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教育学研究科

教育実践学専攻

[修士課程]

教育実践力を高めて、
課題解決を図る。

時代の変化と共に教育現場では様々な問題が起こり、教師にはより優れた実践力が求められるようになっています。現職教員や教育学系の学部卒業生を対象とし、入学時に希望した指導教員と共に現代教育の諸課題に理論的かつ科学的に取り組み、その解決策をさぐります。夕方からの授業、インターネットを使った遠隔授業で働きながら学べるのが特色です。研究指導教員には教育学、教育行政、道徳教育、教育情報化、特別支援教育などの専門家をラインアップ。専門科目として教育実践学特論ⅠⅡⅢ、発達支援教育特論、臨床・教育相談特論をおき、教育への理解を深めます。​

Point1

専修免許状(小学校・幼稚園・養護教諭)が取得可能

大学院入学時に一種免許状を取得されている方は、所定科目の単位を取得し大学院修士課程を修了することで専修免許状を取得できます。

 

※1 専修免許状取得には当該校種の一種免許状を取得し、大学院授業科目のうち指定された科目より12科目24単位以上を修得することが必要です。
※2一種免許状取得には、学部の科目等履修により小学校教諭67単位、幼稚園教諭59単位、養護教諭64単位が必要ですが、既に取得されている資格・単位によっては軽減されます。授業は昼間に前期・後期各15回が行われ、また教育実習や介護等体験(小学校教諭のみ)も必要となります。

教員免許状を取得していない方も、最短3年で専修免許状が取得できます

現在教員免許状を取得していない方は、大学院の「長期履修制度」と学部の授業を「科目等履修制度」で単位取得することで当該校種の一種免許状を取得でき、加えて大学院で所定科目を履修することで専修免許状が取得できます(最短3年)。
長期履修制度利用による大学院の学費総額には変わりはありませんが、科目等履修については有料です。大学院で教員免許状を取得し教員をめざす方の採用試験対策については、畿央大学教採・公務員対策室が全面的にバックアップします。

Point2

社会人に優しい時間割・研究環境

働きながら学びたいという方の希望に応えるため、授業は平日夜間(18:00 ~)と土曜日の他、夏季や春季に集中授業を行う時間割を設定しています。また、研究施設・設備は休日も含めて23時まで(一部は終日)利用できます。図書館は20時までですが、電子ジャーナルの閲覧等は学内のPCからいつでも利用することができます。実際に大学院の入学者の9割以上が働きながら学んでいます。

 

Point3

働きながら学べるライブ授業
自宅受講で単位取得が可能

ほとんどの講義はインターネットを利用して実際の講義と同じ時間帯に自宅や職場で受講することができます。先生の声や動作、教材、板書などがリアルタイムに送信されるので教室と同じ条件で受講することが可能です。さらに授業を収録したオンデマンド教材が用意されるのでいつでも復習ができるのはもちろん、欠席者も都合がつく時間に学修することができます。また、Skypeを使って個別指導やグループディスカッション、発表など、遠隔の学生に対してもきめ細かな指導を行い、社会人学生の学びを保証しています。ライブ授業に対応しない「実践演習」や研究指導については担当教員と学生の打合せの上、スケジュールを決定します。

 

Point4

2年間の学費で最大4年の長期履修制度

修士課程では長期履修制度を利用して、2年間の学費で履修年限を最大2年間延長することができます。仕事や家庭の都合で2年間での修了が難しい場合、また新たに教員免許状取得を希望する場合は長期履修制度を利用することができます。3年間あるいは4年間かかっても、学費総額は変わらず年数に応じて分割して支払っていただくことになります。入学後の計画変更も可能です。

Point5

院生実習費・特別奨学金制度

本研究科では院生一人当たり修士課程は年間10~20万円、博士後期課程は年間20万円の院生実習費を担当教員の指導の下に研究活動に使用することができます。また、奨学金制度は成績優秀な学生を応援するために設けられており、年間30~37.5万円が給付されます。

Point6

教育訓練給付金指定講座

本研究科は教育訓練給付金指定講座です。これは働く社会人の能力開発を目的とした雇用保険からの給付制度で、指定講座を修了し、申請を行なった方に対して10万円を上限として支給されるものです。詳しくは学生支援センターまでお問い合わせ下さい。

カリキュラム

修了要件および履修方法

専門基礎科目から14単位以上、専門科目から8単位以上、演習及び特別研究から8単位以上を修得し、加えて教育学研究科が行う修士論文の審査及び最終試験に合格することによって学位を取得することができます。

院生の声

道徳教育の専門性を高める研究と、教育者としての学び

小学校教員になって7年目にして、教育の専門性をもっと高めたいと大学院に進学。「発達障がいと道徳科」をテーマに研究しています。道徳科の魅力は、小学校一年生も親切や友情などの道徳的価値について議論できること。ただ、発達障害のある子どもにとっては苦手な分野です。そこで、視覚化・焦点化・共有化という技法を応用して実践。道徳授業に楽しみながら参加し心の成長につながる研究をしています。大学院では、道徳教育以外にも幅広い専門科目を学べるため視野が広がるほか、学びを現場ですぐに実践できることも大きなメリットです。ライブ授業やオンデマンド教材の活用で、忙しい教職との両立も可能です。今後もゼミ仲間と刺激し合いながら学びと研究を進め、子どもたちのよりよい成長につなげたいです。

畿央大学教育学研究科修士課程在籍 畿央大学教育学部現代教育学科卒業
大阪府公立小学校教諭

白井 康義 さん