2025.05.30
認知症マフづくり&交流会を開催しました!~ 看護医療学科「認知症ケア論」
この度、看護医療学科の室谷准教授が、日本認知症ケア学会2025年度地域活動支援事業に応募し採択され、看護医療学科の学生有志と認知症ケア論履修者に対する認知症教育活動の充実を目的とする活動に取り組むことになりました。
第1回目(5月20日)の活動として、認知症の人にやさしい「認知症マフ」(認知症の人たちの不安や不快感を軽減し、心身の緊張を解きほぐすために、カラフルなニット素材等にさまざまな飾りを縫い付けた筒状の小物)づくりと交流会を開催し、認知症ケア論の履修者12名と地域関係機関職員様、入居施設の利用者様、ボランティア様13名、教員3名の計28名が楽しく集いました。
緊張して始まった交流会でしたが、自己紹介で呼んでもらいたい名前を紹介していくと、いつの間にかみんなが和んでいきました。色鮮やかな好きな毛糸を手にとり、編み物が得意な住民の方や学生から真剣に編み方を教えて頂く姿が見られました。編針を持つと手が覚えていると編み物を始める高齢者の方もいらっしゃって、気が付けば皆さんが夢中になっていました。
地域の専門職の方からは、高齢者の方が得意なことを教えたり、披露したりすることや、大学生と交流しながらできるのがいい機会になるとお声を頂きました。
この交流会を通して感じたことは、地域のご高齢の方々は、得意なことがたくさんあるはずです。しかし、実際に披露をしたり、教えたりする機会が少ないのではと感じました。また、学生は地域の方や専門職の方とひとつのものを作りあげるという場面で、自然に交流ができる貴重な機会になったと感じました。
今回は、認知症マフを完成までは至りませんでした。しかし、誰かのために何かができるきっかけづくりになったと思います。この講義を受講する学生たちは、地域で行っている認知症カフェやイベントに参加するきっかけもできました。学生は専門職の方がどのような活動をしているかを知る機会になり、また地域の方々にとっては大学生を身近に感じて頂く機会になったのではと思います。学生の力は無限大で面白いと実感できる交流会でした。これからも色々なことに挑戦していく皆さんの姿を見ていけるのが、とても楽しみです。いつかこの認知症マフを高齢者施設や病院にお届けできればいいなと考えております。
ご協力頂きました皆さん、本当にありがとうございました。
看護医療学科 助教 伊藤 千春
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