。地域の方と直接関わり、その中で「笑顔になってもらえた」と実感できたことは、自分たちの学びへのモチベーションにもつながり貴重な経験になりました。 西村 茉帆乃   12月に入り、朝の冷え込みが一段と厳しくなってきました。外のウォーキングが続けにくい季節ですが、無印良品の広い店内は適温で快適。天候や気温の心配なく、安全に身体を動かすことができます。   次回、畿央大学が協力する『あさかつ』12月21日(日)は健康栄養学科と理学療法学科のコラボ回になります。「肩こり・腰痛ストレッチ+コンボウォーキング + 無印良品『すぐ使える緑の野菜』を使った『緑の野菜とウインナーの豆乳みそスープ』試食つき!(仮)」 「運動 × 食」で身体の内外から元気になれる内容をご用意しています。みなさまのご参加を心よりお待ちしております。   理学療法学科 准教授 松本大輔 関連記事 無印良品あさかつレポート第3弾 「爽やかモーニングストレッチ」「おくらと生姜のスープ試食」 無印良品あさかつレポート 第2弾「呼吸と姿勢で整うチェアヨガ」 無印良品イオンモール橿原「あさかつ」に理学療法学科・健康栄養学科の学生が協力しました。

2025.12.05

香芝市鎌田防災訓練に参加しました!~ ボランティアセンター

2025年11月15日(土)、本学の学生3名が香芝市立鎌田小学校で行われた防災訓練のボランティアに参加しました。     訓練には、同小学校児童215人と校区住民約100人が参加し、避難所開設訓練やAEDの操作説明、豚汁の炊き出し等を経験しました。     本学の学生は、豚汁の炊き出しの補助や児童らと共に講演会に参加し、阪神淡路大震災の体験談などを聞いたり、避難所用のテント設置作業の補助を行いました。 当日の様子を写真でご紹介します。     参加学生の感想 防災対策について知らなかったことを学ぶことができ、良い機会になりました。小学生と関わることができて楽しかったです。ぜひまた参加したいと思えるボランティア活動でした。 現代教育学科 1回生   初めてのボランティア活動だったので、緊張と楽しみの両方の気持ちがありましたが、とても良い人ばかりで楽しんで活動できました。次回は、もっと児童と関わるボランティアにも参加したいです。 現代教育学科 1回生     災害時に小学校が避難所として使われる場合、何を設営する必要があるのか、スタッフ側としてどのように動くべきなのかが分かりました。また、災害に備えて自分の命を自分で守る準備の重要性も学ぶことができました。 健康栄養学科 2回生 今回のボランティアでは、学生たちがさまざまな年代の方々と交流しながら、炊き出しや防災グッズの見学・設置を行い、防災について改めて考える機会を得ました。多くの学びを得るとともに、楽しく活動できたようで、次のボランティア活動への意欲にもつながっているようです。   ボランティアセンターでは、今後もさまざまなボランティア情報を学生に提供し、相談などの支援を行っていきます。学生のみなさんが活動を通じて成長していくことを期待しています。   ボランティアセンター 担当 関連記事 国保中央病院「第13回健康フェスティバル 畿央大学コラボコーナー」活動報告 ~ 看護医療学科 2025年度 ウエルカムキャンパス「スマイル交流サロン」開催報告 ― 医療的ケア児や発達障がい児、その家族が笑顔でつながる2日間 ― 広陵町「いのちを守るまちづくり」イベントに畿央大学の教員・学生が参加! 災害復興ボランティア部HOPEFULが、FMヤマトに出演! ボランティア団体へのインタビューと動画撮影に挑戦しました!~ボランティアの魅力発見プロジェクト