畿央大学の教育・研究・キャンパスライフをリアルタイム配信!

畿央大学の教育・研究・キャンパスライフをリアルタイム配信!

2021年8月30日(月)

畿央大学では、理学療法学科1回生、看護医療学科1回生、健康栄養学科臨床栄養コース2回生の学生が、入学後早期にチーム医療の実際にふれ、職種間の協働の重要性にについて学ぶ「チーム医療ふれあい実習」を行っています。昨年度に引き続き今年度も新型コロナウイルス感染症拡大の影響から、ほとんどの学生が臨床の場で実習を行うことが困難となりました。そのため、学内という限られた環境であっても学生にとって有意義な学びの機会となるよう、各教員が工夫を凝らしたプログラムを実施しました。

今回、看護実習室を模擬病棟と見立てて、病気を体験した方やそのご家族にご協力いただき「病を持つ人へのインタビュー」を実施しましたので、ご紹介します。

 

令和3年度「チーム医療ふれあい実習」レポート1-1-down

 

事前学習として闘病記を読み、病を持つ人とはどのような人なのか、そのような人を支える医療者のあり方についてグループワークを行います。病気を体験したことがない学生にとっては、このグループワークが病気を体験した方の想いを知る機会となります。

インタビュー当日は、このグループワークでの学びや疾患について学習した内容をもとに、各グループで質問内容を考え何度もインタビューの練習を行いました。また、学生自身がベッドメイキングをし、模擬病棟として看護実習室の環境を整えました。

インタビュー前は、かなり緊張した様子の学生たちでしたが、ご協力いただいた皆様方の温かい笑顔に緊張もほぐれた様子でした。積極的に質問するだけでなく、学習したコミュニケーション技術を活用することができた反面、フェイスシールドとマスクを着用してのコミュニケーションの難しさを実感した場面もありました。また、お子さんが小児科病棟で長期入院されていた方は、入院中のお子さんの記録、看護師さんからプレゼントされたカード、「勇気のビーズ(Beads of Courage®)」を見せてくださり、医療者に励まされた体験を語ってくださいました。

どのグループも設定していた時間では足りないほど、充実したインタビューを実施できました。

 

令和3年度「チーム医療ふれあい実習」レポート3-1

 

参加した学生からは、以下のような感想がありました。

 

今回病を持つ方々にお話を聞いて、医療従事者が実際に行っていることや、視点の違いについて学ぶことができました。また、コミュニケーション能力について改めて見直すきっかけになりました。どれだけ教科書の勉強をしていてもいざ行動に移すとなると難しく、実際に体験することで感じることや学ぶことが大きかったです。今後は話を聞いて考えたことを、考えて終わりではなく、自分が何をできるのかを常に考え、行動していきたいと思います。貴重な時間をありがとうございました。

池上 真由

 

病をもつ方に直接お話しを聞く機会は今回が初めてでした。病気に気づいた時の気持ちや病の経験についてお話を聞くことができ、とても良い経験になりました。また、医療者に求めることについても聞くことができ、自分たちがめざすべき医療者像をイメージすることができました。貴重な時間を割いていただきありがとうございました。

上垣 穂乃佳

 

初めて実際に病を持つ方とお話をする機会を用意してくださり、教科書で学習するだけではわからなかった、実際の医療現場のイメージそれぞれの患者さんが抱く思いを知ることができました。今回の実習で、立派な医療従事者になろうと改めて強く思い、頑張ろうと思うことができました。

梅澤 津柚乃

 

病を持つ方々から話を聞いて、自分たちが想像していたことよりももっと細かいところや、身近なところで辛さを感じていることがわかりました。私は病名を聞いた時には、その治療の際の副作用などが辛いと予想していました。しかし話を聞いて、治療の前段階や、外見での辛さなど、予想していなかった答えが返ってきました。このことから、私たちは患者さんとは違う視点で見ていることがわかりました。話を聞いて、今まで自分が見ていた視点とは違う視点から病を持つ方々の気持ちを知ることができました。そして、病を持つ方自身が前向きな気持ちでいることができるのは、身近な人の支えのおかげという話も聞かせていただきました。家族の次に患者さんの気持ちの近くにいるのは看護師であり、少しだけの会話であっても積み重ねていくと大きいものになっていくので、小さなことの積み重ねで患者さんに寄り添っていくことが大切であると思いました。今後医療従事者になるにあたって、今日お話していただいたことを生かして、患者さんから信頼してもらえるような看護師になります。

吉森 玖実

 

令和3年度「チーム医療ふれあい実習」レポート4-1

 

今回の実習は「学内でどれだけのことが学べるのだろうか」と、教員自身も不安を抱えながらのスタートとなりました。しかし、多くの皆様方にご協力をいただき、学生自身の「学びたい」という強い想いも相まって、実習開始時には想像もしなかったような学生の成長を見ることができました。一人ひとりの学生がしっかりと自分の役割を果たし、まさに「チーム医療」という姿を見せてもらいました。

今回の実習での学びを忘れずに、患者さんを尊重し、患者さん中心のチーム医療が提供できる医療者となってくれることを願っています。

 

理学療法学科 准教授 前岡浩

健康栄養学科 助教 柴田満

看護医療学科 講師 中西恵理

 

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平成28年度「チーム医療ふれあい実習」を終えて

2021年8月25日(水)

 

人間環境デザイン学科3回生対象「アパレル構成実習Ⅲ」では平面構成の学びとして浴衣の製作に取り組みました。非常勤講師の三宅恭子先生のご指導のもと、和裁の基礎知識から製作、保管方法や手入れの仕方まで学んでいます。

 

人間環境デザイン学科3回生対象、「アパレル構成実習Ⅲ」1-1

▲実習室で行う授業は、十分に間隔を保って実施しています。

 

衣服の構成方法には平面構成(和服)と立体構成(洋服)があります。平面構成の代表で、日本の民族衣装である着物について基礎知識を学び、あわせて製作を行うことで、より構成についての理解を深めることを目標としています。

 

先日、15回目の授業を終え、履修生全員が浴衣を完成させることができました。これまでアパレル構成実習Ⅰ・Ⅱで学んできた洋裁との製作工程の違いに開始早々戸惑いながらも、三宅先生のご指導のもと、一つ一つ丁寧に進めていきました。

 

人間環境デザイン学科3回生対象、「アパレル構成実習Ⅲ」2-1

 

和裁では、手縫いが中心になります。これまでに習ってきた手縫いの方法とは違ったものである為、学生たちは何度も先生に確認しながら進めていきます。途中、上手くいかず、縫ってはほどいての繰り返し…という日もありましたが、なぜ上手くいかなかったのか、どうすれば上手く出来るのか、この縫い方をする意味を考えながら解決することができました。

 

人間環境デザイン学科3回生対象、「アパレル構成実習Ⅲ」3-1

 

完成した浴衣は、学生自身が選んだ生地、それぞれ自分のサイズ、世界に一つしかない作品です。最後まで自分で作った物を大切にしてほしいという想いを込めて、最終授業日にはたたみ方、着付け、手入れの仕方も教わりました。

 

人間環境デザイン学科3回生対象、「アパレル構成実習Ⅲ」4-1

▲たたみ方の練習

 

人間環境デザイン学科3回生対象、「アパレル構成実習Ⅲ」5-1-down

▲着付けを教わっている様子

 

コロナ禍で夏祭りや花火大会などの開催が難しく、浴衣の出番が少ない状況ですが、早くこの浴衣を着て楽しめる日が来るように願っています。

 

人間環境デザイン学科3回生対象、「アパレル構成実習Ⅲ」7-1

 

人間環境デザイン学科 助手 小松智菜美

 

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2021年8月25日(水)

こんにちは。TASK(健康支援学生チーム)、理学療法学科3回生の吉田衣里です。令和3年8月14日(土)、15日(日)に行われたオープンキャンパスにて、学生さんや保護者さんを対象としたカラダチェックコーナーをTASKが担当しました。

TASKThink, Action, Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。

 

今回実施した測定内容は、体組成、足趾握力、骨密度、ヘモグロビンの4項目です。

 

▼骨密度測定の様子

IMG_8279

 

悪天候にも関わらず、多くの方がカラダチェックコーナーに足を運んでくださいました。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、換気、こまめなアルコール消毒の徹底、定員を減らしての開催となりましたが、その分来ていただいた方一人ひとりへの丁寧な対応を心がけ、またTASKスタッフ同士で連携することでスムーズな運営ができたという印象です。

 

測定結果のフィードバックも一人ひとり丁寧に行うように心がけ、一人でも多くの方に自身の健康状態に興味を持っていただけるような声掛けを行いました。実際、フィードバック終盤では「もう少し運動してみます!」「どのような筋トレをすればよいですか?」という声も聞かれ、来場者さんの積極的な姿勢を見ることができて嬉しかったです。

 

また、学科に関する相談や大学生活に関する疑問、受験に関する悩みに対しても時間の許す限り直接お話させていただきました。スタッフからは自身の受験期を思い出すことで、モチベーションが上がったとの声もあり、私たちにとっても非常に有意義な時間になりました。

 

新型コロナウイルス感染症の影響で実際に測定する機会はかなり減ってしまい、今回久しぶりに実施することができてとても嬉しかったです。感覚を取り戻すまではスタッフ全員が緊張しているような雰囲気でしたが、時間が経つにつれて来場者の方との心の距離も縮まっていったような気がしました。また今回の経験は、感染対策を徹底することで活動できるという自信にもつながりました。いろいろな制約があるご時世ですが、今後もこのような活動を積極的に実施していきたいと考えています。

 

▼計測の様子(体組成)

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.86~8月オープンキャンパス1-1

 

▼最後はお決まりのTASKの「T」ポーズ!

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.86~8月オープンキャンパス2-1

 

さて、このコロナ禍の現在、本来のTASKの活動(測定会や勉強会、新入生歓迎会など)が行えていない状況です。TASK存続のためにも、このような勉強会に参加していただきたいです。対面とオンラインの併用も考えていますので、在学生の参加お待ちしております! 

「TASKって何?」という方は、畿央大学のホームページからTASKの過去の取り組みを見てみてください!

「参加してみたい!」という方はOutlookのメールから検索ディレクトリを使用して、「task」と検索し、連絡してきてください。

参加申し込みだけでなく、質問もこちらのメールで受け付けています。気になったらいつでも連絡ください!

 

◆メールアドレス task@kio.ac.jp

◆Twitter @kio_TASK

 

理学療法学科3回生 吉田衣里

 

●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。

2021年8月24日(火)

人間環境デザイン学科の2回生配当科目『建築設計演習Ⅰ』の課題講評会が行われました。

この科目は、建築まちづくりコースとインテリアデザインコースの特別推奨科目です。

1回生配当科目の『建築図学』で学んだ基礎知識をもとに学生自らが考え設計し、図面や模型を制作します。

今年度も60名近く履修しており、2日間かけての講評会となりました。

 

例年は、履修生全員が集まり、それぞれ作品を見せ合うのですが、このような状況下のため、分散して登学してもらい、1時間に6名ずつの講評会となりました。

課題は「週末住宅」「戸建て住宅」の2課題です。

 

週末住宅は課題の縛りが少なく、学生の自由な発想で設計してもらいました。

地下を持つ建物や大きな橋に浮かんだ別荘、大きなテラスのある家など個性豊かな作品が並びました。

 

2回生「建築設計演習Ⅰ」講評会1-1-down

 

戸建て住宅は、プライバシー、日当たり、個室の確保、居心地の良さなど考えることも多く、なかなか計画がうまくいかなかった学生もいたようです。

それでも、具体的な家族像などを思い浮かべ、イラストにしてプレゼンテーションをした学生もいました。

 

2回生「建築設計演習Ⅰ」講評会3-1

 

初めての講評会で緊張している様子でしたが、それぞれ自分の作品に自信をもってプレゼンテーションをしてくれていました。

 

2回生「建築設計演習Ⅰ」講評会4-1-down

 

後期の『建築設計演習Ⅱ』では、幼稚園や店舗付き住宅などの課題に挑戦します。

これからどんな作品が生み出されていくのかとても楽しみです。

 

人間環境デザイン学科 助手 中井千織

 

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2021年8月18日(水)

理学療法士として東京五輪に参加した畿央大学卒業生に、それぞれの思いを語っていただきました。

第1弾は女子ソフトボールをサポートした安浦さんです!

 

安浦 優佳さん

理学療法学科2018年卒業/大学院健康科学研究科2021年修了

理学療法士(赤十字救急法救急員)

医療法人はぁとふる 運動器ケア しまだ病院 勤務

 

オリンピックレポート1-1

 

▶今は何を?

運動器ケア しまだ病院に入職し、現在臨床5年目です。外来に勤務しており、術後・保存の整形疾患のリハビリテーションを行っています。

普段は臨床を行いながら、畿央大学チアリーディング部TINKERS、阪南大学チアリーディング部GARNETSのメディカルサポートをし、その他にも、奈良高校野球予選大会、野球肘検診、奈良マラソンなどに参加させて頂いています。

 

▼TINKERSの公演 学生達・コーチと一緒に

 

オリンピックレポート2-1

 

▶なぜ、どうやって五輪に?

オリンピックのメディカルスタッフの募集がきた当時、私は臨床2年目でした。年数の浅い私は、理学療法協会からの【募集時に5年目以上であること】という要項には当てはまっておらず…しかし、スポーツに携わりたくて理学療法士をめざした私は、オリンピックへの参加を諦めることができませんでした。そんな時、職場の先輩から「ソフトボールのメディカルスタッフをしてみないか?」と声をかけてもらい、推薦していただけることになりました。そして、書類選考を通過して、オリンピックに携わるチャンスを得ることができました。

 

参加の目的としては、もちろん自身の理学療法士としてのスキルアップのために。また、世界レベルの大会への参加やトップアスリートのサポートを経験することで、現在サポートを行っている学生達や病院の患者様に少しでも還元したかったからです。

 

五輪に向けてのどんな準備を?

救急対応、英会話、テーピング等です。元々、赤十字の救急法救急員の資格を持っていたので、救急対応については進めやすかったですが、一番苦労したのは英会話でした。海外の選手を対応することが予想されるため、英語でのメディカル対応を何度も練習しました。英語の苦手な私は、英会話の有料アプリを始め、アメリカにいる友人に週1回リモートで英会話をしてもらい、病院のスタッフと現場を想定した英会話練習を行い…

何より、畿央大学のムース先生には沢山ご指導頂き、福本先生、唄先生、加納先生と一緒に症例を想定したデモンストレーション英会話練習を行いました。

本当に多くの方々に助けていただきながら準備を進めてきました。日本語では容易にできる評価が、英語になるとニュアンスが伝えづらく、言語という大きな壁はとても大きかったです。今後も続けて英会話練習は行っていきたいと思います。

 

五輪ではどこで何を?

横浜スタジアムで女子ソフトボールを対応させて頂きました。私は公式練習日の担当で、本番を目の前にした各国の選手が練習を行っている姿をフィールドのすぐ横に待機し、緊急事態にはすぐに動けるように選手のサポートを行っていました。その他にも導線の配置・物品の整理など、大会本番に向けた準備を進めていきました。あまり詳細には言えませんが、本当に勉強になることばかりで、有意義な時間を過ごすことができました。

 

▶五輪に参加してみて

見事に女子ソフトボール日本代表は金メダルを獲得しました!どの試合もどの場面でも、選手たちのプレーに心が奮い立たされ、試合が終わった時には涙が出ました。自分が関わった大会で歴史に残る結果が出た事は、本当に私の人生の誇りです。今後の理学療法士として大きな自信に繋がりました。

 

選手が持つ100%の力を、私達が関わる事で、120%にも200%にもしていきたい。

これが私がメディカルスタッフとしてスポーツ選手に関わる思いです。経験値はまだまだ浅いですが、強い思いを持って今後も選手達に関わっていきたいです!

 

▼運動器ケア しまだ病院からメディカルスタッフとしてサポートに参加した4人

 

オリンピックレポート3-1

 

【関連リンク】

東京五輪に参加する理学療法士4人に聞きました!#4~福本先生編

東京五輪に参加する理学療法士4人に聞きました!#3~楠元さん編

東京五輪に参加する理学療法士4人に聞きました!#2~唄さん編

東京五輪に参加する理学療法士4人に聞きました!#1~加納さん編

東京五輪に理学療法士として本学教員・卒業生4名が参加します。