2026.03.19

看護医療学科 海外インターンシップ2025 vol.5 ~フィールドワークで学びを深めました

看護医療学科2年次配当「海外インターンシップ」は、海外の異なる文化や歴史、その中で築かれてきた保健・医療・福祉制度を学んで日本の制度や保障との比較をすること、グローバル化に対応できる看護職者としてのコミュニケーションスキルを身に付けることを目的としています。 4日目は台湾の文化・歴史・価値観・健康観について学びを深めました。 早朝は先生と学生で自由参加の散歩を行いました。近くに公園があり、そこでは幾つものグループがそれぞれ太極拳や体操を行っており、何人かの学生がそれらの動きを真似て実践していました。帰路では台湾のお寺がありましたが日本と異なり赤や黄色、橙と言ったカラフルなものでした。       台北に移動し最初に全員で訪れたのは迪化街(ディーホアジェ)です。迪化街は歴史的な建物が建ち並んでおり、古き良き台湾を感じることができました。ここでは各グループに分かれてフィールドワークをしました。漢方薬のお店の方や観光客の人にインタビューを行い、台湾の健康観について学びを深めることができました。     国立台湾博物館には台湾で発掘された生物の化石や動物の剥製・標本、植生に加え、台湾の原住民の説明などがありました。また、台湾の人々と関係の深かった日本人の像や写真なども残されており、日本と台湾の関係が深かったことがうかがえました。       台湾の民主主義を象徴している中正記念堂には、子どもからお年寄りまで、幅広い年齢、言語の方など多くの方が訪れていました。顕彰施設である蔣介石の銅像があり、その迫力に驚きました。     中正紀念堂は広大な土地に建てられており、その広さは東京ドーム5個分に当たるそうです。蔣介石の銅像がある4階の壁は大理石であり、天井には木彫りの模様が施されていました。地上から4階までの階段は89段であり、蒋介石の年齢に合わせられています。 蒋介石が台湾でなぜこんなにも慕われているのかというと、台湾を民主主義に導いただけでなく、中華民国(のちの中華人民共和国)から財宝などを持ってきたからだそうです。   私たちはタイミングが良く、軍のパフォーマンスを見ることができました。6人でパフォーマンスをしていたのですが、少人数にも関わらずそれを感じさせない迫力がありました。     その後、龍山寺(ロンシャンスー)を訪れました。100以上の神が祀られているとされています。そこで、私たちは龍山寺のおみくじに挑戦しました。 龍山寺のおみくじは、おみくじを引くことができるかどうかも神様次第であり、赤色の木の駒を投げ、表裏になればおみくじを引くことができます。もし表同士・裏同士になれば、神様が「まだその時ではない」という意味であり、もう一度駒を投げることができます。それを3回まで挑戦でき、3回連続で表同士・裏同士であれば今回は縁がなかったということで、願い事を変えなくてはいけません。おみくじでは大吉や中吉など日本でも見られるもののほかに、上々という、大吉の次に優れている運勢があったり、何も書いていないものもありました。   ガイドの方におみくじの意味を教えていただき、私の運勢は自分次第であるといわれました。また総合運の神のほかに、専門的な分野の神もいました。非常に興味深かったのは、妊娠の神、妊娠中の神、出産後の神と、一般的に子宝の神と思われるものでも分かれているということです。     私たちは参りをした後に龍山寺を訪れている方に健康に関するインタビューを行いました。実際にどのような目的で龍山寺に訪れているのかを知ることができ、台湾の方にとって龍山寺は、よく来る場所であり、身近なものであるということがわかりました。 地元の方以外にも、様々な国籍の人も参拝に訪れていました。       その後一度ホテルに戻り、電車に乗って士林夜市(しりんよいち)を訪れました。 多くの店が立ち並び、人も多く、賑わっていました。お店の方もあたたかい方が多く、インタビューを快く受け入れてくださりました。アヒルもおり、非常に愉快な街でした。       一日を振り返り、たくさんの場所に訪れ、その要所要所で多くの方と交流し会話することができました。 明日は、いよいよ帰国です。最後まで安全に帰国できるようにします。   看護医療学科 2回生 磨谷 小梅、車崎 由空、田中 愛、辻本 実優   関連記事 看護医療学科 海外インターンシップ2025 vol.4 ~ 中国医薬大学(CMU)を訪問しました 看護医療学科 海外インターンシップ2025 vol.3 ~ 4回生は緩和ケア病棟の見学をしました 看護医療学科 海外インターンシップ2025 vol.2 ~ 2回生は中国医薬大学の看護学生と交流しました 看護医療学科 海外インターンシップ2025 vol.1~ 無事台湾に到着しました! 台湾をもっと知るために。学科を越えた学びが始まる!~ 看護医療学科・人間環境デザイン学科   卒業前看護技術トレーニングを開催しました ~ 看護実践研究センター臨床看護研究部門 学生有志「人・まち・笑顔つなげ隊」がシルバーボランティア研究会で成果を発表しました! ~ 看護実践研究センター認知症ケア部門 安堵町の認知症カフェ「しゃべり場」に室谷ゼミの学生が参加!~ 看護医療学科   昨年度実施した看護医療学科 海外インターンシップ2024についての記事はこちら

2026.03.19

看護医療学科 海外インターンシップ2025 vol.4 ~ 中国医薬大学(CMU)を訪問しました

看護医療学科2年次配当「海外インターンシップ」は、海外の異なる文化や歴史、その中で築かれてきた保健・医療・福祉制度を学んで日本の制度や保障との比較をすること、グローバル化に対応できる看護職者としてのコミュニケーションスキルを身に付けることを目的としています。 3日目は全員で中国医薬大学を訪問し、午前中は学年ごとに分かれてプログラムに参加しました。   4回生:中国医薬大学の学生が参加する就職説明会に参加 4回生は、2回生より一足先にホテルからバスで中国医薬大学を訪れ、間近に就職活動を控えている中国医薬大学の4回生と一緒に就職説明会に参加しました。 7つの台湾の病院がそれぞれ約30分程度の説明を行い、学生が積極的に質問している様子が印象的でした。説明の中で、台湾の病院は給与が高いことに加え、誕生日などの特別な日には贈り物をする病院が多いことを知りました。また、就職先の病院に家族が自己負担金なしで入院できる病院もあり、福利厚生が充実していることに驚きました。 2回生:中国医薬大学の学生と交流しました。 中国医薬大学の紹介を学生からしてもらい、その後台湾の文化、中国語についての発表を聴きました。原稿をほとんど見ず、ジェスチャーしながら話し、積極的に授業に参加している様子がみられました。台湾の文化として、カエルのスープを食べる習慣があり、味は鳥に似ていると知り、食文化の違いに衝撃を受けました。   次に4グループに分かれて、各々日本の文化、看護、看護教育等について発表しました。私たちの発表は、日本の文化をテーマに発表し、最後に台湾の学生と一緒に食事の挨拶をしました。緊張しましたが、全員が積極的に参加していただき、とても発表しやすい環境でした。台湾では、教員と学生の距離が近く、意見交換が活発に行われていたことから、学生が主体的に学ぼうとする姿勢につながっていると考えました。       私たちの発表後、中国医薬大学の学生から中国語の発音をレクチャーしていただきました。例えば、「お腹が空いた(我好餓)」は「Wǒ hǎo è」、「美味しい(好吃)」は「hǎo chī 」と発音することを知りました。 今まで中国語の発音は難しい印象でしたが、実際にアクセントやイントネーションに注意しながら発声練習をしたことで実践的に楽しみながら学ぶことができました。今回のレクチャーを通して、中国語の発音の面白さや難しさを実感するとともに、もっと中国語を話してみたいという気持ちが強くなりました。       その後、私たちはサンリオ、ちいかわ、ドラえもんのクイズや絵描き歌を取り入れ、日本のキャラクターを紹介しました。また、席が近い中国医薬大学の学生とお互いのグッズを見せ合いながら交流したことで会話が弾み、自然と仲を深めることができました。     午前は別々でしたが昼食からは2回生と4回生が合流しました。昼食時は午前中交流した中国医薬大学の学生が教室まで来てくれて、プレゼント交換や写真、動画を一緒に撮影しました。     午後からは終末期におけるアロマセラピーの講義・デモンストレーションを行い、マッサージの方法を学びました。その際、台湾の先生や学生が「気持ちいい」と日本語を話をしていて親近感を覚えたのがとても印象的でした。       夜は台湾の学生と夜市に訪れました。夜市では台湾の学生がおすすめした店に行き、臭豆腐や魯肉飯(ルーローハン)を食べました。夜市での食事は、とても美味しく、充実した1日となりました!   ▼臭豆腐   ▼魯肉飯(ルーローハン)     明日は、国立台湾博物館、迪化街、中世記念堂、龍山寺に行き、フィールドワークを通して、現地の文化・歴史・価値観を理解し、台湾市民の健康観について学びを深めます。   関連記事 看護医療学科 海外インターンシップ2025 vol.3 ~ 4回生は緩和ケア病棟の見学をしました 看護医療学科 海外インターンシップ2025 vol.2 ~ 2回生は中国医薬大学の看護学生と交流しました 看護医療学科 海外インターンシップ2025 vol.1~ 無事台湾に到着しました! 台湾をもっと知るために。学科を越えた学びが始まる!~ 看護医療学科・人間環境デザイン学科   卒業前看護技術トレーニングを開催しました ~ 看護実践研究センター臨床看護研究部門 学生有志「人・まち・笑顔つなげ隊」がシルバーボランティア研究会で成果を発表しました! ~ 看護実践研究センター認知症ケア部門 安堵町の認知症カフェ「しゃべり場」に室谷ゼミの学生が参加!~ 看護医療学科   昨年度実施した看護医療学科 海外インターンシップ2024についての記事はこちら    

2026.03.18

カナダ短期語学留学2026 現地リポートvol.5 ~ ハプニングも楽しみつつ無事帰国しました!

学科を問わず参加できる畿央大学の短期語学留学プログラム。今回2名の学生が2026年2月21日(土)~3月9日(月)までカナダ・ビクトリアのGlobal Villageで過ごします。英語学習はもちろん、カナダの文化に触れることができ、博物館や美術館鑑賞、コンサートなど課外アクティビティを自分で計画して、カナダでの生活を満喫します。今回はハプニング続出の帰国についてのレポートです。 こんにちは。現代教育学科 3回生の堀岡 風亜です。約2週間の留学生活を終え、ホストファミリーに別れを告げて空港に向かいました。     楽しかった日々を思い出しながら帰国の途につきましたが、帰りの旅では多くのハプニングがありました。まず、ビクトリアからバンクーバーへ向かう予定だった飛行機が機材トラブルによりキャンセルとなり、急遽ビクトリアのホテルで一泊することになりました。その影響でバンクーバーでもさらに一泊することになりました。     予定外のバンクーバーでの滞在!     しかし、思いがけずバンクーバーに滞在することになったので、アウトレットで買い物したり、蒸気時計やカナダプレイスを見に行き、楽しむことができました。       次の予定外は、ロッキー山脈を見ることが! 帰国はバンクーバーから成田に直接の予定でしたが、飛行機の便も変更になり、カルガリーを経由することになりました。カルガリーに向かう飛行機でロッキー山脈を見ることができ、とても感動しました。       予定よりも3日間長い旅になり、ハプニングだらけの帰国となりましたが、全員が健康で安全に帰国することができて、本当に良かったです。今回の出来事も含めて忘れることのできない貴重な留学の思い出になりました。   現代教育学科 3回生 堀岡 風亜 関連記事 カナダ短期語学留学2026 現地リポートvol.1~日本出発から現地生活スタートまで カナダ短期語学留学2026 現地リポートvol.2~ 留学生活も半分が過ぎました カナダ短期語学留学2026 現地リポートvol.3 ~ 最後の授業となりました。 カナダ短期語学留学2026 現地リポートvol.4 ~ 現地校を訪問し日本文化を紹介しました!   過去の短期語学留学の記事はコチラへ 現代教育学科英語教育コース セメスター留学の記事はコチラへ

2026.03.18

看護医療学科 海外インターンシップ2025 vol.3 ~ 4回生は緩和ケア病棟の見学をしました。

看護医療学科2年次配当「海外インターンシップ」は、海外の異なる文化や歴史、その中で築かれてきた保健・医療・福祉制度を学んで日本の制度や保障との比較をすること、グローバル化に対応できる看護職者としてのコミュニケーションスキルを身に付けることを目的としています。 2日目:4回生は台北へ向かいました! 本日は2回生と分かれて、4回生はホテルからバスで台中駅に向かい、新幹線で台北駅に向かいました。この新幹線は、日本の東海道・山陽新幹線を台湾仕様にカスタマイズされた車両でした。とても広く快適でした。         台北駅構内の地下街で、台湾ランチを食べました。大きなフードコートがいくつもあり、ショッピングモールの中にいるようで驚きました。       昼食後、台湾初の都市型鉄道である台北地下鉄(MTR)に乗って国立台湾大学医学部付属病院へ向かいました。乗車には、台北駅で予め購入していた『悠遊カード(ヨウヨウカード)』という交通系ICを利用してスムーズに移動することができました。   ▼ 悠遊カード(ヨウヨウカード) 国立台湾大学医学部付属病院を見学 国立台湾大学医学部付属病院の緩和ケア病棟で病院見学を行いました。     緩和ケア(ホスピス)において、台湾は世界第3位、アジアでは不動の1位という高い評価を受けているそうです。その背景には、台湾特有の理由が大きく4つありました。   看護師の患者・家族を共に支えるケア 台湾では、家族が24時間体制で患者に付き添うことが一般的です。看護師は家族を単なる「面会者」ではなく、共に患者を支える「ケアのパートナー」として尊重し、時には家族の疲れや悲しみにも寄り添います。また、日本でも同じように、看護師は、患者の「その人らしさ」を最も大切にし、「QOL」を尊重した看護が提供されています。 宗教の壁を越える「スピリチュアルケア」 台湾のホスピスの最大の特徴は、宗教の多様性に対する圧倒的な受容力です。仏教、キリスト教、道教など、患者が信じる神仏や死生観を否定することなく、その教えに基づいた儀式や対話を祈祷室で行います。それだけでなく、臨床宗教師が常駐しており、医師・看護師と共に、チームの一員として活動し、患者が信じる宗教の言葉で「死への恐怖」を和らげます。 「心の専門家」としてのボランティア 病棟にはボランティアが働いていました。しかし、ボランティアという位置づけではありますが、単なるお手伝いではなく、18週間の厳格な研修を受講し、高度な医療知識と傾聴技術を習得したプロでした。このボランティアという存在がいることにより、医療者が忙しい時でも、患者に対し、「大切にされている」という安らぎの時間を提供します。 法律・施策・研究も世界屈指 台湾では、アジアでいち早く「患者の自己決定権」を法制化するなど、医療分野における先駆的な法整備が行われました。また、公的保険も充実しており、誰もが経済不安なく高品質なケアを受けられる仕組みが整っていることを知りました。さらに、研究分野も秀でており、ターミナルケアを進展させる要因の1つとなっていました。 これらのことから、台湾では緩和ケアの現場が「生と死の最前線」であると同時に、台湾の看護や介護の質の高さを示していることを学びました。また、看護師が大切にしている姿勢や、ボランティアに求められる高い意識や質が、患者やその家族が安心して快適に過ごせる環境を生み出しており、それが世界やアジアでもトップレベルと評価されている理由の一つなのではないかと感じました。     日本と台湾の文化の違いについても理解を深めることができ、非常に実りのある見学となりました。       看護医療学科 4回生 岡本 彩・北裏 凜 関連記事 看護医療学科 海外インターンシップ2025 vol.2 ~ 2回生は中国医薬大学の看護学生と交流しました 看護医療学科 海外インターンシップ2025 vol.1~ 無事台湾に到着しました! 台湾をもっと知るために。学科を越えた学びが始まる!~ 看護医療学科・人間環境デザイン学科   卒業前看護技術トレーニングを開催しました ~ 看護実践研究センター臨床看護研究部門 学生有志「人・まち・笑顔つなげ隊」がシルバーボランティア研究会で成果を発表しました! ~ 看護実践研究センター認知症ケア部門|KIO Smile Blog 安堵町の認知症カフェ「しゃべり場」に室谷ゼミの学生が参加!~ 看護医療学科   昨年度実施した看護医療学科 海外インターンシップ2024についての記事はこちら

2026.03.18

看護医療学科 海外インターンシップ2025 vol.2 ~ 2回生は中国医薬大学の看護学生と交流しました

看護医療学科2年次配当「海外インターンシップ」は、海外の異なる文化や歴史、その中で築かれてきた保健・医療・福祉制度を学んで日本の制度や保障との比較をすること、グローバル化に対応できる看護職者としてのコミュニケーションスキルを身に付けることを目的としています。 2日目は学年別での行動です! 2日目は2回生と4回生で一日別行動となりました。2回生は中国医薬大学において、講義の受講と看護学生との交流を実施しました。     2回生は現地学生と共に講義を受講しました! 午前は、中国医薬大学の講師による「環境と医療の概念」に関する講義を受講しました。畿央大学からは5名の学生が教室で参加し、8名がオンライン講義の形で別教室にて参加しました。紙媒体による学習ではなく、タブレット端末内の資料やノートを用いた学習が主でした。講師の方も、学生に話しかけるスタイルの講義をされており、明るい雰囲気でした。   ▼ 教室の外観   講義後は合流し、中国医薬大学の学生11名と畿央大学の学生13名が交流しました。昼食までの30分間それぞれの方法でコミュニケーションをとり、交流を深めました。教室内は話し声や笑い声が絶えず聞こえました。互いの国に関する話題や、好きなキャラクター、質問など、様々な話題で会話が弾みました。       昼食は数種類のお弁当から好きなものを選ぶことができました。       お弁当は他にも様々な種類があったようです。 午後は演習に参加しました 午後は、中国医薬大学の学生と共に、経鼻経管栄養の演習を行いました。中国医薬大学の学生全員が参加し、テープを用いたチューブ固定の方法、チューブからの栄養剤の注入方法、挿入部のケア方法について学ぶことができました。     中国医薬大学の学生は、学生同士で意見を交換しながら、どの方法がいいのかを考えたり、先生に質問したりするなどの方法で演習を進めていました。物品の扱い方や手技、服装なども畿央大学とは大きく異なっていました。     講義後は交流を深めた学生同士で連絡先交換を行ったり、話をしたりする様子がみられました。中国医薬大学を出発する際も、学生がバスまで見送りに来てくださいました。   本場の味を堪能しました! 帰りのバスでガイドさんが教えてくださった、春水堂というタピオカ発祥店のタピオカミルクティーを飲みました。発祥国の発祥店のタピオカミルクティーはとてもおいしく、他のフレーバーも飲んでみたいと思いました。日本のタピオカティーの再現度の高さにも驚きました。       明日は、2回生、4回生共に中国医薬大学での学修となります。講義後は、学修した内容について振り返り・共有を行います。   看護医療学科 2回生 糸谷 美優・米川 陽菜 関連記事  看護医療学科 海外インターンシップ2025 vol.1~ 無事台湾に到着しました! 台湾をもっと知るために。学科を越えた学びが始まる!~ 看護医療学科・人間環境デザイン学科   卒業前看護技術トレーニングを開催しました ~ 看護実践研究センター臨床看護研究部門 学生有志「人・まち・笑顔つなげ隊」がシルバーボランティア研究会で成果を発表しました! ~ 看護実践研究センター認知症ケア部門|KIO Smile Blog 安堵町の認知症カフェ「しゃべり場」に室谷ゼミの学生が参加!~ 看護医療学科   昨年度実施した看護医療学科 海外インターンシップ2024についての記事はこちら          

2026.03.18

看護医療学科 海外インターンシップ2025 vol.1~ 無事台湾に到着しました!

看護医療学科2年次配当「海外インターンシップ」は、海外の異なる文化や歴史、その中で築かれてきた保健・医療・福祉制度を学んで日本の制度や保障との比較をすること、グローバル化に対応できる看護職者としてのコミュニケーションスキルを身に付けることを目的としています。   2026年3月11日(水)から、看護医療学科の海外インターンシップ実習in台湾が始まりました!関西国際空港から台湾の桃園空港まで直行便で3時間15分のフライトでした。     桃園空港に到着後、前半の3日間滞在予定である「台中」へバスに乗って約2時間移動しました。その道中では、日本語が堪能なツアーガイドの方が台湾の地理、歴史、文化など様々な説明をしてくださいました。     桃園空港に近い都市の「新竹」は、工場や集合住宅のような建物が多くあり、「台湾のシリコンバレー」と言われているそうです。     宿泊先である「台中金典酒店」に到着後、各々グループに分かれてホテル周辺の飲食店へ晩ご飯を食べに行き、小籠包などの台湾料理を楽しむことができました。       2日目は、2回生は中国医薬大学での講義および演習、4回生は国立台湾大学医学部附属病院の見学とそれぞれ分かれたプログラムになります。各学年で台湾の医療やその教育の実際を体験することで、日本との違いについて理解を深めたいと思います!     看護医療学科 2回生 吉村 弘貴 4回生 谷野 さくら、橋本 心春 関連記事 台湾をもっと知るために。学科を越えた学びが始まる!~ 看護医療学科・人間環境デザイン学科 カンボジアの病院でBLS(一次救命処置)講習を実施!~ 看護医療学科教員 卒業前看護技術トレーニングを開催しました ~ 看護実践研究センター臨床看護研究部門 学生有志「人・まち・笑顔つなげ隊」がシルバーボランティア研究会で成果を発表しました! ~ 看護実践研究センター認知症ケア部門|KIO Smile Blog 安堵町の認知症カフェ「しゃべり場」に室谷ゼミの学生が参加!~ 看護医療学科   昨年度実施した看護医療学科 海外インターンシップ2024についての記事はこちら

2026.03.17

第13回 日本筋骨格系徒手理学療法研究会学術大会に参加しました!~理学療法学科 瓜谷ゼミ

2026年2月28日(土)~3月1日(日)に北海道文教大学で開催された、第13回日本筋骨格系徒手理学療法研究会学術大会に理学療法学科の瓜谷ゼミの学部生・院生が参加しました。学会で参加者として学びを深めた3名の学生から、コメントをいただきましたので紹介させていただきます。             第13回日本筋骨格系徒手理学療法研究会学術大会に参加させていただきました。さまざまな講演や発表を聴講し、春から実際に臨床に立つことへの意識をより一層高める機会となりました。昼食をとりながら講演を受けるランチョンセミナーや、1つのテーマについて数名の専門家が討論を行うシンポジウムなど、とても新鮮で刺激的でした。 特に、スマートフォンのみで動作解析が可能となるSPLYZA Motionというアプリの紹介が印象的で、今後の臨床現場で実際に活用していきたいと感じました。 このような貴重な機会をくださり、学会発表までご指導くださった瓜谷先生、ならびに研究室の方々に感謝いたします。今回の学会参加で得た経験を、臨床に活かしていけるよう努めてまいります。 理学療法学科 4回生 奥野 沙菜     第13回筋骨格系徒手理学療法研究会学術大会に参加しました。開催地である千歳は雪が積もり、北海道らしい冬の景色が広がっていました。初めての学会への参加で不安もありましたが、それ以上に多くの刺激を受け、非常に充実した時間を過ごすことができました。講演では、クリニカルリーズニングや疼痛に対する患者教育について聴講しました。どの先生方のお話も、4月から臨床に出るにあたってとても有意義な内容で、どういった姿勢で介入するべきか改めて考えさせられる機会となりました。また、和気藹々と活発に議論されている先生方の姿を見て、自己研鑽を積むにあたっては、同じ職場の人だけでなく様々なコミュニティでのつながりを広げていくことの大切さを感じました。 このような機会を与えてくださった瓜谷先生をはじめとする研究室の皆様、および研究に協力してくださった皆様に深く感謝いたします。 理学療法学科 4回生 寺西 真理華     第13回日本筋骨格系徒手理学療法研究会学術大会に参加させていただき、大変貴重な経験をさせていただきました。さまざまな大学や病院の先生方によるポスター発表や教育講演を通して、臨床における具体的な評価の視点や治療の考え方を学ぶことができました。普段の講義では触れることのできない実践的な内容も多く、非常に刺激を受けました。また、先生方が日々の臨床で生じた疑問を大切にし、活発にディスカッションを行われている姿勢が強く印象に残っています。 4月から理学療法士として働くにあたり、今回の学びを活かし、患者様一人ひとりに丁寧に向き合いながら、根拠に基づいた理学療法を実践できるよう努力してまいりたいと考えております。 このような貴重な経験を学生のうちにさせていただけたのは、瓜谷先生をはじめ、卒業研究にご協力くださった皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。 理学療法学科 4回生 森口 愛南   関連記事 ▼瓜谷ゼミの過去の記事はこちら 第13回 日本筋骨格系徒手理学療法研究会学術大会で学生が研究成果を発表しました!~理学療法学科 瓜谷ゼミ 第12回日本運動器理学療法学会学術大会に参加しました~健康科学研究科・理学療法学科 瓜谷ゼミ 第12回日本運動器理学療法学会学術大会で発表した院生レポート!~健康科学研究科 瓜谷研究室 ▼理学療法学科の関連記事はこちら 無印良品イオンモール橿原「あさかつ」に理学療法学科・健康栄養学科の学生が協力しました。 無印良品あさかつレポート 第2弾「呼吸と姿勢で整うチェアヨガ」 無印良品あさかつレポート第3弾 「爽やかモーニングストレッチ」「おくらと生姜のスープ試食」 無印良品あさかつレポート第4弾 代謝アップでぽかぽか!冬の「筋トレ&コンボウォーク」を開催しました! 無印良品あさかつレポート第5弾 「効果実感!肩こり・腰痛予防のためのダイナミックストレッチ&きおまる」を開催しました! TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.102 ~ 大盛況御礼!畿央祭ウェルカムキャンパスにてTASK健康チェックコーナーを出展しました! TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.101 ~東生駒地域包括支援センターとのコラボ「TASK介護予防教室」を開催!!

2026.03.17

カナダ短期語学留学2026 現地リポートvol.4 ~ 現地校を訪問し日本文化を紹介しました!

学科を問わず参加できる畿央大学の短期語学留学プログラム。今回2名の学生が2026年2月21日(土)~3月9日(月)までカナダ・ビクトリアのGlobal Villageで過ごします。英語学習はもちろん、カナダの文化に触れることができ、博物館や美術館鑑賞、コンサートなど課外アクティビティを自分で計画して、カナダでの生活を満喫します。今回はビクトリア市内の学校に訪問し、日本文化を紹介する活動を行いました。同行した教員からのレポートです。   ※ 校内活動中の写真につきましては、個人情報保護の観点からイラスト加工したものでご紹介させていただきます。   留学生活も終盤戦となりました。本日はビクトリア市内の Glanford Middle Schoolを訪問しました。Middle School は6年生から8年生までの生徒が通う学校で、各学年5〜6クラス、全校生徒は300名余りと、ビクトリアでは比較的小規模の学校です。   ブリティッシュ・コロンビア州の学校は制度上、授業は1コマ56分のブロックで構成されています。そのため、「授業は13時49分まで」など、日本ではあまり聞きなれない言葉が交わされます。また、各クラスの定員は28名で、生徒は日本の大学のように、授業ごとに教室を移動しながら学習します。 生徒たちは荷物をロッカーに入れて管理しています。中学生までは上下2人で分けて使うのが典型だそうです。     今回の訪問では、6年生の授業に参加させていただき、日本文化紹介の活動を行いました。短期語学留学参加中の2名の学生たちは、約1時間の授業の中で、折り紙と日本の手遊びを紹介しました。 折り紙で色々な折り方に挑戦! まず折り紙の実演として、コップを紹介しました。配り係の生徒が折り紙を配布したのち、実演用の大きなお手製の折り紙を用いて、折り方を一つずつ説明していきます。       実演と説明を交えながら、生徒たちの作業状況を確認していきました。丁寧に揃えて折るという作業は意外に難しいものです。生徒たちは、「やったことは1回あるかな」などと、興味津々で作業を進めていきます。       コップが無事に完成すると、早速、自作の紙コップを使ってわざわざ水筒から移し替えて実際に水を飲んでみる生徒もいました。     次は、やや難易度をあげてユニット折り紙の立方体に挑戦です。これは、6枚の折り紙で、パーツを6つ用意し、組み立てていきます。それぞれのグループに6枚の折り紙を配り、みんなで仕上げていきました。仕上がった立方体の色の組み合わせに驚いて、投げてと大喜びしていました。     手遊びで盛り上がりました! 折り紙の後は、日本の手遊びとして「アルプス一万尺」 を紹介しました。     ペアで行う手遊びですが、学生たちが歌うリズムに合わせてあっという間に動きを覚えていきます。スピードを少しずつ上げて、動きを増やしていくと、生徒たちは大いに盛り上がり、互いに挑戦しながら楽しんでいました。   質問タイムなどを実施し、さらに交流を深めました! 最後には質問タイムが設けられました。生徒からは「好きな日本食は?」「休みの日は何をするの?」「ポケモンで好きなキャラクターは?」「日本の文房具にはどんなものがあるの?」など、子どもらしい率直な質問が多く寄せられました。     わからない単語は担任の先生が適宜サポートしてくださり、英語で一つ一つ答えていきました。学生の地元で運行しているポケモンデザインの電車の写真などを見せると “Oh my god! I have to go to Japan!!” と叫んでいる姿が印象的でした。   授業終了後にも、多くの生徒が学生の周りに集まり、たくさん話しかけていました。また、自分で作った小物を学生にプレゼントしたり、休み時間にも「せっせっせ♪」と手遊びに挑戦する子どもたちの姿も見られました。     短い時間ではありましたが、子どもたちにとっても学生にとっても印象的な交流の機会となったようです。 校内を案内していただきました! 最後は、校長先生が学校内を案内してくださいました。また、音楽、家庭科、美術、木工など、さまざまな分野を体験的に学ぶ exploratory classes を見学しました。これらの授業では、約5週間で一つの科目を学び、その後別の分野へとローテーションしていく仕組みになっているそうです。   また、学生たちの卒業研究に関連する質問にも校長先生が丁寧に答えてくださいました。日本では「特別支援教育」という枠組みがありますが、現地ではインクルーシブ教育※が基本となっています。また、EA(Educational Assistant)と呼ばれる支援員が配属となり、通常教室に入って支援する “push-in” 形式と、必要に応じて生徒を通常のクラスから一時的に別室に出して支援する “pull-out” 形式を取り入れているそうです。英語を母語としない子どもたちの言語支援についても、できるだけ通常の学習活動の中で支える体制が整えられているとのことでした。   ※ インクルーシブ教育とは…障害の有無や国籍、性別、文化的背景にかかわらず、すべての子どもが同じ学びの場で共に学び、個々の教育的ニーズに応じた支援を受けられる教育のこと そして、日本の学習指導要領のような規定はあるものの、先生の裁量に多くを委ねていて、教科書を必ずしも使わなくて良いそうです。   ▶▶ ブリティッシュコロンビア州のカリキュラムについてはこちら   さらには、課題は学校で行うことが基本で、宿題がないという話も日本とは異なる教育制度の発見でした。     今回の日本文化紹介は、数日前に先方からご提案をいただき、現地の語学学校での授業の合間に急ぎ準備を進めました。学生たちは、「英語専門ではないからことばが心配」と不安そうでしたが、辞書などを使いながら内容を考え、当日の1時間の授業を立派に終えることができました。思いや考えを伝え合い、気持ちを通わせる手段は言葉だけではありません。そのことは、学生たちだけでなく、現地の子どもたちにとっても実感できる経験となったのではないでしょうか。 この経験は、帰国後の卒業研究や、将来、教員などとして働くときにも自信になることと確信しています。   現代教育学科 准教授 福島 玲枝 関連記事 カナダ短期語学留学2026 現地リポートvol.1~日本出発から現地生活スタートまで カナダ短期語学留学2026 現地リポートvol.2~ 留学生活も半分が過ぎました カナダ短期語学留学2026 現地リポートvol.3 ~ 最後の授業となりました。   過去の短期語学留学の記事はコチラへ 現代教育学科英語教育コース セメスター留学の記事はコチラへ  

2026.03.17

第13回 日本筋骨格系徒手理学療法研究会学術大会で学生が研究成果を発表しました!~理学療法学科 瓜谷ゼミ

2026年2月28日(土)~3月1日(日)に北海道文教大学で開催された、第13回日本筋骨格系徒手理学療法研究会学術大会に理学療法学科の瓜谷ゼミの学部生・院生が参加しました。その中で発表を行いました4回生の松田 拓実さん、武本 遥輝さんの2名に発表した感想をいただきましたので紹介させていただきます。 【口述発表】 カスタムメイドインソールがジャンプ着地動作時の膝関節アライメントに及ぼす影響   初めての学会発表ということもあり、ドキドキとワクワクの入り混じる複雑な感情で、飛行機に乗り北海道に向かいました。結果的にはとても貴重な経験をすることができ、有意義な時間を過ごせました! 卒業研究発表の時とは比べ物にならないギャラリーの数。意表をついて次から次へと来る質問。どれもが新たな発見・気づきの連続でした! 練習通りに上手くいかないこともありましたが、なによりこの経験をできたことが自分自身のレベルアップに繋がったのではないかと思います。 4月から入職することになりますが、学会で得た”経験”と”成長”を活かすとともに、新たな景色で”ワクワクドキドキ”に揉まれながら成長していきたいと思います!!   理学療法学科 4回生 松田 拓実 【ポスター発表】 足底へのラバーパッド貼付が歩行時の足関節周囲筋活動に及ぼす影響   第13回日本筋骨格系徒手理学療法研究会学術大会にて、卒業研究をポスター発表しました。初めての学会参加に緊張もありましたが、ありがたいことに多くの方から質問をいただき、自分たちの研究への関心の高さを直に感じることができました。また、自分にはなかった別角度の視点や臨床的な妥当性に関する示唆をいただくなど、非常に多くの学びがありました。 この貴重な経験を今後の研究活動に活かしていきたいと思います。指導教員の瓜谷先生をはじめ、支えてくださった研究室の皆様に心より感謝申し上げます。 理学療法学科 4回生 武本 遥輝   関連記事 ▼瓜谷ゼミの過去の記事はこちら 第13回 日本筋骨格系徒手理学療法研究会学術大会に参加しました!~理学療法学科 瓜谷ゼミ 第12回日本運動器理学療法学会学術大会に参加しました~健康科学研究科・理学療法学科 瓜谷ゼミ 第12回日本運動器理学療法学会学術大会で発表した院生レポート!~健康科学研究科 瓜谷研究室 ▼理学療法学科の関連記事はこちら 無印良品イオンモール橿原「あさかつ」に理学療法学科・健康栄養学科の学生が協力しました。 無印良品あさかつレポート 第2弾「呼吸と姿勢で整うチェアヨガ」 無印良品あさかつレポート第3弾 「爽やかモーニングストレッチ」「おくらと生姜のスープ試食」 無印良品あさかつレポート第4弾 代謝アップでぽかぽか!冬の「筋トレ&コンボウォーク」を開催しました! 無印良品あさかつレポート第5弾 「効果実感!肩こり・腰痛予防のためのダイナミックストレッチ&きおまる」を開催しました! TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.102 ~ 大盛況御礼!畿央祭ウェルカムキャンパスにてTASK健康チェックコーナーを出展しました! TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.101 ~東生駒地域包括支援センターとのコラボ「TASK介護予防教室」を開催!!

2026.03.17

日仏国際共同研究CREST-ANR NARRABODY 1st International Conferenceが開催されました!

フランス・ボジョレーにて日仏国際共同研究CREST-ANR NARRABODY 1st International Conference “(Re)Integrating Selves” が開催されました。本研究会は、日仏共同研究プロジェクト NARRABODY(CREST-ANR) の一環として開催されました。NARRABODYは、身体化された自己(embodied self)と物語的自己(narrative self) の関係を「ナラティブ・エンボディメント(narrative embodiment)」という概念から探究し、特にリハビリテーションへの応用可能性を検討する研究プロジェクトです。今回の会議では、このナラティブとエンボディメントの関係をより広い視点から捉え、自己統合(self-integration)というテーマのもとで議論が行われました。 CREST:国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)による戦略的創造研究推進事業 ANR:フランス国立研究機構(The French National Research Agency:ANR) NARRABODY:Narrative embodiment: neurocognitive mechanisms and its application to VR intervention techniques(ナラティブ・エンボディメントの機序解明とVR介入技術への応用)   CRESTは国内の競争的科学研究費としてはトップに位置するもので、本学 森岡 周 教授らの日仏合同研究チームが2.74億円(5年6ヵ月/3研究室合同)の研究費を取得しています。   【プレスリリース】森岡周教授らの共同研究が2023年度 CRESTに採択されました。 主な論点は以下の4つです。     自己の理論的統合:embodied self,narrative self,minimal self など,多様な自己概念をどう統合的に理解できるか 自己と他者の関係(間主観性):自己は孤立した存在ではなく,他者との関係の中で構成されるという視点 病理における自己の回復:脳卒中などの疾患によって分断された自己を,どのように回復・再統合するか 環境との相互作用:自己は環境に適応すると同時に,環境を取り込みながら拡張していくという視点     本会議には日仏を中心に多くの研究者が参加しました。特にゲストスピーカーとして、Shaun Gallagher 教授(University of Memphis)、Pier Francesco Ferrari 教授(CNRS)、Anne Giersch 研究主任(INSERM)、Somogy Varga 教授(Aarhus University)、入來 篤史 特任教授(帝京大学)、牛場 潤一 教授(慶應義塾大学)らが招かれ、哲学、神経科学、リハビリテーション科学の観点から「自己統合(self integration)」に関する講演が行われました。 本会議を主催するNARRABODYプロジェクトのメンバーとして、日本側からは嶋田 総太郎 教授(明治大学)、森岡 周 教授(畿央大学)、田中 彰吾 教授(東海大学)をはじめ、多くの共同研究者や大学院生が参加しました。また、畿央大学からは森岡 周 教授に加え、大住 倫弘 准教授、高村 優作 研究員(Paris Brain Institute)、林田 一輝 客員研究員(宝塚医療大学助教)、三枝 信吾 博士後期課程(東海大学CREST特任研究員)、大西 空 CREST特任研究員が参加しました。フランス側からは、Yves Rossetti 教授(Lyon Neuroscience Research Center)、Jean-Michel Roy 教授(ENS Lyon)、Gilles Rode 教授(Université Claude Bernard Lyon 1)など、多くの研究者および大学院生が参加しました。   1日目 THURSDAY 5 Welcome Session Sotaro Shimada,Yves Rossetti Opening remarks Osamu Ogata Consul of Japan SESSION 1 Self Integration as Narrative Embodiment Part 1: Narrabody – Recent Developments Embodiment-Based Rehabilitation for Phantom Limb Pain Michihiro Osumi Effects of the Modulation of the Optical Flow During Walking on Self-Efficacy: Preliminary Report of a Series of Experiments (FLY Study) Sébastien Matteo, Yuanliang Zhu Embodiment and Narrativity in Post-Stroke Walking – A Longitudinal Qualitative Study – Shingo Mitsue   Part 2: Narrabody – Theoretical Framework Toward a Conceptual Framework of Narrative Embodiment Sotaro Shimada Response: Narrative Embodiment and the Logic of Self Fragmentation Jean-Michel Roy Collective Discussion   ▼ 大住 倫弘 准教授(畿央大学)   ▼ 三枝 信吾氏(東海大学CREST特任研究員)   ▼Jean-Michel Roy 教授(ENS Lyon)   初日は「Self Integration as Narrative Embodiment」をテーマとしたセッションが開催されました。本セッションでは、大住 倫弘准教授が幻肢痛に対する身体化に基づくリハビリテーション研究を紹介し、三枝 信吾氏が脳卒中患者の歩行経験を対象とした現象学的研究など、身体経験とナラティブの関係を多角的に検討する研究が報告されました。 休憩後には、NARRABODYプロジェクトの理論的枠組みに関する講演が行われました。嶋田 総太郎 教授はナラティブ・エンボディメントの概念的枠組みを提示し、続いて Jean-Michel Roy 教授 がナラティブ自己と身体自己の関係について哲学的観点から応答を行いました。   2日目 FRIDAY 6 SESSION 2 Self Integration as Unification of Self Theory Part 1: The General Issue The Hermeneutics of Disordered Self-Narratives Shaun Gallagher The Self as “Aida” (Betweenness): Toward a Non-Reductive Framework of Self-Integration Shogo Tanaka   Part 2: Focus Integrating Levels of Selfhood: Ontological Lessons from Narrative Embodiment Camille Lepingle Anosognosia: A Multifaceted Phenomenon Probing the Unity and Plurality of Self-Consciousness Hugo Ardaillon   SESSION 3 Self Integration as Intersubjectivity Impersonal Memories and the Phenomenology of Quasi-Remembering Pierre‑Jean Renaudie From Action to Intersubjectivity: The Neural Roots of Self-Other Integration Pier Francesco Ferrari Ritualizing Intersubjectivity: A Xunzian-Enactive Account of Social Understanding Jing He   ▼ Shaun Gallagher 教授(University of Memphis)   ▼ Pier Francesco Ferrari 教授(CNRS)   2日目は、自己統合を自己理論および間主観性の観点から検討するセッションが行われました。午前のセッションでは、Shaun Gallagher 教授が精神疾患などにおける自己ナラティブの変容について解釈学的観点から講演しました。また田中 彰吾 教授は、日本哲学の「間(Aida)」の概念を手がかりに、自己を関係性の中で捉える理論的枠組みを提示し、自己統合をめぐる理論的議論が展開されました。午後のセッションでは、記憶の現象学に関する研究や、ミラーニューロン研究に基づく自己と他者理解の神経基盤についての講演が行われました。特に Pier Francesco Ferrari 教授は、感覚運動システムの共有が自己と他者理解の基盤となる可能性について神経科学的観点から議論しました。 3日目 SATURDAY 7 SESSION 4 Self Integration as Self Restoration The Self-Portrait as an Interaction between the Narrative Self and the Embodied Self Gilles Rode Beyond Restoration: Temporal Self-Reconstruction and Motor Ecology After Stroke Shu Morioka Time Experience and Sense of Self in Schizophrenia: New Therapeutic Pathways? Anne Giersch Self-Integration: Narrative Identity, Core Commitments and Epistemic Agency Somogy Varga   SESSION 5 Self Integration as Environment Adaptation and Absorption Restoration of Embodiment: Insights from Brain-Computer Interface Research Junichi Ushiba Adaptation and the Dialogue Between Bodily- and Narrative-Selves Yves Rossetti, Yuanliang Zhu Embodying Tools and (Rubber) Hands: What Does That Mean? Alessandro Farnè Many Plausible Paths: Beyond Optimality in Complex Systems Atsushi Iriki   ▼ Gilles Rode 教授(Université Claude Bernard Lyon 1)   ▼ 森岡 周 教授(畿央大学)   ▼Yves Rossetti 教授(Lyon Neuroscience Research Center)   3日目の午前は「Self-Integration as Self Restoration」をテーマとしたセッションが開催されました。Gilles Rode 教授は神経心理学的症例における自己肖像画の分析を通して身体表象の障害と自己認識の関係を紹介しました。さらに、森岡 周 教授は脳卒中後の回復過程を時間的自己の再構成として捉える枠組みを提示し、Anne Giersch 研究主任は統合失調症における時間知覚と主体感の関係について講演しました。午後のセッションでは、身体と環境の相互作用に焦点を当てた研究が紹介されました。牛場 潤一 教授はブレイン・コンピュータ・インターフェース(BCI)研究の成果を報告し、Yves Rossetti 教授らは身体自己とナラティブ自己の相互作用について議論しました。またAlessandro Farnè 教授は道具使用に伴う身体表象の拡張について講演し、最後に入來 篤史 教授が複雑系における因果関係の新しい枠組みとしてPath-Integral Causality を提案しました。 総括 本ワークショップでは、ナラティブと身体性の関係を基盤とした「自己統合(self-integration)」というテーマのもと、哲学、認知神経科学、神経心理学、リハビリテーション科学など多様な分野の研究者による学際的な議論が行われました。特に、身体経験とナラティブの相互作用を通じて自己がどのように形成・変容するのかという問題について、理論的・実証的な観点から多くの新しい視点が提示されました。その中でも、リハビリテーション科学の観点から身体経験と自己の再構成を探究する研究は国際的にも高い関心を集め、畿央大学の研究グループによる取り組みは、本テーマの発展に重要な示唆を与えるものとなりました。今後は、国際的な概念や定義の作成に向けて研究を重ね、国際共著として出版する予定です。   これまでのミーティングを通して議論が重ねられてきましたが、本カンファレンスではナラティブとエンボディメントの関係を「ナラティブ・エンボディメント」として捉える概念的枠組みについて、研究者間で一定の共有が形成されたことが大きな成果の一つとなりました。 本カンファレンスは,NARRABODYプロジェクトを通じた日仏研究交流をさらに深化させるとともに、自己研究と神経リハビリテーション研究を結びつける学際的研究の発展に向けた重要な一歩となりました。   関連記事 JST CREST領域内研究交流報告 ― 内受容・予測的処理とNarrabody理論の接点 ― ~ ニューロリハビリテーション研究センター|KIO Smile Blog 森岡周教授らの共同研究が2023年度 CRESTに採択されました。  日仏国際共同研究CREST-ANR NARRABODY 1st Meetingが開催されました!~ニューロリハビリテーション研究センター 日仏国際共同研究CREST-ANR NARRABODY 2nd Meetingが開催されました!~ニューロリハビリテーション研究センター 日仏国際共同研究CREST-ANR NARRABODY 3rd Meetingが開催されました!~ニューロリハビリテーション研究センター フランス・リヨン神経科学研究センターのHugo ARDAILLON 氏が畿央大学を訪問されました!~ ニューロリハビリテーション研究センター CREST「マルチセンシング」研究領域の領域会議が開催されました!~ ニューロリハビリテーション研究センター