畿央大学の教育・研究・キャンパスライフをリアルタイム配信!

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2021年8月16日(月)

令和3年7月28日(水)に「助産診断技術学Ⅱ」の科目で、健康科学部長で産婦人科医師である植田政嗣先生に、会陰縫合理論と縫合技術について教えていただきました。

 

助産学専攻科「助産診断技術学Ⅱ」1-1

 

講義では、会陰裂傷の原因や処置、会陰切開の適応、会陰縫合の実際についてスライドやビデオを用いて教えていただきました。ビデオでは、会陰切開・縫合を受けたお母さんの体験談もありました。会陰切開や会陰縫合は、お母さんと赤ちゃんの安全のために行われることがあります。しかし、お母さんにとっては、大きな痛みや怖さを伴うものであり、傷は治っても記憶として残り続けてしまうことがあると改めて学びました。実際に処置を行うのは医師ですが、助産師も処置の実際について理解しておくことでお母さんに寄り添うことができるのだと学びました。

 

助産学専攻科「助産診断技術学Ⅱ」2-1

 

演習では、実際に会陰縫合で使用する縫合糸と針を用いて、糸結びの方法を教えていただきました。はじめは見様見真似でしたが、分からないところは植田先生が丁寧に教えてくださり、学生同士でも協力しあいながら演習に取り組みました。また、会陰縫合で使用する持針器の扱い方についても学び、糸の結び方を習得することができました。

そして、最後に一人ずつ会陰裂傷モデルで会陰縫合の練習をしました。

 

助産学専攻科「助産診断技術学Ⅱ」3-1-down

 

今回の講義や演習を通して、会陰裂傷や会陰切開、会陰縫合の負担の大きさを改めて感じました。

会陰裂傷を起こしてしまうと、会陰切開時に比べて縫合に時間がかかり、お母さんにとってより大きな負担となってしまいます。そのため、助産師には、できるだけ会陰裂傷を起こさないように努める役割があると実感し、責任の重さを学ぶことができました。

 

助産学専攻科「助産診断技術学Ⅱ」5-1

 

助産学専攻科 中田萌香 山下華奈

 

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2021年8月16日(月)

令和3年7月15日(木)、数多くの分娩介助を経験されておられる助産師の江口美智子先生から「分娩介助の応用」について演習を通して教えて頂きました。

 

「会陰保護技術と肩甲難産の分娩介助方法」~助産1-1

 

まず、会陰保護技術について教えて頂きました。会陰保護技術とは、分娩時に赤ちゃんの頭や体が会陰(外陰部から肛門の間)を通過する際に会陰の損傷を防ぐ目的で行われるものです。今回は熟練の助産師さんの会陰保護技術における“ワザ”を教えて頂き、演習を行いました。最初は、左右の手の力加減が難しく苦戦しましたが、練習する度に徐々に出来てきました。また、分娩台の高さを調整することも大切であることを学びました。

 

次に、陣痛の痛みでパニックになる産婦さんや呼吸法が上手くできない産婦さんへの対応について学びました。演習ではパニックになっている産婦さんに対してどの様な声かけをすれば良いのか戸惑いました。産婦さんに力が入り過ぎてしまうと、赤ちゃんが急速に娩出されて危険であり、また会陰裂傷の原因となってしまいます。手技だけでなく産婦さんへの声かけも意識することの重要性を学びました。

また、分娩中にパニックを起こさないよう妊娠中から呼吸法などを練習し、陣痛や出産に対する母親の不安を軽減させていくことが必要であると学びました。

 

最後に、肩甲難産における対処法について教えていただきました。肩甲難産は、赤ちゃんの頭が娩出された後、肩が出るのが困難な状態のことで、母子の命に関わる危険性もあります。今回はこの肩甲難産への対処法であるHELPERR(ヘルパーアール)について教えて頂きました。赤ちゃんやお母さんの危機が迫る中での人員確保や次々に方法を変えて実施・評価することの難しさを実感しました。

 

「会陰保護技術と肩甲難産の分娩介助方法」~助産2-1

 

今回の講義を通して、手技はもちろんのこと、声かけなど産婦さんに寄り添うことの大切さを学びました。現在はコロナ禍で母親学級、両親学級など出産前の準備ができず、分娩中にパニックになってしまう産婦さんもおられると聞きました。産婦さんたちが落ち着いて分娩にのぞめるよう、妊娠中から母親に寄り添い、分娩中も声かけなどを意識して取り組むことを大切にしていきたいです。

 

ご指導いただきました江口先生、木内先生、安栖先生、ありがとうございました。

 

「会陰保護技術と肩甲難産の分娩介助方法」~助産3-1

※撮影時のみマスクを外しています。

 

助産学専攻科 木村優見 鶴岡理紗

 

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2021年8月11日(水)

「終末期ケア論」は、看護医療学科3回生前期の必修科目として開講しています。この授業では、がんで大切な家族を失った遺族の体験を聴く、がん終末期の対象の療養場所やそれぞれの場でのサポートを考えるなど、看護実践の場で終末期ケアを行う医療人として学びを深めることを目指した授業構成をしています。

その一つに、病院インターンシップ実習をホスピス・緩和ケア病棟で経験した4回生から、3回生に学びの紹介を行うという授業があります。

今回は、授業の様子を4年生の学生がレポートします。

 

4回生は、6月に2週間の病院インターンシップ実習を経験しています。今回は、COVID-19の影響を受けて、国保中央病院飛鳥で実習予定であった3名は、オンライン中心の実習となりましたが、終末期がんの患者さんとその家族、または遺族のケアについて事例を用いた場面設定を行い、ロールプレイやディスカッションを通して多くの学びを得ました。

 

看護医療学科 終末期ケア論1-1

 

■国保中央病院緩和ケアホーム飛鳥実習生から3回生へ 

国保中央病院緩和ケアホーム飛鳥でリモート実習をさせていただいたグループでは、「死のシミュレーション体験」を実施しました。「死のシミュレーション体験」とは、自分の大切なものを事前に14個抽出しておきます。今回は、喉にしこりがあることに気づいた時から受診、治療を行い、死を迎えるまでのストーリーを聴き、大切な局面で大切なものを一つずつ手放しながら、自身の最期を迎える疑似体験をしました。

 

看護医療学科 終末期ケア論2-1

▲大切なものを一つずつ悩みながら手放す様子

 

「死のシミュレーション体験」は、私たちが実習中に、国保中央病院緩和ケアホーム飛鳥の立ち上げ時から、数年間ホスピスで勤務をされた山崎優美代看護師(現:医療法人拓誠会 辻村病院医療介護統括室)からの講義を受けた際に経験させてもらったものです。

自分たちが、この経験で終末期患者さんのつらさに少しは近づくことができたと実感したため、この授業で3回生に紹介しました。3回生が少しでもリアルに体験してくれるよう、ストーリーも自分たちで工夫をして創り上げました。

 

看護医療学科 終末期ケア論3-1

 

実施後のグループ討議では、それぞれの3回生の学生がそれぞれの価値観に基づいて、喪失するものを選んだことを話し合ってくれました。このことから、患者さんにもそれぞれの価値観があるということが学べたと思います。また、たくさんの喪失体験をされる終末期の患者さんの大切なものを1つでも多く守ることができるように関わることも看護師としての重要な役割です。

短い時間ではありましたが、3回生の学生の心に何か一つでも学びや気づきがあり、それらを後期から始まる領域別実習に活かしてほしいと思います。また、看護の道をめざす人にとって、少しでも「看護師の在り方」「生と死」について考えるきっかけになれば嬉しいです。

 

看護医療学科 終末期ケア論4-1

▲死のシミュレーション体験後に自分たちの思いを語り合う3回生

 

看護医療学科4回生 小柳明梨・山内蒼生・李美憂

 

■市立東大阪医療センター緩和ケア病棟実習生から3回生へ 

市立東大阪医療センターの緩和ケアで実習させて頂いたグループでは、一般病棟とは少し違った緩和ケア病棟の構造や特徴、実際に働く師長さんや、リーダー看護師の役割、コロナ禍の緩和ケア病棟、実習を受けての自分たちの看護観などについてお話させて頂きました。

 

看護医療学科 終末期ケア論5-1-down

 

常に患者さんの目標や思いを第1に考えている緩和ケア病棟で、人に寄り添うということの本質を学ばせて頂きました。またコロナウィルスによって患者さんは面会の制限や、季節のイベントの中止などの影響を受けています。このような状況の中で緩和ケア病棟の看護師さんは患者さんへの温かみのある関わりを常に考えられていました。これから領域別実習に臨まれる3回生の皆さんに、私たちが感じた診療の補助や療養の世話だけではない、患者さんに寄り添うという看護師の大切な役割を少しでも伝えることが出来ていれば嬉しいです。私たちも、3回生の皆さんの前でお話することで、これまでの学びをより深めることが出来ました。今後も自身の看護観について深く考えていきたいと思います。

 

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▲ディスカッションする3回生の学生に質問を投げかける様子

 

 看護医療学科4回生 井藤舞咲・田渕結夏・外園舞

 

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2021年8月10日(火)

こんにちは、マミポコ・キッズです!

私たち「マミポコ・キッズ」は、畿央大学に地域の子どもたちを招待して、様々な遊びを行ってきました。しかし、現在は新型コロナウイルスの影響により、対面での活動が難しい状況にあります。そこで、前回に引き続き子どもたちが何か楽しめることを遠隔で提供できないかと考え、子どもたちが1人あるいはお家の方と楽しめる遊び第3弾の動画配信を企画・制作しました。

 

今回の動画では、ストローを使った「ストロートンボ」を紹介しています。ストローや牛乳パックなど、家にあるもので簡単に作ることができます。飛ばし方のコツも詳しく説明しているので、ぜひ動画をご覧になってください!

 

<準備・撮影の様子> ※感染対策を徹底したうえで、練習や準備作業をしています。

「マミポコ・キッズ」前期 第3回活動報告1-1-down

 

どんな動画に仕上がっているか、ぜひご覧ください!

 

 

次の配信に向けて楽しい動画を企画中ですので、お楽しみに!

子どもたちのたくさんの笑顔があふれる活動をめざして頑張ります!

今後とも、マミポコ・キッズをよろしくお願い致します。

 

「マミポコ・キッズ」前期 第3回活動報告5-1

 

現代教育学科3回生

  御崎夢乃(ゆめ)

森美月 (みー)

 

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2021年8月6日(金)

2020東京オリンピック・パラリンピックの理学療法サービス部門で「TOKYO2020MEDスタッフ」として奈良県から参加する4名はすべて本学理学療法学科の教員・卒業生・修了生で、選手村や競技場の救護室に配置されてアスリート支援を行っています。東京に出発する前に福本准教授に東京五輪への想いや意気込みを語っていただきました!

 

福本 貴彦先生

畿央大学理学療法学科/健康科学研究科 准教授

理学療法士(運動器専門理学療法士)

オリンピック・パラリンピック:選手村総合診療所(伊豆分村、河口湖分村)

 

▼福本准教授(右から2番目)

 

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<福本准教授の社会活動>

奈良県理学療法士協会 スポーツメディカルサポート委員会 委員長

奈良県理学療法士協会 学校保健・特別支援担当委員会 委員長

奈良県教育委員会学校保健課題解決ワーキング会議構成員 講師

ー学校における運動器検診について実施要領などを選定

奈良県教育委員会運動部活動指導の工夫・改善支援事業 コンディショニング担当

ー依頼のあった学校の運動部でコンディショニング指導

ー自治体教育委員会からの依頼でスポーツテスト

斑鳩町教育委員会(中学生)

田原本町教育委員会(小学生・幼稚園児)

宇陀市教育委員会(幼稚園児)

三宅町教育委員会(幼稚園児)

NPO奈良スポーツ育成選手を守る会 理事

ー奈良県下のスポーツ検診を実施

<メディカルサポート>

全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園大会)

センバツ高等学校野球大会(春の甲子園大会)

奈良県高等学校野球連盟主催大会(春季・秋季近畿大会予選、夏大会予選)

奈良マラソン

鳥人間コンテスト(京都大学ShootingStars)パイロット指導

セレッソ大阪、ギラヴァンツ北九州、奈良クラブ、ポルベニル飛鳥、バンビシャス奈良などのサポートなど

 

メディカル_WTB7520

 

▶(五輪前に)今思うことは?

本番を前にして、とにかく「感謝」の気持ちであふれています。

 

【感謝1】教育学部のムース先生へ

救命措置を含む応急処置、コンディショニング、テーピングなどの治療技術も多くの研修を受けてきましたが、やはり重要となるのは英会話でした。

組織委員会が準備してくれた英語教材を教育学部のムース先生に確認いただいたところ、ネイティブの表現と違うところを指摘していただきました。英語教材を作成したのが理学療法士なので、どうしても専門用語が入ってしまっているようです。私たちが臨床する際に、カルテ情報と患者様へ伝える言葉は変えて、患者様へはなるべく医学用語を使わず、伝わりやすいように話をするよう心がけています。これが英語となると大変です。

そこで、

〇組織委員会が用意してくれた教材

〇私どもが事前研修で得た情報をもとに作成した仮想台本(臨床編)(事務手続き編)

トータルA4で20枚ほどの資料について、英訳→音声ファイル化をムース先生にしていただきました。

また、台本を元に実技を交えた英会話レッスンを90分×4コマ+α実施していただきました。

ムース先生にお力添えいただいたことを十分に発揮できるようしっかりと復習をして大会に臨んで行こうと思います。

 

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感謝2:大学教職員の皆さんへ

つい先日、人権教育のパンフレットを学生に配布するとともに、少しだけ学生に話をさせていただきました。コロナ差別に対し、法務省が動き始めるなど新型コロナウイルス感染症やワクチンに関する誤解や偏見に基づく不当な差別が社会問題となっています。

TOKYO2020組織委員会もボランティア向けコピーで『東京をブルーに染めましょう!』というのがありました。スタッフユニフォームがブルーなので、家を出るときからユニフォームを来て会場入りしてください!と義務付けられていました。しかし、大会スタッフがユニフォームを着ていることであらぬ差別を受けているということが起こり、結局は会場まで私服で移動し、会場内でユニフォームに着替えることになりました。

このような状況のなか、大学内で多くの教職員の方から温かいお声掛けをいただきます。『頑張って』『大変だけど負けるな』『まず自分自身の体調に気を付けて』などなどなど…本当にありがとうございます。学内では誤解や偏見に基づく不当な差別はみじんも感じません。素晴らしい畿央スピリッツだと思います!

 

▼理学療法学科教員陣

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【感謝3】勤務調整について

今大会は1年延期からの緊急事態宣言下での実施など、組織委員会もバタバタした中での準備でした。実際、私たちのシフト決定や入管証明の発行などは選手村開村後も行われているようです。そのような状況下で、学科長をはじめ学科内教職員、総務部の方など、シフト決定が遅れていることに関し、ご配慮いただいています。急に『来週から3週間東京に行ってきます!』なんて、普通に考えるとおかしいですよね…『いつから行くの?』『まだ組織委員会から確定シフト届いてないんです』という会話を多くの方としてきました。

現在はオリンピック期間のシフトは確定しました。パラリンピック期間はざっくり確定し、追加シフトの確定を待っている状況です。

(このブログを書いている)選手村開村から6日、開会式を4日後に控えた7月19日現在、まだシフト確定していないという状況であることをお認めいただき、温かく送り出していただける環境に感謝申し上げます!

 

東京での経験は、10月13日(水)に開催される理学療法特別講演会「2020東京五輪の活動報告」(在学生・卒業生対象)でお伝えします。

アスリート支援に興味がある畿央大学の皆さん、気軽にご参加ください!

 

 

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